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 Zero mile 1000哩の道も一歩から


railbook めざせ! 九州の鉄道全線乗車
Q州の観光列車には全て乗りました。九州の 最東端最西端最南端最北端 の駅にも行きました。さて、次はどうしよう? と(K)と考えた新たな目標は「九州の鉄道全線乗車」。これだと第三セクターや路面電車まで含めれば、達成までまだまだかなり余白が残っていそうでした。
というわけで、以後積極的に未踏区間へ足を伸ばし、まずは2015年7月に「JRQ州全線踏破」、そして2016年4月にはついに「九州の鉄道全線乗車」を達成しました。The Railbook と合わせて、その過程をこのページ「Zero mile」に記録します。1000哩の道も一歩から。旅の始まりの象徴となる「0マイルポスト」も、できる限り掲載しています。さあ、旅にでかけよう!(ひ)

#なんと・全線乗車を達成した翌週に熊本地震が発生し、鉄道網は九州新幹線をはじめ多く被災してしまいました。

 JRQ州
 ・カステラ新幹線(武雄温泉駅ーカステラ駅)
 ・九州新幹線(博多駅ー鹿児島中央駅)
 ・鹿児島本線(門司港駅ー八代駅)
 ・鹿児島本線(川内駅ー鹿児島中央駅)
 ・篠栗線(吉塚駅ー桂川駅)
 ・香椎線(西戸崎駅ー宇美駅)
 ・日豊本線(小倉駅ー鹿児島駅)
 ・筑豊本線(若松駅ー折尾駅ー桂川駅ー原田駅)
 ・日田彦山線(城野駅ー夜明駅)
 ・後藤寺線(新飯塚駅ー田川後藤寺駅)
 ・カステラ本線(鳥栖駅ーカステラ駅)
 ・カステラ本線・みかん支線(喜々津駅ー浦上駅)
 ・佐世保線(肥前山口駅ー佐世保駅)
 ・大村線(早岐駅ー諫早駅)
 ・筑肥線・東区間(姪浜駅ー唐津駅)
 ・筑肥線・西区間(山本駅ー伊万里駅)
 ・唐津線(久保田駅ー西唐津駅)
 ・久大本線(久留米駅ー大分駅)
 ・豊肥本線(熊本駅ー大分駅)
 ・三角線(宇土駅ー三角駅)
 ・天草宝島ライン(三角港ー本渡港)
 ・肥薩線(八代駅ー隼人駅)
 ・指宿枕崎線(鹿児島中央駅ー枕崎駅)
 ・吉都線(吉松駅ー都城駅)
 ・日南線(南宮崎駅ー志布志駅)
 ・宮崎空港線(田吉駅ー宮崎空港駅)
 ・B&Sみやざき(宮崎駅ー新八代駅)
 ・山陽本線(下関駅ー門司駅)
 ・ビートル(博多港ー釜山港)

 JR西日本
 ・山陽新幹線(小倉駅ー博多駅)
 ・博多南線(博多駅ー博多南駅)

 第三セクター鉄道
 ・平成筑豊鉄道(伊田線、糸田線、田川線)
 ・門司港レトロ観光線(関門海峡めかり駅ー九州鉄道記念館駅)
 ・甘木鉄道(甘木駅ー基山駅)
 ・松浦鉄道(佐世保駅ー伊万里駅ー有田駅)
 ・南阿蘇鉄道(立野駅ー高森駅)
 ・くま川鉄道(人吉温泉駅ー湯前駅)
 ・肥薩おれんじ鉄道(八代駅ー川内駅)
 ・島原鉄道(諫早駅ー島原外港駅)

 西日本鉄道
 ・西鉄天神大牟田線(西鉄福岡ー大牟田)
 ・西鉄太宰府線(西鉄二日市ー太宰府)
 ・西鉄甘木線(宮の陣ー西鉄甘木)
 ・西鉄貝塚線(貝塚ー西鉄新宮)
 ・筑豊電気鉄道(黒崎駅前駅ー筑豊直方駅)

 福岡市地下鉄
 北九州モノレール
 長崎電気軌道
 熊本市電
 熊本電気鉄道
 鹿児島市電
 ゆいレール

 番外編・東京駅
 おまけ・ユーラシア大陸最南端の駅
 おまけ・国道1号線(U.S. Route 1)
 おまけ・カステラ街道



 カステラ新幹線 (武雄温泉駅ーカステラ駅)


railbook N700S・かもめ号
じゃーん、これが「カステラ新幹線ざらめ号」ではなくて「新幹線かもめ号」です。開業初日の 2022年9月23日に乗車、水戸岡テイストに溢れた新車のN700Sはピカピカで、4列シートの指定席はグリーン車並みの快適さでした。
営業距離66km、所要時間は30分(諫早駅のみ停車の速達は23分)だけですが、これまでの特急かもめ号だと、テツタビにしても出張にしても、往路は・明るい・海沿いの景色がいい・まだ素面・まだ元気なので問題なかったものの、復路は・暗い・景色見えない・ビールでほろ酔い・疲れているため、さらにドッと疲れが出ていた肥前鹿島ー諫早間の揺れながらゆっくり走る長い区間が、この新幹線に置き換わったのです。全線開通は確かに待ち遠しいけれど、この区間だけでも特にカステラ市民にとっては意味が大きいと思いました。
railbook 後日、(K)のリクエストとナビゲートで、カステラ新幹線・かもめ号の【トリテツ】に出かけました。
動画をお楽しみください。※音も出ます

【動画】 広域農道の展望広場にて(下り)
【動画】 松原トンネル付近(上り)
【動画】 松原トンネル付近(下り)
【動画】 諫早駅付近(上り)

railbook 特急・リレーかもめ号
武雄温泉駅では、お互いに向かいあって停車している特急と新幹線を乗り換えます。移動距離はホームを横切るだけの10メートル程度なので、酔っぱらって忘れ物さえしなければ、何の問題もないスムーズな乗り換えが可能です。かつての新八代駅での「リレーつばめ(下記参照)」と同様です。※開業初日で人が多くて分かりにくいですが、右の方に新幹線かもめ号が写っています。
個人的には、車輌に制限が生じるミニ新幹線(山形や秋田)よりも、現実的なシステムだと思います。山形の「つばさ号」に乗ったことがありますが、乗り換えがないだけで、福島から向こう側のミニ新幹線部分は特急と全く同じ体感でした。
railbook 武雄温泉駅
武雄温泉駅新幹線ホームの停車場中心です。「0K830M」と書いてあるので、鳥栖方面の830メートル向こう側(ホームからは見えない)に暫定のゼロマイルポストがあるのでしょうか? 
将来的に新鳥栖から分岐すれば(そのようには作ってある)、新鳥栖駅にゼロマイルが設定されるはずです。
railbook 日本最西端の新幹線駅
今にも新幹線がそのまま飛び出して行ってしまいそうな演出の末端に(そしてその向こうは海)、「日本最西端の新幹線駅」のレリーフが設置してありました。このホームページをご愛読の数少ない読者の皆様であればお分かりのように、ゼロマイルとか日本最○端とか、そういうのを(ひ)は大好きなので、このレリーフを見つけた時には嬉しくなっちゃいました。
railbook カステラ駅
以後のテツタビや出張の復路では、左の方に写っているカステラ本線・みかん支線方面のドカベン1号に乗って帰路に就くことになります。
駅が移動してバス停や電停が遠くなってしまったので、みかん町民はむしろ利便性が高いように思います。※期待値込み
railbook ちゃんぽん県カステラ市で、お会いしましょう
全国のみなさま、いや世界のみなさま、ぜひ ねるちゃんに会いにちゃんぽん県カステラ市へお越しくださいね!
実は(K)とは高校の先輩・後輩なのです。
ねるさん、いつもちゃんぽん県カステラ市のために有り難うございます。「地元3大スター」を、偉大なるさだまさし氏・福山雅治氏に続いて3人目は原田知世さんか前川清さんかジャパネット高田社長かで迷っていたけれど、もうねるさんで決まりです。
railbook ふたつ星 4047
カステラ新幹線開業と同時に、当地域では待望の観光列車となる「ふたつ星 4047」が導入されました。上り便も下り便も本拠地・カステラ本線みかん支線を走ります。運行初日はあいにくの雨でしたが、踏切付近から(K)が準備した旗を振ると、運転士さんが汽笛を鳴らしてくれました。
左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます

「The Railbook」の【さようなら かもめ号・こんにちは かもめ号】も ご覧ください。



 九州新幹線線 (博多駅ー鹿児島中央駅)


railbook 800系・つばめ号
水戸岡鋭治さんデザインの九州新幹線「800系 つばめ号」は、日本で一番かっこいい新幹線だと思います。
内装も、全席4列の広い座席も最高で日本一快適! Q州人でよかった!
railbook N700系・さくら号
指定席の4列シートは、広くてふかふかで超快適! 大阪までなら「のぞみ号」よりこの「さくら号」で移動する方が、ずっとずっと快適です。Q州人でよかった!
写真は熊本総合車両所の見学ツアーで撮影したものです。
railbook 博多駅
博多駅の新幹線ホームに、東京駅起点からの距離1069.100kmと博多南線の起点を示すゼロマイル標識がありました。ちなみに九州新幹線は、この東京駅からの距離をさらに引き継いでいるので、博多駅に九州新幹線のゼロマイルポストは存在しないようです。
railbook 鹿児島中央駅
鹿児島中央駅の新幹線ホームからさくら号に乗車すると、広島や岡山や神戸や新大阪行きの切符を持った旅行者を、周囲にたくさん見ることができます。これこそが新幹線直通の効果だと思います。博多までの時間は変わらないとか、特急で十分とか、お金は出したくないとか、通過するだけになってしまうとか、そんなことばかり言っている某県の知事や市長、町長、ギイン殿に教えてあげたいです。 いっそ、お金は出さなくていいから、駅もなしでカステラ新幹線を直通すればよいと思います、というか、そうならないかなあ。



 鹿児島本線 (門司港駅ー八代駅)


railbook 門司港駅
門司港駅は、鹿児島本線のゼロマイルポストやレトロな設備など、さすがに見どころが多くて楽しい駅でした。駅員さんの制服も、ここだけ異なります。ちなみに「もじこう」と書かれた駅標は、線路・ホームと直角に、降車して改札口に向かう客に対して直面するように設置されていました。Q州内の他の駅では見たことないです。
門司港駅はただいま大規模工事中ですが、工事が終わったら、またお昼の明るい時間に遊びに行きましょう。
railbook 特急つばめ・リレーつばめ
かつて九州新幹線の全線開通前に、鹿児島本線を走っていた787系の特急です。水戸岡鋭治氏渾身のデザインにより、1992年に導入されました。特急と言えば国鉄形の485系かいいとこハイパーサルーンの有明号のみだった当時のインパクトは相当なもので、学生だった(ひ)も、わざわざ鹿児島再訪を計画して乗車したことを思い出します。制服も麗しいつばめレディさんが新鮮で、もちろんブッフェを利用しました。
九州新幹線の部分開通後は「リレーつばめ」となり、新八代駅で向かいのホームに待っている新幹線「つばめ」に乗り換えていました。指定席の場合は号車や座席番号まで一緒でした。
railbook 八代駅
八代駅から川内駅までの区間は、九州新幹線の部分開通後に 肥薩おれんじ鉄道 として第3セクター化されました。
ということは、カステラ新幹線も開通したらカステラ本線もしくは佐世保線・大村線の一部が第3セクター化されるのでしょうか?



