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3行アメリカ Daily Life 2004年

暮らしの中のハプニング!



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麦藁帽子、赤い靴 6.14.2004

アメリカ人は人をよく誉めるが、会話の糸口として相手の持ち物を誉めることも多い。(ま)は、ある帽子と、ある靴を履いている時に、誉められる回数が激増する。友人知人はもちろん、ホテルのフロントから果てはホームレスにまで誉められるのだ。その帽子とは、折りたたみ可能な、つばの小さい麦藁帽子(16ドル)。靴は、赤のキャンパス地のスニーカー。メーカー品ではあるが、セールで10ドル以下だった。で、よーく観察すると、帽子は圧倒的に黒人に、スニーカーは圧倒的に白人に誉められることが分かった。(ひ)にそのことを話すと、「帽子は、見ようによってはアフリカ調だからじゃない。」とのこと。「じゃあ、靴は?」と聞くと、答えに詰っている。但し、同じ赤い靴でも、ブーツを履いた時はやはり白人に誉められまくり、その理由は「カウガールみたいでかっこいい。」というものだった。足元に赤をもってくるのは、白人テイストなのか? 確かに、白人と黒人が好む服装には明確に違いがあり、洋品店ひとつとっても「これは白人向け(黒人向け)の品揃え」というのが分かることも多い。(ま)の場合、しかし、その違いを余り気にせず選ぶので、その結果、それぞれからお褒めの言葉をいただく品にたどり着くこともあるのだろう。…というくらいしか、この状況を説明することはできない。(ま)


誤解と思いたい 5.3.2004

(ひ)の同僚である韓国人の、子供の1歳のバースデーパーティーに招かれた。韓国では、赤ちゃんの生存率が悪かった頃の名残で、1歳になって初めて大きなお祝いをするらしい。で、他の同僚(ヨーロッパ人)にプレゼントは何を持っていく?と聞くと、これがみんな「レジスターが無いから、困るわ。」と不満顔。(レジスターとは、前もって欲しい商品を登録しておくシステム。)そりゃ、アメリカやヨーロッパでは当り前のシステムでも、奥ゆかしいアジア人は、自らプレゼントを要求するような真似はできないよー、と思いつつ、(ま)はプレゼント選びの奥の手を教えてあげた。
「お店によっては、プレゼント用レシートを発行してくれるよ。これは、金額の代わりにバーコードが記載されたレシートで、これをプレゼントと一緒に渡す。すると、受け取り側がプレゼントを気に入らなかった場合、商品とレシートを持ってゆくと、同じ金額までの別の商品と交換できるという仕組みだから、便利だよ。」
この名案に、場は一気に和やかに。 「ところで、(ま)は何を買ったの?」聞かれ、「2歳児用の服。」と答えると、「うーん、やっぱりそうか。」と皆が納得顔でうなずく。一人が「やっぱりアジア人は顔が大きいから、1歳でも2歳児用のほうがいいんだよね。」と真剣な顔でつぶいている。「いや、私はただ、1歳児用の服ばかり集まっても困るんじゃないかと思っただけで、別に顔の大きさで選んだ訳では…。」という(ま)の弁明も、耳には入っていなかったようだ。

そして当日、その1歳児の顔の大きさを見ると、韓国人のお母さんのそれと同じで、ヨーロッパ人4歳児の2倍であった。ヨーロッパ人の思慮深さも、まんざら無駄ではなかったようだ。(ま)


プレゼントいろいろ 5.1.2004

あちこちでフェアウェル・パーティーを開いてもらって、本当に嬉しかった。パーティーを企画してくれたり、カードを頂いたりで十分なんだけれど、たまにプレゼントを頂く場合もある。(ひ)は、ラボのみんなから自分の名前と暖かいメッセージの入った置時計とノースカロライナの写真集、(ま)は、ブッククラブより「メンバーのサイン入り次回の課題本」、クッキングクラブよりメンバーお手製の「トラベルガイド&レシピブック」など、一生の宝物になるものを頂いて本当に大感激だった。手にとるたびに、アメリカの思い出に浸れるというものだ。
その一方、個人からプレゼントを頂く場合もあるのだが、これが結構面白い。なぜならば、イラン人からはイラン工芸のペンケース、中国人からは中国の京劇のお面、スロバキア人からはスロバキア産のスリッパ。随分長くアメリカに住んでいる人々からにも関わらず、プレゼントとなると母国の品物が出てくるのが不思議といえば不思議だ。とは言え、自分を振り返ってみれば、同様にお別れのプレゼントとして、日本からの布小物に千代紙、お香などを渡してる。…つまり、意気揚揚と持ってきたものの、「お土産」の習慣が無いアメリカ生活ですっかり行き場を無くした母国からの小物を、最後のチャンスとばかり、お互い交換していたのだ!!

とは言え、やはり嬉しいプレゼントが多い中、ひとつ摩訶不思議なプレゼントもあった。あるイラン人から一抱えもある大きな箱をもらい、家に帰って開けてみると、中身は何と、どこにでもあるようなガラスの大鉢。それも日本のメーカーの。引越しはダンボール10箱だけにしようと意気込んで荷造りしていた我々は唖然。オマケに、箱には一度開封したカッター傷まであるではないか。どうやら彼女の家にあった不要品をくれたらしい。どうりでお礼を言った ら、"Nothing, nothing." (大したものじゃないのよ。)と懸命に言っていた訳だ。捨てるわけにもいかず、結局持ち帰ることに。よーく見れば、冷やしそうめんに使えないこともなさそうだ。かくして、イラン人からのお別れプレゼントは、この夏の日本の食卓で活躍する予定なのである。(ま)
後日談・アメリカから日本に船便で送った引越荷物20箱の中で、唯一、このガラスの大鉢のみが破損していた。きっと他の荷物を守ってくれたのだろう。非常に心に残るプレゼントとなりました。(ひ)


まだまだ話したいことはあるけれど 4.25.2004

現在、(ひ)(ま)家は引越しの最終段階に入っています。(ま)の綿密な計画に基づき、1)持って帰らないものを処分(売る、あげる)→2)家の中をすっきりさせて、旅行に出発→3)早めに荷造り→4)スペースが余ったら、ちょっとした記念品を買って詰める。という手順だったのですが、1)は完璧に終わり、2)旅行も終わり、さあ荷造りだ!と思いきや、お別れパーティーを楽しみすぎて荷造りがのびのびになり、結局、明朝引越し屋さんが来るというのに、まだダンボール4箱分の「ちょっとした記念品」が買えていません。(なんせ、引越し屋さんの値段設定が「10箱もしくは20箱」という大まかさ。)引越し前日に荷造りをしながらショッピングに走る、という何だか不思議な状態になっています。

さて、読者の皆様、今までご愛読ありがとうございました。まだまだ話したいことは沢山ありますが、ひとまず更新は一ヶ月お休みし、6月に再開しようと思います。其の頃、また覗いてもらえますか?何か新しいことを用意しています。今まで書き忘れたことを書いているかもしれないし、日本での逆カルチャーショックを書いているかもしれません。(題して「3行ニッポン」!(仮題))そうそう、最後のハネムーンの旅行記もアップしなくては。いづれにしても、このホームページはこのまま存在しづつけます。これからも、どうぞよろしく。

今までのご愛読に感謝しつつ。また近いうちに、お会いしましょう!
4.25.20004 (ひ)(ま)家


別れは突然に 4.2.2004 

引越しを前に、ムービング・セールを行っている。大学が多いエリアゆえ5月帰国の人が多く、ムービングセールの「売ります」情報もやたら多い。その中にあって、我が家の「売り」は、何でも「即日引き渡し可」。 購入が決まってから受け取りまで約1ヶ月待たなければならないことが多いムービング・セールの中にあって、この「即日引き渡し」のインパクトは強いらしく、メーリングリストに載って約5時間後には、ほとんどの商品が売り切れた。買ってくださった皆様、どうもありがとうございました!

