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3行アメリカ Sports

帰国後も引き続き ターヒールズ関連のニュースなど



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更新できず 6.3.2013

2012-13のシーズンは終了しましたが、結局スポ欄は更新できずじまいでした。
25勝11敗(ACC 12勝6敗)ACC3位、ACCトーナメント準優勝、NCAAトーナメント2回戦敗退 (ひ)


Tar Heels、無念 3.19.2012

って、まだ負けてないのですが…。
 ことの成り行きはこうです。まず、ACCトーナメントの初戦で、開始早々 主力FWのヘンソン選手が足首を負傷してしまいました。飛車落ちか角落ちのような状況でACCトーナメントは決勝まで勝ち上がったものの、決勝では準決でデュークを破って勢いに乗った FSU に僅差で敗れてしまいました。まあ、ACCトーナメントは毎年こんな具合で、今年はまだ上手く行った方です。
 それでも NCAAトーナメントでは第1シードされ、回復しつつあったヘンソン選手は温存して初戦を難なく勝ちました。2回戦の相手は侮れない Creighton だったので、満を持してヘンソン選手が復帰。早速13得点10リバウンドの活躍、このあたりまでは全く予定通りでした。
 と・こ・ろ・が、この2回戦の後半に事件が起きます。相手選手に突き飛ばされたPGのマーシャル選手が、フロアに手をついた弾みで右手首を骨折してしまいました。Chapel Hill に戻って手術したそうで、当然試合に出るのはムリ。これは飛車角落ちどころの話ではなく、PGはチームの心臓・かつ控え選手もいないので、マーシャル選手がいなければ王落ちのようなものです。これでハードなトーナメントを勝ち上がれるはずがありません。次のオハイオ戦は何とかなるかもしれませんが、その次(おそらくカンザス)は絶対ムリです。
 というわけで最後は残念な結末でしたが、今年も楽しいシーズンでした。iTunes Store でダウンロードしたデューク戦でも見て(まだ見ていない)、余韻にひたろうと思います。そういえばデュークは初戦で格下に負けました。みんなありがとう! というわけでまた来年会いましょう。(ひ)

追記(3.29.2012)
オハイオ戦はOTの末勝ち上がったものの、カンザス戦では善戦及ばず終了間際に力尽きて、残念な結果となりました。マーシャル選手の代役は、海山コンビの海ことホワイト選手(奨学金選手ではなく walk on です)。自身はほとんどシュートをすることなくがんばりました。で、ヘンソン選手、バーンズ選手、マーシャル選手が NBAドラフトにエントリー。卒業のタイラーZ選手と合わせて、ほぼスタメン総入れ替えになりそうです。
新入生の方は、PG Marcus Paige 選手、SF J.P. Tokoto 選手、PF Brice Johnson 選手、C Joel James 選手。4名とも1年でNBA入りが予想されるほど Top prospect ではないけれどそこそこ評価の高い選手たちで、ポジションもバランスがいいので1年目から全員がスタメン入りを狙えるでしょう。(ひ)は名前がかわいい トコトコ選手(そう見える)をプッシュ。
ちなみにファイナル4では、ケンタッキー vs ルイビル の対戦となり盛り上がっています。さらに追記: で、結局ケンタッキーが優勝。


UNC 88-70 Duke 3.4.2012

勝った! 結局ライブでは見れなかったけど、注目の最終戦は キャメロンでのアウェイ戦ながら 前半終了の時点でほぼ勝負あり(48-24)だったようです。MVP は 20得点・10アシストのマーシャル選手。解説ではシーズンMVPもマーシャル選手で決まりみたいなことを言っていて、かなり評価が高いようです。
というわけで2年連続で ACCのタイトルを獲りました! これで NCAAトーナメントでの1位シードの可能性があります(ケンタッキー、シラキュースは当確、UNC、Duke、カンザス、ミズーリあたりが当落線上)。シーズン開幕前は優勝が期待されていましたが、現実的にはファイナル4入りを目標にするくらいが妥当なところでしょう。ガード陣もフォワード陣も控えが1枚ずつしかいないので、ファウルトラブルが一番のネックだと思います。
というわけで、次のACCトーナメントは去年購入した iPad/iPhone app でライブ観戦が可です。試合開始が日本時間の午前4時とかなので、たぶん寝てしまうでしょうが。(ひ)


いつの間にか March Madness 3.1.2012

aircraft career game 日本全国3人くらいのターヒールズファンの皆様、お久しぶりでございます。我らが UNCターヒールズの今シーズンも、いつの間にか大詰めになってきました。そして今年もまたカロライナでは盛り上がっていることだと思います。
というわけで、今年も今季の流れをめっちゃ簡単におさらいしておきましょう。

・全米ランキング1位でシーズンイン。スタメンはタイラーZ選手、ヘンソン選手、バーンズ選手、ストリックランド選手、マーシャル選手の5人。
・夏にカロライナ・ブルワリーで隣の若者に聞いた噂は本当で、マクドナルド選手は膝を手術してシーズン絶望。
・MSUとの開幕戦は、なんと海軍の空母の上に特設された屋外コートでの一戦でした(史上初)(ユニフォームも迷彩柄の特別仕様)
・シーズン序盤で UNLV にまさかの敗戦を喫し、ランク1位から転落。
・代わりに1位となったケンタッキーとの対戦は、大接戦の末 72-73 で惜敗。
・その後調子を取り戻して9連勝。
・ACC 3戦目、FSU にまさかの大敗(57-90)。記憶にある限り、ラシャド選手たちが1年目のメリーランド戦(50-90)(この年はメリーランドがNCAAを制覇)以来の大負けだと思います。
・次の Virginia Tech 戦でストリックランド選手が膝を負傷。マクドナルド選手と同じくハムストリングを手術して今季絶望。このあたりが調子の底でした。
・代役のスタメンは2年目のバロック選手。スタメン+1年生2人の7メン・ローテーションとなり薄い選手層がちょっと心配だけど、チームは調子を取り戻して5連勝。
・ホームでのデューク戦は息詰まる大接戦。しかし Rivers選手にブザービーターの3ポイントを決められてまさかの逆転負け(84-85)。さすがのロイ様も「This one hurts…」としょんぼりだったようです。
・その後6連勝で、最終のデューク戦を前に ACC 13勝2敗はデュークと同率首位。

というわけで、まるで
去年のビデオテープでも見ているかのように、3月3日 キャメロンでの最終戦がACCタイトル決戦の舞台となりました。もしかしたら iPad or iPhone のACCアプリケーションで見れるのかなあ?。ちょっと試してみようかと思います。(ひ)
追記・iTunes Store の ESPN instant classics で、ホームでのデューク戦をダウンロードできます・もちろん即購入・負け試合だけど・解説はディッキー♡・


小ネタ2つ 7.12.2011

ノースカロライナを再訪し、スミスセンター横に新しくできた Tar Heels Museum にも行ってきて満足度120%の(ひ)です。
本日は小ネタを2つほど。
・ディッキー・コート
デトロイト大学がホームコートの名前を改めて、なんと「Dick Vitale Court at Calihan Hall」と名付けたそうです。このデトロイト大学で、ディッキーはかつてコーチと Athletic Director を務めていたそうです(知らんかったぞ)。初戦はディッキーの出身校である St John's との試合が組まれているとか。ディッキーの喜んでいる顔が目に浮かびます。
・え?!あの男ドアティが??
(ひ)が情報源にしている Rivals.com に、「Former TCU coach Dougherty dead at 50」という見出しがありました。確か
男ドアティ はテキサスの大学でコーチをしていたはず、年の頃も近いし、(プレス発表した)カンザスでも昔コーチしてたし、、、と一瞬背筋が凍りましたが、記事を読むと別の人のようでした。そして男ドアティがコーチをしているのはテキサスのSMUだったということを思い出しました。それにしても男ドアティは、今頃元気にしているのでしょうか?

追加情報・カロライナ・ターヒールズの貴重なガード&アウトサイドシューターのレスリー・マクドナルド選手が、膝を故障して(ハムストリング)もしかしたら来シーズン丸々プレーできないかもしれないそうです。カロライナ・ブルワリーで飲んでいた隣のグループの若者が話していました。事実なら大ショック!!(ひ)


Tar Heels 2011 Post season など 4.13.2011

昨シーズンの絶不調から見事立ち直り、14勝2敗で ACC のシーズン・タイトルを奪取した我らがターヒールズ。これだけでも十分な戦績なのですが、せっかくなのでトーナメントの記録も残しておきましょう。

<ACC トーナメント>
 2nd Round 3/11 ○ 61-59 Miami (FL)
 SemiFinal 3/12 ○ 92-87 Clemson
 Final 3/13 ● 58-75 Duke
実はこの ACC トーナメントを Live streaming で見るために、400円で iPhone アプリケーションを購入してしまいました。が、実のところ、試合開始が日本時間の午前2時とか午前4時とかだったので、がんばって起きていたはいいけど試合開始5分後には熟睡、のような状況でした。まあ、来年も使えるでしょう。レギュラーシーズンの試合もこのアプリケーションで見れるといいなあ。内容の方は、決勝でデュークに乾杯、じゃなくて完敗。

<NCAA トーナメント>
 1st Round 3/18 ○ 102-87 Long Island
 2nd Round 3/20 ○ 86-83 Washington
 Sweet 16 3/25 ○ 81-63 Marquette
 Elite 8 3/27 ● 69-76 Kentucky
こちらの方は数年前から無料で全試合ストリーミングされています。今年は少しシステムが変わったようで、解像度が低かったり終わった試合は見れなかったりと、少々改悪な部分もありました。一方で、無料の iPad アプリケーションがリリースされていたので、試合を iPad で見ることができたのは非常に良かったです。iPad って、こういう用途には最適なデバイスだと思います。
で、我らがターヒールズは東地区第2シードでの出場でしたが、期待以上に勝ち上がって Final 4 まであと一歩のところまで行きました。ケンタッキーも今季は一度勝っていた相手なので、Henson 選手のファウルトラブルがなかったら勝てていたかもしれません。そんな惜しい試合でしたが、結局はずっと懸念だった選手層の薄さが敗因となってしまったようです。

というわけで、とても簡単に今季のターヒールズを振り返ってみると、とにかく選手層が薄くなってしまったことが弱点でした。ウェア兄弟の転校に始まって、グレイブス選手の離脱、ドリューJr選手の離脱、そしてバロック選手の負傷。結局シーズン後半からトーナメントにかけてはスタメン5人+マクドナルド選手・Knox選手の 6.5人ローテーションで戦う状況になってしまいました。これは正直、厳しかったです。中でも、ガード陣(特にPG)のコマ不足が否めず、こればかりは来年以降もしばらく尾を引きそうな課題です。
逆に言えば、このような状態でベスト8まで勝ち進んだので、本当にポテンシャルのあったチームだったと言えるでしょう。タイラーZ選手と Henson 選手は残留を表明しているので、来季はより経験値の高いチームになりそうです。ちなみに、バーンズ選手はまだ正式には態度を表明していませんが、高確率でプロに出て行きそうな気配です。同じポジションには、おそらくまた1年でプロ行きになる McAdoo 選手が入学予定です。

こんな感じで、タレント選手が短期間に入れ替わるような最近の大学バスケですが、そんな流れに強烈な風穴を開ける快挙が今年起こりました。なんと Butler、VCU という下位シードのチームがファイナル4に進出したのです。特に Butler は2年連続の決勝進出で、したがって決してまぐれではないと断言できます。いずれのチームも、良いコーチの指導の下で、大学バスケらしいチームプレイ(特にディフェンス)を武器にトーナメントを勝ち進みました。タレント選手をかき集めてインスタントにチームを構成する近年の大学バスケに対する、強烈なアンチテーゼになったと思います。我らがターヒールズも、どちらかといえばこのインスタントな方に分類されるパワーハウスですが、優勝しているときには必ず主力の経験値が高くなっています。

というわけで、来季がまた楽しみになりました。
新入生は、スーパールーキーの James McAdoo 選手(6-8 PF)、シューターの P.J. Hairston 選手(6-4 SF)、NC枠で Jackson Simmons 選手(6-7 PF)と Stilman White 選手(6-1 PG)の4人が入学予定です。特に McAdoo 選手と PJ選手は主力候補で、1年目からスタメン入りも含めて出場機会は多いと思われます。その一方(ひ)は、スモーキーマウンテン高校出身の Simmons 選手と、ウィルミントン出身の White 選手という2人の白人選手に、「海幸山幸コンビ」と名付けて注目することにしました。今からとても楽しみです。(ひ)
※後日談・4/19 なんとバーンズ選手がターヒールズ残留を表明しました。来季はケンタッキーと並んで優勝候補だそうです。


UNC 81-67 Duke 3.7.2011

勝った〜!!前回のキャメロンでのデューク戦は、前半の16点リードをあっという間にひっくり返されてしまう残念な敗戦でしたが、ホームでの最終戦は、14点リードをぴったりと守り続けました。終始、UNCペースの試合だったそうです。とりあえず YouTube でハイライトならば見ることができます(良い世の中になったもんだ)。タイラーZ選手もバーンズ選手もスタメンPGを奪取したマーシャル選手も、みんなかっこいいです。
なんと、これで ACC レギュラーシーズン優勝。前年に5割以下だったチームでは史上初だそうです。今年の目標は ACC5割キープでNCAA出場だったので、恐ろしく期待以上の好結果となりました。ありがとう、ターヒールズ! 試合後はネットカットもしたそうです。これからトーナメントが楽しみです。
一方、これでおそらくバーンズ選手が1年でプロへ行ってしまうでしょう。来年はスーパールーキーの McAdoo選手が入ってきますが、好結果だったらまた1年でプロ行きでしょう。これが近年の大学バスケの現実だけど、どうにかならんものかのう。(ひ)


いよいよ March Madness 3.3.2011

日本全国3人くらいのターヒールズファンの皆様、お久しぶりでございます。ターヒールズの今シーズンが、いよいよ大詰めです。そしておそらく、今現在カロライナでは大騒ぎになっていることだと思います。
今季の流れを、めっちゃ簡単におさらいしましょう。

・スタメンはタイラーZ選手、ヘンソン選手、新人バーンズ選手、ストリックランド選手、ドリューJr選手の5名でスタート。
・ランキング8位でシーズンインも、序盤でミネソタとバンディーに連敗してTop25ランキング圏外に転落。
・序盤からタイラーZ選手が好調を維持。今季はとりあえず負傷なし。
・イリノイに完敗、ケンタッキーとは接戦を見事勝利、テキサスには最後のシュートを決められて惜敗。(このへんが前半のハイライト)
・ACCマッチが始まった3戦目、アウェイとはいえ格下のGTに20点差の完敗。
・直後、ロイ様としては珍しく、スタメンPGをドリューJr選手から新人のマーシャル選手に変更。
・その采配が見事的中して5連勝。(このあたりで再びTop25にランクイン)
・納得いかないドリューJr選手がチームを離脱。シーズン途中のドロップアウトはUNCでは珍しいと思います。
・キャメロンでのデューク戦は後半一気に逆転されて完敗。
・次のクレムソン戦では調子が上がらず辛勝、その後何とか勝ち続けて6連勝。
・最終のデューク戦を前に、ACC 13勝2敗はデュークと同率首位。

ということは、つまり3月5日の最終戦に勝った方が ACCレギュラーシーズンのタイトルを獲ることになるわけで、絵に描いたような盛り上がる展開になってきました。内容によっては歴史に残る試合になるかもしれません。
というわけで、今季のターヒールズはそれなりにがんばってくれて、結果を残してくれています。今季の目標、NCAAトーナメント出場は確実にクリアです。よかったよかった。
タイラーZ選手に加えて、後半はヘンソン選手やバーンズ選手も調子が上がってきました。つまりフロントコートは充実しているのですが、レジー・バロック選手が負傷離脱して、ガード陣は少々駒不足な状況なのがちょっと心配です。
兎にも角にも、最終のデューク戦に加えて、ポストシーズンもとても楽しみです。ありがとう!ターヒールズ!! よかったよかった。
#ターヒールズ関連ではありませんが、元祖タイラー選手の弟、ベン・ハンズブロー選手がノートルダムで、Run TMC の一角ティム・ハーダウェイ選手の息子、ティム・ジュニア選手がミシガンで活躍しています。やっぱり日本でも大学バスケが見たいなあ(時間ないけど)。(ひ)


グレイブス選手、離脱 10.9.2010

おそらく1・2年生中心の若い編成となる今年のターヒールズの中で、5年目の経験豊かなリーダー的存在として期待していたウイリアム・グレイブス選手が、なんとチームから離脱することが発表されました。
何でも UNC のフットボール・チームが、improper benefit や academic misconduct でNCAAから取り調べを受けているそうです。直接的な関係は否定されているものの、2年前の出場停止と考え合わせて、しかたのない理由があるのでしょう。
戦力的に痛いのは確かですが、その分バーンズ選手やバロック選手の出場機会が増えると思うので、この2人の1年生に期待しましょう。期待通りに活躍されてしまったら、すぐNBAに行っちゃいそうですが(だいぶん慣れてきたけど、どうにかならんものかのう?)
追記・アラバマ大を卒業した院生(graduate student)の Justin Knox 選手が、今季のターヒールズのラインナップに加わりました。NCAAのルールで今季に限り出場可だそうです。未知数ながら(ヘンソン選手はインターネットで検索したけど、全く手がかりがなかったらしい)4年間プレーした経験と、手薄なフォワード陣の貴重な控え選手(身長は 6-9)としての役割に期待したいところです。(ひ)


The End of an Era 7.21.2010

dean smith という言葉とともに、とあるおっちゃんの表情画が研究所の廊下の壁に貼ってありました。「誰やねん?このおっちゃん」くらいにしか思っていなかった渡米直後(2001年1月頃)の(ひ)だったのですが、何を隠そうこの「おっちゃん」が、実はかの「ディーン・スミス元ヘッドコーチ」だったということに気が付くまで、そう長い時間はかかりませんでした。
このスミス氏、1997年に引退するまで、UNCのヘッドコーチとして36年間で879勝(2007年にボブ・ナイト氏に更新されるまで歴代最多)、NCAA優勝2回、Final4進出11回という、地元NCではほぼ「神様」に近い伝説の存在でした。その名はUNCターヒールズの本拠地「ディーン・スミス・センター」にも刻まれています。ジェームズ・ウォージー選手やマイケル・ジョーダン選手など、育てたスター選手は数知れず。引退後も、2005年優勝時の「One Shining Moment」には主役よろしく目立って出演していたことからも分かるように、チームのアイコン的存在として、地元NCのみならず広く全米の大学バスケファンから愛され続けていた存在でした。
そんなスミス氏、御年取って79歳。ウッデンじいさんに比べたらまだまだ若造だと思っていましたが、家族によると「進行性の記憶の喪失」のため、この先コメント等の発表は一切行わないということが発表されました。
というわけで、あれから約10年の時を経て本当に「The End of an Era」です。先のウッデンじいさんに続いて、大学バスケファンにはちょっと寂しい報道が続きました。(ひ)
追記:2011年6月 再び研究所を訪れたら、この「The End of an Era」の言葉とスミス氏の絵がまだ飾ってありました。


Tar Heels Update 7.2.2010

日本全国3人くらいのターヒール・ファンの皆様、おはようございます。大学バスケはすっかりとシーズンオフモードですが、来季に備えてこれまでの動きを記録しておきましょう。
・エド選手、プロへ
シーズン後半は負傷で出場できなかったエド選手(So)ですが、なんとアーリーかましてプロ行きしてしまいました。ドラフトでは全体13位でトロントが指名。そうすか。それだけ。
・ウェア兄弟、転校
今ひとつ不可解なのですが、起用法に不満を持った父親が強引に転校させてしまったそうです。本人達とロイ様の間では何も話し合われなかったとか。結局、秘技・分身の術は全くもって不発に終わってしまいました。
・新一年生は3人
ハリソン・バーンズ選手(6-6 SF)得点力、リバウンド、IQ、運動能力、全てに優れた全米ランク総合1位の超逸材。おでんことデン選手のようなイメージだそうです。したがって1年後にはおそらくプロ行き。レジー・バロック選手(6-6 SG)バーンズ選手とかぶりますが、彼もポジションランク2位の逸材。地元NC出身、ポイントゲッターとしてターヒールズに貢献してくれそうです。ケンドール・マーシャル選手(6-3 PG)Top prospect ではないものの、かなりクレバーなPGだそうです。得点力が課題ながら期待大。
・ジャワッド選手、NBA定着
(ひ)の愛するジャワッド選手が、控えながらシーズンを通してクリーブランドに在籍して活躍しました!(53試合に出場、224得点)。長く現役でプレーできますように。
coach izzo ・イゾー監督、MSU残留
ターヒールズ関連ではありませんが、そのクリーブランドがイゾー監督にHC就任を正式にオファーしました。イゾー監督も99%その気だったようですが、最後の最後でMSU残留を決断。右の写真はその記者会見の模様ですが、イゾー監督が如何に選手から愛されているか、よく分かります。何も説明がいらない、とても感動的な写真だったので、記録に残しておきます。

というわけで、来季の布陣を簡単にご紹介。まず予想スタメンから、
 PF ジョン・ヘンソン選手(So)(中心選手として期待)
 SF/PF タイラーZ選手(Jr)(スタメン定着で飛躍の予感)
 WG/WF ウイリアム・グレイブス選手(RS Sr)(地元枠ももはや中心選手。キャプテン指名か)
 SG デクスター・ストリックランド選手(So)(ポイントゲッター)
 PG ラリー・ドリューJr選手(Jr)(昨シーズンはシニアナイトを除く全試合で先発)
続いて控え選手
 F ハリソン・バーンズ選手(Fr)(ストリックランド選手の位置でスタメン奪取の可能性大)
 G レジー・バロック選手(Fr)(スーパーサブもミニッツはかなりもらえるはず。地元NC出身)
 G レスリー・マクドナルド選手(So)(PG/SGどっちも可)
 G ケンドール・マーシャル選手(Fr)(控えPG)
 G ジャスティン・ワッツ選手(Jr)(地元枠の愛すべき存在)

こうしてみると、昨季とはうってかわってフォワード陣がコマ不足で、ウェア兄弟の転校がかなり痛手です。控えはイヤだったのかもしれないけど(父親が)、チームには必要な2人でした。それから実は、class of 2011 の James McAdoo選手(6-8 PF)が1年早く今年大学に入学できるかも、という噂があったのですが・・・まあ、あんまり欲張りするのは止めておきましょう(結局もう1年高校に通うそうです)
というわけで、フォワード不足とはいえ、それなりに経験もあるいいチームに仕上がると思います。目標は、ACC 5割で NCAAトーナメントに出場。初戦は勝てるだろうから、2回戦を勝って Sweet16 に進めたら more than 100点満点でしょう。 今年はスミスセンターも改修して新しくなるそうです。とういわけで、今年もがんばりましょう!! Let's Go Heels!(ひ)


John Wooden 1910-2010 6.8.2010

john wooden 大学バスケの祖、かのWoodenじいさんが、去る6月4日にとうとう亡くなってしまいました。没年なんと99歳。これで、以前の記事「大学バスケファンならば死ぬ前に一度はしたいこと」の第1位が本当にかなわぬ夢になってしまいました。Woodenじいさんこと John Wooden 氏といえば、バスケット以外にも当てはまる人生の教訓「Pyramid of Success」が有名ですが、NCAA優勝10回(!)などの詳しい功績は Wikipedia でご確認ください。
ちなみに(ひ)の場合、「ケンタッキーのシニアナイトで My Old Kentucky Home を歌い、愛しのアシュリーと一緒にゲームを観る」というのが、相変わらず「死ぬ前にしたいこと第1位」です。我らがターヒールズよ、愛しのアシュリーに浮気してゴメン!。ケンタッキーにはこの先しばらくシニアがいなくなりそうだけど。(ひ)


Jason Capel 氏、最年少ヘッドコーチに就任 4.22.2010

日本全国3人くらいのターヒールズ・ファンのみなさま、こんにちは。思ったより早く3行スポ欄に記事を書いています。本日のニュースは、「Jason Capel 氏、アパラチアンSt の HC に就任」。
この Jason Capel 元・選手、(ひ)がアメリカにいて UNC 史上最も残念なシーズンだった 2001-2年に、シニアとして孤軍奮闘していた選手です。見事なライオネル・リッチー顔で、卒後は日本でプレーしていたこともあります。父(現ボブキャッツのAC)・兄(デューク出身、現オクラホマ大のHC)に続いて、ジェイソン元選手も大学のヘッドコーチに就任しました。30歳といえば、全米で最年少の大学 HC だそうです。うまくいけば Southern Conference の bit を取って、NCAAトーナメント出場も可能でしょう。それからアパラチアンStと言えば、(ひ)の元ボスS氏の娘、メラニーちゃんが在学中の大学でもあります。というわけで、おそらく日本で唯一 Mountaineers のNCAAトーナメント出場を応援する日本人になりそうな(ひ)です。(ひ)


Duke 優勝、UNC 準優勝(ただしNIT) 4.6.2010

日本全国3人くらいのターヒールズ・ファンの皆様、お久しぶりでございます。いつの間にか(でもないけど)、すでに2009-10年のカレッジバスケ・シーズンが終了してしまいました。で、Duke が NCAAトーナメント優勝だそうです。そうですか、おめでとうございます。で、我らがターヒールズも準優勝です。ただし NCAA ではなくて NITトーナメントですが・・・。そうなんです、今年のターヒールズは、NCAAトーナメントにも出場できないくらいに絶不調だったのです。
シーズン当初はまだ期待通りに勝っていたのですが、ケンタッキーやテキサスに力負けし、格下のチャールストンにまさかの敗北を喫したあたりから調子が落ち始め、とどめに主力のエド選手が負傷離脱すると、ACCも始まって連敗街道まっしぐら。というわけで、ACCでは5勝11敗、ビリとは1ゲーム差のドン2という、とても寂しいシーズンでした(トータル 20勝17敗)。注目のウェア兄弟は、シーズン途中でデビッド選手が負傷離脱し、秘技・分身の術は不発に終わってしまいました。
まあ、それでも(ひ)がカロライナにいた2001年頃と同じか、まだマシなくらいです。それから現在までの間に、2度もNCAAで優勝しています。きっとまた来年以降は、再び良いシーズンが来るでしょう。というわけで、来年も人知れず応援することにいたします。がんばれ、ターヒールズ! それではまた来年。皆様どうぞお元気で。(ひ)


秘技、分身の術 炸裂! 6.26.2009

我らがターヒールズの 2009-2010シーズン・ロースターが公式に発表されました。ギンちゃん選手が来年もプレーできることが正式に決まったようです。グレイブス選手も謹慎が空けて無事復帰。また1年生の新メンバーたちの背番号も決まりました。期待のジョン・ヘンソン選手は 31番。レスリー・マクドナルド選手は 15番、デクスター・ストリックランド選手は 5番。そして注目の双子、ウェア兄弟の背番号は デビッド選手が 34番・トラビス選手が 43番という超まぎらわしい番号となり、これで顔と身長が全く同じウェア兄弟は背番号でも識別困難となりました。相手チームは「秘技、分身の術」に悩まされることになりそうです。こんな素晴らしい作戦をロイ様が思いつくとは! うーん、素晴らしい。(ひ)


Champion Tar Heels visited White House 6.26.2009

以前の記事 でも紹介したとおり、昨年の大統領選の真っ最中、オバマ氏はターヒールズの面々とバスケットボールをプレーしていました。NCAAトーナメントの優勝チームがホワイトハウスを訪れて大統領と面会するのは毎年の恒例行事ですが、したがって約1年ぶりの再会となる今回は(ひ)に限らず全米が注目していました。ちょっと報告が遅くなってしまいましたが、5月のこの模様は こちら のハイライトを YouTube でお楽しみください。(全編はオフィシャルサイトの方で見ることができます。)
オバマ大統領は、ターヒールズのジャージーや写真をもらってゴキゲンのようです。また1年前の時には、みんなオバマ氏にパスを出し、決まりやすいようにスクリーンをかけて楽にシュートを打たせ、元祖タイラー選手はオバマ氏のシュートをブロックしないよう他の選手に言っていたという「超VIP待遇」だったことが分かります。そんな中、Jack Wooten 選手が唯一の例外で、ボールを奪ったりブロックしたり、果てはオバマ氏に対してファウルまでしたので「銃を構えた警備員に取り囲まれるぞ」というような冗談を言われていたようです。こんな楽しい話を聞くと、ターヒールズもオバマ大統領も、どちらもたいへん羨ましいですね。(ひ)


NBA draft 2009 6.26.2009

全く興味の対象外ですが、ターヒールズから4人の選手が指名されたので書き留めておきます。指名された4選手は、
・元祖タイラー選手 1巡目13位 インディアナ
・タイワン選手 1巡目18位 ミネソタ、即デンバーへトレード
・エリントン選手 1巡目28位 ミネソタ
・グリーン選手 2巡目16位(全体46位)クリーブランド
という具合です。結局、元祖タイラー選手がロタリーピック(14位まで)の圏内に入って最も上位での指名でした。予想よりも上の順位だったので評価していない記事などもあるのですが、今年はとりわけシニアまで大学でプレーした選手を再評価する声がありましたので、その結果でしょうか。グリーン選手も無事指名されて、よかったですね。4人の選手がプロでも長くプレーできますように。(ひ)


Tar Heels 2009 Champs 4.28.2009

報告がちょいと遅くなりましたが、US版の iTunes Store にて、「2009 Champs」と題して NCAAトーナメントでの UNC ターヒールズの試合を6試合分全部ダウンロード購入することが可能です。値段はわずか 5.99ドル。当然(ひ)も早速ダウンロードしました。これは大事な保存版ですね。US版の iTunes Store では、全部ではないけど歴代の Duke-UNC の試合もダウンロードできます。US版から購入するにはちょいと裏技が必要ですが、可能な方は是非どうぞ!(ひ)


Tar Heels、優勝!!! 4.8.2009

unc wins unc wins unc wins

 4/6 ○ 89-72 (8)Michigan State 勝ちました! 勝ちましたよみなさーん! UNC ターヒールズが、NCAAトーナメントで優勝しました!!!
いよいよ決勝まで勝ち進んだので、当日は電車の中でターヒールズの Fight Songs を聴きながら通勤し、白衣の下にはターヒールズのTシャツを着て、人知れず気合いを入れておりました。仕事が一段落して On Demand をつけてみると(内緒)、開始早々にしてすでに 24-10 と大きくリード。あとはお決まりの逃げ切りで、ほぼ前半の前半10分で勝負がついてしまいました。前半の55得点・21点差というのは、決勝戦での新記録だったそうです。イゾー監督率いるMSUは、ゴール下でのゴリゴリバスケが持ち味だったはずなのに、ゲームを通じてゴール下を支配していたのは圧倒的にターヒールズの方でした。アウトサイドシュートの方も、これまたターヒールズの方がビシビシ決まっていたので、中もダメ外もダメ、と全く手詰まりのMSUが少し気の毒になるくらいでした。NCAAトーナメントの決勝と言えば、ターヒールズがイリノイと戦った2005年の時とか、去年のメンフィス-カンザスとか、昔のデューク-ケンタッキーとか、超接戦で劇的なゲームが似合うのだけど、こんなブロウアウトで勝ってしまったら、優勝してもあんまり可愛げがないですね。後日談で、MSUの選手は2人も試合中に足を骨折していたそうで、何とも気の毒な限り。結局、トーナメントの6試合全てで10点差以上の勝利、10点差以上リードしていた時間帯が全体の64.2% と、近年類を見ない圧倒的な強さでの優勝劇でした。加えて、ここ3シーズンの通算戦績 101勝14敗 というのも新記録だそうです。おめでとう、ターヒールズ!
余談ですが、決勝戦ということでマジック・ジョンソン氏(MSU出身)やラリー・バード氏、ターヒールズのOBでは ジョーダン氏やアントワン・ジェイミソン選手、ビンス・カーター選手、ジュリアス・ペッパース選手、ジャーイ選手 などの姿が見えました。多分ディーン・スミスのじいさんも来てたんだろうな。それから優勝決定後は、フランクリン・ストリートも大騒ぎだったようです。ニュースの写真の中に「Top of the Hill」が見えたりすると、たまらなく懐かしくなってきました。

というわけで、兎にも角にも、これで今季レッドシャツのギンちゃん選手を除いて、元祖タイラー選手たちの学年は卒業です。入学と同時に2005年の優勝メンバーが丸ごと抜けたので、4年間ずっとチームの中心的存在でしたが、この学年が入学した時には、まさか4年後に再び優勝できるとは思ってもみませんでした。
 ボビー・フレイザー選手 1年生の時はスタメンPGとして新生ターヒールズを引っ張りました。その後は負傷に悩まされましたが、控えPGとして貴重な存在でした。昨年のNCAAトーナメントも、ボビー選手がプレーできる状態だったら、おそらく優勝できていたのではないかと思います。
 ダニー・グリーン選手 3年生までずっと6メンでしたが、スタメン起用された今年は水を得た魚のような活躍でした。父親の逮捕とか精神的につらいこともあったようですが、プレーでは全くそのようなことを感じさせず、ロイ様も感心していました。4年間で出場した試合は 145試合。これは歴代のターヒール選手の中で最多だそうです。
 マイク・コープランド選手 正直言ってあまり試合には出場しないのですが、ボビー選手が案内役の昨シーズンのハイライト・ビデオでは、欠かせないムードメーカーと紹介されていました。負傷もありましたが、最後は楽しそうな写真がたくさんニュースで見えました。よかったですね、ありがとう。
 元祖タイラー選手 こと タイラー・ハンズブロ選手 歴代で最もターヒールズに貢献してくれた選手だと思います。ACC歴代最多得点、UNC歴代最多リバウンド、NCAA歴代最多フリースロー などなど輝かしい記録が多くありますが、これ以降もずっと「UNC#50」と言えば誰しもが元祖タイラー選手のことだと分かるような、記憶にも残る素晴らしいプレイヤーでした。最後のゲームで優勝できたのは、ふさわしい有終の美だったと思います。何だかプロのユニフォームを着る姿が想像できませんが、プロでもがんばってください。話は逸れますが、免停中の夜中にHipHopをガンガン鳴らして飲酒運転して逮捕されたり、Final4の遠征中にカジノに行ったり、(ひ)とあまり変わらない身長なのに2m級の大男の中に突っ込んでいってバシッと得点を決めたりするタイワン選手の方が、プロに向いているような気がします。
というわけで、4人は4年間どうもありがとう。いつでもチャペル・ヒルに帰ってきてくださいね。

さてさて、しばらくは優勝の余韻に浸りたいところですが、シーズンが終わると次のシーズンのことが気になるのは常のことです。
卒業組に加えて、タイワン選手とエリントン選手のプロ入りはほぼ間違いないでしょう。2005年の時ほどではないにしろ、かなりチームが入れ替わります。新1年生5人も入学することですし(うち4人はマクドナルド・オールアメリカンに選出)、新しい来季のターヒールズを予想してみましょう(それもまた楽し)

スタメン5人は
 PF/C ディオン・トンプソン選手 (Sr)(もはや貫禄)
 PF エド・デービス選手 (So)(スタメン当確)
 SF/SG ギンちゃん選手 こと マーカス・ギンヤード選手 (RS Sr)(キャプテン指名)
 SG デスクター・ストリックランド選手 (Fr)(マクドナルド・オールアメリカン。ケガが治っていれば即スタメン級)
 PG ラリー・ドリューJr選手 (So)(ちょっと荷が重いか)
控えの方は
 F タイラーZ選手 こと タイラー・ゼラー選手 (So)(ケガさえなければ今年もかなり活躍できたはず)
 F ジョン・ヘンソン選手 (Fr)(マクドナルド・オールアメリカン。3pointも打てる 6-10 PF)
 F トラビス・ウェア選手 (Fr)(双子のマクドナルド・オールアメリカン。大学では SFの位置か)
 F デビッド・ウェア選手 (Fr)(双子のマクドナルド・オールアメリカン。大学では SFの位置か)
 F/G ウィリアム・グレイブス選手 (RS Jr)(ロイ様の許しが出て復帰できたら)
 G ジャスティン・ワッツ選手 (So)(今年の決勝でも得点)
 G レスリー・マクドナルド選手 (Fr)(PG/SG どちらも可能)

と、これまたなかなかの布陣です。
フォワード陣はかなりの充実。特に1年生のジョン・ヘンソン選手は、いつスタメンの一角に食い込んでもおかしくないほど。双子のウェア兄弟も面白い存在です。6-9 の白人選手ということで、デュークにいたダンリービーJr選手のようなイメージなのですが、そんな選手が2人もいたらディフェンスは混乱してしまうでしょう。「秘技・分身の術」炸裂か。
一方、ガード陣が質量ともに今ひとつ弱い印象です。ウェア兄弟もいることですし、局面によっては「ガード1人・あとの4人は全員6-9以上」という超大型編成があるかもしれません(ロイ様の戦術にはそぐわないけど)。と、冗談は置いといて、ロイ様の戦術には「絶対的な Ultra Quick PG」が不可欠なわけですが、ラリー選手にはちょっと荷が重いように思います。
そこで、そんなチーム編成を察してか、なんとロイ様がスーパーウルトラC「John Wall 選手獲得」に動いているとの情報です。この John Wall 選手は 6-4 のスーパーPGで、地元NCのラーレイ出身です。にもかかわらず、彼にとって UNC は「アウトオブ眼中」だったらしく、リクルーティングの早い段階で諦めていたとのこと。ところがつい先週、彼が候補にしていたメンフィス大のカリパリ監督がケンタッキーに電撃移籍したことによって、UNC にも再びつけいるスキができているのだそうです。もちろん、大方の予想はカリパリ監督のケンタッキー行きなのですが、それこそウルトラCで UNC が獲得できたなら、来季もファイナル4の有力候補となるでしょう。

というわけで、優勝のレポートと来季の展望でした。来季のACCは、DukeはSingular選手とSchyer選手が残留して戦力維持、ウェイクも何人か抜けそうだけどやっぱり強くて、クレムソンやフロリダステートもタフな相手です。ACC 優勝は難しいにしても、3-4位くらいにつけて NCAAトーナメントに出場してくれたら上出来でしょうか。では、日本全国3人くらいのターヒールファンの皆様(おっと(K)も入れて4人くらいになったかな?)、また来季も人知れずターヒールズを応援しましょう。もちろん、この3行スポ欄も可能な限りターヒールズの後を追いかけます。Let's Go Heels!!(ひ)
4/22/09 追記・タイワン選手とエリントン選手が、正式にNBAのドラフト入りを表明しました。まあ、予想通りです。今年は2人ともよくがんばってくれました。どうもありがとう!
追記・John Wall 選手は、結局ケンタッキーへ行くことになりました。


Tar Heels、決勝進出! 4.6.2009

 4/4 ○ 83-69 (11)Villanova 日曜日に On Demand で生観戦できました。前情報では、チームが会場のデトロイト入りした日の夜中1:30amに、タイワン選手がデトロイト市内のカジノに行って $250 勝ったとのこと(金額は本人談)。違法ではないので問題なく試合に出場していましたが、確かに違法じゃなかろうけど大問題だと思うぞ。足の負傷を心配していたのに、心配して損しました。
で、試合の方は、そのタイワン選手の活躍もあり(足はまだちょっと痛そうでしたが、もう心配してあげません)、試合開始早々に10点ほどのリードを築いて主導権を握った後は、ずーっとほぼ10-15点差のクッションをキープしたまま最後まで行ったような試合展開でした。後半開始後に一時5点差に詰め寄られましたが、不思議と危機感を感じることはありませんでした。ターヒールズの方は、いつもの通り「反則だ」「KYだ」と言われるような強さを存分に発揮していたのですが、それでも離されずに10点差のまま最後まで付いてきたのは、さすがファイナル4まで勝ち上がってきたチームと言えるでしょう。UNC はフリースローが 22-37 と乱調で、これは反省ポイントです(ちょっと疲れが出てきているのかな?)。Nova の3ポイントが 5-27 だったので、これがもうちょっと入っていたら危ない展開になったかもしれません。

というわけで、決勝進出です。もちろんここまで来たからには優勝したいけど、ここまで来れば(ひ)はもう 大満足 です。その理由は、
 ・昨年よりも上のラウンドまで来れたこと。元祖タイラー選手の学年は、1年目 Round 2、2年目 Elite8、3年目 Final4、そして4年目の今年は決勝進出と、ずっと右肩上がり。
 ・確かに「反則なくらい強い」ですが、ギンちゃん選手負傷、タイラーZ選手負傷、グレイブス選手出場停止、ボビー選手もオフェンスにはほとんど貢献できず、とシーズン開始当初と比べたら選手層はグッと薄くなってしまいました。スタメン5人にエド選手を加えた、ほとんど6メン・ローテーションと言ってもおかしくないほど。
 ・その中で、「元祖タイラー選手が抑えられれば負ける」という黄金の負けパターンを完全克服して、決勝まで勝ち上がりました。
これ以上、何を望みましょうか? 
ところが、決勝の相手は、大学まで約1時間というほぼ地元で会場を緑一色に染めた Michigan State。イゾー監督率いる MSU には、12月の ACC-BigTen Challenge で 35点差で圧勝しています(しかもこのFinal4と全く同じ会場)。大満足とは言っても、やっぱり(実力通りに)勝ちたいところです。確かに Mich St は役満テンパイまで来ましたが、なかなか和了できるものではありませんから。「役満テンパったけど惜しかったね〜」と笑い話にしてあげましょう。
ということで、決勝は日本時間で明日(4/8)の午前 10:21 に Tip Off。明日は仕事してるフリをして観戦しちゃおっかな(マジ)。決勝もがんばれ!Let's Go Heels!!(ひ)


Tar Heels、Final 4 進出! 3.30.2009

09final4  3/27 ○ 98-77 (10)Gonzaga 日本時間で週末のお昼だったので、久しぶりに On Demand 中継をフルに観戦しました。ちなみに(K)はUNCのラムを見ると「ターヒールくん!」と言って喜びます。この日も画面の隅の小さなターヒールくんにずっと注目しておりました。教育の勝利だ。で、ゲームの方は、おそらく「今シーズンのベストゲーム」。得点面ではタイワン選手・エリントン選手・グリーン選手らが好調、インサイドのフォワード陣はディオン選手や控えのエド選手・タイラーZ選手が地味ながら良い仕事をしています。つまり、元祖タイラー選手一人に頼らなくともよくなっているわけで、黄金の負けパターンを克服したのだから、これは思った以上にすごい進歩です。ゴンザガはとても良いチームでしたが、ファウルトラブルがじわじわとボディブローのように効いてきて(このあたりにフォワード陣の地味な仕事が奏功)、結局最後まで危なげない試合展開でした。後半ちょっと追いつかれかかった時に、ボビー選手が2本連続で3ポイントを決めたあたりが(ひ)のクライマックスでした。
 3/29 ○ 72-60 (7)Oklahoma 今朝早くに行われた試合ですが、On Demand でハイライトを見ると、オクラホマの得点シーンばかりで何故UNCが勝ったのか今ひとつ分かりませんでした。時間があれば全部見たいけど、ちょっと無理そう。スタッツでは19点・5アシスト・5リバウンドのタイワン選手がMVPだけど、ハイライトで明らかに足が痛そうだったのが心配です。ものすごーく心配です。

というわけで、(ひ)のピックの方は Elite8 の段階で8/8のパーフェクトと急浮上!!! Final4予想もミズー以外の3/4は当たりで例年よりは好成績です。
そのファイナル4の顔ぶれは UNC、Villanova、UConn、Mich St。どこが勝ってもおかしくないけれど、UNC-Mich St の決勝で、勝つのはもちろん我らがターヒールズと予想したい。会場がデトロイトなので、Home state の Mich Stに大きなアドバンテージがあるのは百も承知だけど(チームカラーの緑一色で役満ツモの噂あり)。その前に、まず準決勝で対戦するのは Nova、UNCが優勝した2005年の時はSweet16で対戦し、疑惑のトラベリング判定もあって1点差で辛勝した相手です。当時もかなり強かったけれど、今年はもっと強くて DukeやPittを破って勝ち上がってきました。したがってかなり面白い試合になりそうで、放送は日本時間の5日日曜日の朝9時からと観戦可能。今からとっても楽しみです。Let's Go Heels!!(ひ)


Tar Heels、Sweet 16 進出! 3.22.2009

なかなか on time でフォローできませんが、NCAAトーナメントが始まって、とりあえず Sweet16 まで危なげなく進出しました。

まずACCトーナメントは・・・
 3/13 ○ 79-76 Virginia Tech 初戦(準々決勝)ながら辛勝。デューク戦でちょっと無理をしたタイワン選手が負傷欠場の影響か。
 3/14 ● 70-73 (22)Florida St 残念なことに準決勝で敗退。タイワン選手がいないと勝てないのだろうか。ま、疲れが溜まるよりもマシ、とポジティブにとらえておきましょう。2005年もGTに負けているし。結局優勝はデューク。

09ncaa 続くNCAAトーナメントのブラケットは、South division での第1シード。他地区の第1シード3校はすべてBig East勢で、Overall の第1シードはシーズンとトーナメントの2冠を制したルイビルになりました。
 3/13 ○ 101-58 Radford 特になし。初戦なので。タイワン選手は欠場。
 3/13 ○ 84-70 (21)LSU この試合からタイワン選手が復帰。後半に逆転される苦しい展開の中、ほぼ地元のグリーンズボロでのゲームという地の利を活かして、Top25にランクインしておきながら第8シードのLSUに再逆転勝利で Sweet16 進出。この先トーナメントを勝ち上がっていく見通しが立ちました。

で、続く次戦の相手はゴンザカ。油断してたらころっと負けちゃいそうなので要注意です。その次のオクラホマ(ジェイソン・カペル選手の兄、ジェフ・カペル氏が監督。氏はデューク出身)には勝てそうな気がします(根拠無し)。会場はメンフィスなので、ほぼニュートラルなゲームとなるでしょう。
他の山でも順当に Sweet16 チームが出揃ってます(Upsetでの進出は12番シードの Arizona のみ)。しかし、1回戦では Wake Forest、Clemson、FSU、BCというACC勢が揃いも揃って下位シード校に敗退で情けない限り。おかげで、負ける予想だったのに勝ってしまったデュークとメリーランドを合わせて、ACC絡みだけでピックが6つも外れちゃいました。というわけで、ここまでの(ひ)のピックは 1st Round 23勝9敗、2nd Round 9勝7敗 と惨憺たる結果に。まあ予想が当たらないのは毎年のことです。
というわけで、Final4 が出揃ったくらいに次の記事をアップする予定です。(ひ)


Tar Heels Today 3.11.2009

日本全国3人くらいのターヒールファンの皆様、お久しぶりでございます。当3行スポ欄に今季のターヒールズ記事をアップするのはやっと2度目ですが、なんともうすでにレギュラーシーズンが終了してしまいました。が、Better late than never、ということで、ターヒールズの足跡は残しておきましょう。

