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 NC27517 ライブラリー・The Railbook


期せずしてチビテツに育った(K)を連れていろいろ列車に乗っているうちに、とても楽しいことに気がつきました。特に(ひ)は列車に乗りながらビールを飲む「飲み鉄」がたまらなく幸せです。(K)との父子旅行をはじめ、家族全員で楽しんでいます。そこで、我が家のアルバムの中から「The Railbook」と題して鉄道旅行の写真を抜粋してご紹介します。

  トリテツ・カステラ新幹線 (2022年12月30日)
  さようなら かもめ号・こんにちは かもめ号 (2022年9月22-23日)
 (K)とみんなの九州きっぷ (2021年11月)
  再び(T)と出水のツル (2019年1月)
 (T)と出水のツル・かわせみやませみ (2018年1月)
  小倉総合車両センター・DENCHA(2017年4月)
 (T)と ゆふいん(2016年11月)
  かごでん・鹿児島市電 運転体験(2016年10月)
  東京駅・鉄道博物館・原鉄道模型博物館(2016年9月)
 (T)と香椎花園・ふたたび(2016年8月)
  北九州モノレール・平成筑豊鉄道・九州の鉄道全線乗車(2016年4月)
  熊本市電と熊本電鉄・肥薩おれんじ鉄道(2016年1月)
 (T)と香椎花園(2016年1月)
  島原鉄道(2015年11月)
  ノリテツ佐賀・JRQ州全線踏破(2015年7月)
  ノリテツ福岡(2014年11月)
  あそボーイ・田園シンフォニー・SL人吉(2014年10月)
  志布志・枕崎・南九州の終着駅(2014年9月)
  シンガポール、アジア大陸最南端の駅 (2014年8月)
  ゆいレール、日本最西端・最南端の駅 (2014年2月)
  東京・福島 (2013年11月)
  鉄道学園☆夏の体験入学 (2013年8月)
  豊肥本線レイルウォーク (2013年7月)
  A列車・天草宝島ライン (2013年5月)
  海の中道・くろちゃん号 (2013年3月)
  幸福な九州一周・九州最東端の駅 (2013年1月)
  SL人吉・いぶたま・最南端の駅 (2012年9月)
  JR九州 熊本総合車両所 (2012年8月)
  トロッコ潮風号・九州最北端の駅 (2012年8月)
  かもめ・つばめ・A列車 (2012年3月)
  神戸 (2012年2月)
  MR・最西端の駅 (2011年11月)
  あそ・熊本 (2011年9月)
  ノースカロライナ (2011年6-7月)
  宮崎 (2011年5月)
  大分ループ・長崎ループ (2010年11月)
  岡山 (2010年11月)
  鹿児島・肥薩線2 (2010年10月)
  熊本・大分 (2010年6月)
  鹿児島・肥薩線 (2010年2月)
  広島 (2009年9月)
  SL人吉 (2009年9月)
  ちゃんぽん県カステラ市付近の列車
  その他




 トリテツ・カステラ新幹線 (2022年12月30日)



railbook 広域農道の展望広場にて(下り)
厳密に言えばテツタビではありませんが、(K)のリクエストとナビゲートでカステラ新幹線を撮影しに出かけました。自然とトンネル出口付近などが撮影ポイントとなりますが、まずは新幹線の開業前からあるという広域農道の展望広場に、東彼杵インターからお茶畑の中を抜けてアプローチ。すでに先客が2組待ち構えていて驚きました。
谷を吹き抜ける風が寒い中、広場から上下1本ずつ、少し歩いて橋の上から上下1本ずつを観察。

左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます
railbook 松原トンネル付近(上り)
次いで広域農道を南下し、松原駅付近のトンネル出口を目指しました。こういう時の道は3次元的で、地図を見ているだけでは目的の場所になかなかたどり着けないのですが、本日は晴天で視界も良く1度迷っただけで順調に到着。大村湾をバックにする構図は絶景で、報道などでもよく見るアングルの撮影ポイントでした。ここでも上下2本ずつを観察。
見送った便は新大村駅を通過する速達で、したがって260km/hの最高速に近い速度で運行していると思われます。

左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます
railbook 松原トンネル付近(下り)
この後は大村の車輌センター横を通り抜けつつ新大村駅に立ち寄って、上下各1本と大村市章のオブジェクトや新しくできたという在来線の駅などを観察しました。
さらに諫早方面へ向かう道中では、(ひ)のリクエストで大村の医療センター敷地内にある長与専斎旧宅を訪問。健康の女神 ヒュギエイア Hygeia を語源とする「Hygiene」を「衛生」と訳した医の先達が、ここに住んでいたのだそうです。寄り道でしたが近くにドクターヘリのヘリポートもあったので、(K)も有意義だったようです。※ちなみに「ヒュギエイアの杖」は、日本の救急車にもデザインが描かれています。

左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます
railbook 諫早駅付近(上り)
1週間前にも別の用事で高架下を走行しましたが、その高架から下りつつ減速して諫早駅へと向かうポイントに陣取りました。脇にはカステラ本線の在来線も並行しています。ここでも上下各1本を観察。諫早駅を出たばかりで&停車するために新幹線はゆっくり走っており、撮影するのは比較的容易でした。

というわけで上下合計12本のかもめ号を観察・撮影しましたが、実際に運行・営業運転しているのは4編成だけなので、同じ編成や運転手さんを何度も見たと思われます。
撮影を楽しんだ後は、愛車の赤いスバルで大村湾の景色を眺めつつドライブを楽しみながら帰宅しました。

左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます
「Zero mile」の【カステラ新幹線】も ご覧ください。




 さようなら かもめ号・こんにちは かもめ号 (2022年9月22-23日)



railbook さようなら、特急かもめ号
翌日のカステラ新幹線開業初日を控え、カステラ本線を走る特急かもめ号としては、2022年9月22日が運行最終日となります。仕事帰りに 学校帰りの(K)と待ち合わせて、885系の白いかもめで運行される「特急かもめ38号」に、カステラ駅ー諫早駅間だけ記念乗車しました。
これまで、(K)とのテツタビや出張で幾度となく利用しました。2000年の導入後まもなく、(ま)はご家族と一緒にこの白いかもめ号に乗って結婚式に向かったそうです。心の中には思い出がいっぱい、今まで長い間ありがとうございました。
railbook 祝・カステラ新幹線開業
幼かった(K)が、指折り数えて「高2かぁ」と待ちわびていたその日が、ついにやってきました。報道によると、1番列車の指定席券がわずか10秒で完売、しかし午後の便はまだ余裕ありますとのこと。せっかく地元に新幹線ができるのですから、ならばと初日に乗車することにしました。

ちなみに テツな師匠・Drイワヌマ氏は、驚くべきことに品川駅の窓口で一番列車の切符を手に入れたそうです。なんと地元のニュース番組でも特集されていました。さすが鉄道ファン歴半世紀の筋金入り、あっぱれ脱帽です。 一番列車のみならず、一番切符のコレクターだった原信太郎氏がご存命だったなら、どのように行動したのか、少しだけ気になります。
railbook というわけで、2022年9月23日 15時14分発の「かもめ86号」に乗車しました。当日のカステラ駅周辺、のみならずカステラ市内全域は、空前の人出におりからの雨で大混乱&大渋滞でした。100年に1度の変化で、こんなことはシーボルトが逮捕された時以来だったそうです。次の100年は、原爆投下とかそんな事件が何も起こらないことを祈ります。

そんなこんなの混乱の中でも、本拠地・カステラ本線みかん支線を走る運行初日の「ふたつ星 4047」を見送り、浦上駅ちかくの橋の上(実は(K)の通学路)からブルーインパルス展示飛行を鑑賞して、いよいよカステラ新幹線に乗車という(K)が立てたスケジュールに沿って、まずまず問題なく移動することができました。
railbook こんにちは、新幹線かもめ号
じゃーん、これが「カステラ新幹線ざらめ号」ではなくて「新幹線かもめ号」です。水戸岡テイストに溢れた新車のN700Sはピカピカで、4列シートの指定席はグリーン車並みの快適さでした。
武雄温泉からの復路も新幹線で帰崎。リレー特急が到着するまでは乗客も少なく余裕があったので車内の撮影などしながら、ビールを1本飲んだらアっという間に到着しました。
営業距離66km、所要時間は30分(諫早駅のみ停車の速達は23分)だけですが、これまでの特急かもめ号だと、テツタビにしても出張にしても、往路は・明るい・海沿いの景色がいい・まだ素面・まだ元気なので問題なかったものの、復路は・暗い・景色見えない・ビールでほろ酔い・疲れているため、さらにドッと疲れが出ていた肥前鹿島ー諫早間の揺れながらゆっくり走る長い区間が、この新幹線に置き換わったのです。全線開通は確かに待ち遠しいけれど、この区間だけでも特にカステラ市民にとっては意味が大きいと思いました。
railbook ふたつ星 4047
本拠地・カステラ本線みかん支線を走る運行初日の「ふたつ星 4047」を見送りました。当日はあいにくの雨でしたが、踏切付近から(K)が準備した旗を振ると、運転士さんが汽笛を鳴らしてくれました。待望の観光列車なので、近いうちに乗りにいきましょう。
左の写真をクリックすると【動画】です。※音も出ます

「Zero mile」の【カステラ新幹線】も ご覧ください。




 (K)とみんなの九州きっぷ (2021年11月)



railbook あそボーイ
進学やコロナウィルス感染拡大の影響で、特に(K)とはなんと4年半ぶり!のテツタビです。 豊肥本線が復旧した直後の2020年8月に、全行程を(K)が一人で計画したテツタビに「みんなの九州きっぷ」を利用して行く予定でしたが、出発の前日にちゃんぽん県知事から発表された移動自粛要請地域に宿泊予定の熊本県が含まれていたので、(K)の一存でキャンセル&払戻ししていたのでした。※ 三角線を網田駅で降りて、夕陽の御輿来海岸を見る予定も含まれていました。行きたかったなぁ。
はたして第5波が収束した後の2021年11月、今度は日帰りでのテツタビを再び企画。往路はあそボーイ・復路はゆふいんの森号で別府駅までを往復するルートを、今回も(K)が計画しました。
railbook あそボーイ・パノラマシート
まずは、かもめ号とつばめ号を乗り継いで改装された熊本駅に着。あの美味しそうな湯気がモクモクしていた いきなり饅頭のお店を見つけらずに残念、しかし 豊肥本線 の新しいゼロマイルポストを見つけて記念撮影しました。あそボーイで停車した立野駅でも、南阿蘇鉄道 のゼロマイルポストを撮影できました。
あそボーイでは念願のパノラマシートを確保できて、特に肥後大津駅以後の非電化区間の眺めはあっぱれ開放的で超最高!。2列目だったけど、やっぱりまた最前列を確保したくなっちゃいました。今度は反対の大分側から熊本へ向かう方向で乗ってみたいな。
railbook ゆふいんの森
折り返しの別府では、別府タワー(B級スポット感満載だけどやっぱり景色は良い)や 昼食のとり天定食を楽しんで(入浴は断念)、(ま)と(T)にお土産の「ザビエル」と「やせうま」、そしてもちろん(ひ)自身のためのピンバッジを購入しました。
復路のゆふいんの森号の車窓からは、秋の久大本線の景色を堪能。あそボーイにもゆふいんの森号にも少なからずいたチビテツくんたちに、数年前の(K)の姿を重ねて見てしまいました。まだまだ父子でテツタビを楽しめる幸せに感謝しながら鳥栖駅で下車。鳥栖駅では(K)お気に入りのかしわめし弁当と、もちろん(ひ)の泡般若も確保して、かもめ号の中でゆっくりと美味しくいただきました。




 再び(T)と出水のツル (2019年1月)



railbook JR出水駅
「あのね、今年もツル見に行きたい」と(T)。もちろん行きますとも行きますとも。というわけで、昨年3年前 と同じ連休に、かもめ号と九州新幹線を乗り継いで「あっ」という間に出水駅に到着。今年は周遊バスを途中下車して「出水クレインパーク」にも立ち寄りました。たっぷりと(匹数的に)ツルを見た後は、新幹線で鹿児島へ向かって再び かごしま水族館 & こむらさき を楽しんで、この日は西駅に直結の宿にて泊。
 翌日は(ひ)のリクエストで「せごどん・大河ドラマ館」を訪問。最終日だったので超満員でしたが、オープニングテーマも 演奏した(ひ)、こちらもたっぷり楽しみました。復路は真っ直ぐさくら号+かもめ号でしたが、幸せな(T)とのふたりテツタビ、車内では右手に泡般若・左手に鰹の腹皮でほろ酔いの父親が一名出来上がっていたのは言うまでもありません。




 (T)と出水のツル・かわせみやませみ (2018年1月)



railbook 出水つる観察センター
「あのね、(T)もツルを見に行きたい」と(T)。もちろん行きますとも行きますとも。というわけで、2年前 と同じ連休に、帰路は水戸岡デザインの新しい観光列車「かわせみやませみ」に乗車する計画を盛り込んで、幸せな(T)とふたりテツタビに出かけました。
 2年前 は(K)と肥薩おれんじ鉄道の道中に立ち寄ったのでおそろしく時間を要しましたが、今回は新鳥栖駅でかもめ号から乗り継いだ新幹線さくら号で ほぼ「あっ」という間に出水に到着。「ツルが多すぎて有難味がなくなった」というのが(T)の感想でしたが、それもまた一興。北帰行ではみかん町の上空でもう一度見えたらいいですね。
 出水からは再び新幹線さくら号で鹿児島中央駅へ移動し(時計の針はまだ午後1時半)、(T)はリクエストで かごしま水族館を、(ひ)はルーチンで こむらさきラーメンを楽しんで、この日は西駅にほど近い 8年前 に(K)と一泊した宿にて泊。
railbook かわせみやませみ
鹿児島に宿泊した当日は、ご当地大河ドラマ「せごどん」の第1回放送の日でした。翌朝訪れた「維新ふるさとの道」には西郷隆盛生誕の地や大久保利通ゆかりの地があり、甲突川にかかる橋には前日の1シーンに描かれていたような子どもたちの群像もあって、とてもタイムリーでした。※ 2年前 には(K)と「真田丸」の第1回放送を見ました。
 復路は肥薩線を「はやとの風」「いさぶろうしんぺい」「かわせみやませみ」と乗り継ぎながら北上します。お目当ての「かわせみやませみ」は、さすがの豪華内装で圧巻でした。このルートは(T)も 7年前 に一度乗ったことがありますが、当時は2歳になったばかりだったので覚えていませんでした。今回は往路の新幹線も復路の肥薩線も「楽しかった」と言ってもらえて嬉しかったです。もちろん愛娘とふたり旅でゴキゲンのほろ酔い父親が一名出来上がっておりました。久しぶりに食べた鰹の腹皮がたいへん美味でした。