さて、とは言っても、すぐには買い手がつかないのが我らの愛車達。高い買い物ゆえに、皆が慎重になるので当然だ。しかし、そんな車の1台、(ま)のホンダCRーVが、本日新しい持ち主の方の手に渡っていった。問い合わせから24時間以内のスピーディーさだった。(そう、車さえも「即日引き渡し可」だったのだ!)実はこの車、ノースカロライナに来た当初は1台の車を二人で使おうとしていた(ひ)(ま)家だったが、(ひ)を送り迎えするのに1週間で飽きた(ま)が、「私も自分の車が欲しい!」と退職金をはたいて(それでも足りずに(ひ)のわずかな貯金まで崩して)買った、「マイ・ファースト・カー」だったのだ。「車は一人一台」が常識のアメリカで、この車があるおかげで(ま)の自由度は断然高くなった。これでいろんなアクティビティが楽しめたし、その結果、友達も多く出来た。もちろん、RV車なので、二人で海や山に行っても本当に楽しかった。私の愛車よ、新しい持ち主の方に可愛がってもらいなさいね。24時間前は、売れることすら考えていなかったのに、今はもう駐車場のどこを探しても私の車は見当たらない。今日は飲まずにはいられない夜だ。(ま)


愛鳥家の隠された趣味 4.1.2004

(ひ)(ま)が住んでいるアパートの、ちょうど見上げるような位置にベランダがあるお宅には、いつも沢山の鳥がやってきている。毎日十分な餌と新鮮な水を汲んで用意しているらしく、鳥も慣れた様子で餌を食べたり水遊びしたりしている。羨ましい。
そんなある日、(ま)がベランダでボケッとしていると、鳥たちが一斉に、そのベランダから飛び立っていった。あまりの勢いのすごさに不思議に思いつつ、5分が経過。鳥も戻ってきて、再びそのベランダで食事をしている。と、再びものすごい勢いで鳥が飛び立っていった。そして、(ま)も今回は見逃さなかったゾ。 何と、部屋の中から水鉄砲で鳥を撃っていたのだ! 愛鳥家だと思っていただけに、大ショック。この話を(ひ)に聞かせると「まあ、水鉄砲だから害は無いんじゃない。鳥も結構楽しんでいるかもよ。」とのこと。そんなものだろうか。(ま)


別れるために出会う人 3.30.2004

3年前、(ひ)はこの土地に単身でやってきた。仕事の合間に生活のセットアップをコツコツと行い、3ヵ月後にやってくる(ま)との新生活に備えていたのだ。その時、いろんな日本人の方の親切に触れたという。ムービング・セールの商品を買いに行った先で、ご飯をご馳走になったり、おかずを包んでもらったり。生活の知恵を授けてもらったり、運搬を手伝ってもらったり。この話が、(ま)はずっと心に残っていた。なぜならば、ムービング・セールをする人は基本的に帰国間近な訳で、渡米したばかりの(ひ)が将来的に何かの役に立つかもしれないことはないにもかかわらず、損得抜きで親切にしてくれていたのだから。

今回、(ひ)(ま)家がムービング・セールをするにあたり、やはり新しく渡米された日本人の方々と知り合えた。彼女の到来を待っている独身の方や、家族より一足先に来てひとりで生活のセットアップをしているお父さん。そして、以前から顔見知りではあったけれども、ムービングを通してより仲良くなれた方も。そんな方々には、出来るだけ親切でありたいと思っている。荷物の引取りの時に我が家で一緒にご飯を食べたり、運搬を手伝ったり、遊びの奥義(?!)を伝授したり。それは、3年前に(ひ)がお世話になった人々へのささやかな恩返しであり、新しく生活を頑張る人へのエールでもある。引越しという別れのプロセスを通して、新しい友達が増えている。これもまた、出会いの不思議。(ま)


今週のニュース 3.27.2004

今週はあちこち行った。運転中は、ずっとラジオ(NPR)を聞いていた。今週のNPRは特別放送で、「なぜ同時多発テロが防げなかったか」を調査する委員会(テロの遺族の意向で設立)の聴講会が、ずっと実況中継されていた。いわば国会中継みたいなもので、延々質疑応答があるだけなのだが、その参加者がすごい。FBIにCIS関係者、ラムズフェルドにパウパウ、ライスにワインバーガー、その他もろもろ、キラ星のごときホワイトハウスのスター達(?)が続々と登場するのだ。しかし、内容を聞いて衝撃。つまりは、責任の擦り付け合いなのだ。誰かが暴露本を書いた、その内容が以前の本人の発言と異なる、誰かを名指しで非難する、名指して非難された人は相手を非難し返す、大統領の判断に失望していた、それなら何故もっと声を大にして言わなかったのか…etc. 聞いていて、気分がどっと暗くなった。結局は政府機関で働く人間も人の子。そして国民は命をそこに預けている。
また今週は、中東問題も一気に緊迫した。どちらの意見も聞こうというのがNPRの姿勢なのだが、両国の大学の教授や政府の広報担当者といったインテリジェントな人々が、平気で「復讐」だとか「殺してやる」だとかいう言葉を吐いているのを聞くと、世界にはいろんな思想があるのだなぁと改めて思うのだ。
そしてインターネットで新聞を読むと、日本では江角万紀子が国会参考人喚問?!…日本はかなり平和な国だと言えよう。(ま)


合掌 3.21.2004

アカデミー賞の渡辺兼を見て、「おいおい、またかよー。」と思った。マリナーズにいた頃の佐々木投手しかり。日本人がアメリカ人の前で挨拶代わりに合掌すると、変な誤解を生むのだ。何度、外人から「サンキュー」と言いつつ両手を合わせられたことか。この場合、ちゃんと説明しておかねばならない。「あのね、手を合わせるのは、ご飯の前とご飯の後。食事を作ってくれた人やお百姓さんに対して、感謝の気持ちを表しているの。その他は、God(仏様)に対してのみ。日本人は、普通の挨拶では合掌しないの。」「おお、そうか〜。」と皆、神妙に納得。納得して最後に合掌したりする。分かってんのか、コイツ。きっと、ちょっとエキゾチックで、ゼン(禅)を感じたりする仕草なんだろうな。

かく言う(ま)も、悪戯心で挨拶代わりに合掌をしたことがある。ボルチモアまでイチローの試合を見に行ったとき、オリオールズ・ファンばかりの中で、後ろの席に熱狂的なマリナーズ・ファンの一家がいた。最初は「見えないから立つな。」などとゲーム前から我々に文句を言っていたオバチャンも、最後はマリーナーズ勝利に興奮して(ま)と熱いハグまで交わす始末。当時のマリナーズは、イチローと佐々木の日本人2本立て。日本人に対する関心も高いはず。別れ際、その一家の、10代と思われる娘に向かって合掌をしてみたところ、慌てて合掌をし返してきた。きっと彼女は、田舎に帰って友人達に、「ボルチモア旅行でマリナーズファンの日本人に会っちゃってェ、日本式の挨拶をかわしたのよォ。」と、自慢していることだろう。合掌。(ま)