 12/3 ○ 97-63 (13)Michgan State 毎年恒例の ACC-Big10 challenge を完勝!。元祖タイラー選手が FT 13-13 を含む25得点・11リバウンドと復調。「今日の選手達はベストのパフォーマンスではなかったが、ベストな状態だったとしても、20点差で負けただろう。私の25年のコーチ・キャリアの中で、間違いなく最強のチームだ」とは敵将イゾー監督の弁。ほほう。ちなみに、相手の Draymond Green という1年生選手のスタッツが、わずか6分間の出場でシュートを1本も打たず5ファウルでファウルアウト、ってどんなプレーをしたのでしょうか??非常に気になります。
 12/13 ○ 100-84 Oral Roberts 毎年今ひとつ調子が出ない試験明けのゲームで、ちょっと心配なスコア&スタッツ。ギンちゃん選手とコープランド選手が今季初めてユニフォーム姿で登場(出場はせず)。グリーン選手が頭を5針、元祖タイラー選手が足を2針縫う負傷。
 12/18 ○ 91-73 Evansville おいおい、こんな相手にこんなスコアでいいのかい???
※ このゲームで、Phil Ford氏(現シャーロット AC)の持つ UNCプレイヤーによる歴代得点記録を、元祖タイラー選手が30年ぶりに更新しました(
YouTubeでどうぞ )。すばらしい。次の目標は、あの にっくきJJ選手が持つACC記録(2,796得点)ですが、レギュラーシーズン20試合+ポストシーズンで、記録まであと494得点。ずっと出場していつも通りの得点だと、更新可能ですね。要チェック。
 12/20 ○ 85-63 Valparaiso おいおい、試験明けの不調をまだ引きずっているのか??
 12/28 ○ 97-75 Rutgers おいおい、以下同文
 12/31 ○ 84-61 Nevada おいおい、以下同文
 1/4 ● 78-85 Boston Coll ほら、ずっと格下のチームとばかり調子の上がらないゲームをしていたら、ACC開幕戦で負けちゃったじゃんかよ!
 1/7 ○ 108-70 Charleston 勝っても全く自慢にならず。
 1/11 ● 89-92 (4)Wake Forest ぼらほら、ACC連敗で 0-2。ライバル達から「ざまーみろ」なんて思われてるかもよ! ちなみに、Wake の戦術は「元祖タイラー選手のみを徹底マーク」。結果、タイラー選手を平均よりも4点低い得点に抑えて3点差の勝利。ここにUNC黄金の負けパターンが確立しました。ギンちゃん選手はこのゲームを最後に以後出場せず(3試合のみ)。
 1/15 ○ 83-61 Virginia 一転、得意のトランジッション・ゲームが復活して余裕の勝利。
 1/17 ○ 82-65 Miami (FL) 前半は接戦も、後半は余裕のゲーム運びで圧勝。今季はグリーン選手とタイワン選手の得点力アップが目立ちます。
 1/21 ○ 94-70 (10)Clemson ここがひと山のクレムソン戦、はやり前半は接戦も後半に blow out して圧勝。
 1/28 ○ 80-77 Florida State なんと、残り1:24の時点で3点ビハインドから残り16秒で追いついて、さらに好ディフェンスでボールを奪った後にタイワン選手がブザービーターの3ポイントを決めての劇的な勝利。昨年負傷したアウェイのコートで、タイワン選手は見事なリベンジを果たしました。
 1/31 ○ 93-76 NC State 楽勝モード
 2/3 ○ 108-91 Maryland また楽勝。エリントン選手が開始6分で8得点、計34得点でMVP。この試合の後、左足負傷のギンちゃん選手のシーズンアウトが正式に発表(涙)、しかしメディカル・レッドシャツ扱いで5年目の来季も出場可能(喜)。また、グレイブス選手も残りシーズン出場停止。理由はロイ様によると「failing to maintain the standards we expect of a Carolina basketball player」とのことですが詳細は不明。明るいニュースは、フレッシュマンのタイラーZ選手が近々復帰の可能性あり。微妙に選手層が薄くなってきているので期待大です。また、デュークが負けたため6勝2敗はACC首位に躍り出ました。
 2/7 ○ 76-61 Virginia またまた楽勝
 2/11 ○ 101-87 (6)Duke キャメロンでのデューク戦に、後半逆転して圧勝! MVPは25得点5アシストでタイワン選手。元祖タイラー選手の学年は、キャメロンでのゲームに4連勝したことになります。もちろん史上初。
 2/15 ○ 69-65 Miami (FL) 元祖タイラー選手がわずか8得点に抑えられて、よもやの大苦戦。
 2/18 ○ 89-80 NC State タイラーZ選手復帰!8分間の出場で2得点。
 2/21 ● 85-88 Maryland なーんと、残り4分から追いつかれて、延長突入でまさかの逆転負け。アウェイで審判もカメさん寄りだった模様。監督のゲイリーさん大盛り上がりで1ペナ。
 2/28 ○ 104-74 Georgia Tech 前戦の反省効いて楽勝。タイワン選手キャリアハイの11アシスト(しかもターンオーバーは2つのみ)で好調を維持。元祖タイラー選手が通算フリースローのNCAA記録を実に54年ぶりに更新。これは秘かに大記録だと思います。
 3/4 ○ 86-78 Virginia Tech アウェイながら手堅く勝利。
 3/8 ○ 79-71 (7)Duke レギュラーシーズン最終のデューク戦は、元祖タイラー選手の学年にとってシニアナイトとなりました。ギンちゃん選手以外の4人が先発、試合は接戦を制して見事デュークをスイープ。グリーン選手は今季はじめて先発に定着しましたが、水を得た魚のような大活躍でした。ボビー選手は足の負傷で苦労したけど、いつもチームのまとめ役でした。将来はコーチとか向いていると思います。元祖タイラー選手は言わずもがなですが、UNC史上最高の選手と言ってもおかしくないでしょう。4年間本当にチームに貢献してくれました。もちろん50番は永久欠番になります。記録の方も残りのトーナメントで、ACC通算得点記録(JJ選手まであと52点)、UNC通算リバウンド記録(サム・パーキンス選手まであと14)を更新できそうです。ちなみに、ACC Player of the Year は タイワン選手が受賞しました。

というわけで最終デューク戦を勝ったことにより、13勝3敗でACCレギュラーシーズン1位のタイトルが確定、同時に全米ランクでも1位に返り咲きました。NCAAでのトップシードもほぼ確実でしょう。負傷者が多く出て選手層が薄くなったことを考えると、よくがんばったと思います。もちろん優勝も狙えるけど、NCAAはファイナル4まで行けたら満足です。今年も楽しいシーズンをありがとうターヒールズ、またトーナメントをがんばりましょう!!LET'S GO HEELS!!(ひ)


ジャワッド選手、ロースター入り 12.12.2008

魂のターヒールファン(ひ)にとって、NBAは全く100%興味の対象外なので気付くのがこんなに遅くなってしまいました。なんと、我らが愛すべきジャワッド選手が、Cleaveland Cavaliers のロースターに入っていますよパンパカパーン!!(そしてこのオフシャルサイトの写真には、しっかり「ラチト」の文字が。)
10月1日に Free Agent としてサイン、プレシーズン3試合に出場して、例年だとここで開幕直前に waive されてしまうパターンでしたが、今年は開幕ロースターに残ったようです。クリーブランドといえばジャワッド選手の地元だし、良かったですね。
ただ気になるのは、チームが22試合を消化した現在になっても、未だゲームに出場していないということ。結局1試合も出場しないまま解雇されたりすると、たいへん哀しいです。NBAのスタッツなど普段は全く見ないのですが、ジャワッド選手が出場しているかどうか、しばらくクリーブランドのスタッツをこまめにチェックすることになりそうです。(ひ)
後日談・なんと、この記事をアップした直後の現地時間12月12日、フィラデルフィア戦 でジャワッド選手が初出場しました! 1分01秒の出場で、シュートを1本決めてこちらも初の2得点を記録。嬉しいことに、ジャワッド選手のおばあちゃんが試合を見に来ていたそうです。忘れられない大事な思い出の日となりました。
さらに後日談・1月7日に解雇の後、10日間契約を2回延長しましたが、2月2日に再び解雇されてしまいました。通算9試合の出場で4得点。


Tar Heels 2008-9 12.3.2008

unc won in Maui 日本全国3人くらいの同志ターヒールファンの皆様、こんにちは。いよいよ大学バスケのシーズンです。我らがターヒールズは、シーズン前半は負けることもないだろうし、「ファイナル4以降の試合に勝つ」ことが今季の命題なので、しばらくはのんびり観戦・更新してくつもりでした。と、本当にのんびりしていたら、いつの間にかシーズンが始まっていました。しかもシーズンイン直前になって(ひ)一押しのギンちゃん選手が左足疲労骨折の手術により 8 weeks アウト(復帰は1月以降)。加えて元祖タイラー選手も負傷のためアウト(具体的な期間は示されず)。そんな「飛車・銀落ち」状態で開幕を迎えたわけですが・・・しかしなんだか、これくらいの方が丁度良い感じで心地よささえ覚えるのは、ターヒールファンとして不謹慎でしょうか??。
さておいて、今シーズンも我らがターヒールズの足跡を、少しずつでも書き記していこうと思います。

 11/15 ○ 86-71 Pensylvania 開幕スタメンは ディオン選手・タイワン選手・エリントン選手・グリーン選手・そしてタイラーZ選手。「タイラーZ選手かエド選手がスタメンに食い込む」という(ひ)の今年の目標を、開幕戦にしてすでに達成してしまいました(元祖タイラー選手負傷のためなので、厳密には違うけど)。フレッシュマン2人とも2ケタ得点をマーク。
 11/18 ○ 77-58 Kentucky 開幕戦に続いてタイラーZ選手がスタメン出場。ディフェンスに集中して勝利に貢献も、後半ファウルを受け転倒した際に左手首を骨折してシーズンアウト・・・そんなあ。
 11/21 ○ 84-67 UCSB 元祖タイラー選手復帰で今季初出場。しかし試合のハイライトは元テニス選手 ジミー・コナーズ氏の逮捕劇。過剰応援で退席を命じられ、拒否したため逮捕されたそうです。確かに前半は接戦だった模様で、それで興奮したのかもしれないけど、なんともお粗末。
 11/24 ○ 115-70 Chaminade ここから3試合は Maui Classic。元祖タイラー選手休憩のため、エド選手が初スタメン。またも(ひ)の今年の目標をクリア。
 11/25 ○ 96-69 Oregon Pac-10チームを相手に、前半だけで29点差という大ブロウアウト。強すぎる・・・
 11/26 ○ 102-87 (8)Notre Dame ランク8位のチームを全く寄せ付けず Maui Classic 優勝! MVP はタイワン選手が受賞。
 11/30 ○ 116-48 NC Asheville 元祖タイラー選手休憩ながら前半だけで34点差。強すぎるよ・・・

Maui Classic を勝ったのは、優勝した2005年と同じなので縁起が良くてベリーグッドです。それから、出張先のDCでケンタッキー戦をテレビ観戦した友人(F)くんによると、「カロライナはディフェンスがめっちゃいい」とのことでした。2年前のノーガード状態を思い出すと頼もしい限りです(今はギンちゃん抜きだし)。タイラーZ選手の負傷は痛いけど、その分エド選手がミニッツももらえるので良いことにしておきましょう。しかしちょっと本当に痛いです。
というわけで、とりあえず今年も こんなビデオ でも見ながらターヒールズを応援しています。Go Tar Heels!!(ひ)


Tar Heels Today 8.4.2008

ひさびさの更新で大変申し訳ありませんが、メモ代わりにターヒールズ関連記事をいくつか記録しておきます。基本的にシーズンオフなので情報は非常に少ないです。
 # All threes are back! NBAドラフトにエントリーしていたタイワン選手・エリントン選手・グリーン選手の3人が、3人ともターヒールズに戻ってくることになりました。
 # そのドラフト直前に、タイワン選手が逮捕されました。夜中に免停中で爆音立てて飲酒運転していたそうです。言い訳無用。
 # アレックス選手は、地元LAのUSCへの転校がほぼ決まった模様。今季プレーできるかどうかは未定。
 # Sr のマイク・コープランド選手が膝の故障(靱帯断裂)で手術、今季の出場は微妙とのこと。しかし選手層の厚さでダメージはほぼゼロ。
 # フレッシュマンが入学して新しい背番号が決定! エド選手 32番・タイラーZ選手 44番・ラリー選手 11番・ジャスティン選手は 24番。
 # そのフレッシュマンも加えて、OB達が集うサマーキャンプが行われました。 こちらのページにてその模様を動画で楽しめます。良い時代になったもんだ。練習というよりはイベントなので現役選手でも少々スロッピーなところもありますが、ジャワッド選手・メルビン選手・ジャッキー選手の3羽ガラスも久しぶりに元気な姿を見ることができます。

と、いうわけで、今季の我らがターヒールズの布陣ですが、こんなチームを応援していいのか困ってしまうようなチームになってしまいました。
 PG タイワン・ローソン選手
 SG ウエイン・エリントン選手
 G/F マーカス・ギンヤード選手
 PF ディオン・トンプソン選手
 PF/C タイラー・ハンズブロ選手(元祖タイラー選手)
という昨季から不動のスタメンに加えて、控え選手でトップ25ランクのチームをもう一つ作れてしまいそうな勢い。
 PG ボビー・フレイザー選手/ラリー・ドリューJr選手
 SG/SF/PF ダニー・グリーン選手
 SF ウィリアム・グレイブス選手
 PF エド・デイビス選手
 PF/C タイラー・ゼラー選手(タイラーZ選手)

本当にこんなチームを応援していいのだろうか?
応援というのは、弱いチームが強いチームに勝てるようファンが力を与えることじゃなかったのか??
こんなチーム、誰からも応援されなくても勝ってしまうんじゃなかろうか??? 
と、自問の念の絶えない夏の日々ではありますが、とりあえず各紙のpreseason pollでトップを独走するその理由を書き出しておきましょう。
 # 昨季ファイナル4まで進出したチームのスタメン全員が残留
 # 抜けた戦力は2人のみ(卒業のQちゃん選手と転校のアレックス選手)
 # 新1年生は4人、うち3人(エド選手・タイラーZ選手・ラリー選手)がマクドナルド・オールアメリカンに選出
 # ボビー選手が負傷から復帰
 # 昨季 Player of the Year を獲得した元祖タイラー選手が残留
 # 全米屈指のPGとSGも残留
 # 全米屈指のコーチが指揮を執っている
なんかもうやだ〜。ACC2冠とかNCAA優勝とか、そんな普通の目標を立てるのはとてもじゃないけど恥ずかしいので、「エド選手かタイラーZ選手が、ディオン選手を食ってスタメンの一角に食い込む」というのを今季の(ひ)の目標にしたいと思います。レッツゴーヒールズ!!(ひ)


Tar Hells Today 5.23.2008

ターヒールズ関連のニュースをいくつか。
Steveson to transfer due to family health concerns
控えFのアレックス選手が、家族の病気のため転校することになりました。そういえば、シーズン中にも同じ理由で2試合ほど欠場したことがありましたっけ。シーズン終了後、本格的に地元LA近郊の大学への転校を決意したそうです。確かにカロライナとLAでは外国も同然なので、しかたのないことです。通常、転校すると1年間は試合に出場できませんが、特例措置として来シーズンからプレーできる可能性が高いとか。Good luck, Alex。新しいチームでもがんばってね。
戦力的にはアレックス選手が抜けるのは確かに痛いけど、来季は同じポジションに2人のフレッシュマンが入ってくるし(エド選手とタイラーZ選手)、スタメンは元祖タイラー選手とディオン選手で固いので、出場機会という意味でもお互い Win - Win な結果になると思われます。
Copeland to undergo knee surgery
チームのムードメーカーでもあるコープランド選手が、練習中に右膝の靱帯を断裂して手術、復帰までは6−8か月かかるとの見通し。来季はレッドシャツかな。がんばってリハビリしてくださいね。
Watts signs to play at Carolina
来季ターヒールズに入る新1年生メンバーに、6-4 SG の Justin Watts 選手が加わることになりました。なんと地元ダーラムの Jordan High 出身。NC枠での入団かもしれないけど、SGのポジションは手薄なので期待したいところです。
それから、この時期にこのような奨学金メンバーの追加が発表されたということで、ドラフト入りしている3人のうち1人は戻ってこないことが確実になりました。まあ、グリーン選手がおそらく復帰で、タイワン選手とエリントン選手のどちらか一人でも戻ってきたら儲けものだと思いましょう。
Carolina Basketball Museum opened in Janually, 2008
UNCキャンパス内のスミスセンターの前に、その名も「Carolina Basketball Museum」がオープンしたそうです。デュークにはキャメロンスタジアムの中に似たような展示はありましたが、今度のUNCは新築の立派な建物のようです(オフシャルサイト)。日本で2番目か3番目のターヒールズファンを自称する(ひ)としては当然、行ってピンバッジをゲットしたいところです。チャペルヒルに行く機会があったら立ち寄りましょう。(ま)からは「一人で行ってくればぁ」とか言われそうですが。(ひ)


オバマ氏、ターヒールズとプレー 5.1.2008

obamaheels 選挙キャンペーンでチャペル・ヒルを訪れたオバマ氏。スミスセンターでの演説の際に「ぜひ、ターヒールズと一緒にバスケットボールをプレーしたい」と申し出て、次の日に本当にターヒールズの面々と一緒に練習したそうです。元祖タイラー選手、ギンちゃん選手、タイワン選手、ディオン選手、アレックス選手、Qちゃん選手といった主力級もほぼ全員参加する中、なかなかにサマになっているオバマ氏。その模様は こちら の Photo Gallery からどうぞ。というかオバマ氏、うらやましいぞー!!(ひ)


ドラフト情報、など 5.1.2008

いちおう、NBAドラフトのアーリーエントリー受付が締め切られたようです。なんと、元祖タイラー選手は来シーズンも残留してターヒールズでプレーすると正式に発表しました。Player of the Year を獲って翌年大学に残るのは、1992年のシャキール・オニール選手以来だそうです。反対に、エリントン選手とタイワン選手、そして驚きのグリーン選手がドラフト入りを表明しました。ただ、彼らはすぐに代理人を雇う予定はなく、ドラフトのプロセス(ワークアウトなど)を試した後に、大学に戻ってくる可能性を残しています。「Testing the waters」という表現がよく用いられますが、さて、何人戻ってくるでしょうかね。今年の NCAA 決勝を戦った メンフィスとカンザスのスタメン 10人が、(卒業も含めて)全員ドラフト入りというのも話題になっていますが、彼らの中からも何人かは大学に戻る可能性があります。

大学バスケ関連のニュースでは、デューク大学で長くコーチKのアシスタント・コーチを務めた Jonny Dawkins 氏が、「ついに」スタンフォード大学のヘッドコーチに就任することになりました。引く手あまただったはずなのに、ドーキンス氏はずーっと長いことコーチKの元を離れなかったのです。コーチKは、自分の周りを「コーチKの稚児」と呼ばれる教え子たちで固めていますが(その多くは元ガードプレイヤー)、その長男とも言えるドーキンス氏が「ついに」独り立ちしたことになります。これからは毎年 Duke - Stanford の試合が組まれるでしょう。両チームにとっていいことですね。(ひ)


Season Over 4.7.2008

final4  ● 66-84 Kansas よもやの完敗、やっぱりカンザスは強かったねえ。最大で28点(!)のリードを許すなど、前半から振るわずに17点ビハインドで折り返し。ほぼ、この前半終了の時点で「勝負あり」な雰囲気でしたが、後半に入って一時は4点差まで追い詰めるなど、何とかファイナル4らしい見せ場を作ってくれました。今シーズンのターヒールズには十分満足している(ひ)でしたが、最後にこの完敗はちょっと寂しさが残ってしまうかな。しかしよくがんばりました。今年もありがとう!ターヒールズ!!

さてさて、来年はどんなチームになるでしょう?
 ・数々のPlayer of the Year を受賞している元祖タイラー選手は、公言通り来年までプレーするでしょうか。もうこれ以上ないほどターヒールズに貢献してくれたので、プロに送り出してあげたい気持ちもあります。
 ・ファイナル4まで進出したので、タイワン選手とエリントン選手もプロ入りするかも。
 ・だとしても、ボビー選手の復帰が不可欠ながら、ガードはシニア勢がいるので多分大丈夫(ただし来季限定)。フレッシュマンのラリーJr選手が控えPG。
 ・元祖タイラー選手が残っても残らなくても、ディオン選手、アレックス選手、新人のエド選手、タイラーZ選手と、F/C陣はかなり充実。2人のフレッシュマンが十分なミニッツを与えられるか心配になるほど。
とまあ、また来年に向けていろいろと楽しみが待っています。(ひ)も楽しく応援させてもらいます。レッツゴー、ヒールズ!!(ひ)
後日談・決勝戦は延長にもつれ込む大接戦の末、メンフィスを下してカンザスが優勝。おめでとうございます。


ターヒールズ、Final4 進出! 3.30.2008

final4  NCAA Sweet16 ○ 68-47 Washington St 予想通り、Wash St はペースダウンしてディフェンシブな展開に持ち込もうとしました(Pac10 のチームなのに)。が、功を奏したのは最初の10分だけで、低く抑えたのは相手ではなく自分の得点という自滅にも似た結果に。このようなゲーム展開でも確実に勝てるターヒールズに、本物の強さが見えました。
 NCAA Elite 8 ○ 83-73 Louisville 同じ山に入らなければファイナル4進出を予想していたルイビル。後半に一度は追いつかれるなど、やっぱりこのトーナメントで一番の苦戦となりました。逆に、追いつかれてからはほとんど得点を許さず、UNCのディフェンスも光った好ゲームでした。

というわけで、カロライナ・ターヒールズ、堂々のファイナル4進出!!
優勝した 2005年シーズン以来です。これで(ひ)の今年の目標は全て達成されました。非常に満足です。もう一度言いますが 非常に満足 です。去年と同じメンバーとは思えないほどすっかり成熟して、去年とは正反対にメディアから半ば無視されるほどに万全のチーム状態となりました。優勝も夢ではないけれど、 もういつ負けてもいいです。特に、元祖タイラー選手は、これだけターヒールズに貢献してくれた選手は他にいないと思うほどがんぱってくれました。もういつでもプロに行ってもいいですよ。
さてさて、他の山でも全て1位シードが順当に勝ち上がって(Davidson は惜しかった!)、1位シード4チームがファイナル4に残ったのは史上初だそうです。したがって Semifinal での UNC の対戦相手は、ロイ様監督就任以来初のカンザス戦となりました。直接指導を受けた選手は残っていないので、それほど因縁というわけではないでしょうけど、非常に注目のカードです。何と言っても、カンザスはかなり強いので。まあ、今年の目標を全てクリアした(ひ)にとっては、もうどこで負けても構わないボーナスゲームなので温かく見守ろうと思います。がんばれ!ターヒールズ!(ひ)


ターヒールズ、Sweet16 進出 3.24.2008

sweet 16  NCAA 1st Round ○ 113-74 Mt St Mary's 
 NCAA 2nd Round ○ 108-77 Arkansas 
まあ、UNCらしいスコアで連勝です。会場もラーレイのRBCセンターなので、当然と言えば当然ですね。ありがたいことに、 March Madness On Demand で日本からも試合を見ることができます。どちらも前半で勝負がつき、後半は控え選手が出場して練習試合のような感じでした。エリントン選手のシュートが調子良さそうなのが好材料です。
さて、UNC を含む EAST はいいとして、他の Region では(ひ)の予想が外れまくっています(sweet16 は 9/16)。Clemson が初戦でアウト、Georgetown が2回戦でアウト、Duke は初戦で1点差の辛勝後、2回戦で完敗。UConn や Pitt も早々とアウト。今年はアップセットが多くて、Davidson、Western Kentucky がシンデレラで残っています。Duke を破った WV も強そうです。
で、ターヒールズの次の試合は27日(日本時間28日)に Wash St が相手。けっこう強そうなので気を引き締めていきたいところです。がんばれ!ターヒールズ!(ひ)


UNC、ACCトーナメント連覇!・NCAA ブラケット発表 3.18.2008

acc champion シャーロットで行われた今年の ACC トーナメントで我らがターヒールズが見事に優勝し、連覇を達成しました! 見よ、このロイ様のご満悦な笑顔。

 ○ 82-70 Florida State タイワン選手が先発に復帰しましたが、負傷の原因となるボディスラムをかまされた FSU の Reid 選手の前では控え目だった模様。それでいいです。無理しないでね。
 ○ 68-66 Virginia Tech あぶないあぶない! 終始リードを許したまま迎えた最終プレーの final second に、元祖タイラー選手がオフェンシブリバウンドから得点を決めて逆転勝ちした熱いゲームでした。元祖タイラー選手が子供のようにはしゃいで喜んでいたのが印象的。
 ○ 86-81 Clemson いやぁ、今年のクレムソンは本当に良いチームです。そのクレムソンと3回対戦して、3回とも勝ったターヒールズを誇りに思います。タイワン選手の調子もずいぶん戻っているようです。

というわけで、レギュラーシーズンとトーナメントの、ACC ダブルタイトルを2年連続で獲得し、非常に満足です。もう一度言いますが 非常に満足 です。そして今年のチームは、これで満足せずに「NCAAのタイトルを本気で取りに行く」という雰囲気が満ちているように思います。シーズン後半のタイワン選手故障くらいから、チーム状態がぐっと上向きになりました。今年は行けるかもよ。優勝狙っちゃえ!LET'S GO HEELS!!

で、早速 NCAA トーナメントのブラケットも発表されました。我らがターヒールズは EAST 地区の第1シードですが、2戦目以降の対戦が Indiana、Washington St、Louisville((ひ)の予想)と、えらい大変そうな組み合わせになっています。ルイビルは密かに(ひ)のファイナル4予想チームでした。試合会場がラーレイとシャーロットなのはアドバンテージです。ま、どんな相手が来ても、今のターヒールズなら勝ってくれそうな気がします。がんばれ!ターヒールズ!
というわけで、(ひ)のファイナル4予想は、UNC、Georgetown、Memphis、Xavier。Pitt も気になるけど、UNC vs Memphis の決勝戦が見てみたいのです。カンザスはクレムソンに破ってもらいましょう。LET'S GO HEELS!!(ひ)


UNC 76-68 Duke !!! 3.10.2008

レギュラーシーズン最終戦、デューク戦を見事勝ちましたよ! アウェイながら序盤から優勢に試合を進めて11点リードで前半折り返し。後半デュークの逆襲に遭い、残り3分30秒で逆転を許すも、1分48秒で再逆転。最後はリードを広げての勝利でした。エリントン選手とグリーン選手は前戦での不振を挽回する合わせて34得点の活躍。特筆すべきはディフェンス面で、デュークが多用するスクリーンに積極的にスイッチを仕掛けていたそうです。結果、デューク得意のアウトサイドシュートを楽には打たせず、加えて15ブロックという驚異的な数字を記録しました(グリーン選手7、ディオン選手が5)。相手がデュークなので上手くいった戦術ですが、トーナメントに向けて好材料であることは変わりありませんね。
さて、これで目標の一つだったACCのシーズンタイトルを獲りました(14勝2敗)。パンパカパーン、おめでとうターヒールズ!
ACCトーナメントの#1シードはもちろん、全米ランクでも1位をキープしたので NCAAトーナメント EAST地区の#1シードがもらえそうです。早速木曜日から ACCトーナメント が始まります。連覇もさることながら、このトーナメントは連戦が厳しいので、まずはタイワン選手に無理せずちょっと休んでもらって万全の状態に戻ってもらうのが個人的な希望かな。ACCトーナメントが終わった頃に、また次の記事をアップします。LET'S GO HEELS!!(ひ)


トーナメントを勝つための13の法則 3.7.2008

Rivals.com の記事が面白かったので引用します。NCAA トーナメントで優勝するには、以下の13項目を満たしておく必要があるそうです。過去何年か分の統計を調べたのでしょうか? 統計好きなアメリカ人らしく、結構細かい数字もありますね。オリジナル記事は こちら

 1. 前年のスタメンから少なくとも2人が残っている
 2. 前年に少なくとも 19勝している(NCAAトーナメントには出場していなくてもかまわない)
 3. 得点かFG%で 25位 以内
 4. 得失点差が 20位 以内
 5. FG%が 50位 以内で、相手を 42% 以下に抑えている
 6. ゲーム平均 71失点 以下に抑えている
 7. 3ポイント%が 34.4% 以上
 8. フリースロー%が 62.3% 以上
 9. 身長 6-8 以上のポストプレーヤーがいて、その選手が平均2ケタ得点以上をマークしている。
以上の9つが現在でも判定可能、以下の4つはカンファレンス・トーナメントが終了してからの判定となります。
 10. 7敗以下
 11. カンファレンスで1位もしくは2位
 12. カンファレンス・トーナメントで準決勝以上まで進出
 13. RPI ランキング 15位 以上

案の定、我らがカロライナ・ターヒールズはディフェンス面の評価である 5番と6番でアウト。平均失点は 72.8(全米258位)、FG% 42.4%(全米106位)を許しているそうです。チームの戦術を考えるとある程度は仕方がないのだけど、改めて数字で見るとがっくり。っていうか、5番と6番の数値はターヒールズを外すために設定しているようにも思えます。(デュークも5番でアウト)
で、今現在 全ての条件を満たしているのは3チームのみ。Kansas、Georgetown、それからなんと Xavier だそうです。ザビ大が優勝したら、シンデレラで面白くなりそうですね。ちなみにシンデレラチームと言えば、実はゴンザカも最後の「ランキング15位以上」が難しいだけで、最初の9つは全て満たしているそうです。シンデレラはシンデレラたる要件を、過去にもちゃんと満たしていたのでしょうか。(ひ)


Tar Heels Today 3.5.2008

tyler シーズンも大詰めです。元祖タイラー選手が Sports Illustrated のインタビューで「今年NCAAトーナメントで優勝しない限り、来季もターヒールズでプレーする」と答えたそうです。ターヒール・ファンとしてはどちらでも嬉しいけど、優勝はちょっと難しいかもね。(メンフィスがテネシーに負けてテネシーもバンディーに負けたので、ランキング1位には返り咲いたけど)
 ○ 89-73 Wake Forest 結局タイワン選手欠場。しかしウェイクを寄せ付けず5連勝。
 ○ 90-80 Boston Coll なんと前半は14点ビハインドで折り返すも、後半にスパートして逆転勝利。なんとBCのライス選手には46得点を許した苦戦でした(前半だけで3ポイント6-6の34得点)。先発はQちゃん選手ながら、タイワン選手がやっと復帰。デューク戦・ポストシーズンに向けてグッドニュースでした。
 ○ 90-77 Florida State 早くも今シーズンのシニアナイトとなりました。Qちゃん選手と Walk on の Surry 選手、お疲れさま&ありがとう! 試合の方も前半で12点のリードを奪って、後半はクルーズ。ターンオーバー14個が少々気になりますが(タイワン選手欠場以来ずっと多いのだ)、まずまずのスタッツでデューク戦に向けて調子は上向きのよう。その故障明けのタイワン選手は20分プレーして10得点と、こちらも順調な回復ぶりで頼もしい限りです。

さてさて、いよいよレギュラーシーズンはデュークとの最終戦を残すのみとなりました。勝った方がACCのシーズンタイトルを取ることになります。ディッキーは現在、喉の病気で静養中ですが(しゃべりすぎ?)、ディッキーじゃなくてもそりゃ盛り上がりますがな〜。前回の対戦は完敗を喫しているので、こりゃ勝たんといかんがな〜。(ひ)も今度は本気です。LET'S GO HEELS!!(ひ)


Tar Heels Today 2.22.2008

シーズンも終盤の大詰め、よりにもよってソリッドなPG2人が離脱という、かつてないピンチな状況に置かれている我らがターヒールズですが・・・
 ○ 103-93 (2 OT) Clemson 試合開始からずっとリードを許すも(なんと残り7分30秒の時点で14点、残り3分で9点ビハインドでした)、終了間際に追いつき、第2延長まで持ち込んでの大逆転勝利は大きな価値があります。代役出場のQちゃん選手はがんばりました。スミスセンターでの対クレムソン無敗記録を堅守。
 ○ 75-74 Virginia タイワン選手不在にて苦戦が続きますが辛くも逃げ切り。残り20秒での元祖タイラー選手のフックシュートが試合を決めたハイライトとなりました。
 ○ 92-53 VIrginia Tech 久しぶりの楽勝ゲーム、後半クルーズしたのも久しぶり。
 ○ 84-70 NC State 序盤はリードを許すも前半終了間際に逆転、後半早々スパークして楽勝。どうした、NCステート?!
というわけで、デューク戦完敗のショックも見せず、shorthanded な苦しい状況の中でも、我らがターヒールズは白星を積み重ねています!次戦のウェイクフォレスト戦からタイワン選手復帰の噂がありますが、それまでの5試合を4勝1敗は期待以上でしょう。苦境だったけれど、チームはこの5試合から学んだことは多かったのではないでしょうか。
それはそうと、完璧とさえ思えたあのデュークが、なんとウェイクとマイアミに連敗しました。したがって、ACCスタンディングスも10勝2敗で首位タイに。よしよし! デュークを下したウェイクは侮れないので、やっぱりタイワン選手の復帰が望まれます。がんばれ!ターヒールズ!(ひ)


UNC 78-89 Duke 2.7.2008

うーむむむ。結果的には完敗ですが、前半から後半の半分くらいまでは接戦のナイスゲームでした。タイワン選手欠場も、代わって先発したQちゃん選手は期待以上の働きでがんばってくれたと思います。元祖タイラー選手は28得点、ギンちゃん選手、ディオン選手もそれぞれ16得点、12得点とがんばりました(貢献度は得点だけじゃないけど)。エリントン選手とグリーン選手は不発。
しかしそれ以上に感じられたのは、デュークの完成度の高さでしょうか。3ポイントを打ちまくるスタイルは変わってないけど(13-29)。敵ながらあっぱれです。タイワン選手抜きだったとはいえ、今日は完敗のごめんなさいでご勘弁。またキャメロンでの最終戦を楽しみにしておきましょう。(ひ)


死ぬ前にしたいこと 2.7.2008

大学バスケのファンとして、死ぬ前にしてみたいこと(Basketball Bucket List)という ESPN の記事が大変おもしろかったので紹介します。(オリジナル記事は こちら からどうぞ)
トップテンの中で、堂々の第1位は「John Wooden と一緒にゲームを見る」(早くしないと Wooden じいさんが死んでしまいそうですが。って、まだ生きてたっけ?)。そして第2位は「Duke-UNC 戦の前夜に、キャメロン前のKビレッジでキャンプアウトする」。(ひ)の場合に当てはめてみると、「ディーンドームで UNC-Duke 戦を ディッキーこと Dick Vitale と一緒に見る」というのを、死ぬ前に是非とも一度してみたいです。(Wooden 監督とディッキーを同列に並べられるのか・・)
ちなみに第3位は「スタンフォード・ツリーの中に入ってパフォーマンスする」。そしてそして 100%正直なところ、第4位にランクされている「ケンタッキーのシニアナイトで My Old Kentucky Home を歌い、アシュリー・ジャッドと一緒にゲームを観戦する」というのが、実は(ひ)の第1位だったりします。我がターヒールズよ、愛しのアシュリーに浮気してごめんなさい。(ひ)


Tar Heels Today 2.6.2008

デューク戦までは全部勝つつもりだったんだけどなぁ・・・
 ○ 83-82 Georgia Tech あっぶねーよーおい!後半残り1:33になって同点に追いつかれるも、0:22にグリーン選手のフリースローで1点リード、ラストは元祖タイラー選手がブロックして逃げ切り、というヒヤヒヤの展開でした。エリントン選手不発が痛い。
 ● 80-82 Maryland 痛たたたっ、今季初黒星はホームでの無念の敗戦。10点のビハインドを終了間際に追いついたのは評価できるけど、各誌で「Diffenceless」と書かれている通り、Dが弱いのは致命的か。元祖タイラー選手が17得点に抑えられ、他の選手はいつもと変わらないようなスコアなので、元祖タイラー選手頼りの現状を浮き彫りにしてしまいました。
 ○ 98-82 Miami(FL) 敗戦の後に価値あるアウェイでの勝利ですが、3戦連続で相手チームに許した得点が82点とはこれ如何に。「83点以上取れば勝つの法則」?? 元祖タイラー選手35得点(FT 15-16)、タイワン選手23得点。
 ○ 91-69 Boston College 先発全員2ケタ得点の、久しぶりに余裕を持って勝てたゲームでした。
 ○ 84-73 Florida St なんと前半4分でタイワン選手が負傷退場。変わってQちゃん選手が出ずっぱりも、大接戦で延長突入。その延長で突き放してのアウェイ戦勝利。
というわけで次はデューク戦。そのデューク戦を前にタイワン選手の負傷は痛すぎです。出場するかどうかは「game time decision」だそうで、正直、タイワン選手欠場だと勝ち目は10%以下ですな。まあ、しかたのないことです。がんばれターヒールズ!(ひ)


GO CHARGERS GO!!! 1.15.2008

えーと、NFL記事は久しぶりになりますかね。今年はカロライナ・パンサーズが主戦QBの負傷などありまして星2つ足らずにプレーオフ進出を逃しました。ボルテージダウンその1。えーと、それからレギュラーシーズン全勝したチームがあるの? そう? へえ。ボルテージダウンその2。で、リヴァース選手負傷退場ながらも逆転でコルツを下したサンディエゴが AFC championship でNEと対戦ですか。勝つ、絶対に勝つのだ、サンディエゴォォ!
昨年 に続きまして、チャージャース猛プッシュです。ぜーったいに勝つ、勝つ、勝ぁつ!  昨年のゲーム の悔しさは誰も忘れてないぞ。ブレイディにブリッツかけまくれ!で、反対の山もイーライなんかぶっ潰せ! 勝つ、勝つ、ぜーったいに勝ぁつ!(ひ)
後日談・結局スーパーは NE-NYG の対戦になって、NYG が勝ちました。リヴァース選手より先にタイトルを獲りおって、憎たらしいぞイーライめ。NE を下してくれたのはありがたいけど。


Tar Heels Today & Recruiting Board 1.15.2008

ターヒールズは17戦全勝でランク1位をキープしています。
 ○ 90-88 (19)Clemson 大接戦の大苦戦。後半はほとんどリードを許しながらも延長に持ち込み、その延長も残り0.4秒になってエリントン選手が逆転3ポイントを決めてやっとこ勝ちました。エリントン選手は36得点と爆発。今年のクレムソンはいいチームです。次の対戦はUNCのホームだけどもう一回勝てるかな?(実はディーンドームでクレムソンに負けたことは歴史上一度もないのだ)
 ○ 93-81 NC Asheville オフェンスはいいとして、またもやディフェンス面が心配なスコアです。なんと身長7-7(227cm!)という Kenny George選手を越えての元祖タイラー選手のダンクが話題となりました。アレックス選手復帰。
 ○ 93-62 NC State 前半に25連続得点で勝負あり。ディフェンスも良かったのかな? うれしいブロウアウト勝ちだけど NC State の方がちょっと心配。
ボビー選手の負傷は本当に痛いですが、Qちゃん選手は何とか復帰しているそうです。頼むよ〜。というわけで、デューク戦まであと5試合全部勝ちましょう。LET'S GO HEELS!!

「未来のターヒール」リクルーティング情報です。Class of 2009 の学年で立て続けに4人の選手がUNCにコミットしました! まず、John Henson 選手と 双子の白人選手 David & Travis Wear 兄弟。彼ら3人はいずれも長身の PF で、Class of 2008 のエド選手・タイラーZ選手と合わせ、なんだか ちょっと前 のフォワード不足がウソのような充実ぶりです。インサイドゴリゴリバスケチームに華麗なる転身か? さらにもう一人、Dexter Strickland 選手はPGのポジションランク1位という逸材。大学バスケにソリッドなPGは不可欠ですから、頼もしい限りです。今度は SG/SF の位置が手薄になってきましたが、Class of 2010 で2人目の、Reggie Bullock 選手というSGの選手がUNCにコミットしました。コミットする選手が続々と決まってくると、彼らがターヒールズでどのようなプレーをするか今から楽しみですね。(ひ)


Tar Heels Today 1.7.2008

タフではない対戦相手が続いていたので当然の5連勝ですが、気になることも・・・
 ○ 88-78 Nicholls St 28本中14本(!)の3ポイントを許して苦戦。
 ○ 105-70 UCSB ギンちゃん選手がキャリアハイの17得点。しかしチームの3ポイントが16本中成功わずかに3本とはお粗末。
 ○ 106-70 Nevada エリントン選手がクリスマス休暇から大雪で戻ってこれずに練習を欠席。したがってグリーン選手が初のスタメン。後半にボビー選手が脚を負傷。
 ○ 90-58 Valparaiso ボビー選手の故障は重傷でシーズンアウト(痛っ)。後半は一時37-37で並ばれるも、グリーン選手インからスパークして27-2を記録したとか。素晴らしい。グレイブス選手は8分間の出場で14得点。
 ○ 90-61 Kent St アレックス選手が家族の病気のため欠場。
気になるのはボビー選手の故障です。実はQちゃん選手も故障しているので、控えPGの役割はギンちゃん選手がしているとか。タイワン選手も先の試合で負傷しているし、ちょっと気になります。ボビー選手の負傷は昨年と同じ箇所ですが、昨年はシーズン後半に復帰可能ということでメディカル・レッドシャツ入りを断ったそうです。今年はどうなのでしょう?
というわけで、いよいよ次戦からACCのカンファレンス・ゲームがスタートしますが、ちょっと心配なターヒール・ファンの年明けなのでした。LET'S GO HEELS!!(ひ)


ターヒールズ開幕9連勝 12.18.2007

ま、当然です。例年と比較するとスケジュールがタフでないのでさらに当然ですが、最近の5連勝は全てアウェイで勝っているのは評価できます。ちょいとスタートが遅れてしまいましたが、今季も人知れずターヒールズの足跡を記していきましょう。
 ○ 72-68 Davidson なぜか毎年開幕戦は苦戦。残り3分で同点に追いつかれていたらしい。
 ○ 107-72 Iona 元祖タイラー選手、ディオン選手、エリントン選手、タイワン選手、グリーン選手の5人が2ケタ得点。
 ○ 110-64 S. Carolina State 元祖タイラー選手はもちろん、エリントン選手、グリーン選手の得点力が安定していてグー!
 ○ 99-82 Old Dominion 最終スコアに見えるよりも接戦だったそうです。元祖タイラー選手27得点、タイワン選手23得点。
 ○ 73-63 BYU 相手はルイビルではなくBYUでした。負傷でタイワン選手欠場も、接戦を制して5連勝。元祖タイラー選手21得点。
 ○ 66-55 Ohio State ここ3試合続けて、前半は接戦・後半も後半になってから引き離して勝つ というパターンだそうです。本当に強いチームはそんなものだよ、と強がりたいけどヤキモキしますね。エリントン選手23得点。
 ○ 86-77 Kentucky やっぱり後半にsparkして勝利。その火付け役になったのはグリーン選手(トータルでも20得点)。すばらしい6thメンとしての活躍に満足。
 ○ 106-71 Penn 特になし(当然!?)
 ○ 93-71 Rutgers 同様(当然!?)
いやはや、先に予告していた前半戦のヤマ(アウェイ3連戦)を良い形で乗り切って、やっぱり今年のターヒールズはかなりやばそう(若者言葉)ですぞ!! これまた予告通りに、ちゃんとディフェンスができてそうなスコアなのも心地よいです。数字では目立たないけど、ギンちゃん選手がディフェンスでがんばってます。えらいぞ!!

というわけで、すっかり遅くなってしまいましたが、今季のターヒールズのラインナップを簡単に紹介(上5人がスタメン)。
元祖タイラー・ハンズブロ選手(PF・Jr) もはや言わずもがなの中心選手。頼りになります。
ディオン・トンプソン選手(PF・So) スタメン固定してすっかり攻守に不可欠な男になりました。ブランダン選手?って誰だったけ? U-20のチームUSAを経験して経験値もアップ。
ギンちゃんことマーカス・ギンヤード選手(G/F・Jr) 強いチームには強いディフェンダーが必要です。(ひ)的に一番応援している選手なのだ、ギンちゃんがんばれ!!。
ウエイン・エリントン選手(SG・So) ポイントゲッター開花! 得点力が安定してきて、元祖タイラー選手との両輪(インサイド・アウトサイド)は心強いです。
タイワン・ローソン選手(PG・So) その両輪を仕切ってモーションオフェンスの主役となるのが超速PG タイワン選手。今季は得点力もアップ。
ダニー・グリーン選手(F/G・Jr) スーパーサブにしておくのはもったいないウルトラ6thメン。贅沢な悩みです。今季はPFの位置に入ることもある模様。
ボビー・フレイザー選手(G・Jr) やっぱり他のチームならスタメン級のPG。贅沢な悩みです。
アレックス・スティーブソン選手(F・So) やっぱり他のチームならスタメン級のPF。贅沢な悩みです。
Qちゃんことクエンティン・トーマス選手(G・Sr) 控えPG。唯一3年前のNCAA優勝を知っている選手です。
マイク・コープランド選手(F・Jr) インサイドの控えプレーヤー。NC枠?
ウイリアム・グレイブス選手(F・RS Fr) 唯一の新戦力となるレッドシャツ明けのウイングプレーヤー。SCST戦での初得点は一生忘れられない思い出となったでしょう。NC枠?
JB Tanner選手、Jack Wooten選手、Justin Campbell選手、Patrick Moody選手、Surry Wood選手 Junior Versity チームから抜擢の Walk On 選手たちですが、練習相手として控え選手として、大学チームには彼らの役割も大きいのです。

今季もがんばれターヒールズ、愛しているよー! LET'S GO HEELS!!(ひ)


Tyler Zeller to UNC!!! 11.7.2007

2007-08シーズンも間もなく開幕ですが、一足早くグッドニュースが飛び込んでまいりました。Class of 2008 では3人目、Tyler Zeller 選手がUNCに コミット しましたよ! 彼はインディアナ州出身なので、正直言ってインディアナに獲られると思っていました。というわけで万々歳です。身長 6-11 の大型白人選手ということでロイ様好み。名前まで同じだけど、元祖タイラー選手(タイラー選手をこれからこう呼ぶことにします)とはちょいとタイプは違うよう。兎にも角にも、同級生の2人( Ed Davis 選手、Larry Drew Jr 選手)と合わせていいチーム構成が期待できそうで、来年以降も楽しみです。
ちょっと手薄で心配なSGのポジションで、オファーしていた Iman Shumpert 選手にフラれてしまっていたので(なんと彼はGTを選んだのでした)、たいへん喜ばしいニュースでした。(ひ)
後日談・Class of 2010 ですから3年後の新入生になるのでしょうか。Kendall Marshall 選手という PG の選手が、早々とUNCにコミットしているそうです。オファーに即決したのでしょう。エライぞ。


ジャワッド選手、日本へ 10.16.2007

驚きました。尊敬する WOGさま からの情報によると、我らがジャワッド選手が今シーズン日本でプレーするそうです。「レラカムイ北海道」とかいう聞いたこともないようなチームで、見に行こうと思っても見に行けない環境なのがちょっぴり残念。それから、公式サイトの ロースター では F/C となっています。ジャワッド選手が活きる本来のポジションはSFなのに。6-9 も身長があるので、日本だとセンターをやらされるのはしかたがないのか。鋭く切れ込んだりスリーを打ったり、ウイングマンとしての得点力がジャワッド選手の魅力なのですけどね。しかしながら兎にも角にも、日本に来たということはジャワッド選手のNBA入りは100%ないでしょう。収入には恵まれないかもしれないけど、長くバスケットをプレーできるといいですね。(ひ)


2007-08 Schedule Released 9.20.2007

レポートが少し遅くなってしまいましたが、来る 2007-08 シーズンの スケジュール が発表されました。シーズン前半のハイライトは、ラスベガスでのトーナメント第2戦で Louisville と当たる可能性が高いこと、ACC-Big10 challenge での対 Ohio State 戦、すっかり恒例となった Kentucky 戦、の3連戦でしょうか(全てアウェイなのが痛い)。後半は相変わらずの ACC マッチが続きます。
さてさて、我らがカロライナ・ターヒールズですが、各紙の preseason poll で軒並み全米1位に予想されております。そんな中、(ひ)はロイ様の驚くべきコメントに注目。「今年はより経験のあるチームとなったので、やっとディフェンスをコーチできる」っておいおい、去年まではディフェンス教えてなかったんかい?! 確かにそういう戦い方だったけど、それが本当なら NCAA Elite 8 まで勝ち上がったのは驚異です。
さておいて、実際のところ、今年のターヒールズはかなりやばい(若者言葉)ですぞ。正直言って ACC の中にはライバルが見あたりません。今年の目標は、シーズンとトーナメントの ACC ダブルタイトル 、それから NCAA では ファイナル4 を目指しましょう。今年のチームがディフェンスをきちんと覚えたら、2005年に続く「NCAA 優勝」も夢じゃないけど。ちなみに、もし優勝したら、Qちゃん選手が優勝を2回経験した史上初のターヒールになります。
それではみなさん、今年も一緒に人知れず我らがカロライナ・ターヒールズを応援しましょう! レッツゴー ヒールズ !!(ひ)
後日談(12.18.2007)・シーズンが始まってみると、やっぱりデュークが強いです。打倒デューク!!!