 小倉総合車両センター・DENCHA (2017年4月)



railbook JRQ州小倉総合車両センター
小倉総合車両センターは、所有する全ての車両の整備に加えて「ななつ星」や「或る列車」などのオリジナル車両も生産する、まさにJRQ州の心臓部です。その現場を見学できるバックヤードツアーが開催されるとのことで、もちろん参加を申込んで(K)とふたりで出かけてきました。
これまでも新幹線の 熊総 や カステラ電気軌道のウラカミ車庫で整備の現場を見学したことがありましたが、列車の種類や車両数など、桁違いの規模で圧巻でした。気動車のエンジンも初めて見ました。カステラ本線を爆走する「キハ66・67」のエンジンもバラされて整備されていましたが、なんと排気量は13リットルとのことで、自動車のエンジンとは本当にほぼ1桁の桁違いでした。"テツ"って、知れば知るほど面白いかも(危険なサイン)
railbook 819系蓄電池電車「DENCHA」
直方ー折尾間の電化区間で充電した蓄電池で折尾ー若松間の非電化区間を走る、新型車両の蓄電池電車「DENCHA」が筑豊本線を走っています。2016年11月に導入され、2017年3月のダイヤ改正で全ての便がこの DENCHA で運行されるようになりました。
そこで、北九州方面に足を伸ばしたついでにこの「DENCHA」に乗りに行きました。折尾駅での停車中にパンタグラフの上げ下げをしますが、列車内での乗り心地は、電化区間でも非電化区間でも全く変わりません。電力の節約のためか、駅では乗降客自らがボタンを押してドアを開けます。このシステムや内装などは、筑肥線 の305系にとてもよく似ていました。
若松駅吉塚駅 でゼロマイルポストの写真を撮って、帰路のかもめ号では(K)のお気に入り・かしわめしと(ひ)のお気に入り・鯖寿司を食べながら、ほろ酔いの父親が一人できあがりました。幸せ。




 (T)と ゆふいん (2016年11月)



railbook ゆふいんの森号(キハ72系)
「あのね、(T)もゆふいんの森乗りたーい!」と(T)。もちろん乗りますとも乗りますとも。というわけで(T)とふたりの由布院テツタビを計画しました。以前(K)と乗って最高だったので、気合いを入れて1か月前の発売日に最前列の座席を確保。もちろん景色も気分も最高でした。ビールも美味しさ倍増で最高!
帰路もたまたま最前列が取れて、座席が高くて眺めがよいゆふいんの森号を満喫しました。愛娘(T)と一緒、片手にビール・片手にとり天で、幸せすぎて最後は熟睡してしまいました。
railbook ところどころに熊本・大分地震の痕跡が残っていましたが、季節は折しも秋の由布院、美しい紅葉を満喫しました。この美しい由布院が、震度6弱も揺れただなんて、想像しただけで心が傷みます。
そんな震災にも負けずにがんばっている旧来の友人ヨッシー家とも、久しぶりに食事をすることができました。(T)はお気に入りの「やせうま」にゴキゲンでした。楽しい思い出がたくさん、ヨッシーありがとう!
テツタビから戻ると、(T)が「あのさぁ、ゆふいんって「由布院」と「湯布院」と両方あって、どっちが正しい字なのか分からなかった」と可愛いことを言っていました(正解は 由布院+湯平 で 湯布院)




 かごでん・鹿児島市電 運転体験 (2016年10月)



railbook 観光レトロ電車・かごでん百之壱
10月14日の「鉄道の日」が近づくと、多くの鉄道関連のイベントが開催されます。地元Q州では、実際に電車を運転できる「運転体験」がいくつか企画されていました。日程のよい鹿児島市電の運転体験を申し込んだところ、運良く抽選に当たって整理券が郵送されてきました。
というわけで、土曜日の午後から本拠地ミチノオ駅を出発、かもめ号とつばめ号に揺られて鹿児島中央駅に到着しました。熊本地震の影響があった区間は減速運転していました。この日は常宿のJRQ州ホテル鹿児島に泊。
明けて日曜日、運転体験は午後からなので、午前中は市民ボランティアさんの心温まる観光ガイドを聴きながら市内を回る「かごでん」に乗車しました。たいへん楽しい70分間でした。お昼は(ひ)思い出の「こむらさき」をいただいて(創業祭で半額でした。超ラッキー!)、いよいよ運転体験へ向かいます。
railbook 鹿児島市電・運転体験
鹿児島市交通局は、市民病院とともに昨年JTの跡地に移転したそうです。その際、敷地内に試運転線を設置して、以来年に数回ずつ運転体験のイベントを開催しているとのことでした。ベテラン運転士さんによる教習に加えて「適性試験」「アルコール試験」の後(なんだか本格的ですね)、いよいよ実際に電車を運転します。マスコンやブレーキの操作は、現役の運転士さんが丁寧に教えてくださいます。それでもやっぱりブレーキ操作は難しくて、運転士(K)の電車は急停車してしまいました。それもシュミレーターと違う本物ならではの臨場感なので、とても感激でした。
railbook 鹿児島市電・研修車
体験が終わった後は、現役運転士による解説付きの「研修車」で営業路線を終着の谷山まで往復するという、なんとも贅沢なオマケが用意されていました。運転士さんは、鉄道好きの子どもたちから質問攻めにされていました。印象的だったのが、運転士さんたちが「安全」にものすごく気を遣って運転していることでした。公共の交通機関として確かに当然のことですが、その意識は想像以上でした。(K)と(ひ)も実際に熊本市電で事故に遭遇したことがあったので、感心することしきりでした。良い思い出を作っていただいた鹿児島市電の皆様、たいへんありがとうございました。




 東京駅・鉄道博物館・原鉄道模型博物館 (2016年9月)



railbook 東京駅
(ひ)の仕事で東京へ行くことになりました。この機会に、(K)も一緒にかねてから興味があったところへ足を伸ばすことにしました。
まずは、図書館で借りてきた絵本「東京駅」を片手に、0マイルポストや構内の見どころを回りました。京葉線ホームの遠さには閉口しました。Zero mile の「番外編・東京駅」もご覧ください。
余談ですが、ダイソンの扇風機もゼロマイルポストに見えるようになってしまいました。
railbook 鉄道博物館(大宮)
2度目の鉄道博物館です。今回は、ミニ運転列車、運転シミュレーター、運転士体験教室などを経験しました。間もなくリニューアルされるというラーニング・ゾーンでは、台車分解体験という貴重な体験もできました。
博物館へ向かうニューシャトルの中では、(K)と同じ字の、3歳の(K)くんに会いました。もちろん初対面でしたが、他人とは思えませんでした。
また、鉄道記念物「一号機関車」の車体に、島鉄社長による「惜別感無量」のプレートを見つけて、(ひ)も感無量でした。
railbook 原鉄道模型博物館
一言で表せば「すごい人」としか言いようのない、原信太郎氏が作成・収集した鉄道模型が展示されている博物館です。台車を含めた列車の構造のみならず、架線集電や信号といった運行システムまで、全て実物をそのまま縮小した「1番ゲージ」という模型です。ジオラマ部分もめちゃくちゃ精密です。これ以上のものは国内あるいは海外にも存在するはずがないと思えるほどですが、なんと原氏の自宅には広さ100畳の部屋にびっしりとレールを敷いているということで、ただ驚くばかりです。
さらに驚いたのは、原氏が少年時代から「1番切符」の収集家でもあったとのことです。新幹線開通時を含めて、時に何日間も並んで手に入れたという1番切符が数多く展示されていました。つまり単にコストをかけるだけのマニアではなく、筋金入りの鉄道マニアだったというわけで、重ねて驚くばかりです。
写真は、この模型を元にJRQ州が復元した「或る列車」の模型です。水戸岡氏は「自分がデザインするより、この人に任せた方がよいものができる」と直感して、「1/1の模型を手がけませんか?」と原氏に打診したそうです。原氏は或る列車の完成を見ることなく2014年に95歳にて他界されましたが、人生の最後まで鉄道と深く関わったとても羨ましい御仁です。
ほぼ日刊イトイ新聞の記事も、ぜひお読みください。100畳の「シャングリ・ラ鉄道」の写真もあります。




 (T)と香椎花園・ふたたび (2016年8月)



railbook シーサイドライナー・白いかもめ
「また 香椎花園 行きたーい!」と(T)。連れて行きますとも、連れて行きますとも。
というわけで、お盆の帰省に合わせて(T)と2人で香椎花園行きを再び計画。まずは本拠地ミチノオ駅から、シーサイドライナーとかもめ号を乗り継いで出発しました。
railbook 新幹線さくら号
前回は、博多駅ー小倉駅間のみの乗車で(T)が「もう降りちゃうの?」と残念がっていたので、今回は新鳥栖駅でさくら号に乗り換えました。それでも乗車時間は約30分で、ほぼ「あっ」と言う間に小倉駅に到着。この日は(ひ)実家に泊、(T)はお楽しみの犬のハナちゃんをずっとかわいがっていました。
それにしても、さくら号の指定席は快適です。Q州に生まれてよかった。
railbook 青いソニック
前回と同様、香椎駅に停車するソニック号を選んで乗車しました(やっぱり便利)。実はこのソニック号の中に、(T)が帽子を置き忘れてしまいましたが、後に博多駅で無事受け取ることができました。受け取りの窓口には、列車内にノートパソコンを忘れて見るからに正気を失って焦っている方がおられました。お気の毒。でも、(ひ)がノースカロライナで飛行機の中にパスポートを忘れかけたのに比べたら、全然マシです。
railbook 西鉄貝塚線・香椎花園駅
JRの香椎駅からは、1駅ですが西鉄貝塚線で移動します。今回も香椎花園で(T)は遊び倒しましたが、シルバニアもそこそこにジェットコースター(小さめ)に乗りまくって遊んでいたのが意外でした。
ちなみに香椎花園の園内で新たに帽子を購入したので、上の写真とは違う帽子になっています。




 北九州モノレール・平成筑豊鉄道・九州の鉄道全線乗車 (2016年4月)



railbook 北九州モノレール
長く続いた「九州の鉄道全線乗車」への道のりも、ついに平成筑豊鉄道の行橋駅ー金田駅間を残すのみとなりました。前に乗った時はまだ幼くて(K)は覚えていないという、北九州モノレールに改めて乗車するプランを折り込んで、土曜日の午後から(T)が作ってくれたお弁当を持って(たいへん美味でした!)本拠地ミチノオ駅を出発しました。
まずは初の試みとして、かもめ号を新鳥栖駅で上りのさくら号に乗り換え、わずか30分後には小倉駅に到着。そしてJR小倉駅構内から出発する北九州モノレールを、終点の企救丘駅まで往復しました。道中では、JR日豊線を跨いだり都市高速を跨いだり、また車窓からは 大きな競馬場や幼い(ひ)が住んでいた団地や(ひ)妹が通っていた高校などが見えたり、思いのほか見どころが満載でした。この日は(ひ)実家に立ち寄った後、苅田駅近くのホテルにて泊。
railbook 平成筑豊鉄道・田川線
明けて日曜日の朝から行橋駅へ移動し、いよいよ残された未踏区間の平成筑豊鉄道・行橋駅ー金田駅間にトライしました。行橋駅構内では田川線の0マイルポストは見つからなかったにもかかわらず、その後の田川線では 1キロ毎の距離標や 0.5キロ・0.1キロ刻みの小さなポストがバッチリと分かりやすくずっと続いていました。肝心な0マイルポストだけが残っていないなんて、なんて残念!。でも「運転者に距離を示す」という本来の目的を考えると、確かに0キロポストが一番必要ないですね。
写真に写っている「炭都物語号」には、ご縁があって2回乗車しました。某有名ラグビー選手と同姓の運転士さんが、とても優しくて感激でした。ありがとうございます。
railbook 赤村トロッコ
平成筑豊鉄道を道中の赤駅で途中下車して、「赤村トロッコ・柚須原線」に乗車しました。使われずに何十年も放置されていた柚須原線という幻の路線の一部を使って、トロッコ列車を走らせているという説明でした。そういえば(ひ)が幼いころ、国鉄に勤めていた 伯父 から「作ったけど使っていない路線がある」という同じ話を聞いたことがありました。石炭を使わなくなったから、という理由も記憶と同じだったので、それがこの「柚須原線」だと思われます。
この路線は「赤村トロッコの会」という地元のボランティアの方々によって運営されており、とても優しい雰囲気に包まれています。(K)もよくしていただきました。感謝します。トロッコ列車はゴツゴツした乗り心地やコウモリが飛び交うトンネルの暗闇など、たいへんスリリングです。
railbook 金田駅・九州の鉄道全線乗車 達成!
平成筑豊鉄道の1日乗車券を購入すると、沿線の「源じいの森温泉」に無料で入浴できるので、赤駅から少し戻ってゆっくりお風呂に入りました。旅の途中での入浴は、向谷さんみたいで(K)も楽しかったようです。そして列車は(ひ)父の母校正門前を通りながら、ついに金田駅に到着。これをもって「九州の鉄道全線乗車」を達成しました! この目標達成までの過程は、本コーナーに加えて「Zero mile 〜1000哩の道も一歩から〜」にも記録しています。ぜひご覧ください。
さて、これで大きな目標を達成することができました。が、達成感と同時に、淡い喪失感のようなものを感じています。人間とは不思議なものです。また何か別の目標を設定して、今後も(K)とテツタビを楽しみたいと思っています。
#なんと・このテツタビの翌週に熊本地震が発生。鉄道網は九州新幹線をはじめ多く被災しました。




