押せば命の泉湧く? 11.21.2006
この世は好奇心旺盛な私(K)にとって魅力的なモノで溢れている。テレビのリモコン、電話機、CDコンポ、最近両親が出してきた加湿器にガスファンヒーター、そして極めつけはノートパソコン。どれも私の大好きな「ボタン」がたくさんついている。そこにボタンがあるからボタンを押すのである。中には音が出るものもある。何と楽しいことか。ボタンを押した結果何が起こるかということには全く興味がない。繰り返すが、そこにボタンがあるからボタンを押すだけのことである。
両親によると、私はすでにコンポと電話機を一台ずつ壊しているらしい。その結果、コンポと音が出る電話機は私の視界から消え、代わりに音の出ない腑抜けの壊れた電話機がおもちゃとして私に与えられた。最も魅力的なノートパソコンは、私の手が届くところまで降りてくることは滅多にない。多少の不満は残るけれども、しかし全体的に見れば、音は出ないながら電話機はあるし、加湿器やファンヒーターも押し放題だし(注・チャイルドロックしてます)、私はボタンを押したいだけ押すことができているように思う。
ある日、加湿器のボタン(押すとピーピーと楽しい音が出るのだ)を連打していた私を見て、両親が「ボタンを押すな なんて言うのは、親のエゴやね」と話していた。私は両親のことがますます好きになった。(K)
これがホントの「モッタイナイ」 10.31.2006
最近ニュースをにぎわしている高校の未履修問題について詳しい経緯はよく知らないが、この報道にある先生の言葉を思い出した。(ま)も認める「地図夫」(ひ)の、地図を読み理解する知識を授けてくださった尊敬すべき地理の先生の言葉だ。「自分の国の歴史と、世界の国の歴史と、人類がその上に住んでいる地球のことは誰もが知っておかなければならないことだ。理系だから社会は1科目でいいとか文系は2科目必修とかそんな問題ではなく、分け隔てなく日本史も世界史も地理も全て学習すべきである」。当時高校生の(ひ)は「受験には1科目しか必要ないんだから、1科目でいいやん」と全くその言葉の重さを理解できていなかった。今思うと恥ずかしい話である。全く先生の言う通りだ。
大学受験に必要がないから学習しないというのは、学習の機会をむざむざと放棄しているに等しい。受験には関係なかったかもしれないが、地理の先生が(ひ)に授けてくれた知識がそうであるように、知識というのは人を豊かにする。それ以前に、試験をクリアするだけではなく、教育によって広い知識を身につけることは、社会人としての役割を果たすのに不可欠なプロセスである。ああ、もっと勉強しておけばよかった、ああもったいない!
さてさて、(ひ)(ま)はごく一般的な市民だが、ところがどっこい、アメリカで各国出身の人々と話をしていると「あなたたちは何でもよく知っているね。とてもいい教育を受けたのね」とこっちが恥ずかしくなるような褒め言葉をもらうことがしばしばあった。日本にいると気が付かないかもしれないが、外から見ると、実は日本の教育環境というのは世界に例を見ないほど恵まれているということは常々感じていた。そしてそのおかげで、先進国としての位置をキープできているとも確信している。
ところが、日本に帰って来てテレビをつけると、バカ自慢をするお笑い芸人が受けている。ちょっと賢いとイヤミなヤツめと思われるような風潮がある。そんなんでいいのかい? なんだかもったいなくてしかたがない。(ひ)
Don't ゴシゴシ me, Dad! 10.3.2006
私(K)にも人並みに「歯」というものが生えてきてすでに久しい。乳切歯が萌出した直後の頃は、まだ使い方がよく分からずに母には何度か痛い思いをさせてしまった。大変申し訳なく思っている。その当時と比較すると、現在では第1乳臼歯(D)まで萌出し、上手に使えるようにもなって咀嚼能力が飛躍的に向上した。すでに消化器官としての機能を立派に果たしており、お煎餅でも柿の種でも摂取することが可能だ。そして何より、両親と食事を楽しむことができるようになった。何と心地良いことか。また余談であるが、上顎ではBC間・下顎ではCD間に観察される霊鳥空隙は、人類がかつて肉食動物であった名残りを現在に伝えている。かく言う私も、動物性タンパク質は大好物である。