Ed Davis to UNC!! 7.31.2007

またまたグッドニュース。 Class of 2008 のコミット第2号、Ed Davis 選手のUNC入学が 決定 しました! パチパチパチ〜、ウ〜ェルカム!!
Ed Davis 選手は身長 6-8 の PF で、リバウンドもブロックも得意のインサイドプレーヤーだとか。左利きというのもアドバンテージで、身長がもう少し高かったら David Robinson 選手のようなイメージでしょうか。よしよし。先の Larry Drew Jr 選手と同じく、彼のお父さんも元NBA選手で12年プレーしたそうです。Ed くんも大学でしっかりとスキルを身につけて、バスケ選手として長いキャリアが送れるといいですね。UNC入学はなかなか賢い選択ですぞ。がんばれ!
Class of 2008 のリクルーティング状況は、Iman Shumpert 選手というWGの選手と、Tyler Zeller 選手という身長 7-0 の白人センター選手にオファーしているそうです。先にオファーしていた Samuels 選手はルイビルに、 Aminu 選手はウェイクに取られてしまいました。ウェイクは監督が死んじゃったので、 Aminu 選手はショックだろうなあ。入学の1年以上前から試練だなんて、少しかわいそうです。(ひ)


Prosser dies at 56 7.27.2007

prosser ターヒールズのライバル、Wake Forest の監督 Skip Prosser 氏が急死したそうです。なんと56歳という若さ。このような現役監督の急死というのはあまり例がないので、非常にショッキングです。しかしもっと大きなショックを受けているのは Wake のプレーヤー達でしょう。昨年の ACC 最下位という低迷から、チーム再建を図っていた矢先のアクシデントですから。
兎にも角にも、ご冥福をお祈りいたします。右の写真は(ひ)(ま)家のアルバムにあった Prosser 氏の写真です。(ひ)


NBA draft 2007 7.27.2007

なんかもう1ヶ月以上も経っているのですっかり忘却の彼方ですが、NBAドラフトの記事を書くのを忘れてました。やる気のなさが見え見えですが、「ターヒールズの足跡を記録する」というのがこの3行スポ欄の趣旨ですので、いちおう書き留めておきます。
1年生でアーリーかましたブランダン・ライト選手は、1巡目8位でシャーロットからの指名の後すぐにゴールデンステートにトレードされました。そうっすか。それだけ。
で、なんと、ターヒールズで4年間プレーした裏ジャックことレイショーン・テリー選手が、2巡目14位(全体44位)でオーランドに指名されました。ほっほーう。とりあえずおめでとう、レイショーンくん。長くプレーできるといいですね。
しかしテリー選手が指名されるのなら、なんで2年前にジャワッド選手が指名されなかったのだろう?。やっぱりドラフティに高校生がいないことがそんなにも違うのか。返す返すもジャワッド選手、運が悪かったではすまされない悲運の男です。(ひ)はいつまでも彼のことを愛しています。(ひ)


Larry Drew Jr to UNC!! 5.25.2007

グッドニュースです。 Class of 2008 のコミット第1号として、Larry Drew Jr 選手のUNC入学が 決定 しました! ベリーナイス! ウ〜ェルカム!!
来季のフレッシュマンは Red Shirt 明けのウイリアム・グレイブス選手のみ、実質の新入生はゼロという状況の中(前年にたくさん取りすぎていたのだ)、久しぶりにコミットのニュースを聞くと非常に嬉しい限りです。このラリー選手、得点力も兼ね備えたPGとのこと。お父様もNBAの選手だったとか。モーションオフェンスで速攻命のロイ様ヒールズでは、PGの働きはとりわけ大切なので、大学でしっかりとスキルを身につけてNBAに行けたらいいですね。がんばれ! 童顔系のあどけない表情もかわいらしいです。
UNC は、他にも Al-Farouq Aminu 選手、Ed Daveis 選手、Samardo Samuels 選手といったフォワード陣に目を付けてオファーしている模様。特に Aminu 選手とか、WFの位置は手薄なのでいいかもよ。どう??(身長も6-8もあるし。ジャワッド選手タイプ?)。(ひ)


ブランダン選手、プロ入りを表明 4.24.2007

珍しくロイ様が休暇を取っていたので(ロンドンの息子を訪ねていたらしい)発表が遅くなりましたが、ブランダン・ライト選手がプロ行きを表明しました。ドラフトでは5位以内での上位指名が確実視されていることを受けてのエントリーですが、ターヒールズにはあんまり貢献してくれてないからねぇ。いつの間にか存在を忘れてしまいそうです。
一方、タイラー選手・タイワン選手・エリントン選手の3人は、早々と残留を宣言していました。ブランダン選手の位置にはバックアップ2人が控えているので、チーム力の低下はそれほど心配ないと思われます。ちょっと早過ぎるかもしれませんが、したがって来季の予想スタメンを発表!。
 PG タイワン・ローソン選手
 SG ウエイン・エリントン選手
 WF/SG マーカス・ギンヤード選手
 PF ディオン・トンプソン選手
 C/PF タイラー・ハンズブロ選手
加えて控え陣も、PGの位置にはボビー選手とQちゃん選手、SG/WFの位置にはグリーン選手とレッドシャツ明けのグレイブス選手、PFの位置にはアレックス選手とコープランド選手、なかなかに充実しています。このメンバーでファイナル4を獲ってくれたら万々歳。来季の目標は、ファイナル4 です。もちろん、ACCトーナメントを連覇してくれたらもっと嬉しいです。それとロイ様、class of 2008 のリクルーティングをがんばってくださいね(リクルーティングはいつも大変そうだけど)

話は戻りまして、ずいぶん悩んだ末に、おでん選手もドラフト入りを表明しました。オハイオSTからは3人の主力1年生が抜けますが、来季はまたすごい1年生が3人くらい入ってくるらしい。まるで新ルールを逆手に取った1年限定プロ選手養成センターの様相です。連覇のフロリダ4人衆を始め、軽く思いつくだけでもテキサスのケビン・デュラント選手、ジョージタウンのロイ・ヒバート選手、デュークのジョシュ・マクロバーツ選手 などなど、今年のドラフトは大豊作。新ルールへの変更に伴って、2年分の厚みがあるように思われます。まあ、NBAのドラフトなんてどうでもよいですが。(ひ)


ターヒールズ、Final 4 ならず! 3.30.2007

ちょいと遅くなってしまいましたが、ファイナル4をかけた New Jersey 州 East Rutherford での2試合です。
 ○ 74-64 USC 何とか後半で逆転勝利。レイショーン選手が「Strep throat(何だろう? レンサ球菌気道感染症?)」と診断されたため、スタメンを外れました。代わりに先発したのはギンちゃん選手。ディフェンスも得点(10得点)もがんばったようです。これで Elite8入り。
 ● 84-96 Georgetown おっとっとっと、ここで負けちゃいました。点差が開いているように見えるけど、実は同点で延長に入った試合でした。その延長で、全くペースがつかめず一方的に攻められて残念な敗戦だったとのこと。こういうことが起こると、つくづく大学バスケは面白いです。UNCのファンサイトには「審判がUNCの選手にばかりファウルをコールして、Georgetown の方には全く笛を吹かなかった。敗戦の責任はこのヘボい審判にある」との声が多く聞かれましたが、まあ、贔屓目で見るとそう見えるものだよ。それより、Georgetown のFG%が .576 って、何やねん?! ディフェンスしとるんかい? 審判どうこうより、ディフェンスの練習をもっとした方がいいかもよ。
ちなみに Final4は、Ohio St、Florida、Georgetown、UCLA という顔ぶれ。今年は番狂わせは比較的少なかったように思います。
というわけで、今シーズンも終了しました。シニアのレイショーン選手とウェス選手はお疲れ様でした&ありがとう。さて、今年のチームから、何人抜けるでしょうか? ブランダン選手は確実っぽいです。タイラー選手も濃厚、タイワン選手は微妙かな? しかし残ったメンバーが成熟して、来季は今年より良いチームになるかもしれません。新1年生が入ってこないのが、ちょっと心配です。
とにかく、ありがとう ターヒールズ! 今年も良い年でした。(ひ)
後日談・なんとフロリダが連覇してしまいました。あっぱれ


ターヒールズ、Sweet16 進出! 3.21.2007

はい、オマケの(って(ひ)にとってだけですが)NCAAトーナメントが始まりました。
 ○ 86-65 Western Kentucky まあ、初戦ですから。生で試合が見れない状況の中、これくらいのスコアだと大学バスケらしい勝ち方のようで落ち着きます。ケガが心配なタイラー選手が21得点をマーク。心配いらないくらいに復調しているのでしょうか。レイショーン選手は18得点。裏ジャックとしてチーム勝利の鍵を握っている彼の好調が、このまま続くことを祈るばかりです。
 ○ 81-67 Michigan State 2回戦で早くもイゾー監督率いる Michigan St との対戦とは少々シビアな巡り合わせでしたが、これまた大学バスケらしいスコアで勝ちました。なんとタイラー選手 33得点。どこまでモンスターなのか。超速PG タイワン選手も驚きの20得点。裏ジャック・レイショーン選手 14得点と好調を維持。
試合会場が1時間ドライブのウィンストン・セーラムだったことも幸いして、とりあえず問題のない2試合だったようです。問題は次の対戦ですが、予想していた Texas ではなく、なんと USC がお相手とのこと。そう、Texas は USC に完敗してしまっていたのでした。
実は(ひ)(ま)家はしばらく留守にしていて全くフォローできていなかったのですが、その間に結構予想外のことが起きているようです。Duke が初戦で Virginia Commonwealth に負けたり(およよよよ)、ファイナル4に予想していた Wisconsin が負けていたり、Ohio St はギリギリの延長で勝っていたり(しかもおでん選手ファウルアウトの後に追いついたらしい)。カンザスが調子いいみたいですね。まあオマケですので、これからぼちぼち把握することにします。すっかりのんびりモードの(ひ)


NCAAトーナメント ブラケット発表 3.12.2007

早速、NCAAトーナメントのブラケットが発表されました こちら からどうぞ。PDF版)。結局 Duke も GT も入って ACC からは最多の7チームが選出。
我らがカロライナ・ターヒールズは East Rutherford 地区の第1シードだけれど、素直に勝てそうなのは初戦(Eastern Kentucky)と 2回戦(Marquette/Michigan ST)くらいまでで(試合会場がほぼ地元の Winston-Salem なのだ)、その先は Texas、Georgetown とめちゃくちゃタフな対戦が予想されています。なんだかコロッと負けそうだなあ。。
Texas には2004年のシーズンに2回戦で負けたし、Georgetown には2003年のNIT で負けている(この試合(ひ)(ま)家はスミスセンターにて観戦)ので、ちょうど良いリベンジのチャンスではあるのだけれど。Texas には今年鬼のように活躍した Kevin Durant 選手がいて、UNCと同じで若い選手が多いチームではありますが、とっても強そうです。Georgetown にはインディアナから転校したパトリック・ユーイング Jr 選手がいて 今年は Big East 優勝と絶好調、やっぱり強そうです。
まああ、ACCトーナメントで勝ってくれたし、大きな期待はしていないので、どこで負けてもいいんだけどね。優勝を狙うには今年が勝負、なんてことを以前の記事に書いた覚えがありますが、まあムリです。Final4 まででも勝ち上がるようなことがあったら、逆立ちして喜んでしまいます。
(ちなみに、Kevin Durant 選手はタイワン選手の元チームメイトで、リクルーティングの段階では2人揃っての UNC入学が有力視されていながら Texas へ進学しました。うーん、残念)
というわけで、今年のトーナメントはフロリダの連覇なるか?が話題ですが、連覇というのは難しくてまるで奇跡のようなものだと思います。したがって(ひ)のファイナル4予想は Wisconsin、Kansas、Georgetown、Ohio State。そして優勝は Ohio State(悔しいけど強いのだ)。その後、Ohio State の主力1年生がプロに4人くらい抜けるはずなので、来年はまたターヒールズが優勝を狙います。(ひ)


祝 ターヒールズ、ACC トーナメント優勝!! 3.11.2007

レギュラーシーズンが終了して、ACC トーナメントです。5位シード以下の8チームが戦う第1ラウンドでは、4試合全てが大接戦となり、これまたなんと全ての試合で下位シードのチームが勝つという番狂わせの連続でした。Gerald Henderson 選手が出場停止の Duke も NC State に延長の末敗退(ざまーみろ!)。で、1位シードの我らがターヒールズは第2ラウンドからの登場。

tyler  ○ 73-58 Florida State Duke 戦で負傷した(歯も折れていたらしい。痛そ)タイラー選手はノーズガードを装着して魂の出場(6得点)。ウエイン選手18得点、タイワン選手11得点、ブランダン選手11得点と、1年生トリオががんばってくれました。
 ○ 71-56 Boston College ブランダン選手が20得点。そして何よりこの2試合はスコアが良いですな。ちゃんとディフェンスしてそうで、心地よい数字です。2001年以来の決勝進出(この決勝ではDukeにボロ負けしたのでした)
 ○ 89-80 NC State 先発全員2桁得点で勝利! FTがチームで 23-24 とはお見事、こういうちゃんととしたことができると、気持ちよく勝てます。ACC トーナメント優勝は 1998 年以来9年ぶり。トーナメントの MVP にはブランダン・ライト選手が選ばれました。

ところで、NC State は毎年 ACC トーナメントでは非常に良いパフィーマンスを見せており、今年もDuke、Virginia、Virginia Tech を次々と倒して10位シードから決勝まで勝ち進んできました。対して Duke、Maryland、Georgia Tech は初戦で敗退しており、これは NCAA トーナメント出場チームを選ぶのが非常に難しくなりそうです。Duke だけ選んだらまた「贔屓だ!」とか大問題になりそうよ。(実際はそうなりそうなのだが)。まあ、順当に考えると UNC、Virginia、Virginia Tech、Boston College が当確、Maryland が多分オッケー、Duke と Georgia Tech が五分五分(そして選ばれるのは Duke のみ)、NC State は残念でした、という結果になりそうです。こんなにセレクション・サンデーが楽しみな年は珍しいですね。

兎にも角にも、この優勝でどうやら NCAA トーナメントでは第1シードが有力ですが、((ひ)の勝手な)今年の目標だった「ACC トーナメント優勝」を果たして、非常に満足です。重ねて言いますが 非常に満足 です。タイラー選手は前戦での大怪我にもかかわらず、魂のプレーを見せてくれました。1年生トリオはこのトーナメントでは間違いなく勝利の原動力でした。裏ジャックのレイショーン選手が沈まなかったことも勝因の一つでしょうか。ウェス選手は決勝の大事な場面で3ポイントを2本連続で決めるなど随所で光りました。ギンちゃん選手は持ち前のディフェンスで貢献、ミニッツも増えました。他の控え選手たちも含めて、みんなおめでとう!。君たちは誇りだ。NCAA トーナメントでは ファイナル4とか欲が出たりもするけど、まあ途中でコロッと負けそうなので(スマン)、オマケのつもりで楽しませてもらいます。とにかくおめでとう。アイ ラブ ターヒールズ!!(ひ)

acc champs


UNC 86-72 Duke !!! 3.5.2007

いやはやいやはや、先の連敗の後にはいろいろあったようです。ギンちゃん選手が「去年のチームの方が強い」と言ったり、タイワン選手は「連敗なんて前にいつしたか覚えてない」と言ったり(彼は超エリート校の Oak Hill Academy出身)。珍しくロイ様がラジオ番組で不快感を示したり、試合の前の日には実はタイラー選手が入院していたり(怪我ではなく病気だった模様)。コラムニストの Adam Lucas 氏は「おばあちゃんのアンティークの花瓶のようにいつ壊れてもおかしくない状態(They are as fragile as your grandmother's antique vase)」と表現していますが、おいおい、そんなに悪いのかい?!
幸い、永遠のライバル Duke 戦ではそんなこと言ってられませんので、タイラー選手の26得点17リバウンドを筆頭に、裏のキープレーヤー・レイショーン選手15得点(ほら!)、タイワン選手12得点、ブランダン選手10得点、そしてギンちゃん選手12得点! と、理想的な快勝。最後のホームゲーム(シニアナイト)だった、レイショーン選手とウェス選手はお疲れ様でした。

と、素直に喜びたいところですが、実は許せないことがあります。勝負もほぼ決まっていた残り14秒になって、17個目のリバウンドを取ったタイラー選手に対し、Duke の Gerald Henderson 選手が無謀にも襲いかかってタイラー選手の顔面をクリーンヒット。タイラー選手は流血、そして鼻骨骨折というアクシデントが起きてしまいました。負けてイライラしてたか知らんが、そんなことしたらイカンでしょ。Gerald Henderson、君の名前は忘れない。そして(ひ)が君の応援をすることは決してない。

で、ACC standings の方は、最終節を前に5チームが首位になる可能性があった大混戦でしたが、Virginia Tech が負け(ありがとうクレムソン!)BC も負けたので(ありがとうGT!)、ノースカロライナと Virginia が11勝5敗の首位タイでレギュラーシーズン優勝を分け合いました。しかも直接対決を制していたので、ACC トーナメントの第1シードは、我らがカロライナ・ターヒールズが取りましたよ! 先の連敗の時点で諦めていたのですが、ラッキーもあるもんですね。以前の記事にも書いたけれど、もう何年も勝っていない ACC トーナメントでの優勝が今年は見たかったので、がんばってください。レッツゴー ヒールズ !!
しかしタイラー選手が心配だなあ。。。(ひ)


(ひ)の願い 3.5.2007

今年も多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦する。良いことだ。どんどんメジャーの舞台に挑戦してほしいと思う。「選手の流出」とか言って困った顔をしているのは選手を食い物にしている一部の人間だけだ。そういう人間には(給料だけではなく)選手にメジャー並に良い環境を提供することを要求したいが、片手落ちでそういう投資はしないのが彼らの常である。
さておいて、松坂選手や井川選手は間違いなく活躍する。今年初挑戦の選手の中では、(ひ)は桑田真澄投手を応援したい。聞けば、マイナー契約だったため、家の手配や車の購入も全部自分一人でしたらしい。(ひ)が裸一貫でアメリカに行った時と同じだ。ちょうど同じ時に渡米したイチロー選手を「球団が何もかも用意してくれるんだろうなあ」と羨んだのを思い出す。しかし人任せではなく、自分だけで苦難を乗り越えることにも大きな意義があることを学んだ。
(ひ)とはレベルが違うかもしれないけど、桑田選手が今そうやってがんばっている。声の限りの応援をせずにはいられない。松坂選手や井川選手とは違って、全盛期を遠の昔に過ぎているのも承知だ。1つだけ、メジャーで1勝だけでもできますようにと、毎日祈っている。(ひ)


Tar Heels Today 3.2.2007

 ○ 104-67 Wake Forest ウェイクがファウルを多用しながら勝負できたのは前半12分までで、その後は完全に一方的なゲームだったとのこと。
 ● 81-80 Virginia Tech 延長までもつれた激戦の末、まさかの黒星。ホームで負けたのは久しぶりだなあ。VTにはリベンジするつもりが逆にスイープを食らってしまいました。ありゃりゃん。相手の Zabian Dowdell 選手は何と33得点。こういう選手をまちっとどうにか抑えたら楽に勝てるのに... とにもかくにも残念な今シーズン4敗目。
 ○ 77-72 (21) Boston College 先発全員2ケタ得点で快勝! Virginia とタイながら、ACC トップに返り咲きました。
 ○ 83-64 NC State いちおうリベンジ達成だけど、前戦で負けているのが不思議です。
 ● 87-89 Maryland 残り3分での逆転負け。っておいおい、ちょっと負けが込みすぎでないかい? 試合終了3秒前、ブランダン・ライト選手がFTを外して追いつけず敗戦。FT%が低いので、ファウルの狙い目になっているらしい。結局 depth だけが確実に勝つための決め手にはなっていないことがここ数試合で明らかになりました。ハイスピードバスケと言っても、ディフェンスでボールを奪わないと良いペースに乗れないわけだし。それから、本日カメさんズのDJストロベリー選手(元大リーガー ダリル・ストロベリー選手の息子)は27得点。こういう選手をちゃんと抑えないと、接戦での球際の強さがいつまでたっても身につかないんでないかい?
 ● 77-84 Georgia Tech うへっ!?こりゃまた?!おろろ〜ん、GTに乾杯、じゃなくて完敗とはコレ如何に?! カメさんズのDJ苺選手は経験豊かなシニアだという言い訳ができたけれども、このゲームでは1年生の Thaddeus Young 選手に25得点を喫したとあらば、もう言い訳はナシです(ちなみにこのYoung選手、リクルーティングの段階ではUNC入学が有力だった選手です。オーマイガー!)。UNCウォッチャーの間ではまことしやかにささやかれている「レイショーン選手が不調だと負け 爆発すると勝つ」という法則が、期せずしてこのゲームでも立証されました(本日 FGは1本のみの7得点)。なんだかまるでかつてのふてぶてしい男ラシャド選手を思い出させますが、よりタチが悪そうな胸騒ぎがするのは心配症の(ひ)だけでしょうか? 兎にも角にも、この残念な敗戦でACCタイトルは絶望的。加えてトーナメントに向けて不安のボルテージも赤丸急上昇で最高潮です。
いやはや、この6戦は全勝するつもりだったのに、3勝3敗とは想定外でした。まるで金星サプライヤーのような体たらく。次はレギュラーシーズン最後のデューク戦だけど、先の対戦とは逆に3連敗をもらったりして... いやはや、思考は悪い方へとばかり向かってしまっていますが、このヒヤヒヤ感も大学バスケファンには醍醐味ですらあります。とにかくがんばりましょうターヒールズ!!(ひ)


ジャワッド選手、D-League All Star Game に出場 2.20.2007

今年もNBAのオールスターゲームが開催されました。コービー・ブライアント選手やレブロン・ジェームス選手がチヤホヤもてはやされる報道を聞くと、その瞬間に吐き気と便意と蕁麻疹が一気に襲ってくるような拒絶反応を示してしまう(ひ)は、毎年必ず遠くに避けているイベントです。が、今年はラスベガスで開催されたことが一つのニュースでしょうか。
加えて、愛するジャワッド・ウイリアムズ選手が D-League All Star Game に先発出場し、11得点をマークしました。がんばれ!ジャワッド選手! ルーキーチャレンジ・ゲームには、ソフォモア(2年目)代表で、レイちゃんことフェルトン選手も出場しました。本チャンのオールスターは例の拒絶反応が出てしまうのでご遠慮願いますが、この2試合は見てみたかったな〜。(ひ)


UNC 79-73 Duke !!! 2.9.2007

はいはい勝ちましたよ!昨シーズンに続いてキャメロンで連勝。これでデュークは3連敗、8年ぶりだそうです。
前半は5点ビハインドで折り返すも、試合終盤で逆転。厚い選手層(英語で depth と表現します)のおかげで、ラスト1分になってもターヒールズの面々は元気いっぱいだったとか(デュークの方はバテバテ)。ブランダン選手はディフェンスがイマイチながら19得点、タイラー選手も相変わらずの16得点。手首の怪我を忘れさせてしまうほどの活躍を見せるタイワン選手は要所のゲームメイキングな得点も含めて15得点、しかも(ひ)とあまり変わらない身長(5-11)ながら8リバウンドは驚異です。やっぱこの3人は来年プロかな。
シーズンも大詰めで、レギュラーシーズンは残り7試合になりました。全部勝ちましょう!レッツゴー ヒールズ !!(ひ)
2/12追記・その後 Duke はカメさんズにも負けて4連敗。11年ぶりにランクからも外れてしまいました。


Tar Heels Today など 2.6.2007

情報源にしている Yahoo! Sports のページデザインが突然変更されてびっくりしている(ひ)です。シンプルなページ構成が好きだったのに... まあ、SI や ESPN よりはまだマシでしょうか。
 ○ 77-61 Georgia Tech なんとタイラー選手、フリースロー 15の14 で 24得点。
 ○ 88-60 Wake Forest ウェイクは今年も低迷中。
 ○ 92-64 (17) Arizona ブランダン・ライト選手とギンちゃん選手が病欠でも楽勝(ディオン選手が先発)。アリゾナはホーム史上最多得点差での敗戦になってしまったとのこと。ご愁傷さまでした。
 ○ 105-64 Miami (FL) ギンちゃん・ライト選手ともに復帰、とりあえずボビー選手も怪我から復帰。
 ● 79-83 NC State FG% .605 を許していたら、そら負けるわ〜。
どうやら、調子に乗ってきたと思ったら、油断してディフェンスが甘くなるのが原因で負けてしまうのが黄金の負けパターンのようです。これだから大学バスケは可愛い気があって大好きなのだ。まあ、デュークに負けるのよりはいいでしょう。そう、次の試合はデューク戦! 実はデュークも現在連敗中、ACC 5勝4敗と調子は今一つ。デュークに3連敗をプレゼントしてあげましょう、Let's Go Heels!!
スーパーボウルはコルツが勝ったようですね。にっくきNEを倒してくれたご褒美ですよ、よかったよかった。ところが、実はNEが最後に勝利を決めていたキッカー(ヴィナティエリ選手)が、今年はインディアナポリスにいたらしい。うーむむ、何とも複雑な気分ではあるが、まあにっくきNEのジャージを着ていないなら許してしまおう。罪ヲ憎ンデ人ヲ憎マズ。(ひ)


Tar Heels Today、NFLプレーオフ など 1.19.2007

突然ですが、まず残念なニュースから。復帰したかと思ったら、ボビー・フレイザー選手が同じ箇所をまた故障したそうです。どうでしょう、もうレッドシャツは無理なので、最後のトーナメントに間に合えば儲けもの、くらいの気持ちで、ここはムリせず来シーズンに備えるのも悪くないと思います。焦らず、ね。
さてさて、いよいよACCシリーズに突入したターヒールズの戦績です。
 ○ 84-58 Florida St シーズン開始から14勝1敗はUNC史上5度目、過去4回はいずれも Final 4 進出(うち2回は優勝)だそうです。今年はどうでしょうか???
 ○ 79-69 Virginia これで15勝1敗。
 ● 88-94 Virginia Tech およよよよ、だから心配していたのだよ。ディフェンスがんばれ!
 ○ 75-55 (19) Clemson はい、クレムソンは敵ではありませんでしたよ!
ACC開幕で3勝1敗は、まあ許せるのでしょうか。ガンガン走り回るスピードバスケを続け、後半相手がバテたところを突き放す、という選手層の厚さで勝つのが勝ちパターンでは、ディフェンスがどうとか言うのは難しいのでしょうかねえ? Box Score を見ると、どの試合でも必ずと言っていいほどに相手チームの主力選手に20点とか25点とか取られているので、その選手をちゃんと抑えたらもっと楽に勝てそうなものなのに。ま、とくかく、レッツゴー ヒールズ !!

それから、プレーオフ限定で浮気していたサンディエゴ・チャージャーズですが、よりにもよって あの にっくき NE にまた最後のFG3点差で負けてしまいました。だあああああああああ腹が立つわいっ。サンディエゴは most of the game で dominate していたけど、細かいミスが多かったり焦ってチグハグな攻撃をしたりが積み重なっていたそうです。そして極めつけは8点差でリードしていた第4Q残り6分、NEは後がなく 4th down long の攻撃。ニヤがりブレイディの苦し紛れのパスをサンディエゴはインターセプト、実はこの時点で試合は99%決まっていたはずでした。ところが、何を思ったかインターセプトした選手がリターンし、さらにファンブルを犯して攻撃権を取られ、タッチダウン - 2ポイントコンバージョン - サンディエゴ焦って進めず - 軽くFGレンジまで攻撃を進めたNEがFG、という絵に描いたような逆転劇を許して負けてしまったのでした。返す返すも悔やまれます。4th down だったので、パスをインターセプトする必要はなく、そのまま地面にはたき落として攻守交代していたらサンディエゴの勝利でした。
この試合から(ひ)が思い出したことがあります。かつて、小学校の高学年 or 中学生の頃に見た、当時無敵だった日本大学を甲子園ボウルで京都大学ギャングスターズが破ったという日本のスポーツ史に残るゲームです。試合終了も近い終盤、エンドゾーン前からTDを狙った日大のTDパスを、京都大学のディフェンスの選手は楽々と正面でインターセプトできたはずなのに、わざと目の前に落としました。「なぜ?」と大きな疑問を感じた直後、すかさず解説者から「残り時間が少ないので、京都大学は攻守交代さえすればよい。今の日大の攻撃は 4th down だったので、ファンブルのリスクを考えて、わざとパスインコンプリートにしたのです」という的確な解説がありました。幼い(ひ)は「なるほど〜」と大きく納得したのを鮮明に記憶しています。
20年以上も前の、日本の大学生プレイヤーでもできるくらいのことですから、そんなに珍しいケースではなく、サンディエゴの選手は軽率なミスを犯したと言わざるを得ないでしょう。しかし、返す返すも悔やまれます。相手がNEだっただけに悔しさのボルテージ10倍増、さらに倍。NEに勝ってほしいという理由だけで、次の試合は1試合限定でインディアナに浮気しちゃいます。(ひ)
後日談・大接戦の末、インディアナポリスがNEに勝ちましたよ!やったー!!


Go Chargers!? 1.9.2007

もうすでに始まってしまっていますが、NFL はプレーオフの季節です。我らがカロライナ・パンサーズは惜しくも星が一つ足りずにプレーオフ進出を逃しました。QBデローム選手の故障はあったにしても、1試合に60回もパスを投げたかと思いきや次のゲームでは7回だけ、などと見ている方も首をかしげてしまう試合運びで、少々不満の残るシーズン後半だったのが大いに残念です。ジュリアス選手は相変わらず活躍していたようです。
で、仕方がないのでプレーオフ進出チームの中では... 今年はズバリ、サンディエゴ・チャージャーズに注目します。シーズンTD記録を更新したラダニアン・トムリンソン選手はよく報道されている通りですが、(ひ)は主戦QBのフィリップ・リヴァース選手を猛烈プッシュします。NCステート出身で、パスがちょっと横手投げなこと以外は評価が最も高いQBとして全体4位でNYGに指名されました。直後、サンディエゴではプレーしたくないとゴネまくったニヤがり野郎イーライ・マニングとのトレードでサンディエゴへ移り、初の主戦QBとなった3年目の今年は14勝2敗の好成績でプレーオフ進出(ホームアドバンテージ付き)。トムリンソン選手やマニング兄弟の陰に隠れてあまり報道されないけれど、(ひ)は俄然注目です。今年はサンディエゴ中心で行かせてもらいます。スーパーは サンディエゴ vs シカゴ、で勝のは サンディエゴ。いかがでしょう?。
ここで小話を一つ。ほぼ毎日ランチを一緒に食べていたパティおばさま(NCステート出身)の長女レベッカちゃん(当時中学2年生、親の影響でNCステートファン)が、当時NCステートでプレーしていたフィリップ・リヴァース選手の大ファンだったそうです。「私、彼と結婚するわ」と言ってはばからなかった彼女、しかし彼は学生結婚していてすでに子供もいることが判明。そのショックで何日間か枕を濡らして泣いていたそうです。カワイイ話でしょ。(ひ)


Tar Heels Today 1.5.2007

日本全国3人くらいのターヒールファンの皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も我らがカロライナ・ターヒールズを人知れず応援していきましょう。で、我らがターヒールズ、前回記事から6連勝の13勝1敗はランキング2位。相手がタフではないので、ベタ凪状態の一ヶ月でした。
 ○ 93-62 NC Asheville まあ、普通です。
 ○ 105-52 Florida Atlantic 男ドアティ亡き後のFAU戦、前半の 65-18 は School Record だったらしい。
 ○ 69-48 Saint Louis タイラー選手のホームカミングとして設定されたゲームでした。
 ○ 87-48 Rutgers まあ、普通です。
 ○ 81-51 Dayton まあ普通ですが、これくらいのスコアだと何となく安心します。数字的に。
 ○ 102-64 Pennsylvania ボビー選手とQちゃん選手ケガから復帰。
さすがに「取られる以上に取って勝つ」ではリスクが大きいと感じたのか、大学バスケらしいスコアになってきて凪状態がさらに穏やかになったように見えます。試合の展開としては、タイラー選手、ウエイン・エリントン選手、ブランダン・ライト選手の3人がポイントゲッターとして常に2桁得点を記録、先輩PG2人の故障でかえって張り切っているタイワン選手が走り回り、Sr のテリー選手とウェス選手は普通だけど、控え陣で So のガード2人(グリーン選手とギンヤード選手)と Fr のフォワード2人(アレックス選手とディオン選手)ががんばっていて、チーム状態は盤石の印象さえ受けます。
唯一の心配はボビー選手とQちゃん選手の怪我。特にボビー選手はこのままシーズンを終えてレッドシャツ扱いかという噂もあったくらいでした。3人のPGのうち2人が戦線離脱とは想定外のトラブルでしたが(タイワン選手はミニッツが増えてかえって嬉しかったと思われます)、幸いにして2人ともUPenn戦で復帰できたので、シーズン後半に向けて心強い限りです。
で、次のフロリダ・ステート戦からは、いよいよ ACCマッチのスタートです。今季のACCでは、クレムソン大が目下無敗で8年ぶりだかの Top 25 ランクインしています。クレムソンと言えば、かつての南海ホークスやクラウンライターライオンズのような常連最下位チームでしたが、(ひ)(ま)がカロライナにいた頃から黒人の監督が一生懸命チーム作りをしていたのを見ていたので、驚きはしません。収穫期を迎えているのでしょう、がんばれ!。まあ、ターヒールズの相手ではないだろうけど。 Let's Go Heels! (ひ)
1/9/2007 追記・UCLA がやっと負けてくれて、ターヒールズ全米ランキング1位となりました!


Tar Heels Today 12.12.2006

我らがカロライナ・ターヒールズは、現在7勝1敗でランキング3位です。1敗は残念だけど、まずまずのスタートと言えるでしょう。ここ数試合はボビー・フレイザー選手に代わって、タイワン選手がスタメンPGを務めています。これでちょっと前に(ひ)が予想していたラインナップになっちゃいました。ボビー選手をスタメンに残していたのがロイ様らしかったのですが、故障ではしかたがないですね(足の怪我、けっこうひどいらしい)。しかしまた来年はスタメン総入れ替えになりそうな予感(それはそれでいいけれど)。
 ● 74-82 Gonzaga NITの準決勝、よもやの敗戦。タイラー選手が封じられる黄金の負けパターン炸裂。
 ○ 101-87 (22) Tennessee 続く3位決定戦で、なんとか3位を確保。
 ○ 98-89 (3) Ohio St 恒例のACC-BigX challenge は注目のカードを白星獲りました。
 ○ 75-53 Kentucky ケンタッキーには4連敗の後4連勝とか、そんな感じです。
 ○ 94-69 High Point まあ、普通です。
jawad 総じて華やかに得点しまくっているけど、失点も多いというパターンでしょうか。そもそも「取られる以上に取って勝つ」が今季のチーム方針のようで、テネシー戦のようなスコアが理想的のようです。これではトーナメントでコロッと負けそうで、ちょっと心配です。タイラー選手が封じられたら負けてしまう黄金の負けパターンも克服できていないようですし。まちっとディフェンスがんばってくれターヒールズ! Ohio St も、おでんことオデン選手が怪我でoutしていたので(なんと次の試合から登場、ラッキー?)、次に対戦があったら勝たせてくれないかもよ。
ところで、シーズンイン直前にクリッパーズに waive されてしまったジャワッド選手が、今季は NBDL のアナハイムでプレーするそうです。年齢的にも、そろそろ NBA 入りは難しくなってきそうで、ちょっと胸が苦しいです。コーチングのスキルとかを身につけると、いいコーチになりそうな気がするのですが。ま、とにかくがんばってくれいジャワッド選手!愛してるよ!!(ひ)


Tar Heels Today 11.21.2006

ついに2006-7年の大学バスケシーズンが始まりました。今年もできるだけ我らが愛すべきターヒールズの足跡を追っていきたいと思います。まず最初のニュースとして、1年生のウイリアム・グレイブス選手がレッドシャツ扱いとなることが発表されました。今季のターヒールズではほとんど出番がないことが予想されたので、とても良い選択だったと思います。今年1年は練習のみで試合には出場できませんが、これで5年目もターヒールズでプレーできます。がんばれ!! で、開幕を迎えた我らがターヒールズは...
 ○ 103-81 Sacred Heart まずは開幕戦勝利
 ○ 73-66 Winthrop 後半も残り5分で辛くも逆転。とりあえずNY行きを決めました。
 ○ 103-50 Gardner-Webb 爆勝!
と、そうでないと困るのですがまずは開幕3連勝。気になるスタメンはレイショーン・テリー選手、タイラー・ハンズブロ選手、ブランダン・ライト選手、ウェイン・エリントン選手、ボビー・フレイザー選手の5人。加えて控え選手でもう1チーム作ってもおつりが来そうな選手層の厚さで、ガンガン大量得点しているようです(Winthrop戦はちょっと危なかったけど)。ちょいとディフェンスが気になりますが、まあ開幕間もないのでこれから修正できるでしょう。次はNYでゴンザガ戦です。この NIT Tip-Off はまず優勝だ! LET'S GO HEELS!(ひ)


シーズン開幕! 10.31.2006

ジャワッド選手解雇のショックもまだ癒えませんが、ターヒールズの2006-7年シーズンがいよいよ始まります!11月1日・11日のエキシビションマッチに続き、14日のNIT tip off(vs Sacred Heart って、どこの大学だろ?)にていよいよ開幕。なんとESPNのプレシーズンランキングはいきなりの2位! 1位はスタメン全員が戻ってきた昨シーズンのチャンピオン、フロリダ。続く3位にはカンザス。(ひ)もこの3チームの中から今年のチャンピオンが出そうな気がします。

ロイ様によると、今季はゲーム平均90得点を目指しているそうです。マジかい?スーパーハイスピードバスケで可能だとロイ様は本気らしい。というわけで、シーズン開幕記念、「Break Neck」なシーズンを目指す我らがターヒールズの面々を簡単にご紹介。
・レイショーン・テリー選手 (F・Sr) ロイ様によると、生来のリーダー肌ではないがウェス選手と2人で協力しチームリーダーとしての役割を期待したいとのこと。好不調の振幅が少々大きいのが難ながら、魅力あふれるアスリート。
・ウェス・ミラー選手 (G・Sr) 高校時代はふてぶてしい男ラシャド選手とのコンビを組み、その後 UNC に転校、という紹介文はすでに過去のものになりました。昨シーズン最も飛躍した選手、シニアの今年は持ち前のディフェンスと3ポイントでチームを引き締めます。
・Qちゃんことクエンティン・トーマス選手 (G・Jr) ロイ様によると、最も充実した今オフを過ごした模様。PGとしての出番は決して多くはなさそうですが、優勝も知っている豊富な経験は若いチームに不可欠。
・タイラー・ハンズブロ選手 (F/C・So) 昨シーズンはファンもびっくり!の大活躍で、押しも押されぬ中心選手に成長しました。プロ入りを拒否してのチーム残留。今季は一人に過負荷がかかることもなさそうなので、さらなる飛躍が期待できそう。優勝を手土産にプロへ行ってほしいところです。
・ボビー・フレイザー選手 (G・So) 昨シーズンはルーキーながらスタメンPGとして期待以上の活躍。加えてオフには10lb(4.5キロ)の体重増と充実しています。すでにタイワン選手とのポジション争いが加熱している模様ながら、競争の中で上手くロイ様が切磋琢磨させているようです。2人ともガンバレ!
・ダニー・グリーン選手 (F/G・So) 貴重な控えウイングプレーヤー。他のチームだったらスタメン級の選手だけど。本当に贅沢な悩みです。
・マーカス・ギンヤード選手 (G/F・So) この学年の中では昨シーズン今一つ伸び悩んだかな〜という印象ですが、(ひ)的にはチームの中で最もがんばってほしい選手です。がんばれギンちゃん!
・マイク・コープランド選手 (F・So) インサイドの控え選手。
・タイワン・ローソン選手 (G・Fr) レイちゃん以来、待ってました!の本格PG。ロイ様流のモーションオフェンスには欠かせない超速スピードPGです。5-11ながらかなりのマッチョらしい。まずはボビー選手とのポジション争い、2人ともガンバレ!
・ウエイン・エリントン選手 (G・Fr) タイワンくんとのコンビは、レイちゃん・ふてぶてしい男ラシャド選手の名コンビを彷彿させます。チームの中では貴重な Perimeter Shooter。
・ブランダン・ライト選手 (F・Fr) あのエメカ・オカファー選手を思わせる、得点にリバウンドにブロックにインサイドをdominateする注目選手。タイラー選手の負担を軽減させ、チームケミストリーを生む効果を期待します。
・アレックス・スティーブソン選手 (F・Fr) 面構えが頼もしいです。今季は控えでしょうが、下のディオン選手とともに来年・再来年のターヒールズのインサイドを担う選手へと成長してほしい2人です。
・ディオン・トンプソン選手 (F・Fr) アレックス選手とともに、将来に期待のインサイドプレーヤー。豊かな横幅とガッツあふれるプレーはメイ選手を思わせます。がんばれ!
・ウイリアム・グレイブス選手 (F・Fr) ノエル選手・レイショーン選手・JamesOn Curry選手(麻薬騒ぎで入学内定撤回、現OSU)・コープランド選手・そしてこのグレイブス選手と、UNCは各学年に一人「NC地元枠」っぽい選手選考をしているように思われます。1、2年でプロに出て行きそうなスター選手もいいけれど、こういう地元出身の選手をじっくり育てるのも大学のプログラムとして重要なことでしょう。実際みんなチームリーダーに育っています。将来のターヒールズを担う選手への成長を期待します。
・Dewey Burke選手、Surry Wood選手、Marc Campbell選手 Junior Versity チームから抜擢の3人。練習相手として控え選手としてチームと帯同する、不可欠な選手達です。

(ひ)的には、NCAAチャンピオンもいいけれど、もう何年も勝っていないACCトーナメントでの優勝が見たいな。今季はBCもGTも強いけど、決勝でデュークを倒してのACCチャンピオンを期待します。今年もターヒールズが楽しみだー! Let's Go Heels! (ひ)


ジャワッド選手、クリッパーズと契約 10.3.2006

jawad 定かな情報が非常に少ないので詳細は不明ですが、9月30日付でジャワッド選手が LAクリッパーズと契約したそうです。自称「日本一のジャワッド選手ファン」(ひ)にとって、これ以上嬉しいことはないのですが、また去年のようにプレシーズン限定の契約でシーズン直前にカットという可能性も大きいかと思うと、非常に複雑な気持ちです。まあ、応援するしかないのですが。きばれ!ジャワッド選手!!
さて、この LAクリッパーズ、なんと監督はあのダンリービーSr(親父)です。したがって息子の対戦相手としてジャワッド選手のことは何度も見ているし、よく知っているはず。プレシーズンではちゃんとジャワッド選手を使ってチャンスを与えれくれい!頼むぜ。 しかし LAクリッパーズ、去年は田臥選手を切ったチームだし、やっぱりすごーく心配です。大丈夫かな〜? ヨーロッパ遠征要員なんて、頼むからそんなこと言わないでね。(ひ)
10月23日現在・preseason game でちょびちょび使ってもらって3ポイント1本とか決めているようです。19日のGSとのゲームでは、チームは負けたけど、19分プレーして17得点の活躍!ガンバレっ
後日談・結局、10月26日付けでwaiveされてしまいました。がっくり。んもー、ちゃんと見てやってくれ、クリッパーズよ。


Tar Heels Updated 8.25.2006

Season is just around the corner. 我らがカロライナ・ターヒールズの、2006-07シーズン・スケジュールが発表されました。今季はまずプレシーズン NIT からスタート。レイちゃん、メイくん、ふてぶてしい男ラシャド選手達の学年が1年生の時以来の出場です。その時は予想を覆して見事に優勝、一時的だけどランクが付いて嬉しかったなぁ。今季は高いモチベーションのもとチームを固める効果を期待しています。恒例の ACC-BIG10 チャレンジではオハイオSTとの対戦、1年生に多くのタレントが入った2校の対戦は全米が注目です。そして12月にはあのフロリダ・アトランティック大とのカードが。男ドアティが移籍前に組んだのでしょうか。男ドアティがいるときに観たかったなー。ACCマッチは相変わらずのタフさ。今年のライバルはデュークとメリーランドです。そのほかのニュースは...
・ターヒールズで4年間プレーしたバイロン・サンダース選手が、All-ACC Academic Team に選出されました。前年のメルビン兄貴選手に続く快挙、おめでとう!
・ターヒールズのホーム、スミスセンターで NBAのプレシーズンゲームが催されます。シャーロットvsワシントンとアトランタの2試合。つまりレイちゃん、メイくん、アントワン・ジェイミソン選手、ブレンダン・ヘイウッド選手、マービン・ウイリアムス選手がホームカミングでプレーします。楽しいイベントになりそうです。(ひ)


Class of 2006、背番号決定 など 7.26.2006

すっかりシーズンオフ・モードで平穏な日々ですが、来る2006-7シーズンに向けフレッシュマン・プレーヤー達の背番号が決定しました。PGのタイワン選手は5番、SGのエリントン選手は2番と、それぞれさぶちゃんやレイちゃんといった名ガード陣の番号を受け継いだ印象です。PF ブランダン・ライト選手は34番。彼は1年でプロに出て行きそうな雰囲気ですが、ノエル選手の爪の垢でも煎じて飲んでくれい。ウイリアム・グレイブス選手は13番、アレックス・スティーブソンは32番、ディオン・トンプソン選手は21番。みんなカッコイイ番号が付けれて良かったですね。ターヒールブルーのジャージが似合う選手になるように、がんばってくれたまえ。
この豊富な新戦力の加入を受け、早くも優勝候補筆頭に挙げられているターヒールズですが、やっぱり(ひ)が以前に心配していたように、1年生と上級生によるポジション争いがチームに与える悪影響を心配する声が各メディアから聞こえます。まあ、贅沢な悩みなのでがんばってくれたまえ。
また、6人もの新加入によって、来年の Class of 2007 に与えられる奨学金枠は1人のみということになります(ウェス選手が walk-on status に戻るなどすでに影響は出ています)。さすがにこの虎の子の1名枠は、慎重に選手を選考しているようです。最有力はオレゴン出身の Kevin Love 選手。タイラー選手と同じくロイ様好みの白人インサイドプレーヤーです。彼自身は最終的にUNCかUCLAかで迷っているようですが、地元に近いということより確実に育ててくれるロイ様の方が絶対オススメですぞ。オレは待ってるぜ!
ちなみに、かのマイケル・ジョーダンの息子も来年高校卒業を控えた Class of 2007 で、父と同じくUNC入学を熱望しているそうですが、このような状況のため可能性は極めて低いとのこと。そもそもACCキャリバーレベルの選手ではないという評価で(どこぞの七光りなスポーツ界とは違ってシビアですな)、アーリーで奨学金枠が増える可能性もないわけではないにしろ、まあ無理な相談のようです。残念でした〜。(ひ)
後日談・Kevin Love 選手は、UCLA行きを決めてしまいました。残念。


ノエル選手、指名される! 6.30.2006

NBAのドラフトは大学バスケファンとしてはどうでもいいイベントなのですが、今年はスーパーグッドニュースが1つ。ターヒールズで4年間プレーしたデビッド・ノエル選手が、2巡目9位(全体39位)でミルウォーキーに指名されました!やったぜ、ノエル選手!おめでとう!昨年のジャワッド選手とは対照的に、嬉しい予想外でした(やっぱりドラフティに高校生がいないのは大きいのかな?)。とにかくプロでもがんばって。応援しているよ〜、ノエル選手!(ラブ)
飲酒運転で逮捕されたJJレディック選手は、ワークアウトをすっぽかしていたオーランドが指名(1巡目11位)。もう指名は決まっていたのかな? 同じくデュークのシェルデン・ウイリアムス選手はマービン選手がいるアトランタへ(1巡目5位)。それから個人的に注目はシャーロットが1巡目3位で指名したゴンザガのアダム・モリソン選手。シャーロットにはレイちゃん・メイ選手コンビにエメカ・オカファー選手もいるので、いいチームが出来そうな予感です。(ひ)


The Stanley Cup goes to Carolina!! 6.20.2006

canes

祝!カロライナ・ハリケーンズ 優勝!