収納について考える その1 3.22.2004

最近、アメリカの収納グッズを物色する機会が多い。帰国を前に、アメリカの「お洒落で合理的な」(雑誌に出てきそうな枕言葉)収納グッズを持ち帰りたいと思ったりするからだ。しかーし!結論から言うと、
「日本に持ち帰りたい程の、収納グッズはない。」

確かに、見た目は良いものも多い。しかし問題は、日本の住宅環境における最大にして最重要課題である、「スペース・セービング(狭い空間利用)」になっていないのだ。どうやら、アメリカにおける収納グッズの役割は、「オーガナイズ=整理整頓」でしかないらしく、収納グッズそのものがやたらデカイか、もしくはスペースを無駄にしつつ、見た目お洒落に収納できるものが多い。 例えば、食料庫に缶詰を並べる為の収納グッズは、ミニチュア版お雛様のひな壇。これを使えば、確かに奥の缶詰のラベルまで見えるけれど、そのひな壇の下の空間は完全に無駄。私だったらこんなもの使わずに、奥に大きな缶を並べるね。結局、スペースが十分にあること前提の収納グッズなのだ。こんなものを日本の住宅で使ったひにゃぁ、スペースがいくらあっても足りないゾ。逆に言うと、アメリカに「すきま家具」という言葉は存在しないんだろうな。(ま)


収納について考える その2 3.22.2004

前回はアメリカの収納グッズの文句を書いたけれども、収納について「これは、いいなぁ。」と思うこともある。それは、家に備え付けの収納スペースが多い、ということ。これは何を意味するかというと、余計な家具が要らないのだ。 例えば、台所。隅に間口40cm、奥行き50cmの細長い倉庫がある。ここに、何の変哲も無い棚が5段、橋渡ししてあり、鍋からお米まで、何でも収納できる。コンロや作業台の上部には、これまた何の変哲も無い木製の棚(扉つき)が打ちつけてある。ここにほとんどの食器は入ってしまう。という訳で、台所には、食器棚もワゴンも必要なし。 リビングだって、テレビをはめ込む凹スペースがあって、その上は本棚になっている。よって、本棚もテレビ台も必要なし。 壁に埋め込まれた暖炉の上は、定番のデコレーション・スペースなので、絵画なり写真なりを飾る。よって、飾り棚も必要なし。 バスルームも、例の間口40cmの倉庫があるので、石鹸からトイレットペーパーに至るまで人目に触れず収納が出来る。極めつけはクローゼットで、「ウォークイン・クローゼット」と言えば聞こえはいいが、押入れと同じ広さ(でも正方形)の部屋に、腰の位置の仕切り板が無く、歩いて入れると思えばよい。そこにあるのは、壁の周囲に打ちつけられ何の変哲も無い網状の棚のみ。ここにハンガーをかけ、小物を置き、冬服をしまう。よって、整理ダンスも必要なし。 改めて家の中を見回すと、結局生活に必要な家具は、食卓とソファーとベッドだけなのだ。アメリカの家は広いと言うけれど、日本の住宅も作りつけの収納スペースをちょっと増やすと家具が減り、結果的に部屋が広くなるのではないだろうか。「婚礼家具3点セット」の代わりに、「ウォークイン・クローゼット」が欲しいものだ。(ま)


ふたつのベイビー・シャワー 3.16.2004

最近立て続けに「Baby Shower ベイビー・シャワー」と呼ばれるパーティーに招かれた。皆で集まって、シャワーのようにプレゼントをあげて祝福するという慣わしで、結婚する人には「ブライダル・シャワー」、子供が生まれる人には「ベイビー・シャワー」がある。プレゼントをもらった人は、その場で開けてお披露目するのが、パーティーの山場でもある。さて、ふたつのベイビー・シャワーがとても対照的だったので、ちょっとご紹介。

一つ目は、アメリカでの知り合いも少ないインド人妊婦の為のパーティー。プレゼントの量もさることながら、中身にもビックリ。「子供服」はもちろんのこと、「ベイビー・フード」「紙オムツ」「赤ちゃんのお尻ふきシート」まで、おおよそ「プレゼント」には似つかわしくない実生活に必要なものが、リボンを付けられ次々と登場する。確かに必需品だし、あると助かるものだ。安い物でも本当に必要なものを大量に買ったりして、プレゼントを送る側の心意気が見受けられる。

一方、アメリカ人の友人も多い、ヨーロッパ人女性の為のパーティー。案内状が来た時点で、トイザらスとデパートのWebアドレスが書かれており、ここで彼女の名前を入力すると、彼女が前もって希望している「ウィッシュ・リスト(欲しい物リスト)」が見られるようになっている。つまり「プレゼントはこの中から選んで持ってきてね。」という訳だ。値段は10ドルから30ドル程度のもので、予算に合わせてオンラインで購入できる。パーティーに来なくても、商品だけ選んで、相手の家に送ることも可能だ。当日のプレゼントのお披露目では、参加者全員が各商品とその値段も知っているため、「ああ、あの服はこの人が買ったのね。」「この人、一番安いの買っているわ。」といった感じの、確認といったところ。リスト以外のプレゼントも、「10ドル以上に見える、見栄えのしそうなもの」を一生懸命探したような商品の連続で、何だかつまらなかった。

確かに後者も、自分の欲しい物をもらえるという意味では非常に合理的なシステムだけれど、相手のことを考えながら商品を選ぶ楽しみ、というのも捨てがたい。また、一参加者として、包装紙をビリビリと破ったら紙オムツが出てくる、という新鮮な驚きは非常に楽しめた。ちなみに、どちらの場合も日本と違い、自分の予算の範囲内でプレゼントをあげたら、後はお返しなし(お礼のカードが来る程度)というのは、スッキリしていて気持ちがいい。(ま)


春になると 3.10.2004

雪がちらついた数日後には、肌に突き刺すような紫外線を感じる春がやってきた。春になると、突然出てくるものシリーズ…

 咲くのではない。イキナリ、すでに花が咲いた植物が植えられるのだ。道路沿いなど一面に。絨毯みたいでキレイ。
 これも同様。ある日、道路の中央分離帯に植えられるのだ。これも小さな花をつけて、目を楽しませてくれる。
 気温の上昇で、散歩とジョギングする人の数が倍増。冬場は(ひ)(ま)しか使っていなかったテニスコートも満員御礼。
 こんなデカイ犬がいたのかっ!というほど大型犬がウジョウジョと散歩につれられて出てくる。まさか、春になったから飼いだした訳ではあるまいに。冬は何してんだ?!
アイス 天気のいい日にショッピング・モールに行くと、3人に1人はアイスを片手に歩いている。店の入り口にも「アイスの持込み、お断り。」の張り紙が登場。皆、好きなのねー。太るはずだわ。(ま)