 鹿児島本線 (川内駅ー鹿児島中央駅)


railbook 川内駅
九州新幹線の全線開通に伴って、八代駅以南の鹿児島本線は川内駅ー鹿児島中央駅を残して「肥薩おれんじ鉄道」になりました。つまり結果的に終着駅となったので、佐世保駅と同じく末端風情はありません。
railbook 817系CT
水戸岡さんデザインの通勤列車、CTです。道中はこんな感じでのどかな風景の中を走ります。車中は結構混み合っていました。
川内駅からの復路は新幹線で鹿児島中央までワープしました。
railbook 鹿児島中央駅
九州新幹線の開通に伴って、西鹿児島駅から名称が変更されました。変わったのは名前だけではなく、特に駅前はかつての面影がほとんど残ってなくて驚きました。かの五代友厚氏も含まれている、薩摩藩士の群像の位置が移動したかと思ったほどでした。
写真に写っている大階段は、すでに撤去されています。おそらく登る人が誰もいなかったのではないかと思われます。



 篠栗線 (吉塚駅ー桂川駅)


railbook 吉塚駅
通過して次の博多駅まで行く予定を、思い立って途中下車。予感は見事に的中して、吉塚駅で篠栗線のゼロマイルポストを見つけました。吉塚駅は(ひ)の母校Q州大学・馬出キャンパスから最寄り駅で、つまり幾度となく利用していた駅でしたが、初めて0マイルポストを意識して探し、実際に見つけたので少し興奮しました。
#写真は、後日(K)と一緒に再訪して撮り直したものです。
railbook 桂川駅
篠栗線の終着駅、桂川駅です。「けいせん」と読みます。
railbook 福北ゆたか線
篠栗線は桂川駅でおしまいですが、ここから先も飯塚・直方方面まで筑豊本線を続けて走る「福北ゆたか線」が沿線住民の足となっています。乗車率はかなり高めで、客層・年齢層も幅広く分布しているように見えました。



 香椎線 (西戸崎駅ー宇美駅)


railbook 西戸崎駅
香椎線の始発駅・西戸崎駅で0マイルポストを見つけました。
かつて(ひ)が中学1年生の頃、友達同士のみで開園直後だった海の中道海浜公園プールまで遊びに行った、ちょっぴり思い出の地でもあります。
railbook Aqua Liner
ホテル海の中道開業に合わせて投入された列車「Aqua Express」は、JR九州と水戸岡氏が組んだ最初の作品だったそうですが、当時の車両は現存していないと思います。
railbook 宇美駅
香椎線終着の宇美駅です。途中、長者原駅では篠栗線と直角に立体交差します。けっこう内陸なのに「うみ」とか、「しんばる」が打楽器みたいとか、どうでもいいけど少しいろいろ気になります。



 日豊本線 (小倉駅ー鹿児島駅)


railbook 西小倉駅
日豊本線の起点は小倉駅ですが、一つ先の西小倉駅に0マイルポストがあります。
かつてはこのへんに小倉駅があったからか、ちょうど鹿児島本線と分岐する辺りだからか、どちらかの理由だと想像します。
railbook 青いソニック
この写真の時は始発の大分から終点の博多まで、グリーン車をほぼ貸し切り状態で乗車しました。グリーン車には運転席後方にパノラマシートがあり、また小倉で進行方向が変わったりして、チビテツ(K)はとても楽しかったようです。
(ひ)実家のすぐ近くを通るので、(K)と(ひ)が乗る列車に向かって父と母が手を振ってくれました。
railbook ハイパーにちりん
大分駅−宮崎駅間の特急は「にちりん号」になります。写真はお気に入り・ハイパーサルーン車両のにちりんです。
railbook 九州最東端の駅・浅海井駅
にちりんを佐伯駅で普通列車に乗り換えて、九州最東端の駅・浅海井駅に着きました。無人駅ながら想像よりも大きくて立派な駅でした。九州最東端の駅であることを示す記載は何もなく、駅で居合わせた地元のおばあさんも知らなかったそうです。駅名が示すように海に近い駅なので、海面からの標高や避難経路の地図が多く標示されていたのが印象的でした。同じく海沿いを通るカステラ本線みかん支線や大村線の駅には、そのような標示はありません。津波の可能性がある太平洋側と、日本海側の内湾との違いでしょうか。
railbook きりしま
鹿児島中央駅ー宮崎駅間の特急は「きりしま号」です。787系車両が4両編成で運行しています。鹿児島と宮崎と言えば近そうですが、実は2時間以上かかります。写真は、長旅を終えついに宮崎駅に到着してガッツポーズを決める(ま)と(K)と(T)。さすがの(K)も、この区間は「早く着いてほしい」と思ったそうです。
railbook 鹿児島駅
日豊本線の終着駅は、鹿児島中央駅ではなく、この「鹿児島駅」です。どうぞお間違えなく。
かつては「鹿駅(かえき)」「西駅」と区別されていましたが、現在ではどうなのでしょうか?



 筑豊本線 (若松駅ー折尾駅ー桂川駅ー原田駅)


railbook 若松駅
若松駅で、ひっそりと目立たないところにある筑豊本線の0マイルポストを見つけました。
でも 以前 に撮影した写真と見比べると、明らかに塗り直されています! DENCHA導入に合わせてお化粧直しされたのでしょうか?
railbook 折尾駅
折尾駅では鹿児島本線に筑豊本線が立体交差しています。幹線の鹿児島本線側とは裏腹に、同じ駅でも筑豊本線側はかなりローカル線風情が高くて興味深いです。折尾駅の改修工事に伴ってゴミゴミしていたのが少し残念でした。
railbook 819系蓄電池電車「DENCHA」
直方ー折尾間の電化区間で充電した蓄電池で、折尾ー若松間の非電化区間を走る蓄電池電車「DENCHA」が、この筑豊本線を走っています。 2016年11月に導入され、2017年3月のダイヤ改正で全ての便がこの DENCHA で運行されるようになりました。 折尾駅でパンタグラフの上げ下げをしますが、列車内での乗り心地は全く変わりません。
電力の節約のためか、駅では乗降客自らがボタンを押してドアを開けます。このシステムや内装などは、筑肥線 の305系にとてもよく似ていました。
railbook 原田駅
原田駅の0番乗り場から出発する、桂川行きのこの列車に乗るために当日のスケジュールを組みました。この区間は1日に片道8本のみで、これを逃すと3時間待ちとかになってしまいます。



 日田彦山線 (城野駅ー夜明駅)


railbook 城野駅
日田彦山線の0マイルポストが、城野駅にあります。
実質的には、小倉駅ー日田駅間で列車は運行されています。
railbook キハ147系
日田彦山線を走るこの気動車を、(ひ)の父はいつも「ボロい ボロい」と言って嘆いています。確かにうるさいし よく揺れますが、キハ66・67の轟音に慣れていると、車輌そのものがそれほどボロいわけではないと思います。ところが、せっかく日田彦山線の沿線は自然が豊かで、「青春の門」の香春岳とかボタ山とか幸せの黄色いハンカチとか、見どころもそれなりに多いのに、肝心の窓が「かなり」曇っていて、魅力半減どころかほぼゼロになってしまっていたのが残念無念でした。おそらく父もこのことを言っているのでしょう。窓くらいきれいに拭きましょう。
#同じJRQ州でもカステラ地区のキハ66・67は、古いけれどいつもピカピカに整備されていて、窓もばっちりピカピカです。おかげで海沿いの美しい景色をいつも堪能できます。
railbook 夜明駅
田川後藤寺駅から日田彦山線を下って夜明駅に着いた時には、真っ暗闇の中でした。これほどイメージと実際の駅名が合致する駅は、おそらく他にありません。ちなみに写真は真夜中のように見えますが、時計の針はまだ午後6:30です。
かつて幼い(ひ)と妹が、2人で父の実家へ行く際に何度か利用した思い出の路線・駅でもあります。当時のドキドキは今でもはっきりと記憶に残っています。また夜が明けた時に訪れましょう。

#日田彦山線の添田駅ー夜明駅間は、2017年7月の豪雨災害で被災し、バスによる代行運転が行われています。復旧の目処は立っていないそうです。



 後藤寺線 (新飯塚駅ー田川後藤寺駅)


railbook 新飯塚駅
後藤寺線の0マイルポストは、田川後藤寺駅ではなくて新飯塚駅にありました。
筑豊本線と日田彦山線を結ぶこの区間は、1両編成のキハ31が走っています。道中の車窓からは、幼いころの(ひ)が「マジンガーZの基地」と称していたセメント工場が見えて、たいへん懐かしかったです。
railbook 田川後藤寺駅
乗り換え時間がわずか2分で、こういう時はいつも(K)から急かされるので大変です。なので列車の中から撮影した駅標ですが、向こうに平成筑豊鉄道の車両も見えます。



 カステラ本線 (鳥栖駅ーカステラ駅)


railbook 鳥栖駅
明らかな0マイルポストはなく、ホームの下と枕木にペイントのみ見つけることができました。
反対側ホーム同じ位置の線路脇には、「L」という字が書かれた標識がありましたが、ネットで調べてみるとそれは「勾配標」の中でも「水平(Level)」を表すもので、0マイルポストではないようでした。
railbook 白いかもめ
カステラ本線を走る特急「白いかもめ」。地元の誇りです。
水戸岡さん、素敵な列車をデザインしてくださってありがとうございます。写真は(T)と初めて父娘旅行(日帰り)をした際に博多駅で撮影したものです(2011年5月)。
#博多ー長崎間は約150km、「白いかもめ」の最高時速は130km/hなので、カーブの多い単線区間を直線化・複線化すれば新幹線よりも現実的なインフラになると思うのですが、、国会ギーン殿は住民の生活よりも選挙の票や自身の懐具合の方が大切なのでしょう。フリーゲージトレインなんて、諫早湾干拓と同じで早くやめていれば傷口も浅くて済んだのに、、恐るべしギーンども。
railbook 黒いかもめ・グリーン個室
2011年3月の九州新幹線全線開通に伴って、それまで「リレーつばめ」として使われていた特急車両・787系が、「かもめ」としてカステラ本線に投入されました。1992年に水戸岡鋭治さんがデザインした車両ですが、デビューから20年以上たっても超楽しい列車です。特にグリーン個室は家族で乗るといつも宴会状態になって、楽し過ぎて2時間があっという間に過ぎてしまいます。
railbook ハイパーかもめ
2011年3月の九州新幹線全線開通に伴って、ハイパーかもめは黒いかもめにリプレイスされました。
ハイパーサルーンの良いところは、何と言っても最前列からの眺めです。やっぱりカステラ本線でも時々は乗りたいと、今でも思います。
railbook カステラ駅
かつては先の漁港まで路線が延びていたそうですが<形跡であれば現在でも残っています>、終着駅風情たっぷりのカステラ駅です。特急かもめ号が到着すると、ホームにさだまさしの歌が流れて乗客を温かく迎えます。
(K)は一度、駅員体験で場内アナウンスをしたことがあります。佐世保からの快速シーサイドライナー到着のアナウンスでした。