5・6戦を連敗して3勝3敗に追いつかれた時にはどうなることかとヤキモキしましたが、ホームでの最終戦を3-1で制したカロライナ・ハリケーンズが、見事にスタンレーカップを獲得しました!やったー!! MVP は若手ゴーリーの Cam Ward 選手。馴染みのブランダマー選手(右の写真 =APより=)やエリック・コール選手(負傷欠場中)が喜んでいる姿には心を打たれます。フランシス選手にもこの場にいてほしかったな〜。
この優勝を記念して、(ひ)(ま)家のアルバムからちょこっと写真をご紹介します。特別企画「おめでとう・ハリケーンズ!」をお楽しみください。
年は違えど、ご贔屓チームの UNC ターヒールズとハリケーンズが優勝しました(このページ上部のバナーをクリックしてみてください)。で残っているのはあとフットボールのパンサーズだけですね。今季はパンサーズも期待大です。楽しみ!!(ひ)


ハリケーンズ、リーチ! など 6.13.2006

4年ぶりのスタンレーカップ・ファイナル進出を果たしたカロライナ・ハリケーンズ。ホームでの第1戦は、1-3 の劣勢から第3ピリオドで3点を奪い大逆転の勝利。続く第2戦も 5-0 の爆勝。アウェイでの第3戦は落としたものの、第4戦は 2-1 と接戦をものにして、シリーズ3勝1敗はなんとチャンピオンにリーチですよリーチ!これはもらっちゃいましたかね。車に角を付けて走りたいな〜(角とは旗のことです) LET'S GO CANES!! 相手のエドモントンは初戦でGKが負傷というアクシデントがあってちょっと気の毒だけど。
それから、あの JJ レディック選手が、なんとダーラムで飲酒運転をしていて逮捕されたそうです。ドラフト前のこの大事な時期に何ばしよーとや。聞けばオーランド・マジックのドラフト前ワークアウトをキャンセルしてダーラムに戻っていたらしい。どういうこっちゃねん。ドラフトにどういう影響が出るでしょうか?観察しておきましょう。(ひ)


ハリケーンズ、スタンレーカップファイナル進出! 6.5.2006

canes かつてこの3行スポ欄でお伝えした「ハリケーンズ・偉大なるチャレンジの軌跡」から4年。なんと再び今シーズン、カロライナ・ハリケーンズがスタンレーカップ・ファイナルへ進出しましたよパンパカパーン!!(写真はESPNから)。1st Round 対モントリオール4勝2敗、2nd Round 対ニュージャージー4勝1敗、カンファレンスファイナル 対バッファロー4勝3敗とプレーオフを勝ち抜きました。そして運命のスタンレーカップ・ファイナルはエドモントンがお相手、本日から早速第1戦です。4年前の当時から残っている選手は Rod Brind'Amour 選手くらいですが、ハリケーンズ、今度こそはスタンレーカップとチャンピオンリングを獲っておきましょう!ズンチャッチャチャッチャ、LET'S GO CANES!!(ひ)


ボンズ 715号 5.29.2006

(ひ)(ま)家がアメリカにいた頃(今でもそうかもしれないが)、バリー・ボンズ選手が打席に立つと、相手投手の警戒が異常に厳しくなり、ほとんどストライクが来ないような状態だった。しかし、一試合に一球あるかないかのストライクを、ボンズ選手は一撃必殺でとらえてホームラン、そしてシーズン本塁打73本という記録をマークした。このボンズ選手の集中力と技術は間違いなく特筆に値する。これらは決してステロイドの服用で上昇するたぐいの力ではないとも確信する。
そんなボンズ選手がベーブ・ルースの記録を上回る715号本塁打を放った。薬物使用問題の渦中で、祝福モードおよび本人のモチベーションがともに下がった状態なのは非常に残念だ。これは本当にすごい記録なのに。(ひ)は素直におめでとうの気持ちを捧げます。(ひ)


男ドアティ、移籍 5.10.2006

男ドアティ ご存知(ひ)(ま)家で猛烈プッシュしている前 UNC ヘッドコーチの男ドアティ、Florida Atlantic 大 HCに就任し1年目の今シーズンはトータル15勝13敗、Atlantic Sun Conference では首位と1ゲーム差の3位となかなかに健闘していました。日本からだとその姿を見ることはかないませんでしたが、右の写真(APより引用)のように相変わらず 奥義「監督ディフェンス」を見せるなど熱いコーチングを展開していたようです。
しかーし、FAU の HC 就任からわずか1年、今度はなんと SMU(Southern Methodist University)の HC として赴任することが決まったそうです。今シーズンの健闘から、来年くらいは NCAAトーナメントで見れるかな〜、などと思っていた矢先の移籍劇でした。FAU の方は右腕のレックス・ウォルターズ氏へ禅譲しての移籍なので、まあ「よかろうもん」な人事なのでしょうか。SMU の選手たちからは歓迎されているようです。新天地でも、いっちょうよろしく吠えまくってくれ。吠えろ! 男ドアティ!!(ひ)


Season Over、など 3.27.2006

 NCAA 1st Round ○ 69-65 14 Murray St
 NCAA 2nd Round ● 60-65 11 George Mason
がっくし... やっぱり1にも2にもタイラー選手頼みだったのがネックだった模様。言葉もありませんです、はい。とうわけでこれだけ。
で、JJ頼みのデュークも Sweet16 で敗退。混戦の中から勝ち上がったファイナル4は、LSU、UCLA、Florida、そしてにっくきGeorge Mason(結局 Michigan St、UNC、UConnを喰いました)という驚きの顔ぶれ。ACC と BIG EAST 以外から優勝校が出るのは何年ぶりでしょうね。というわけで、楽しかった(ひ)の 2005-6シーズンは終了しました。ありがとう!

で、気分はすでに来シーズンです。今季の1年生4人も「Fab Frosh」と称される活躍でしたが、来季入学する6人は、さらに3重くらい輪をかけてすごいことになっています。ロイ様采配の傾向を考えるとちょっと極端すぎるけど、PG タイワン・ローソン選手、SG ウェイン・エリントン選手、PF ブランダン・ライト選手の新1年生3人にタイラー選手 <3/30 来季もターヒールズ残留を表明> を加えた4人がスタメン固定、残り1枠をそれ以外の選手たちが争う、なんていう状況もありえます。期待は膨らんでこのメンバーが成熟する2年後くらいには再びチャンピオンに... と言いたいところですが、先の3人の新入生は新ルールにより1年のみでプロに抜ける可能性も十分に考えられるので、来季が勝負です。優勝を狙うには 来シーズンが勝負 です。
と同時に心配なことが一つ。来年は再びウェス選手が奨学金枠から外れるほどに充実したリクルーティングだったわけですが、どうでしょう、1年生メンバーをはじめとする今のチームとうまくミックスできるでしょうか? 今年のチームが非常に強い結束を見せただけに、それだけが心配です。ま、ロイ様のことだから大丈夫だとは思うけれど。再来年くらいに、何人かプロへ抜けた後の方が再び技術と経験を兼ね備えたまとまりのあるチームになってファイナル4進出、とかいう皮肉な結果にもなりそうです(それはそれで良いことだが)。
しかしこんな心配をしなくちゃいけないのも、今年のチームがシーズン前からは想像もできないほどに良いチームへと成長したからでしょう。みんなよくがんばりました。ノエル選手とサンダース選手は4年間ありがとう。今年は本当にいいシーズンでした。この先もずっとターヒールズを応援するぜ!!Let's Go Heels!(ひ)


Bracket 発表!など 3.13.2006

いよいよ 2006 NCAA トーナメントのブラケットが発表されました。我らがノースカロライナ・ターヒールズは Washington DC 地区第3シードでのエントリー。シーズン前からは考えられないくらいの好位置ですが、初戦の Murray St(17日)はいいとして、19日の2回戦では早速 Michigan St との対戦が予想されます。シーズン後半に調子を落としてシード順も下がった相手だけど、勝てるかな〜?? 会場もオハイオでヤな予感です。ここでこのヤマを乗り越えたら、第2シードのテネシーは大したことなさそうなのでファイナル4をかけた地区ファイナルまで行けるかも。がんばれー! しかし向こうの山には地区第1シードの UConn をはじめイリノイやワシントンやケンタッキーがいて、なかなかにタフな Region です。
タフな組み合わせと言えば、Atlanta 地区はもっと厳しくて、地区第1シードのデュークは現在APランキング6位ながらなぜか地区第8シードの George Washington と2回戦で当たります。これはこの対戦でのデューク敗退も十分考えられるし、他にも LSU(SECシーズン優勝)、Iowa(Big Xトーナメント優勝)、Texas(Big12シーズン優勝、一時はランク2位)、West Virginia(Big East3位のゴリゴリチーム)、Syracuse(Big Eastトーナメント優勝で赤丸急上昇中) と、よりにもよって強いチームが集結した印象があり、最も予想が難しい地区となりました。
という具合に、今年は混戦が予想されて非常に難しいのですが、(ひ)の驚きのファイナル4予想は シラキュース、カンザス、Nova、UConn というところでいかがでしょう? Big East ばかりだね。
それから、先週行われた ACCトーナメントはというと、
 ○ 79-67 Virginia レイショーン選手24得点
 ● 82-85 (11) Boston College うーむむむ。惜敗でリベンジならず、無念。
決勝ではこのBCを1点差で破ってまたもやデュークが優勝しました 。ここ8年で7度目だそうです。つえー。
デュークのJJ頼みほどではないにしろ、ターヒールズもタイラー選手頼みなのとちょっと失点が多いDが心配です。反対に良い点はレイショーン選手とウェス選手の好調でしょうか。今年はトーナメントに出場してくれただけで満足なので、目標はあえて立てずに、一試合一試合噛みしめるように観戦します。2回戦まではネット観戦できるそうですし。レッツゴーヒールズ!!(ひ)


UNC 83-76 Duke !!! 3.6.2006

Oh men, you’re so horrible. へっへっへ〜。我らが愛すべき Baby Heels が、デュークに勝っちゃいましたよみなさーん。うひょーっ!。キャメロンで勝ったのは何年ぶりだろう?<(ひ)が渡米した直後に見て興奮した2001年2月以来だそうです>。 (ひ)(ま)家ではちょうど週末だったので Yahoo Sports の Game Tracker にて文字観戦。前半を1点ビハインドで折り返した時点で「上出来上出来」と予想以上の善戦に満足していた(ひ)ですが、なんと後半早々に逆転し、さらに10点ほどのリードを築くこれまた想定外?の展開。で、そのまま UNC が勝っちゃいました。およよよ。マジかい?
詳細はこのところ度々ご登場をお願いしている
Terryさんのレポート を見ていただくとして、終盤に追い上げられた際のバイロン・サンダース選手の連続ポイントをこの3行スポ欄ではハイライトしておきましょう。控えシニア選手のこういう活躍はチームを勢いづけますからね。それから JJ選手を抑えるナイスDを見せながら自らも12得点を叩き出したギンヤード選手に(ひ)は俄然注目。タイラー選手直伝の水風呂が効いて開眼か? そのハンズブロ選手はマッチアップしていたシェルデン・ウイリアムス選手を寄せ付けず27得点12リバウンドと相変わらずのモンスターでした。デュークの方は結局JJ頼みですかね。選手層も薄くて、このままだとトーナメントでは早々に敗退しそうな気配です。
というわけで、レギュラーシーズン全ての日程を消化して何とACC12勝4敗は単独2位でのフィニッシュ。ACC5割で5位あたりにつけてトーナメント出場という期待を大ーきく上回る大健闘は、昨シーズンの優勝と並んで語り継がれる新しいターヒールズの歴史となるでしょう。ま、ひとまず次は ACCトーナメント準決勝での対戦が予想されるBCへのリベンジが目標です。それから、このデューク戦はめでたく(ま)のお許しも出たのでヨーロッパからDVDを取り寄せます。楽しみ!(ひ)


Tar Heels 6連勝! 3.2.2006

なーんと先のデューク戦を惜しくも落として以後、我らがカロライナ・ターヒールズは空前の絶好調モード突入で6連勝かましました。APランキングも今季最高の13位まで上昇。ランキングはあんまりアテにはならんとは言っても、やっぱりうれしいのだ。
 ○ 95-71 (15) NC State アウェイでも勝ってスイープ! ノエル選手25得点。
 ○ 81-57 Maryland 見よ、このブロウアウト勝ち。ギンヤード選手12得点で開眼か。
 ○ 99-54 Virginia 早くも今シーズンのシニアナイトでしたが、またもや激しくブロウアウトで雪辱。ノエル選手はキャリアハイの26得点で有終の美、お疲れさまでした。卒後はフットボールに復帰して NFL 入りなんて噂もありますが。
で、レギュラーシーズン最終デューク戦を残して何と11勝4敗で ACC 単独2位、トータルでもなんとここ36年で33度目という年間20勝に達しました(6敗)。素晴らしい。シーズン大詰めのこの時期に、チーム状態が最高潮に仕上がってきたのは今後のトーナメントに向けて頼もしい限りです。なんと今日はデュークがフロリダSTに負けました。相手は疲れているようです。まずはキャメロンで一発デュークを食って雪辱晴らしておきましょう。Let's Go Heels!!(ひ)


Tar Heels 3連勝! 2.20.2006

 ○ 80-70 Miami (FL) 雪辱!
 ○ 82-75 Georgia Tech GTはどん底から復調気味だったけど、何とか勝ちました。
 ○ 83-72 Wake Forest ウェイクはどん底のままのようです。後半に逆転。なんとタイラー選手40得点。ほえー。
ほいほい、3連勝ですよ3連勝!これでなんとACC8勝4敗で3位タイ、目標のACC5割をすでに達成してしまいました。もう一つの目標、NCAAトーナメント出場もLockのようです。素晴らしい。アウェイで5勝1敗と、ホームよりも戦績がいいのが面白いです。ここ数試合はターンオーバーがちょっと多いのと(若いチームなのでしかたないか)、失点が多いのでDが心配なのが気になるっちゃあ気になりますがね、まあよかろうよかろう。レギュラーシーズンの残り4試合、しっかりトーナメントに備えてください。Let's Go Heels!!(ひ)


UNC vs Duke 2.9.2006

● 83-87 Duke だあああっ、惜しい! JJめ〜、35得点とはよくもまあ。Dについていたウェス選手には「身長差(5インチ=約12.5cm)でイケルと思ってたさ」とは憎たらしい。ウェス選手以外にも、いろいろな選手がDについてことごとく破られたそうです。トホホホホ。さぶちゃ〜ん、We miss you!
とまあ、JJ選手1人にひねられた感はありますが、後半開始後につけられた17点差を一時は逆転するなど、ターヒールズのパフォーマンスは伝統の一戦に恥じないものだったようです。素晴らしい。若い選手達が、よくがんばりました。詳細は臨場感あふれる Terryさんのレポート at スミスセンター をご覧ください。
試合の終盤、残り1:54の時点で1点のビハインド、しかしここからJJ選手に3ポイントを2本決められて勝負あり。何とも何とも惜しい展開ですが、返す返すもJJの野郎め ●%c△※○' $▲i×! まあ想定内ではあったのだけど。
というわけで残り7戦、目標のNCAAトーナメント出場に向け、いよいよ本物のタフさを問われる時になりました。マイアミとバージニアには雪辱だ!レッツゴー・ヒールズ!オレが最後までついてるからな〜っ!(ひ)
余談・何とあの Wake Forest が ACC1勝9敗と絶不調。どうしたウェイク??(ターヒールズにも負けてくれるならそれでもいいが)


Tar Heels Updated 2.6.2006

早いものでシーズン日程もすでに3分の2ほどが消化されました。我らがノースカロライナ・ターヒールズはここまで14勝5敗(ACC 5勝3敗)。うんうん、よくがんばっているよ、うんうん。期待以上です。
前回記事以降の戦績は、
 ● 70-81 Miami (FL) あれっ?!ホームで負けとるや〜ん。
 ● 68-72 Virginia がくっ、まさかの連敗。
 ○ 81-80 Florida State 薄氷の勝利ながら連敗ストップ!
 ● 84-71 (20) Boston Coll うーむ、やっぱり今年のBCは強かったか。
 ○ 86-69 Arizona よっしゃ!
 ○ 77-62 Maryland よっしゃよっしゃ〜!!
 ○ 76-61 Clemson 3連勝!
まさかの連敗を喫したことにより、Top25ランクからは外れてしまいました。まあ、ランクは構わないけれど、どちらも取れそうな相手だったたけに無念です。どうもこの時期は、まずゲーム前半の立ち上がりが悪かったこと、そして何よりシュートの精度がチーム全体で落ちていたことが、調子を落としていた原因のようです。若いチームだし、疲れもあったかな? その中にあって、ギンヤード選手に代わりスタメンに食い込んだウェス・ミラー選手が3ポイントを決めまくってチームを救っています。フロリダSt戦は3ポイント6本で18得点、負けていればACCマッチ4連敗だったかもと思うとウェス選手様様です。Dも強いし。
BC戦はしゃあない。それよりも、その後崩れずに3連勝したのはこのチームのタフさを物語っています。特に後半の強さが光っているらしい。ここ数試合はレイショーン・テリー選手が絶好調。そしてそして、フレッシュマンながらスタメンPGを務めるボビー・フレイザー選手が赤丸急上昇で売り出し中です。アシストのアベレージでは何といつの間にかACCトップ、さらにターンオーバーが少ない堅実性に加えて、クレムソン戦ではキャリアハイの16得点と、もはやチームにはなくてはならない存在へと成長しています。あっぱれ!今季のターヒールズが大崩れしないのは、ボビー選手のおかげと言ってもおかしくないかもしれません(8勝20敗の年はメルビン選手が大変だったのだ)。PGは来季タイワンくんが入ってくるまで待っておくつもりだったのに、これは来年のポジション争いがすごいことになりそうです。
そのボビー選手のルームメイト、タイラー・ハンズブロー選手は相変わらずどの試合でもダブルフィギュアの活躍で、それをまるで当然のように思わせるところがすごい。他の選手を多く知っているわけではないけれど、フレッシュマンの中では際立った存在なのではないでしょうか。1年でアーリーしてしまわないかがとっても心配です。
というわけで、いよいよ次の試合はチャペルヒル、ディーン・ドームでのデューク戦です。今年もこの季節がきましたね。まあ、横綱の胸を借りるつもりでがんばってください。今年のデュークは鬼みたいに強いけど、格下相手に変な接戦したりもしているので、とても楽しみな一戦です。LET'S GO HEELS ! (ひ)


パンサーズ再び 1.16.2006

ターヒールズの記事ばかりですっかりご無沙汰ですが、現在プロフットボールのカロライナ・パンサーズがプレーオフで快進撃!を続けており、2年前に続くスーパーボウル進出まであと一歩のNFCファイナルまで勝ち上がっています。これはすごいことですよー、がんばれパンサーズ!!
昨シーズンは惜しくもプレーオフ進出を逃し、今シーズンもディフェンスの核 クリス・ジェンキンス選手が2年連続開幕戦で怪我してシーズンアウトという悪夢(何か悪いものにでも取り憑かれているのか?)。しかしそんな苦境の中でも、特にシーズン前半は得意の接戦・我慢の勝利で白星を積み重ね、後半はDに加えてオフェンス陣も好調をキープし、そしてタンパベイにディビジョン優勝は譲ったにしても11勝5敗は同率首位でプレーオフ進出を果たしました。初戦はNYジャイアンツを23-0で完封、続くシカゴ戦も29-21で接戦をものにして、いよいよ来週はスーパーをかけたシアトルとのカンファレンス・ファイナルです。(しかしシアトル対カロライナって、地味やな〜。本当のファンにはたまらないカードだけど)
先のシカゴ戦でエースRBのフォスター選手が怪我してアウト、元ターヒールズのジュリアス・ペッパーズ選手も肩を怪我して微妙と不安材料も多くありますが、2年前に取り逃したリングに再び挑戦するチャンスです。がんばれ!パンサーズ!(ひ)
余談・にっくきNEはデンバーに負けました。ありがとう デンバー!
後日談・結局シアトルに負けちゃったけど、がんばりましたパンサーズ。


Tar Heels Updated 1.12.2006

roy-sama 前回記事の後、ケンタッキーを下したことで Top 25 にランクインした新生ターヒールズ。こんなに早く Top 25 に戻ってくるとは驚きと同時に嬉しい悲鳴ですが、それもチーム状態が充実している一つのシンボルでしょうか。さて、その後の我らがターヒールズの戦績は、
 ○ 75-63 St Louis 何とか勝利!
 ○ 76-58 Santa Clara 去年の雪辱!
 ● 59-74 USC えっ?!あらららら。こら審判!
 ○ 89-47 NC Asheville 激勝!
 ○ 82-58 Davidson また激勝!
 ○ 82-69 (13) NC State うっしゃー!!!
 ○ 64-61 Virginia Tech あっぶねー!
アウェイとは言えUSCに敗戦とは不覚でしたが、逆転を許した後半には度重なる審判の疑惑の笛などあったようです。さておいて、なんと言っても大きいのは、ACCマッチ開幕戦でもあったNCステート戦での白星! 最終スコア以上に手に汗握る大接戦の展開で、終了間際ファウルゲームでのフリースローを確実に決め続けて勝利を引き寄せたそうです。素晴らしい。タイラー・ハンズブロ選手にいたってはFT14-14 (!)でトータル20得点。なんと不敵なフレッシュマンだこと。今年のNCステートは成熟度が高いかなり手強いチームなのですが、この勝利はキャプテン・ノエル選手率いる若いチームに大きな自信と経験をもたらしたことでしょう。(ひ)もこの結果を知った時には鳥肌が立つくらい感動しました。
というわけで、キャプテン・ノエル選手は絶好調。フレッシュマンズはタイラー選手は言わずもがなでフレイザー選手もグリーン選手もギンヤード選手も大活躍。バイロン・サンダース選手、Qちゃんことクエンティン選手、ウェス・ミラー選手のベンチ陣もしっかりと役割を果たしており、こりゃこりゃ新生ターヒールズ、あっぱれなり。雑誌インサイド・カロライナからの、ナイスなロイ様のお写真も合わせてお楽しみくださいませ。GO HEELS GO ! (ひ)


Tar Heels 4勝1敗! 12.5.2005

いよいよターヒールズの 2005-6 シーズンが本格的にスタートしました! シーズンイン直前に4人の Walk on メンバーを加えた、総勢14名のターヒールたちが新しいシーズンに臨んでいます。現在のところ、リーダーのノエル選手、Jr レイショーン選手に、タイラー・ハンズブロー選手、マーカス・ギンヤード選手、ボビー・フレイザー選手という フレッシュマン3人を加えた5人が先発メンバーとして固定しているようです。もう一人の期待のフレッシュマン、ダニー・グリーン選手や Sr のバイロン・サンダース選手がオフベンチのサブ要員として控え、Qちゃんことクエンティン選手は今故障していますが ウェス・ミラー選手が控えPGとしてその穴を補って余りある活躍をしています。で、ここまでの戦績はというと、、
 ○ 83-80 vs Gardner-Webb 冷や冷やだったけど、昨シーズン Atrantic Sun 優勝というタフな相手に、ノエル選手が終了間際決勝3ポイントを決めて開幕戦勝ちました!
 ○ 112-55 vs Cleveland St 去年よりも大きい点差で圧勝!
 ○ 83-66 vs UCSB また圧勝!
 ● 64-68 vs (12) Illinois だあ惜しい! 恒例の ACC-Big10チャレンジは昨シーズン NCAA決勝のrematchとなりましたが(まあこう言うことにあまり意味はないのだが)、4点差で無念の惜敗。
 ○ 83-79 vs (10) Kentucky うひょー! ケンタッキーに勝っちゃいましたよー! しかもアウェイで。
というわけで、期待以上に新生ターヒールズ、がんばっております! 「優勝メンバーから7人のトップスコアラーが抜けて・・・」という記事の書き出しにはもう飽き飽きしていましたが、そんな枕詞はもはやいらないくらいに、選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せております。ロイ様もチームの仕上がりには満足しているようで、さらにチームケミストリーが働いてターヒールズ躍進につながりそうな気配です。素晴らしい! ゴールデンルーキーのタイラー・ハンズブロー選手はインサイドで得点にリバウンドにモンスターぶりを発揮し、その結果もらうファールの後でもフリースローを確実に決めて、勝利に大きく貢献しています。7フッター3人を擁するケンタッキーには封じられましたが、そんな状況ではレイショーン選手やウェス・ミラー選手が替わって活躍しアップセットを達成するなど、チームとして非常に評価できる内容を見せています。いいねー!

〜ここで新生ターヒールズの陣容を、非常に簡単にですがご紹介〜
・デビッド・ノエル選手 (F・Sr) 昨シーズン主力から唯一の残留選手。キャプテンとして若いチームを引っ張ります。女装が得意。
・バイロン・サンダース選手 (F・Sr) インサイドの控え選手。ミシシッピ州ガルフポート出身で実家はハリケーンの被害を受けたらしい。しかしその分新生ターヒールズに不屈の精神を吹き込んでくれ!
・レイショーン・テリー選手 (F・Jr) 派手好きでスロッピーなところはあるけれど、去年まででも他のチームだったらスタメン級の選手。ミニッツが間違いなく増える今年は、キミの出番です。
・ウェス・ミラー選手 (G・Jr) 高校時代はふてぶてしい男ラシャド選手とのコンビを組んでいました。その縁あってか UNC に転校、RS明け2年目の今年は控えPGとして申し分ない働きを見せています。バハマの試合あたりから成長ぶりが伺えて、頼もしいばかり。
・ジェシー・ホリー選手 (G・Jr) 11月にボストンへ行って久しぶりに見た UNC フットボールの試合で大活躍してました。フットボール・シーズンの後は、バスケでもよろしく頼みます。
・Qちゃんことクエンティン・トーマス選手 (G・So) Terryさんのレポートによると、いい動きを見せているそうです。行けQちゃん!
・「Psyco-T」ことタイラー・ハンズブロー選手 (F/C・Fr) ゴールデンルーキー。かつてロイ様が多く輩出したクレバーな白人インサイドプレーヤーのリストにその名を加えることは間違いないでしょう。頼むからせめて3年くらいはターヒールズでプレーしてください。
・マーカス・ギンヤード選手 (G/F・Fr) (ひ)的に最も注目しているフレッシュマン。試合に出れば出るほど経験を積み重ねて成長できるので、スタメンとして起用されている現状は彼にとっては非常に大きなチャンスです。
・ボビー・フレイザー選手 (G・Fr) ルーキーながらスタメンPGとしてがんばっています。来季のタイワン選手とのポジション争いが楽しみ。
・ダニー・グリーン選手 (F/G・Fr) 3ポイントが打てる貴重なウイングプレーヤー。6マンとしても不可欠な存在(本人はスタメンで出たいだろうけど)。
・マイク・コープランド選手 (F・Fr) 残念ながら練習試合で故障。しかしインサイドの控えとして大きな役割を期待されています。
・Dewey Burke選手、Will Robinson選手、Thomas Wilkins選手、Surry Wood選手 Junior Versity チームから抜擢の4人。練習相手として控え選手として、チームと帯同します。彼らも不可欠な存在です。

今年もターヒールズが楽しみだー! Let's Go Heels! (ひ)


Tar Heels Updated 10.17.2005

先の週末に「Late Night with Roy」が開催され、ついに大学バスケのシーズンが始まりました。我らがノースカロライナ・ターヒールズは、Sr のC ダミアン・グラント選手が膝の故障のためキャリア・オーバーという少し寂しいニュースからのスタートとなりました。彼は今後もバスケチームに帯同しながら卒業とロースクールへの入学を目指すそうです。がんばってね、ジャマイカン・ビッグマン!
一方で、明るいニュースも続々と飛び込んで来ています。まず、新たに3人の選手が来年ターヒールズに入部することが決定しました! いずれも PF/C のフロントコート陣で、特に Brandan Wright 選手は PF部門ポジションランク1位の逸材、さらに Deon Thompson 選手はその体つきからメイ選手2世となる予感。Alex Stepheson 選手もPFらしくふてぶてしい面構えで頼もしい限り。先のスポ欄にも書いたフォワード不足がこれで一気に解消! この学年のロースターはえらいことになりそうです。C部門で1位の Spencer Hawes 選手は土壇場で彼の地元ワシントン大にさらわれましたが、それにしても恐るべしロイ様のリクルーティング。やはり男ドアティと違って評判のいいコーチは得なのか。まあ、高校生のポジションランクが必ずしも正しい訳ではないので、ロイ様の目を信じて、ロイ様のコーチングによる彼らの成長を楽しみに見守ることにしましょう。
そして個人的には Best なニュースが、ジャワッド選手のサンアントニオ・スパーズのロースター入りです。プレシーズン限定の契約で、真のロースター入りには激しい競争を勝ち抜かなければならないことは田臥雄太選手と同じですが、とくかくがんばれジャワッド選手! ちなみに田臥選手の競争相手とは、デュークを蹴ったショーン・リビングストン選手や昨年までデュークで大活躍していたダニエル・ユーイング選手といった面々。こりゃ厳しいわ〜。2人ともがんばれ!<と言っていたそばからジャワッド選手は切られちゃいました。も〜、ちゃんと契約する気はあったんかいスパーズよ?!>(ひ)


Tar Heels 2005-6 8.29.2005

Season is right around the corner! シーズンオフ中は、ロイ様の「聖なる掟」破り騒動などありましたが(うやむやにされた模様)、今季のスケジュールも公式に発表されて、いよいよ新しいシーズンが間近に近付いてきました。
本来だったら、Late Night with Roy が開催される解禁日まで練習開始は待たないといけないのですが、今年のターヒールズはレイバーデイ・ウイークエンドにバハマ遠征を行う予定になっており、この遠征に備えて10日間のチーム練習が許されるそうです(海外遠征は4年に1回できるとか)。これは、ガラリとメンツが入れ替わる今季のターヒールズにとっては非常に有益な練習・遠征になるでしょう。ナイス!ロイ様。
新チームと言えば、ウインストン・セーラム出身の 6-8 PF、Mike Copeland選手が、高校のサマークラスで無事に学業成績の要件をクリアーしたそうで、5人目の新1年生メンバーとしてターヒールズに加わることになりました。Instant impact にはならないまでも、手薄なフォワード陣の控えとして機能してくれることを望みます。そういえばジャスティン・ボーランダー選手は結局今季も戻ってこなかったな〜、残念。
melvin それから、右の写真はメルビン兄貴選手の卒業式の模様ですが(APより)、このメルビン兄貴選手、昨シーズンの All-ACC Academic Team に選出されました。おめでとう!。この先プロ選手として活動するかどうかは不明ですが、後々の人生にこういうアワードは非常にプラスになるだろうから、良かった良かった。自分でビジネスをしたいとかも言っていたしね。
そういえば、さぶちゃんことジャッキー選手は卒業後俳優になりたいなんて言っていたけど、どうなんでしょう? 愛嬌のあるキャラはもってこいだと思うのだが。BETのファミリー系番組に出ている姿とかが目に浮かびます。
ま、とにかく今年のターヒールズは ACC 5割と NCAA トーナメント出場が目標。ESPN の予想ランクは40位だったけど、ACC4位フィニッシュも可能という下馬評でした。堅いPGがいないのが不安ながら(早く来年になってタイワンくんが入ってこないかな〜)、それ以外は戦闘力のあるチームにロイ様が仕上げてくれるでしょう。選手たちもチーム一丸、がんばってくれ! Let's Go HEELS !! (ひ)


NBA Draft 2005、など 6.30.2005

ノースカロライナ大学からはマービン選手が1巡目2位でアトランタに、フェルトン選手とメイ選手が同5位と13位でシャーロットに、ふてぶてしい男ラシャド選手が同14位でミネソタにドラフトされました。はあ、そーすか。良かったっすね。
ところが、2巡目の指名が終了しても、そのリストの中にジャワッド選手の名前はありませんでした。なんでやねーん。そりゃないぜ〜。先の4人は1巡目指名が確実に予想されてのエントリーでした。その一方で、4年生までプレーしたジャワッド選手が指名されないのは、何というか、怒りを覚える前に哀しいです。
思い返せば、期待に胸膨らませて入学した1年目にシーズン8勝20敗という空前絶後の悪夢を経験し、2年目はワガママし放題の下級生をなだめすかしてチームをまとめ <この役割は以後3年間続きます>、飛躍を誓った3年目は肘鉄を3発連続で喰らって100%調子が上がらず <実は高校生時代のマクドナルド・オールアメリカンでも肘鉄を浴びていたらしい>、4年目にやっと NCAA チャンプという華々しい舞台に上がったかと思うと主力下級生たちの影に隠れてドラフトではこの仕打ち。ジャワッド選手のプレーと真面目でひたむきな性格を思えば、実力の世界という一言で片付けてしまうにはあまりにも酷な気がします。(ひ)がオーナーだったらイの一番で獲得するのに。。
ドラフトに漏れたことを受けて、この先はサマーリーグでのロースター入りを目指すか、他の下部リーグもしくはヨーロッパでの所属先を探すことになるでしょう。どのチームに行っても、カロライナでいつもしていたようなひたむきなプレーを見せてください。NBA 以外だと日本じゃ見れないけど、心はいつでも君を応援しているよ。がんばれ、ジャワッド選手! アイラブユー!!!
さてさて、ドラフトに関連して・・・新しい労使協定が合意に至り、19歳以下の選手は NBA でプレーできないことになりました。つまり今年のドラフトを最後に、高校生が直でプロ入りすることは少なくとも今後6年間はないということです。
これは、とってもいいことなんじゃないかな? 逆に1年だけでアーリーエントリーする選手が急増するのではないかという心配の声もあります。もっともです。選手にとっては、1年でも大学でのプレーを経験することは、長い目で見るとプラスでしょう。反面、コーチからするとたまったもんじゃない気持ちもよーく分かります。1年でいなくなることが分かっている選手を大変な労力をかけてリクルートするつもりはない、とはアラバマ大HCのコメント。確かに。ま、とりあえず試してみて、選手・大学・NBA それぞれに有益な方法を探す第一歩にはなるのではないでしょうか。(ひ)


Tar Heels Recruiting Board 6.20.2005

今年もNBAドラフトが近付いてきましたが、このドラフトに主力選手がごっそりアーリーエントリーしたことで、来季ターヒールズのロースターが大幅戦力ダウンを危惧されているのは以前からお伝えしている通りです。この状況を受けて、ロイ様は Class of 2005 の有力選手の中ではほぼ唯一進学先が決定していなかった Uche Echefu 選手(PF)の獲得に動きました。しかーし、彼が選んだ大学は何とフロリダ・ステート。あっさりフラれちゃいました。アメリカ国内ではもうさすがに遅すぎるので、ヨーロッパまで触手を伸ばして選手を探しているそうですが、状況は厳しいようです。が、4人のフレッシュマンズの出場機会が増えるということでポジティブに考えておきましょう。新人4人+ノエル選手というスタメンもアリ。このメンバーで、ACC5割、NCAA トーナメント出場を果たしてくれたら、もう万々歳です。
Class of 2006 の方は、ここまで3人の選手が UNC 入学を表明しました。中でも PG の Tywon Lawson 選手と SG の Wayne Ellington 選手は、2人ともポジションランク1位の有望株です。レイモンド・フェルトン選手とふてぶてしい男ラシャド選手のコンビが戻ってくるようなイメージでしょうか。そう期待したい。くれぐれも直でプロには行かないように。
また、
以前の記事でも紹介していた、Tywon Lawson 選手とは同じ高校のチームメイト、PF Kevin Durant 選手も揃って UNC 入りが有力視されていましたが、なんと彼はテキサス大への進学を選択してしまいました。だあああっ、どいつもこいつも何故にフロリダ・ステートやらテキサスやらに行ってしまうのかのう? カロライナはビッグマンが欲しいので出場機会もちゃんとあるのに。。
来年・再来年に向けて、ガード陣は順調にコマが揃いつつありますが、インサイドを担うフォワード陣がこんな調子で今一つ(Tyler Hansbrough 選手だけ?)。ああ、ビッグマン欲しい!カモーン、ビッグマン!!(ひ)


吠えろ!男ドアティ 5.23.2005

dougherty あまりにも男ドアティらしい見事な写真だったのでついAPから引用してしまいましたが、かつてこの3行スポ欄(その1その2)でもお伝えしていたように、(ひ)(ま)家はノースカロライナ大学ターヒールズの前監督、Matt Dougherty 氏の大ファンでした。
テレビ中継でも、試合そっちのけで男ドアティに注目する「男ドアティ・ウォッチャー」だった訳ですが <特に(ま)>、何故それほどに好きだったのかというと、その理由は1にも2にも、彼の「熱いアクション」です。デカい身体でコートに半歩踏み入れては選手と一緒にディフェンスし、選手達や時には審判に向かって烈火の如く怒鳴りまくるそのアクションは、テレビ画面の隅っこでも圧倒的な存在感で迫力十分。冷静沈着でかわいげのないコーチKのそれとは対照的に、すっかり目を釘付けにされてしまっていたのでした。
残念ながら 2002-3年シーズン終了後に解雇されてしまい、以来男ドアティを見る機会を失ってしまって少々寂しく思っていた(ひ)(ま)家にとって、UNC の NCAA トーナメント優勝に勝るとも劣らない素晴らしいグッドニュースがコレ!
「祝・男ドアティ、Florida Atlantic 大学 ヘッドコーチ就任」
そうこなくっちゃ! やっぱり男ドアティはコートサイドで吠えていてこそ男ドアティですからね。行けー!男ドアティ!
新天地の Florida Atlantic 大学は、バスケット的には無名の大学ですが、ヘタなプレッシャーを受けずにコーチングに専念できるので、良い選択だったと思います。地元でも歓迎ムードのようで、きっとあと数年もしてドアティ色のチームが出来上がると、熱い旋風が巻き起こるでしょう。楽しみです。NCAAトーナメントで、ターヒールズと対戦できるといいですね。
というわけで、この記念に(ひ)(ま)家所蔵のアルバムから、男ドアティに捧げるギャラリーをお届けいたします。しばし男ドアティの熱いアクションを、ゆっくりとお楽しみください。(ひ)
<こちら> からどうぞ。もしくは右上の写真をクリック!


Good Bye and Good Luck 4.24.2005

東部時間の金曜午後(日本時間土曜日深夜)に、フェルトン選手・メイ選手・マービン選手の3人が合同で記者会見を開くというので何事かと思ったら(ちょっとしらじらしいか)、やっぱりというか予想通りというか、3人揃っての正式なプロ行き表明となりました。これで卒業する3人と先のふてぶてしい男ラシャド選手と合わせて、7人のターヒールズが大学を去ることになります。1人だけでも残ってくれたらいいと思っていたけど、残念な結果となりました。(ひ)にとってのカロライナ・ターヒールズとはこの選手たちそのものなので、正直寂しい気持ちは拭えませんが、と同時に彼らには感謝の気持ちもいっぱいです。バスケット選手としてのキャリアが長く誇らしいものとなりますように。カロライナ・ブルーのジャージを着てチャペルヒルでプレーした誇りと、いつまでもファミリーの一員であることを忘れないでね。Good Luck and Good Bye, Boys! (あ、(ひ)の泣き声が聞こえましたか?気のせいですよ)
でも、寂しい話題ばかりでもないです。間もなく、アッと驚く(マニアックな)企画をお届けいたしますのでお楽しみに!(ひ)


One Shining Moment 4.15.2005

届きましたよ〜、ヨーロッパからDVDが。ぶっちゃげ一枚1900円ナリ。見たいゲームはたくさんあるけれど、キリがないのでぐっとこらえて4枚ほどご購入。
で早速、チャンピオンシップ・ゲームの対イリノイ戦を観戦しました。いやはや、イリノイはいいチームです。前半からジェームス・オーガスティン選手が不運な笛を吹かれて、ノーポイントのままファウルアウトしてしまったのが唯一の、そして結果メイ選手のインサイドでの Domination を許してしまったということで最大の敗因となったようです。ちょっと気の毒でした。
また、解説も途中で気付いて指摘していましたが、スクリーナーが静止しないイリーガル・スクリーンを再三にわたってイリノイが仕掛け、その反則をレフェリーが取らず、結果オープン3を決められまくっていたのが終盤に追い上げを許した理由のようにも見えました。ま、先のオーガスティン選手のことと合わせてプラマイゼロですかね。
しかししかーし、やっぱりとにかく今年のターヒールズは強かった! 昨シーズンと比べると本当に逞しくて堅実で素晴らしいバスケットをするモンスターチームに成長していました。ロイ様ありがとう。(ひ)がカロライナで3年も4年も見続けてきた、馴染みのプレーヤー達のこういう姿を見れただけでも、投資のしがいがあったというものです。試合終了後の、その場から立ち去りたくない雰囲気は、勝者としての余韻にひたるとても素晴らしい瞬間でした。One Shining Moment。おめでとう。特にシニアの3人がネットカットをしている姿を見ると、こみ上げてくるものがあります。
<実は(ひ)も学部学生最後の学年で、Q大歯学部準硬式野球部オールデンタル7連覇を達成した決勝戦に勝った後は、本当にその場から立ち去りたくない思いでした。レベルはまるきり違うけど(ひ)の One Shining Moment なのだ。>

さてさて、優勝の夢から10日ほどが経ちました。そろそろ、心配していたことを忘れるわけにもいかなくなってきました。ちょっと前の記事でも紹介した「ビッグ・ジレンマ」です。これ以上ない「National Champion」という結果を受けて、ふてぶてしい男ラシャド選手はすでにプロ行きを表明。フェルトン選手はもはや時間の問題。メイ選手はチャペル・ヒルでのセレブレーションの際に「来年もカロライナでプレーするぜ!」と宣言してファンを湧かせましたが、「来年のチーム状態のことも考慮して決断する」と態度が怪しくなってきました。1年生のマービン選手もどうやら噂通りプロ行きの気配。決まり文句「自分にとってベストの決断をする」という言葉を吐いている時点でもうあかんです。
まあ、しかたのないことです。この4人の中から1人でも残ってくれたら儲けものだと思うしかないでしょう。4人全員がプロに行ってしまうと、卒業するシニア3人衆と合わせて、チームのトップスコアラー7人がごっそりと抜けてしまうことになります。ターヒールズにとっては非常に厳しい局面ですが、しかたがないです。奇跡的に今年のチームが組織できて、そのチームで優勝できたのだから、それ以上を望んだら欲張りだと神様から怒られるでしょう。男ドアティの時のように、ケンカ別れではないだけで十分。ノエル選手やテリー選手などの残留組にフレッシュマン4人を合わせて、来シーズンはまた新しいターヒールズを暖かく見守るのも悪くないことです。
でもマービン選手とかもう一年ロイ様の下で勉強するのも悪くないかもよ〜。メイくんもカレッジバスケが好きなら卒業してからでも遅くないかもよ〜。我ながら未練がましい。。(ひ)


UNC vs Illinois 4.8.2005

ターヒールズ優勝後、燃え尽き症候群のようにもぬけの殻になっていた(ひ)ですが、このコーナーの趣旨は「今年のカロライナ・ターヒールズの足跡を記録する」ということなので、この最後の決勝戦についても記憶が fade する前に書き残しておきます。
相手のイリノイは、まずディフェンスが素晴らしく、オフェンスでも堅実なパスワークと小気味よいシュートが持ち味の、とても統率の取れた「美しい」バスケットボールを展開するチームです。ファイナル4をかけた Regional Final の対アリゾナ戦では、終了間際に奇跡の同点劇を演じ延長で勝利をものにするという、土壇場の勝負強さも持っていました。トーナメントのそういう展開ではコロッと負けるチームが多いのだ。さすがにシーズンの大半をランク1位で通してきたチームだけあります。ちょっと前にもお伝えした、男ドアティの解任とロイ様の UNC 移籍にともなうヘッドコーチ玉突き現象で着任したブルース・ウェバー監督の戦術も、ロイ様ヒールズが2年目で実を結んだようにイリノイでも実ったのでしょう。強敵です。
というわけで、文字通り頂上決戦となったこのトーナメント決勝戦、まず前半を 40-27 と 13 点ものリードをつけて折り返しました。メイ選手がインサイドで優位に立っていたと同時に、カロライナのDも奮闘してイリノイの攻撃を封じることができており、これはカロライナにとって理想的な展開だったと言えます。
しかし後半の開始と同時に、イリノイのオフェンスが冴え渡りました。終盤 65-55 から 10連続得点を許して同点とされ、さらに残り1分半で 70-70 という手に汗握る緊迫の展開。こういう局面では得てして追い上げたチームの方に勢いがあるもので、(ひ)もリアルタイムで見ていたら半分以上は逆転負けを覚悟していたでしょう。しかし、その窮地を救ったのはスーパールーキーのマービン選手。ふてぶてしい男ラシャド選手が苦し紛れ?にペネトレイトして放ったシュートを、なんとティップイン。マービン選手はこういう土壇場での働きが素晴らしく、これは生まれ持ったスーパースターとしてのタレントでしょう(やっぱもう来年はプロかな〜)。さらにレイモンド選手がスティールして攻撃の芽を摘み、最後はメイ選手がリバウンドを確保した瞬間、ターヒールズの National Champion が決定しました。

jawad 今年は本当に素晴らしいシーズンでした。本当に痛快でした。去年、一昨年、そしてどん底だった3年前と、苦虫を噛みつぶし続けていただけになおさらです。あのターヒールズが、こうしてネットカットをしているとは。。こみ上げてくるものがあります。特に、3年前のシーズンを経験しているシニア諸君には、心の底からの思いを込めてありがとうと言いたいです。このターヒールズの優勝で一番うれしかったのは、ジャワッド選手の右のような表情だったりします(写真・AP)。君のその笑顔のおかげで、今までの苦労が全て忘れ去られるようです。泣いていたら泣いていたでその写真を見ると、やっぱりこっちまで涙が出てくるのですが。笑顔の方がいいですね。ジャワッド選手、メルビン選手、さぶちゃんことジャッキー選手、本当にお疲れさまでした。おめでとう! チャペルヒルでの思い出が、素晴らしいものになって本当に良かったです。君たちのことは決して忘れません。
というわけで、まずは決勝戦の記録でした。(ひ)


MISSION ACCOMPLISHED! 4.5.2005

National Championship Final ○ 75-70 vs Illinois
VENI,VIDI,VICI. 来た、見た、勝った。
終わったぁ〜。。。はぁ。勝ったぁ。勝ちましたぁ。勝ってしもたがなぁ〜。え、マジ?夢かい?ホンマ?夢じゃなかろうね?? そう、勝ったの?勝った?勝った??勝ったああああ〜〜!! なんと、我らがノースカロライナ・ターヒールズが、チャンピオンですよみなさ〜ん!
(ひ)は今、脱力して頭がボーっとしております。飛び上がるほどにうれしいのに、力が抜けてふにゃ〜と座りこんでしまっています。とにかくおめでとう、ターヒールズ。ありがとう、ターヒールズ。本当に優勝したのね〜。今年は優勝優勝と(ひ)もうるさく書いたけど、本当に優勝したんだね。君たちは誇りです。心を込めて、ありがとう。早くチャペルヒルに帰っておいで。しばらく一緒に、余韻にひたろう。それからゆっくり、ターヒールズの今年(から数年前まで)を振り返ってみたいと思います。(ひ)