 熊本市電と熊本電鉄・肥薩おれんじ鉄道 (2016年1月)



railbook 熊本市電(B系統)
「九州の鉄道全線乗車」達成のためには、未踏区間の「肥薩おれんじ鉄道」に乗る必要があります。ついでに、部分的にしか乗車したことがない熊本市電と熊本電鉄も踏破する計画を盛り込んで、一泊二日のテツタビに出発しました。
まずはかもめ号・つばめ号を乗り継いで熊本着。熊本駅からいったんA系統終着の田崎橋まで乗車し、折り返した辛島町でB系統に乗り換えました。するとなんとこの車内で、軌道に進入した乗用車に電車が衝突するという接触事故に遭遇! 警察も駆けつけて一時は騒然とした雰囲気になりましたが、結局電車はそのまま終着の上熊本駅まで運行して、無事にB系統を踏破することができました。次の日の新聞にも記事が出ていましたが、乗客・乗員に怪我はなく幸いでした。
後日談・写真の車両は、後日放送されたブラタモリでも画面に2回ほど映りました。また、熊本地震後の一番列車として発車しているシーンも報道で確認できました。
railbook 熊本電鉄
上熊本駅では、建て直したJRの駅に感心しながら向かいの熊本電鉄に乗り換えました。上熊本ー北熊本間を走る通称「青ガエル」が、1か月後の2016年2月14日をもって運行終了ということで、列車や駅の内外は鉄ちゃん&撮り鉄が溢れて大混乱でした。普段は無人駅ばかりのローカル線のはずなんですけどね。青ガエルが到着した北熊本駅もかなりの人混みでしたが、そんな騒動を尻目に(K)と(ひ)は向かいのホームのローカルな列車に乗り移りました。乗客もまばらな列車にのんびりと揺られて終着の御代志駅に到着し、これで熊本電鉄を踏破です。同じ列車で藤崎宮前まで折り返して、藤崎宮でお参りしました。
ちなみに渋谷駅に展示されている 青ガエル も見に行ったことがありますが、人が多くてまともに写真が撮れませんでした。
railbook 熊本市電(A系統)、CoCoRo
藤崎宮から市電の水道橋まで歩いて、終着の健軍町まで乗車しました。道中にある水前寺公園に立ち寄る計画でしたが、(事故でロスしたわけではないけれど)時計の針が午後5時に近かったので残念ながらスルー。健軍町では水戸岡デザインの低床車両「CoCoRo」に乗るために約1時間待つことになり、ちょうど夕食の時間で、ちょうど電停の前に「馬肉うどん」のお店がありましたが、このお店はなんと午後6:30開店ということで無念のお預け。お待ちかねの「CoCoRo」は水戸岡氏らしいデザインで素敵な電車でした。正確には、この「CoCoRo」で水道橋ー通町筋間を乗車して、これで熊本市電を全線踏破となりました。この日は熊本駅近くの宿にて泊。大河ドラマ「真田丸」の第1回放送を(K)と一緒に楽しみました。バイオリン協奏曲風のオープニングがかっこよかったです。
railbook 肥薩おれんじ鉄道(八代駅ー出水駅)
明けて翌日は、ゼロマイル標識を撮影しつつ八代駅まで移動し、肥薩おれんじ鉄道をまずは出水駅まで乗車しました。かつては九州の大動脈・鹿児島本線だったので、(ひ)は特急有明号で何度も通った区間です。わずかに海沿いの景色の記憶がブレインの片隅に残っていますが、20数年ぶりなのでほとんど初乗車のような感覚でした。(K)は八代駅で旅雑誌の記者から取材を受け、後日購入すると写真が掲載されていました。道中のキロ数標示は、ずっと鹿児島本線のもの、つまり門司港駅からの距離がそのままでした。また、肥薩おれんじ鉄道の車両は気動車ですが、JR貨物が引き続きこの路線を使っているので、上部の架線もそのまま残っています。
railbook 出水つる観察センター
ちょうど季節が1月だったので、この機会に出水駅で途中下車して出水平野のツルを見に行きました。この日の前日の羽数調査で、計測史上最多の17005羽を記録していたそうです。これだけ数がいても、しばらく観察すると「夫婦+子ども」の家族単位で行動していることがよく分かります。駅からツル観察センターへ向かう公共の交通機関はないので、ツルの季節だけ運行している観光周遊バスを利用しました。運転手さんのガイドのおかげで、17005羽のうちの8羽のみというカナダヅルの家族(4羽)を見ることができました。今年はいいことがありそうです。
※ 後日、北帰行するツルをみかん町の自宅上空でも見ることができました。夜明けとともに出水を発つのか、決まって朝7時15分ころに南東の方角から飛んで来ます。ウチに寄ってもらってもいいんだけどなあ。エサでも蒔いとこうかなあ。
railbook 肥薩おれんじ鉄道(出水駅ー川内駅)
再び戻った出水駅で待ち時間を利用して昼食を済ませ、終着の川内駅まで肥薩おれんじ鉄道を南下しました。(K)と(ひ)は「九州の鉄道全線乗車」のために、これまでも多くのローカル線に乗車しましたが、乗客数も沿線の過疎度合いも、ダントツで最も寂しい区間だった印象でした。新幹線には効果も逆効果もあるのですね。兎にも角にも、これで肥薩おれんじ鉄道を踏破です。川内駅からの帰路は新幹線でワープ。あんなに時間がかかった八代ー出水ー川内間を、さくら号は本当にワープの如く走り抜けました。
というわけで、長く続いた「九州の鉄道全線乗車」への道のりも、ついに平成筑豊鉄道の行橋駅ー金田駅間を残すのみとなりました。北九州モノレールを乗り直すプランを折り込んで、2016年中には達成の予定です。楽しみ!!




 (T)と香椎花園 (2016年1月)



railbook 新幹線さくら号
今年のお正月は、(T)との父娘二人テツタビも兼ねて(ひ)実家へ帰省しました。博多ー小倉間は新幹線を利用しましたが、(T)が「もう降りちゃうの?」と残念がるくらい あっ という間に到着。確かに(ひ)ももうちょっと乗っていたかったです。
railbook 香椎花園・シルバニアガーデン
帰路はソニックを香椎駅で途中下車して、かねてから(T)が行きたがっていた香椎花園に寄りました。(T)によると「夢のように楽しかった!」「あのね、また香椎花園行きたーい!」だそうです。連れて行きますとも連れて行きますとも。




 島原鉄道 (2015年11月)



railbook 島原鉄道・本諫早駅
「九州の鉄道全線乗車」へ挑戦中の(K)と(ひ)。ちゃんぽん県内はお膝元ながら、いまだ島原鉄道が未踏でした。実は島原には少しご縁があった(ひ)。でも仕事だったので島原城には入ったことがありませんでした。そこで、島原城の観光と、こちらはいつも楽しみにしていた具雑煮を久しぶりに食べる計画を盛り込んで、シマテツ踏破の日帰りテツタビへと出かけました。
島原鉄道はJR諫早駅の0番ホームから出発しますが、駅一つ先の本諫早駅が本拠地です。本諫早駅で1000円の一日乗車券(発売は第2・第4日曜日のみ)とスタンプラリーの台紙をゲットして、シマテツの旅へいざ出発!
railbook 島原外港駅
一両編成のローカル線と侮るなかれ、車内はいつも中高生やご老人で賑わっています。なので座席をキープするのも困難ですが、ならば運転席横のかぶりつきで前方を眺めるのもまた一興。道中は のどかな田園風景や有明海、眉山・普賢岳といった見どころが満載です。
約1時間半ほど列車に揺られて、熊本へのフェリーが出る港にほど近い、現・シマテツの終着駅・島原外港駅に到着しました。かつては南島原の口之津や加津佐まで路線が延びていたそうですが、誠に残念なことに(K)がチビテツ化する直前の2008年に廃止されました。トロッコ列車で終点の加津佐まで乗ってみたかったなあ。
railbook 吾妻駅・愛野駅・幸駅
予定通りに島原城と具雑煮、さらには水屋敷で寒ざらしを楽しんだ後の復路では、「わが妻を 愛して 幸せへ」という縁起の良い駅名が並ぶ道中で途中下車の旅を楽しみました。もちろん わが妻(ま)を心から愛してこの上なく幸せな(ひ)は、愛野駅で「最愛証明書」を入手しました。それぞれの駅では次の列車まで約40分ほど待ち時間がありましたが、駅前を散策するたびに(K)が「ちゃんぽん県内にいるとは思えない!」と言っていたほど異国情緒?にあふれた雰囲気の連続でした。
というわけで、シマテツも無事に全線踏破です。スタンプラリーの景品でキーホルダーも入手できました(もちろんバッジ様に加工)。(K)と(ひ)は「九州の鉄道全線乗車」という目標へ向けて、もう少し挑戦が続きます。




 ノリテツ佐賀・JRQ州全線踏破 (2015年7月)



railbook 西鉄太宰府線・旅人
「九州の鉄道全線乗車」へ向けた 南九州終着駅の旅ノリテツ福岡 によって、気がつくと、JRQ州区間に限って言えば佐賀方面の筑肥線と唐津線を残すのみになっていました。そこで、唐津線で久保田駅に到着すれば JRQ州全線踏破となる「ノリテツ佐賀」を企画しました。ついでに福岡方面の西鉄や地下鉄の未踏区間も攻める計画です。
というわけで、土曜日の午後から新本拠地のミチノオ駅を出発し、まずは白いかもめ号を鳥栖駅で途中下車。次いで JR二日市駅ー西鉄紫駅ー西鉄二日市駅ー太宰府駅と移動して、西鉄太宰府線を踏破しました。もちろん、西鉄の観光車両「旅人」に乗車。あいにくの雨模様でしたが太宰府天満宮も観光、梅が枝餅がやっぱり美味でした。
railbook 西鉄天神大牟田線
次いで二日市から西鉄の特急で南下し、この日は大牟田泊。宿泊したホテルは幸運にも角部屋で、窓からはJRと西鉄が併走している線路を目前にばっちり見ることできる「トレイン・フロント」の部屋でした。JRも西鉄も列車がたくさん見えて、偶然だけど大ラッキー!
明けて日曜日は、朝から特急電車で福岡天神駅まで北上、これで西鉄の路線を全線踏破になります。(ひ)がかつて通学に使っていた頃には、単に「西鉄大牟田線」「西鉄福岡駅」と呼んでいましたが、天神に駅があることをアピールするために名称が変更されたのでしょう。福岡天神駅の事務所では、これは昔から変わらずに存在する「ダイヤグラム」をもらいました。中学生の頃に見た記憶とほぼ全く同じでした。
railbook 地下鉄福岡空港線・筑肥線(東区間・姪浜駅ー唐津駅)
天神からはまず姪浜駅まで地下鉄で移動。これで福岡市地下鉄も全線踏破です。
姪浜駅では、予定していた西唐津行きの一本前の筑前前原行きで新型車両の水戸岡デザイン「305系」が来たので、慌てて飛び乗りました。しかし、この305系は思いのほか導入が進んでいたようで、以後に乗った西唐津行きも305系、また道中でも多くの編成を見かけて、だんだん有難味がなくなってきました。(K)は乗客が自分でドアを開閉する「スマート・ドア」システムを大いに気に入っていたようでした。
railbook 筑肥線(西区間・山本駅ー伊万里駅)
西唐津から唐津駅へ折り返した後は、筑肥線終着の伊万里駅を目指しました。1両編成のYS-DC125では、運転席横のかぶりつきでほぼ全線前方を見ていました。唐津線と併走しているのに片面にしかホームがないので本牟田部駅を通過したり、唐津線とは立体交差でダイナミックに分離したり、道中は「これぞローカル線!」というような自然豊かな景色の中を走ったりと、大変楽しむことができました。
伊万里駅では、道路を挟んで対面の MR伊万里駅 を懐かしく眺めました。かつては線路もつがなっていたのでしょう。ちなみに列車の本数はMRの方が多く、JRは予定の便を逃すと3時間待ち(!)になってしまうので注意が必要です。
railbook 唐津線
そんな伊万里駅では、ちょうどよく昼時の待ち時間の間に、駅近くの定食屋さんで「黒毛和牛オニオンのせ定食」を美味しくいただくことができました。
お腹も満足した後は、伊万里から一旦唐津まで戻り、いよいよ唐津線で久保田駅を目指します。
railbook 久保田駅
列車は予定通り久保田駅に到着、これでJRQ州区間を全線踏破です!(K)と握手をして祝福しました。久保田駅には唐津線の0マイルポストもあって、1粒で2度美味しい気分でした。
さて、これでJRQ州区間をコンプリートできましたが、目標の「九州の鉄道全線乗車」には、まだもう少し未踏区間が残っています。あんまりすぐに達成してしまったら楽しみがなくなってしまうので、またぼちぼち計画しようと思います。とりあえず、次回は(T)と父娘ふたりででかけるテツタビに出かけたいと考えています。

#JRQ州全線踏破を記念して、新企画「Railbook - Zero mile 〜1000哩の道も一歩から〜」を立ち上げました。ぜひご覧ください。




  ノリテツ福岡 (2014年11月)