 カステラ本線・みかん支線 (喜々津駅ー浦上駅)


railbook 喜々津駅
われらが本拠地・みかん支線を、シーサイドライナー(キハ66・67)は大きなエンジン音を轟かせながら走ります。本数は少ないけれど、本拠地ミチノオ駅からカステラ駅までわずか10分で到着するアクセスの良さはたいへん魅力です。(K)は幼い頃から、このキハ66・67タイプを「ふる」と呼んでいます。写真は喜々津駅で撮影したものです。
railbook キハ66・67(国鉄色)
そしてこの国鉄色の車両は、「ふるふる」と呼んでいます。確かに古く見えますが、近くで見るといつもピカピカで、とても丁寧に整備されています。
この「ふるふる」がみかん畑の中を走る光景を見ると、まるで昭和から時間が止まっているような錯覚に陥ります。さだまさし氏と並ぶカステラ市出身の2大スター、福山雅治氏による「蜜柑色の夏休み」は、まさにこの風景を歌っています。このあたりをアピールして、大村湾の光る海の景色も素晴らしい「みかん支線ー大村線」を走る水戸岡デザインの観光列車が一本欲しいところです。もちろん8時6分発のディーゼル汽車でお願いします。
#みかん支線ー大村線の区間を、豪華列車の「ななつ星」や「或る列車」が走るようになりました。しかしこれらは乗車賃が1ケタも2ケタも違うので、もうちょっと普通の観光列車をお願いします。
railbook シーサイドライナー(200DC)
最新は220DCもあります。これらを(K)は「あたらし」と呼んでいます。轟音は「ふる」より控え目です。
railbook ハウステンボス号(200DC)
ハウステンボス塗装の「あたらし」。
「ふる」タイプ(キハ66・67)のハウステンボス号もあります。

※ 2021年3月11日の夜、最後の営業運転に(K)とミチノオ駅から乗車して、回送されるのを見送りました 【動画】
大きな警笛音が、少し寂しかったです。
railbook YC−1(ドカベン1号)
2020年3月から、上記のキハ66・67やDC200と置き換わる形で、JRQ州初のハイブリッド車両、その名も「やさしくてちからもち1号」(つまりドカベン1号)が、カステラ本線ほかちゃんぽん県内の路線を走るようになりました。顔部分をぐるりと取り囲む照明が斬新ですが、進行方向側の白い照明はやがて点けられなくなりました。
写真は、ドカベン1号の新規導入からカステラ駅移転までの2週間の間に、旧・カステラ駅のホームで撮影した、実は貴重な写真です。



 佐世保線 (肥前山口駅ー佐世保駅)


railbook 肥前山口駅
カステラ本線と佐世保線の分岐点・肥前山口駅では、カステラ駅行きと佐世保行きが分離・連結するのがブルートレインさくら号時代からの風物詩でした。ついに、2011年3月のダイヤ改正をもって かもめ号・みどり号 の供結運転はなくなってしまいましたが、歴史が終わって残念なような、訪問客を惑わせるトラップが解消されて良かったような、そんな複雑な感覚です。実際に東京在住の(ひ)の知り合いが、長崎へ向かっているつもりだったのにハウステンボスに着いてしまって、到着が2時間遅れたことがありました。

2022年9月23日のカステラ新幹線開業に伴って、駅名が「江北駅」と改名されました。※「肥前吉無田駅」から「みかん駅」に改名されたようなイメージです(地元限定)
railbook みどり・ハウステンボス号
カステラ県民最後の砦、佐世保線を走るハイパーサルーン車両です。
railbook JR最西端の駅・佐世保駅
佐世保駅は「JR最西端の駅」ですが、松浦線(現在のMR)が廃止されて結果的に終着駅になったので、カステラ駅のような末端風情はありません。



 大村線 (早岐駅ー諫早駅)


railbook 早岐駅
早岐駅でのみどり号とハウステンボス号の分離・連結であれば、現在でも見ることができます。
「みどり」の方は、この早岐駅から進行方向が変わります。
railbook 大村線は大村湾の海沿いを走るため、道中は素晴らしい景色を堪能できます。海は西側なので、特に夕陽は美しく感動すら覚えます。
また、途中の南風崎(はえのさき、と読む)駅は、終戦直後、大陸からの引き揚げの拠点だったそうです。戦後しばらくはカステラ市に住んでいたという祖母から、(ひ)も幾度となく満州からの引き揚げの思い出話を聞きました。つまり、祖母も南風崎駅から大村線を通ってカステラ駅まで向かったと思われます。祖母が語ったのは全てつらい思い出話でしたが、その中に鉄道での話もありました。あまりにもつらくて文字には書き起こせないのですが、それはこの大村線でのエピソードも含まれていたのでしょうか。兎にも角にも、現在の私たちは素晴らしく美しい海沿いの景色を堪能することができます。
railbook 諫早駅
カステラ本線・大村線・島原鉄道が交差する要衝の諫早駅です。
諫早市は広いので、駅前のバスセンターからまた各地へ向かうことになります。



 筑肥線・東区間 (姪浜駅ー唐津駅)


railbook 姪浜駅
筑肥線は、博多駅ー姪浜駅間が地下鉄の開業と同時に廃止されたので、姪浜駅にあるのは博多からの距離の名残の「12.5キロポスト」です。でも西唐津駅には、姪浜駅からの距離を示した「42.5キロポスト」がありました<運転手さんに確認しました>。少々難解ですが、鉄道の世界はこのような例外が数多くあるようです。
西新にも駅があった廃止区間の筑肥線は、わずかに(ひ)のブレインの記憶の中にも残っています。
railbook 305系
地下鉄に乗り入れる筑肥線には、2015年2月に水戸岡デザインによる新型車両「305系」が導入されました。通勤列車仕様ですが、ドアにはクロちゃんが描かれていたり、1号車は木の床だったりと、やっぱり乗って楽しい列車です <そしてカッコイイ>。
乗降客が自らドアを開閉する「スマート ドア システム」は、車内の暖気を逃さないため北日本では一般的だそうですが、Q州人に普及するにはしばらく時間がかかりそうです。とりあえず(K)は喜んでいじりまくっていました。
railbook 唐津駅
筑肥線東区間の区切りは唐津線だそうです<西唐津駅は唐津線の終着>。結構大きな駅です。近くの川を渡る橋からは、遠く唐津城を眺めることもできます。



 筑肥線・西区間 (山本駅ー伊万里駅)


railbook 山本駅
伊万里行きの列車<というか1両編成>は唐津駅から出発しますが、筑肥線西区間の起点は山本駅で、ここから唐津線と分岐します。この後しばらく唐津線と併走して複線区間のように見えますが、次の本牟田部駅は唐津線側の線路にしかホームがなく、筑肥線側は軽く無視・スルーされて通過します<そんなことがあっていいのだろうか?>。そしてすぐ後、派手な立体交差で唐津線とダイナミックに分岐します。ちなみに一つ唐津寄りの鬼塚駅は、大運河のような荒々しい川のすぐ横に駅ホームがあって大迫力でした。このように、訪問客が見ている分にはかなり面白いイベントが連続する区間です。
railbook Y-DC125
この一両編成の黄色い車両で筑肥線西区間を走ります。運転席横のかぶりつきで前方がよく見えました。道中の駅はほぼ全て無人駅、景色は「これぞローカル線!」というような自然豊かな景色の連続で、訪問客が見ている分にはかなり楽しい区間でした。
railbook 伊万里駅
終着の伊万里駅は、道路を挟んで向かいにMR(松浦鉄道)の伊万里駅があります。松浦線がMRとして第三セクター化される以前は、一つの駅で線路もホームもつながっていたそうです。ちなみに発着する列車の本数は、MRの方がずっと多いです。
待ち時間に駅近くの定食屋さんで「黒毛和牛オニオンのせ定食」をいただきました。名前を聞くだけで美味しそうなメニューでしょ。



 唐津線 (久保田駅ー西唐津駅)


railbook 久保田駅
(ひ)と(K)は、唐津線で久保田駅に到着して「JRQ州区間全線踏破」を達成しました。同時に唐津線の0マイルポストを見つけて、一粒で二度美味しい気分でした。
唐津線の道中には、「厳木」と書いて「きゅうらぎ」と読む難読駅があります。乗降客はほぼ全て高校生でした。おそらく蒸気機関車のための給水塔もありました。同じく道中に「相知」と書いて「おうち」と読む駅もありますが、厳木に比べると全くもって想像の範囲内です。
railbook オーバークロス分岐
本牟田部駅<唐津線車両のみ停車>の後、筑肥線との分岐です。右が唐津線、左が筑肥線で、唐津線が筑肥線の下をくぐってダイナミックに立体交差します。
railbook 西唐津駅
西唐津駅は筑肥線東区間の終着かと思っていましたが、実際は唐津線の終着駅でした。



 久大本線 (久留米駅ー大分駅)


railbook 久留米駅
(ひ)が小学校6年間を過ごした久留米ですが、九州新幹線の全線開通に伴って立派な駅舎になり、国鉄久留米駅だった当時の面影は全くありません。
railbook ゆふいんの森号(キハ71系)
このゆふいんの森号では、運転席すぐ後ろのかぶりつき最前列で、美しい景色を堪能できました。
railbook ゆふいんの森号(II世・キハ72系)
雪の湯布院で入った温泉は最高でした。ヨッシーありがとう!
railbook 大分駅・ぶんぶん号
鉄製ではなく床面に描かれたレールの上をゴムタイヤで走るので、(K)は「おもちゃ列車じゃなくて、おもちゃ新交通システムだねぇ」と細かいことを言っていましたが、水戸岡プロデュースで生まれ変わった大分駅で、水戸岡デザインのぶんぶん号に乗って(K)は大はしゃぎでした。