速報! UNC vs Michigan St 4.3.2005

National Semifinal ○ 87-71 vs Michigan St
やりました!我らがターヒールズ が、決勝進出ですよみなさーん! 迎えたファイナル4、まず準決勝のお相手はミシガン・ステート。伝統的にインサイドがゴリゴリ強いようなイメージですが、名将イゾー監督率いるこのチーム、めちゃ強敵です。シーズン後半、特にトーナメントに入ってから調子を上げ、Sweet 16 ではデュークを破りました。事実、前半は 33-38 とリードを許す展開で、さぶちゃんことジャッキー選手はファウルトラブル(おそらくはファウル覚悟の積極Dを仕掛けたのでしょう)、主力のジュニア三羽烏も得点が伸びず、ミシガン・ステートが主導権を握った前半だったようです。しかし特筆すべきは、その中でも前半 12 得点と奮闘したジャワッド選手。ここ数試合、Box Score からは調子が今一つのように見えていましたが、チームが苦しい時のこのパフォーマンスは本当にありがたい!さすがは頼れる兄貴です。
後半に入ると期待通りジュニア三人衆が爆発。中でもショーン・メイ選手は 22 得点と、またもこの UNC 快進撃の立て役者 <人はこれをモンスターと呼ぶ> ぶりを発揮する活躍でした。フェルトン選手のアシストが冴え渡り、ジャワッド選手もトータル 20 得点、手強い相手に前半の苦戦を跳ね返した、会心のゲームだっと言えるのではないでしょうか。やったぜ、強いぞターヒールズ!うおおぉぉぉぉっ!!
よっしゃ来たで!いよいよ決勝、相手はシーズン中ずっとランク1位だった目の上のたんこぶ、イリノイです。メディアでは「実質トップチームはノースカロライナ」と書かれたりもしていたので、イリノイ側の方も真のトップチームであることを見せたいと気合いが入っていることと思います。相手にとって不足無し! まさに雌雄を決するこれぞ決戦、身震いしてきました。参考にはならないでしょうが、昨年の ACC - Big10 Challenge では楽勝した相手でもあります。行くぞターヒールズ!賽は投げられた。(ひ)


UNC、念願のファイナル4 進出! 3.28.2005

Regional semifinal ○ 67-66 vs Villanova あっぶねー! いつもの勝ちパターンとは逆に序盤からリードを許し、なんとか追い上げて4点ビハインドで前半折り返し。後半逆転し一時は10点ほどのリードを築いたものの、食い下がられながら何とかぎりぎり逃げ切ったという薄氷の勝利でした。ゲームがちょうど土曜日のお昼の時間だったので、(ま)とふたりで Game Tracker の前でハラハラドキドキ。Game Tracker では分からなかったけれど、最後に「疑惑のトラベリング」の笛が吹かれて勝ちをもらったようなものだったそうです。CBS Sportsline.com のハイライトでは、いちおう解説は「Right call だ」とは言っていましたが、スローを見るとどう見ても誤審だなありゃ。しかし まちっとしっかりせい! 確かに Villanova はいいチームだし、心配していたように会場がアウェイのような雰囲気だったのかもしれないけど、ディフェンスとかもっときちっとがんばれるだろうに。去年も一番悪いときは(フロリダST戦の後半など)、ボケッとつっ立ったままで全くディフェンスできずに攻められ放題なんていう場面もあったけど、この試合の終了間際は文字だけの情報からでもそんな雰囲気を感じたぞよ。しかしテレビで見ていたら心臓が止まっていたかも、いやマジで。ちなみにこのラウンドでデュークとNCステートは残念ながら敗退。
Regional final ○ 88-82 vs Wisconsin ファイナル4をかけた運命のゲームはNCステートを破ったウィスコンシンがお相手。ランク1位のイリノイ、先にデュークを破ったミシガンSTといった Big 10 校に雪辱を期す意味でも、唯一残った ACC 勢として負けるわけにはいかない気合いのこもった一戦でした。前半は同点で折り返すなどまたも接戦。このレベルになると本当に力の差はないも同然ですね。後半に入り、大事な局面でふてぶてしい男ラシャド選手が3ポイントを決めたことと、インサイドを Dominate して29得点を叩き出したメイ選手の活躍で、なんとかこの大事な一戦をものにすることができた試合だったようです。実は淡々と書いていますが、(ひ)の心は今、涙を流してむせび喜んでおります。おめでとう、ターヒールズ。 UNC は全米一のファイナル4進出 15 回を誇る常連校ではありますが、今現在プレーしている選手達にとっては、最もつらかった時期を乗り越えた上での大きな大きな勲章です。これまでのどのファイナル4よりも、価値のあるものに思えます。タレント溢れる主力選手達をリクルートしてきた男ドアティと、男ドアティがまとめられなかったその荒削りな選手達を見事にモンスターチームへと彫り上げたロイ様にも、感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。この2試合を通じて、ディフェンスが今一つとかシニア陣に元気がないとかいろいろ問題もありますが、まずは予想通り且つ期待通りにここまで勝ち進んでくれたターヒールズの面々に祝福と感謝の気持ちを送りましょう。おめでとうターヒールズ、そしてありがとう。
というわけでファイナル4進出は UNC、ミシガンST、イリノイ、ルイビルの4校です <(ひ)の予想は2勝2敗でした>。実は UNC 以外の3校は全てオーバータイム(延長)までもつれた接戦を制して勝ち上がってきました (しかも10点も20点もの点差をひっくり返してます。マジかよ〜)。いや、ほんと、実力の差はほんのわずかですぞ。そんな中でタフな接戦をものにできるのは、よりタフなハートを持ったチームなのでしょう。もうそこまで来ている National Title を、がっちりもぎ取ってください。ここまでがんばってくれたら、あとはオマケのお祭り騒ぎみたいなものなので、(ひ)は安らかな心で応援することにします。LET'S GO TAR HEELS ! HEELS #1 !!(ひ)


UNC、Sweet 16 進出! 3.22.2005

春分の日の3連休は(ま)の実家に遊びに行ったり福岡県地方は地震があったりして、すっかり更新が遅くなってしまいましたが、我らが North Carolina Tar Heels は危なげなく1・2回戦を突破し、Sweet 16 進出を果たしました。ええで〜、ターヒールズ〜! 今年は去年のように全員が頭をツンツルテンにはしていないようです。ロイ様のツンツルテンが見たかったな〜
 1st Round ○ 96-68 vs Oakland
 2nd Round ○ 92-65 vs Iowa State
今年の NCAA トーナメントは、アッと驚くアップセット(番狂わせ)の連続で話題が持ちきり、目立つところではウェイクフォレストや UConn が2回戦で敗れ、カンザスにいたっては初戦で消えてしまいました。そんな中、UNC の話題が少ないのは実力通り順当に勝ち上がっているということで、今の段階ではいい方に解釈できるでしょう。
Box Score を覗いてみると、ふてぶてしい男ラシャド選手がスタメンに復帰してまずまずいい感じ、フェルトン選手やメイ選手もしっかり働いて、そしてスーパールーキーのマービン選手が連戦の 20 得点と爆発しています。得意のモーション・オフェンスで早い段階にリードを築いてクッションをキープするという、シーズン中調子が良かった時の勝利の方程式がしっかり機能しているようで、これはとってもいい感じですぞ! シニア陣が今一つ元気が無さそうに見えることと、去年のおでんことデン選手のようにトーナメントで活躍してマービン選手が1年でプロに出ていってしまわないかが少々不安ですが。
というわけで、次のラウンドは予想通り Villanova との対戦となりました。普通に戦えば負ける相手ではないけれど、カロライナの方が会場のシラキュースまでの距離が倍以上遠いので、それだけが要注意です。ここをきっちり取ると、向こうの山の強敵だったカンザスや UConn がすでに敗退しているため、ウィスコンシンと NC State(なんと UConn を破りました!ジュリアス・ホッジ選手が大活躍)の勝者という思いのほか与しやすい相手とファイナル4をかけて戦うことになります。そのため目の届くメディアでは「もう UNC のファイナル4は決定」とも言われていますが、気を抜かずにその通りになるようにがんばるのだよ。そして我々の目指すところはまだその向こうだ! GO TAR HEELS!!
さて、UNC と NC State に加えてデュークも順当に残っており、トライアングル・エリアの3校が Sweet 16 に揃い踏むのは 1989 年以来 のことだそうです。この NCAA トーナメント、喉から手が出るほどにオンタイムで見たいのはヤマヤマですが、仕事中だったり夜中の放送だったりするので CBS のストリーミング放送はあえて申し込みませんでした。しかし尊敬する WOG 様のHPでヨーロッパから DVD を購入できることを知り、トーナメント終了後に見たい試合をセレクトして申し込んでやろうと今からワクワクしています。しかし散財やわぁ〜、「新選組!」の DVD セットも買わんといかんし。(ひ)


NCAA トーナメント 3.14.2005

というわけで、いよいよ NCAA トーナメントの ブラケット が発表されました。我らが UNC ターヒールズは期待通り第1シード! これこれ、こんなブラケットが見たくて何年も待っていたのだよ。でもブラケットだけが第1シードじゃしかたがないので、ちゃんときっちり勝ち上がってくださいね〜!。
シャーロットで行われる初戦・2回戦は問題なく勝ち上がるでしょうが、3回戦・4回戦(Final 4 をかけた地区準決と決勝)で Villanova や UConn と対戦するようなことがあると、会場のシラキュースからは UNC よりもホームが近いので厳しい戦いになるかもしれません。しかしとにかく、ファイナル4を最低限の目標にして(本当にファイナル4まで進んでくれたらめちゃくちゃ嬉しいけど)、ここは一気に National Championship Title を目指してがんばるぞ〜! どわ〜〜 LET'S GO HEELS!!
・4つの第1シード校は UNC の他にはイリノイ、デュークとワシントン。それぞれカンファレンス・トーナメントを制して調子は上向きです。イリノイなどは試合会場が最後まで飛行機での移動も必要ないほど近い距離なので超ラッキー。いいなー。しかし(ひ)のファイナル4予想は可能性の高そうな順に UNC、ケンタッキー、オクラホマST、ルイビル(!) というところでいかがでしょう。(ファイナル会場の St Louis は NC からも飛行機で3時間、近い近い)
・On the Bubble だった NC ステートもトーナメント出場が決まりました(よかったよかった)。ACCトーナメント初戦でウェイクに勝ったのが効いたのかな。でもそれだったら2年前のターヒールズもメリーランドを倒していたから選ばれて良かったはずなのにぃ。ぶう。
・(ひ)もよく記事を見る CBS の Sportsline.com で、「NCAA トーナメント・ハイライト」と称して昨年のファイナル4、Duke vs UConn の試合の模様がほんの少しですが紹介されています。このゲームは(ひ)が今まで見たカレッジ・バスケの試合の中でも最も印象に残っているゲームです。こういうのを見ると、いよいよ興奮のボルテージが高まってきて、まさにマーチマッドネス。くうぅ、アメリカにいて見たかったな〜。(ひ)


ACC トーナメント 3.13.2005

○ 88-81 vs Clemson ACC トーナメント初戦は(ひ)の願いどおりメリーランドを下して勝ち上がってきたクレムソンがお相手。こういう勢いに乗ったチームは要注意なのが世の常ですが、ご多分に漏れず残り9分まで13点差をつけられるという厳しい展開でした。しかしこういう逆境をも跳ね返せてしまうのが今のターヒールズの強さ。本日のヒーローはレイモンド・フェルトン選手、29得点の大爆発でチームを勝利へと導きました。やってくれるやん! ふてぶてしい男ラシャド選手が病気から復帰し、15分間の出場で13得点をマークしたのもうれしいニュースです。
さてこのラウンドでは、なんと NCステートがウェイクを下して準決勝へと勝ち上がりました。シーズン最終戦でウェイクに因縁つきの悔しい負け方をしていたので、雪辱を果たせて痛快だったでしょう。ゲンがいいのか NCステートは毎年このACCトーナメントでは非常に高いパフォーマンスを見せます。UNC もウェイクに勝って雪辱したかったけど、まあ仕方がないですね。今日は NCステートにおめでとうです。
● 75-78 vs Georgia Tech だあ、負けてもーたがな〜。今年もまーたGTにやられっしもてからほんなことやおいかんです。これが本番の NCAA トーナメントでなかったからよかったようなものの、、だあ、ここで負けるか?!。ま、兜の緒を締めて NCAA トーナメントに備えてください。Box Score では、フェルトン選手・メイ選手・ふてぶてしい男ラシャド選手のジュニア三羽烏がそろって17得点をマーク。ラシャド選手はだいぶん調子が戻ってきたようだけど、安心していいのかなあ。ジャワッド選手・メルビン兄貴選手・サブちゃんことジャッキー選手のシニア三羽烏が今一つ不調に見えるのが気がかりです。これから一度チャペル・ヒルに帰って、また調子を戻してください。去年もロイ様の「ACC トーナメントなんてどうでもいい」発言 がありましたが、大事な調整の時期に連戦して疲れが溜まらずにすんだと、考えうる限りにポジティブに考えておきましょう。はあ、残念。
で、結局決勝はデュークがGTを下して優勝しました。去年メリーランドに決勝で負けた以外は、ここ7年で6回目の優勝です。つえー。GTもシーズンは調子が今一つで、NCAA トーナメント出場が危ぶまれておりましたが、この決勝進出で間違いないでしょう。準決で UNC を下したのも、アップセットとは言えないほどのポテンシャルはあるチームですから。はあ、しかしなんで負けるかな〜。(ひ)


トーナメントの前にいろいろ 3.9.2005

レギュラーシーズンを終えた大学バスケット、これからはポストシーズンです。まず今週は所属するカンファレンスのトーナメントが行われ、来週の日曜日にいよいよ NCAA トーナメントのブラケットが発表されます。
その前にいくつか。
・ACC レギュラーシーズン・チャンピオンを決めた UNC ターヒールズ
チャンピオン記念Tシャツ欲しい。。日本までShipしてくれんかなー)、迎える ACC トーナメントは当然第1シードですが、初戦の相手は第8シードのメリーランドと第9シードのクレムソンの勝者ということになりました。開催地はワシントンDC、メリーランドのホームに近いので、初戦とはいえタフなゲームになることが予想されます。がんばれ!クレムソン!!
・先日のデューク戦では、リクルート活動の一環として目を付けていた高校生くん2人がスミスセンターに招待されていたそうです。同じ高校でコンビを組む2人(Tywon Lawson 選手・PG と Kevin Durant 選手・SF/PF )は、どちらもかなり評価が高い有望な選手らしい。この素晴らしいゲームを見て2人とも UNC に入学を決めただろうと言われています。待ってるぜ! Future Tar Heel Guys !
・彼らは2006年の卒業生です。今年の卒業生(つまり来シーズンから加入する新1年生)は、実は4人の選手の入学がすでに決定しています。その4人とは Tyler Hansbrough 選手、Bobby Frasor 選手、Danny Green 選手、Marcus Ginyard 選手 の面々。このうちの3人(Ginyard 選手以外)が高校生選手のオールスターゲーム「マクドナルド・オールアメリカン」に選出されています。もちろん Ginyard 選手も含めて、大いに期待される新入生たちです。Tyler Hansbrough 選手は 6-10 の身長を活かしたインサイドの白人選手(クリスチャン・レイトナー - ポテンシャルらしい。本当だったらすごいけど)、それ以外の3人は全て SG の選手ですが、これまた全員 PG のスキルも練習中だそうです。まあ、ロイ様が適性をしっかり見極めてポジションを決めてくれるでしょう。来季はがらっとチームの顔ぶれが変わることも予想されるので、みんな、期待してまっせ!
・Marcus Ginyard 選手は、(ひ)(ま)も出かけた 昨シーズンの Late Night with Roy の時点ですでに UNC への入学を決めており、このイベントを見に来ていました。写真 をよく見ると、Ginyard 選手へのメッセージ(名前入りのカロライナブルーのでかいTシャツ)を彼に見えるように掲げる学生くん達が確認できます。
・現在の1年生で大活躍しているマービン・ウイリアムス選手も、昨年は当然マクドナルド・オールアメリカンに選ばれていました。実はもう一人、JRスミスという選手も出場しており、UNC への入学も決まっていたのですが、彼はこのマクドナルド・オールアメリカンでたまたま活躍しMVPに輝いてしまったことで、大きな勘違いをして何を血迷ったか UNC を蹴って直接プロへと入団してしまいました。なんたる大失態。お金はもらえるかもしれないけど、こんなことばかりではNBAのレベルは下がり続けて面白くなくなるのは当然です。実は当時は、JRスミス選手よりもマービン選手の方が直接プロへ行くだろうと噂されていました。しかし彼は UNC に入学し、いいコーチに付いて学び、そしてこの3行スポ欄でもお伝えしているように素晴らしいシーズンを送っています。彼の場合も大学でのプレーは1年か2年でのプロ入りとなるでしょうが(残ってくれると本当に嬉しいけど)、この大学での経験はバスケットボール選手のキャリアとして何事にも代え難いものになるでしょう。先の新人4人が、来シーズンは全員ターヒールブルーのジャージを着てプレーしてくれることを心から望みます。(ひ)


UNC vs Duke、奇跡の3分間 3.7.2005

○ 75-73 Duke やりました!デュークに勝ちましたよ! もっと楽に勝てるだろうと高をくくっていたら、なんとまたもや2点差の接戦、やっぱりテレビで見たかったなぁ。両チームとも前半に比べて後半の得点が極端に少ないので、前半は UNCペース、後半はまたコーチKの作戦が奏功したデュークペースだったのでしょう。実際、後半に逆転したデュークが終了間際の残り3分まで 64-73 と9点差でリードしていたそうだ。ところが、カロライナはなんとここから11連続得点(!)をあげての見事な逆転勝利を演じます。
この日はジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手のシニアナイトでもありました。チームを支えてきた3人の、スミスセンターでの最後の試合を負け試合にするわけにはいきませんでした。9点ビハインドの状態からまず、メイ選手のシュートがこぼれたところをジャワッド選手がティップして7点差。ここでロイ様はタイムアウトを取り、選手達にはただ一言「Believe. 」と伝えたそうです。しかし相手はデューク、残り2分40秒での7点差は永遠にも近い点差にすら感じられたことでしょう。ところが、まずマービン選手がフリースローを2本決めて5点差、さらにメイ選手の3ポイントプレイが決まって何とアッという間に2点差。ここでダニエル・ユーイング選手がターンオーバー、ボールを奪ったフェルトン選手は焦らずにタイムアウトを取る見事なゲームコントロールを見せて影のファインプレー。続いてフェルトン選手がファウルを受けて1本目のフリースローは成功(1点差)、2本目を落としたところをマービン選手がリバウンドを奪い、ついに逆転のシュートを決めて逆転!。この時、ファウルを受けていたため審判の吹いた笛の音が、盛り上がる歓声で聞こえなかったほどだったそうです。これはマービン選手の「The Shot」として語り継がれるプレーになるかもしれませんね。この時点で残り17秒、デュークはJJレディック選手が観客を一瞬沈黙させる3ポイントシュートを放つものの入らず(かなり遠い距離からだったらしい。彼も人の子だ、とはコーチKの弁)、そして最後はダニエル・ユーイング選手のシュートが落ち、メイ選手がリバウンドをもぎ取って試合終了となりました。
何というドラマチックな幕切れでしょう。何という素晴らしい試合なのでしょう。正直言って信じられません。残り3分のスコアが 11-0 だなんて、これは奇跡の3分間です。ジャワッド選手のコメントは「飛べる限り高く飛んで喜びたい」。おめでとう、どこまでもジャンプしていいよ。メイ選手のコメント「去年のチームだったらあきらめていただろう」。今年のチームの充実ぶりがうかがえます。この試合でもメイ選手は26得点・24リバウンド(!)の大活躍。なんだかすごいモンスターになってきました。コーチKのコメント「自分のチームを誇りに思う」。スポーツでは時に相手チームの選手達にも心からの歓声と尊敬を送りたくなるような試合がありますが、まさにこの試合はカロライナとデュークの双方にとってそのような試合だったことでしょう。ああ、やっぱり見たかったな〜。JJレディック選手は17得点。これが全て前半に得点したもので、後半は無得点に抑えたらしい。時に35点も36点もたたき出すJJレディック選手をうまく抑えられたのも、一つの勝因ですね。最後の3ポイントは外したものの、「アウェイでは観客をシーンと黙らせることがこれ以上ない喜びだ」というふてぶてしいコメントを残しています。生意気なヤツめ。そんなJJとは親友というふてぶてしい男ラシャド選手は今日も欠場。これからの ACC トーナメントもしくは NCAA トーナメントの早いラウンドで調子を戻せるといいが。
さてさて、これで単独での ACC シーズンチャンピオンを決めました。おめでとうターヒールズ! そしてジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手はお疲れさまでした。この劇的な勝利をバネに、トーナメントでもがんばってください。次なるミッションは、ACC トーナメント決勝でウェイクフォレストを破って雪辱を果たすこと、そして NCAA トーナメントでは、ズバリ「ナショナル・タイトル」を獲るっ! ファイナル4は最低の目標です。ファイト!ターヒールズ!!(ひ)
<小ネタ>
・なんと、無敗で突っ走っていたイリノイが、最終戦でオハイオステートに敗れるという大波乱がありました。ざまーみろ! おっとっとはしたない言葉で失礼。イリノイのおかげでランク1位を逃していたので憎かったのさ。最終戦での負けは去年のスタンフォードと全く同じパターンなので、やっぱり同じくトーナメントでも2回戦あたりでコロッと負けてくれることでしょう。ざまーみろ! おっとっと失礼


おめでとう、ターヒールズ! 3.4.2005

UConn 戦以後の5試合の結果です。期待通り5連勝!
○ 85-61 Virginia スーパールーキーのマービン選手が足の怪我で欠場。「turf toe」だそうですが、どんな怪我だろう? 芝に足をひっかけた? フットボール選手のようなハムストリングでなかったらいいが。
○ 88-56 Clemson マービン選手は怪我から復帰。ふてぶてしい男ラシャド選手が「upset stomach」で後半ほとんど出場せず、9得点に終わったことが少し心配でした。
○ 81-71 NC State 結局、ふてぶてしい男ラシャド選手は「intestinal disorder」(腸の不調)で欠場。ラーレイまで25マイルの trip も同行しなかったそうです。ドクターのコメントは「いつ復帰できるか分からない」だそうで、かなり悪そう。聞けば以前の UConn 戦(アウェイ)あたりからお腹の調子がずっと悪かったらしい。コネチカットで古い牡蠣でも食べ過ぎたか。いや冗談じゃなく心配だよ〜、トーナメントに間に合うといいけど。ゲームの方は、代わって出場したメルビン兄貴選手が12得点の活躍で何とか危なげなく勝利。
○ 85-83 Maryland あっぶねー! 前半は10点差で勝っていたので安心してたら、追い上げを許して最後は薄氷の勝利、なんだか去年の試合みたいじゃん。試合終盤は、遂にリードを許した UNC がジャワッド選手の起死回生の3ポイントで再逆転。再び同点の後、メイ選手の Beautiful screen からレイモンド選手がレイアップを決めて2点リード。最後はメリーランドのシュートをメイ選手がブロックして試合終了、というドラマチックな展開だったようです。いいねー、メイ選手。まさに The Bigman is standing だわ。ああ、言葉ではなく映像で見たかったなぁ。去年のこういう試合展開ではことごとく逆転負けを喰らって苦虫をかみつぶすばかりだったので。ふてぶてしい男ラシャド選手はこのゲームも欠場。大丈夫かなぁ? リーディングスコアラーを欠いてもアウェイでの強豪との試合に競り勝ったということは評価したい。
○ 91-76 Florida St よしっ!これで ACC レース13勝2敗(トータル25勝3敗)、最終デューク戦を残して少なくとも ACC レギュラーシーズンタイトル1位タイ以上を決めました。おめでとう、ターヒールズ。2001-2 年の 8勝20敗という屈辱的なシーズンを知っているだけに、本当に感無量です。よくがんばったよ、君たちは誇りです。おめでとう、そしてありがとう。さて、この試合でもふてぶてしい男ラシャド選手は欠場。なんと前半から後半残り13分まではフロリダSTにリードを許していたらしい。しかしメイ選手の32得点(!)などの活躍で逆転。メイ選手、このところ7試合連続でダブルダブルを続けていてOもDも絶好調。いいぞ!がんばれ! メイ選手に限らず、ジャワッド選手やレイモンド選手が役割を果たし、マービン選手はこの上ない6マンとしての働きを見せ、サブちゃんことジャッキー選手やノエル選手はハードDで応酬し、メルビン兄貴選手・クエンティン選手はバックアップとして機能する。これは素晴らしいチーム状態ですぞ。リーディングスコアラー欠場の穴を感じさせないです。ラシャド選手が100%戻るともう完璧やん!。いやマジで、NCAAタイトルに最も近いのはターヒールズですよ。イリノイが何だ? ケンタッキーがどうした? ウェイクもデュークもカンザスでもどこでもかかって来い!!
というわけで、ふてぶてしい男ラシャド選手のことは依然心配ながら、いよいよ最後のデューク戦を調子良く迎えられそうです。シーズン1位タイ以上は確定しているものの、万が一負けて3敗でウェイクと並んでしまうようなことがあると、直接対決で負けているので ACCトーナメント1位シードはウェイクになってしまいます。こりゃ何が何でもデュークに負けるわけにはいきません。前戦の雪辱も是が非にも果たしとかんといかんしね。最近デュークの方もJJレディック選手や伏兵のメルキオーニ選手まで3ポイントが絶好調でがんがん入れまくっていますが、こっちにはサブちゃんことジャッキー選手やノエル選手がいるので彼らを封じてくれるでしょう。シェルデン選手もメイ選手が完封するから覚悟しとくように。がんばれ〜、ターヒールズ!!(ひ)

〜勝負はまず敵を知ることから。運命の決戦を前に宿敵デューク主力の陣容を簡単にご紹介〜
・ダニエル・ユーイング選手(G・Sr) スタッツに見える数字以上に、いつも大事なところで活躍するシブさが光る。
・JJレディック選手(G・Jr) 大学バスケ界きっての名シューター。3ポイントをボコボコ決める破壊力は恐怖。
・シェルデン・ウイリアムス選手(F・Jr) インサイドを固める野獣。今年はリバウンド・FG%でACCリーダー。
・シャヴリク・ランドルフ選手(F・Jr) ポジショニングなどやや非力なところがあるものの侮れないエリート選手。しかし今は単核症(EBウイルスのいわゆる Kissing Disease ね)がまだ完治してないらしい。
・ショーン・ダッカリー選手(G・Jr) ポイントガードとしてチームを引っ張るアスリート。UNC戦は膝の故障で欠場の予定だとか。
・リー・メルキオーニ選手(F・Jr) 伏兵ながら昨年後半あたりから頭角を現してきたシューター。要注意かも。
・デマーカス・ネルソン選手、デビッド・マクルーア選手(Fr) すんません、1年生選手たちのことはよく知りません。


UNC vs UConn など 2.16.2005

○ 77-70 Connecticut シーズン終盤では唯一のオーバーカンファレンス・ゲーム、恒例の UConn との対戦は今年もターヒールズが勝ちました! 去年の最強 UConn にまさかの金星を勝ち取ったときには狂喜乱舞でしたが、今年は貫禄の勝利を演じてくれたようです。デューク戦の敗戦のショックもないようで安心しました。デューク戦といえば、ラスト1分53秒の詳細なレポートがありました。ラストはボールをポゼッションしておきながらレイモンド選手からノエル選手へのパスが通らずに終わったようで、、これはさみしい負け方だなぁ。無念。レフェリーのクロック管理も問題になっているとかで、うーん。
さてさて、これからのシーズン終盤、バージニア、クレムソン、NCステート、メリーランド、フロリダST と続く5戦は軽く5連勝しておきましょう。ちなみに次のバージニア戦は、Retro Nightと称して両チームとも1980年当時のユニフォームでプレーするそうだ。見たいぜ! そしてレギュラーシーズン最終戦、3月6日ホームでのデューク戦は気合いで勝利をもぎとりましょう。すると自然に念願の ACC タイトルもついてくるはず。んで勢いつけて ACC トーナメント、NCAA トーナメントで爆発だ! いよいよマーチマッドネスの気配がしてきましたね。レッツゴー・ヒールズ!(ひ)


UNC vs Duke 2.10.2005

● 70-71 Duke だあ、負けてもうた〜。終盤 Game Tracker の前に張り付いていると、残り3分、7点差から追い上げていながら1点差で届かず、という展開でなんとも惜しい。Yahoo sports の記事によれば、カロライナの得意な展開 fast break をデュークが徹底して封じたそうだ。最後に1点差に詰め寄ったふてぶてしい男ラシャド選手のレイアップが唯一の points off fast break だったそうで、そりゃいかんわな。せめて、そういう他人の土俵でも勝ち負けになる試合ができたという点を評価したい。Box score を覗いてみると、デュークの 21-22 に対してカロライナは 17-23 というフリースローの確率の低さも敗因の一つのよう。フリースローで負けるのは数年前のデュークの黄金負けパターンだったんですけどね。うーむ、残念。
キャメロンは盛り上がっただろうな〜、ちくしょーう。ああテレビで見たかった。選手たちはロッカールームでやっぱり泣いていたのかな? 負けたものはしかたがないので、レギュラーシーズン最終戦、ホームで雪辱を晴らしてください。がんばれー、ターヒールズ!(ひ)


5連勝!など 2.7.2005

前回ウェイク戦以来のターヒールズ・レポートです。
 ○ 77-58 Clemson クレムソンも決して弱いチームではないのだけど、なーんで去年はアウェイで負けたかなあ?
 ○ 87-67 Miami (FL) 予想以上の健闘を見せている新参入組 <2/6 現在でACC4位と5位> ですが、今のターヒールズの相手じゃねーなー、ウフッ。
 ○ 110-76 Virginia なんとアウェイでのバージニア戦は5連敗中だったらしい。もう負ける気はしないが、ウフッ。
 ○ 95-71 NC State うーん、ターヒールズが勝ったのはうれしいけれど、今年のNCステートは元気がなくて心配です。シーズン当初はまだ良かったのに、この調子だとNCAAトーナメントは危ないかもよ。がんばれ!
 ○ 81-60 Florida St 去年は前半の24点リードを守れずまさかの逆転負けを喰らったアウェイでのこのカード。まあ、普通に戦ったらこんなもんっしょ、ウフッ。
どの試合も20点ほどのリードで勝っていますが、試合開始直後に Jump Start してクッションをキープするという勝利の方程式が出来上がっているそうです。去年は、リードは築くものの後半バテて追いつかれるパターンでしたが、個々の選手の成長とマービン選手の加入で厚みが増したdepthで克服できているようです。それは誰かが不調の場合でも、それを補って余りある活躍を他の選手がしてカバーできていることにも現れており、今のターヒールズはまさに理想的なチーム状態。うっしゃ、いいぞ!!
というわけで、期待通りの5連勝、トータルでは 19勝2敗の全米ランク2位、ACCでも 8勝1敗でトップを走っております! く〜うぅ、ちぇすとぉ〜!!
いよいよ次(2月9日)は運命のデューク戦、この調子で爆勝してもらいましょう。その日はサッカー日本代表のW杯予選・北朝鮮戦ですが、(ひ)にとってはこっちの UNC vs Duke ダービーマッチの方がずっと運命の決戦です。いくぞ!ターヒールズ!! JJが何だ!シェルデンがなんぼのもんじゃい? ターヒールズ命ぃぃぃぃ!!!
さてさて、小ネタ集です。
・DukeのコーチKが、昨日のGT戦で気を失って倒れたそうです。すぐに起きあがって本人も「心配ない。今まで何度もあったことだ」と言っているので心配ないようです。が、ちょっと待って、今まで何度もあったって、本当に大丈夫かい?。頼むよコーチK、あなたは大学バスケット界の宝です。健康には本当に気を付けてください。
以前の記事で少しお伝えしていた、UNCターヒールズ に入団が内定していながらマリファナ・パーティでガサ入れにあって入学を取り消された JamesOn Curry 選手が、その後 Oklahoma State に入学しバスケットでもがんばって活躍しているようです。まあ、心を入れ替えてがんばってくれたまえ。もしトーナメントで対戦した時には大人しくしているように。
・無敗だったイリノイとカンザス、カンザスは Villanova にまさかの敗戦、イリノイは未だ無敗でランク1位を突っ走っています。ミシガンStもホームで異常に強いウィスコンシンも勝てなかったし、こりゃ最後まで無敗で行っちゃいそうです。もう一校、来年からの ACC 加入が決まっているボストン・カレッジが無敗でメディアも驚いていますが、来年は例年通り大人しくしておいてくださいね。(ひ)


だあああ、惜しい!! 2.7.2005

本日行われたスーパーボウルで、サムライQBドノバン選手を擁する Philadelphia が、にっくき New England に3点差で敗れてしまいました。だあああ、惜しい!悔しい!!腹が立つ!!!
去年のカロライナ・パンサーズも本当に惜しかったけど、4年越しのスーパー出場を果たした Philadelphia に勝ってほしかった。。あー New England むかつく〜、くやし〜〜っ。来年は絶対負かしてやるからな、覚えとけよーー! くやし〜〜いっ!! ブレイディめ、にやがるなよっ!
はしたない記事で申し訳ありませんでした。だああー悔しい!!(ひ)


15連勝ならず... 1.18.2004

● 82-95 Wake Forest ううっ、負けちゃいました。いけると思ってたのに、無念。15連勝ならず。ACC が11校にエクスパンジョンした関係で、今季のウェイクとの対戦はこのアウェイのゲーム1試合だけでした。つまり雪辱のチャンスもないということで2度がっかり。
さすがのレベルの高い好ゲームだったようです。Box Score に見えるスタッツから察するに、得点の割にミニッツが少ないのでふてぶてしい男ラシャド選手が前半でファウルトラブルだったかな?ということ以外は、ポイントやリバウンドなど取るべき選手は取っているし、さぶちゃんのファウルアウトはファウルアウト覚悟でディフェンスした結果だろうし、ノエル選手やマービン選手といったベンチ陣も活躍したようだし、ターヒールズの主力陣はいつも通りそこそこの活躍をしているように思えました。しかししかーし、ウェイクのクリス・ポウル選手の26点って、何やねん!? 彼1人にやられちゃいましたかね。憎いヤツだ。
まあ、連勝ストップの惜しい一敗ではあるのだが、ここはスパッとあきらめて次につなげてもらいたい。イリノイやカンザスは未だ無敗で、この先のスケジュールを見てもそう強そうな相手はいないので無敗のままトップシードでトーナメント入り、という可能性も大いにあるのだが、そんなチームの方が意外と早いラウンドでスコッと負けたりするのがトーナメントでもあります。去年のスタンフォードもセントジョーもそんな感じだったし。ACC は厳しい戦いが続くので、結果星を潰し合って見かけのランキングは下がることもあるだろうけど、それだけタフネスが身につくのでトーナメントでは本物の強さを発揮できるでしょう。そう願いたい。
さて、この先は2月9日のデューク戦までの5戦(クレムソン、バージニア、マイアミ、NCステート、フロリダステート)は5連勝で行っときましょう。NCステート <調子が落ちていたけどGTに勝って復調傾向> やマイアミ <最近やけに調子いいので安パイから昇格> も強敵だけど、まあ今のターヒールズの相手ではないと見た。いけいけ〜 Go Heels Go !!(ひ)


ターヒールズ激勝中! 1.14.2004

更新は週末のウェイク戦が終わってからにしようと思っていましたが、もう我慢できませんでした。いよいよ本格的にはじまったカンファレンス・ゲーム、我らがターヒールズはというと、、、
 ○ 109-75 Maryland ほら、もうメリーランドなんて敵じゃないかも〜 <ウフッ>
 ○ 91-69 Georgia Tech ほらほら〜!GTにも楽勝しちゃいましたよ〜!!チェストォ〜! BJエルダー選手が故障でいなかったけど。
これで14連勝。GTに勝ったことで「こりゃ本物だ」と評価がグンと高まり、目の届くメディアでは軒並みターヒールズを特集する記事が見られるようになりました。象徴される内容は「blend of speed and precision」、つまりPGのフェルトン選手を中心としたスピードバスケと、O・Dともに質の高いプレーを兼ね備えているという点で、これはこれ以上ない誉め言葉ですぞ。あんまり嬉しかったのである記事の一文をそのまま引用してしまいますが、「The Tar Heels are a rare combination of speed and size, bulk and beauty, experience and energy.」つまり、強いバスケットボールチームに必要な要素が全て今のターヒールズには揃っているということです。選手層の厚さも言うこと無しだし。
しかしちょっと待って、なんてこった〜! 冷静に考えると、にわかには信じ難し。これが昨年も一昨年もカロライナのファンをヤキモキさせた、あのターヒールズと同じチームなのかい? 忘れちゃならんのは、チームのメンバーはほとんど変わってないということ。なのにこの快進撃。このスポ欄では今季のターヒールズにかける期待と意気込みをお伝えしていますが、正直に言ってここまでだとは思ってもみませんでした。が、嬉しい悲鳴ならいくらでもオッケーオッケーOK牧場、3年前の状態と比べたら、本当に天国と地獄のようで感無量です。嗚呼ターヒールズ、もう何も躊躇せずに完全復活だと胸を張れますね、チェストォ〜!
メルビン兄貴選手の「We've gone from being the most selfish team I've ever been a part of, to the most selfless team I've seen.」という言葉に見えるように、昨年のチームと比べて選手達の意識が向上したことが最も大きな原因のようですが、そのようにチームを仕上げた監督のロイ様の手腕もまた見逃せないファクターでしょう。「Williams has molded this team into a monster.」うーむ、ロイ様あっぱれなり! 昨シーズン、この3行スポ欄ではチーム不振の主犯として批判の鉾先を向けられていましたが、申し訳ありませんでした、ロイ様にはどこまででもついていきます。こりゃまじで、カンザスで獲り損ねたチャンピオンシップを、今年はとれちゃうかもよっ! Let's Go Heels !!!
ちなみに、テレビで中継を見れないので今まで知りませんでしたが、スミスセンターでのターヒール・バンドが陣取る位置が、今までのホーム側コートサイドから反対側のアウェイ側コートサイドに移動したそうです。実はこのレイアウトの方が普通で他のアリーナではほとんどそうらしい。理由は、タイムアウトの時に相手チームの横でガンガン演奏してコーチにあらぬ限りのシャウトをさせる、ということでこりゃ立派なホームコート・アドバンテージですね。今までターヒールズの選手たちはアウェイでもホームでもすぐ近くにバンドがいて、不利を感じていたとか。ロイ様の指示が聞こえやすくなったことも、今年のターヒールズ躍進の理由かもしれません。(ひ)

tarheelband
<ターヒールバンドの皆さーん!ガンガン演奏して相手コーチの喉をつぶしてやってくださいねー!!>


ターヒールズ12連勝! 1.6.2005

新年明けましておめでとうございます。年が明けると大学バスケは中盤を迎えて一段と熱くなってきます。我らがターヒールズは、
 ○ 96-75 vs UNC-Wilmington 負けるような相手ではないものの、去年もジャワッド選手が肘鉄を食らったりしてタフなチームなのは分かっていました。ちょっと汚い面もあったのでしょうか、ターヒールズの選手が3人もテクニカル・ファールを取られてロイ様はおかんむりだった模様。
 ○ 107-64 vs Cleaveland St  ま、こんなもんでしょ。
 ○ 105-68 vs William & Mary ま、こんなもんでしょ。
というわけで期待通りの12連勝。ランキングも3位まで上昇!初戦に負けてなかったら1位だったのかなぁ? というわけで、いよいよ本番の ACC マッチ、今週から来週にかけては Maryland、Georgia Tech、Wake Forest とタフなタフな3連戦が組まれています。こりゃ目が離せませんな〜。がんばれ!ターヒールズ!!
*ちなみに前のコラムでお伝えした1年半前のヘッドコーチ玉突き現象、そのような事態の後のこの状況はやっぱり極めて珍しいようです。記事は<こちら>でどうぞ。ほら、彼も言っているように君たちの可能性は limitless だ!行け〜 ターヒールズ!!(ひ)


Tar Heels Report - 12.22.2004

メリークリスマス!の時期ですが、大学バスケをプレーする選手達も大学生、実は期末試験の季節でもあります。そんなこんなでここ最近は週1くらいのペースでゲームが行われておりました。「さすがに <お役ご免で出番がなくなった> ゲームの終盤にはテストのことを思い出して暗い気分になったよ」というメイ選手のコメントも聞かれましたが、去年は不調に悩まされた Postexam syndrome を今年のターヒールズは無事に乗り越えることができたようです。
 ○ 109-60 vs Loyola-Chicago ま、こんなもんでしょ。
 ○ 85-51 at Virginia Tech ACCマッチ開幕戦でしたが、さすがの貫禄勝ちでした。フットボール強化でACCに加入したマイアミとVTは、バスケでは安パイでしょう。ふてぶてしい男ラシャド選手が3点だけだったのが心配です。ファウルトラブルかなぁ? ま、たまには不発の試合があっても勝負を左右しないのならよしとしましょう。ジャワッド選手がしっかりと効いているようだし。
 ○ 93-65 vs Vermont ふてぶてしい男ラシャド選手が渋滞で遅刻して、罰としてスタメンから外れたそうです。これっ。しかしチャペル・ヒルで渋滞って、いったいどの道を通っていたの、ラシャドくん?
というわけで、我らがUNCターヒールズは、開幕戦をカリフォルニアで落とした後、怒濤の9連勝です。ようーっしゃ。ランキングも4位まで上昇。調子を上げて年明けから始まるACCマッチに突入してください。がんばれ!
ちなみに、現在のランク1位はイリノイで2位がカンザス。この2校とUNCは、1年半くらい前に我らが男ドアティの解任から始まったヘッドコーチ移籍の玉突き現象に関わった3校です(ロイ様 カンザスからUNC、ビル・セルフ氏 イリノイからカンザス)。今考えるとあれってすごい人事異動だったのね。(ひ)


Tar Heels Report - 12.6.2004

残念ながらNCAAバスケ不毛の地・日本に帰国したため、テレビで観戦しているわけではなく情報源はオフィシャルサイトの記事とBox Scoreだけで正確なレポートはできませんが、2〜3週間に一度を目標に少しでも今年のターヒールズの足跡を(ひ)も自分なりに辿ってみたいと思っています。で、今週のカロライナ・ターヒールズの戦績は、、、
 ○ 97-65 vs USC (ひ)の親友Kちゃんが在籍しているUSCですが、爆勝させていただきました。悪しからず〜。
 ○ 70-63 at Indiana メイ選手の故郷凱旋の試合でしたが、調子は今一つだった模様。チームも何とか勝てたというような内容だったそうですが、それでもこの ACC-Big10 challenge で勝星を取れたのは嬉しいですね。
 ○ 91-78 vs Kentucky うっしゃ!ようーっしゃ!勝ったで〜!!やっと、ケンタッキーに勝ちました。ちょうどランキングも同じような(8位と9位)チームの対戦で、前半のヤマであると同時に3月以降を占うにも見逃せない試合でしたが、オフェンス・ディフェンス噛み合った会心の勝利だったようです。チェストォ!
さて、ここまでのターヒールズは、ジャワッド選手・さぶちゃんことジャッキー選手・メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の5人が不動のスタメンとして固定しています。ふてぶてしい男ラシャド選手は相変わらずのポイントリーダー。ジャワッド選手がこれに続きますが、ディフェンス面での貢献がそれ以上に大きいようです。頼りになるぜ!プロからドラフトされるといいですね、ジャワッド選手は今まで人一倍一生懸命がんばってきたのですから。これにメルビン兄貴選手・ノエル選手といった不可欠なベンチ陣に、マービン選手・クエンティン選手が一年生ながら期待通りの活躍、控えとして申し分ない働きをしてくれているようです。なかなかいいやん!レイショーン選手は残念ながらロイ様からミニッツがもらえていないよう。2分出場で3TOとかもあったし。う〜ん、ファイト。
というわけでまずまずの調子でシーズンインしたターヒールズですが、同時に気がかりなこともあります。メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の主力3年生トリオが、来年残留するとしたらそれは今年のチーム成績が良くなかった時で、良かったらプロへ行くだろうという「ビッグ・ジレンマ」です。4年生と合わせて主力の6人がごっそり抜けたら、新人4人の入学が決まったとは言っても相当大きな戦力ダウンですからね。ふてぶてしい男ラシャド選手とか1日でも早くプロに行きたそうだし。う〜ん、以前の
ディッキーのコメントでも紹介しましたが、これは本当に憂慮すべき事態です。まあ、3年間プレーしてくれたのでどうにか許容範囲ではあるのだが。しかしここは気を取り直して後のことは考えずに躍進を願いましょう。Go Heels Go!
これからの予定は、Loyola-Chicago、Virginia Tech(ACCマッチ開幕)、Vermont、UNC Wilmington、Cleveland St(ジャワッド選手の homecoming)、William & Maryと、来年1月8日のMaryland戦(以後は厳しいACCマッチ。ちなみに今現在Top25ランクにACC校が7校も入ってます。なんてこった)までは比較的楽な対戦が続きます。ここは全勝で乗り切っておきましょう!できるはず。あーっ、試合が見たいぞー!!(ひ)


ターヒールズ戦績 11.25.2004

エキシビション・マッチを爆勝で連勝し、いよいよレギュラーシーズンが始まりました。開幕戦は、ハワイへ向かう途中に時差ボケ対策で立ち寄ったカリフォルニアでのサンタクララとの一戦。この開幕戦を、こともあろうに UNC は 77-66 で落としてしまいました。あらら。レイモンド・フェルトン選手が出場停止だったとはいえ、この程度の相手に負けちゃいかんでしょ負けちゃぁ、もう。まあ、ビシッと気を引き締めてくれい。
そしてハワイでの Maui Invitational Championship。この大会では、いつもスーツ姿のコーチがアロハを着て指揮を執ったりするのだけど、ロイ様はどうだったのかなぁ。試合の方は、BYU、テネシー、アイオワを軽く退けて狙い通り優勝を果たすことができました。まあ、相手が相手なので当然と思いたい。MVP はレイモンド選手。スタッツに見える数字以上にリーダーシップが評価されたそうです。いいぞいいぞ。リーディングスコアラーのふてぶてしい男ラシャド選手は面白くないかもしれないけど。とにかく、まずはおめでとう!
来週はホームでの USC 戦の後、ACC-Big10 チャレンジでインディアナ戦(メイ選手の homecoming になります)、続いてホームでケンタッキーとの交流戦と、前半の山場とも言うべき注目の試合が組まれています。特にケンタッキーには4連敗中なので、5年契約最後の今年はいっちょう雪辱を晴らしておきましょうや。Let's Go Heels !! (ひ)


なーんと! 11.19.2004

si si-hi ほらほら、ちょっとお兄さんお姉さん、今年のスポーツイラストレイテッド誌のシーズンプレビューで、なーんと我らが UNC ターヒールズが1位予想ですよ1位! しかもふてぶてしい男ラシャド選手が表紙ですよ表紙! ちょっと、あらまぁ、どうしましょーっ!?<左の写真は、Sports Illustrated誌より引用です>
冷静になってランキングを見直してみると、3位に入っているウェイクや5位のジョージアテックの方が自力も選手層の厚さもカロライナより一枚上手なのは明らかなので、こりゃお約束の贔屓目予想かな〜とも思えますが、それもそれだけ期待が大きいからということなのでしょう。
このスポ欄でもたびたびお伝えしているように、思い返せば2001-2003年の2年間はランキングとは全く無縁の冬の時代でした。その間のデュークの快進撃は指をくわえて見ているしかありませんでした。それが、主力の3・4年生はこの3年間顔ぶれが変わっていないのにこの高評価ということは、すなわち各選手がレベルアップしているということを意味します。これはすごいよ!特に4年生のジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手の3人は、どん底の冬の時代を経験しそれに耐えていただけに、彼らの気持ちを思うと本当に感無量です。とうとう本当にこんな日がきたのですね、しみじみ。人気チームだけに overrated に評価されがちで、それがまた攻撃材料にされることもしばしばですが、そんな批判を跳ね返すように、思う存分に暴れて威風堂々とシーズンを乗り越えてほしいものです。来週はマウイで試合だけど(うらやましいぞ)まずはこのプレシーズン・トーナメントで優勝を取っておきましょう!Let's Go Heels!アイラブ・カロライナ!
さて、スポーツイラストレイテッド誌のこのプレシーズン予想、昨年の一位 UConn は予想通り見事優勝、一昨年のアリゾナは振るわず沈みました。さて今年はどうなることか? それにしても上位11位までにACCが5校って、何ちゅうレベルの高さやねん。
ちなみに、(ひ)もスポーツイラストレイテッド誌の表紙を飾ったことがあります。ほらほら! アトランタで撮ったのでブレーブスのユニフォームだけど、この写真にターヒールズのジャージを着て写りたかったな〜。(ひ)


奇跡の後に 11.5.2004

先のK口さんからのメールの中にもあるように、大学スポーツ、特にフットボールやバスケットのような人気スポーツでは、ホームゲームで大きな勝利を収めると歓喜した学生くん達がフィールドになだれ込んできます(実は非常に危険なので気持ちは分かりますが一緒になってなだれ込むのはやめましょう)。フットボールの場合、たいていそのままゴールポストによじ登り、ボキッと折れるまで揺らします。大学側はまた新しいのを設置しなくてはならないので出費ですが、まあ儀式のようなものなので容認しているようです。
そんなこんなで先日の「チャペル・ヒルの奇跡」でも多分に漏れずゴールポストが折られました。すると、こんな <記事> が。大学(公立の大学です)が、その折られたゴールポストの一部約18cmを200個限定で150ドルで売りに出しています。ご丁寧にシリアルナンバー付きで。なんと、商魂たくましい。いらんけど。
困ったことに?ウイニングボールとなった公式球までオークションに出ています。そう言えば、最近は試合の後に「Instant Classic」と題して試合の模様を収録したDVDが販売されるようにもなりました。これは、バスケットでいい試合があったら(ひ)も欲しいかも。友達に頼んじゃおっかな。それにしても本当に商魂たくましい、公立大学なのにね。(ひ)


チャペル・ヒルの奇跡 11.2.2004

2004年10月30日、その奇跡は起きました。今年からACCに加入した現在全米ランキング3位、フットボールの横綱マイアミ大学を、UNCが破ってしまったのです。記事は <こちら> でどうぞ。なんと!これは奇跡でっせ旦那!!どれくらいの奇跡かというと、7-0で勝つと誰もが予想していたサッカーの日本代表チームが3-4でベトナム代表に負けてしまったくらいの奇跡です。まあ前戦でNCステートにも勝っていたので、調子は確かに良かったようです。実を言うと(ひ)は、以前のスポ欄でもお伝えしていた通り、今のターヒール・フットボールチームは何は無くとも現ヘッドコーチをクビにして根本的な建て直しの必要があると思っていたのに、これじゃあまた (John Bunting氏) のクビがしばらくつながってしまうやんか〜、とちょっと複雑なニュースでもありました。
が、そんなことは言わずに、まずは我らがターヒールズの大金星をお祝いしましょう!おめでとう!!