railbook 門司港駅
「九州の鉄道全線乗車」へ向けて路線図で乗った区間を塗りつぶしてみると、福岡県内の特に内側の部分はきれいさっぱり未踏でした。というわけで(ひ)の仕事で北九州へ行くついでに、(K)も一緒に連れて行ってひたすらノリテツする計画を立てました。
まずは未踏区間の門司ー門司港駅間に乗車。門司港駅は鹿児島本線のゼロマイルポストやレトロな設備など、さすがに見どころが多くて楽しい駅でした。ただいま大規模工事中ですが、工事が終わったら、またお昼の明るい時間に遊びに行きましょう。
railbook 日田彦山線ー後藤寺線ー筑豊本線(桂川駅ー若松駅)
まずは城野駅で日田彦山線のゼロマイルポストを見つけて、田川後藤寺駅まで乗車。道中はかなり秘境な感じの景色が続きました。田川後藤寺駅では乗り換え1分で、後藤寺線のゼロマイルポストを探す時間がなく残念無念。後藤寺線の車窓からは、(ひ)が幼い頃に「マジンガーZの基地」と称していたセメント工場が見えてたいへん懐かしかったです。
新飯塚駅からは翌日に備えて桂川駅まで踏破しておいて、折り返した福北ゆたか線の快速を折尾駅で乗り換えて若松駅に達しました。若松駅では、出発直前に筑豊本線のゼロマイルポストを見つけました。
railbook 筑豊電鉄
若松駅から黒崎駅へ移動し、黒崎駅から筑豊直方駅までの筑豊電鉄を全線踏破しました。バスセンターの中から電車が出ているので不思議な気分で見ていましたが、やっと乗ることができました。
道中は意外と利用客が多くて、常に満席以上でした。終点の筑豊直方駅からはJRの直方駅まで少し歩いて移動。道中の商店街は見事なシャッター街でしたが、嗅覚を効かせて観光案内所で「もり・たへえくんピンバッジ」をゲット。JR直方駅には、つい最近完成した「大関魁皇」の銅像がありました。
railbook 平成筑豊鉄道
直方駅から田川後藤寺駅まで、平成筑豊鉄道に初めて乗りました。今回は時間の都合で金田駅ー行橋駅間を乗り残してしまいましたが、途中の赤駅にはトロッコ列車もあるそうなので、また次の機会を計画しましょう。
列車が遅れて7分乗り換えの予定が3分乗り換えになり、田川後藤寺では再びゼロマイルポストを探す時間がありませんでした。これもまた次の機会に。
田川後藤寺駅からは夜明駅まで下って日田彦山線を全線踏破。夜明駅からは初めてY-DC125型の黄色い列車に乗って久留米駅まで走り、この日は久留米泊。久留米市は人口あたりの焼鳥屋件数が最も多いそうですが、久留米市民はもうちょっと真面目に働いた方がいいんじゃないか?という印象を受けました(元・久留米市民)。
railbook 西鉄甘木線
翌日は、まず西鉄久留米駅から西鉄甘木駅までの西鉄甘木線を踏破。かつて小学校6年間を久留米で過ごした(ひ)、大牟田線なら幾度となく利用していましたが、宮の陣駅から先の甘木線に乗るのは初めてでした。宮の陣駅はホームが三角形になっていてたいへん興味深かったのですが、子どもの頃はそのようなことは全く考えませんでした。甘木線の道中は、のどかな田園風景がずっと続いていました。
railbook 甘木鉄道
続いて、少し離れたところにある甘木駅から基山駅までの、甘木鉄道を全線踏破しました。おそらく秋月から帰りの観光客だと思うのですが、車内は満席以上の状態が続きました。
railbook 筑豊本線(原田駅ー桂川駅)
基山駅から原田駅まで移動して、原田駅ー桂川駅の筑豊本線に乗りました。この区間は1日に片道8本しか運行していないので、筑豊本線を全線踏破するためにこの列車に合わせてスケジュールを組んでいました。それなのに、単調な景色や旅疲れからか、途中うとうとと寝てしまいました。
桂川駅には前日も来ていたので不思議なデジャヴ感。福北ゆたか線で博多駅を目指していましたが、思い立って吉塚駅で途中下車。予感は見事に的中して、吉塚駅で篠栗線のゼロマイルポストを見つけました。
博多駅でお昼ごはんのかしわめしを購入して、地下鉄に乗って貝塚駅まで移動しました。
railbook 西鉄貝塚線
地下鉄の駅と直結している貝塚駅から先は、かつて「西鉄宮地岳線」と呼ばれていたと記憶していますが、どうも廃止区間があって名前が変わったようです。変わったのは名前だけでなく、(おそらく)JR鹿児島本線の高架事業と合わせて高架化されており、特に香椎周辺では記憶の中にある駅や景色と大きく変わっていました。兎にも角にも、終点の新宮駅まで踏破。復路では新宮駅からお相撲さんが乗車してきました(前日が九州場所の千秋楽)。(K)は生でお相撲さんを見たのは初めてだったそうです。
railbook 香椎線
復路は西鉄を和白駅でJR香椎線に乗り換えて、たった1駅ですが未踏の海ノ中道駅ー西戸崎駅間を乗車しました。西戸崎駅では香椎線のゼロマイルポストを見つけました。ここまで来たついでに、西戸崎駅から宇美駅まで一息に南下して香椎線を全線踏破。これでJRQ州の路線に関しては、今回のノリテツの目標を達成です。次いで折尾駅と同じく線路が直交している長者原駅で乗り換えて博多駅まで戻り、少し時間が余ったので、地下鉄を福岡空港まで往復して未踏区間を消しておきました。
railbook 博多南線
長かったテツタビ福岡もいよいよ締めくくり、かもめ号に乗って帰る前に、新幹線の博多南線を往復しました。車両は久しぶりにレールスターが来て(K)も(ひ)も興奮しました。20年前の記憶によると博多南駅の駅前には住宅以外何もなかったはずでしたが、記憶と現在の風景が全くリンクしませんでした。博多駅には九州新幹線のゼロマイルポストがあるのではないかと、長いホームを一生懸命歩きましたが、結局見つけられずじまいでした。
というわけで、乗った列車は最終日だけでも20本、3日間で合計37本という、これまでで最もクレイジーなテツタビになりましたが、これでJRQ州の路線に関しては、未踏は佐賀県周辺の筑肥線と唐津線のみになりました。まだ私鉄や市電が残っているのでもう少し楽しめそうです。




  あそボーイ・田園シンフォニー・SL人吉 (2014年10月)



railbook あそボーイ
「(T)もテツタビ行きたーい」と(T)。もちろん連れて行きますとも行きますとも。「あのね、SL人吉に乗りたーい」と(T)。もちろん乗りますとも乗りますとも。というわけで熊本方面のテツタビを企画しました。
まず、前回に引き続き本拠地みかん駅を諫早方面へ向け出発。カステラ本線旧線(みかん駅経由)は、みかん畑と光る海の景色が最高なので(福山雅治氏の歌にも歌われています)、今後もお気に入りのパターンになりそうです。熊本からは残り1コとなった スタンプラリー を完成するため、観光列車「あそボーイ」に乗って阿蘇駅へ向かいました。(T)はほとんどの時間を3号車で遊び倒しました。晴天で景色も素晴らしく、予定通り正午少し前に阿蘇駅に着。阿蘇駅は「くろ駅長」の家もあって楽しい駅です。
railbook レストラン・火星
阿蘇駅の構内には、「ななつ星」の乗客が朝食を取る「レストラン・火星」があります。ランチは一般客でも入れるので是非とも利用したいところですが、電話してみるとさすがに人気で予約がいっぱい。ならば人が少ない時間にずらすことにして、ひとまず阿蘇駅からほど近い「カドリードミニオン」へ出かけました。熊の餌やりやワンちゃんとのふれあいなどが楽しくて、(T)はゴキゲンでした。
そして再び阿蘇駅に戻って「火星」でランチ。店内はほぼ貸し切り状態で、(T)と2人でゆったり食事を楽しむことができました。「火星」は意外と敷居は高くなくて、とても利用しやすいレストランでした。
復路は普通列車で熊本まで戻り、みかん町を夕方に出発した(ま)(K)組と合流して、この日は熊本泊。
railbook 田園シンフォニー
明けて翌日は、(K)も一緒にまず人吉駅を目指しました。「くま川鉄道」が今年3月に導入した、新観光列車「田園シンフォニー」がお目当てです。もちろん水戸岡デザインで、楽しくないわけがありません。
その期待に違わず、運転席横のかぶりつき特等席に「子どもシート」が設置されていて、(K)と(T)は最高にゴキゲンでした。天気は折しも快晴、本当に田園ばかりののどかな風景の中をゆっくり走る列車に乗って、楽しそうな子どもたちを見ながら、お昼ごはんに「栗弁当」、車内に流れる音楽はベートーベンの交響曲第6番、そして右手にはもちろんビール。ああ、なんて幸せ。これ以上何を望みましょうか? 今までのテツタビの中で、一番楽しい列車だったかもしれません。田園シンフォニー最高!
railbook くま川鉄道・湯前駅
田園シンフォニーは終着の湯前駅に到着して、これで未踏区間のくま川鉄道を踏破です。(K)との目標<九州の鉄道全線乗車>に、また一歩近づきました。道中では「おかどめ幸福駅」に停まったり、タブレット交換があったりと、見どころ豊富でした。
車掌さんの解説によると、くま川鉄道は田園シンフォニーを5輌注文しているそうです(「田園」の5楽章にちなんでいるのでしょうか?)。現在走っている「春・秋・冬」に加えて、間もなく「夏」と「霧」が納品される予定だとか。もちろん再び乗りに行きましょう。田園シンフォニー最高!
railbook SL人吉
そして復路は、いよいよ(T)リクエストの「SL人吉」です。展望ラウンジには特等席に「子どもシート」が設置されていて、(K)と(T)はほぼ独占状態で座っていました。もちろん大人も楽しくないわけがありません。熊本に着いた時には、ほろ酔いの父親が1名すっかりできあがっておりました。
熊本からはさくら号で博多駅までワープして(ついに九州新幹線の新鳥栖ー博多駅間を踏破)、再び(ま)と合流。黒いかもめのグリーン個室はほぼ宴会状態となり、これまた楽しくカステラ駅まで戻りました。
というわけで、1泊2日ながら「かなり」濃い内容のテツタビでした。(T)も楽しんでくれたようです。振り返ってみるとやはり、かなり水戸岡デザインの恩恵にあずかっていることがよく分かります(特に子どもたち)。九州に生まれてよかった。水戸岡さん、感謝します。




 志布志・枕崎・南九州の終着駅 (2014年9月)



railbook JRQ州の観光列車には全て乗りました。九州の 最東端最西端最南端最北端 の駅にも行きました。さて、次はどうしよう? と(K)と2人で考えた新たな目標は「九州の鉄道全線乗車」。これだと第3セクターや市電まで含めれば、達成までまだかなり余白が残っています。
しかし、特に南九州方面は遠くてなかなかモチベーションが上がらず、1年以上も何も行動できずにいました。そんな折にJRQ州がスタンプラリーを企画、そしてなんと賞品は(ひ)のために企画されたとしか思えない ピンバッジ10個セット!。 一気にモチベーションのボルテージが最高潮に達しました。
というわけで、3日間乗り放題の「アラウンド九州きっぷ」を購入し、南九州の未踏区間を目指すテツタビを9月の3連休に企画。まだ暗いうちから本拠地みかん駅をいつもとは逆方向に上りのシーサイドライナーで出発し、諫早駅で始発のかもめ号に乗り換えました。
railbook フリーゲージトレイン試験車両
かもめ号を新鳥栖駅でつばめ号に乗り換えて熊本駅に着。未踏区間ではないけれど、三角駅でスタンプを押すために始発で出発する必要があったのです。熊本から三角までは、隣のホームで賑わうSL人吉には目もくれず、0系新幹線の座席を流用したという1両編成の普通列車に乗車して往復。道中有明海は満潮で、再び あの景色 は見られませんでした。
熊本に戻った後は、九州横断特急の最前列に陣取って人吉駅を目指します。ほどなく熊本駅近くの車両基地で見慣れない車両を見つけました。(K)によると、それはなんと試験走行中の「フリーゲージ・トレイン」。カステラ新幹線に導入が予定されている車両ですが、本当に走るようになるのでしょうか? 部分開通後は「リレーかもめ」の方が現実的だと思うのですがいかがでしょう?
railbook 吉松駅〜都城駅(吉都線)
九州横断特急で球磨川沿いの景色をたっぷりと堪能した後、人吉駅からは「いさぶろう」で吉松駅まで南下。ここから都城駅までの吉都線はいよいよ未踏区間です。
かつて中学生だった(ひ)は毎月乗っていた区間ですが、30年前の記憶の中の風景とあまり変わってなくて、道中は秘境駅の連続でした。
都城からは きりしま号で宮崎駅まで走って、この日は宮崎駅近くの宿に泊。翌朝は海幸山幸号の出発時刻まで、(K)と一緒に大淀川沿いの河原を散策しました。
railbook 日南駅〜志布志駅(日南線)
以前 宮崎 へ行った時には海幸山幸号を日南駅で折り返したので、その先の終着駅・志布志駅を目指します。
せっかくなので今回も海幸山幸で南郷駅まで行き、普通列車に乗り継いで志布志駅に到着。時間もかかったので終着駅風情を十分に感じることができました。地元スーパー店内で志布志ゆかりの缶バッジを見つけて(ひ)はゴキゲンでした。
宮崎までJRで折り返すと再びかなり時間がかかってしまうので、志布志からは鹿児島空港行きのバスを利用。途中国分駅できりしま号に乗り換えて、鹿児島中央駅を目指す計画です。
国分駅の待ち時間では、次のきりしま号は5両編成というアナウンスが。ということは、もしや!? という(K)のお見立て通りに「ハイパーサルーン」が来て父子で大興奮!。もちろん最後尾車両の最後列を確保して(自由席なので)、運転席からの眺めをしばし堪能しました。ああ、ビールが美味しかったなぁ。
railbook 鹿児島中央駅〜川内駅(鹿児島本線)
そして予定通りに鹿児島中央駅に着。この日は鹿児島泊なので宿にチェックインし、残りの時間で未踏区間の鹿児島本線を川内駅まで普通列車(CT)で乗車しました。生活列車なので車内はそれなりに混雑していましたが、鹿児島中央駅で買ったしろくまかき氷を食べて(K)はゴキゲンでした。
川内駅からは「肥薩おれんじ鉄道」が伸びていますが、ここから先は次の機会に「おれんじ食堂」を取りましょう。値段が高くてモチベーションが上がらないのが残念ですが。ちなみに第3セクター化される以前(つまり九州新幹線開通前)は、(ひ)は特急有明号で何度も往復した区間です。その頃とは隔世の感がある立派な構えの川内駅で、地元物産店内で川内ゆかりの缶バッジを見つけて(ひ)はゴキゲンでした。
その後、再び鹿児島中央まで新幹線でワープ。夕食は天文館まで移動して、(ひ)思い出の「こむらさき」でラーメンをいただきました。ああ、美味しかったなぁ。
railbook 谷山電停・日本最南端の電停
明けて3日目の最終日は、朝からまず 以前 台風の影響で断念した桜島フェリー往復を果たしました。復路の船中では思い出のうどんも食べました。
まだ時間があったので、さらに鹿児島駅から谷山まで市電で移動。これで実は鹿児島市電も全線踏破です。終点の谷山電停には「日本最南端の電停」の碑があったので記念撮影。(ひ)がいた頃にはもちろんこんなものありませんでした。
谷山では(K)と2人で(ひ)の母校 ラ・サール学園まで足を伸ばしてしばし散策。そしてJR谷山駅から普通列車に乗って終着の枕崎駅を目指します。指宿枕崎線の連続高架事業によって(ひ)思い出の地 JR谷山駅の駅舎が取り壊されていたのを見た時には、何とも切ない気分になりました。4年半前 (K)と一緒に訪れていて本当に良かったです。大切な思い出となるでしょう。よくよく写真を見ると、4年半前の当時すでに連続高架事業が計画されていたことが分かります。
railbook 西大山駅〜枕崎駅(指宿枕崎線)
道中「最南端の有人駅」山川駅や「最南端の駅」西大山駅を通りながら、普通列車に2時間以上揺られて「最南端の終着駅」枕崎駅に到着。いろんな最南端があるのですね。兎に角、これで南九州の鉄道踏破という今回のテツタビの目標を達成できました。枕崎駅近くのスーパーにて購入した昼食の納豆巻きで(K)はゴキゲン、駅近くの観光案内所でバッジ様に加工できるキーホルダーを見つけて(ひ)はゴキゲンでした。復路は再び普通列車で指宿駅まで戻ってスタンプを押し、さらに いぶたま号・さくら号・黒いかもめ号・シーサイドライナーを乗り継いで、本拠地みかん駅まで戻ってきました。何気にカステラ駅も終着駅だったので記念撮影。道中では枕崎の案内所で購入した鰹の腹身&ビールという最強コンビにより、ほろ酔いの父親が1名すっかりできあがっておりました。鰹の腹身は最も価値ある180円に認定されました。
というわけで、3日間に乗った列車は合計20本 + バス1本 + 桜島フェリー往復 + 鹿児島市電3回という充実した内容で、スタンプラリーも順調にあと1コというところまで進みました(10月に(T)と一緒に阿蘇へ行ってコンプリートの予定)。実は9月の前半まで(ひ)は激しく多忙だったので、のんびりリラックスできた心地よい3日間になりました。ああ、楽しかったなぁ。