 豊肥本線 (熊本駅ー大分駅)


railbook 熊本駅
2018年に全面高架化された熊本駅の在来線1番ホームに、豊肥本線の新しいゼロマイルポストが設置されていました。写真は2021年11月に「みんなの九州きっぷ」を利用して、久々に(K)とテツタビに出かけた時に撮影したものです。(K)も大きくなりました(高校1年生)。
熊本駅は、熊本城の武者返しを模したという外観を含めて全面改装されており、かつては駅の中にも外にもあった「いきなり饅頭」の売り場を見つけることができませんでした。あのおいしそうな湯気のモクモクは、駅ではもう見られないのか?。
railbook (旧)熊本駅
改装前の熊本駅0番ホームです。(K)の足もとに「0K100」とありますが、ということは改修か何かで100メートルほど線路が短くなったのでしょう。確かにもう少し先の1番ホームには「駅中心」がかろうじて残っていました。
2016年1月の時点で、おそらく在来線ホームも全て高架にするためJR熊本駅は大規模工事の真っ最中でした。したがって、いずれ駅中心も消えてしまうでしょう。こんな時って0マイルポストはどうなるのでしょうか? 新しい標識が設置されるのでしょうか? ※ 上記参照
railbook あそ1962
1962年製造の車両を改造した「あそ1962」。2010年12月に老朽化のために引退してしまいましたが、立野駅では20分停車して大きな鉄橋を見に行ったり、スイッチバックを含めた阿蘇周辺の景色は大変きれいだったりと、とても楽しい観光列車でした。そういえば自転車の持ち込みも可でした(そんな人いなかったけど)
指定席券と一緒に予約した「あそのうなり弁当」がとても美味しかったです。レディさんの乗務は1名のみで、めちゃくちゃ忙しそうでした。
railbook あそボーイ
写真は(T)とふたり旅の際に撮影したものです。窓側に子ども席が配置された親子シートもありますが、この列車に乗ると子どもたちは例外なく3号車のキッズスペースで遊び倒すので、普通の席でも何も問題ないです。
運転席の下にある「パノラマシート」は、特に肥後大津駅より先の非電化区間での開放的な眺めが圧巻!で、もちろんビールが美味しくすすみます。大人はこちらの方が楽しめるでしょう。
写真は阿蘇駅で撮影したものですが、阿蘇駅の構内には「ななつ星」の乗客が朝食をとるレストラン「火星」があります(写真の左の方に少し見えています)。朝以外は一般客でも入れるので、もちろん(ひ)と(T)もランチをいただきました。
railbook 九州横断特急
九州横断特急は、別府・大分から豊肥本線で九州を横断し、さらに肥薩線を通って人吉まで走ります。運転席が間近に見えて、前方の眺めも良くて(K)はこの列車が大好きです。道中の景色もたいへん美しく、大人も楽しめます。
#2016年3月のダイヤ改正で、九州横断特急は熊本-別府間の往復のみとなりました。その代わりに、一日一便ながら「いさぶろう・しんぺい号」が吉松から人吉を通って熊本まで往復します。
railbook 豊肥本線復旧記念レイルウォーク
2012年7月の九州北部豪雨の影響により不通となっていた豊肥本線の宮地ー豊後竹田間が、<「ななつ星」のデビューを控えていたので> 急ぎ修復されて1年後に運行再開しました。その復旧を記念して、試験運転が始まる前日に企画されたレイルウォークに参加しました。メディアの取材に対して(K)は「列車になった気分!」と上機嫌で、ほぼあっという間に予定の1.8kmを歩ききってしまいました。

#豊肥本線は、2016年4月の熊本地震で、またも被災してしまいました。
#2020年8月に、再び復旧しました。
railbook 大分駅
大分駅は、日豊本線、久大本線、豊肥本線が交わる要衝です。2015年に、水戸岡プロデュースで全面的に生まれ変わりました。
写真は2013年3月に訪れた時のもので、旧南口側の新駅舎が完成したところでした。



 三角線 (宇土駅ー三角駅)


railbook 宇土駅
熊本駅から八代駅へ向かう列車を途中下車して、宇土駅にある三角線の0マイルポストを撮影しました。
0マイルポストには近づけないことが多いので、人物と一緒に撮影するのに苦労することも度々です。
railbook A列車で行こう
いちおう「大人向け」がコンセプトの観光列車です。車内ではカクテルも販売していますが、如何せん片道45分では酔っぱらう前に終点に着いてしまいます。遠く雲仙普賢岳も見える有明海を望む景色はたいへん美しく、子どもたちでも十分に楽しめる列車です。
railbook 三角駅
A列車の投入に伴って、駅舎も水戸岡デザインで生まれ変わりました。
そして三角駅からは、向かいの港で船(しかも水戸岡デザイン)が待っていて、天草の絶景を船から堪能できる 天草宝島ライン に乗り継ぐことができます。



 天草宝島ライン (三角港ー本渡港)


railbook 天草宝島ライン
好天にも恵まれて、三角から本渡港まで往復の船旅は期待通りファンタスティックでした。(ま)の言うとおり、次は少し天草に滞在する時間がある旅を計画しようと思います。
途中松島港からは、イルカウォッチングの観光船も出ています。イルカは島民と長く共存しており、楽しそうに船に寄ってくるので遭遇率はほぼ100%だそうです。ジョージア州サバンナ での苦い思い出が蘇ります。



 肥薩線 (八代駅ー隼人駅)


railbook 八代駅
八代駅には、改札口のすぐ隣りの分かりやすい位置に肥薩線の0マイルポストが設置されています。他にも「肥薩線0起点 八代駅」と書かれた堂々たる碑が2つもあり、いつも列車の中から眺めていただけでしたが、やっと記念撮影できました。
ちなみに八代駅は「肥薩おれんじ鉄道」の起点駅でもありますが、鹿児島本線の一部が第3セクター化された路線なので、肥薩おれんじ鉄道の0キロポストはありませんでした。

#肥薩線は、2020年7月の豪雨災害で被災し、名物だった球磨川橋梁が2つとも流失してしまいました。人吉駅の運行管理システムも浸水して、人吉駅ー吉松駅間も不通だそうです。2021年現在、下記の観光列車はすべて運休となっています。
railbook SL人吉
「(T)もSL人吉に乗りたーい」と(T)。もちろん乗りますとも乗りますとも。というわけで 田園シンフォニー に乗った復路では3人でSL人吉に乗りました。道中は球磨川沿線の景色が素晴らしく、最高に楽しい旅でした。
実はかつて中学生だった(ひ)は、月に一度この肥薩線を利用していました。当時の急行えびの号は、煙草臭いし揺れて直角シートでお尻が痛くなるし、単調な景色の中をちんたら走って退屈で退屈でしかたなくて、列車に乗るのが苦痛ですらありました。快適な列車と乗る人間の気持ち次第で、同じ景色でもこんなに違って見えるから不思議です。
railbook かわせみ・やませみ
(T)と 出水のツルを見に行った復路で、肥薩線を北上する際に乗車しました。2017年に導入された新しい観光列車は、さすがの豪華内装で圧巻でした。(T)も楽しかったそうです。

#2020年7月の豪雨災害で肥薩線が被災してしまった後は、下記の「いさぶろう・しんぺい」と併結されて、「肥薩線応援企画」として 博多駅ー門司港駅間を運行しています。
railbook いさぶろう・しんぺい
SL人吉(もしくは九州横断特急)、いさぶろう・しんぺい、はやとの風を乗り継ぐ肥薩線は、楽しい列車とダイナミックな道中の景色で大変楽しいルートです。ぜひビール片手にノリテツしましょう。
#2016年3月のダイヤ改正で、一日一便ですが吉松から人吉を通って熊本まで往復するようになりました。ぜひともビール片手にゆっくりと乗車したいと思います。
#さらに、熊本ー人吉間を走る新観光列車「かわせみやませみ」が、2017年春ごろに導入されるそうです。そんなに熊本ばかりじゃなくて、カステラ駅発着の観光列車もお願いします。
railbook はやとの風
100年以上も前に作られたという、嘉例川駅や大隅横川駅の駅舎を見学しながら、観光列車「はやとの風」はゆっくりと走ります。予約販売の「嘉例川弁当」はたいへん美味なので、ぜひお試しください。
鹿児島方面に近づいて日豊本線区間に入ると、錦江湾と雄大な桜島の景色をじっくり見ることができます。
写真は鹿児島中央駅で撮影した者で、向こうには懐かしい国鉄色485系の特急列車が見えます。懐かしいけど、もう乗りたくないな。

#2020年7月の豪雨災害の後、当面の間運休となっていましたが、「ふたつ星4047」に改造されることが 2021年11月に発表されました。ちゃんぽん県民としては嬉しいですが、ちょっと寂しいです。



 指宿枕崎線 (鹿児島中央駅ー枕崎駅)


railbook 鹿児島中央駅
鹿児島中央駅の1番ホームから、薩摩半島を南下する指宿枕崎線が延びています。
railbook いぶすきのたまて箱
通称「いぶたま」。車内は本当に玉手箱のようで、何とドアが開くと煙が出ます。
もちろん海側を向いた座席をキープして乗車しましたが、(ま)は乗っているうちに気分が悪くなったそうです。長旅の疲れもあったのかもしれませんが、進行方向に対して90度横を向き、しかも窓側に向いて座るという、慣れないイレギュラーな体勢が原因だろうという結論に至りました。現在は、ごくノーマルな座席配置の3号車も増結されています。
railbook 200DC・なのはな号
鹿児島の車両は黄色です。
写真は(ひ)思い出の地、JR谷山駅ですが、谷山駅の駅舎は連続立体交差事業により取り壊されてしまいました。思い出がなくなったみたいで、とても残念です。
railbook 最南端の駅・西大山駅
沖縄のゆいレールを除いて、日本最南端の駅です。それなりに有名で、行くと必ず数組の訪問客やメディアの取材が来ています。
向こうに見えるのは雲がかかっているけど「開聞岳」で、高校生時代に何度か登って頂上でビバーグした時のことを思い出します。朝日で金色に光って見えた海はきれいだったなぁ。西大山駅もその時に通っていたはずですが、開聞駅で降りたこと以外は全く記憶にありません。
railbook 枕崎駅
道中「最南端の有人駅」山川駅や「最南端の駅」西大山駅を通りながら、普通列車に2時間以上揺られて「最南端の終着駅」枕崎駅に到着しました。
駅近くの案内所で購入した鰹の腹身がビールとの組み合わせが最強で、復路ではほろ酔いの父親が1名すっかりできあがっておりました。鰹の腹身は「最も価値ある180円」に認定されました。



 吉都線 (吉松駅ー都城駅)


railbook 吉松駅
吉都線は、かつて中学生だった(ひ)が約1年間毎月乗っていた区間ですが、30年前の記憶の中の風景とあまり変わってなくて、道中は秘境駅の連続でした。
疲れたのか車窓が退屈だったのか、この吉都線の車中で(K)は熟睡していました。今になって「心残りだなあ、もう一回乗れればなあ」と言っています。もし次があれば逆方向で乗ってみたいけど、便数が少ないので計画が難しそうです。
railbook 都城駅
おそらくほとんど発展していないのでしょう、駅前の風景は30年前の記憶とあまり変わっていませんでした。線路脇に延々と太陽光発電パネルが並んでいたのが、一番目立つ変化でした。