〜〜デューク大にお勤めのK口さんからのメールが回ってきましたので、掲載させていただきます〜〜
ところで、土曜日にチャペルヒルでは奇跡が起こりました。あのUNCターヒールズがランキング3位のマイアミ大に勝ってしまいました。しかも劇的な勝利でした。野球で言えばサヨナラ勝ち。僕はテレビでたまたま見つけて第四クオーターの途中から見ていましたが、残り5分のところでマイアミ大に追いつかれ、勢いはまだマイアミ大でしたがターヒールズは着実にファーストダウンを取り続け、敵陣残り約40ヤードのところで時間が残り約10秒、ここでターヒールズはフィールドゴールを狙うためキックのスペシャルチームを投入、時計が残り時間0を告げるとともに見事フィールドゴールが決まりました。
この試合、UNCのケナン・スタジアムでやっていたので、スタンドは狂乱し観客の一部はグランドになだれ込み両方のフィールドゴールのポストを倒してしまうという暴れようでした。今回のランキング5位以内のチームに勝利を収めたのはターヒールズの歴史始まって以来のことだそうです。まさにハロウィンの奇跡と言ったところでしょうか。ちなみに、ほぼ同じ時間我らがDukeはWakeforestに負けていました。フットボールもいいもんですね。ターヒールズファンの(ひ)さんにも教えてあげて下さい。では、また。(K口)

K口さんありがとうございました!(ひ)


ターヒールズ始動! 10.21.2004

今年も「Late Night with Roy Williams」のイベントが行われ、いよいよノースカロライナ・ターヒールズの2004-05シーズンが始まりました! 試合は11月からですが、シーズン開幕前のこのゾクゾク感は何ともたまりません。ちなみに昨年の Late Night with Roy の模様はこちらからどうぞ。
さて、今年のターヒールズは、正直言って期待のボルテージ最高潮です。主力は全員残留、監督も2年目で戦術も浸透し、期待のフレッシュマンが入ったとあれば、マイナス材料なんてありませんがな旦那!今年は間違いなくファイナル4、どうかしたらNCAAチャンピオンシップまで狙えちゃうかもよ。あー、生で見たい!せめてテレビで見せてくれ!無理か。

シーズン開幕を記念して、ターヒールズの布陣を簡単に解説です。
・ジャワッド・ウイリアムス選手(Sr)(ひ)がアメリカにいた頃に1年生として入学してきたこの学年ももう4年生ですか。Time flies。大学最後の年、チームリーダーとしてがんばってください。肘鉄に気を付けて。
・メルビン・スコット選手(Sr) 昨年は後半やや持ち味のアウトサイドシュートが不調だったけど、今年はSGに専念できそうなのでよろしく頼りにしてまっせ兄貴!
・さぶちゃんことジャッキー選手(Sr)何と言ってもゲームの流れを変えるハッスル・ディフェンスが最大の持ち味の、まさに Joker。今年最も improve した選手との評判で、チームメイトからの信頼もますます厚くなった模様。
・レイモンド・フェルトン選手(Jr) 以下3人はおそらく今年いっぱいでプロに抜けるでしょう。そのためにもPGとして中心になって納得のいくシーズンにすること。Everybody loves Reymond だけどその一方でファンは厳しくもあります。
・ショーン・メイ選手(Jr) インサイドの核、良くも悪くもターヒールズの運命を一番大きく握っているのは彼か。Good Handの復活と、ディフェンス面の成長が鍵。
・ふてぶてしい男ラシャド選手(Jr) ターヒールズのポイントゲッター。調子に乗った時の爆発ぶりは魅力ながら、好不調の波が大きいのが課題か。去年はだいぶ良かったけど。ま、あまり気にせず存分に暴れてくれい!
・デビッド・ノエル選手(Jr) 昨年は怪我に泣きました。しかしチームにはなくてはならない存在です。がんばれ!
・バイロン・サンダース選手(Jr) インサイドの控えとして期待しています。
・ダミアン・グラント選手(Jr) 彼も昨年は膝の怪我に泣きましたが、完治した今年はメイ選手の控えとしての役割を果たしてくれるでしょう。チーム一番のビッグマン、ジャマイカ出身。
・レイショーン・テリー選手(So) 2年目、ロイ様からミニッツがもらえたら活躍は間違いなし!と思う。
・ジェシー・ホリー選手(So) フットボールとかけもちの人気選手。試合の流れを変えられる裏Joker。
・ウェス・ミラー選手(So) Red Shirt 明けのシーズン。レイモンド選手の控えとしての役割は大きな意味を持ちます。がんばって!
・マービン・ウイリアムス選手(Fr) 期待の新星フレッシュマン!スタメンも取りそうな勢いです。もうすでにターヒール・ブルーのジャージが似合っています。よしよし、期待してるぜ〜!
・クエンティン・トーマス選手(Fr) すみません、よく知りませんが名前がかっこいいので期待しましょう。

(ひ)の予想スタメンは、ジャワッド選手・マービン選手・メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の5人。これにメルビン兄貴選手、サブちゃんことジャッキー選手、ノエル選手、レイショーン選手などが Depth を加えます。こりゃ強いがな〜! Let's Go Heels!!
ライバル勢としては、今年のACCでは何と言ってもウェイクフォレストが要注意。ターヒールズとACCチャンプを競うでしょう。そう期待したい。デュークは控え陣が手薄ながらやっぱり大きなライバルです。NCステートもバランスいいし、GTやメリーランドも相変わらず強そうだし、こりゃ今年もACCは超ハイレベルだわ。新規参入陣(マイアミとVT)は安パイか。
とにかく、行くところまで行っときましょう!今年は本気でっせ。Let's Go Heels!誠の名のもとに。(ひ)

誠 NC


ダーラム、激震 7.6.2004

したことでしょう、ここ数日。デューク大学のコーチKが、よりにもよってあの「悪の枢軸」LAレイカース監督に就任か、という噂が流れたのですから。結果から言うと、予想通り且つ期待通りにコーチKはデュークに残留することになりました。めでたしめでたし。しかしローカル・ニュースとか大騒ぎになっていただろうなぁ。今日も残留決定にお祭り騒ぎでもしてそうです。
コーチKと言えば、24年間の在任中で621勝179敗、NCAAタイトル3回に Final4 が10回という大学バスケ界屈指の名コーチ中の名コーチ。記録はもちろんのこと、何と言ってもコーチKの存在はデューク大学バスケットボールチームそのもののような存在ですから。コーチKのいないデュークなんて「クリープの無いコーヒー」どころか「コーヒーの無いコーヒー」のようです。UNCターヒールズのファンにとっては永遠のライバルとはいえ、やっぱりデュークにはコーチKがいてくれないと困るのは、ノースカロライナ全ての大学バスケットボールファンにとって同じ気持ちだったことでしょう。
確かに今年のデュークからは、ドゥーハン選手が抜け、おでんことデン選手が抜け、さらに入学予定だった期待のショーン・リビングストン選手までプロ行きが決まって、来季の戦力低下が予想されていました。タイミング的に残留を100%確信できなかったのは事実です。加えて、よりにもよってあの「悪の枢軸」LAレイカースがコーチKを誘っていたのですから、もし決まっていたら人類のスポーツ史上歴史に残る悪夢となっていたことでしょう。よかったよかった、まだコーチKには人間としての心が残ってくれていて本当に良かったです。ありがとう、コーチK。また来年からも素晴らしいバスケットを、そしてターヒールズとの名勝負をみせてくださいね。期待しています。(ひ)

〜〜(追記)ダーラム在住F氏からのメールです〜〜
いやー、残ってくれてほっと一息。何しろ、先週の木曜日にレイカーズがコーチKにオファーを出したという情報が流れてから(どうやらレイカーズ側からのリーク、パブリックにしてコーチKにプレッシャーをかける作戦だったみたい)毎日毎日すごい報道だったよ。ローカルニュースと言わずESPNのSCも1時間中15分以上この話題でした。しかも今回は、かなりシリアスな会話がなされたなんて報道が流れて、キャメロンクレイジー達はその日からKビレッジでコーチKコールを繰り返しておりました。いや、でも昨日のコーチKの残留会見がまた泣かせるね、なんていってもあのコーチKが"I love Duke"っすからね。ディッキーおじさんもこれはDukeだけではなく大学バスケの勝利だと相変わらずの調子で絶叫してました。いやいやほんとに良かった。今年もLet's go Devils!(F)


UConn優勝 4.20.2004

すっかり遅くなってしまいましたが今年のNCAAトーナメントはUConn(コネチカット大)の優勝で幕を閉じました。なんと女子でもUConnが優勝し、男女同時のアベック優勝は史上初の快挙だとか。おめでとう。君たちは本当に素晴らしかったよ。
Final4まで全く危なげなく勝ち上がってきたUConnでしたが、準決勝のDuke戦は手に汗握る大接戦でした。序盤に許したリードを前半のうちに追いつき逆転したDukeが試合終了間際までリードを保っていた展開でしたが、シェルデン・ウイリアムス選手、シャブリク・ランドルフ選手といったDukeのフロントコート陣がファウルトラブルに襲われるのと同時にじわじわとボディブローを浴びるように追い上げられ、終了間際に逆転を食らうというDukeにとってはとても残念な敗戦でした。よく見るとACCトーナメント決勝でメリーランドに敗れたのと全く同じパターンです。選手達は悔しくて眠れなかったでしょうが、間違いなくこのゲームは今年の、いや(ひ)が今まで見た大学バスケの試合の中で最高のゲームだったと思います。こんな素晴らしいゲームを見せてくれて、両校の選手たちには感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとう。
Duke戦を勝ち上がったUConnは、決勝のジョージア・テック戦はこれまた危なげのない試合展開での堂々とした優勝でした。(ひ)(ま)家は当日NYに滞在しておりミュージカルを見終わってホテルに戻り、後半のみ観戦しました。それにしてもエメカ・オカファー選手すごすぎ。バスケに負けず劣らず学業成績も極めて優秀で、この5月に3年で大学を卒業する予定だとか。そのため早々と来季のプロ入りを表明しましたが、バスケット選手としてのキャリアがこの先も長く素晴らしいものになることを心から期待します。プロでもがんばれ!エメカ選手!!もちろん、エメカ選手以外にもUConnには素晴らしい選手ばかりでした。それにしてもなんでUNCは勝てたんだろう?不思議だわ。(ひ)


Duke、Final 4 進出 3.28.2004

UNC ターヒールズが2回戦で敗退して以来、(ひ)のマーチマッドネスも終了して熱狂のボルテージもすっかり冷めていましたが、NCAAトーナメントはいよいよファイナル4の4チームが出揃いました。デューク、UConn、オクラホマステイト、ジョージアテックという顔ぶれで、今年はなんとジョージアテック以外の4校中3校も予想が見事に的中しちゃいました<UNC優勝なんていう裏予想もしていましたが>。Sweet16の段階では的中率5割以下だったのですけどね、まよかろう。
それにしてもここまで危なげなく勝ち上がって来たのはUConnのみで、それ以外はことごとく手に汗握る接戦の連続、いかに最近の大学バスケットが実力が伯仲しているかを反映しているようです。そんな戦況の中で、ACCのチームがファイナル4に2校も残ったのは評価されるべきでしょう。UNCも来年はここまで来てね。
というわけで4月3・5日、テキサス州サンアントニオにていよいよファイナル4です。デュークはまずUConnとの対戦、手強い相手だけどがんばってね。エメカ・オカファー選手のことは初めから抜きにして考えておいていいですよ、他の選手を抑えるのだ。3年ぶりのファイナル4、今年も3年前のようにチャンピオンまで獲れるように、君たちだったら可能なのでがんばってくれたまえ。うらやましいぞ。(ひ)


ポーカー vs 麻雀 3.27.2004

ここ最近つとにテレビで見かける機会が多くなったのが、どういうわけかこのポーカー番組。時にESPNで放送したりするのでSports欄に書いてはいるが、個人的には断じてポーカーはスポーツではないと思う。
初めはゲームの進行がよく分からなかったので敬遠していた。いろいろなルールの遊び方があるらしいとは知っていたが、そもそもポーカーはカード5枚なのに各プレーヤーに2枚しか配らない。これじゃブラック・ジャックみたいじゃん。しかし意外と簡単なこともすぐに分かった。各プレイヤーに配られた2枚プラス、コミュニティと呼ばれる場の5枚のカード(最初の3枚をフロップ、次の1枚をターン・最後の1枚はリバーと呼ぶ)の計7枚からいいカード5枚で高い役ができた者が勝ち、さらに賭け金のアップ及び勝負から降りることは各段階で可能(時に全額勝負のAll inというのもアリ)というものだ。
ここまで分かると番組も十分に楽しめる。何度もテレビに登場する馴染みのプレーヤーも出来てきた。どうも勝負のポイントは高い役を作ることそのものではなく、勝負に参加するか・勝負するか降りるかどうかの見極めが90%以上のように思える。残りの10%以下は完全に運まかせ、しかし最後のリバーでどんでん返しの逆転勝利というケースも結構目にするので面白い。
しかしやっぱりどう考えても、かなり単純なゲームである。日本のケーブルテレビの、MONDO21というディープなチャンネルで放送されていたプロ雀士たちの麻雀番組の方が1万倍くらいは複雑で面白かった。俳優の萩原聖人が異常に強くて(プロと堂々と勝負していた)驚いたものだ。4人の打ち手の手の中を見れるというのは本当に面白くて、テレビ桟敷で眠れぬ夜を過ごしていたのを思い出す。どうしてもギャンブルのイメージが強いが、プロの雀士たちは間違いなく他のプロスポーツと同様に天賦の才能を与えられていないとなれないと思う。そういう意味ではある意味ポーカーよりかなりSportsに近い。
さてここで断言しよう。アメリカ人はぜーったいに麻雀はできない。彼らには複雑すぎるし、覚えようとしてもその複雑さにすぐ匙を投げる様子が手に取るように目に浮かぶ。ポーカーくらいのごく簡単なお子ちゃまのゲームが彼らにはちょうどいいのだ。この勝負間違いなくぶっちぎりで麻雀の勝ち。(ひ)


UNC vs Texas など 3.20.2004

初戦を無事に突破したカロライナ・ターヒールズ、迎えた2nd Roundは第3シードのTexasがお相手です。解説陣によるとディッキー氏以外は軒並みテキサス有利の予想。んなこたなかろうと思ったのですがカロライナにはメイ選手1人しかいないビッグマンがテキサスには豊富に揃っているというのがその根拠らしい。で、試合が始まってみると、そのフロントコート陣に早い段階でファウルを取らせてベンチに追いやるところまでは思惑通りながら、しかしベンチから出てくるわ出てくるわ、ドデカい男どもがうじゃうじゃうじゃと次から次に湧いて出てくるわ出てくるわ。さすがはテキサス、座布団ステーキばっかり食べてると育ちもいいのね。で、なんと前半はFGパーセンテージ60%を許してしまう苦しい展開、それでも5点ビハインドに踏みとどまっての前半折り返しとなりました。後半に入り巻き返しを図りたいところを逆に相手にペースを握られ13点差。加えて解説者はテキサスファンなのかそれともカロライナに末代までの恨みを誓っているのか、ターヒールズの面々をことごとくこき下ろす納得いかない解説で(ひ)の怒りのボルテージは最高潮。おい、きしゃん(キサマ)何者やねん。タダでさえ普段からCBSの解説陣にはいい印象がないのにアッタマきたぞ〜!タイムアウトでロイ様が烈火の如く怒っているのを「彼がカロライナの今の状態を反映している」げなきしゃーん何様のつもりでそげな悪言抜かしよーとやキシャーーンっ!!!あー腹が立つ!! ま、実はその通りだったのだが。
さて、そのロイ様のカツが効いたのか何とここから9連続ポイントで4点差まで追い上げるターヒールズ、しかし譲らないテキサスも攻勢をしのいで再び10点差。解説はしてやったりとばかりにカロライナをこき下ろし続けて<特にメイ選手とフェルトン選手が矢面でした、かわいそうに。いくら本当に不調だとは言っても(ひ)はいつまでも君たちの味方だよ>、怒りのあまり(ひ)は音声をミュートしてしまいました。おいヘボ解説者、きさん絶対忘れんからな、おぼえとけよワレ。
それはそうとタッカー選手というテキサスの1年生は、ノースカロライナ出身でなんとジェリー・スタックハウス選手のいとこ、さらにふてぶてしい男ラシャド選手とは小さい頃からの親友で、ターヒールズでプレーするのがずっと夢だったけれど学業の成績が足りずにUNCには入学できなかったそうです。ターヒールズと対戦することが次の夢となり、皮肉にもかなったその夢の試合で大活躍することとなりました。それにしてもラシャド選手の成績が良かったようには見えんけどな、ま、深くは考えまい。
で、試合は大詰め残り6秒、4ファウルで後がないメイ選手をこまめに出し入れするなどロイ様の采配も光ってカロライナが再び追い上げ3点差、この3ポイントが入ったら同点!というふてぶてしい男ラシャド選手の最後のシュートが無情にも空を切ってカロライナ・ターヒールズの長かったチャレンジもついにここに終了しました。テレビ桟敷でうなだれる(ひ)(ま)<(ま)も、というところがポイント>。しかしどういうわけか(ひ)の心はすぐに爽やかな満足感で満たされました。期待が大きかっただけにがっかりさせられる試合も多かったけれど(そしてその鉾先は(ひ)(ま)家ではロイ様に向けられていましたが)、実況も指摘していた通り全米でも最もタフだったスケジュールを、ロイ様と14人の誇らしいターヒールズたちは懸命に戦い抜けてきたのだというその事実だけで、ファンは本当に満足です。ありがとうターヒールズ。立派に胸を張ってチャペルヒルに帰ってきてください。今年のこの経験は、必ず来年以降に活きるでしょう。(ひ)も地球の裏側からいつまでも応援しているからね、また思う存分がんばってくれ!Let's Go Heels!!!
それにしてもやねえ、おいこらヘボ解説者、思い知ったか!よくもまあオレのターヒールズをけちょんけちょんに言ってくれたもんやな。きさんが手放しに誉めたテキサスも、きさんがあらぬ限りの悪言を並べたターヒールズに3点差って、こげなもんかいねえ。2度と(ひ)の前に現れるでないぞ。地獄にでも行って帰ってくるな!お前のかーちゃんでーべーそ!こんなFな奴を見るとESPNのディッキーとかブラッド・ドアティ氏とかRJ(ローカル)の解説者が天使に見えちゃうわ、ホントに。
さて、デュークはシートン・ホール(ディッキーの出身校)にまたも楽勝。ドゥーハン選手は相変わらず肋骨が痛そうだったけど何日か待てば治るような痛みでもないらしい。次の試合は5日後なので少しでも和らぐといいね。ウェイクはまたも4点差で辛勝。メリーランドはカロライナと同じく最後のシュートが外れて2点差でシラキュースに惜敗。追い上げは見応えあったけど、来年はまた大人しくしといてね。ジョージア・テックとNCステートは明日2回戦だけどまあ順当に勝つでしょう。また、西地区1位シードのスタンフォードと中西部地区2位シードのゴンザガが揃って2回戦で姿を消しました。ざまーみろ!ってどちらの大学にも恨みはないのだがバスケに関しては良い印象がないのだ。実はテキサス含むビッグ12やパック10の各校はどう逆立ちしても好きにはなれないのだよ。カロライナから見ると外国なのでライバル意識と言うことでご勘弁を。(ひ)


UNC vs Air Force など 3.18.2004

いよいよマーチマッドネスも本番、NCAAトーナメントが始まりました。カロライナブルーの帽子・ジャージ・靴下で完全武装してテレビ桟敷に陣取ると、なんと我がカロライナ・ターヒールズの面々は全員スキンヘッドで登場。チームの結束を示すため、らしいのですがなんか高校球児みたいでかわいー。ベンチにもつるつる頭が首を揃えて並んでいたのはちょっと怖かったよ。ロイ様もスキンヘッドにしてくれてたら見直したけどさすがにそりゃないか。
で、試合の方はAir Forceがなかなかに健闘して前半は5点ビハインドのまずーい展開。早いパス回しと正確なアウトサイド・シュートで完全に相手ペースでした。しかし後半に入ってふてぶてしい男ラシャド選手やレイモンド選手も本来の動きを取り戻し、さぶちゃんことジャッキー選手も持ち前のハッスル・ディフェンスを遺憾なく発揮(今日はPlayer of the gameでした。さぶちゃんおめでとう!)、加えてAir Forceは肘を故障して2度ほどロッカールームに戻った選手以外のスタメン4人が40分間出ずっぱりで疲労の色が隠せず、何とか後半はカロライナ・ペースに持ち込み余裕を持って勝利することができました。やったー! それにしてもdepth(選手層の薄さ)はカロライナの弱点だけど、もっと弱いチームもあるのねぇ。プリンストン出身という監督は自チームのフリースローの時には後ろを向いて見ないようにするゲン担ぎをしてたし、面白いチームもあるものです。会場のデンバーからは1時間の距離ということで予想通りアウェイのような雰囲気、チームカラーが紺色でクレイジーな学生もたくさんいてなんだかデュークと試合をしているようでした。ま、とにかく1つ勝って一安心です。次の2回戦はテキサス・ロングホーンズがお相手、去年はファイナル4まで進出してロイ様率いるカンザスと対戦しています。シード的には格上だけど勝てないことはないハズ、行けるところまで行っときましょう!レッツゴー・ヒールズ!!!ウワーオッ!
デュークはAlabama Stに楽勝、ドゥーハン選手がACCトーナメント決勝で負傷した肋骨が痛そうだったのが心配です。ウェイクフォレストはVirginia Commonwealthに1点差の薄氷の勝利。グレイ選手のコメント「今日はウォームアップさ」ってあんた、勝ったから言えるようなもんだけどまちっとしっかりせい。ま、負けたら負けたでよかったけどね、ウェイクなんて。昨年、一昨年のチャンピオン、シラキュースとメリーランドも揃って薄氷の勝利で2回戦で対戦します。ま、どっちが勝っても別にいいけどね。毎年必ずいくつか起こる番狂わせ、今日はフロリダとイゾー監督率いるミシガンステイトがいきなり姿を消しました。大学バスケの選手たちは負けるとオイオイと涙を流して泣く選手が意外と多いのですが、特にNCAAトーナメントではそれも一つの風景かな。君たちのがんばりとプレーはこの(ひ)が一生忘れないから大丈夫だよ。(ひ)


NCAAトーナメント 3.15.2004

ACCトーナメントも終了し(デューク6連覇ならず!延長の末なんとメリーランドが逆転勝利、ACC6位で当落線上の微妙なところだったけど有無を言わさせずもぎ取りました)、いよいよNCAAトーナメントのブラケットが昨日発表されました。
UNC ターヒールズは6位シードで3年ぶりの出場。あああ、この日を長い間待ってたよ〜。今度はモノホンの本番なので、ACCトーナメントでの Heartbreak Loss を奮起材料に爆発してください。というわけで 3月18日、コロラド州デンバーにて Air Force(空軍士官学校)と初戦。なんか相手のホームに近いのでアウェイのような雰囲気になるでしょうが、まあがんばってくれたまえ。勝ち上がると2回戦・3回戦はおそらくテキサス、ミシシッピ・ステイトという相手になるでしょう。そこまでがんばると、アトランタでファイナル4をかけてデュークと対戦、という可能性があります。なんかくさいけど、そうなるようにがんばるのだ!レッツゴー・ヒールズ!!!(ひ)


UNC vs Georgia Tech 3.12.2004

レギュラーシーズンは終了してACCトーナメント初戦<準々決勝>です。実は前日にロイ様が「ACCトーナメントなんて関係ないからどうでもいい」みたいな意味の発言をして、あわててコーチKとNCステートの監督がフォローする、というシーンがありました。ま、確かにその通りと言えばその通りですが、しかしロイ様この時期にそんなチームの勢いを落とすようなこと言っちゃいかんでしょ。それとも苦戦は間違いないだろうから負けてもいいように今から伏線を張っておいたか??
で、ゲームは金曜日の2時半からという時間だったので、(ま)に録画を頼んでおりました。しかーし、デュークの試合が始まった12時くらいから何だか歓声が聞こえるなあと思ったら、隣のラボのラムジーが研究室にセミナー用のプロジェクターを設置してゲームの模様をホワイトボードに大写ししておりました。なんとまあ、これじゃまるでスポーツバーやん。君たち仕事はどうした?!しかもボスまでふんぞり返ってテレビ見てるし。ま、こういうことが許されてしまうのがノースカロライナのいいところかな。(ひ)もちょっぴり観戦させてもらいました。ちょっぴりですよ、ちょっぴり。
で、ゲームの方は10点リードを守れないまずーい展開。なんと今日は前半のうちに追いつかれてしまいました。あらら。さらに10点ほどのリードを取られて、こりゃもうダメだと仕事に集中しておりましたが、パソコンの画面に出しておいたGame Trackerをふと見てみると、試合も大詰め残り1分で同点に追いついているじゃありませんか!早速ラムジーの部屋に駆け込んでしまいました。同点の残り9秒、ファウルを受けたメイ選手がフリースローを1本外して1点差でリード。残り7秒、ここを守りきれば!という局面でしたがあっさりと逆転シュートを決められ何事も起こらなかったかのような静かな逆転負け。どあ〜あ〜あ〜あ〜あ〜!ちょっと待て!だからディフェンスはどうした???一番肝心なところやんか〜!!そらファールはしたらいかん局面だったけど、なんで手を伸ばさんのや?なーんで身体を張らんのや??なーーんでシュートを打たせんように努力せんとや???めっちゃ楽にシュート打たせてたやん最後!!!あー腹がたつ!こーんな負け方ばーっかり!どうにかならんのかーっ!!もう何度目やねん!!!何度同じことをしたら気が済むねん??君たち同じことを繰り返すばっかりで成長するということを知らんのかい???えーっ!!!!
ハァハァハァハァ、ちょっと落ち着きましょう。なんかこう、ロイ様があんな発言するから最後に一番大事な力をふりしぼれなかったような気もします。それからこの時期では間違いなく去年のチームの方が勢いがあったと思う。男ドアティはお調子者のお祭り男で勢いに乗るとどこまでも行きそうな雰囲気だったし。NCAAトーナメントに出ていたらどんなにか爆発していたかと思うと残念でしかたなかったのを思い出します。今年はNCAAトーナメントには出れそうだけど、この状態だったら出てもいいとこ初戦くらいしか勝てないかもね。はあ、なんだか男ドアティと一緒になって熱狂のボルテージも最高潮に興奮しまくっていた去年が懐かしいなぁ。もう来年はないんだよ。ああ、ターヒールズ、こんな思いのまま僕を日本に帰さんでくれ〜。いやマジで。(ひ)


気になるCM 3.9.2004

映画「フォレスト・ガンプ」でケネディ大統領やジョン・レノンとトム・ハンクスが話していたのが記憶にある限り最初でしょうか? この手の異なる映像を組合わせる映像技術は以来格段の進歩を遂げたようで、かつてのモハメド・アリと今現在現役ボクサーの娘がリング上で対戦しているCMなど、かなりの頻度で見かけるようになりました。中でも極めつけなのが最近オンエアされ始めたナイキのCMで、有名スポーツ選手たちが別のスポーツで活躍しているというもの。このCMに登場するのは、
 ・ランス・アームストロング選手(自転車)--- ボクサー
 ・アンドレ・アガシ選手(テニス)--- ボストン・レッドソックスの大リーガー
 ・マリオン・ジョーンズ選手(陸上短距離)--- 体操
 ・マイケル・ヴィック選手(NFLアトランタのQB)--- アイスホッケー
 ・セリーナ・ウイリアムズ選手(テニス)--- ビーチバレー
 ・ランディ・ジョンソン選手(大リーガー投手)--- ボウリング
という面々で、どの選手もまるで本物かと見まがうほどにびったりハマっています。多分に選手たちの方もこのようなCMを作ってもらって喜んでいるのではないでしょうか。アガシとかかなり嬉しそうだし、ランディ・ジョンソンはまるきりそのまま引退後はプロボウラー転向でもしてしまいそうな勢いです。
そしてもし、(ひ)がこのCMに出演させてもらえるならどんなスポーツがいいかな〜、などとついいらんことを考えてしまいます。大リーグでセンターを守って大飛球を背走ナイスキャッチとか、かっこいー! まるきりできないものに憧れるならアイスホッケーもいいなぁ。でもやっぱり、1つだけ選べと言われたら、カロライナ・ターヒールズの青いジャージを着て、デュークとの試合で苦戦をしつつも終了間際に逆転の決勝3ポイントシュートをスカッと決めるところ(もちろんバックにはディッキーの「アンビリーバボー」という絶叫付き)を選んでしまいそうです。我ながらアホだわ。。(ひ)


UNC vs Duke 3.6.2004

と、いうわけでレギュラーシーズン最終戦、今度はデューク大のホーム、キャメロンインドアスタジアムにて恒例のダービーマッチ第2ラウンドです。今回はESPNが驚くほどに気合いが入っていて、学生くん達がキャンプアウトをしているコーチK村に特設カウンターを設置したり、試合の前には延々とこのライバル対決を特集したりしておりました。これもターヒールズが横綱デューク相手に何とか戦えるような力をつけて、宿敵のライバル対決らしい好試合が期待できるようになったことの表れでしょうか。ここ数年苦汁をなめ続けたターヒールファンとしてはうれしい限りです。我が家では(ひ)がターヒールズのジャージ、(ま)がデュークのパーカーを着てテレビ桟敷に陣取りました。
で、実際の試合の方も期待通りに手に汗握る接戦の好ゲームで、解説のディッキー氏は舌も滑らかに水を得た魚の如く絶好調。ターヒールズの面々は、相変わらずオフェンスでは今一つながらメイ選手がディフェンスではなかなかのプレーを見せて復調の兆し。これからのトーナメントは期待しましょう。フェルトン選手が脇腹を痛めたのはちょっと心配です。ふてぶてしい男ラシャド選手は相変わらずの好調ぶり、頼りにしてまっせ。デュークのポイントゲッターJJレディック選手を復帰したさぶちゃんことジャッキー選手が持ち味の好ディフェンスで封じて、チームとしてもディフェンスを踏ん張れたのが今日のターヒールズには大収穫でした。
しかーし、結局接戦を制したのはやっぱりデューク。おでんことデン選手がノリノリの絶好調で、こいつのおかげで今日は負けました。ドゥーハン選手も今年は本当に良いプレーを随所に見せて、去年の不調がウソのよう。今の主力の中で唯一全国制覇の味を知っている彼はやっぱり素晴らしい選手です。ユーイング選手はいつもいつも試合の大事な局面でちゃんとシュートを決めるので、スタッツに見える数字以上に彼の貢献度は大きいでしょう。やっぱデュークは強いわ。
さて、今日デュークに勝っていればACC3位タイというところしたが、結局8勝8敗の5位という戦績でレギュラーシーズンを終了しました。期待が大きかっただけにファンにとっては満足できる成績とは程遠いけれど、まあ百歩譲って新監督1年目にしてはよくがんばったということにしておいてあげましょう。マービン・ウイリアムス選手、JRスミス選手という期待のフレッシュマンが入ってくる来年はまたがんばってください。 来週のACCトーナメントでは準決勝でまたデュークと当たる可能性があります。そのためにはまず初戦(ジョージア・テック)を取ること。しっかりがんばるのだよ、Let's Go Heels!!!(ひ)


ターヒールズ still alive 3.3.2004

ラシャド最高! さて、いよいよ3月の声を聞き、マーチマッドネスへとまっしぐらな季節になりました。レギュラーシーズンはもう土曜日のデューク戦を残すのみ。で、ターヒールズのここ2試合の試合結果はというと、、
2/29 ○at NC State なーんと、ハナから負けるつもりだったアウェイでのNCステート戦に勝っちゃいました!やたー!ACCマッチ5割の夢(5割ぽっちで夢かぁ?)はバージニアに負けた時点であきらめていたけど、これでまた何とかイケそうだと元気復活。
3/2 ○vs Clemson よしよしっ!これでACCマッチ8勝7敗、5割キープを決めました。よかったよかった。ACCで負け越しているのにNCAAトーナメント出場じゃ、ちょっと恥ずかしいですからね。ESPN やスポーツイラストレイテッドなどの予想によると、No.5 シードくらいでNCAAトーナメント出場はほぼ確実のようです。よかったよかった、足かけ3年もこの日を待っていたのですからね。
さてさて、この2試合、6マンのさぶちゃんことジャッキー選手が負傷のため欠場していました。試合の流れを変えたい時などに投入されて、特にディフェンス面で良い働きを見せてくれるさぶちゃんことジャッキー選手がいなかったのはやっぱり痛かったです。が、そんなハンデを吹き飛ばしてくれたのがふてぶてしい男ラシャド選手。悪い冗談のような話ですが、今はホントにこの男が頼りなのです。シーズン前半はふてぶてしさがなりを潜めていて心配したけれど、去年のような好不調の波もなくなって、いつの間にか本当に頼れる男に成長しました。聞けばACCのスコアリング・リーダーだそうです。この調子でシーズンの残りもがんばってくれ!
そういえば、このスポ欄では絶不調とこき下ろされているレイモンド・フェルトン選手(高速ドリブルは確かにNCAAナンバーワンのスピードだけど最近よくお手玉してスティールされて敗戦につながる)とショーン・メイ選手(シュートは入らずディフェンスも止められず試合終盤は決まって狙われて敗戦につながる)ですが、実はそれぞれアシストとリバウンドのスタッツでACCリーダーなんだそうです。まあ、やるべき仕事はちゃんとしているということが記録には表れているのでしょうか。テレビ中継では必ずこのことに触れて一通り褒めるのですが、絶不調だとはほとんど言われません。本当に不調ではないのか、それとも3年ぶりのターヒールズNCAAトーナメント出場を期待するメディアに騙されているのか?どっちだ?? が、とにかく、確かに不調と言えど2人とも調子は上向きなので、肘鉄の悪夢から醒めて調子が上向いてきたジャワッド選手も一緒に、シーズン大詰めに向けブレイクを期待します。そうして熱く盛り上がるのがマーチマッドネスですからね。次はいよいよレギュラーシーズン最終のデューク戦。いっちょう、暴れときましょう!Let's Go Heels !!(ひ)


ターヒールズ、終了か 2.25.2004

前回のウェイク戦後のターヒールズです。
2/10 ●at Georgia Tech だあ。だからなぜにそんなにアウェイで負けるかな〜?こないだのウェイク戦はまぐれだったか。展開的にはリードを追いつかれる黄金の負けパターン。でもウェイクの時は踏ん張れたやーん。はあ。これでACCマッチ4勝6敗、NCステートとデュークのアウェイ戦は間違いなく落とすので、それ以外のカードは全勝しないと5割キープはできない状況になってしまいました。1つでも負けた時点で、NCAAトーナメント出場は無くなりそうです。
2/15 ○vs Maryland まあ、今年のメリーランドには勝たなくちゃ。しかしなぜアウェイで負けたんだろう。。
2/21 ○vs Florida State ほら、ホームじゃちゃんと接戦も取れるのにね。やっとこACCの星を6勝6敗の5分に戻しました。今考えたら前回フロリダステートとのアウェイ戦の、前半が今年最高のターヒールズ、後半が今年最低のターヒールズだったなあ。
2/24 ●at Virginia あああ、まーたアウェイで終了間際に3ポイントを食らって逆転負けしてしもた〜。何度こんなシーンを見たことか。少なくとも4度目以上かな。ああ、喜ぶ相手チームの狂喜乱舞が痛いぜ。はあ。まあ去年とあまり変わらない状態なのだが、期待が大きかっただけに精神的なダメージは大きい。というわけで、この敗戦でACCマッチの勝ち越しは絶望、3年ぶりのNCAAトーナメント出場という期待も終了いたしました。もちろんACCトーナメント優勝で出場権獲得というウルトラCの可能性も残っていないわけではないけれど、普通に考えたら無理だわな。しかしなぜこんな状態でも12位とか14位とかのランクが付いているのだろうか??まあ、それでNCAAトーナメントに出してもらえるのならそれでもオッケーか。
しかしシーズン前はターヒールズ躍進にあんなに期待していたのに、結局去年と変わらないか良くても毛が生えた程度の体たらく。これだったら監督は男ドアティでも良かったのにね〜、などと最近は(ま)と話しています。去年はシーズンの3分の2以上を故障で戦線離脱していたショーン・メイ選手の復帰が一番の期待ポイントだったけど、結局メイくんもそれほどの活躍ではなくむしろ期待ハズレの感の方が強し。シーズン当初は良かったのに、当時良く言われていた「Good Hands」が最近はとんと見られなくなりました。大事な局面でシュートを落としまくるわ相手には決められまくるわで、まちっとどうにかならんのかのう。レイモンド・フェルトン選手は誰もが100%信頼していたのですが、ここ最近、後半のリードしている局面なのにやけに焦ってボールを運んでスティールを食らうという場面が目立ちすぎます。しかも決まってそういう展開の後に追い上げを食らってそれが敗戦につながっています。まちっとどうにかならんのかのう。というわけで目下のところ最も(ひ)が信頼しているのはふてぶてしい男ラシャド選手という悪い冗談のような状態です。さぶちゃんことジャッキー選手が、出場してはハッスル・ディフェンスで流れを呼び込み、6マンとしてはこれ以上ない働きをしてくれているのが救いかな。とにかく、シーズンも大詰めでチームもファンも一番苦しい時だけど、真のファンとしてターヒールズの行く末を最後までしっかり見届けることにしましょう。NITだったらまたディーンドームに見に行こうかな。
デュークの方はACC全勝かという勢いでしたがNCステートとウェイクにアウェイでまさかの連敗を喫してしましました。だからUNCにも負けてくれたら良かったのに〜。(ひ)


UNC vs Wake Forest など 2.7.2004

ACC マッチも2巡目に入りました。今日のお相手はウェイク。前回スミスセンターでの対戦は3オーバータイム(延長)の末に惜しくも敗れていました<この熱闘を(ひ)(ま)は事もあろうにジャマイカに行っていて見逃す>。リベンジのアウェイ戦、ウェイクのホームはオフキャンパスのジョエル・コロシアムなのでデュークのキャメロンほど雰囲気で圧倒されることはさほど無いのが救いです。実際(ひ)(ま)が見に行った去年の試合でも結構な数のターヒールファンが堂々と空色のTシャツを着て応援してたし。
で、試合の方は期待通り前半からターヒールズ優勢で進んで行きました。しかし10点20点というリードが、パッタリとシュートが入らなくなったかと思うとアッという間に追いつかれてしまうのが今年のターヒールズのまず〜いパターン。実際、完敗だったのはクレムソン戦くらいで<3ポイントが13分の11という大まぐれを食らったにしても、よりによってクレムソンに完敗とはこれいかに?!>、残りはことごとく終盤に追いつかれての苦い敗戦でした。今日も例に漏れずまるでお約束のように2点差まで追い上げを食らうまず〜い展開。が、先日デュークに負けたのがよっぽどこたえたのか厳しく険しい表情のターヒールズの面々、ピンチを何とか持ちこたえて勝利をおさめることができました。やったー! 最近のウェイクも UNC と同じで調子を落としていたのですが、それでも今シーズン初とも言えるこういう勝ち方ができたのは大きい、とーっても大きいです。後半戦に向けてちょっと期待できる内容は大きな収穫と言えるでしょう。ふんばるのだターヒールズ!(ひ)がついているぞ!って(ひ)がついていてもしょうがないか
今年は冗談のようにレベルの高い ACC 各校でしたが、堂々のランク1位を突っ走るデューク(強すぎ)以外はじわじわと下がってきて UNC・ウェイク・ジョージアテックが15位くらいに固まっています。しかしこれはおそらくカンファレンス・ゲームが始まって星の潰し合いをしているのが影響しているのでしょう。NCステートとフロリダステートもランクインしてきそうな勢いだし、依然レベルが高いのは間違いなし。ACC では何とか五分を保って、NCAAトーナメントで大爆発、なんて青写真はちょっと虫が良すぎるかな??(ひ)


目の前で起こった事実 2.7.2004

南部地域のスポーツネタを扱う FOX SPORTS NET のとある番組に、期待のフットボール選手という初々しい高校生くんが生出演していました。彼の前にはジョージア大とアラバマ大の帽子が2つ。聞けば彼はどちらの大学に進学するか真剣に悩んでいるところだそうです。2人のコメンテーターと共に両校の良い点や持ち味などを論ずることしばし数分。苦しい表情の高校生くんでしたが、意を決した様子でアラバマ大の帽子をかぶりました。するとテレビには「ロレンソ・ワシントン選手、アラバマ大学進学決定」というテロップが。周りからも「おめでとう」の声(しかも妙に冷静)。そう、彼はこの場で大学を決めてしまったのです。なんともはや。南部の田舎ではプロよりも大学スポーツが人気ですが、こんなことまでテレビで起こってしまうのね。恐るべし。高校生とはいえ素晴らしい体格の好青年だったこのワシントン選手、おそらくフットボール選手としてのキャリアは大学に限らず長く華々しいものになるでしょう。今後も注目させていただきます。ちなみに、アラバマ大を選んだ選択は、(ひ)も正しかったと思うぞ。存分にがんばってね。(ひ)


スポーツいろいろ 2.7.2004

ちょっとした小ネタをいくつか、、
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先日の UNC vs Duke 戦に、スーパーボウルを終えたジュリアス・ペッパース選手が観戦に来ていました。このスポ欄でも何度かお伝えしていますが、彼は UNC ターヒールズ時代、フットボールとバスケットボールの両方をプレーしていました。バスケットでは(ひ)がカロライナに来る1年前の2000年シーズンにファイナル4進出(2001年シーズン終了までプレー)、フットボールでは押しも押されぬディフェンスの中心選手で、2年前にディフェンス強化を図っていたパンサーズから1巡目2位でドラフトされました。そしてこのスーパーボウル進出という快挙を遂げ、何とファイナル4とスーパーボウルの両方をプレーした歴史上初の選手になったそうです。こりゃすごい。フットボールとバスケットを両方プレーする選手というのは珍しくないので意外でしたが、それだけにすごいです、おめでとうジュリアス。出場するだけではなくて、いつかはちゃんとリングも獲ってね。
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さてさてその UNC ターヒールズのバスケットチームに、来年入部することが内定していたジェイムソン・カリー選手という高校生くんが、マリファナ・パーティのガサ入れで逮捕されてしまったそうです。何ばしよーとや!今は亡き男ドアティがスカウトしたという彼のこの不祥事に、「情報が少なすぎて何とも言えない。会ったことすらないんだから」とロイ様は冷たいコメント。「ターヒールズの一員になるからには注目されないわけはない。自覚が足りない」とのコメントはふてぶてしい男ラシャド選手。おやまあなーんてまともなコメントなの?!ラシャドくん!成長したのね〜、(ひ)はうれしいよ。さておいて、来年NBAへ行ってしまうかもしれない頼れる男レンモンド・フェルトン選手(行かないで〜〜っ!)の穴を埋める役割を期待されていたジェイムソン・カリー選手、やっぱり痛いです。どうなることやら。。空いた1枠でドワイト・ハワード選手を獲ったりして。そんなウルトラCはさすがにないか。
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バイクの事故で左足を負傷していたジェイソン・ウイリアムズ選手の続報です。母校デューク大学病院でリハビリに励んでおり、車椅子姿でフットボールの応援に来ていた場面などがありましたが(ドゥーハン選手が車椅子を押していました)、ここ最近で松葉杖も外れて自立歩行ができるまでに快復したそうです。もうすぐ走る練習も始めるとか。スポーツイラストレイテッド誌に切々と復活へかける思いを綴っていて、(ひ)も胸が熱くなりました。事故当日に(本当にコロラドから)飛んできたコーチKに、次にコートでプレーした時に返すと約束したペンダントを、ちゃんと返せるときが早く来るといいね。でも焦るのは禁物だよ。ブーザー(髭を生やしてワイルドになった)とかダンリービー(長髪にしてワイルドになった)とかがんばってるけど、君(大学時代から見た目変わらず)は焦らないでしっかりゆっくり治してください。
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WUSA に再開の兆しあり!以前の
コラムさよならカレッジでもお伝えしたように活動を休止していた女子サッカープロリーグWUSAが、来年にエキシビションマッチを企画、さらに2006年シーズンからの完全復活を目指して活動を再開していくそうです。よかったよかった。
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最後はモーリス・クラレット選手。2年前のオハイオ・ステート全国制覇に貢献した1年生RBは、テストを5分で抜け出したことを TA が新聞投稿したことから始まってブースターから車をもらっていたなど次々と不祥事が発覚、処分として今年のシーズン1年間出場停止でした。現在のルールでは(体力的な成長のことなど考えて)高校卒業後3年間はプロ入りが認められていないフットボールの世界、少なくともあと1年は大学でプレーしなければいけませんでしたが、「プロでプレーする選手の権利を何人も拒むことはできない」という予想のもとに NFL を訴えて(バスケットで悪い前例があったのだ)、案の定まんまと今年のドラフトで指名される権利を手中にしました。なんとまあ。まあフットボールでは、これでバスケットのような悪しき風習(1年2年でアーリーや高校から直でプロ入り)は加速しないとは思うけど。。後ろに悪徳弁護士とかいるんだろうなあ。ゴネてルールを変えるなんてやり過ぎじゃないかい? キサマらのせいでNBAが面白くなくなったと言えなくもないんだぞ。NFLには魅力を失くしてほしくないので、ちょっと大人しくしといてください。いやマジで。(ひ)