 シンガポール、アジア大陸最南端の駅 (2014年8月)



railbook アジア大陸最南端の駅・Beach Station
(ひ)の仕事でシンガポールへ行くことになりました。夏休みだったので家族全員で行くことにしました。
都会担当(ま)が立てた計画にしたがって、Sentosa Express というモノレールに乗ってセントーサ島へ行くと、地図に「アジア大陸最南端の地」との表示が。そういう場所は大好きな(ひ)ですが、島の真ん中付近で本当に最南端かは疑問だったことと、当日はかなり暑かったこともあってその場所まで歩いて行くのは断念。しかし、ふと隣を見るとモノレールの終着駅「Beach Station」がありました。ということは「ここがアジア大陸最南端の駅だよね!」と盛り上がって記念撮影。よく考えると、アジア大陸のみならずユーラシア大陸最南端の駅だと思われます。
なんと 九州最南端日本最南端 から、一挙にユーラシア大陸最南端の駅まで来てしまいました。次に目指すは世界最南端の駅か?!(どこだろう?)
railbook Sentosa Express
シンガポールのリゾート地・セントーサ島まで行くモノレールです。(K)のリクエスト、でっかいマーライオンの頭のてっぺんに登るために利用しました。
マーライオン頭頂からの眺めは圧巻。かつて地理で習った通り、シンガポールは世界有数の海運の要所だということがよく分かりました。
railbook SMRT(シンガポール地下鉄)
地下鉄の駅はホームドアが「これでもか!」とばかりに完備されていて、結局先頭車両の撮影はできずじまいでした。
いちおう日本以外の事情も少しは理解しているつもりの(ひ)ですが、切符売り場の数を増やすとか、複数枚の切符が一度で買えるようにするとか、子ども料金を設定するとか、シンガポールの地下鉄はもうちょっと工夫した方がいいと思うぞ。(T)は7歳以下なので無料券を入手しましたが、おそらくそこまでできる日本人は限られているでしょう。
駅のエスカレーターが異常に速いことや(体感速度はほぼ2倍。対してワシントンDCの地下鉄では半分くらいの遅さでした)、向かいのホームにいた乗り換えの列車が降りた途端に出発したのにも驚きました。




 ゆいレール、日本最西端・最南端の駅 (2014年2月)



railbook ゆいレール
(ひ)の仕事で沖縄へ行くことになりました。沖縄・那覇には、2003年に開業したモノレール「ゆいレール」が走っています。(ひ)だけは以前乗ったことがありましたが、今度は家族全員で沖縄へ行って、1日券を購入し全線乗車しました。
終点の首里駅からは首里城へ行くのに大変便利です。また、けっこう高いところを走るので、車窓から独特な沖縄の町並みをじっくり眺めることができます。
railbook 日本最西端の駅・那覇空港駅
これまでの 最西端の駅最南端の駅 では、鉄道ではない ゆいレールのことは都合良く省いておりました。しかし沖縄へ行ったからには、正真正銘の「日本最南端・日本最西端の駅」に行かないわけにはいきません。
まずは、日本最西端の那覇空港駅です。モノレールのポイント切り替えはかなり見応えがありました。空港近くにある「ゆいレール展示館」にも足を伸ばしましたが、風が強くて大変でした。
railbook 日本最南端の駅・赤嶺駅
那覇空港駅から1つ進むと、赤嶺駅は日本最南端の駅です。駅前には立派なモニュメントがありました。
赤嶺駅も那覇空港駅も、西大山駅たびら平戸口駅 と比べると ずっと大きくて立派な駅でした。




 東京・福島 (2013年11月)



railbook E5系新幹線
(ひ)の仕事で福島へ行くことになりました。本や映像でしか見たことがない東北新幹線を初体験するために、(K)も一緒に連れて行くことになりました。
道中、大宮の鉄道博物館に寄り道した後、新型E5系のやまびこ号に乗ってあっという間に福島到着。グランクラスには手が出なかったけど、普通席でも車両がほとんど揺れずにびっくりしました。福島駅ではやまびこ号とE3つばさ号の分離・連結をじっくり見学。これだけでも(K)を福島に連れてきた甲斐がありました。
大宮駅や東京駅では、2階だてのマックスE4系(上越・長野方面のみになっていてに乗れなかったのが残念)や最新のE6系こまち号など、たくさんの新幹線を実際に見れて幸せでした。
ちなみに(ひ)は数年前に東京駅で200系を見たことがあります(自慢になるのかなぁ?)
railbook 東京駅
復路はE2系やまびこ号に乗って東京駅に戻ってきました。
東京駅は、リニューアルを機に特集された番組を何本か見ていたので予習バッチリです。0マイル標識、駅長室入り口、ステーションホテル、天井の十二支、覆輪目地、屋根のスレートなどを見学しました。
正門から真っ直ぐ皇居方面に歩いた後、大手町から都営三田線に乗って(K)のリクエスト「芝消防署」を見に行きました。「東京消防庁 芝消防署24時」は(K)の愛読書なのです。署員のお兄さんも快く記念撮影に応じてくれました。この訪問のおかげで、「東京タワーを左手に見ながら日比谷通りを走り抜け、芝公園の四つ角を右折レーンに入るとすぐ目の前に芝署が見える」という本の一節を、(K)は完全に理解することができました。




 鉄道学園☆夏の体験入学 (2013年8月)



railbook 保線員体験
夏休みの子ども向け企画として、JRQ州がモジ駅にほど近い社員研修センターで「鉄道学園☆夏の体験入学」を企画していることを知りました。保線員体験・駅員体験・車掌体験・運転士体験と、チビテツ(K)にはたまらない内容が盛りだくさん。なんと日程がドンピシャ(ひ)実家に帰省を予定していた日曜日だったので、これ幸いと参加を申し込みました。
入校式で敬礼や指差確認の練習をした後、まずは屋外の実習線路で保線員体験。レール切断(もちろん見るだけ)やバラスト修正などの保線業務はダイナミックで貴重な体験でした。
続いて、実際にマルス端末を操作する駅員体験。自分の好きな切符を作ることができたので、(K)は(T)の誕生日にみかん駅からハウステンボス駅までの家族全員分の切符を発券して、たいへんご満悦の様子でした。
昼休みのお弁当は、N700系さくら号を模した「さくら辨當」が用意されていて、子どもたちは大興奮でした。
railbook 新幹線運転士体験
午後になると、さらに内容が濃くなっていきます。まずは在来線の813系シミュレーターで車掌と運転士の体験。実際に制服を着て、運転士役と車掌役の子どもたちがやりとりをしながら楽しく業務を学びました。
そして何と言っても一番のハイライトは、シミュレーターを使った新幹線の運転士体験です。博多ー鹿児島中央間が全てCGで再現されており、昼・夜の時間や雨・雪などの天候はもちろん、地震や架線の凧などトラブルの設定も自由自在で、見ていて圧巻でした。(K)は停止位置をオーバーランしてしまって悔しがっていましたが、それよりも体験できたことそのものが貴重な経験だったと思います。
これまでにカステラ駅の鉄道イベントでも、軌道自転車や車内アナウンス、かもめ号指定席の発券などの体験をしたことがありましたが、今回はそれぞれの部分をじっくり時間をかけて体験することができたので、比較にならないくらいに充実した内容でした。見ていると、若手の職員さん達がこの日のためにかなり時間をかけて準備してくださっていた様子がうかがえました。おかげで(K)は鉄道のことをますます好きになったようです。どうもありがとうございました!




 豊肥本線レイルウォーク (2013年7月)



railbook 九州横断特急
2012年7月の九州北部豪雨の影響により不通となっていた豊肥本線の宮地ー豊後竹田間が、急ぎ修復されて1年ぶりに運行再開される見通しとなりました。その復旧を記念して、試験運転が始まる前日にレイルウォークが企画されていることを知り、早速申し込んだところ午前の部はすでに満員、わずかに空席が残る午後の部に滑り込むことができたので、日帰りの「レイルウォーク・テツタビ」を企画しました。
往路はみかん駅からシーサイドライナー(工事中のウラカミ駅を見学)・黒いかもめ(3号車は超快適)・800系つばめ(やっぱりカッコイイ)・九州横断特急(久しぶり) を乗り継いで、定刻通り宮地駅に到着。阿蘇の景色やスイッチバックなど、やっぱり豊肥本線は魅力たっぷりでした。
railbook 豊肥本線復旧記念レイルウォーク
実際に行って見ると豪雨の爪痕は想像以上で、またすぐ近いうちに山が崩れて不通になりそうで心配です。
レイルウォークそのものは超楽しくて、ほぼあっという間に予定の1.8kmを歩ききってしまいました。心配だった気温も曇りで涼しくて快適でした。5kmでも10kmでも、もっともっと歩きたかったなあ。(K)も通学で鍛えた健脚で難なく踏破。途中テレビ局クルーの取材を受け、「列車になった気分!」と上機嫌でインタビューに答えていました。
復路は宮地駅から普通列車・N700系さくら・白いかもめを乗り継いでカステラ駅まで帰り、(ま)(T)と合流して同日開催の花火大会を見に行きました。疲れたけど楽しい夏の一日でした。




 A列車・天草宝島ライン (2013年5月)



railbook A列車で行こう
5月の連休は佐賀県鳥栖市で行われる音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ鳥栖 2013」に行く予定を立てていました。この音楽祭は5-6日、つまり連休の最後の最後なので、その前に少し日程的な余裕があります。
 以前、日帰りでA列車 に乗った時には知らなかったのですが、A列車が三角駅に着いた後は向かいの港で船(しかも水戸岡デザイン)が待っていて、天草の絶景を船から堪能できる コース があると知り、ちょうどいいので連休の予定に組み入れることにしました。
 まず4日の朝に車で出発して島原外港からフェリーで対岸の熊本に渡り、家族4人で12:20発のA列車に乗り込みました。これでやっと(T)との約束 を果たすことができました。
railbook 天草宝島ライン
好天にも恵まれて、三角から本渡港まで往復の船旅は期待通りファンタスティックでした。(ま)の言うとおり、少し天草に滞在する時間があってもよかったかもしれませんが(そうすると宿泊しか選択肢がない)、この日は再び熊本までA列車で戻って泊。夕食は九州ではここ一店のみという「世界の山ちゃん」で手羽先をしこたま食べました。
 翌5日は鳥栖までの移動途中で久留米に立ち寄って「大龍ラーメン」で昼食。鳥栖での音楽祭は、これまた期待通りモーツァルトの好演奏がたくさん聴けて幸せでした。宿泊したJR鳥栖駅前のホテルは、窓から駅と列車がばっちり見えるトレイン・ビュー岡山 以来だ!)で、(K)は大興奮でした。
 実は、連休前半(K)がインフルエンザにかかって全ての予定をキャンセルしましたが、たいへん充実&楽しかった連休後半となりました。




 海の中道・くろちゃん号 (2013年3月)



railbook Aqua Liner
以前(ひ)が学会で利用した「海の中道 ホテル・ルイガンス」がとても良かったので、家族でもう一度行きたいと常々思っておりました。季候も良くなってきたことだし、(K)のバイオリンが休みの土日を利用して出発。4人全員でのテツタビは久しぶりです。みかん駅からシーサイドライナーと白いかもめで博多駅に着いた後は、香椎駅で「Aqua Liner」に乗り換えて海の中道駅に到着しました。
 ホテルに荷物を置いた後、隣接する「海の中道マリンワールド」に行って、子どもたちは大はしゃぎでした。バックヤードツアーにも申し込んで満喫しました。
 ちなみに「ホテル海の中道」も実は水戸岡プロデュースです。「Aqua Express」はJR九州と水戸岡氏が組んだ最初の作品ですが、当時の車両は現存していないと思います。
railbook くろちゃん号
明けて日曜日は「海の中道海浜公園」を自転車で回る予定でしたが、黄砂+春の嵐というあいにくのお天気で断念。ホテルのシャトルバスで博多駅へ向かって、かねてから行ってみたかった屋上の「つばめの杜ひろば」へ行きました。
 お目当ては屋上を走っているこの列車。本日の運行は「くろちゃん号」の方でしたが、「つばめ列車」には1月の「幸福な鉄道展」で乗っていたので好都合でした。
もう一つ特筆すべきは、露店でのピンバッジの豊富さ。他では見つけられなかった ピンバッジ がいくつも売ってあって興奮しました。
 帰りは予定よりも1本早い黒いかもめのグリーン個室を取り直して、楽しく快適にカステラ駅まで戻りました。




 幸福な九州一周・九州最東端の駅 (2013年1月)