 日南線 (南宮崎駅ー志布志駅)


railbook 南宮崎駅
宮崎駅から一駅南下した南宮崎駅が、日南線の起点です。結構大きな駅です。結構な時間をかけてくまなく探してみたけれど、ゼロマイルポストは見つかりませんでした。
※ ちなみに、駅標に見える「田吉駅」は、宮崎空港線の起点です。
railbook 海幸・山幸
かつて高千穂鉄道の観光トロッコ列車だった車両を、水戸岡鋭治氏がデザインして改造された観光列車です。内装に限らず、外装にも地元名産の飫肥杉がふんだんに使われています。その名の通り、海あり山ありの美しい自然の中を優雅に走ります。
railbook 宮崎にちなんライン
日南線を走る黄色い車両です。この列車に乗って、青島駅まで名所「鬼の洗濯岩」を見に行きました。ただし1本乗り遅れると次は2時間後とかなので危険です。写真は南宮崎駅で撮影したものです。
railbook 志布志駅
海幸山幸で南郷駅まで行き、普通列車に乗り継いで終着の志布志駅に到着。時間もかかったので終着駅風情を十分に感じることができました。
復路は宮崎までJRで折り返すと再びかなり時間がかかってしまうので、鹿児島空港行きのバスを利用して途中国分駅できりしま号に乗り換えて、鹿児島中央駅を目指しました(たぶんこれが正解)
かつて中学生だった(ひ)は都城駅から志布志線(1987年に廃線)に乗って志布志まで海水浴へ行ったことがありますが、記憶の中の風景は見つかりませんでした。



 宮崎空港線 (田吉駅ー宮崎空港駅)


railbook 宮崎空港駅
「九州の幸福な鉄道フリーきっぷ」で九州一周テツタビを試みた際、「どこか寄りたいところある?」という(ひ)の質問に対して(K)の答えは「宮崎空港駅」でした。宮崎空港線は、日南線の田吉駅から宮崎空港駅までの、わずか1駅・総延長 1.4km の区間ですが、日本で一番短い在来線というこの「宮崎空港線」に乗ってみたかったのだそうです。
宮崎空港駅は、日豊線を走るにちりん号の始発・終着駅にもなっています。



 B&S みやざき (宮崎駅ー新八代駅)


railbook B&S みやざき
九州新幹線全線開通に合わせて、新八代駅ー宮崎駅間にバス「B&S みやざき」が導入されました。新幹線と乗り継いで、陸路ではこのバスを利用するのが宮崎までの最速ルートのようです。
#それでも飛行機の方が速いのか、福岡ー宮崎空港間は1日12便も飛んでいるそうです。確かにどちらもアクセスのよい空港なので便利かも。



 山陽本線 (下関駅ー門司駅)


railbook 下関駅
遠く兵庫県の神戸駅から続く山陽本線も、下関駅ー門司駅の区間はJRQ州が管轄だそうです。関門トンネルをくぐって、下関駅まで足を伸ばしてみました。
railbook 交直両用車両
Q州は交流、関門トンネルから向こうの本州は直流なので、門司駅ー下関駅間を走る列車は「交直両用車両」です。切り替えの時、一瞬真っ暗になって車内に緊張が走ります。
railbook 門司駅
記憶の中の門司駅は、たばこ臭いしガムが床にこびりついているしで、あまりいいイメージではなかったのですが、駅舎部分は新しく改装されていました。
門司駅からほど近くにある、JRQ州の社員研修センターで、夏の鉄道学園・体験入学イベントに参加しました。とても貴重な経験でした。



 ビートル (博多港ー釜山港)


railbook まだ(K)が生まれる前に(ひ)の仕事で2回往復したのですが、船の写真はありませんでした。揺れでブレブレですが、船内で爆睡する(ま)と(ひ)の写真で失礼します。



 山陽新幹線 (小倉駅ー博多駅)


railbook N700系・のぞみ
最初に乗った時の印象は、窓が小さかったり気圧の変化があったり、まるで飛行機に乗っているような感覚でした。なので確かに速いけれど、座席は狭いし、あまり座り心地よくないし、背もたれが直立しているので前の人が倒すと前後的にも狭くなるし、座席がすし詰めで荷物の置き場もないし、積極的に乗りたくなる新幹線ではないと思います。さくら号やレールスターの指定席で4人掛けの座席を確保した方が、何十倍も快適です。
聞けば、東海道新幹線は過密ダイヤで運行しているそうですが、関東や名古屋方面の乗客は、本当にこの車両で満足しているのでしょうか? ま、Q州人は関西より向こうは飛行機で移動するので、乗る機会はほぼないでしょう。
railbook 500系・こだま こども運転席
対して500系は、とてもカッコよくて快適で、楽しい新幹線だと思います。
こだまに改造後は、前後の先頭車両にこども運転席が作られて(K)も大のお気に入りです。選んで500系に乗ることもしばしばです。
railbook 2009年9月、広島からの帰路の博多駅で、色が違う試験運転中のN700系を見て不思議に思いました。この時は、この車両が後に「さくら」と命名されて九州新幹線になるとは知りませんでした。



 博多南線 (博多駅ー博多南駅)


railbook 博多駅
博多南線は、博多駅と新幹線の車両基地(博多総合車両所)の間に、「どうせ走るんだったら乗せてよ(by タモリ)」という住民からの要望によって設置された珍しい路線です。
博多駅の新幹線ホームに、博多南線の起点と東京駅起点からの距離1069.100kmを示すゼロマイルポストがありました。ちなみに、九州新幹線はこの東京駅からの距離をさらに引き継いでいるので、博多駅に九州新幹線のゼロマイルポストは存在しないようです。
railbook 700系ひかりレールスター
車両は久しぶりにレールスターが来て、(K)も(ひ)も興奮しました。かつて個室を利用して 岡山 へ行き、とても楽しかったことを思い出します。
railbook 博多南駅
かつて大学生だった(ひ)は、臨時の家庭教師へ行くために1度だけこの路線を往復したことがありました。20数年前の記憶によると、博多南駅の駅前には住宅しかなかったはずでしたが、記憶と現在の風景が全くリンクしませんでした。
railbook 博多南駅が設置されている博多総合車両所には、0系新幹線や 伯父 が最後に2度だけ乗務したという2階建ての100系新幹線などが保存されていました。



 平成筑豊鉄道 (伊田線、糸田線、田川線)


railbook 伊田線:直方駅ー田川伊田駅
直方駅にある伊田線の0マイルポストです。
よく見ると「0K100」と書いています。平成筑豊鉄道 伊田線起点と明記されていることと考え合わせて、つまり第3セクター化に伴う改修で路線が少し短くなった後に、新たに設置された0マイルポストだと思われます。ならば同じような0マイルポストを、糸田線や田川線にも設置してくれていたら分かりやすかったのに、と少し思います。
railbook 糸田線:金田駅ー田川後藤寺駅
金田駅に糸田線の0マイルポストは見つからず、消えかかった「0」という文字がホームにわずかに残っていたのみでした(寝転がっている(K)の前に見えますか?)。0.1キロポストやおそらく伊田線の10キロポストであれば、駅の構内に見つけることができました。
#余談ですが、Q州にはカナダ駅とアメリカ駅があります(金田駅、USA=宇佐駅)。
railbook 田川線:行橋駅ー田川伊田駅
行橋駅構内にあった0.1キロの小さなポストです。田川線の0マイルポストはなかった反面、この後の田川線では 1キロ毎のポスト(甲号距離標 というそうです)や 0.5キロ・0.1キロ刻みの小さなポスト(乙号・丙号距離標 というそうです)が、バッチリと分かりやすくずっと続いていました。肝心な0マイルポストだけが残っていないなんて、なんて残念!!。でも、確かに「運転者に距離を示す」という本来の目的を考えると、0マイルポストが一番必要ないですね。
道中、列車は(ひ)父親の母校前を通ります。父が在学していた当時は、少し上り坂の同じ線路を蒸気機関車が煙をモクモク吐きながら走っていたそうです。
railbook 赤村トロッコ・柚須原線
田川線沿線の赤駅では、「赤村トロッコ・柚須原線」に乗ることができます。使われずに何十年も放置されていた柚須原線という幻の路線の一部を使って、トロッコ列車を走らせているという説明でした。(ひ)が幼いころ、国鉄に勤めていた 伯父 から「作ったけど使っていない路線がある」という同じ話を聞いたことがありました。石炭を使わなくなったため、という理由も記憶と同じだったので、それがこの「柚須原線」だと思われます。
この路線は「赤村トロッコの会」という地元のボランティアの方々によって運営されており、とても優しい雰囲気に包まれています。トロッコ列車はゴツゴツした乗り心地やコウモリが飛び交うトンネルの暗闇など、たいへんスリリングです。
トロッコのみならず、平成筑豊鉄道の運転士さんは皆とてもフレンドリーで、とても優しい印象でした。



 門司港レトロ観光線 (関門海峡めかり駅ー九州鉄道記念館駅)


railbook 門司港レトロ観光列車・トロッコ潮風号
夏場のみ運行する観光列車の路線です。機関車部分は南阿蘇鉄道、トロッコの客車は島原鉄道で使われていた車両だそうです。暑かったけど風が気持ちよくて景色もきれいでした。
運行は平成筑豊鉄道の管理です。
railbook 九州最北端の駅・関門海峡めかり駅
実は、関門海峡めかり駅は「九州最北端の駅」です。後から気付いたので、狙った記念写真はありませんが、ちゃんと駅標にも書いてあります。
railbook 九州鉄道記念館
「じも」ではなく「もじ」です、念のため。



 甘木鉄道 (甘木駅ー基山駅)


railbook 甘木駅
甘木鉄道の甘木駅は、(K)のプラレール・情景部品「いなかの駅」とイメージがピッタリ一致する雰囲気でした。
railbook 甘木鉄道の車中は、おそらく秋月から帰りの観光客だと思うのですが、満席以上の状態が続きました。
railbook 基山駅
基山駅でJR鹿児島本線と連絡しています。



 松浦鉄道 (佐世保駅ー伊万里駅ー有田駅)


railbook 佐世保駅
ある日、新聞で「何か付加価値のある鉄道旅行に出かけましょう。例えば最北端・最南端・最東端・最西端の駅とか」という記事を見かけました。ちゃんぽん県民だと最南端と最西端なら現実的です。まずは地の利を活かして手軽に行けそうな「最西端の駅」へ(K)と2人で行くテツタビを企画、ついでにMR(松浦鉄道)をコンプリートしました。
MRは松浦線が第3セクター化した区間なので、JR佐世保駅構内から出発します。ほどなく、日本で最も駅間の距離が短い(約200m)という佐世保中央駅ー中佐世保駅を通過します。同区間は、日本一長い直線アーケード(960m)という佐世保のアーケードの中からも見ることができます。
railbook 日本最西端の駅・たびら平戸口駅
佐世保から1時間半ほどで、最西端の駅「たびら平戸口駅」に到着します。駅には多くの鉄道ファンが訪れるようで、迎える女性駅員の方がとても丁寧に手入れされていました。小さな鉄道博物館などもあり、チビテツ(K)はいろいろとお土産をいただきました(ありがとうございました!)
railbook MR伊万里駅
伊万里では、JRの駅とMRの駅が道を挟んで向かい合っています。おそらく、かつて松浦線が第3セクター化される以前はつながっていたのでしょう。
MRは、ここからそれぞれ佐世保行きと有田行きが同じ方向へ出発します。写真をよく見ると、どちらも赤いランプ(最後尾という意味)が点灯しています。
railbook 有田駅
陶器市の時期には、たいへんに賑わう有田駅です。
MRの車両は、JR有田駅の構内に到着します。記憶にないだけかもしれませんが、MRとJRの間に特別な境界はなかったように思います。
有田駅からは、ハイパーみどり号と白いかもめ号を乗り継いでカステラ駅まで帰りました。