UNC vs Duke 2.5.2004

しゅん。。またオーバータイムで負けてもうた〜。あああ〜。それにしても最後にドゥーハン選手にあんなシュート打たせるかい??まだ時間はあったので(10秒くらいだけど)ファールでも止められたろうに。リプレイ見たらノエル選手とかスルーさせてるやん。ぬあああ〜。それじゃ勝てんわ。残念だけどこれが実力やね。2時間以上の熱戦が最後の10秒の違いで勝負がついたわけだけど、これこそが勝てるチームとそうでないチームの違いだったのでしょう。はあ
メイ選手が絶不調とかジャワッド選手もまだまだとかメルビン選手もイマイチとかいろいろあるけれど、ACC カンファレンスゲームがちょうど一巡して3勝5敗。このままではランクからも外れるだろうし NCAAトーナメントも後半よっぽどがんばらないとヤバいよ。今日みたいにコンペティティブなゲームができるということは自信にもなるだろうけど、ロイ様が監督に就任しただけで状況が全て好転するほど甘くはなかったのだということを早く認識して、後半は心機一転がんばってくれたまえ。しかしロイ様も男ドアティよろしく試合中はわめきまくっていたな〜。控え選手に説教かましまくっていたのも男ドアティと同じじゃん。このチームはどんな監督にでもそうさせてしまうのか??(ひ)


よくやったパンサーズ!だけど… 2.1.2004

こーんなにパンサーズがメディアに取り上げられるとは!とそんな状態には慣れていないファンには戸惑いの感すらあったスーパーボウル・ウイークでしたが、そんなわけで迎えたスーパーボウル、今年は本当にいい試合でした。思い入れがあったこともあるかもしれませんが、歴代でも最も面白い試合だったと言えるでしょう。試合結果は皆様ご存知の通り残り7秒で決勝FGを決められ惜しくも3点差で力及ばず。しかしパンサーズの面々、本当によく頑張りました。君たちは本当に誇りです。ファンからも心を込めて、ありがとう。
しかしやねぇ、それにしてもやねぇ、最後でちょろっとFG蹴って勝つって、2年前と全く同じやんか。NEはこんな勝ち方ばっかりで、これでボストン野郎どもがぎゃーぎゃー騒いで喜んでいるかと思うと虫酸が走るわっ!ちくしょう!!それにやねぇ、こんなんでやねぇ、よく知らないくせに知名度だけで「NE 有利」とか勝手な記事を書いていた日本のメディアが「思いのほか接戦だったけど最後はやっぱりねー」とかまた適当なことを言っているかと思うと、またまた余計に腹が立つっ!ちくしょーーーう!!
いつの世も勝利者の引き立て役というのはつらいものです。それだけに今日の試合は本当に勝ちたかった。今シーズンずっと耐えに耐えて耐え抜いてきた彼らに、最後の檜舞台でそんな思いをさせたくはなかったし、堂々とチャンピオンリングを手にしてほしかったのです。両チームとも100%力を出し切って、その結果が3点差に表れたのだと納得しようとしたけれど…。パンサーズの面々が本当に素晴らしかったことに全く疑問がないことが、せめてもの救いか。(ひ)


UNC 戦績レポート、など 1.31.2004

前回レポート以来の UNC ターヒールズの戦績は、● at Florida State(なんと20点以上のリードをまさかの逆転負け)、○ vs Virginia、○ vs NC State(2点差でひやひやの逃げ切り)、● at Clemson(アウェイとは言ってもクレムソンに負けるか?)。ここは4連勝していてもおかしくなかっただけになんとも痛い!というわけで ACC マッチでの戦績は3勝4敗、もはやデュークが5敗もするとは思えないので ACC のタイトルは絶望、どうかしたらまた NCAA トーナメント出場も危ないかも〜、本当にヤバいです。メイ選手の不調などターヒールファンにはつらいニュースもありますが、シーズンも後半に突入、そして2月5日の木曜日にはいよいよデュークとの第1ラウンドなので、またこれからがんばるのだ〜! GO Heels GO !!
さて、金曜日の夜に行われたテニスのオーストラリア・オープン女子決勝では、昨年の全仏・全米に続いて実に3度目のジャスティン選手対キムちゃん選手の両ベルジアン対決となりました。過去2回はいずれもジャスティン選手が制していますが、オーストラリア人ヒューイット選手と婚約中ということもあってか今回はキムちゃん選手が大人気。全米オープン表彰式での悔しそうな顔が非常に印象的だったので、(ひ)も今度はちょっとキムちゃんびいきでした。が、試合の方はフルセットの大接戦ながら結局今回もまたジャスティン選手が優勝。キムちゃん選手の雪辱はいつ果たされるのでしょうか? 今後も女子テニスは目が離せませんな。ウイリアムズ姉妹が帰ってくるまでだけど。(ひ)


やったぜやったぜパンサーズ!! 1.18.2004

うふっ。きゃー。むははははは!なーんと、我らがカロライナ・パンサーズが、1995年のチーム創設以来初めてのスーパーボウル進出を決めました!!やったー!
ファンの健康をむしばみながらも快進撃を続けていたパンサーズですが、迎えた NFC Championship のお相手はサムライQBドノバン選手を擁するフィラデルフィア。適地で前日には雪が降っていたほどの寒さでしたが、そんなハンデも雪も吹っ飛ばしてしまう熱〜い試合でした。ボールをコントロールし、強力ディフェンスを活かした Low Score ゲームに持ち込む得意の試合展開での快勝。敵ながらドノバン選手がちょっと可愛そうだったかな。実況もファンだったのか微妙にフィラデルフィア寄りのコメントでカロライナ猫呼ばわり。だからもう猫じゃないってば!しかしシーズン開幕前には誰がパンサーズがスーパーまで進むと予想したでしょう。本当によくがんばりました。2年前の1勝15敗という屈辱からディフェンス重視のチーム作りを進め、ここまでチームを持ってきたジョン・フォックス監督をはじめ、コーチ陣のいい仕事にも本当にあっぱれです。このジョン・フォックス監督、勝った時には子供のように喜び、負けた時には子供のように悔しがり、とにかく憎めない人柄で笑顔がカワイイのです。また今日の笑顔は本当に最高でした。語りたいことは尽きませんが、とにかくパンサーズ、ファンからも心をこめて、ありがとう。そしておめでとう!
さーて、Next Station is Houston。相手は試合巧者のニューイングランド。強力ディフェンスは互角、オフェンス力でちょっと劣るかな?でも勝負は勝負。もうすでにこれ以上ないほどにいい思いをさせてもらったので、(ひ)も胃が痛いとか言わずに、パンサーズの面々のスーパーボウルでの勇姿を目に焼き付けることにしましょう。ありがとう、パンサーズ!!(ひ)


UNC vs UConn など 1.17.2004

ACC マッチも開幕し、タフでチャレンジングなスケジュールまっただ中の UNC、先日のメリーランド戦は惜しくも惜しくも接戦を落としてしまいました。あららんらん。3ゲーム連続で肘鉄を食らい、脳震盪に目の上3針縫合に鼻骨骨折とこれ以上ない不運が続いている色男ジャワッド選手は、オペラ座の怪人ばりの防護マスクを付けて痛々しく登場。こりゃ「ファントムことジャワッド選手」に改名かなぁ。彼の力は不可欠なので無理はしかたがないけれど、せっかくの色男が隠れてしまってもったいないよ〜。ってそんな問題じゃないでしょう
で、今日は何とランキング1位のコネチカット大学(UConn)が相手です。それにしても UConn、アホみたいにバリ強。エメカ・オカファー選手、ブーン選手、眉なしチャーリー選手などの超強力インサイド陣に加え、ゴードン選手、タリーク選手はじめガード陣も憎たらしいほどに強いし、高さ強さ巧さで1枚も2枚も上だと敵ながらあっぱれでした。特にオカファー選手、オフェンスもディフェンスも完璧で、(ひ)も「キミそれ反則だよ〜」と唸る以外に結局何もできずじまい。彼の29得点とブロックショットは初めから抜きにして考えとかんといかんですな。カロライナの誇るビッグマン、メイ選手は見事に完封されてディフェンスも全く歯が立ちませんでした。メイくん今日は悔しくて眠れないだろうな〜。
と、まあそんな UConn 戦でしたが、どっこいどっこい、UNC の大健闘でなんと前半は14点リードで折り返し。後半に入って予想通り逆転されたものの、リードを広げられずに食い下って驚くことに残り30秒で同点!そして残り6秒でふてぶてしい男ラシャド選手の起死回生の3ポイントが決まって再逆転!!そしてそのままターヒールファン狂喜乱舞の大勝利となりました〜!!!。いやいやホント、こんなにハラハラドキドキ興奮したのは去年のデューク戦以来です。今年はチームの戦術もあって今一つ活躍できず、ふてぶてしさもなりを潜めていたふてぶてしい男ラシャド選手が決勝の3ポイントも含めて今日は大爆発。よくがんばった!これを転機にまたがんばってね。それにしても勝っても負けてもハラハラドキドキで胃もキリキリ。大勝利に雄叫びを上げひとしきり飛び上がって喜んだ後はもぬけの殻のような放心状態。こんなんばかりじゃ身がもたんわ〜。はあ。いやマジで。日本に帰ったらターヒールズの試合が見れなくなると残念に思っていましたが、インターネットで結果のみをチェックするくらいの方が健康のためにはちょうどいいかもしれません。

vsuconn
残り6秒3点リード。神にもすがる思いのターヒールファン * 試合終了!で勝利の雄叫びを上げジャンプするターヒールファン。GO! TAR HEELS!!


デュークの方は相変わらずの危なげない横綱相撲を続けており、相手がウェイクでもそれは同じでした。というわけで全く心配なし。なんだか可愛げがないほどだワ。
今日のデュークの試合には、往年の(とは言っても(ひ)がまだNBAを見ていてた10年ほど前)名3ポイントシューターで現在はボストン・セルティックスのGM、ダニー・エインジ氏が、来年のNBA入りが噂されている一年生、おでん選手ことデン選手の視察にスタジアムまで来ていました。そのエインジ氏に向かって解説のディッキー氏(デュークびいきでおなじみの名物解説者)は、「今の NBA プレーヤーはファンダメンタル(基礎)ができていない選手が多すぎないかい?プロでは2日ごとに試合をするので若い選手が基礎を学ぶための練習ができない。この素晴らしい試合をしている選手達を見てみろ、ディフェンス、ボールハンドリングやパッシング、ポジショニングなどの基礎を学ぶのに大学はこれ以上ない環境だ。なのにお金のために有望な選手が1年2年でプロ入りするのは全くおかしいし憂慮すべきことだ」とのコメント。これには全く(ひ)も同感です。ディッキーおじさんって解説で叫んでばっかりじゃなくてちゃんとまともに考えているんだね(失礼!)。(ひ)


UNC vs Georgia Tech 1.11.2004

大学バスケはぼちぼちカンファレンスゲームも行われるようになって、シーズン前半もたけなわを迎えました。なんと今年は ACC 勢が揃いも揃って絶好調で、驚くことにベスト10 ランキングに4校も5校も入っているような状態です。中でも赤丸急上昇で売出し中なのがこのジョージア・テック。ウェイク戦を惜しくも落としている UNC にとっては、ACC マッチ連敗を避けるためにも是非とも落とせない Big match up、大事な大事な一戦です。
両チームとも前半から目にも止まらないほどのスピーディな試合でしたが、レイモンド・フェルトン選手を中心とした速攻では一枚上回ってリードを築いた UNC。しかしこういう展開では、得てして追い上げられる方がつらかったりします。 何とかクッションをキープしながら試合を進めることができたので103-88での勝利となりましたが、(ひ)は前日のパンサーズ戦に続いてテレビ桟敷の前でハラハラドキドキの連続。もうホント、健康に悪いわ〜。しかしとにかく、今日の勝利は大きい、非常に大きいです、いいぞ!ターヒールズ!!
それにしても、ここ4試合で3回目の肘鉄を食らって流血の色男ジャワッド・ウイリアムズ選手(肘鉄ジャワッド選手と改名か)が心配で夜も眠れません。ノエル選手も復帰したとは言え故障明け、メイ選手もフェルトン選手も怪我を押しながらプレーしているし、シーズンはまだまだ長いので無理は禁物だけど、この先もメリーランド、コネチカット、フロリダステート、NCステートとタフなスケジュールが続くので、本当にこの上ない正念場です。頼む!がんばれ!がんばってくれ!!Go HEELS GO!!!(ひ)
<しかしデュークの楽勝なスケジュールは何なんだ?!>


やったぜパンサーズ!再び 1.10.2004

だああああああああああああ〜。はああぁ。カロライナ・パンサーズのプレーオフ第2戦、今回はアウェーでのセントルイス戦でしたが、これぞカロライナ!と言える胃がキリキリ痛む試合展開となりました。前半は1点リードでの折り返し、後半も終盤残り2分まで 11 点リードしていたものの、タッチダウン・2ポイントコンバージョン・オンサイドキック成功・フィールドゴールで同点と絵に描いたような追い上げを食らってなんとまさかの延長突入。加えて前戦の反則ゼロがウソのような反則・罰退のオンパレードで、まちっとどうにかしてたら楽に勝てただろうに、、と胃がキリキリでした。
さらに迎えた延長では、決勝フィールドゴールが決まったかと思いきや Delay of Game の反則でぬか喜び、しかもその蹴り直しが失敗<ここで(ひ)は床中をのた打ち回る>。相手にもフィールドゴール失敗(何とショート)に付き合ってもらって<ここで(ひ)はあわや呼吸停止>、さらにその後またフィールドゴール・レンジまで攻め込まれ<ここで(ひ)は早くも勝負をあきらめ放心状態>、しかし起死回生のインターセプト<ここで(ひ)は家中を奇声を上げながら走り回る>で徳俵一枚、直後まさかのスティーブ・スミス選手への70ヤード独走タッチダウン・パスが決まって<何と事もあろうにこの肝心のシーンを(ひ)は見逃す>、なんとカロライナ・パンサーズ、1996年以来の NFC Championship 進出を決めました。だああああああ、こんなに薄氷を踏む思いの試合を演出し、ファンの健康をむしばんでくれるとはさすがはカロライナ。しかしこれもチームカラーなので、ある意味会心の勝利かな。はあ、ファンもつらいぜ
というわけでスーパーボウルまであと一つ。NFC Championship の相手は同じく延長で逆転勝ちしたフィラデルフィアですが(GBが勝っていたらホームだったのにぃ)、勝てない相手ではないので行くところまで行っときましょう。実は AFC で残っているニューイングランドとインディアナがどちらもめちゃくちゃ強いのでさすがに優勝は無理かもしれないけど、勝負はやってみないと分かりませんからね。とにかく、来週もまた健康状態を整えて息も絶え絶えになりながら応援することにしましょう。がんばれ!パンサーズ!!(ひ)


Duke vs Fairfield 1.6.2004

なんと!ついに(ひ)(ま)がデュークのキャメロン・インドア・スタジアムに上陸!(?)。UNC のスミスセンターに比べキャパが少なく、さらに学生さんが多く入るデュークの試合は99%以上あきらめていましたが、幸運なことにお友達のM人くんからチケットを譲っていただいての満願成就となりました。もうこれで何も思い残すことは無いです。M人くん、どうもありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
で、試合の方は、まあ相手がタフな相手ではなかったので当然の如く楽勝。今回も(ひ)にムリヤリ連れられて行った(ま)によると、デュークのチームは UNC よりも各プレーがきちんとしていて、シュートもちゃんと入って、そこそこがんばった相手に堂々の横綱相撲だったので素人目でも楽しかったそうです。ま、確かに<そうはっきり言われるとちょっと複雑な気分だが>そりゃそうだわな。UNC ではメイ選手のみ<でかいので>識別可能な(ま)が、デュークではドゥーハン選手だけはプレー中でも分かるようになったそうです。共通点は何だろうね??
また、相手の Fairfield には、デュークの1年生で野獣候補・おでん選手ことデン選手のお兄さんがいるとの事前情報でした。ラストネームは違うけど、よく似た選手ならいたので彼がお兄さんかなぁ?アフリカ出身だと名前が長くてみんな適当に縮めているからね〜。また、(ひ)の方がずっと背が高いのではないかと思わせるようなおちびちゃん選手がいて、ドゥーハン選手やドッカリー選手を相手にがんばっておりました。まるで大人と子供のようなマッチアップでしたが、健気なくらいにチョコマカチョコマカ走り回る奮闘ぶり。フリースローで入れた1点は彼の人生で最高の得点となるでしょう。君はよくがんばったよ。
(ま)が注目していたコーチKはさすがの貫禄。完璧すぎて可愛げが無いほどだワ。家に帰って写真を見ていると、偶然何やら微笑んでいる写真が撮れていたのでお届けいたします。
そして、キャメロン・インドア・スタジアムでの試合は、聞きしに勝る狂気と興奮で熱気ムンムンムンでした。UNC vs デュークの試合とか、どうなってしまうんだろう???。でもやっぱり大学スポーツはこうでなくちゃね。これでもう本当に思い残すことはないです。あとはテレビ桟敷でこの熱気を思い出しながら残りのシーズンを楽しむことにしましょう。もう一度、M人くんありがとうございました。(ひ)
試合の模様は
<こちら>からどうぞ


やったぜパンサーズ!など 1.3.2004

というわけでダラスとのプレーオフ初戦、後にも触れますがスポーツ三昧だったこの日もテレビ桟敷から胃薬を用意して観戦しました。が、なーんと嬉しいことに 29-10 で快勝!やったぜパンサーズ!もうカロライナ猫なんて言わせないぞ〜。胃薬も必要ありませんでした。あっぱれあっぱれ。ディフェンスもオフェンスもがっちり機能しての快勝。いつも悩まされる反則とターンオーバーがどっちもゼロで(反則罰退無しはスゴイ)、ほーら、こういうきちんとした試合をしたらちゃんと楽に勝てるやん!ということをカロライナファンのみならず全米の皆様に示すことができた会心の好ゲームでした。UNC 出身で学生時代はフットボールとバスケットボール両方をプレーしていたご贔屓のジュリアス・ペッパーズ選手も、本職のラッシングに加え大事な局面でインターセプトも決めるなどの活躍ぶり。いやー、まことにあっぱれあっぱれです。来週のセントルイス戦もこの調子でゴリっと決めてくださいませ。行け行けパンサーズ!
また、この日は大学バスケの UNC 戦、デューク戦も行われたので(ひ)はテレビ桟敷にへばりついておりました。デュークは問題なくクレムソン大に快勝しましたが、UNC の方はケンタッキー大とのここ一番大勝負を残念ながら接戦の末落とし、同じく大接戦だったウェイクフォレスト戦に続いて今シーズン2敗目を喫してしまいました。格下の相手に取りこぼすことは無くなったけど、ランキング上位校とはイリノイに勝って以来の連敗で、ちょっと残念です。UNC も最高で4位にランクされるなど常に一ケタランクは保っているのですが、接戦でもその接戦を取るチームが本当に強いチームなので、もう一ふんばりが必要といったところでしょうか。次のジョージア・テック戦がシーズン前半のヤマになりそうなので、こちらもゴリっとがんばってくれたまえ。Go Heels!!
他にも開幕から無敗の絶好調なジョージア・テックとフロリダ・ステートがそろって負けたり(それにしても今年の ACC はレベル高すぎ!)、女子でもデュークが UConn のホーム69連勝(何てこった!)を止めたりと、話題に絶えないスポーツ三昧な一日でした。こんなんが3月まで続いたら身がもたんわ〜。(ひ)


おめでとうパンサーズ 12.29.2003

3行スポーツ久しぶりの更新です。さぼっている間に、我らがカロライナ・パンサーズが NFC South Division で見事優勝を果たし(11勝5敗)、チーム創設2年目で NFC Final まで進出した1996年以来、2度目のプレーオフ出場を決めました。やったー!!
思い返せば、シーズン前のプレビューでは、軒並みディビジョン最下位に予想されておりました。ディフェンディング・チャンピオンのタンパベイ、ウルトラQBマイケル・ヴィックを擁するアトランタ、手堅くいいチームを作るニューオーリンズという強豪3チームがひしめく激戦ディビジョンで、カロライナのみが一歩後退した位置に予想されたのは、ディフェンス重視で辛抱強くチーム作りを進めたカロライナに期待していたとは言え実は(ひ)も同感でした。申し訳ない。
で、シーズンはといえば、一言で言うと「とても胃が痛くなる」試合の連続でした。何しろ通算11勝のうち3点差以内で勝った試合が8試合、勝つときも負けるときも僅差僅差で、コーチ陣や選手達はよく辛抱が続いたなあ、と心から感心します。あっぱれ
とは言えこれでカロライナの試合運びに独自の色ができたと言えないこともないです。オフェンスに爆発力が無い分、ディフェンスで辛抱して辛抱してなんとか勝ち負けになるような試合を作るという、あんまり見る方はスカッとはしない色ですが、立派なチームカラーです。シーズン後半はさすがのディフェンスも息切れ気味ではありましたが、プレーオフではまたもう一踏ん張りお願いします。オフェンスもQBデローム選手は華こそありませんがコーチ陣の戦術を具現できる極めて優秀なQBです。プレーオフ初戦の相手は今シーズン1敗しているダラス・カウボーイズですが、決して勝てない試合ではなかったし今度はホームなので、また胃が痛くなるような試合で辛勝してください。(ひ)も胃薬を用意して応援させていただきます。がんばれ!パンサーズ!!(ひ)


Big Day at Chapel Hill 11.11.2003

11月8日土曜日、チャペルヒルではフットボールとバスケットの試合がダブルヘッダーで行われるビッグデイでした。まず、残念なシーズンが続いている UNC フットボールの方は、前評判の高かったNCステートから大金星をあげるなどそこそこの健闘をみせている Wake Forest を下すプチ金星!<相手のターンオーバーに助けられたりしたのですが> デュークにも負けちゃうかも、という仮定で ACC マッチ全敗というワーストケースシナリオが回避できたのでホッと一安心、本当によかったよかった。ところが実はデュークも同じ日にジョージアテックに勝ってしまったので最下位争いは相変わらず。。しかしことごとく接戦での敗戦が続いている UNC フットボール。敗因の一つは貧弱なディフェンスですが、そのディフェンス陣に向かって「ミニキャンプでも張って練習してこい」としかコメントしないヘッドコーチの方に、その全責任があるように思います。その練習を指示するのがヘッドコーチの仕事でしょうが。NFL のワシントン・レッドスキンズの監督が、来季 UNC のヘッドコーチに就任するなどという噂がありますが、それくらいの思い切った改革が今の UNC には必要でしょう。
そしてバスケットボール、エキシビジョンマッチとはいえシーズン初の対外試合のこの日、(ひ)(ま)もスミスセンターまで駆けつけました。正確には(ひ)がいやがる(ま)を引きずって行ったのですが。まあ、相手が相手(NC Central Univ)だったのでそうでないと困るのだけど当然の如く楽勝。ノエル選手の負傷(右手親指靱帯損傷で手術、全治6〜8週間)で選手層が薄くなってしまったところが気になるけれど、高校生時代からのチームメイトという一年生コンビ・レイショーン選手とジャスティン選手がそこそこの動きをみせてくれて、ノエル選手の穴を埋めてくれそうな期待を持てたのが大収穫でした。いよいよシーズン開幕、今年は行くで〜! Let's Go Heels!!!(ひ)
試合の模様は
こちらでどうぞ


クラシックもスポーツだ! 11.3.2003

<読者Sくんからのお問合わせがあったので、、、>前回のフィラデルフィア旅行でのフィラデルフィア・オーケストラ公演の演目は、前半が Messiaen の「L'Ascension」という曲と Berg の 「violin concerto」、後半がモーツァルトの交響曲第41番「Jupiter」。Sくんによると「好き嫌いが分かれる」Messiaen と「聞くに耐えられない」Berg の violin concerto という前半の2演目は(ひ)(ま)には正直ちょっと難しすぎたかな。Berg での Tetzlaff という弾き手のバイオリン独奏には本当に感激したのですけどね。
後半はさすがにモーツァルトということで(ひ)(ま)でも肩の力を抜いてゆっくりと楽しめました。「さっすがモーツァルト天才!」とそんなこと(ひ)(ま)から言われんでも分かっとる感想が本当に正直な感想でした。とは言っても前半の方が聴き応えがあったような気もしないではないです。聴いていた自分の方も緊張して聴きながら汗をかいたという初体験もしました。クラシックもスポーツだ。
指揮は今年から指揮を執る Eschenbach というお方でしたが、ピカード艦長みたいでとてもかっこよかったです。Messiaen でも盛り上がるところでは顔が紅潮していたのがはっきり見えました。デューク大オーケストラの指揮者ハリー・デビットソン氏は1曲目の第1楽章が終わったところですでに汗びっしょりでしたっけ。次第に興奮のボルテージが高まってきて、最前列でバイオリンやチェロを弾いている女の子達を指揮棒で突き刺しそうな勢いでしたし。やっぱクラシックもスポーツだと妙に納得する今日この頃。(ひ)


ミッドナイトマッドネス 10.19.2003

カレッジバスケット解禁日となる10月18日の午前0時に、ミッドナイトマッドネスと呼ばれる開幕お祝いのイベントがありました。聞けばいろいろな大学で同じようなイベントがあるそうです。待ちに待ったシーズン開幕ですからね、高ぶる興奮のボルテージも最高潮! 内容はまあ、子供の学芸会か飲み会の宴会芸と変わりない<by(ま)>程度のものでしたが、真夜中にスミスセンターを埋め尽くす2万人の観客が訪れるのですから選手達はシアワセですね。新監督のロイ・ウイリアムス氏もこれ以上ないくらいの歓迎ぶりでした。冷静な監督のうえに意外と小柄で、男ドアティほどの存在感はなく男ドアティ・ウォッチャーだった(ひ)(ま)は一つ見どころを失った感はありますが、今年のチームをどこまで磨き上げてくれるか楽しみです。選手達も一夏を越えて逞しくなったように見えました。今年はいくで〜 Let's go HEELS !!(ひ)
ミッドナイトマッドネスの模様はこちら


マスコット君 3.2003

長時間のスポーツ観戦で退屈しがちな(ま)の楽しみのひとつは、チーム・キャラクターの着ぐるみの観察だ。日本で言うとG球団のジャビット君みたいなものだが、アクションが桁違いにすごい。今までのベスト3は、カロライナ・カレッジ(女子プロサッカー)の「ローリー君」。試合の間ずっと客席を駆け回る体力もすごいが、背中で回転するブレイクダンスなど小技も光る。ダーラム・ブルズ(プロ野球AAAリーグ)の「ブル君」は、イニングの合間にゴーカートで球場を爆走しながら観客に向かってTシャツを投げまくる。そして、ジョージア・テック大の「蜂」。中に入っているのは女性だったが、試合の相手チームUNCのマスコットである羊の着ぐるみに本気で跳び蹴りをお見舞いしていた。敵ながら天晴れ。ちなみにそのUNCの羊君のダンスは、(ひ)が酔っ払ったときの踊りによく似ていた。(ま)


さよならカレッジ 9.29.2003

今回正式に活動停止が発表されたアメリカ女子サッカー・リーグ(WUSA)について、(ひ)(ま)家の思い出話を少し紹介します。(ま)
<<3行アメリカ Sports 特別編・WUSA活動停止記念・さよならカレッジ>>


WUSA 活動停止 9.22.2003

女子のサッカーW杯開幕を直前に控えて、女子サッカーのプロリーグ WUSA が活動停止を発表しました。アメリカが優勝した前回大会の成功を受けて開設されたこのリーグ、わずか3シーズンでの打ち切りとなってしまいました。報道によると、観客動員数とテレビ視聴率(最後はほぼゼロ)が年々下がっていったことに伴うスポンサー離れ、との理由だそうで、うーん、非常に残念ですが、と同時に(ひ)(ま)家にも責任の一端があるようで、少々心苦しくもあります。
(ひ)(ま)がちょうどアメリカに来た年に開幕し、地元チャペルヒルに「Carolina Courage」というチームがあったことに加えてアパートの向かいの部屋にも選手達が住んでいたので、それはそれは足繁く応援に駆けつけたものでした。2年目は車で30分以上かかる Cary に本拠地が移転したこともあって試合には行こう行こうと思いながら行きませんでしたが、優勝争いをしていて最後は実際に優勝したことからテレビで観戦はしていました。それが3年目の今年はテレビでも1試合も観ませんでした。おそらく、全米の多くの家庭で(ひ)(ま)家と同じようなパターンをたどったのでしょう。試合を観ながら「女子高生サッカー」などと半分ふざけて呼んでいましたが、彼女たちは立派なプロでした。今回の決定は完全な消滅ではなく活動停止なので、いつの日か再開されることを祈りつつ、せめてもの罪滅ぼしにW杯では球場でもらったうちわ<今でもキャンプファイアーで活躍中>を片手にアメリカ代表チームを応援しようと思っています。がんばれ!(ひ)

courage gals stadium
(ひ)(ま)と Courage のギャルズ達 * 最初の年は UNC のサッカー場が本拠地でした


Are you ready for some football?! 9.12.2003

さて、大学に続いてプロ・フットボールも開幕しました。なんと開幕戦の前にはブッシュ大統領もコメントを読み上げたほど、やっぱり国民的スポーツなのですね。そして最後には大統領自ら 「Are you ready for some football?!」。これは毎週月曜日の夜に ABC が全米中継するマンデーナイト・フットボールの合言葉です。翌月曜のマンデーナイト初戦では、フィラデルフィア戦とあってシルベスター・スタローンが登場し、やはりこの言葉で締めておりました。大学でもホームチームのチームカラー一色にスタンドが染まっていたりして、非常に盛り上がるこのシーズン。「ルールがよく分からん!」と食べず嫌いをしていてはもったいない限りです。そこでフットボールシーズン開幕を記念し、小学生の頃からのフットボールファン(ひ)が3行アメリカ Sports 特別編をお贈りいたします。第1部に続いて第2部もありますのでお見逃しなく。(ひ)
<<3行アメリカ Sports 特別編・フットボールシーズン開幕記念「(ま)でもわかるフットボール教室」>>


スポーツ三昧 9.6.2003

9月の声を聞いてにわかにスポーツ三昧の日々が訪れるようになりました。夏休みのバケーション・シーズンが終わった途端にこの有様、つくづく良くできているもんです。我が家でも((ひ)のみ?)この週末は右手にポテトチップス、左手にダイエットペプシでテレビ桟敷の前に張り付いておりました。
まず土曜日 カレッジフットボール。5試合くらい一度に生中継されていたのでちょろちょろ変えながらの観戦でしたが、UNC の試合は無かったのでずっと下のテロップに流れる他の試合の途中経過に注目しておりました。何だか高校の寮生時代にラジオ中継で他球場の途中経過を知らせる「ピロリロリン」という音楽を待ち続けていた切ない気持ちを思い出すようです(当時はライオンズファンだったのだ、元福岡)。で肝心の試合の方は延長の末にシラキュースに負けてしまった模様。ここは勝たねば、という試合だっただけにダメージは大きかったようで、その後買い物に行ったハリスチーターでも店員のおじさんが(ひ)(ま)に向かって突然「カロライナは今日勝たなかったらどの試合で勝つんだ?もうだめだ〜」と話しかけてきました。「今年はデュークにも負けるかもしれませんね」と応える(ひ)の言葉に、「まったくだ、(デュークの)ACC 連敗記録ストップに肩を貸すようでは情けない」とひどく落胆のご様子。まあ、確かにその通りですがこの2年間バスケットで味わい続けた苦汁に比べたら大したことないです。
続いてテニスのUSオープン女子決勝戦。フレンチ・オープンに続いてキムちゃん選手(フレミッシュ)とジャスティン選手(フレンチ・スピーカー)の両ベルジアン対決になりましたが、(ま)曰くいしだあゆみ似のジャスティン選手が準決勝での苦戦とは対照的に快勝しました。試合中の厳しい表情から勝負がついた途端にこぼれ出る笑顔は何事にも代え難く美しいものです<たとえそれがジャスティンちゃんでも>。ちなみにザビサン夫妻の息子ジャスティン君(Justin、フランス語読みでジュスターン)とは英語発音は同じでもフランス語読み(Justine、ジュスティーヌ)は違うそうです。最後に e がつくと女の子の名前になるらしい。なるほど、正夫と正子みたいなもんだね。
さらにその後はフットボールのマイアミ対フロリダ戦、この試合は本当に見応えありました。こんなチーム(30点差を跳ね返した横綱マイアミ)が ACC に入ってくると思ったら背筋がゾッとします。
明けて日曜日 NFL のカロライナ・パンサーズ。ここ数年成績の上では低迷していますが生でも見た印象として決して悪いチームではないカロライナ、地道にチーム作りも進めていたのが実って<スポーツ・イラストレイテッド誌の評価は低かったものの>プレシーズンマッチでは素晴らしいパフォーマンスを見せていただけに期待の一戦でした。ところが試合が始まってみると全くの鳴かず飛ばずで、まるでまた去年までのカロライナ猫に逆戻りしたような歯がゆい試合展開にがっかりの(ひ)。しかししかーし、後半に入って(オープニングセレモニーで素人とは思えない歌声で国歌を披露した奥さんの旦那)ベテランQBロドニー・ピート選手を控えQBジェイク・デルホム選手に代えた途端に(無謀なパスを2度もインターセプトされたりしながらも)目覚ましい快進撃を見せ何と27点差をひっくり返して1点差の大逆転勝利。控えとはいえプレシーズンマッチで結果を出していたデルホム選手、思い切って彼を起用したコーチ陣や彼のプレーに応えたオフェンス陣、さらにもともと評価の高いディフェンス陣も含めて、みんなよくがんばったね〜とこれぞ「痛快!」な試合結果となりました。この調子で1年がんばってください。
さらにUSオープン男子決勝戦。アメリカ人アンディ・ロディック選手とスペイン人ユアン・カルロス・フェレーロ選手という伊達男対決となりましたが、こちらも準決勝で苦戦したアンディ選手が準決ではアガシを下したユアン・カルロス選手に快勝しました。前日のジャスティン選手とはこれまた対照的に顔をくしゃくしゃにして「オーマイガー、キャンッビリーブ」と泣き崩れるアンディ選手、やっぱりがんばる人の姿って美しいです。実は(ひ)(ま)家ではやさ男系色男のユアン・カルロス選手を応援していたのですが。
なーんとも中身の濃い週末でした。明日もマンデーナイトのフットボールだし、はぁ、毎週末こんなんだったら身が持たんわ〜(実はうれしい悲鳴)。(ひ)


フットボール開幕! 8.31.2003

この週末いよいよ大学フットボールのシーズンが開幕しました。UNC もホームにフロリダ・ステートを迎えての開幕戦、角のように旗をなびかせた車があちこちに走り、芝生の上ではいたるところでお決まりのバーベキュー。人口5万人の町にある65000人収容のスタジアムへ駆けつける車を交通整理するお馴染みの警官たちも町に溢れてこれまた大学城下町の風物詩が戻ってきた雰囲気です。肝心の試合の方は ACC フットボールの雄、フロリダ・ステートになすすべなく惨敗(37-0)。予想通りとはいえまちっと何とかならんのかのう。特にディフェンス、ラインの当たりがまるで大人と子供。。ジュリアス・ペッパーズ選手とライアン・シムズ選手がいた2年前には勝ったのに、、何だか昔日の感があります。こりゃ今年はデュークにも負けちゃうかもよ、去年は首の皮一枚だったけど。(ひ)はジャージと帽子と靴下で完全武装してお茶の間テレビ桟敷に陣取ったものの第1Qで早々に武装解除してしまいました。しかし腹が立つくらいに強いフロリダ・ステート、今年は ACC 加入以来10年間彼らが独占ているタイトルを奪う可能性が大きいと前評判が高いNCステートに代わりに叩いてもらいましょう。UNCファンはバスケシーズンをじっと待つべし。
他にも話題のカード目白押しで ESPN はフットボール一色でしたが、(ひ)(ま)家が楽しんだのはルイビルvsケンタッキーのケンタッキー・ダービーマッチ。実況では「ブルーグラス対決」とも言っていましたが、先日そのルイビル、レキシントンの両都市に訪れていたので親しみもあったのでした。(ひ)は下の「神様おねがい!」で紹介した試合にも出場していたケンタッキーのQBロレンソン選手に俄然注目。およそQBには見えない体型ながら(LBかTEのようなズングリムックリ体型なのです)、意外や意外に軽い身のこなしに左手から繰り出される柔らかいパス、プロには見られない大学ならではの異色QBにどうしても眼が釘付けになってしまいます。試合の方はそのロレンソン選手率いるケンタッキーが後半に追い上げながらも前半から優勢に立っていた(ま)のご贔屓ルイビルがリードを保って逃げ切りました。他にもチームカラーのオレンジ一色にスタジアムのスタンドが染まったテネシー戦や高評価(全米6位)ながら完封負けの緒戦となってしまったアラバマの雄オーバーンvs USC 戦などが見応えありました。また毎週土曜日はテレビ桟敷に釘付けになってしまいそうです。(ひ)


神様おねがい! 8.25.2003

間もなくフットボールシーズンの開幕です。(ひ)(ま)家でもこれに合わせてついにケーブルテレビを契約しました。久しぶりにテレビをつけると、ESPN クラシックで、やはりシーズン開幕に合わせて「Hail Mary Pass 特集」という番組が放送されていました。日本語風に訳すと「神様おねがいパス」とでも言いましょうか、僅差で負けているチームが試合終了間際にエンドゾーン付近へイチかバチかでパスを投げ込むという、まさに「神様おねがい!」なパスで、接戦ではよく見られる光景です。もちろん成功率は限りなく低いので滅多に決まりませんが、決まれば決まったでこれ以上ないドラマチックな幕切れとなります。
有名なところではBCのダグ・フルーティ選手(最終戦オレンジ・ボウルの最終プレーで時計も残り0秒になった後に逃げ回って逃げ回ってパスを決め逆転勝利、彼はこのプレーでハイズマンも決めました。(ひ)は小学生だったと記憶していますが彼はいまだ現役でプレー中)や、コロラド大のコーデル・スチュワート選手(今年ピッツバーグからシカゴへ移籍)のプレーなどがまず思い浮かびますが、この番組の中で最も面白かった試合は数年前のルイジアナ州立大(LSU)vs ケンタッキーの試合でした。
ホームチームのケンタッキーが、格上のライバル LSU に対し前半終了時点で20点以上あった差を追いつき、さらに第4Qも終了間際にフィールドゴールで勝ち越しました。地元チームの大金星を確信したケンタッキーファンがフィールドに流れ込みましたが、そんな中で行われた最終プレーでなんと LSU の「神様おねがいパス」が決まってしまったのです。相手チーム選手の喜ぶ姿を見て、一瞬何が起こったか分からない混乱の後に、狂喜の歓声が落胆の溜息へと変わっていったさまが非常に印象的でした。こういう試合を見ると、やっぱりスポーツは何が起きるか分からない筋書きのないドラマだと改めて思い知らされます。(ひ)


Best Sports Movie 8.11.2003

先週号の Sports Illustrated 誌に「スポーツ映画ランキング」という記事が出ておりました。数あるスポーツ映画の中で1位にランクされたのは、なんと「Bull Durham」。ケビン・コスナー主演で地元ダーラム・ブルズが舞台のこの映画、日本では「サヨナラゲーム」とかいうタイトルでしたっけ。荒削りな若手剛腕投手(「ショーシャンクの空に」でもお馴染みのティム・ロビンス)の教育係を任されたベテラン・キャッチャー(ケビン・コスナー)が、数々の苦難を乗り越えて彼のメジャー昇格という任務を果たした後、当の本人はさらに下のマイナーリーグ(AshvilleだったかGreensboroだったか)に落とされるというちょっぴり心くすぐるもの悲しいストーリーです。アメリカ人はこういう話がたまらなく好きな意外とおセンチなところもあるのでしょう。個人的には、移動のバスの中でケビン・コスナーが2週間だけ在籍したメジャーリーグの体験談を若手選手達に話すシーンが非常に印象的でした。ダーラム・ブルズの球場は新設されて映画に登場する球場は現存しませんが、鼻から煙を噴くブルの看板や牧歌的なマイナーリーグの雰囲気はそのままに残っています。ちなみにこの映画で共演したスーザン・サランドンとティム・ロビンスは以来十数年同棲していて子供も2人いるとか(正式な結婚はしてないらしい)。確か日本でも見たことあってその時はダーラム・ブルズが舞台だなんて気付きもしなかったのですが、そういう目で見ると一味も二味も違って楽しめるので是非ご一見を。Best Sports Movie にふさわしい名作です。(ひ)


ダービーマッチ in Boston 8.5.2003

(ひ)(ま)のボストン滞在中に、ヤンキースvsレッドソックスの試合が行われるということが判明。今年はボルチモアのヤンキース戦には都合で行けない我々は、これ幸いと松井くんの応援に球場へのこのこ出かけようとしました。ところが、ボストン市民にとっては宿敵のヤンキース戦とあってチケットは sold out。聞けばヤンキース戦全試合分のチケットは発売されるや瞬く間に売切れるそうだ。Box Office前に数日前からキャンプアウトする人もいるそうで、そりゃそりゃ何とも、考えが甘うございました、失礼失礼。というわけでその昔ファミスタでもプレーした"The Green Monster" フェンウェイパーク・スタジアム横のブルワリーでビールを飲みながらテレビ桟敷での観戦となりました。球場の外にも伝わってくるこの熱気は、ノースカロライナの大学バスケ UNC vs Duke 戦のようです。どこでもみんな、地元チームを本当に愛しているのが肌で伝わってきました。ライバル同士のダービーマッチは、やっぱり見応えあります。(ひ)
<<日本で言うと「G球団vsT球団」が最もこれに近い例でしょうか。しかし「T球団優勝の経済効果何百億円」や「日本経済のためにはG球団の優勝を」などの記事を見るとあんまりどっちも応援する気は失せてしまうのだ。プロスポーツである以上経済との関連は切っても切り離せないし、実は大学スポーツでも最近の ACC エクスパンジョン騒ぎも結局はお金絡みなので似たようなものなのだろうが。。>>


新庄くん、元気です 7.13.2003

現在マイナーリーグ落ちしている新庄選手(同じ福岡出身)ですが、彼の所属する3Aノーフォーク・タイズは地元ダーラム・ブルズと同じリーグのため我々はラッキーにも彼の出場する試合を見に行くことができます。そこで早速応援に行ってきました(なんとチケット代は7.5ドル、ありがとうダーラム・ブルズ)。というわけで本日行われたノーフォークvsダーラムの試合では、第1打席のレフトフェンス直撃を含む3打数2安打、守備の方でも強肩を生かして3塁でランナーを捕殺するなど、やっぱりマイナー選手の中では一際際立った存在でした。メジャー再昇格かトレードか分かりませんが、やっぱり彼はメジャーリーグで活躍の場を与えられれば光る選手です。がんばれ!!(ひ)
「Take me out to the ball game」の歌詞は
こちら

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その後いろいろ 7.13.2003

このスポ欄でも何度かお伝えしている ACC エクスパンジョンのその後は、結局シラキュースとボストン・カレッジの加入は見送り、マイアミとどんでん返しの復活劇でバージニア・テックを加えた11校での新生 ACC となることに決まったようです。ACC の特色である地域的にも妥当な、そしてフットボール強化という当初の目的にも十分かなう決定だったと思います。ACC がより魅力あるリーグとなるように、今後の調整でも関係者各位のさらなる努力を望みます。
負傷のジェイソン・ウイリアムズ選手の続報ですが、バイク事故で切断寸前だった左足に幸運にも神経系の損傷が無かったことが判明し、選手生命を絶たれる心配はとりあえず回避できたそうです。完全復活、というのはやはり厳しいプロの世界では難しいかもしれないということを反映してか、シカゴ・ブルズはドラフト直前で計画を変更して彼のポジションを埋めるためカンザスのカーク・ハインリヒ選手を獲得しました。ジェイソン・ウイリアムズ選手は今後の必要な手術とリハビリのためデューク大学病院に移るそうです。彼が順調に快復することを切に望みます。(ひ)


ジェイソン・ウイリアムズ選手 負傷 6.26.2003

相変わらずテレビは見れませんが定期購読している Sports Illustrated 誌からの衝撃ネタを一つ。
(他にも同姓同名の選手が複数いるため Jay Williams と名乗っていますが)シカゴ・ブルスのジェイソン・ウイリアムズ選手がバイクの事故で負傷したそうです。なんと新しいバイクを買ってたったの一週間で起こってしまったというこの惨事、詳細は明らかにされていないものの Broken leg(足の骨折)と Nerve damage(神経の損傷)で、少なくとも来シーズンのプレーは不可能、ともすると選手生命の危機だというからなんともはや、、直感的な想像ですが<厳しいプロの世界だけに>もはや復帰は不可能のような胸騒ぎがしてなりません。。大学時代のそれはそれは華々しいプレーがくっきり目に焼き付いているだけに、シカゴGMジョン・パクソン氏のコメント同様、彼のことが心配なばかりで本当に何とも言えない気持ちです。聞けばデューク大時代は100人斬りを達成したなど武勇伝は絶えない彼でしたが、3年終了時でプロへ行ったのも3年で大学を卒業できたためで、もちろんデュークを NCAA トーナメント優勝に導いた素晴らしいプレーも合わせて基本的には非常に好感の持てるアスリートだっただけに本当に無念です。まだ21歳、プロとしての1年目のシーズンを終えて何か気分転換でもしたかったのでしょうか、、コートの外での負傷で選手生命を絶たれるとは本人も悔やんでも悔やみきれないでしょう。そんな状況を察してかコーチKは早速彼のもとを訪れてバスケット無しでも充実した人生になるようアドバイスしたとか。(こんなケースで破滅してしまう例は枚挙にいとまがなさそうなので、)彼が前向きな人生を送ってくれることを切に望みます。(ひ)


ACC エクスパンジョン その後 6.9.2003

マーチマッドネスの終了とともに2年間以上タダ見していたケーブル回線を切られて以来、テレビのない静かな生活をしている我が家。そんなわけでニュースソースも限られているのでこのスポ欄の更新も滞っておりますが、旅行中久々に見た ESPN からのネタを一つ。
ACC が9校から3校を追加して12校に拡大するという噂は以前書いた通りですが、この3校はいずれも「Big East」というカンファレンスに属しています。ので、ACC にとっては拡大でも、Big East にとっては3校も抜けて大幅縮小になってしまいます。そこで、これまた別の Atlantic-10 からザビ大とパデュー大が Big East に移り「まあよかろう」という状態で落ち着く、というのが公然の噂としてささやかれておりました。
ところがここにきて、Big East 側が、抜ける予定の3校を ACC に移るのなら法的手段で訴える、というのです。何を今さら突然?という感じなのですが、さてさてこの真意や如何に??
裁判では判決まで至らずとも裁判の途中で双方が合意したらその場でおしまいというのはよくある話で、もしかするとこの裁判は、Big East が本気で3校に残留してもらいたいのではなく、「合意のもとに」移籍することを明確に示すための手段として行われるのかもしれません。これは全く(ひ)の素人的な思いつきの意見なのですが、確かにより多くの人に納得してもらうための裁判というのもアリのような気がします。
というわけで ACC エクスパンジョンも本格導入までちょっと時間がかかるかもしれませんが、いずれにしても来シーズンは9校の現体制なので、早くシーズンが始まらないかな〜と待ち遠しい限りです、少々気が早いですが。その前にケーブルテレビをちゃんと繋いでおかなくちゃ。(ひ)