railbook 800系・九州新幹線
最西端の駅最南端の駅九州最北端の駅に続いて、次のテツタビ・ターゲットを「九州最東端の駅」に設定しました。それは大分県佐伯市にある浅海井(あざむい、と読む)駅。ちゃんぽん県みかん町からは意外と遠いけど、実にタイミングよくJR九州から新幹線も特急も全線3日間乗り放題という太っ腹な「九州の幸福な鉄道フリーきっぷ」が発売されたので、1月の3連休に九州一周の計画を立てて浅海井駅を目指すことにしました。
 初日の土曜日は午後からみかん駅を出発して、シーサイドライナー、白いかもめ、800系九州新幹線、787系黒いきりしまを乗り継いで宮崎で一泊。午後から出発しても宮崎まで着けるのは新幹線効果の一つでしょうか。九州新幹線は便を選んで800系に乗りましたが、やっぱり800系はめちゃめちゃカッコよくて快適でした。水戸岡さん、ありがとうございます。
railbook 787系・黒いにちりん
「どこか寄りたいところある?」という(ひ)の質問に対して(K)の答えは「宮崎空港駅」でした。日本で一番短い在来線という「宮崎空港線」に乗ってみたかったのだそうです。都合の良いことに、宮崎空港駅は大分まで北上する「にちりん」の始発点になっていたので、787系ひゅうがで宮崎空港まで行って空港を一通り見物した後、9時25分発のにちりん8号に乗り込みました。
 かつて中学生だった(ひ)が博多駅から日豊線まわりの特急にちりん(国鉄時代の485系)に乗った時には、煙草くさいしお尻は痛いし退屈で退屈でしかたなかったのですが、快適な列車と乗る人間の気持ち次第で、こんなにも楽しい旅になることを実感しました。全く同じことを、鹿児島本線の特急有明が ハイパーサルーン、その後に787系つばめになった時や、家族で 肥薩線 に乗った時にも感じました。(K)と父子テツタビを楽しめる幸せ、そして快適で楽しい列車を作ってくださった水戸岡さんに感謝します。
railbook 九州最東端の駅・浅海井駅
にちりんを佐伯駅で普通列車に乗り換えて、目的地・浅海井駅に到着しました。無人駅ながら想像よりも大きくて立派な駅でした。ただし九州最東端の駅であることを示す記載は何もなく、駅で居合わせた地元のおばあさんも知らなかったそうです。駅名が示すように海に近い駅なので、海面からの標高や避難経路の地図が多く標示されていたのが印象的でした。同じく海沿いを通るカステラ本線みかん駅経由や大村線の駅にはそのような標示はありません。津波の可能性がある太平洋側と、日本海側の内湾との違いでしょうか。
 約40分後に来た下り列車で再び佐伯まで戻り、ハイパーにちりんの最前列(眺めが最高!)に陣取って2日目の宿泊地・大分に到着しました。待ち時間に佐伯駅のキヨスクで買った「柿の葉寿司」がたいへん美味でした。
railbook ぶんぶん号
当初の計画では初日は鹿児島泊の予定でした。それを前倒して宮崎まで行ったのは、大分駅構内を走る「ぶんぶん号」の運行時間内に大分まで到着するのが目的でした。鉄製ではなく床面に描かれたレールの上をゴムタイヤで走るので、(K)は「おもちゃ列車じゃなくて おもちゃ新交通システムだねぇ」と細かいことを言っていましたが、水戸岡プロデュースで生まれ変わった大分駅で、水戸岡デザインのぶんぶん号に乗って(K)は大はしゃぎでした。
 スタンプラリーを揃えるために青いソニックに乗って別府まで足を伸ばしましたが、そこでスタンプの台紙を紛失していたことが判明(宮崎駅では押したのに)。少しショックでしたが、テツタビの楽しさに比べたら微々たるものです。気を取り直して 白いソニックに乗って再び大分駅まで戻りました。
railbook ゆふいんの森号(II世・キハ72系)
水戸岡氏のおかげで観光列車天国の九州。これまでにほぼ全ての観光列車に乗車していましたが、以前に乗った ゆふいんの森号 はキハ71系の初代だったので、湯布院駅から出発するキハ72系のゆふいんの森II世号に乗る計画を立てていました。
 というわけで3日目は、まず朝イチの 特急ゆふ で由布院まで移動。乗り継ぎの3時間で旧来の友人ヨッシー家へお邪魔して、楽しい会話に加えて本場由布院の温泉までいただいてしまいました。折しも雪の由布院、雪景色を見ながらの温泉は最高の気分でした。キン☆スタの向谷実氏を思わせる予想外の入浴で、(K)も楽しかったようです。ヨッシーどうもありがとう!! おみやげにいただいたおはぎもたいへん美味でした。
railbook 幸福な鉄道展・つばめ列車
今回活用した「九州の幸福な鉄道フリーきっぷ」には、「水戸岡鋭治の幸福な鉄道展」の入場券も含まれていました。当日は鉄道展の最終日だったので、ゆふいんの森号で博多駅に到着した後に訪れる計画を立てていました。
 前回の鉄道展と同じ会場でしたが、なんと今回は会場の中にレールが設置されており、子どもたちを乗せた「つばめ列車」が走っていました。もちろん(K)も最前列に乗車。乗車するだけでは飽き足らず、大はしゃぎでキン☆スタの向谷実氏が言っていたように保線員になりきって列車に向かって手を挙げて合図をしていました。その模様を描いた様子が鉄道展のウェブサイトでも紹介されました(pinterest というところを見てください。もしくは こちら)。
railbook 水戸岡鋭治氏
そんな「幸福な鉄道展」の会場の中で、なんと驚くべきことに水戸岡鋭治さん本人を見つけてしまいました。Oh, My God.
九州人として常日頃から、また今回の九州一周のテツタビの中でも絶えず九州の楽しい列車に乗れるその幸福を感じていましたが、それは一にも二にも水戸岡氏のおかげ。旅の最後にその水戸岡氏に会うことができるなんて、なんて幸福&幸運なのでしょう!
 しかも水戸岡氏は、目を輝かせながら「九州一周してきました!」と言う(K)に対し、嫌な顔ひとつせずに握手・記念撮影に加えてサインまでしてくださいました。ありがとうございます。(K)と2人で父子テツタビを楽しめるのも、水戸岡さんのおかげです。心から感謝します。感謝してもしきれないくらいです。左の写真にマウスを乗せると、水戸岡さん気分で撮影した写真です(今回の旅では5つの列車全てに乗車しています)
 というわけで、興奮さめやらぬままに 白いかもめとシーサイドライナーでみかん駅まで戻ってきました。乗った列車は3日間で合計15本(+ぶんぶん号・つばめ列車)。かなり内容の濃い旅でしたが、ヨッシーや水戸岡さんのおかげでこれ以上なく幸福な九州一周のテツタビでした。ありがとうございます。




 SL人吉・いぶたま・最南端の駅 (2012年9月)



railbook SL人吉
最西端の駅」に続いて次のターゲットは「最南端の駅」でした。春休みに、空路(当時 廃止間近で割引中)鹿児島入りして西大山駅を目指す予定を立てていましたが、(K)がインフルエンザにかかってしまって断念しました。
なので、9月の連休を利用して再び計画。すると今度は台風が直撃して(何か呪われているのだろうか?)本気で中止を考えたけど、もう次といえば半年後くらいになってしまいそうだし、よくよく天気予報を見ると鹿児島は強風域の隅っこの方がかするだけ。ならば「ええい、ままよ!」と計画通りに決行!
往路は「白いかもめ」と「さくら」で熊本まで行った後、肥薩線で南下。久しぶりに「SL人吉」が取れて、(K)も楽しかったようです。東京から乗りに来たというチビ鉄くんにも会いました。
railbook 球磨川鉄道・KUMA
水戸岡鋭治氏デザインの列車「KUMA」が、SL人吉の到着に合わせて人吉駅で待っています。是非とも一度乗ってみたかったのですが、乗ってしまうと次の「いさぶろう」に間に合わず人吉に取り残されてしまうので(人吉駅からの下り列車は1日5本のみ)、残念ながら記念撮影と「おかどめ幸福」までの記念切符を購入したのみ。
ちなみに車内はほぼ満席でした。
railbook いさぶろう・しんぺい
上り列車の「しんぺい」にはこれまで2度乗りましたが、下りの「いさぶろう」は初めてです。するといきなり「ループ線+スイッチバック」の大畑(おこば)駅に到着します。写真は大畑駅で撮影したもので、ホームではなく線路の高さから記念撮影できるポイントはここだけだそうです。連結器大好き!な(K)は後ろを向いてしまっていますが。
吉松から「はやとの風」に乗り継いで定刻通りに鹿児島中央駅に到着。宿は駅と直結したホテルを取っていたので、台風のさなかのテツタビ強行でしたが、結局持参した傘は一度も開かずじまいでした。
railbook いぶすきのたまて箱
明けて翌日はいよいよ最南端の駅・西大山駅にアタックです。まずは指宿枕崎線を「いぶたま」で南下。客足が好調のようで、3両編成に増結されていました。
前回の教訓 を活かして、海側を向いた座席ではなく、進行方向に向いた座席を取っていたので普通に快適でした。
車内販売では(以前のように変な海中の生物ではなく)白黒2種の列車がデザインされたピンバッジが売っていたので、大喜びでもちろん2種とも購入。
railbook 日本最南端の駅・西大山駅
指宿から指宿枕崎線を乗り継いで、ついに目的地の西大山駅に到達。後ろのヤシの木を見ると恐ろしく風が吹いているように見えますが、心配していた台風は時折雨がパラパラ降る程度で、列車の遅れもありませんでした。
開聞岳には雲がかかっていましたが、高校生時代に何度か登って頂上でビバーグした時のことを思い出しました。朝日で金色に光って見えた海はきれいだったなぁ。西大山駅もその時に通っていたはずですが、開聞駅で降りたこと以外は全く記憶にありません。
(K)は「しあわせの黄色いポスト」から(ま)と(T)宛てに絵はがきを送りました。
駅前には十分な広さの駐車場が整備されており、ひっきりなしに車で観光客が訪れていましたが、列車で来て降車したのは我々の他にあと1名のみ。
railbook 指宿枕崎線
というのも、1日に8本しか運行していないので、列車で来ても次の上り列車まで何時間も待つ必要があったりして、なかなか簡単ではないのです。
なので我々は、日中で唯一 待ち時間が約40分のタイミングを見計らって来ていたのでした。
その上り列車が約2分間停止している間に記念撮影。この普通列車に乗り続けて鹿児島中央駅まで戻ることもできたけど、やっぱりせっかくなので指宿からは再び「いぶたま」に乗って北上しました。着いた頃にはすっかりとほろ酔いの父親が1名できあがっておりました。
railbook N700系・さくら号
復路は新幹線「さくら」で北上。周りを見渡せば、神戸や岡山からの観光客がたくさんおられました。これが新幹線効果かと実感。
久留米から在来線を乗り継いで(なぜ新鳥栖ではなく久留米に停まるのか全く意味不明)、鳥栖からは「黒いかもめ」に乗ってカステラ駅まで戻ってきました。ちゃんぽん県カステラ市付近は台風の影響を大きく受けていて、一時カステラ駅は冠水して不通だったそうです。そんな台風の中でのテツタビ決行だったけど、前日も含めた全行程の中で、遅れたのは復路の黒いかもめのみ。決行の判断は間違いでなかったようです。午前中に予定していた桜島フェリー往復はあきらめたけど(楽しみは後に取っておこう!)、今回も(K)と2人で楽しいテツタビでした。




 JR九州 熊本総合車両所 (2012年8月)



railbook N700系・さくら号
JR九州のツアーに申し込んで、熊本の総合車両所(九州新幹線の車両基地)を見学しました。往路は博多駅から特急「あそぼーい!」に乗って、臨時停車の最寄り駅(富合駅)で下車というオマケ付き。(K)は、ほとんどの時間を3号車のキッズコーナーで過ごして遊び倒しました。
熊本総合車両所は東京ドーム4個分という広さ。九州の新幹線(8両編成)でこれなので、16両だとどれだけ広くなるのか想像もできません。
台車を外してピット作業中のN700系さくら号に乗車し、記念撮影をする時間もありました。
railbook 800系・つばめ号
むこーうの方に小さくピット作業中の800系つばめ号が見えます(6両編成なので短いのだ)。
復路は熊本駅から新幹線さくら号に乗って帰ってきました。




 トロッコ潮風号・九州最北端の駅 (2012年8月)



railbook 門司港レトロ観光列車・トロッコ潮風号
お盆の帰省のついでに、トロッコ潮風号に乗って九州鉄道記念館まで遊びに行きました。
機関車部分は南阿蘇鉄道、トロッコの客車は島原鉄道で使われていた車両だそうです。
片道約10分を往復。暑かったけど風が気持ちよくて景色もきれいでした。
railbook かんもん号(EF301)
トロッコ潮風号が出る関門海峡めかり駅に、関門トンネル専用の交直両用電気機関車 EF301 が展示されていました。
銀色がカッコイイ EF301 は、我が家の愛読書「ブルートレインさくら号」にも登場します。
railbook 九州最北端の駅・関門海峡めかり駅
後で気がついたのですが(なので狙った記念写真がない)、関門海峡めかり駅は「九州最北端の駅」でした。
なので、日本最西端「たびら平戸口駅」と日本最南端「西大山駅」へ行った後の、次のターゲットは「九州最東端の駅」に設定。
(さすがに日本最北端と最東端の駅は遠い)




 かもめ・つばめ・A列車 (2012年3月)



railbook かもめ
水戸岡氏デザインの新しい観光特急「A列車で行こう」(熊本ー三角)に、(K)と2人で乗りに行くテツタビを計画しました。
これも新幹線開通の効果か、カステラ駅をのんびり出発しても日帰りが可能です。とうわけで、かもめ号の最前列に陣取って出発!
(K)が手に持っているのは、お昼ごはんの角煮弁当と大村すし弁当。
railbook 800系 つばめ
全線開通以来、N700系の「さくら号」にばかり乗っていたので、新鳥栖ー熊本間は久しぶりに 800系の「つばめ号」を選んで乗りました。
各駅停車だと駅間が短くて、ちょうど地下鉄に乗っているような感覚でした(本当にこんなに駅が必要なのだろうか?)。で、あっという間に熊本駅に到着。
熊本のご当地キャラクター、「くまもん」が大ブレイクしていて驚きました。
railbook A列車で行こう
熊本駅のホームに「Take the A Train」の音楽が流れながら、この「A列車」が入ってきた時には、ワクワク感のボルテージが MAX レベルに達しました。(つられて向谷実氏プロデュースのCDを購入)
コンセプトは「大人向け」だそうですが、こども席もあって(K)でも十分に楽しめました。もちろん、(ひ)は飲み鉄を堪能しました。
車窓からの景色もよく、特に タイミングが良かったのか 有明海の干潟には驚きました。おそらく、この波模様は道路を車で走っていてもよく見えないと思います。奥に見えるのは雲仙の普賢岳です。
復路は、新幹線さくら号(途中停車駅がなく ほぼワープ)と 新鳥栖からは黒いかもめ、カステラ駅からみかん駅まではシーサイドライナーを乗り継いで帰りました。
# 家に帰って思い出話をすると、「(T)も行きた〜い」と(T)にせがまれて困っています。連れて行きますとも 連れて行きますとも!




 神戸 (2012年2月)



railbook ポートライナー
(ひ)の仕事で神戸に行くことになりました。
もうすぐ(K)も小学生になることだし、ポートピアホテルを予約して家族全員で出発!
新幹線も捨てがたかったけれど、神戸空港まで直行のスカイマークであっという間に到着(やはり速い)
そして空港からは、運転手さんがいない「ポートライナー」に乗りました(もちろん最前列)。
railbook 0系新幹線・カワサキワールド
最近、船に興味を示している(K)を連れて「神戸海洋博物館」に行きました。
併設されている「カワサキワールド」が予想以上に充実していて驚きました。特に0系新幹線の展示は、運転席にも乗り放題・遊び放題で(K)も(T)も大興奮!
(大宮の鉄道博物館は「お手を触れないでください」ばかりで全く味気ないのです)
「船の進水式」や「新幹線ができるまで」の映像もとても面白くて、一日で川崎重工のファンになってしまいました。
※ 左奥に見えるのは、未来の路面電車「SWIMO」
railbook 阪急電鉄
カバの「龍馬くん」のお嫁さん「ななみちゃん」は、神戸の王子動物園で生まれました。パンダもいるし、阪急電鉄の電車に乗って王子動物園に行きました。
初めて乗った阪急の列車は、エンジ色がかっこよくてピカピカでした。




 MR・最西端の駅 (2011年11月)



railbook カステラ本線(旧線みかん駅経由)・大村線
ある日、新聞で「何か付加価値のある鉄道旅行に出かけましょう。例えば最北端・最南端・最東端・最西端の駅など」という記事を見かけました。ちゃんぽん県民だと最南端と最西端なら現実的です。まずは地の利を活かして手軽にいけそうな「最西端の駅」へ(K)と2人で行くテツタビを企画しました。ついでにMR(松浦鉄道)をコンプリートしちゃえ!