IDプリーズ 3.13.2004

最近とみに、店でクレジットカードを使ったときに「ID(身分証明証)を見せてもらえますか?」と聞かれる回数が増えた。面倒くさい。

アメリカは例え5ドルでも、平気でクレジットカードを使う国だ。現金払いよりも、カードで支払い、それを支払日にキチンと支払うことで、金融機関へのクレジット(信用)を増やしてゆく。今までも、金額の大きな買い物をする時は「ID」(主に写真つきの身分証明書。運転免許証などが一般的。)の提示を求められることはあったが、10ドル以下の買い物の時に要求する店は少なかった。で、CD屋さんの陽気な店員にその理由を聞いてみると、「最近、盗難や偽造クレジットカードの使用がやたら多くてねぇ。それを避けるためなのよ。」との返事。

ご存知の通り、クレジットカードはサイン一つで使えるし、カードの裏にはその「お手本」が書いてあるわけで、その気になれば誰もがサインを真似できる。そもそも、サインを照合する店のほうが少ない。カードさえ入手すれば、不正使用は簡単なのだ。また、(ひ)の同僚は、カードは手元にあるにも関わらず、カード番号だけが悪用され、行ってもいないゴルフ場から請求が来た、というトラブルがあった。これは「情報」だけを盗まれたことになる。クレジットカードを使ったインターネットでの買い物も盛んな国だけに、こういう犯罪も多いのだろう。また、最近、郵便局で見たポスターは、「ID盗難にご注意!」というタイトルで、写真つきIDを偽造中の写真がついていた。IDまで偽造が盛んなのだ。けれども、クレジットカードとIDを同時に要求することによって、その手の犯罪が減るのであれば、協力を惜しむ訳にはいかない。「15秒の手間」で、店も顧客も、お互いの「信用」を守っている。(ま)


(ま)の悲惨なお薬体験記 3.5.2004

病院でインペタイゴ(とびひ)と診断されてから約10日。その病院で、薬のサンプルをもらった時から悪夢は始まった。顔や太ももなど、今まで大丈夫だったところにも新しい発疹が出てきて、痒くてたまらない。「こりゃ、どう見ても薬疹だ。」と(ひ)が判断。…(ま)の悲惨なお薬体験記は<こちら>でどうぞ


「信じられない!」くらい悪いこと 2.28.2004

(ひ)が胃潰瘍になってビールもタバコも中断中、という話を知人にしていると、傍にいた娘さんが「信じられない!(ひ)がタバコを吸っているなんて。そんな風には見えないのに…。」と絶句した。「そんな風」がどんな風なのかは不明だが、30歳過ぎた日本人男性がタバコを吸うのがそんなに珍しいか?と(ま)の方が驚いた。しかし考えてみると、そのお嬢さんは日本人だが、中学・高校をアメリカで過ごしており、タバコの害については日本以上に強く教育されているのだ。アメリカのタバコの害を訴え方はどれもかなりリアルで、テレビでは、喫煙の具体的な害の数々が延々とリストとなって流れ、ラジオでは、タバコによって喉頭がんになったらしい人がかすれた声で禁煙を説いている。今では「禁煙するなら、フィリップモリス・ドットコムを覗いて見ましょう。」とタバコ会社までホームページで禁煙指導をしているほど。彼女の反応は、そんな環境の賜物だとも言えるだろう。
さて、一週間後。「まだ禁煙は続いていますか?」と聞かれたので「禁煙のつもりは無いらしいけれど、まあ、続いているよ。」と言うと、真剣な顔で「あきらめないで、って伝えてくださいっ。」とけなげなエールを送ってくれた。それを(ひ)に伝えると、「変なところから励ましの言葉をもらうものだ。」とちょっと困っていた。(ま)


ちょっとインテリな忘れ物 2.27.2004

帰国する人が、渡米したばかりの人に家具や電化製品をお買い得価格で譲る「ムービング・セール」は、日本人同士の間でもよくなされ、我々も渡米当初は随分お世話になった。だって安いんだもん。ある日、ムービングでステレオを買ったという人の「家に帰ってラジオをつけたら、いきなりクラッシック・チャンネルが流れてきたんです。」という話を聞いて、「インテリっぽくてカッコイイなあ。我々もムービングのときは真似しようっと。」と、浅はかな見栄を誓った(ひ)(ま)家。それから2年が経ち、我が家のCDラジカセもある方の手に渡ることになった。数日後、買い手の方から連絡が。「あのー、CDの中に『スペイン語講座』のCDが入ったままになっています。」 おおっ、何だかカッコイイではないか。(注意;ワザとではありません。)ちょっとインテリっぽいかも、といい気になって、2年前に誓った浅はかな見栄を思い出した。セットしていたラジオ局は何だったっけ?としばし考え、何と『80年代ヒット曲チャンネル』というインテリのかけらもないチャンネルのまま、渡してしまっていたことに唖然。「今時、デュラン・デュランやア〜ハを聞いていたんだ。」とバレるものもツライ。見栄を張るもの大変なのだ。(ま)


(ま)の病院初体験記 2.26.2004

(ひ)の胃潰瘍につづき、(ま)もダウン。数日前から、体のあちこちに湿疹が出来て、やたらと痒くなってきた。皮膚のトラブルは慣れっこなので、適当に薬を塗りつつ、旅行にまで出かけてしまった。しかし、ワシントンDCからの帰り道、足の裏側にドワーッと湿疹が広がっているのをみて「こりゃ、もうダメだ。」 ついに病院にいくことを決意する。(ま)の病院初体験記は<こちら>でどうぞ


(ひ)の胃潰瘍日記 2.24.2004

2004年になった1月下旬、きゅんきゅんと胃が痛み出した。まずい。実は胃が痛むのは初めてではない。この痛みが実は潰瘍らしいというのは分かっていた。しかしちょっと今回のはつらいぞ。ネットで「胃潰瘍」を引いてみる。なに?胃潰瘍で胃を全摘した人もいるではないか。げげっ。どうしよう??? (ひ)の胃潰瘍日記は<こちら>でどうぞ


ツタの毒、来週のネタ 2.18.2004

「(ま)、それどうしたの?」と聞かれた。長袖で隠していたつもりが、痒かったので知らないうちに掻いて見えていたのだろう。上腕部には、赤い発疹が。傷を見たら家庭内暴力を疑う国である。しっかり説明をしなければならない。「数日前からこうなの。痒くって。」そのうち人が集まり、口々に「こりゃ、ポイズン・アイビーだね。」と診断が下された。ポイズン・アイビー、つまり毒をもったツタのことである。アメリカにきた当初から「ポイズンアイビーには気をつけろ。」と言われて判別用の写真などを見せられていたのだが、あまり真剣に見ていなかった。3年間無事で過ごしたのに、今頃なぜかである。「森に入ったでしょ。」と聞かれたが、全く身に覚えが無い。しかし、とにかく痒いので、原因がわかったのはありがたい。早速専用の入浴剤に浸かって、専用クリームを塗りこむ。完治まで、数週間数かかるらしい。ちなみに、診断を下したのはボランティアの英語の先生達。その後、「来週の授業は、ポイズンアイビーの見分け方なんてどうかしら?」「それ、いいわね。」などと話していたのを、私は聞き逃さなかったゾ。人の不幸は飯のタネ、ってことか。(ま)