レイカース敗退 5.16.2003

だはははは〜!ざまーみろ〜っ!なんて人が負けたのを喜んでいたらちょっと下品ですが、同じ気持ちの人は多いのではないかと信じています。NBA に興味を失った(ひ)にとって LA レイカースとアレン・アイバソンは悪の枢軸なのだ。まだシャックはいいけど、コービーのような「にやがって」いる(注・久留米弁で生意気の3乗くらいの意味)プレーヤーのお陰で NBA に興味を失くしたようなものなので。アイバソンもユニバーシアードで福岡に来て飲み屋で会った時にはまだ可愛らしかったのですけどね。昨オフの逮捕騒ぎの時には心から選手生命を断たれてほしいといけない願いをしたものです。神様ごめんなさい
レイカースを破ったのがサン・アントニオだったのも嬉しいところ(ティム・ダンカンはウェイク出身)でした。自分が大学生時代に不当にお金をもらっていい思いをしたせいで現在の大学生プレーヤーが罰を受けているのに、張本人はのうのうとプロで稼いでいるような選手がいるチームではなくて本当に良かったです。
今現在我が家のテレビはケーブル回線が切れたまま放ったらかしているので試合は見れませんが、先日旅行先のホテルで見たときには、やっぱりプロの選手は大学チームに比べるとはるかに上手くてプレーの質も高いと感じました(当たり前ですが)。しかしどうしても見ていて今一つ面白いと思えないのは何故だろう?(ひ)


ACC エクスパンジョン? 5.15.2003

UNC、デューク、NC ステート、ウェイクフォレストというノースカロライナの4校を擁するカンファレンス ACC(Atlantic Coast Conference)が、現在の9校から3校を追加して12校に拡大するという噂がかなりの真実味をもって新聞などに報道されるようになりました。新しい3校とはマイアミ(FL)、シラキュース、ボストン・カレッジもしくはバージニア・テック。このいずれも超一流フットボール強豪校の顔ぶれからも分かるように、ACC エクスパンジョンのその心は何をおいてもバスケットに比べて今一つ盛り上がりに欠けるフットボールの強化が目的のようです。
しかし、もともとはマイアミ(昨年全米2位、一昨年全米1位)加入という話から始まったこの噂、いつの間にかドサクサに紛れるようにシラキュースやボストン・カレッジの名前も挙がってきました。「フットボールのレベル向上」という大義にかこつけて、これを機にニューヨークやボストン・エリアの視聴者を確保し、テレビ放映権による収入大幅アップを見込んでいる、というのがどうやら事の真相のようです。確かに今の ACC は南部の大学のみでしたね。
実はこの「フットボール強化」という同じ目的で1991年に ACC に加入したフロリダ・ステート以外の8校は、スポーツはもとより、学問のレベルでも全米トップクラスに名を連ねる名門大学が揃っているというのも ACC の特徴の一つでした。「フロリダ・ステートにも十分乱されたのにこれ以上フロリダの大学やヤンキー(注・北部人のこと)の大学が加入するなんてもうたくさん」という意見も聞かれます。半ば信じられないような意見ではありますが、「スポーツは Athlete が戦うものであって Mathlete(数学)で戦うものではない」という正論を楯に掲げるこの拡張で利益を得るであろう人々に対して、南部エリアの ACC 各大学を心から愛してやまない地元住民の率直な気持ちをうまく代弁している意見のようにも聞こえてなりません。
北東部の巨大なマーケットは確かに魅力的でしょうが、例えば UNC 対 Duke に代表されるライバル意識など、地域色をもつ現在の構成でもいいところはたくさんあるように思います。新しい試みも必要でしょうが、ACC の魅力が損なわれないことを切に望みます。しかし本当に ACC が12校になったら、フットボールは UNC 対 Duke でドベ決定戦だなこりゃ。(ひ)


世界一、人気のあるスポーツ選手(アメリカ以外) 5.10.2003

大衆新聞「USAトゥディ」の自動販売機の前を通ると、ハンサムな白人の写真が一面に載ってた。見出しを読むと「世界一人気のあるスポーツ選手(アメリカ以外)」とある。誰だろうと、記事を読み進めてやっと分かった。彼はベッカムだった。おお、これが噂のベッカムか。初めて見たぞ。
日本では相当な人気者らしいが、アメリカではサッカーそのものの人気がない。ゆえに、ベッカムの認知度もかなり低い。世界中を興奮の渦に巻き込んだ(と日本人は思っているであろう)2002年のワールドカップでさえ、ギリギリまでテレビ放送があるかすら分からなかった。結局、数あるスポーツ・チャンネルの中でもマイナー競技を扱うESPN2で放映したものの、試合は全て真夜中だったので(ま)はひと試合も見なかった。よってベッカムどころか日本チームの活躍も、韓国の熱狂的な応援も見ていない。それにしてもベッカムは、ハンサムでした。(ま)


ロイ・ウイリアムス氏 決定 4.14.2003

大方の予想通り、と言っていいのでしょうか。カンザスの現監督、ロイ・ウイリアムス氏の UNC ヘッド・コーチ就任が決定しました。
彼はディーン・スミスのもとでコーチを勤めた後、カンザスの監督として 15 年間ジェイホークスの指揮を執っていました(実は男ドアティが一時アシスタント・コーチだったらしい)。その間、14 年連続 NCAA トーナメント出場、優勝は無かったものの2度の決勝進出を含む4度のファイナル4進出という素晴らしい実績を残しています。カンザス側としては必死の引き留め工作に全力を注いでいたようですが、本日の移籍決定となってしまいました。これは彼自身にとっても苦渋の決断だったようで、事実、3年前の男ドアティ就任の時にもオファーがあってその時はカンザスに残るという決断をしたそうです。決して UNC の方がカンザスよりも上の大学とは言えないのですが、やっぱり母校に戻るというのは特別なことなのでしょうね。息子さんも UNC の選手だったそうです。何でも発表の前日にはディーン・スミスと一緒にゴルフをしたそうで、「いっちょやったれやー」みたいなことでも言われたのでしょうか??
とにかく、監督とコーチ陣も決まって体制が整ってきました。メディアが言うようにカンザスでは取れなかったチャンピオン・タイトルをターヒールズで取れるように、新監督にも選手達にもがんばってほしいです。(ひ)はいつまででも応援するので安心してがんばってくれ!(ひ)

後日談こぼれ話・単に「カロライナ」というと UNC つまりノースカロライナ大学のことを指すのが通例ですが、ロイ・ウイリアムスを強奪されたカンザスでは「以後カロライナというとサウスカロライナ大のことを指すことに決定しました」と大真面目にコメントしておりました。


NCAA トーナメント終了 4.7.2003

したらしいです。あ、そう、まだやってたんすか。でシラキュース・オレンジメンがカンザスを下して優勝だそうです。あ、そうですか。結局ピックはまたハズレですね。まあ、どうでもいいですが。しかしこんな腑抜け状態では、本当に競技としてのバスケットが好きなのではなくただ単にご贔屓チームを応援するだけののぼせファンなのがバレバレです。まとにかく(ひ)の中ではすでに10日以上前にシーズンは終了しており、加えて2年間以上もタダ見していたケーブルテレビがとうとう2,3日前から映らなくなっていたので、結局決勝戦も見ずじまいでした。これが2週間くらい前だったら怒り狂っていたところですが、ケーブル回線を切る方も気を遣って切ってくれたようです。
さて、男ドアティの後任はいまだ未定。噂はいろいろと飛び交ってますが、カンザスの監督(ロイ・ウィリアムス)が最有力候補のようで、「監督就任を否定せず」のような新聞記事も踊っています。彼はディーン・スミスの下で長年アシスタント・コーチだったそうです。監督としてもカンザスで2年連続ファイナル・フォー進出という実績を残していますし、ただの(しかしちょっと腹黒そうな)おじさんに見える外見のみを除くと確かに有力候補に値する監督のようです。まあ、しっかり人選してください。(ひ)


男ドアティ、解任 4.2.2003

4月1日、(ひ)(ま)家に衝撃のニュースが走りました。なんと「男ドアティ解任」。こりゃまた ESPN にエイプリル・フールで騙されたか?と思いましたがどうやら本当のよう(ジョーダンが次期監督に決まった、なんてのもありましたがこれはもちエイプリル・フール)。情報が信頼できるようになるまで1日待ってみましたが、キャッチできるニュースソースではいまだ錯綜している模様です。表向きにはそれまで30年にわたって出場していた NCAA トーナメント出場を2年連続で逃した成績不振が主因、加えてスタメン5人を含む主力7人とその家族が来年も男ドアティが指揮を執るなら転校を考えるとコメントしたそうで、うーんんん、まあ、しょうがないかな〜、というのが本音のところでしょうか。
来年まで結果をもう一年待ってみることもできたのでしょうが、それもならなかったということは(ひ)のような素人では計り知れないような理由が奥底にはあるのでしょう。UNC で働いているJPの奥さんは「あんなコーチ早いとこクビにしなくちゃ!ミーティングを30分したら25分はわめいているだけ。個々のプレーを結果だけ見てコメントするだけで大局的な戦術なんてまるで無し」と辛口でしたが、そんなコーチだったら日本には掃いて捨てるほどいそうです(某人気球団の前監督とか)。「来年は期待できる?期待できる選手が揃っているのなら監督を代えたらもっと期待できるわ!」って、確かにそりゃそうかもしれないけど、、、
男ドアティ・ウォッチャーの(ひ)(ま)家としては、コートに半歩踏み入れては選手と一緒にディフェンスする彼の熱い姿がもう見れないかと思うと本当に残念です。しかし決まってしまったことはしかたがないこと。まだ次期監督は未定ですが、期待のもてる若い選手達をのびのびと育ててくれるような、そして「カロライナ・ファミリー」と呼ばれる心暖かいチームに溶け込んでくれるような(この点男ドアティはイマイチだった模様)いい監督が来てくれることを切に望みます。我々ファンも心配ですが選手達ももっと大変でしょう。(ひ)もがんばって応援するのでどんな苦境でもがんばって乗り越えてね。そしてまたいいプレーをたくさん見せてください。(ひ)

hoop5 男ドアティ


Major League Baseball 開幕 3.31.2003

大学バスケが終わって(まだ終わってないっちゅうに)マーチ・マッドネスも春の訪れとともに一息かと思ったら大リーグ開幕ですか。なんとまあ。
野茂選手は開幕戦を完封したそうで、さすが。で(ひ)(ま)家ではテレビ桟敷でトロント vs NY ヤンキース戦を観戦しています。松井くん、けっこう注目の的です。「いいなー、ゴジラなんてかっこいいニックネームで。僕なんかホース・ヘッドだったよ」と解説者。確かに彼は顔がでかくて長かった。初回の初打席は2死1,3塁から初球をレフト前に流して初ヒットに初打点付きというまずまずの好スタート。実況によると「日本屈指のスラッガーと言うからどんな大振りかと思ったら、こんなにコンパクトなスイングで打率もホームランも10年以上にわたって数字を残しているのだから大した打者だ。これにはトーレ監督と同じくらい僕も驚いた」とのコメント。そうそう、それが松井くんのいいところ。アメリカの記者はちゃんと見るところは見ているんだなー、と感心しました。記者も監督もチームメイトも松井くんがある程度数字を残すのは間違いないと確信しているようです。日本人記者がついて回っていろいろと大変でしょうが、162 試合と長い長いシーズンなのでマイペースでがんばってください。(ひ)もぼちぼちマイペースで応援します。メジャーに行って残念がっているのはナベツネとミスターだけだからね。あとは全員松井くんの味方だ。がんばれ!(ひ)


NCAA トーナメント戦況 3.30.2003

Final Four が出そろいました。テキサス、マーケット、カンザス、シラキュースという予想屋泣かせの驚きの顔ぶれ。(ひ)のピックは全く的はずれの全敗となりました。で、今度こそ。テキサス対カンザスの決勝で勝つのはカンザス(期待込み)。
それにしてもところ変わればバスケット変わる、とでも言いますか UNC とはかなりカラーが違うチームが上位に残ってます。思い返せば初めて衛星放送で NBA が見れるようになった 1990 年頃に、まず好きになったチームはゴールデン・ステート・ウォリアーズでした。Run TMC といってティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリーンという決して背が高くない3選手が走って走って小気味よく得点を重ねていくのがチームカラーでした。今考えるとラシャド選手、フェルトン選手、ジャワッド選手、メルビン選手を中心とする UNC の今のカラーに似てなくもないです。こういうチームが(ひ)の好みのようですが、結局数年後には Run TMC は解体されてしまいましたので、大学でも NBA でも本当の上位進出にはこのようなカラーでは限界があるのかもしれません。(ひ)が NBA が面白いと思わなくなったのはサイズ頼みのゴリゴリ・バスケ全盛と生意気プレーヤーのはびこりが主因ですが、そんな風潮に風穴を開けるためにも UNC にがんばってほしいです。Go! Tar Heels!!(ひ)


Duke vs Kansas 3.27.2003

NCAA トーナメント3回戦(Sweet 16)デュークにとってはここがひとヤマのカンザス戦です。結果から先に言うと接戦の末惜しくも負けちゃいました。しかし接戦とは言っても今一つのめり込む感じではなかったのは前日の UNC 敗退で(ひ)のボルテージも燃え尽き気味だったためか。実際、双方死力を尽くして、といった戦いではなく、カンザスのコリソン選手に30点以上も決められて、彼1人に負けたような印象です。しかも彼のファウルが後半の1つだけって、どういうことやねん。もちろん彼は一流の選手ですが、これじゃいたしかたありません。。試合終了間際に泣き出しそうな顔がアップになったドッカリー選手が次の瞬間泣き崩れたのは(ひ)も心を打たれました。大丈夫、君はよくがんばった、それに君はまだ1年生だ、将来があるよ。
さて、デュークの方は実況もさんざん指摘していた通り、JJレディック選手の3点シュートが1本しか決まらなかったのが大誤算。特にディフェンスが厳しかったわけではないので、本来の彼の力だと5,6本は決めていてもおかしくなかっただけに無念。その分カンザスのカーク・ハインリヒ選手も不発だったのでおあいこですが。残念ながらこれで最終戦となってしまった野獣ケーシー・サンダース選手は相変わらずの好ディフェンスを見せておりました。今年のデュークは彼のディフェンスに相当助けられたなー。2年前の元祖野獣・熊ブーザーの故障で出場していた頃に比べると格段の円熟味と言った感じ(解説の受け売りだけど本当)です。お疲れさまでした。
というわけでデュークの今シーズンも終了してしまいましたが、主力3人が抜けた後ながら去年と同じラウンドまで進出できたのは健闘と言っていいでしょう。ゆっくり休んで、しっかり練習して来年に備えてください。(ひ)


今年の UNC を振り返る 3.26.2003

思い返せば(ひ)が渡米した2001年1月、UNC ターヒールズは全米ランキング1位にランクされておりました(2位のスタンフォードをはさんでデュークが3位)。デュークとのダービーマッチ第1戦も接戦を制し、2月も後半まで ACC 無敗を続けていた「全米トップ」評価のチームだったのです。ヘッドコーチ(監督)はあまりにも有名だったディーン・スミス辞任の後、ガスリッチ監督(2年間)をはさんでその年から指揮をとっていた監督1年目の男ドアティ。前体制から強いチームを受け継いでの快進撃を続けていたわけです。しかし、シーズンも佳境を迎えた頃、(ひ)の素人目にも明らかに UNC の調子が狂っていきます。何かがおかしい。デュークとの第2戦、ACC トーナメント決勝ではなすすべなくデュークに大差で連敗。迎えた NCAA トーナメントでも、2回戦でペン・ステートにコロっとアップセットを喰らって、シーズン終盤は全く見どころ無しと言ってもいいほどのまさに尻すぼみ状態であっけなくシーズン終了となりました。

次シーズン(昨年)が始まると、なんと前年の主力から4人もの選手が抜けていました。そのうち卒業したのはブレンダン・ヘイウッド選手1人だけ。1人(ジョセフ・フォーティ選手)は2年生ながらアーリー・エントリーでプロへ、もう2人(ジュリアス・ペッパーズ選手とロン・カリー選手)は掛け持ちしていたフットボール・チームに専念という理由です。残った主力は膝のケガが痛々しいクリス・ラング選手と、ライオネル・リッチー似のジェイソン・カペル選手の両4年生選手のみ。残る2,3年生選手達は何だか気合いの入らないプレーばかり。両シニア選手に加えてジャワッド選手・ジャッキー選手・メルビン選手の1年生トリオが奮闘し、時折光るプレーは見せたとしても、何とも力不足は否めず空回りに次ぐ空回りで ACC の強豪校とは全く相手にならずに大きく大きく沈み込み、まさにチームは「どん底」状態。テレビ中継では試合前のピックで「今日の UNC のポイントはリングにボールが入るようにシュートすること、そして空色のジャージを着たプレイヤー(つまり味方)にパスを出すことだ」などと言われる始末。そんなん当たり前やんかー!それほどにチーム状態がひどかったのでしょう。とにかく、こんなターヒールズを見るのは見るに忍びない惨状でした。え?前年の今頃は「全米トップ」のチームだったんだっけ??

どうも(ひ)の素人目では、前年の尻すぼみとこの極度の不調は、前監督からリクルートされ入部した選手達が新監督・男ドアティの言うことを聞かず、もしくは選手達の方が男ドアティに愛想を尽かして(したがって多くの選手達が去っていった)、チームとして全く機能してなかったのが原因のように見受けられました。実際、シーズン終了後には2年生だったアダム・ブーン選手(ミネソタへ)とブライアン・モリソン選手( UCLA へ)は転校して出ていってしまいました。

そして迎えた今シーズン、男ドアティは自分でリクルートしてきた1年生と2年生を中心とした選手でチームを固めました。1年生では、ふてぶてしい男ラシャド・マッカンツ選手、高校 No.1 ポイントガードの声もあったレイモンド・フェルトン選手、でかくてお子ちゃま顔ながらセンス溢れるプレーも見せるショーン・メイ選手、フットボールで奨学金付きのオファーをもらいながら蹴ってバスケットに一般入部したノエル選手といった面々が新チームに加わりました。「Nation's youngest college team(アメリカで最も若い大学チーム)」と実況されるほどに若々しいチーム、無論実力は未知数で Sports Illustrated 誌のプレビューでは上位130校にもピックされていませんでした。(ちなみにデュークは5位、1位にアリゾナ)

ところが、シーズンが始まりフタを開けてみると、力を上げた2年生選手に光る1年生選手達が加わってプレシーズン NIT トーナメント優勝などの快進撃、一時的ではありましたが全米 14 位のランクが付いたほど。大学名の前に数字が付くのは本当に久しぶりだったので本当に感激しました。しかし、強豪校との厳しい勝負が続く ACC カンファレンス・ゲームが開幕し、加えてインサイドでは唯一の核だったメイ選手の故障による戦線離脱で、昨年と同じく黒星が続く厳しいシーズン中盤が待ってました。ああ、今年もだめだったか、と半ば応援する熱意も冷めかけましたが、しかし昨年と今年のチームの大きな大きな違いは、この敗戦の中からでも選手達が学び成長していたこと。確実に成長を見せた若いチームはシーズン終盤を「消化試合」にはせず、ウェイク・フォレスト戦での大接戦やバージニア戦での勝利などを演じ、強豪校とも確実に勝負になるところを見せるようになってきました。そして迎えた最終デューク戦での金星や、その後のトーナメント・ゲームでの奮闘は、このスポ欄でもお伝えしている通りです。

(ひ)の個人的な印象としては、ポイントガードとして試合を引き締めたレイモンド・フェルトン選手とリーダーシップも発揮するようになってきたジャワッド・ウイリアムズ選手の成長が今年の UNC 成長の鍵だったと思います。ふてぶてしい男ラシャド・マッカンツ選手はリーディング・スコアラーとは言ってもちょっと好不調の波がありすぎ。爆発すると手がつけられない破壊力は抜群なんですけどね。ノエル選手は身体能力の高さは保証付きなので、来年は今シーズン後半の好調に上乗せできれば期待大です。メイ選手もケガ自体は来年に問題なさそう。メルビンやジャッキーなどのソフォモア陣も来年は間違いなく力を上げてくるものと思われます。なんだか来年に向けて好材料ばかりで怖いくらい。
というわけで、UNC の今年はどん底から這い上がり生まれ変わった成長の1年でした。そして来年は間違いなく今年の経験に上積みした飛躍の年となるでしょう。これは本当に期待大です。一時は解任説も流れた男ドアティですが、しっかりチームを組織し、実際に結果も示しました。これは評価できます。コーチとしての戦術と、派手なアクションでもっともっとファンの目を釘付けにしてくださいね〜。特に男ドアティ・ウォッチャーの(ひ)(ま)家としては寄せる期待大です。頼んだぞ男ドアティ!そして Go Tar Heels!!(ひ)


UNC vs Georgetown 3.26.2003

NIT トーナメント準々決勝、今日も(ひ)(ま)は準備を整えスミスセンターへと突撃しました。ESPN2 での中継も入っており、解説のブラッド・ドアティ氏(男ドアティとは別人です)も来場、相変わらずの人気者ぶりを発揮しておりました。試合前のウォーム・アップでメイ選手が私服ではなくトレーナー姿で登場、今日はプレーするのかと会場も期待に盛り上がりましたが、結局試合が始まった時には私服姿に戻っていました。
さて、試合の方ですが序盤は UNC が主導権を握りながらもアグレッシブなディフェンスを仕掛けて逆転したジョージタウンの2点リードで前半折り返し。後半に入って一時は8点リードを奪う場面もありましたが、抜きつ抜かれつの展開から次第にジョージタウンがペースをつかみ、それでも終了約3分前に UNC が同点に追いつくなど、とにかく大接戦の好ゲームでした。ところが、やっぱりどうしてもディフェンスが今一つ弱かったのが最後まで尾を引いて、結局惜しくも5点差で逃げ切られてしまいました。負けてしまったので本当に残念だったのものの、それと同時に、こんなにコンペティティブなゲームができるまで成長したんだなーと半分嬉しさも残った試合でした。叫びすぎて今現在(ひ)は喉ががらがらです。
残念ながら今日負けたことによって、これで今シーズンも終了となってしまいました。しかしシーズン終盤は、ともすれば裏番組的な存在の NIT トーナメント・ゲームに連日スミスセンターが満員になるほどの老若男女が駆けつけたその事実が示す通り、本当にファンを楽しませてくれました。強いターヒールズが帰ってきたぞ!と期待を抱かせてくれただけで満足です。ありがとうターヒールズ。そして来年はもっと期待できます。頼んだぞ〜!!
というわけで今日は試合が手に汗握る緊迫の展開だったので、男ドアティ・ウォッチングどころではありませんでした。これまた来年に期待です。もう一度、ありがとうターヒールズ。よくがんばったよ。また来年会おう(ひ)

hoop5


NCAA トーナメント戦況 3.25.2003

Sweet 16 が出揃いました。混戦模様とは言ってもしっかり残るべきチームが勝ち上がってきている印象です。素人ながら(ひ)のピックも意外と当たっております(16分の12)。上位シード校での番狂わせはフロリダ、ルイビル、そして事もあろうにウェイク・フォレストが早々に敗退してしまいました。デュークよりも期待していたのに。。ファイナル4予想のうちの2校がすでに負けちゃってます(全然当たってないやんけ)。メリーランドはザビ大を破って Sweet 16 進出。このゲーム面白かっただろうなぁ、見逃しちゃったけど。
というわけで、次のみどころ 27 日のデューク vs カンザス戦に注目。この NCAA トーナメントに UNC が出場していたらどこまで勝ち上がっただろう、と思うと残念ですが、まあ NIT のおかげで地元でゲームを見に行けるので今回はこれで良しとしましょう。「この時期になってもまだゲームができるのは幸せ」と男ドアティにしては珍しくまともなコメントを残していますが、ファンにとっても本当にその通りです。というわけで明日のジョージタウン戦(こないだ見た 1982 年の NCAA 決勝と同じカードだ!)もスミスセンターに突撃します。Go Heels!!(ひ)


UNC vs Wyoming 3.24.2003

NIT トーナメント2回戦、相手チームの1回戦が大雪で延期されたため中5日空いての今日の試合となりました。本日はテレビ中継は無し。ということで一般発売のチケットを買い求めとうとう行ってきましたスミスセンター。今日もメイ選手は私服で登場。将来もあるし、やっぱり無理は良くないですね。来年はまた頼むよ。
というわけで生観戦レポートです。うん、やっぱり大学スポーツの生観戦はいいですね!学生くんや地元ファンに盛り上がってくれと言わんばかりに前半早々から UNC のオフォンスが爆発してスミスセンターは大興奮。(ま)の説によるとワイオミングから来てまだ時差ボケが抜けていなかった模様。ところが後半に入ると UNC が油断したのか相手の時差ボケが治ってきたのか、審判の笛も手伝って 20 点以上開いていた差を3点差まで詰め寄られるまずい展開。2万人以上の大観衆に対し15 人ほどのワイオミング・サポーター(おそらくは選手の家族達と思われます)は大興奮でしたが、困った顔メルビン・スコット選手の8連続得点(このあたりで(ひ)の興奮度は最高潮)などに助けられ何とか危なげなく逃げ切れたまずまずの試合結果となりました。
確かに戦前のレビュー通り、ワイオミングはインサイドの高さもあって(この手のチームに UNC は苦戦続き)フリースローやアウトサイド・シュートもきっちり決めるとても良いチームでした。が、それにしても特に後半での UNC のディフェンスには課題が残ります。今日はそれを補って余りあるオフェンス力を発揮できたので事なきを得ましたが、選手起用も含めて ACC の強豪校と対等に対峙するには今日(特に後半)のようなディフェンスではまだまだ力不足。まあ(ひ)がここで言わなくても男ドアティはちゃんと分かってくれているとは思いますが、、、本当に分かっているのかな〜(と信頼できないのが男ドアティとコーチKの違い)。
ところで、男ドアティと言えば今日もコートに半歩踏み入れては選手と一緒にディフェンスするなど相変わらずの注目株。棟上式のもち投げよろしくTシャツを観客席に投げ入れながらの登場ではとても大学のヘッドコーチとは思えませんが、何故か笑って許せてしまうところが彼のキャラか。(ま)によると期待したほどのアクションではなかったそうですが、前半早々にテクニカル・ファウルを取られていてはそれも仕方が無いところでしょう。しかしテレビでは見えないところでかなり執拗に審判に文句つけてます。さらに決まってその後に控え選手達に必ず説教かますことを(ま)が発見。しかし、かなり遠いところにいるのに(ひ)(ま)にも肉声が聞こえていたほどなので彼はよっぽど熱い男なのでしょう。(ま)の長年の疑問、試合開始早々にワイシャツ姿になる男ドアティが脱ぎ捨てたジャケットはどこに消えているのか、という問題は今日はジャケットすら見えなかったのでロッカールームに忘れてきた模様。(ひ)

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Duke vs Central Michigan 3.22.2003

はっ、やっとこ安心してゆっくりテレビ桟敷でビールを飲みながら見れるゲームでした。実況も指摘する通りデュークの持ち味オフェンス力が機能して自分のペースで試合ができ、これは今後に向けて好材料やね〜。まず、初戦ではドゥーハン選手の視野の狭さからなかなかボールが回ってこなかった期待のルーキーJJレディック選手が爆発。ダンテ・ジョーンズ選手とダニエル・ユーイング選手も前戦からの好調を維持しておりました。生意気プレーヤーに華麗なる転身を果たしてもダンテ・ジョーンズ選手の好ディフェンスが健在だったのも嬉しいところ。ディフェンスと言えばこれも期待の1年生で野獣の卵シェルデン・ウイリアムズ選手はインサイドのディフェンスがまだ今一つ弱い。そこを元祖野獣の4年生ケーシー・サンダース選手がうまく穴を埋めますが、自然と彼にファウル・トラブルが襲うのが課題と言えば課題か。一流校になるとこのようなわずかなスキでもしっかりピックアップしてくるので、兜の緒をしっかりと締めて次のカンザス戦に臨んでもらいたいところです。まあ、(ひ)がこんなところで言わなくてもコーチKは分かってらっしゃるでしょうが。。
それにしても、今年の NCAA トーナメントは上位校とマイナーカンファレンス校の実力差が小さいという下馬評通り、1,2 回戦でも接戦となるケースが続出です。身近なところでは UNC-ウィルミントン(そのあまりの立地の良さから学生は毎日サーフィンをしているとの評判)に対しメリーランドはブザービーターで辛勝、カンザスも初戦は3点差で辛くも逃げ切り、アリゾナは 2 回戦ゴンザガ戦で2OT の末の1点差勝利と、見ている方もハラハラですが選手達も大変です。惜しくも金星を逃した選手達はその場にばったり泣き崩れるというシーンが続出。大丈夫、君たちのがんばりと素晴らしいプレーはこの(ひ)が一生忘れないよ。(ひ)


Duke vs Colorado St 3.20.2003

うーんん、惜しかった!ってどっちを応援してるんだ??一時は2点差まで詰め寄られたところをユーイング選手の5連続ポイントに助けられたりしながらなんとか逃げ切ったという試合でした。確かに試合会場ユタからはコロラドの方が近いのでアウェイのような雰囲気でさらに審判の笛もコロラド寄りのような気がしましたが、勝負どころで武器の3点シュートを決められず、格下の相手に付き合ってお手玉したり焦ってシュートしたり、なーんかふがいなくて見ている方はすっきりしないゲームでした。そういえば去年もこんな展開で負けたんだっけ。まあ、こういう試合展開でも勝つのが本当に強いチームですが、初戦からこれではちょっと心配です。それにしてもクリス・ドゥーハン選手の調子はひど過ぎ。彼は今季かなり評価を落としたと思われます。
余談ですがトーナメント初戦と言うことで馴染みのプレーヤーでもプロフィールなどを一人一人解説していたのが新鮮でした。NCステートは惜しくも延長の末 UCバークレーに敗退。(ひ)


UNC vs DePaul 3.18.2003

というわけでスミスセンターに見に行こうかとも思いましたが、結局夕方は(ま)とテニスをしたので、ビール片手にテレビ桟敷からの観戦となりました。ESPN で放送していた前の試合が長引いて、やっとこ放送され始めたのは前半も残り6分、すると途端に UNC の調子が落ちて逆転され(全米中継に緊張したか?)、6点ビハインドでの折り返しとなりました。今日はメイ選手は出場していない模様。後から考えると、デューク、メリーランドに連勝したことに加えてメイ選手が怪我する前にはカンザスや UConn も破っていたので、UNC としてはメイ選手も復帰してチーム力さらにアップということを NCAA トーナメントに向けてアピールしたかったのかもしれません。
ちなみに長引いていた前の試合というのは UNC-アッシュビルvsテキサス・サザンという NCAA トーナメントで唯一行われる1回戦の前の0回戦のような試合(65チームを64チームにするため)。これが抜きつ抜かれつで延長突入という好ゲームでした。このレベルのチームだと NCAA トーナメントに出ても初戦で一流校と当たりコテンパになるので、0回戦でもコンペティティブなゲームができて良かったかもね〜、全米テレビ中継だし。おつかれさま。
さて、後半に入りフルコートディフェンスを仕掛けた UNC、これが功を奏してアッという間に再逆転、勢いは止まらず早々に楽勝ムード。してやったりの表情の男ドアティとさらにふてぶてしくなるふてぶてしい男ラシャド選手。この2人は分かりやすくていいわ〜。裏番組の ESPN クラシックで放送されていた 1982 年の NCAA 決勝戦<UNC vs ジョージタウン>とちょこちょこ変えながらの余裕の観戦となりました(ジョーダンやサム・パーキンスやウォージーや若かりし頃の男ドアティが出ていたうえにジョージタウンにはユーイングもいて、ジョーダンの「The Shot」による1点差で UNC が勝利した好ゲームでした)。しかし UNC のマーチングの曲って20年前から変わってないのね〜。(ひ)


NIT トーナメント 3.18.2003

UNC は NIT トーナメント出場を決めたようです。まだシーズンが続くのは喜ばしいことですね。しかし UNC 側は NCAA トーナメントに選ばれなかったのがたいそう不服のようで、これを機に NCAA 機構にかねてからの不満をぶちまけている様子。まあ、どっちもどっちです。 ということで早速今晩9時、地元スミスセンターにて初戦。なんかチケットを一般発売しているようだけど、入れるのかな?電話してみたけど誰も出らんし。(ひ)


NCAA トーナメント 3.17.2003

本日、NCAA トーナメントのブラケット(対戦表)が発表されました。予想通りですが UNC は選から漏れた模様。NIT はどうなのかな? で、デューク。アリゾナ、カンザスと同じ山に入れられてちょっと厳しいかなという印象です。2回戦までは問題なさそうなので当面のヤマは3回戦(Sweet16)のカンザス戦か。そういえば去年もここで負けたのですが。 アリゾナも Pac10 トーナメントでは初戦で負けているので戦える相手でしょう。というわけでまずは初戦の3月20日はがんばって〜。Final Four の独断予想は可能性の高そうな順にケンタッキー、フロリダ、期待込みでウェイクとデューク。(ひ)


UNC vs Duke 再び 3.15.2003

迎えた ACC トーナメント準決勝は再びデューク大との対戦となりました。そういえば準決勝出場の4校が全てノースカロライナの大学になったのは30年だか40年だかぶりだそうです。さて、このカード戦前の話題はシーズン中盤から足の故障で戦列を離れていたお子ちゃま顔ショーン・メイ選手の復帰。今シーズンは治療に専念との発表でしたがあまりの快進撃に居ても立ってもいられなくなったのでしょう。拍手に見送られいざ出場してみると、でかいだけではなくセンスあるれる動きも健在。オフェンスにディフェンスにいいプレーを見せておりました。
というわけでインサイドにも核を得た UNC、調子は悪くなくむしろ質の高いバスケットを随所に見せ「いいチームだな〜」と赤子が青年に育ったのを見届ける親のような心境で観戦しておりました。が、しかーし、如何せん今日のデュークは凄すぎた。野獣ケーシー・サンダース選手の闘志みなぎるプレー、さらに勝負所での3点シュートが決まる決まる。前半でほぼセーフティ・クッションを築き上げ、後半は王者の貫禄で UNC を軽くあしらいました。ウェイクをアップセットで倒したNCステートが去年と同じく決勝の相手ですが、間違いなくデュークが5連覇を決めるでしょう。シーズン中盤は調子を落としていたこともあったデューク。しかし勝負どころでグッとアクセルを踏み込んできたようです。さすがやるなーコーチK。NCAA トーナメントではデューク中心で行かせてもらいますので頼みます。(ひ)


UNC vs Maryland 3.14.2003

ACC レギュラーシーズンを結局7位で終えた UNC。迎えた ACC トーナメント初戦はよりによって2位フィニッシュのメリーランドが相手となりました。メリーランドは前年の NCAA チャンピオン、UNC との前回の対戦ではインサイドを好きなように攻められて史上ワーストの 40 点差で敗れた相手です。プレシーズン NIT でカンザス、スタンフォードを連破して期待を抱かせた UNC、(弱小カンファレンス優勝校もご褒美で出場できる)NCAA は無理かもしれないけれど、(惜しくも NCAA トーナメント出場を逃した A 級カンファレンス校が出場する)NIT トーナメントくらいはと期待を抱かせていませたが、それも結局 ACC7位で終わり ACC トーナメントでの上位進出がなければ難しいところ。いきなりメリーランド相手ではこれで今シーズンも最終戦かという気持ちで迎えた本日のマッチアップでした。
折しも週末の金曜日ということで試合開始の午後7時にはすでにいい感じで酔っぱらっていた(ひ)。適当に試合を横目で流しながらビールをすすっておりました。前半は4点ビハインドで折り返しと全く期待以上の健闘に満足しながらビールが進む進む。さらに迎えた後半で逆転した UNC の快進撃とともにお茶の間テレビ桟敷の前で熱く熱くなっていく(ひ)。UNC 優勢のまま試合も終盤を迎えいよいよ目が離せなくなった(ひ)はテレビの前で砂かぶり状態。さらに先日のウェイク戦生観戦とデューク戦での金星以来興味を示してくれている(ま)もテレビ桟敷に釘付け。結局なんと 12 点差で UNC がメリーランドを退けデューク戦に続く大金星となりました!!これがトーナメントの怖さでしょうか。UNC ファンで今日はパーティがてら観戦しているというフランス人JP家でもそれはそれは盛り上がったことでしょう。
試合を振り返るとメリーランドのフロント・コート陣を早い段階でファウル・トラブルに追い込み無力化できたのが UNC の勝因。そのためにジャッキー・マニュエル選手などはファウル覚悟で強い当たりのディフェンスを試合開始当初から仕掛けており、彼自身は数字上の活躍は見せられなかったものの、言うなれば「ケミストリー」が働いて色男ジャワード選手や期待のフェルトン選手、さらに6マンの困った顔メルビン・スコット選手などが縦横無尽の活躍を見せての会心の勝利となりました。ふてぶてしい男ラシャド・マッカンツ選手の爆発に頼らずとも勝てたのは大きな収穫です。大学レベルではヘッドコーチ(監督)の戦術も試合を左右する大きな要因ですが、賛否両論あるとはいえ意志を反映したチーム作りも進んできてプレシーズン NIT に続き今日のような試合を見せることもできた男ドアティはだんだん本物の大学ヘッドコーチらしくなってきた印象です。相変わらずコート内にもずけずけ入ってくるエキサイティングぶりは健在でしたが。
とにかく今日の会心の勝利で NIT くらいは視野に入ってきたかもしれません。只今行われている試合(デューク対バージニア)の結果にもよりますが次の(おそらく)デュークに前の試合のように勝ったりすると夢はまたまた広がります。これまででも現在の状況では余りあるくらいに楽しませてくれたので十分ですが、これもマーチ・マッドネスの醍醐味ですからね。行くところまで行っとけ!GO HEELS GO!!!(ひ)


UNC vs Duke 3.9.2003

今年も ACC カンファレンス最終戦はライバル同士のダービーマッチです。今日はお茶の間のテレビ桟敷から観戦。(ひ)の戦前予想・・期待のルーキー、ショーン・メイ選手の怪我でインサイドが全くダメな UNC は逆にゴリゴリのメリーランドには歴史的大惨敗したものの、アウトサイド中心で似たようなチームカラーと言える Duke 相手には「いい試合」を見せてもらえると期待はしておりました。もちろん勝てるとは微塵も思っておりませんでした。
さて UNC の布陣は、ふてぶてしい男ラシャド選手、色男ジャワード・ウィリアムズ選手、変な顔ジャッキー・マニュエル選手、なぜか(ひ)(ま)家では歌で名前を呼ぶノエル選手、めざましい活躍を見せる期待の1年生レイモンド・フェルトン選手といったところ。
対するデュークは、生意気度が急上昇クリス・ドゥーハン選手、ディフェンス重視のシブ系プレーヤーから生意気プレーヤーへの華麗なる転身を果たしたダンテ・ジョーンズ選手、3点シュートを打ちまくるJJレディック選手、祖父に熊をもつ(と(ひ)(ま)家では噂していた)アラスカ出身ブーザーから元祖野獣プレーを受け継いだシェルデン・ウイリアムス選手、やっぱり元祖野獣系プレーヤー、ケーシー・サンダース選手、あどけなさがかわいいダニエル・ユーイング選手、などなどといった布陣。
素人目にはシェルデン・ウイリアムスとケーシー・サンダースをインサイドで暴れさせて、という作戦が今の UNC には効きそうで、実際にそのように戦っていたようですが、今日の UNC はそれ以上に勢いがありました。まずはふてぶてしい男ラシャド・マッカンツ選手の爆発。(ひ)(ま)が見に行っていた前の試合でも爆発してくれよ〜、とうれしい悲鳴。さらにはレイモンド・フェルトン選手のすばらしい活躍の数々。1年生と思うと末恐ろしい、いや大きな期待を抱かせる選手です。去年の UNC はポイント・ガードから球をポロポロお手玉して見るに耐えなかったのですが、彼のおかげでぐっと引き締まったチームに見えます。もちろん2年生のジャワード選手、ジャッキー選手(2人が並ぶとでこぼこ漫才コンビのよう)らもがんばって、なんとデューク相手に大金星、狂喜乱舞の大勝利となりました。終了間際ダンテ・ジョーンズ選手が放った3点シュートが入って一瞬まさかの延長突入かと思いましたが、もう時間切れだったようです。しかしさすがにタダでは転ばないデューク、天晴れです。UNC が勝った瞬間は周りのアパートからも歓声が聞こえてきました。やっぱりお祭りダービーマッチは、こうでなくちゃね。
(ひ)(ま)が期待していた男ドアティのド派手アクションと、コーチK(映画エビータのペロン大統領がそっくりです)の冷静を装いながらも温泉上がりのように紅潮する顔は、今日は意外と2人とも大人しくて期待はずれに終わりました(男ドアティは一度乱闘寸前)。しかしとってもいいゲームだったな〜。また来年に期待大。(ひ)


UNC vs Wake Forest 3.5.2003

つねづね UNC のバスケットとフットボールの試合は一度は行ってみたいと思っていました。フットボールの方は UNC にお勤めのK江ちゃんとY成先生のご協力で見に行くことができましたが、バスケットボールの方は大学関係者でもない(ひ)(ま)はダフ屋からでも買わない限りムリだろうと半ばあきらめておりました。しかし、あきらめるのはまだ早い!ウィンストン・セーラムにあるウェイク・フォレスト大のゲームはチケットを一般販売していたのです。これはチャンスとばかり早速 UNC 対ウェイク・フォレストのチケットを入手して出かけてきました。
ゲームの方は期待通りの盛り上がり。フットボールの時もそうでしたが、マーチングバンドの演奏も入って学生くんたちの熱狂的応援は見ている方も楽しくなります。ジョーダンは豆粒ほどにしか見えませんでしたが、今回はもっと身近にエキサイティングなゲームが観れて幸せでした。試合の方は、一時7点リードするなどそこそこの動きを見せた UNC、しかし如何せん1・2年生頼みでは地力不足は否めず、たまに爆発してはチームを勝利に導く期待のラシャド選手も不発に終わって UNC 黄金の負けパターン。それよりホーム最終戦ということで声援も一際大きかった4年生、ジョッシュ・ハワード選手をはじめとするウェイク・フォレストはさすが全米9位にランクされているだけあって貫禄のプレーでした。生で見た率直な感想として、若いチームと言えど決してつけいる隙がなかったわけではない UNC は、来年以降の飛躍を予感させる好感の持てるチームでした。
番外編ですが(ひ)(ま)家で秘かに話題、コーチKとは対照的な激情型監督、男ドアティの決してじっとしていない生アクションは試合そっちのけで目を釘付けにさせられました。テレビ桟敷でも画面の片隅で常に選手達や時には審判を相手に怒鳴りまくっている男ドアティの姿を確認できますのでご覧あれ。(ひ)

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アメリカズ・カップその後 3.1.2003

度重なるレース延期の末、スイスの挑戦艇アリンギがチーム・ニュージーランドを5勝0敗という圧倒的な強さで退け、アメリカズ・カップ史上初めてカップがヨーロッパへ渡ることになりました。と書けば普通の記事ですが今回の新チャンピオン、アリンギを指揮していたのは前々回カップをアメリカから奪取し、前回も圧倒的強さで挑戦艇プラダ・チャレンジを蹴散らしたニュージーランド人、ラッセル・クーツその人です。クーツ以外にも主力はごっそりとアリンギもしくは他のチームへ移籍し、NZに残された先発クルーは2人だけという壊滅的な状態からチームを立て直し臨んだ今回の決勝レース、5−0という結果を額面だけ受け止めて評価するのはあまりに酷な気がします。今回のNZ艇の若手スキッパー、ディーン・バーカーは前回の決勝では最終戦となった第5レースの舵をクーツから譲ってもらい、また子供の頃にはクーツ直々のプライベート・レッスンを受けていたというから両氏の本当の心中は本人たちにしか分からない複雑なものでしょう。今回のクーツ率いるアリンギはあまりにも強すぎましたが、ディーンにはこの経験を生かし、もともと高速ヨットを建造する技術に関しては定評のあるNZだけに是非ともカップ奪還に再挑戦し、今回はおあずけとなった(第2レースで片鱗のみを覗かせた)クーツ対ディーンのぞくぞくするようなマッチ・レースを見せてくれることを望みます。もちろん、次回はまたニッポン・チャレンジにも勝負に割り込んでもらえると言うこと Nothing! (ひ)


マーチ・マッドネス 3.2003

アメリカでの大きな楽しみの一つスポーツ。(ひ)(ま)の住むNCではプロよりも大学スポーツが盛んな土地柄です。中でも人気はノースカロライナ大学(UNC)、デューク大学に代表されるバスケットボール。他にラーレイのNCステート、ウィンストン・セーラムのウェイク・フォレスト、メリーランド、バージニア、クレムソン、ジョージア・テック、フロリダ・ステートからなる超 A 級のカンファレンス ACC(Atlantic Coast Conference)にトライアングル・エリア3校を含む4校ものNCの大学があることから嫌がおうにも盛り上がってしまいます。UNC 対デュークのゲーム・デイには町から人が消えてしまうほど。NCAA トーナメント観戦用の大画面テレビを買って、ファイナル4進出の4チーム予想を当てるとそのテレビ代金がタダになるという電気屋さんの広告も見かけます。たいていの地元民は UNC かデュークどちらかの贔屓チームを誠実に応援しますが、どちらの大学にも属しておらず、またチャペルヒル市ながらダーラム・カウンティというどちらにもとれるような住所に住んでいる(ひ)は、その中立な立場を活かしてちゃっかり両校とも応援させてもらってます。UNC の方がちょっと好きかな。まあ、どっちもがんばれー!(ひ)


カロライナ・ハリケーンズ 3.2003

アメリカの4大プロスポーツの中で、トライアングルエリアに唯一本拠地を構えるのがアイスホッケー(NHL)のカロライナ・ハリケーンズ。ラーレイの RBC センターがホームです。なんと昨年は地元ファン狂喜乱舞のスタンレーカップ・ファイナル進出。特に第3延長までもつれにもつれた第3戦は、江夏の21球、柔道山下涙の金メダル、我がQ大歯学部野球部オールデンタル7連覇に並ぶ(ひ)の歴代感動スポーツ名場面に超上位ランキング入りです。そんな激闘も日本での報道は新聞の片隅にスコアだけ。それではあまりにも寂しいので友人に宛てたメールの内容をここで公開。<<カロライナ・ハリケーンズ、偉大なるチャレンジの軌跡>>(ひ)


アメリカズカップ第4戦 2.2003

夜の12時半までスタートを待ったのに結局レースは延期。前回は風が弱すぎ、で今回は強すぎるというのがその理由。たしかにオークランドがレースに向いていないとは聞いていたが、実況も指摘する通り悪条件の中で競い合うのもスポーツのうちだと思うのだが。それとも調子の良いスイス・チームを惑わせる陰謀か?(ま)


松井君の英語 1.2003

松井君の入団会見と入れ違いで一時帰国した。日本での報道を見て驚いた。彼が出演していた朝と晩のTVショーは共に全国区の人気番組なのである。(日本だと「はなまるマーケット」と「筑紫哲也ニュース23」ってなところか?)
他にも感心したことがある。松井君とマスコミのやりとりである。堂々と日本語でジョークを言い、簡単な質問には笑顔で「イエース」「ザッツ・ライト」など日本語英語で答えている。これなのだ!そもそも異国からきた野球選手に流暢な英語なんて誰も期待していないのだし、堂々かつ愛嬌のあるこのキャラクターはアメリカ人にも好感を持って受け入れられるだろう。(この点、無口なイチローは評判がいまいち。)なかなかの大物だということはよーく分かったゾ。(ま) (今ごろ分かるなよ!(ひ))


苦痛のスポーツ観戦 6.2002

(ま)はスポーツ観戦に向いていない。すぐに飽きるのだ。ネコに小判、豚に真珠、(ま)に試合チケットである。50ドルもしたアメフト観戦で、真冬に屋外という悪条件の中で居眠りをしたこともある。
去年に続き、マリナーズの試合をボルチモアに見に行った。試合後半、やはり退屈してきた(ま)は「ブルペンを見てくる。」と席を立った。(この球場にはブルペンが真下に見える自由席がある。)席に戻って(ま)が言った。「残念。佐々木を探したけどいなかったよ。アジア人ならいたけどさ。」その場にいた日本人全員がうめき声を上げた。「そりゃ、長谷川だよ!!」(ま)




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