というわけで、まずは最寄りのみかん駅からシーサイドライナーに乗って出発。いつも思うのですが、このカステラ本線(旧線)ー大村線のコンビネーションは、車窓からの大村湾の景色が素晴らしく、水戸岡デザインの観光列車が一本ほしいところです。
railbook JR最西端の駅・佐世保駅
たっぷり2時間かけてやっとこさ佐世保駅に到着。佐世保駅はすでに「JR最西端の駅」です。ただし松浦線(現在のMR)が廃止されて結果的にそうなったので、カステラ駅のような末端風情はありません。
railbook MR・松浦鉄道
佐世保で一泊した後、佐世保から伊万里を経由して有田までの MR(松浦鉄道)をコンプリートしました。道中の景色はたいへんのんびりしていて、ゆったり楽しめます。
「海幸山幸」や「赤毛のアン号(南阿蘇鉄道)」と同型の「れとろん号」は、伊万里駅に停車中だったのを外から眺めたのみでした。

※大変な偶然だと思うのですが、JR九州が企画した秋のウォーキングイベントにバッティングして、佐世保-江迎鹿町間は元気なシニアの方々で超満員でした。
railbook 日本最西端の駅・たびら平戸口駅
佐世保から1時間半ほどで、今回の一番の目的地「たびら平戸口駅」に到着します。駅には多くの鉄道ファンが訪れるようで、迎える女性の駅員の方がとても丁寧に手入れされていました。小さな鉄道博物館などもあり、チビテツ(K)はいろいろとお土産をいただきました(ありがとうございました!)

MRで有田まで行った後は、みどり号と白いかもめ号を乗り継いでカステラ駅まで戻り、再びシーサイドライナーに乗ってみかん駅に帰り着きました。次は最南端の駅へ行こう!




 あそ・熊本 (2011年9月)



railbook あそぼーい!
2011年6月、「ゆふDX」の車両が観光特急「あそぼーい!」に改修されて再デビューしました。もちろん、目玉の「白いクロちゃんシート」(親子シート)を確保して乗車。事前にテレビ番組で水戸岡さんによるデザインについて学習していたので、(K)は大満足。キャラクターの「クロちゃん」がかわいくて、(T)もゴキゲンでした。
railbook 南阿蘇鉄道・トロッコ列車「ゆうすげ号」
あそボーイを途中下車して、南阿蘇鉄道のトロッコ列車「ゆうすげ号」に乗りました。橋からの絶景、トンネル、湧水、阿蘇の風景と盛り沢山。かつて貨車だった車両を改造したというゴツゴツした乗り心地も手伝って、ディズニーワールドのアトラクションに乗っているような気分でした。
railbook 南阿蘇鉄道・赤毛のアン号
復路は「被災地支援列車・赤毛のアン号」と連結しての運行でした。乗り心地はこちらの赤毛のアン号の方が何倍も快適だったと思われます。
(K)が見るなり「海幸山幸に似てる!」と言っていましたが、後から写真で見てみても確かに似ているかも。ライトとか屋根の形とか。




 ノースカロライナ (2011年6-7月)



railbook NC Transportation Museum
Spencer, NC
かつて新婚の(ひ)(ま)が3年半ほど暮らしたノースカロライナに、今度は子どもたちも一緒に2か月間滞在しました。アメリカと言えば「鉄道不毛の地」の印象がありましたが、調べてみると意外と情報をキャッチすることができました。そして実はアメリカ人も列車が好きなようです。

まずは車で1時間半ほどの Spencer という町にある、NC Transportation Museum の敷地内を走る列車に乗車。でかっ!

(ま)の「3行アメリカふたたび(Day 19)」もご覧ください。
railbook New Hope Valley Railway
New Hill, NC
車で1時間ほどの New Hill という小さな町で、毎月第一日曜日だけ列車が走っています。ディーゼルとスチーム(蒸気機関車)が交互に走りますが、当然スチーム・エンジンをチョイス。本当にもくもくと煙を上げて蒸気機関車が牽引します。(K)は「SLは2度目だねえ!」と喜んでいました。客車は Open Air で、ひたすら森の中を走ります。

3行アメリカふたたび(Day 33)
railbook Museum of Life and Science
Durham, NC
地元ダーラムの Museum of Life and Science の敷地内に、Ellerbee Creek Railway と名付けられた Train ride があります。C.P.Huntington locomotive という蒸気機関車のミニチュア・レプリカだそうです。

3行アメリカふたたび(Day 36)
railbook Amtrak NC Piedmont
公共の交通機関は全く頼りにならないノースカロライナですが、一応 Amtrak が Raleigh-Charlotte 間を1日3往復しています(うち一本の「Carolinian」はNYまで)。せっかくなので Raleigh と Durham の間だけ(K)と2人で Amtrak に初挑戦してみました。ところが、出発して5分もたたないうちに機関車が故障して停止。Raleigh に戻って機関車を付け替えて再出発したので、所要時間32分の予定が3時間以上かかり、結果的に満喫してしまいました。Amtrak はよく遅れるとは聞いていましたが、まさか一発目の短距離の乗車で当たるとは思ってもいませんでした。

(K)が書いた「3行アメリカふたたび(Day 39)」もどうぞ




 宮崎 (2011年5月)



railbook 白いかもめ
(ひ)の仕事で宮崎へ行くことになりました。
ちょうど連休中だし、少し早めに宮崎入りして「海幸・山幸」に乗ろう!
ついでに鹿児島で「いぶすきの玉手箱」にも乗っちゃえ!

というわけで、まずは白いかもめの最前列に陣取って出発。
railbook 九州新幹線・さくら(N700系)
新鳥栖からは、2011年3月に全線開通した九州新幹線に乗り換えて南下。
「さくら」はN700系をベースにした新型車両だそうです。
鹿児島中央までほぼあっという間に到着。(ひ)がかつて485系の「有明」で通っていた頃とは隔世の感があります。

意外なことに、新幹線からだと知っている町の風景でも違った感じに見えました。
ちょうど、それまで山陽新幹線で見ていた本州・中国地方のイメージに近く感じたので、これまで頭の中にあった町のイメージは、列車から見える風景によって形成されていたことに気付きました。
railbook いぶすきの玉手箱
指宿枕崎線に新登場した通称「いぶたま」。車内は本当に玉手箱のようで、何とドアが開くと煙が出ます。
海側を向いた座席をキープして指宿まで往復しましたが、(ま)は乗っているうちに気分が悪くなったそうです。
それまでの長旅の疲れもあったのかもしれませんが、進行方向に対して90度横を向いて座るという、慣れない体勢が原因だろうという結論に至りました。
railbook きりしま
カステラ本線のかもめ号と同じく、787系が走ることになった「黒いきりしま」に2時間乗って、やっとこさ宮崎に到着。
写真は、長旅を終えついに到着してガッツポーズを決める(ま)と(K)と(T)。お疲れさま!
railbook 海幸・山幸
宮崎・日南線の観光列車「海幸・山幸」。
青島から乗る予定だった団体客が乗り遅れたらしく、連休というのに車内はガラガラ。もちろん、その方が我々にとっては好都合なわけで、おかげで人口密度が低く超快適でした。
本当は往復したかったけど、終点の南郷で待ち時間が3時間近くあったので(子どもたちは絶対ムリ)、上り列車との接続がちょうどいい日南駅で下車しました。
NHK宮崎のテレビ取材も受けました(宮崎ローカルの放送で見れなかったけど)
railbook 宮崎にちなんライン(日南線)
日南駅からの上り列車は青島駅で下車して、青島神社を観光しました。
こういうローカル線は、列車を一本逃すと次の便が何時間もなかったりするので要注意です。
何とか予定通りに再び上り列車に乗って宮崎市内に戻ってくることができました。
railbook B&S みやざき
復路は、九州新幹線全線開通に合わせて導入されたバス「B&S みやざき」(新八代まで)と新幹線を乗り継いで帰りました。
時間的には、このバスを利用するのが宮崎までの最速ルートのようです。
railbook 新鳥栖からは「黒いかもめ」のグリーン個室を利用しました。
疲れていたけど超快適だったので、カステラ駅まであっという間に着いてしまいました。




 大分ループ・長崎ループ (2010年11月)



railbook ハイパーサルーンかもめ
2010年JR九州カレンダーのラインナップの中で、未だ乗ったことがないのは「ゆふDX」と「青いソニック」の2つでした。この2本に乗るだけなら、カステラ駅からでも日帰りで行くことができそうです。
そこで「ゲキ☆ヤス切符」の2日目は、肥前山口駅で「かもめ・みどり連結」(2011年3月で終了)をじっくり観察し、ついでに佐世保まで行くことにして、どちらも日帰りの「大分ループ・長崎ループ」を計画しました。

というわけで、まずはいつものハイパーサルーン最前席に陣取って博多まで(もちろんバタドラ付き)。 この日は「みどり」との連結がイレギュラーだったようです。
railbook ゆふDX
「ゆふDX」は、鹿児島本線・久大本線経由を経由して大分まで走ります。目玉のパノラマシートに乗ることはできませんでしたが、普通座席でも十分に楽しい列車でした。
(一か月前の発売日に買いに行ったにもかかわらず、パノラマシートの座席は売り切れでした。実際に乗ってみると、先頭車も最後尾も団体客が宴会をしており、見に行くと焼酎を勧められました)

この車両は後に改造されて、2011年6月に「あそボーイ」として再デビューしました。中でも水戸岡さん考案の「白いクロちゃんシート(親子シート)」に、親子で是非とも乗ってみたいと思っています。
railbook 青いソニック
いつも(ひ)実家近くの踏切から眺めているだけでしたが、ついに青いソニックに乗りました。
始発の大分から終点の博多まで、グリーン車をほぼ貸し切り状態。グリーン車には運転席後方にパノラマシートがあり、また小倉で進行方向が変わったりして、チビテツ(K)はとても楽しかったようです。

博多からは再びハイパーかもめに乗ってカステラ駅まで戻りました。
railbook みどり・ハウステンボス号
2011年3月からカステラ本線のハイパーサルーンが黒いかもめにリプレイスされたので、ちゃんぽん県民にとっては貴重なハイパーサルーン車両の最後の砦になりました。
ハイパーサルーンの良いところは、何と言っても最前列からの眺めです。
また(ひ)個人的にもちょっとだけ 思い出 があります。
railbook 肥前山口駅にて。
かもめ号と分離・連結するのが風物詩(と同時に訪問客を惑わせるトラップ)でしたが、2011年3月のダイヤ改正で、かもめ・みどりの供結運転はなくなりました。
railbook 早岐駅にて、みどりとハウステンボス号の分離を観察。
「みどり」の方は、この早岐駅から進行方向が変わります。
railbook 松浦鉄道・MR
佐世保駅にて。時間がなく乗ることはできませんでした。

※後に「MR・最西端の駅」編で佐世保から有田までコンプリートしました!
railbook シーサイドライナー(キハ66・67)
このシーサイドライナーに乗って、佐世保からカステラ駅まで戻りました。
佐世保ーカステラ駅間は、JRで移動すると恐ろしく時間がかかってしまいます。
もう少し速く行けるような列車があれば、ちゃんぽん県の経済も活気づくだろうに、といつも思います。




 岡山 (2010年11月)



railbook 白いかもめ(ソニック型)・たま駅長バージョン
(ひ)の仕事で岡山に行くことになりました。
以前(ま)は岡山で働いていたこともあるので、家族全員で行くことにしました。
岡山駅前のホテルも予約して準備万端、いざ出発!

まずはかもめで博多まで。「宮崎へ行こう」キャンペーンで「たま駅長」が車体に描かれていました。
たま駅長には後に岡山でも遭遇します。
railbook 山陽新幹線・ひかり Railstar
岡山までの新幹線 Railstar では、個室(コンパートメント)を取っていました。超快適!
かつて(ま)は、このコンパートメントで移動の時間も惜しんで会議をしていたそうです。
railbook サンライズ出雲・瀬戸
朝6時の岡山駅で、サンライズ出雲・瀬戸の分離を観察しました。
ホテルが岡山駅の目の前だったので、こういう楽しい経験ができました。

ちなみに予約していた駅前のホテルは、なんと窓から真正面に新幹線のホームが見える Train front で、(K)も(ひ)(ま)も大興奮!。
railbook 岡山電気軌道・たま
たま駅長が描かれた岡山電気軌道の「たま」号。この旅でたま駅長が描かれた列車に乗るのは2度目です。狙ったわけではなく たまたまだったけど(シャレではない)、乗れて大ラッキー!

この「たま」に乗り合わせた男の子のお父さんが、「九州は楽しい列車がたくさんあっていいですね」と言っていました。
その通りだと思います。
railbook 岡山電気軌道・MOMO号
JR九州ではお馴染み、水戸岡鋭治さん(岡山県出身)がデザインした低床車両「MOMO」
railbook 岡山電気軌道・くろ号
古い車両を水戸岡さんがデザインしなおしたそうです。
JR九州と非常に似たパターンですね。
エアコンがないので、夏季は運休だそうです。
railbook 岡山電気軌道・県民共済号
車内のガチャガチャにトライして、見事(K)が当たりのピンバッジを引き当てました。
railbook JR西日本・山陽本線
山陽本線岡山駅周辺の在来線列車。
railbook 山陽新幹線・こだま(500系)
岡山からの復路も Railstar のコンパートメントで快適な旅を楽しんでいましたが、最後の小倉ー博多間だけ 500系こだまに乗り換えました。
railbook その目的はコレ! 先頭車両にある「こども用運転席」
約20分の短い時間でしたが、運転席だけではなく先頭車両全体が貸し切り状態でした。
実は 500系ファンの我が家。

博多からはハイパーかもめに乗ってカステラ駅まで戻りました。




 鹿児島・肥薩線2 (2010年10月)



railbook 220DC・赤いシーサイドライナー
バイオパークから鹿児島市・平川動物園にお引越した、カバの「りょうまくん」に会いに行くのが目的で、1泊2日の鹿児島旅行を計画。同じルートは一度(K)と2人で乗ったことがありましたが、今度は家族全員で行きました。もちろん「ゲキ☆ヤス切符」を利用。

みかん駅からカステラ駅までは、「赤いシーサイドライナー」が連結された車両が来て(K)は大喜び。最終列車に連結されて3両編成になることを(K)に話していたのです。
(実際は大分から借りていた車両だそうです。)
railbook かもめ・ハイパーサルーン
少し早めに並んで、ハイパーサルーンの最前列を占有。
ハイパーサルーンは前方の眺めが最高です。
そしてワゴンサービスで「バタドラ」を購入するのが我が家の定番。
railbook リレーつばめ
鳥栖からはリレーつばめで南下します。
railbook 九州新幹線・つばめ(800系)
水戸岡さんデザインの新幹線「つばめ」は、日本で一番かっこいい新幹線だと思います。
内装もシートも最高で超快適!
railbook 200DC・なのはな号(指宿枕崎線)
鹿児島の車両は黄色です。
その「なのはな号」に乗って、平川動物園に最寄りの五位野駅に到着。
ところが、無人駅でバスもなく、タクシーを呼んで動物園へ行きました。
railbook 鹿児島市電
鹿児島の市電は、線路の敷地に芝が植えてあってとてもきれいでした。
railbook はやとの風
帰りは肥薩線で。
まずは観光特急「はやとの風」に乗って吉松まで。