 南阿蘇鉄道 (立野駅ー高森駅)


railbook 立野駅
以前に立野駅で降りた時にはゼロマイルポストのことは気にしていなかったので ※ 下記参照、もう一度立野駅に行く機会をずっと待っていました。やっと来ることができたのは、2021年11月でした。
南阿蘇鉄道は2016年4月の熊本地震で甚大な被害を受けてしまったため、2021年の現在は中松駅ー高森駅の間のみで運行されています。
railbook トロッコ列車「ゆうすげ号」
かつて貨車だった車両を改造したというゴツゴツした乗り心地も手伝って、ディズニーワールドのアトラクションに乗っているような気分でした。
railbook 赤毛のアン号
乗り心地はこちらの赤毛のアン号の方が何倍も快適だったと思われます。
(K)が見るなり「海幸山幸に似てる!」と言っていましたが、後から写真で見てみても確かに似ているかも。ライトとか屋根の形とか。
railbook 高森駅
終着・高森駅までの道中は、橋の上からの絶景やトンネル、湧水や阿蘇外輪山の風景など、見どころ満載でした。またのんびり訪れたいと思います。
#南阿蘇鉄道は、2016年4月の熊本地震により甚大な被害を受けてしまいました。過去の例では、台風で橋梁が流失した高千穂鉄道は結局そのまま廃線となってしまいました。第三セクターは災害があると修復が困難なようです。



 くま川鉄道 (人吉温泉駅ー湯前駅)


railbook 人吉温泉駅・田園シンフォニー
「くま川鉄道」が2014年3月に導入した、新観光列車「田園シンフォニー」です。もちろん水戸岡デザインで、楽しくないわけがありません。
運転席横のかぶりつき特等席に「子どもシート」が設置されていて、(K)と(T)は最高にゴキゲンでした。天気は折しも快晴、本当に田園ばかりののどかな風景の中をゆっくり走る列車に乗って、楽しそうな子どもたちを見ながら、お昼ごはんに「栗弁当」、車内に流れる音楽はベートーベンの交響曲第6番、そして右手にはもちろんビール。ああ、なんて幸せ。これ以上何を望みましょうか? これまでのテツタビの中で、一番楽しい列車だったかもしれません。田園シンフォニー最高!

※2020年7月の熊本豪雨災害で、田園シンフォニーは5輌とも浸水してしまったそうです。まだまだ新しかったのに、何とも無念…
railbook おかどめ幸福駅
駅名に「幸福」がついた、たいへん縁起のいい駅です。かつてテレビ番組の中で、鉄道モノマネ芸人の立川真司さん(我が家のヒーロー)が、この「おかどめ幸福駅」をリポートしたのを思い出します。また立川さんの芸が見たいなあ。
railbook 湯前駅
田園シンフォニーは終着の湯前駅に到着して、これでくま川鉄道を踏破です。道中ではタブレット交換もあって、見どころ豊富でした。



 肥薩おれんじ鉄道 (八代駅ー川内駅)


railbook 八代駅
かつて高校生だった(ひ)は特急有明号で何度も通った区間です。確かに海沿いの景色がブレイン片隅の記憶に残っています。
約20年ぶりに、(K)と一緒に九州の鉄道全線乗車のため乗車。写真は、八代駅で旅雑誌の記者から取材されている(K)を撮影したものです。後日、(K)が写った写真が雑誌に掲載されました。
railbook 出水駅
ちょうど季節が1月だったので、途中下車して出水平野に飛来しているツルを見に行きました。
このツルの像は有明号の中から見た記憶があります。もう一つ記憶の中にある、ホームの洗面所はありませんでした。撤去されたのか、それとも(ひ)の記憶が曖昧なのか?
※ 後日、北帰行するツルをみかん町の自宅上空でも見ることができました。ウチに寄ってもらってもいいんだけどなあ。エサでも蒔いとこうかなあ。
railbook 川内駅
この壁一枚を挟んで、かつて九州の大動脈だった鹿児島本線が分断されています。なんだかちょっと変な感じです。
とは言っても、JR貨物はまだ使っているし<なので架線がある>、ななつ星も通る計画だそうです。



 島原鉄道 (諫早駅ー島原外港駅)


railbook 諫早駅
以前(K)と シマテツ の旅へ出かけた際には、探したけれども見つからなかったと記憶しています。しかしある日、かもめ号の中から諫早駅に島原鉄道のゼロマイルポストがあるのを見つけました。2015年11月の当時は線路付近を工事していたので、工事が一段落した後に再び設置されたのかもしれません。
ちなみにこの写真を撮影した2017年2月現在で、JR諫早駅は九州新幹線乗り入れのために大規模工事中でした。
railbook 本諫早駅
シマテツこと島原鉄道は諫早駅の0番ホームから出発しますが、駅一つ進んだ本諫早駅が諫早方面での本拠地です。この大きな駅標の看板を見ると、なぜだか嬉しい気分になっちゃいます。
※ 島原駅にも同様の大きな看板があります。ちなみに、島原方面での本拠地は、島鉄本社前駅ではなく車両基地がある南島原駅です。今でも現役かどうかは分かりませんが、車両基地にはとっても古く見える「救援車」が置いてありました。
railbook おどみゃ島原号
この黄色い一両編成で島原路を走ります。ローカル線と侮るなかれ、車内はいつも中高生やご老人で賑わっています。車窓からの眺めは、のどかな田園風景に始まって有明海、眉山・普賢岳、そして島原城と、見どころたくさんです。
島原は、山の幸・海の幸に恵まれた豊かな地です。具雑煮や寒ざらしも美味なので是非ご賞味ください。
railbook 島原外港駅
熊本へのフェリーが出る港にほど近い、島原外港駅が現・シマテツの終着駅です。かつては南島原の口之津や加津佐まで路線が延びていたそうですが、誠に残念なことに(K)がチビテツ化する直前の2008年に廃止されました。トロッコ列車で終点の加津佐まで乗ってみたかったなあ。
railbook 吾妻駅・愛野駅・幸駅
「わが妻を 愛して 幸せへ」という縁起の良い駅名が並ぶのもシマテツの特徴です。もちろん わが妻(ま)を心から愛してこの上なく幸せな(ひ)は、愛野駅で「最愛証明書」を入手しました。それぞれの駅では次の列車まで約40分ほど待ち時間がありましたが、駅前を散策するたびに(K)が「ちゃんぽん県内にいるとは思えない!」と言っていたほど異国情緒?にあふれた雰囲気の連続でした。
railbook 一号機関車・惜別感無量
大宮の鉄道博物館に、「鉄道記念物」として保存・展示されている一号機関車は、島原鉄道からの寄贈だそうです。昭和5年6月という文字が見える「惜別感無量」のプレートを見つけて、(ひ)も感無量です。
この一号機関車、トーマスの如く側面に「1」という文字があります。



 西鉄天神大牟田線 (西鉄福岡天神ー大牟田)


railbook 西鉄福岡天神駅
小学生だった(ひ)は祖父母宅へ遊びに行くため、中学生だった(ひ)は通学のために多く利用した思い出の駅・区間です。中学生の頃に大規模工事でホームは減少・南側へホームが短くなって、したがって終着付近のレールには「0k200」という記載が残されています<左上>。ということは、あの時200メートルも短くなったのですね。おかげで利用客は200メートルも長く歩かされることになりました。
railbook 3000系特急
記憶の中はクリーム色の2000系と青い5000系ですが、新しい車両も導入されているようです。
railbook 西鉄大牟田駅
西鉄の大牟田駅とJRの大牟田駅は隣接しています。一度だけ福岡市内の大渋滞で特急有明号に乗り遅れそうになった時、天神から西鉄で南下して、大牟田駅で予定の有明号に乗り換えるというウルトラCを成功させたことがあります。



 西鉄太宰府線 (西鉄二日市ー太宰府)


railbook 西鉄二日市駅
左下の線路に「0k000」と書いてあります<左上に拡大>。太宰府方面の反対側のホームの端<つまり列車の長さだけ先>に、「0km」とラベルされた枕木がありましたが、どちらが本当のゼロキロポイントなのでしょうか?
railbook 旅人
西鉄の観光列車・旅人です。主に太宰府線を往復しています。内装は懐かしい2000系のままでした。
railbook 太宰府駅
二日市駅とは途中五条駅を挟むだけの短い区間ですが、いちおう踏破です。付近に女子大が複数あり、大学生の女の子がたくさん利用しているキャピキャピした区間です。



 西鉄甘木線 (宮の陣ー西鉄甘木)


railbook 宮の陣駅
宮の陣駅から西鉄甘木線が分岐しています。大牟田線はかつて通学に利用していたので分岐するこの線路は毎日眺めていましたが、乗ったのは初めてでした。
宮の陣駅はホームが三角形になっています。
railbook 甘木線の道中は、のどかな田園風景がずっと続いていました。交差の駅ではホームの幅が狭いのが印象的でした。
railbook 西鉄甘木駅
終着の甘木駅は、かわいらしい小さな駅でした。
甘木鉄道の駅まで、少し歩いて移動します。



 西鉄貝塚線 (貝塚ー西鉄新宮)


railbook 西鉄貝塚駅
地下鉄の駅と直結している貝塚駅から先は、かつて「西鉄宮地岳線」と呼ばれていたと記憶していますが、どうも廃止区間があって名前が変わったようです。変わったのは名前だけでなく、(おそらく)JR鹿児島本線の高架事業と合わせて高架化されており、特に香椎周辺では記憶の中にある駅や景色と大きく変わっていました。
railbook 車両はブレインの中の記憶と同じなので、おそらくそのままなのでしょう。
ちなみにもっともっと過去の記憶を辿れば、(ひ)が幼児の頃には天神のド真ん中にもチンチン電車が走っていて、乗った記憶もブレインの片隅に残っています。確か渋滞の根源という理由で惜しまれつつ廃止されたと思います。そういえば(ひ)が大学生だった時には、まだ明治通りを「電車道」と呼ぶ人が結構いました。
そんな(ひ)の母校Q州大学・馬出キャンパスの裏手には、かつての廃線跡があります。(ひ)が野球部で練習していたグラウンドに隣接するアパートに住んでいた(ひ)の母親は、高校生の頃そのチンチン電車に乗って通学していたそうです。つまり実は貝塚から市街地方向にもかつては路線が存在していて、したがって上から下から路線が短くなっているというわけです。この分だといつか消滅してしまいそうですね。
railbook 西鉄新宮駅
貝塚線の終点、新宮駅です。前日が九州場所の千秋楽だったこともあり、新宮駅からの復路ではお相撲さんが乗車してきました。(K)は生でお相撲さんを見たのは初めてだったそうです。