「バレンタイン」を買いましょう 2.14.2004

大人のバレンタイン・デーについては以前書いたけれど、少し違う側面を一つ紹介。「バレンタイン」という言葉は、恋人そのもの("Be my valentine.")、そして「バレンタイン・カード」を指す。アメリカ人はカードの交換が好きだからね。対象はカップルのみならず、親子はじめ親愛なる人々全てに拡大される。アメリカの小学生はチョコにバレンタイン(カード)を添えて、クラスの皆に配るそうだ。小学生の義理チョコの習慣なんて、結局は親の財布が頼りな訳で、親も大変だ。ちなみに、こういう企業主導の商業主義ホリデーは「ホールマーク・ホリデー」(ホールマークはカード会社の名前)と呼ばれる。日本風に言うと、「サンリオ・ホリデー」みたいな感じ。みんながサンリオのカードを買って交換しているところを想像して欲しい。カード会社は高笑いが止まらないだろうな。日本のホワイト・デーは福岡の石村万盛堂の発明だし、韓国には麺会社が発明したブラック・デー(プレゼントをもらえなかった男女が集い、黒い麺を食べる)もあるらしい。お金儲けは、アイディア勝負なのだ。(ま)


ノースカロライナ 宮部みゆきコレクション 2.15.2004

帰国の正式な日程は未定だけれど、少しづつ身の回りを片付けている。捨てるのは簡単だけど、役に立つならば、と、日本語の本はローリー日本語学校へ(古本市で換金される)、日本からの手紙の切手はホームレスを助けるNGOへ(コレクターに売って換金される)、服は地域のセンターへ(安価で貧困層へ販売、売上は職業訓練に使われる)寄付している。ちょっとの手間で誰かが喜ぶのなら、それもいいのではないか。
しかし、現代日本のベストセラー作家、宮部みゆきの本だけは手元に残していた。(ま)には野望があった。以前、ダーラム図書館(本館)を訪れたとき、「世界の本」コレクションの日本語コーナーを見てビックリ。「誰がこんなもの読むんだ?!」というほど貧相で、20年程のベストセラーが申し訳程度に置いてあるだけ。で、自分の住んでいた地域に、少しは面白い本を残したいと思い、図書館に寄付の申し出をしたところ、担当のキャロルより以下の返事が返ってきた。

「外国語(この場合、日本語)の本は、全てフェイエッテビルにあるCunberland County図書館の所属になります。(ここでは、日本語での分類が可能。)ダーラム図書館にあるコレクションもここからの借用です。ノースカロライナ住人はカタログを通して、州内のどの図書館からでも、これらを借りて読むことが出来るます。それでもよければ、寄贈は大歓迎です。」

なるほど、日本語コレクションの貧しさは、ノースカロライナ全体の問題だった訳だ。宮部みゆきに加えて、(ひ)(ま)が2人でハマった大沢在昌の「新宿鮫」シリーズも寄付することにした。現代の直木賞作家2人の作品が増えて、少しはコレクションもリフレッシュすることだろう。(ま)


Estudiamos espan~ol. (スペイン語を勉強中) 2.13.2004

風邪?いや、引越しの準備?と、最近更新が少なめな理由をご想像中かもしれませんね。実は、スペイン語の夜間クラスの予習がやたら大変なのです。何せ普通1年間かけて使用する教材を8回で進むとかで、おまけに雪や先生の都合で、今週と来週は週2回、6時から9時まで3時間の大特訓なのです。4回にして、すにで100を超える単語が出てきて、基本形の肯定文、疑問文、否定文、数まで進みました。さて、そのクラスを覗いてみると…。

まずは講師。昼間はソーシャルワーカーとして働いているセニョール・ハリス(ハリス先生)は、字がヘタな上に大文字と小文字を混ぜて板書する。語学の先生とはいえ、英語の先生以外は、英語がめちゃくちゃでもいいんだな、と妙に納得。
クラスメイトはもちろん全員アメリカ人。ハードなスケジュールに、すでに半数が脱落。ビギナー向けと言いつつ、結局多少知識のある人たちしか残れないのだ。で、残っているメンバーといえば、特にこのようなクラスを取ったのが初めての(ひ)には驚きの、態度のデカさ。 単語も辞書を引かずにいちいち先生に聞くのは当り前、周囲の迷惑もかえりみず授業と関係の無いどうでもいい質問を延々とする。(先生も先生で、それにいちいち答えるのだ。)(ひ)は飽きて、ノートに先生の似顔絵を描きだす始末。誰かが「単語が不規則変化をすること」に文句をつけるに至って、(ま)はマジギレ。「英語だって、不規則変化はいっぱいあるでしょ。"know, knew, known" 私たちは全部覚えたのよ。つまり、覚えりゃいいのよ!」と発言すると、みんな妙に納得していた。確かに、覚えることは多い。"you"にも2種類あり、動詞も現在形だけて5種類の変化がある。様々な言語の中で、英語はかなりシンプルな部類に入るのだ、と改めて認識。だからといって、マスターできているわけではないのだけれど。色々あるけれど、久しぶりに「何かを全くの一から習う」ことは、結構楽しい。(ま)


ティッシュがだでにおぼうごど(ティッシュ片手に思うこと)2.12.2004

この冬は、ノースカロライナにしては珍しく、寒い日が多い。風邪気味でティッシュを片手に、(ま)はヒトの免疫機能の偉大さについて考えている。2001年春に渡米し、9月から次の春まで、ずっとティッシュなしでは過ごせないほどの鼻炎になった。春になると、嘘のように治る。翌年も同様。それがこの冬は、風邪を引くまですんなりと過ごせていたのだ。様々な環境の変化に、体がやっと慣れてきたのだろう。同じく冬の定番、皮膚炎も今年に入って落ち着いてきた。この調子だと、数年後には強力なノースカロライナの蚊に刺されても、痛くも痒くもなくなる日も近いかもしれない(冗談)。その一方、日本での生活用の免疫機能が落ちているのではなかと、ちょっと心配でもある。(ま)


アジア人のあたま 2.11.2004

昔、オーストラリア旅行のお土産として、友人の子供にTシャツを買っていったところ、「首の穴が小さすぎたので、切込みを入れて着せている。」という本気とも冗談ともつかないコメントを聞いたことがある。いくらアジア人の頭が大きいとは言っても、まさかね、と思っていたし、今までアメリカの衣料品で困ったことも無かったのだが、ここに来て事件発生。前から欲しかった某大学のロゴ入りパーカー(首の部分が詰まっている)を買ったところ、サイズM(日本のL)にもかかわらず、首の穴が、どうにかこうにか頭が入る大きさなのだ。昔は小顔で通ったこの私が…、である。この衝撃的な事実の原因はは、本人のサイズの変化の問題か、それともアジア人は頭が大きいという個人で解決できない普遍的な問題か。袖を通すたびに、ふと考え込んでいる。(ま)