ちなみに右奥の方に国鉄色の485系が写っています。あまり いい思い出 はありませんが…
railbook いさぶろう・しんぺい
次は「いさぶろう・しんぺい」号に乗って人吉まで。
道中はスイッチバックやループ線、雄大な景色など見所満載です。

実は、(ひ)はかつて月に一度この肥薩線を利用していましたが、当時は退屈で退屈で列車に乗るのが苦痛ですらありました。
乗る人間の気持ち次第で、同じ景色でもこんなに違って見えるから不思議です。
railbook 九州横断特急
人吉から熊本までは「九州横断特急」。
この3本は乗り継ぎが非常にスムーズです。途中の駅では地元の方々が温かく迎えてくださいますが、いつも列車で通過するだけなので、いつか途中で下車してゆっくり滞在したいと思います。球磨川のラフティングとか、(K)がもう少し大きくなったら一緒に行けるかな。

熊本からは、リレーつばめと白いかもめでカステラ駅まで帰りました。




 熊本・大分 (2010年6月)



railbook 龍馬ライナー
再び「ゲキ☆ヤス切符」を利用して、熊本発の観光列車「あそ1962」と、大分発の「ゆふいんの森」に乗りに行く父子2人旅に出かけました。
泊まりがけのテツ旅は2度目です。

土曜日の午前中は(K)が幼稚園だったので、お昼過ぎから出発。みかん駅からカステラ駅までは「龍馬ライナー」が来て(K)は大喜びでした。
railbook 熊本電鉄(青ガエル)
かもめとリレーつばめを乗り継いで熊本に到着。一つ手前の上熊本駅で下車して、接続している熊本電鉄の通称「青ガエル」に乗りました。
この日は熊本泊。
railbook 熊本市電・101号車
ホテルから熊本駅までの移動で、運良くこの古い車両が来ました。また、この日は「父の日」で、車内も素敵に装飾されていました。
後に(K)はこの電車を「熊本の明治電車」と呼ぶようになりましたが、実際はレトロ調にしてあるだけで結構新しい車両だそうです。

熊本駅に到着した後、少し時間があったので周遊バス「しろめぐりん」を一周しました。
railbook あそ1962
1962年製造の車両を改造した「あそ1962」。途中スイッチバックがあったり、20分停車して大きな鉄橋を見に行ったりと、とても楽しい観光列車です。
道中は特に阿蘇周辺は大変きれいな景色でしたが、普段の行いの良い(ひ)にしては珍しく雨模様でした。
「あそのうなり弁当」が美味しかったです。レディさんの乗務は1名のみで、めちゃくちゃ忙しそうでした。
railbook 「あそ1962」は、2010年12月で惜しまれつつ引退しました。
同路線には、2011年6月から「ゆふDX」を改造した「あそボーイ」が運行しています。
きれいな景色を「白いくろちゃんシート」で見るために、また親子で乗りたいと思っています。
railbook 九州横断特急
宮地から大分までは、九州横断特急で移動しました。
運転席が間近に見えるので、(K)はこの列車が大好きなようです。
道中の景色はたいへんきれいでした。
railbook ゆふいんの森
九州の人気観光地・由布院に、これまた大人気の観光列車「ゆふいんの森」号が走っているので、いつも車内は多くの乗客で賑わっているそうです。
乗り継ぎもちょうどよく大分から発車する便があったので、指定席を予約していました。その切符に書かれた座席に行ってみると・・・
railbook なんと驚いたことに座席は運転席すぐ後方の一番前!
運転席や景色がよく見えて、とても幸せでした。
railbook 車内で記念撮影。
実は数日後に、鉄道モノマネ芸人の立川真司さん(我が家のヒーロー)が、同じ場所で同じようにしてNHK「テツタビ」の番組を収録していました。立川さんに会いたかったなぁ、惜しい!

鳥栖でハイパーかもめに乗り換えて、カステラ駅まで帰りました。




 鹿児島・肥薩線 (2010年2月)



railbook ハイパーサルーン・かもめ
なんと、JR九州内を土日2日間乗り放題という「ゲキ☆ヤス切符」が発売されました。しかも子ども料金は1000円(!)で、(K)との父子旅行に最適です。かねてから行きたかった新幹線と肥薩線を利用する鹿児島旅行に、初めて(K)と2人で泊まりがけで出かけました。

まずはハイパーかもめの最前列に陣取って鳥栖まで。
このパターンは以後(ひ)(ま)家の定番として定着することになります。
railbook リレーつばめ
鳥栖からは「リレーつばめ」で南下し、新八代駅で向かいのホームに待っている九州新幹線「つばめ」に乗り換えます。
指定席の場合は、号車や座席番号まで一緒です。
railbook 九州新幹線・つばめ(800系)
水戸岡さんデザインの新幹線「つばめ」は、日本で一番かっこいい新幹線だと思います。シートも広くて快適で最高!。新八代ー鹿児島中央間は、ほぼあっという間に到着。ゲキ☆ヤス切符でもう一往復くらいできそうでした。到着後、運転手さんが記念撮影してくださいました(on mouse, please)

ちなみに「鹿児島中央駅」と改名されてから初めて来ましたが、(ひ)はやっぱり違和感があって「西鹿児島駅」もしくは縮めて「西駅」の方が自然に感じます。駅そのものは新幹線開通に合わせてかなり大規模に改修されており、かつての面影はほとんど残っていませんでした。群像のモニュメントが移動したかと思ったほどでした。
railbook なのはなDX(指宿枕崎線)
写真は(ひ)思い出の地、JR谷山駅です。
この後、市電の谷山電停まで歩いて、市街地に戻りました。
※ 2011年3月の「いぶたま」導入に伴い、「なのはなDX」は運行終了となりました。

マウスを乗せると、在りし日のJR谷山駅の駅舎です。
4年半後 に取り壊されているのを見てショックを受けたのですが、よくよく見ると、このときすでに連続立体交差事業が計画されていたことが、左側に見える看板で確認できます。
railbook はやとの風
復路は肥薩線で北上します。
行きは新幹線、帰りはローカル線というコンビネーションが絶妙でした。
railbook いさぶろう・しんぺい
真幸駅でのスイッチバックや大畑駅(おこば、と読みます)でのループ線+スイッチバックなど、チビテツ(K)はいろいろと楽しかったようです。2両編成のどちらからでも見ることができるように、見所では2回止まってくれます。
また「日本3大車窓」では、天気が良くて遠く桜島まで見通すことができました。
驚くべきことに途中から車内は超満員になり、もちろん指定席を確保していましたが、少しでも席を離れようものなら他の人がすぐに座るので閉口しました。
(次に家族全員で乗ったときにはそうでもなくゆっくりと楽しめました。)
railbook 九州横断特急
長旅に疲れたのか、(K)はずっと寝ていました。

熊本からは、リレーつばめ&白いかもめでカステラ駅まで戻りました。




 広島 (2009年9月)



railbook 白いかもめ
(ひ)の仕事で広島に行くことになりました。
チビテツ(K)と新幹線に乗るため、間もなく1歳の(T)も連れて4人で出かけました。
railbook 山陽新幹線・のぞみ(N700系)
railbook 広島電鉄・グリーンムーバー
なんと5両編成で、「世界一長い路面電車」だそうです。
このグリーンムーバーに乗って、広島市内から宮島口まで行きました。
railbook 宮島フェリー
宮島口からは、すぐにこのフェリーに連絡しています。
分かりやすくて観光客には大変ありがたかったです。
railbook 帰りの新幹線は「500系・のぞみ」でした(残念ながら写真なし)。
到着した博多駅で、色が違う試験運転中のN700系を見ましたが、この時は後に「さくら」と命名されて九州新幹線になることは知りませんでした。




 SL人吉 (2009年9月)



railbook SL人吉
かつて阿蘇を走っていたSL「あそボーイ」がリニューアルされて、熊本ー人吉間に「SL人吉」として戻ってきました。
もちろん大人気でなかなか予約できませんでしたが、日帰り往復という少々タイトなスケジュールながら、旅行会社のツアーに申し込んで乗りに行くことができました。
railbook 客車の方はお馴染み水戸岡さんのデザインで、チビテツ(K)も楽しかったようです。
railbook
railbook




 ちゃんぽん県カステラ市付近の列車



railbook ななつ星
豪華寝台列車「ななつ星」です。カステラ駅でも龍踊りで豪華に歓迎します。
railbook スイーツトレイン・或る列車
営業運転初日にカステラ駅で出迎えました。(K)は取材を受けてテレビ出演しました。
railbook 白いかもめ
カステラ本線を走る「白いかもめ」。地元の誇りです。
水戸岡さん、素敵な列車をデザインしてくださってありがとうございます。
railbook 白いかもめ(ソニック型)
写真は(T)と初めて父娘旅行(日帰り)をした際に博多駅で撮影(2011年5月)。
railbook かもめ・ハイパーサルーン
ハイパーサルーンの良いところは、何と言っても最前列からの眺めです。
(ひ)個人的にも、ちょっとだけ 思い出 があります。
railbook 歴代かもめ
2010年10月、JRカステラ駅の「鉄道の日」イベントで、歴代のかもめ号が勢揃いしました。
左から、ハイパーサルーン、485系、白いかもめ
railbook 黒いかもめ(787系)
2011年3月の九州新幹線全線開通に伴って、それまで「リレーつばめ」として使われていた車両(787系)が「かもめ」としてカステラ本線に来ることになりました。1992年に「つばめ」として水戸岡鋭治さんがデザインした車両ですが、デビューから20年近くたっても、魅力は全く色褪せることはありません。
オススメは3号車のセミコンパートメントと前後幅が広い座席(元ビュッフェ部分)。また「グリーン個室」は、家族で乗る場合などに非常に快適です。
残念ながら最前列から運転席および前方を見ることは不可。
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グリーン個室
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セミコンパートメント
railbook シーサイドライナー(DC200)
このシーサイドライナーを、(K)は「あたらし」と呼びます。
railbook 運転手さんに、ブレーキハンドルを持たせてもらいました。
railbook シーサイドライナー(キハ66・67)
こちらのシーサイドライナーは、「ふる」と呼びます。
感心なことに、(K)はかなり離れていても「ふる」と「あたらし」を区別することができます。
railbook シーサイドライナー(キハ66・67)
同じ「ふる」ですが、写真の(K)が可愛いかったので。
railbook キハ66・67(国鉄色)
そしてこの国鉄色の車両は、「ふるふる」と呼びます。確かに古く見えますが、近くで見るといつもピカピカで、とても丁寧に整備されているようです。

カステラ本線みかん駅経由で、この「ふるふる」がみかん畑の中を走る光景を見ると、まるで昭和から時間が止まっているような錯覚に陥ります。さだまさし氏と並ぶカステラ市の2大スター、福山雅治氏の「蜜柑色の夏休み」は、まさにこの風景を歌っています。このあたりをアピールして、大村湾の光る海の景色も素晴らしい(福山氏の歌の中でも歌われています)カステラ本線みかん駅経由ー大村線を走る水戸岡デザインの観光列車が一本欲しいところです。もちろん出発は8時6分発でお願いします。
railbook ハウステンボス号(200DC)
ハウステンボス塗装の「あたらし」。
「ふる」タイプ(キハ66・67)のハウステンボス号もあります。

※ 2021年3月11日の夜、最後の営業運転に(K)とミチノオ駅から乗車して、回送されるのを見送りました 【動画】
大きな警笛音が、少し寂しかったです。
railbook YC−1
2020年3月から、上記のキハ66・67やDC200と置き換わる形で、JRQ州初のハイブリッド車両、その名も「やさしくてちからもち1号」(つまりドカベン1号)が、カステラ本線ほかちゃんぽん県内の路線を走るようになりました。顔部分をぐるりと取り囲む照明が斬新ですが、進行方向側の白い照明はやがて点けられなくなりました。
写真は、YC-1の新規導入から長崎駅移転までの2週間の間に、旧・長崎駅のホームで撮影した、実は貴重な写真です。
railbook 白いかもめのケーキ
railbook カステラ電気軌道・168号車
なんと、1911年・明治44年の製造で、したがって「明治電車」と呼ばれています。ついに100歳を超えましたが、めちゃくちゃカッコイイ路面電車だと思います。
動くのはイベントに合わせて年に数回ですが、とても大切に保管されていて、いつもピカピカです。
railbook カステラ電気軌道・3000系
「路面電車まつり」にて。
2004年に導入されたときには、カステラ電気軌道にとって実に20年ぶりの新車だったそうです。
railbook カステラ電気軌道・5000系
同じく「路面電車まつり」にて。
2011年に導入された新型車両5000系。明治電車とちょうど年の差が100年です。
railbook カステラ電気軌道・BOSS電車
思えば、チビテツ(K)が最初に興味を示した列車が、この「BOSS電車」でした。
railbook 島原鉄道
島鉄の「おどみゃ島原号」。
railbook ブルートレイン・さくら号
ブルートレインはもう廃止されて久しいですが、かつて東京ーカステラ駅間を毎晩走っていました。
railbook ブルートレイン・さくら号
railbook きっちんせいじ
「きっちんせいじ」でトルコライスを食べました。
長崎大水害で被災した後、やはり被災して廃車になった本物のチンチン電車の車両を利用して店舗を再建されたそうです。
railbook JR九州カステラ駅の「鉄道の日」イベントに行きました。
検査用の車両に試乗。
railbook 運転席にも試乗できました。
railbook 車掌気分でアナウンス。
この日は駅構内で「OMURA室内合奏団」も演奏して、一粒で2度おいしい日でした。




 その他



railbook 485系 きりしま
鹿児島中央駅にて。塗装が赤なので、かつては「赤いかもめ」や「赤いみどり(??)」としてカステラ本線や佐世保線を走っていたのでしょうか?

かつて高校生だった(ひ)がこの485系の特急「有明」に乗って西鹿児島(そう、当時は鹿児島中央駅ではなく西鹿児島駅)まで行っていた頃には、片道4時間半で退屈だしお尻は痛くなるし車内は煙草臭いしで、乗るのが苦痛に感じていました。
そんな時に、「ハイパーサルーン」が導入されて、あまりに快適で嬉しくなったことをよく覚えています。便数は少なかったけど、わざわざハイパー有明を選んで乗っていました。(ひ)が高校3年生の頃だったと記憶しています。いい思い出です。
railbook 485系 きりしま・ひゅうが
こちらは緑色。
この485系は、2011年3月の九州新幹線全線開通に伴って、JR九州での運転は終了しました。
railbook 寝台特急・カシオペア
千歳空港から札幌駅に着いたら、向かいのホームからカシオペアが出発していました。
この頃の(K)・当時2歳2か月・はまだチビテツになる以前で、飛行機や車の方に興味を示していました。本人もカシオペアを見たことは覚えていないそうです。




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