 筑豊電気鉄道 (黒崎駅前駅ー筑豊直方駅)


railbook 黒崎駅前駅
黒崎のバスセンターの中から電車が出ているので、いつも不思議な気分で見ていました。右下の方に0マイルを示す数字が書かれています。
railbook 道中は意外と利用客が多くて、常に満席以上でした。

筑豊電気鉄道は西鉄の完全子会社だそうで、よく見るとマークも同じです(下の直方駅の写真を見てください)。途中、福岡天神方面への高速バスと乗り継ぎできる駅もありました。
railbook 筑豊直方駅
見よ、この末端風情豊かな駅の構造! まさに終着駅のたたずまいです。
ここからJRの直方駅までは、少し歩いて移動します。道中の商店街は見事なシャッター街でしたが、嗅覚を効かせて観光案内所で「もり・たへえくんピンバッジ」をゲットできました。JR直方駅前には「大関魁皇」の銅像がありました。



 福岡市地下鉄


railbook 福岡空港線(福岡空港駅ー姪浜駅)・福岡空港駅
福岡市営地下鉄は、(ひ)が小学校5年生の時に天神ー室見駅間で開通・営業開始したと記憶しています。開削工法での工事期間中は騒音やホコリがひどくて大変でした。初体験の自動改札機が新鮮だったことを思い出します。それからちょこちょこと開通・延伸して、1号線・2号線などと呼ばれながら現在の形になりました。なので何処がゼロマイルの起点なのか、良く分かりません。
かつて祖父母宅の最寄りだった室見駅には、難関・室見川の下を掘って貫通した時の「貫通石」が展示されています。
railbook 福岡空港線(福岡空港駅ー姪浜駅)・姪浜駅
難関・室見川の下を通るトンネルが完成して、姪浜駅まで延伸されたときには、地下鉄が途中で地上へ出るのがとても新鮮でした。
写真は筑肥線と同じものですが、筑肥線は博多駅ー姪浜駅間が地下鉄の開業と同時に廃止されたので、姪浜駅にあるのは博多駅からの距離の名残の「12.5キロポスト」です。でも西唐津駅には、姪浜駅からの距離を示した「42.5キロポスト」がありました<運転手さんに確認しました>。少々難解ですが、鉄道の世界はこのような例外が数多くあるようです。
ちなみに姪浜駅の駅前には、(ひ)が研修時代にたいへんお世話になった歯科医院があります。その節はたいへんお世話になりました、有り難うございました。
railbook 箱崎線(中洲川端駅ー貝塚駅)・中洲川端駅
(ひ)も学生時代によく利用した箱崎方面行きのホームにて。
壁に小さく見える「0」の文字は、箱崎線のゼロマイルポストなのか??
railbook 箱崎線(中洲川端駅ー貝塚駅)・貝塚駅
西鉄宮地岳線、じゃなかった貝塚線と乗り換えの貝塚駅で撮影した写真です。
列車は(ひ)が小学校5年生だった開通当時と同じデザインです。30年以上も同じ車両を使用しているのでしょうか?
railbook 七隈線(天神南駅ー橋本駅)
七隈線はシールド工法で建設されたので、いつの間にか出来上がっていました。トンネルの大きさに合わせて、車輌も少しだけ小さいようです。
車輌の特徴として、運転席と客席の間に仕切りがありません。したがって前方では運転手さんを間近に見れて、後方では使用していない運転席に座ることができます。



 北九州モノレール (小倉ー企救丘)


railbook モノレール小倉駅
JR小倉駅の構内にモノレール駅があります。3次元的で、けっこうかっこいいです。
開業当初は小倉駅から少し離れた駅から出発していましたが、あまりにも利用客が少なかったため、都市計画見直しによって小倉駅構内まで乗り入れるよう路線が延ばされたと記憶しています。
ちなみに写真の(K)はまだ幼いですが、モノレールに乗った当時のことを(K)は覚えていないそうです。
※ 2016年4月に乗り直しました
railbook 企救丘駅
終点の企救丘駅です。駅の奥には車両基地があって、レールがかっこよくループしています。その向こうにはJR日田彦山線の志井公園駅があるそうです。ちなみに幼かった頃の(K)は、A公園駅、B公園駅の次が志井公園駅とアナウンスして遊んでいました。
小倉駅からの道中では、JR日豊線を跨いだり都市高速を跨いだり、車窓からは 大きな競馬場や、幼い(ひ)が住んでいた団地や、(ひ)妹が通っていた高校などが見えたりと、思いのほか見どころが満載でした。ウソかマコトか、このモノレールを北九州空港まで延伸する計画があるそうです。確かに空港にモノレールや地下鉄が来ていると大変便利ですが、海の上の空港へたどり着くまでの橋部分だけでもかなり長いので、あまり現実的ではないように思います。



 カステラ電気軌道


カステラ電気軌道沿線が描かれた絵本の風景を実写した【実写・チンチンでんしゃのはしるまち】も、ぜひおたのしみください!!

railbook 1系統(赤迫ー正覚寺下)
みなと(310号車)

写真は、水戸岡鋭治氏デザインの車両「みなと」です。2017年4月10日から運行開始されました。
このピカピカの車両に乗り込むと、木の香りが心地よく漂ってきます。内装は、ふんだんに使われた木材(吊革も!)、大川の組子細工、シートのファブリック、すだれの日除け、イラストや天井のデザイン画、ステンドグラスや船舶用の照明など、水戸岡テイストが満載です。
310号車が改造されたのは(K)によると「」、(ひ)説では「みとおか」の語呂合わせか。
いずれにしても、カステラ電気軌道にとって、待望の水戸岡デザインの車両です。今後、カステラ市内を走るチンチン電車のシンボルとして、市民や観光客から永く愛されることを期待しています。
(ひ)個人的には、組子細工の格子の中を、カステラ電気軌道の職員が綿棒で掃除するか、しばらく注視したいと思います。
railbook 2系統(赤迫ー築町ー蛍茶屋)
普段は営業運転していない区間ですが、開業100周年を迎える直前の2015年10月、公会堂前のポイントで脱線事故を起こし <同じカーブで3度目、うち2回は同じ車両>、原因究明まで当面は3系統が運用できない見通しになりました。そこで、大波止・築町経由で蛍茶屋へ向かう2系統が代替で運行しています(2015年12月現在)。

※ 2016年2月29日に、赤迫→蛍茶屋方面のみ3系統が復旧しました。テツな師匠ドクターI は、復旧後の始発電車に乗車してニュースに写ったそうです。さすが。
※ 3系統が全面復旧した直後の 2016年6月2日、またも同じ交差点で4度目の脱線事故が発生しました。もう3系統はお蔵入りかもしれません。
railbook 3系統(赤迫ー蛍茶屋)
というわけで、消滅の危機に瀕する3系統です。
写真は、カステラ市出身の英雄・さだまさし氏原作の「かすていら」が、NHKで放送されていた時期のラッピング車両(371号車)です。

※ 2016年6月現在、赤迫→蛍茶屋方面のみ運行しています。 ※ 2020年4月21日に5度目の脱線事故が発生。根本的に線路が敷き直されて、公会堂前から中央橋方面への右折はできなくなりました。
railbook 4系統(正覚寺下ー蛍茶屋)
思い返せば、チビテツ(K)が最初に興味を示した列車が、この「BOSS電車」(377号車)でした。
railbook 5系統(石橋ー蛍茶屋)
乗り換えの築町から向こうを単線で走るのが5系統です。グラバー園方面の観光に便利です。
終点の石橋電停付近には、少し道路が盛り上がったところがあって、その道路の下には本当に「石橋」があることが「ブラタモリ・長崎編」で紹介されていました。
railbook 明治電車・168号車
なんと 1911年(明治44年)の製造、したがってついに100歳を超えましたが、めちゃくちゃカッコイイ路面電車だと思います。熊本にも鹿児島にもレトロ調の電車はありますが、この168号車は本物の 木製の電車、大変貴重な車両です。
動くのはイベントなどに合わせて年に数回ですが、とても大切に保管されていて、いつもピカピカです。このままずっとずっと保存しましょう。
railbook 納涼ビール電車
乗りたいっ!
一度、誰も乗ってなくて「回送かな?」と思ったら、若い男女2人が貸し切りで乗っていました。うらやましいっ!!



 熊本市電


railbook A系統(田崎橋ー熊本駅前ー辛島町ー健軍町)
写真はレトロ調の101号車です。レトロ調にしてあるだけで、結構新しい車両だそうです。
おそらくカステラ市とは違って熊本は城下町なので、道も市電も直角の曲がり角が多くて、したがってカステラ電気軌道より移動に時間がかかるように思いました。勘違いだったらごめんなさい。
railbook B系統(上熊本駅前ー辛島町ー健軍町)
「九州の鉄道全線乗車」のため上熊本駅方面へ向かっていたところ、自動車との接触事故に遭遇するという、たいへん珍しい体験をしました。次の日にはローカル紙に記事が出ていました。
#写真の車両は、後日放送されたブラタモリ・熊本編で画面に2回ほど映りました。また、熊本地震後の一番列車として発車しているシーンも報道で確認できました。
railbook CoCoRo
水戸岡デザインの低床車両・CoCoRoです。内装もとても素敵でした。



 熊本電気鉄道


railbook 上熊本ー北熊本
通称「青ガエル」。のどかな景色の中でこの青ガエルに乗ると、何とも言えないレトロな気分になります。ちなみに渋谷駅前にも同型の「青ガエル」が展示されています。

2016年2月をもってこの車両は引退するらしく、その1か月前に再訪した時には鉄ちゃん&撮り鉄で列車の内外が大混乱でした。北熊本駅にも人々が溢れていましたが、目的は「九州の鉄道全線乗車」だった(ひ)と(K)は、人混みを尻目に向かいのホームのローカルな列車に飛び乗りました。
railbook 渋谷駅前
余談になってしまいますが、渋谷駅前の青ガエルも後日見に行きました。
人が多くて、まともな写真が撮れませんでした。ひたすら携帯電話の画面を見ている人たちばかりなのも、まともではない異様な光景でした。我が国に未来はあるのだろうか?
railbook 藤崎宮前ー御代志
「青ガエル騒動」からひとたび離れると、人口密度が減少して快適でした。
終着の御代志駅から藤崎駅前まで折り返して、これで熊本電気軌道もコンプリートです。



 鹿児島市電


railbook 1系統(鹿児島駅前ー騎射場経由ー郡元ー谷山)
高校生時代、移動の足として大いに活用しました。大変お世話になりました。
乗り換え地点の郡元電停近くにあるダイエーには、よく買い物に行きました。
railbook 2系統(鹿児島駅前ー鹿児島中央駅経由ー郡元)
(ひ)が高校生時代、郡元で乗り換えて西駅(当時の名称)へ向かっていたら、純心学園の女子生徒たちで車内は超満員となったにもかかわらず、女子生徒は(ひ)に近づこうとしなかったため(ひ)の周りに直径約1メートルの不自然な亜空間ができたことを思い出します。そんなに忌み嫌われるような風貌だったのかなあ?
railbook 日本最南端の電停・谷山電停
(ひ)の母校、ラ・サール学園の最寄り駅です。確かに路面電車の電停としては日本最南端ですが、当時はこんな記念碑はありませんでした。思い出はたくさんあります。
railbook 観光レトロ電車・かごでん百之壱
鹿児島市電運行100周年を記念して、大正時代から昭和30年代まで運行していた木製列車をイメージして作られた観光電車です。市民ボランティアさんの心温まる観光ガイドを聴きながら、約70分かけて市内を回ります。鹿児島へお出かけの際は、ぜひご利用ください。
※ カステラ電気軌道には、本物の木製の電車・168号車があります!!