ポロリと見えちゃったアメリカ 2.5.2004

日本でどれほど話題になっているかは知りませんが、こちらではスーパーボール(アメリカ一を争う、アメフトのチャンピオン戦。宅配ピザが1年で一番売れる、大きなお祭り日。)で、ハーフタイムのショーに出演した歌手のジャネット・ジャクソンが胸元の衣装をはだけた、という話題で持ちきりです。各テレビ局のエンターテイメント・ニュース(聞こえはいいが、結局芸能ネタ専門のワイドショー。なぜか午後7時の放送が定番。)では、その瞬間の映像をモザイクをかけて何度も放送しまくっています。しかし、興味深いことに、同じ映像の写真が、インターネット版の朝日新聞では、モザイクなしで見ることが出来ます。つまり、日本とアメリカの放送(もしくは出版)コードの違いです。
意外に思われるかもしれませんが、アメリカのテレビでは、バストトップが映ることはありません。(ちなみに今回の場合は、バストトップが映った訳ではないのですが、それでも各メディアは激怒しています。) 一部の有料チャンネルでは例外もありますが、基本的には非常に保守的な放送コードを厳守しています。日本で街角に氾濫しているアダルト向け情報に慣れた身には、”最もセクシーな美女が勢ぞろい”と評判の「スポーツ・イラストレイテッド 水着美女特集号」も、「これが何なのさ。」という程度のものですし、テレビで放映される、下着を着けたままのベットシーンに笑ってしまうこともあります。雑誌「プレイボーイ」を生んだ国ではありますが、アダルト映像は結構きっちりと子供の目から隔離しようとしている印象をもちます。しかし一方では、くねくねと腰を動かすセクシーなダンスを、10代のアイドルがスケスケの衣装で歌っている訳で。 所変わってヨーロッパに行くと、街なかを歩くオールヌードの映像がテレビから流れ、ヌードの絵葉書がお土産やさんで堂々と売られています。何がよいのか悪いのか、どこまで規制するべきか、国によって考え方も違いますね。ちなみに、当日は我が家も観戦中でしたが、一瞬ジャネットの衣装に何かが起きたかな?程度しか分かりませんでした。今回のこの騒動、結局は話題作りを狙ったジャネットの思う壺だったような気がします。(ま)


雪のおまけ 1.28.2004

日曜日しか降らなかった雪なのに、今も生活に影響を及ぼしている。積もった雪の上に雨が降り、それが凍って道路がツルツルなのだ。こんな時は、無理して活動しないのがノースカロライナ流。ニュースでも、「緊急の外出以外は避け、家で家族と雪を楽しみましょう。」なんてアナウンスをしているくらい。月曜日も火曜日も、店も病院も教会も役所も、全て臨時休業。火曜日にマネージャーとの約束があったのでアパートのオフィスに行っても、「彼女は、通勤途中に2件交通事故を見たから、怖くなって今日は来ないってサ。」 水曜日あたりから経済活動はボチボチ開始されたように見えるが、木曜日になっても学校(小学校〜高校)はまだ休校。子供にとっては思わぬ6連休だ。この通り、雪にはからっきし弱いノースカロライナ。毎年1度は必ず雪が降るくせに、日常生活を維持する必然性は感じないらしく、のんびりと冬眠のごとく数日間をやり過ごす。これで昨年は100時間の停電まで引き起こしたのだから呆れた話だが、こんなリズムで州全体が動いているとは恐るべきマイペースぶりとも言えよう。さて、今回の雪が我が家に残した「おまけ」がひとつ。火曜日に予定していた(ま)の日本食料理教室がキャンセルになり、15人分の長崎チャンポンの材料が冷蔵庫で眠っている。今週は野菜を沢山食べることになりそうだ。(ま)


お金を貯めるコツ 1.27.2004

本棚を整理していたら、日本のOL向け雑誌が出てきた。中の「お金を貯めるコツ」を読んで、唖然。これはまさに我々の生活ではないか!

1)緊急以外はタクシーを使わない。→(現状)使いたくても、基本的にタクシーはいない。
2)キャッシングを使わない。→結構厳しい信用社会。お手軽なキャッシングなど存在しない。
3)コールバックを携帯からしない。→(ひ)(ま)とも、携帯電話は持っていない。生活に支障なし。
4)時間外手数料のかかるATMでお金をおろさない。→24時間無料。それ以前に、現金はほとんど使わない。
5)欲しいものが無いのに、コンビニに入らない。→入りたくとも、コンビニがない。似たようなのはガススタンドにあるが、わざわざ車で出かける必要がある。

別に切り詰めた生活をしている訳ではない。これで生活は事足り、物質的にはともかく、精神的には結構豊かに暮らしている、と思っている。上記の項目はいずれも「便利をちょっとガマン」なのだろうが、ガマンしていると思わなくてよい幸せ、というものも存在する。(ま)


地球に優しくない。1.25.2004

4月に渡米して、夏に初めてクーラーを入れる時がきた。あちこちのドアを閉めている(ま)を見て、「何しているの?」と(ひ)。「冷房が逃げないようにと思って・・。」と答える(ま)に一言、「ここ、セントラル・ヒーティングだよ。」 つまり、冷房(暖房)のスイッチを入れると、家中に冷気(暖気)が流れるのだ。トイレにも、使っていない部屋にも。部屋ごとのスイッチは存在しない。何て不経済な!もったいない!!と当時は思ったものだ。(今はもう慣れたけど。)アメリカ人は、これを24時間365日つけっぱなしにすることも普通らしい。
ある時、「使っていない部屋の電気は消そうよ。節電の基本だよ。」と(ひ)に注意したら、「節電なんてしなくていいよ。だって、停電で100時間電気が使えなくても電気代は変わらなかったよ。」と反論された。言われてみれば、その通りなのだ。基本料金に含まれる電力が大きく、かつ単価が安いのだろう。2週間留守にしても、大して料金の違いが無いのだ。こうして節電への意欲がなくなってゆき、地球に優しくない人間が出来上がってゆく。これを人はアメリカナイズと呼ぶ。何事も、自分に益の無いことに努力をするのは難しい。(ま)


アパート事情 1.25.2004

たまたま最近、ラボに新しく来たポスドクの引越を手伝うため丸3年ぶりに「Apartment Book」を見る機会があった。グロッサリーなどに無料で置いてあるこの本1冊あれば、不動産屋など全く必要ないくらいにアパート情報が満載してある。そして3年ぶりに覗いたその内容に愕然、(ひ)があれこれ悩んだ3年前とは比べものにならないほどに新築アパートのオンパレードなのだ。ファシリティもプール・ジム・テニスコートの「基本3点セット」に加え、空港やダウンタウンまでの無料シャトルサービス、高速ネット完備のビジネスセンター、音響設備完備のミニシアターや果ては留守中のペットの世話まで、何でもござれのサービスを備えた新築アパートが乱立していた。これには正直、驚きを隠せないと同時に羨ましささえ覚えたほどだった。
こういう時に人々はどうするか。答えは簡単、そういう新しいアパートに引越してしまえばいいのだ。敷金も礼金も無いので、ちょっと面倒な住所変更手続きの労力さえ惜しまなければ、特に余計なお金はかからない。(ひ)(ま)の住むアパートは入居した時点で築4年、これは後に拡張した部分だったのでオリジナルの方は築9年だった。つまりもう築10年以上を経過しているわけで、最近目立って move out していく住人が多いのは、新しいアパートに移り住む若年層の影響も無いわけではないだろう。間もなく帰国を控える(ひ)(ま)は <これって電撃告白??> さすがに今さら引っ越そうとは思わないけれど。。
とはいえ、年数が経って木々が大きく育っていたり、今よりも土地に余裕があったためか広々と敷地を取っていたりして、新築にはない雰囲気を出している古いアパートにもいいところは探せばたくさんあるものです。(ひ)


ウエイトレスの経済学 1.21.2004

日本人がアメリカ生活でとまどうことのひとつに、チップの習慣がある。ウエイトレス(ウエイター)がいるレストランで食事をすると、食事代の他にも15-20%のチップを払うのだ。さすがに、もう払い慣れたけど、実は未だにシステムがよく分からない。建前上は「レストランは安い賃金で「働く場」をウエイトレスに提供し、彼女らはより良い「サービス」をお客に提供することで、お客よりチップを得る。」のだが、ちょっと無理があると思われる。だって、レストランが雇用者の賃金がかからない分、メニューの値段を安くしているとは思えないし、サービスが平凡でも、普通は15%のチップを払う。
さて、レストランで働く友人ルチアが「昨日のランチタイムは儲かったわー。」というので、実情を聞いてみた。ウエイトレスが、レストラン側より貰う時給は2.5ドル、加えて、自分が世話したテーブルのお客が払ったチップは基本的に自分のもの。但し、チップの10%は、片付けや厨房の中で働く人とシェアするらしい。(ちなみに、テーブルの片付け担当者の給与は、時給5.5ドル+ウエイトレスからのチップのシェア。ルチアのBFはこの職についている。) 昨日のランチライムはお客さんが多かったので、11:30−4:00の4時間半で、稼いだ時給は11ドル強、チップは56ドル。チップの5.6ドルは片付けや厨房の人にいき、時給分は税金で消えるので、実質50ドル程度が手元に残るらしい。まあ、これは儲かったときの話。同じ時間働いても、チップが20ドル程度のこともあるそうだ。つまり、集客力のあるレストランで、かつ忙しい時間帯(週末など)に働くほど、儲かることになる。最後にひとつ裏技を教えてくれた。チップを現金で貰うと、レストラン側に金額を知られないので、税金もかからないし他のスタッフとシェアもしなくて良い。という訳で、チップを現金で貰うと「ちょっとラッキー」らしい。どこの世も、お金を稼ぐというのは大変なのだ。(ま)


ババシャツ不要論 1.19.2004

年末にクローゼットを整理していたら、驚くべきものが出てきた。それは、数々の保温用アンダーウェア(通称ババシャツ)。薄くてかつ暖かい、日本女性の冬の必需品なのだ。しかし、未使用という状況から分かるとおり、普段のノースカロライナの気候では無用の長物だ。ところが、最近寒い日が続いたので、ここぞとばかりにワコールの新品ババシャツを着て外出してみた。これが大きな間違い。アメリカの屋内は冷暖房完備の上(24時間空調をつけっぱなし)、家の前から目的地までもマイカーで移動。つまり外にいる機会はほとんど無いに等しい。よって、ババシャツによって温まるどころか汗をかいてしまい、それがさめてすっかり風邪をひいてしまった。本日の教訓。ノースカロライナにババシャツは不要。(ま)


風邪の特効薬 1.20.2004

「日本人は、どうして風邪であんなに大騒ぎするんですか。」というのは日本に半年の留学経験があるJJの質問。「風邪だからって、部活を練習を休むし、授業にも来ないでしょ。」「じゃあ、アメリカ人は風邪をひいたらどうするの?」という(ま)の質問に、「うーん、特に何もしないけど…。オレンジジュースを飲むかな。」「それだけ?病院に行かないの?」「行きません。」「厚着しないの?」「しません。」これが、オハイオの良家の医者の息子の言葉だから驚く。それじゃ、フロリダとカリフォルニアには風邪ひきはいないのか?!アメリカ人は真冬でもTシャツや短パンでいることがあって、「風邪ひかないのかな?」と心配することもあるが、なーんだ、すでに風邪ひいている場合もありえるのだ。(ま)


700円大河ドラマ 1.16.2004

「今まで人生で見た映画の中でダントツ最高の映画。」という映画好きの友人(15歳、日本人)のコメントを聞き、トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」を観に行った。すでに公開からひと月、金曜日の夜はまだまだ客の入りも多い。率直は感想は、「予想以上に面白かった」。「アメリカ側も日本側も、きちんと仕事している」は、(ひ)の感想。「チャンパラのシーンは、水戸黄門を見ているみたい。合戦のシーンは、大河ドラマを見ているみたい」は、(ま)の感想。(誉め言葉です。)ストーリーも変にひねくれておらず、異質のものに対する率直な好感の念が伝わってくるものだった。話の背景をアメリカ人がどこまで理解しているかは不明だが、美しい映像やサムライ哲学だけでも、日本好きのアメリカ人にはたまらないでしょう。邦人としても、日本の一流の俳優(渡辺兼や真田広之)の演技を、アメリカのスクリーンで観れるのは嬉しいものです。ニュージーランドで撮影しただけあって、村に椰子の木が生えているのはご愛嬌。帰りに、厚木の基地に2年住んでいたというおじさんから「楽しんだかい?」と声を掛けられた。ええ、日本人も見たことが無い、日本を楽しませてもらいましたとも。(ま)


厄落とし 1.12.2004

ダーラムで食事をして、公共の駐車場に戻ると、何かがおかしい。見ると、愛車(4WD)の後部についてるはずのスペアタイヤがなくなっている!唖然とする(ま)に、友人が一言「迎えに来てくれたときには、すにで無かったよ。」 日曜日の昼間に異常が無かったのは確かなので、どうやら日曜日の夜にアパートメントの中で盗まれたらしい。保険会社やアパートのオフィスに連絡。何と、他にも同様の被害にあったアパートの住人がいるらしい。車体には傷一つつけず、タイヤだけがポッカリと無くなっている。プロの仕業だ。(何のプロだ?) 全く、困ったものである。警察にも届けるべきか相談したところ、「自分の気持ち次第。届けても、犯人が捕まることはまず無い。」らしいので、しなかった。しかし、車の内部が荒らされた訳でもなく、人にも被害が無かったのは不幸中の幸い。新年早々、厄を落とした、ということで初詣の代わりと思うことにしておこう。(しかし、高いお賽銭だな。)(ま)


第二公用語 1.14.2004

アメリカの公用語は英語である、とは法律で定められていない。とは言っても、普通は英語を話すもの。しかし、ここ数年のアメリカで、ほぼ第二公用語としてまかり通りつつあるのは「スペイン語」。スペイン人がいる訳ではない。今やアメリカで最大のマイノリティは、南米からの移民(合法・不法を問わず)だ。その南米のブラジル以外のほとんどの国では、スペイン語を話す。植民地時代のスペインがいかに強大だったか改めて実感できるというものだ。彼らはアメリカで「ヒスパニック」と呼ばれる。近頃、ブッシュ大統領が不法入国の労働者(主にヒスパニック)の扱いを改める法律にサインしたことからも分かるように、野外での肉体労働や単純作業をはじめ、誰もやりたがらない仕事は今やヒスパニックの独壇場だ。不法入国、不法労働の「出稼ぎ」に対し、アメリカでは低賃金や長時間労働、危険な作業が待っている訳で、ある種「需要と供給」のバランスがとれた、今やアメリカに欠かせない労働力となっていることは誰も否定できない現実だ。こう書くと、何だか暗い人々を想像しがちだが、話してみると底抜けに明るく、信仰深いカトリック教徒でもある。おまけに、お金持ちは恐ろしくリッチだったりもする。無視できない急激な人口増加により、最近は英語とスペイン語の二ヶ国語表示もよく見かける。スペイン語のテレビ局もある。この環境を活かそう!という訳で、(ひ)(ま)も今年はスペイン語を学ぶことに決定。Adios!(ま)