 ゆいレール (那覇空港ー首里)


railbook 日本最西端の駅・那覇空港駅
(ひ)の仕事で沖縄へ行くことになりました。沖縄・那覇には、2003年に開業したモノレール「ゆいレール」が走っています。もちろん、1日券を購入して全線乗車しました。
これまでの 最西端の駅最南端の駅 では、鉄道ではない ゆいレールのことは都合良く省いておりました。しかし沖縄へ行ったからには、正真正銘の「日本最南端・日本最西端の駅」に行かないわけにはいきません。
まずは、日本最西端の那覇空港駅です。モノレールのポイント切り替えはかなり見応えがありました。空港近くにある「ゆいレール展示館」にも足を伸ばしましたが、風が強くて大変でした。
railbook Oマイル表示
那覇空港駅のホームから見えるレールに、Oマイルの表示があります。
やはり空港から出ているモノレールというのは便利で、利用客は確実に増加しているそうです。首里駅から向こう側は、路線延伸の計画があるそうです。
railbook 日本最南端の駅・赤嶺駅
那覇空港駅から1つ進むと、赤嶺駅は日本最南端の駅です。駅前には立派なモニュメントがありました。
赤嶺駅も那覇空港駅も、西大山駅たびら平戸口駅 と比べると、ずっと大きくて立派な駅でした。

ちなみにこの後、ユーラシア大陸最南端の駅 にも行きました。次に目指すはもう「世界最南端の駅」しかありません。どこだろう??
railbook 首里駅
終点の首里駅からは首里城へ行くのに大変便利です。また、道中はけっこう高いところを走るので、車窓からは沖縄の独特な町並みをじっくり眺めることができます。



 番外編・東京駅


railbook 東京駅
東京駅は、東京駅から出る全ての路線の起点なので、0マイルポストの宝庫です。駅舎の駅長室から、一直線上に並んでいるそうです。全部見てみたくなっちゃいます。
というわけで、東京駅0マイルポスト探検の旅へ、いざ出発!
railbook 中央本線
メインの在来線ホームからは一段高いところにある中央本線・1番線ホームの0マイルポストです。記念碑みたいでカッコいい!
railbook 中央本線
向かいの中央本線・2番線ホームには、壁に書いた0マイルポストがありました。このパターンは初めてです。
よく見ると「粁米」と書いてあります。「キロメートル」と読むそうです。ATOKでも変換しませんでした。なるほど「米+千」で、確かにキロメートルですね。ん? ということは、粁米だとキロメートルメートル?? あまり深くは考えまい。
railbook 東海道本線・東北本線
京浜東北線の3番線ホームにある0マイルポストです。いちばん馴染みのある形です。
railbook 東海道本線・東北本線
山手線の4・5番線ホームの間にある、ちょっとカッコいい0マイルポストです。
ブロンズ製で、「起点国鉄キロ程基準原標 昭和44年12月20日 東京駅開業55周年記念」と書いてあるそうです。
railbook 東海道本線・東北本線
京浜東北線の6番線ホームと、 東海道線の7番線ホームの間にも、カッコいい0マイルポストがありました。
この写真で向かって右の矢印が東海道本線、左の矢印が東北本線を示しているそうです。0の下には「JR June 23 1996」と刻まれているとのことですが、何かの記念日でしょうか?
なんだか、ダイソン製の扇風機が0マイルポストに見えるようになってきました。
railbook 東海道本線
東海道線の10番線ホームから見える東北新幹線ホームの桁下に、とても普通な0マイルポストもあります。
railbook 京葉線
何も知らずに京葉線ホームを目指したら、ちょっと常識では考えられない遠さでした。その長い長い道のりを、せっかくがんばって歩いたのに、0マイルポストがある1番線には特急列車が居座っていて、出発は30分後。ええええっ?!この辺りに0マイルポストがあるはずなのに!!
テツな旅は、思いがけないトラブルも楽しい思い出に置換されることが多いのですが、この京葉線は、歩き疲れた上に収穫ナシで、もう最低! 最悪!! バカヤロー!!!
それにしても、京葉線というからには千葉からの少なからざる通勤客が毎日利用していると思われるこのホーム… 満員列車に揺られた上にこんな距離を歩かされるなんて… まるで過酷な苦行を毎日強いられているのと同じ… (ひ)なら耐えられないが、利用客は本当に不満がないのだろうか??
#京葉線ホームからは、一旦外に出て有楽町駅から再び山手線に乗った方が、東京駅のホームに早く着くそうです。なんじゃそりゃぁ!!(しかも裏技ではなくJR公認の表技)
railbook 総武本線・横須賀線
対して総武線の地下ホームでは、0マイルポストもちゃんと見れたし、蛇腹が飛び出してくるエキサイティングな成田エクスプレスの連結も見れたし、「南北」の床プレートも見つけたし、収穫が多くて楽しかったです。
railbook 東北新幹線
20・21番線ホームの床面にある、東北新幹線の0マイル標識です。大理石がかっこいいですね。
railbook 東海道新幹線
16・17番線ホームの床面に、堂々と「新幹線起点」と書かれています。日本で最初の新幹線の0マイル標識です。
railbook 上越新幹線・大宮駅
さらに番外編、大宮駅で上越新幹線の0マイル標識を見つけました。ラッキー!
railbook 東京駅開業当時の支柱
0マイルポスト以外にも、東京駅にはたくさんの見どころがあります。(K)が図書館から借りてきた絵本を参考に、東京駅の構内を散策しました。

この支柱には、明治四十一年一月 と刻まれているから驚きです。(ひ)の祖父と同じくらいの年でしょうか。東京駅開業は大正三年なので、それよりも前ということで二重の驚き!
railbook 赤レンガ外壁
煉瓦と煉瓦の間は、技術が途絶えてしまった「覆輪目地」を復元しているそうです。ブラタモリで言っていました。
railbook 十河信二のレリーフ
「新幹線の父」と呼ばれている方だそうです。東海道新幹線ホームの先端に、レリーフがありました。
railbook 仲間の像
広島県出身の彫刻家・圓鍔勝三氏による木彫で、仲良しの彫刻家3人組だそうです。女性なので作家本人は含まれてなさそうです。
railbook 銀の鈴
東海道新幹線開通をきっかけに、駅員の発案で、新幹線改札口に分かりやすい待ち合わせ場所を作るために設置されたのが由来とのこと。その後平成6年に地下に移転され、現在で4代目の鈴だそうです。
railbook おべんとうオールスターウインドウ
(K)と(ひ)のお気に入りの駅弁、かしわめし(鳥栖駅でも折尾駅でもどちらでもよい)は含まれているでしょうか?
ノースコートが工事中で、もう一つのお目当て「箸ら時計」は見れませんでした。
railbook 改札口ドーム(丸の内南口)
東京駅を設計した建築家、辰野金吾のデザインによる堂々としたドーム天井です。8方向に干支のレリーフが刻まれています。
残りの4つは佐賀の武雄温泉にあるそうなので、いつか見に行こうと思います。
railbook 松の杭のオブジェ
赤レンガの駅舎は、合計1万本以上の松の杭で支えられていたというから驚きです。その杭を全て撤去して免震化したというから、さらに驚きです。
ステーションホテルの地下、高級レストラン街の隅にオブジェがありました。
railbook 動輪の広場
動輪だけでも、めっちゃでかいです。
地下の広い空間にあり、近くに非常時(避難所となったとき)のトイレが床に並んでいるのが見えます。ブラタモリでも紹介されていました。
railbook 浜口首相受難の地
昭和5年(1930年)11月14日午前8時58分に銃撃され、一命を取り留めるも翌年の8月に亡くなったそうです。
railbook 原首相受難の地
大正10年(1921年)11月4日午後7時20分、この地で刺殺されたそうです。「平民宰相」の暗殺事件は教科書では知っていましたが、ここが現場だそうです。
アベそうりも誰かに襲われればいいのに。(問題発言?!)
railbook 駅長室
ここから0マイルポストが一直線に並んでいます。入ってみたい!
railbook 東京ステーションホテル
赤レンガの駅舎にずらっと並んでいる窓は、実はホテルの客室の窓だそうです。確かに、駅舎で駅の利用客が入れる部分って、丸の内北口・南口の改札口ドーム付近だけですね。
いつか家族と一緒に、このホテルに宿泊したいと思います。
railbook 貴賓用玄関
皇族や来賓は、皇居から真っ直ぐに伸びるこの道を通って、駅舎の真ん中の貴賓用玄関を通るそうです。今でも「お召し列車」って、動いているのかなあ?

ちなみに屋根に見える石巻産の天然スレートは、納品直前に東日本大震災の津波に流されてしまったのを、瓦礫の中から8割近く探し出したものが使われているそうです。すごい話ですね、これから東京駅を見る度に思い出すでしょう。そのほかにも、東京駅には建設、復興、修復の過程で、いろんな人々の思いが詰まっています。



 おまけ・ユーラシア大陸最南端の駅


railbook Beach Station
シンガポール・セントーサ島へ向かう Sentosa Express というモノレールの終着駅です。ほど近くには「アジア大陸最南端の地」があり、したがってここが「アジア大陸最南端の駅」だと思われます。ということはすなわち「ユーラシア大陸最南端の駅」になります。次に目指すは「世界最南端の駅」か?(どこだろう?)



 おまけ・U.S. Route 1


railbook アメリカ合衆国・国道1号線
(ひ)は幼い頃、地図帳を広げては、フロリダ半島を突き抜けて海の上を通る道を「どんなところなんだろう?」と想像に胸を膨らましていました。その道は国道1号線、フロリダ州・キーウエストからカナダ国境のメーン州・フォートケートまで全米を縦断しているそうです。
遂にその海の上の道を踏破して、キーウエストにある0マイルポストで記念撮影。近くには合衆国本土の「Southernmost point」もあります。



 おまけ・カステラ街道


railbook カステラ街道起点・常盤橋
小倉城のほど近く、紫川に架かる常盤橋が「シュガーロード」としても著明なカステラ街道の起点だそうです。というわけで、この道をひたすら歩けばちゃんぽん県カステラ市まで続いていたそうですが、今現在の橋の向こうに見える景色は、いかがわしい小倉の町です。
カステラ街道に限らず、小倉から九州各地に伸びる中津街道、秋月街道、唐津街道、門司往還の起点でもあるそうですが、現場ではカステラ街道のみがフューチャーされていました。






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