CとF 1.10.2004

ポンド(重さ)にガロン(液体の量)、フィート(長さ)とマイル(距離)と、世界標準と異なる単位をしぶとく使っているアメリカ。温度もそのひとつで、ファーレンハイト(F)を使う。日本人が使うセルシウス(C)への換算式は「C=(F−32)×5/9」。例を挙げると、我々のゼロ度Cは彼らの32度Fで、我々の40度Cは彼らの104度Fだ。天気予報で、70度(21度)以上だと「暖かい日なんだな。」と思い、50度F(10度C)以下だと「寒くなりそうだ。」と思うことにしている。当然、とっても暑い日には100度F(38度C)を超えることもある。夏のある日、バスに乗ったら「今日は105!ラジオステーションじゃなくて気温だよ!」と運転手さんがアナウンスしていた。他の単位と違って、FとCは何故か平行して記載されていることも多い。ますます混乱する。先日、ボストンであっているアメフトの試合をテレビで見ていたら、気温がゼロ度だという。「ああ、寒そうだね。」と言うと、「分かってる?ゼロ度F。つまり、マイナス18度Cだよ。」と(ひ)。凍えそうだ。(ま)


今年こそ、本気? 1.9.2004

新年になってから、ダイエットの宣伝が目立つようになった。新年の抱負で、男女とも「痩せる」がいつも上位に入るアメリカだ。驚くことではない。しかし、今年はちょっと気合の入りようが違う。年末に、子供にも糖尿病が多い現状がレポートされ、肥満に対する警告が鳴らされたのは記憶に新しい。今年に入ってから、ケーブルテレビではフィットネス専門チャンネルが登場(その名も"Fit TV" 。24時間エアロビクスなどを放送。)、コマーシャルでは、有名女優達が「これで痩せた!」と新しいダイエット食品を紹介。その中のひとり「元ミスアメリカ、今イロ物女優」は、(ま)も驚くほどの変貌ぶりである。ありとあらゆるフィットネス器具はもちろんのこと、定番の「1パウンド(450g)1ドルで痩せさせる。(ただし食品代は別らしい。何じゃそりゃ?)」のダイエット会社から、「これはカジュアル・ダイエッターにはパワフルすぎる」が謳い文句の10Kg以上痩せるべき人専用の高価薬まで、宣伝も華々しい。ちなみに、アメリカの「使用前、使用後」の写真は、ものすごい。皆が「小錦」から「舞の海」になったくらいの激痩せぶりを披露している。しかし、これがすべて上手くいっていたら、アメリカ人は今ごろ皆スタイル抜群になっているはずだ。"It's too good to be true"(現実にしては、話がうますぎる)という言い回しもある通り、やっぱり効かないんだろうな。(ま)


ビューティフル墓場 1.8.2004

それは、墓場を抜け、品のいい住宅が立ち並ぶ細い道路のの行き止まり、冬枯れの木立に囲まれた所にあった。チャペルヒルにある、幽霊が出るお城だ。思ったより小さいが、雰囲気は十分。(個人所有の為、中には入れず。)何しろ、鎧をつけた騎士やブロンドのお姫様が“出る”らしい。
さて、アメリカ人の「墓場」に対する感覚は、日本人のそれと大きく違う。アメリカ人にとって、昼間の墓場は一種の心安らぐ散歩道なのだ。今日もお城への道を聞きながら、「墓場を抜けて…」「えーっ、気味悪いよ。」と思わず(ま)が言うと、「何いってるの、とてもラブリーだわよ。」と諭された。サウスカロライナのサバンナを訪れたときなど、”ビューティフル”な観光地として、多くの人がカメラの三脚を抱えて撮影に来ていた。(何か別のものが映りそう…。)日本と違って、棺桶がそのまま埋まっているアメリカの墓場。この感覚だけは真似できない。(ま)


自主休業 1.7.2004

この年末年始の日本のカレンダーは、随分よかったみたいですね。この時期のアメリカの休日といえば、12月の25日のクリスマスと1月1日のニューイヤーのみ。じゃあ、休みが日本より少ないかといえば、実はそうでもない。例えば、(ひ)のラボの様子。まずクリスマス前の12月20,21日は週末で休み。22,23,24日(月〜水)の週明けはクリスマス前で仕事どころではなく、人もまばら。25日(木)は祝日。26日(金)も誰が働く?ってな訳で職場には誰もいない。(ブッシュ大統領からも、「今年の26日は公務員は休んでいい。」とのお達しあり。)27,28日は週末でお休み。クリスマスの週が終わったはずの29,30,31日(月〜水)も、やっぱり人はまばら。カリフォルニアの実家から律儀に帰ってきた新人ポスドクは「何で誰もいないんだ?俺も休めばよかった!」と怒っていたそうな。1月1日は祝日。2日(金)も人はまばら。3,4日は週末で休み。という訳で、結局2週間フルでお休みだった人も大勢いたとか。(ちなみに(ひ)は元旦も30分だけ出勤。勤勉な日本人?!)
この話がすごいのは、会社が決めた休日や有給休暇を使っている訳ではなく、「何となく」休んでいるということ。で、「クリスマス休暇」なるものは、それ以前にちゃっかり取っていたりもする。もちろん、職場によって状況は変わると思うが、この時期、職場への20分のドライブも道は、ガラ空きだったとか。日本の会社だったら即クビだ、と思いつつ、羨ましさは隠せない。いいよなー、自主休業。(ま)


RENT 1.4.2004

今回も研究所の割引価格でチケットが買えたので、地方公演の RENT に行ってきました。それにしてもこの RENT、ミュージカル・パフォーマンスとしての完成度はやっぱり超ド一級品です。キャスト陣はNYのブロードウェイからは1枚も2枚も落ちてしまうのは当たり前なのですが、それは抜きにしてもたっぷり楽しめたいい時間となりました。
ミミちゃん役はノースカロライナ出身ということでご当地公演のご祝儀代わりかアンダースタディの女の子が演じておりました。実はブロードウェイのミミちゃんははっと驚くほどに長い脚とくびれた腰が爆弾アピールポイントだったのですが、そのインパクトが無かったのはご愛敬、だってノースカロライナ出身だもんね。エンジェルのテンパり具合やロジャーとマークの歌唱力も、、、こんなことを言い出したらキリがないのでやめときます。
というわけで次は Mamma Mia かな〜?ABBAの歌も予習済みだし、研究所の割引チケットが出たら考えよう。たまに(ま)と2人でちょっといい服を着てデート気分で出かけるミュージカルというのはやっぱりいいものですし。日本じゃ四季だもんな〜、アメリカにいるうちに見れるだけ見ておくというのも悪くないかも。先のミュージカルはブロードウェイで、なんて結論はすっかり忘れてしまったようです。No day but today、だもんね。(ひ)


バイオテロ法の顛末 1.4.2004

いつの世も母親は偉大だ…バイテロ法は当面中止になりました。ただし理由はフセインが捕まったから、ではなく「バイオテロ法を施行したところ、アメリカでとても混乱したため。」(by実家の近所の郵便局)で、その施行は3ヶ月間猶予になったそうだ。FDAも狂牛病騒ぎで忙しいんだろう。しかし、法律ってそんな簡単に中止できるのものなのだろうか?混乱は予想出来たはずでは?「米国民をテロの脅威から…」という表書きはどうなるんだ?いいかげんなんだか、柔軟性があると言うべきか。とにかく、この間に「鏡餅」にも我が家に無事に到着。EMS便を使って6日間で到着、税関告知書さえチェックした気配なし。税関もお正月休みだったのかな。(ま)



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