しかし困ったことに、歯を得たことで不都合が生じることもある。両親が、特に父親が「ハブラシ」をもって私の歯を無理矢理にゴシゴシとこするのだ。不快極まりない。歯が萌出する以前からこのハブラシは両親から与えられていたので、おもちゃとしてなら大好きであったのだが、こんな目に遭おうとは。しかも時折妙な味のするペーストとともにゴシゴシやられるのだからまったくやりきれない。父親によると「フッ素」とかいうものらしいが、こんな味のものを私の口に入れるとは父親の味覚センスを疑うほかない。
何でも父親は、この歯を治療するのが仕事で、お口の中いっぱいに「ムシバ」のある子供を何人も診ているらしい。お口の中のストレプトコッカス・ミュータンスという細菌に砂糖を与えると、この「ムシバ」が生じるのだそうだ。そういえば世の子供達には大人気というケーキやクッキーやチョコレートの味を、私はあまり知らない。運良く少量ながら与えられても、直後にあのゴシゴシである。そんなに美味しいものならもっとゆっくりと味あわせてほしいのだが、私には許されていないようだ。ひどい話である。
今日も鬼のような形相をした父親がハブラシを片手に私に迫る。当然のごとく私はできうる限りの抵抗を試みるのだが、ある日痛恨にもディフェンスに集中できなかった日があって、うっかりと口を開けてしまったことがある。すると両親はひどく喜んで褒めてくれた。さらにあのゴシゴシも、落ち着いてみると存外と気持ちの良いことにも気が付いた。私としたことが不覚であったが、そんな騙しに屈することは私の信念が許さない。今一度気を引き締めなおし、父親のあの不快極まりないゴシゴシから我が身を護る戦いが今日も続く。(K)
YouTube で RENT を見よう! 9.15.2006
お茶の間で RENT を楽しもうと思ったら、手っ取り早いのは映画版を見ることですが、やっぱりステージの緊張感を味わいたいものです。
そんな時にもってこいなのが、この「YouTube」。おそらく劇場に(セキュリティの目を盗んで)カムコーダーを持ち込んだ一般客がアップしているものと思われます。したがって画質音質はかなり低レベルですが、そのへんは笑って許してスルーしましょう。それから、モノがモノだけに時間が経つとバレて削除されている場合も多いようです。
それでは、ステージの雰囲気を思い出しながら、ちょこっとだけ夢の世界へと遊びに行きましょう!(ひ)
「525600」の RENT 特設コーナー、「WATCH RENT !」へ
両親の不思議な反応 8.28.2006
よく両親が、時折ピカッと光る黒い物体を私に向ける。好奇心旺盛で元来機械モノが大好きな私(K)は、両親がその黒い物体を持ち出すのを見つけるや両親の元へと駆け寄る。すると両親は、シャッターチャンスがどうとかそんな残念そうな声を出して、その物体を私から遠ざける。一事が万事この調子だからやりきれない。私はその興味深い黒い物体を私にも見せて欲しいだけなのに。特にこちらに向いている円いガラスの何ときれいなことか。かつて一度だけ早業で手を伸ばしそのガラスを触ることができたが、途端に両親は大きな声を出したかと思えば私の手の届かないところへ持って行き、何やらゴシゴシと磨いていた。余計に興味が膨らむというものだ。
さて、ここ最近で念願の2足歩行が可能となり、移動能力が飛躍的に向上した私は、ついにある日、この黒い物体に近づくことができた。きれいなガラスにはカバーがしてあって触れなかったので、両親がいつもやっていることを真似て裏側にある十字のボタンを押してみた。するとどういう訳か両親は「かわいー」とか言う言葉を発して喜んでいる。私はいつものように遠ざけられると思っていたので意外な反応だった。調子に乗って連打してやると、さらに喜んでいる。まったく理解が不能だが、触らせてもらえるのは非常に都合が良い。そして大変興味深いことに気が付いた。そのボタンを押すと、横の小さな四角い画面にキレイな絵が次々と出てくるのだ。しかも中には音が出てくるものもある(動画とか言うらしい)。何と楽しいことか。この画面は居間にある大きな黒い箱と似ているが、その箱はいつも真っ黒で絵が出ていることは滅多にない。しかも私が見ていると、両親は必ず黒い状態に戻すので諦めていた。その大きな黒い箱に比べるとはるかに小さいが、それでもキレイな絵がこの黒い物体の裏側では見れるのだ。非常に興味深い。私の方に向いている円いガラスよりも、よっぽどキレイだし魅力的だ。
ある日、また両親がこの「デジタルカメラ」とかいう黒い物体を持ち出してきた。私は以前学習したように、そのデジタル何某に触るのではなく、裏側のキレイな画面が見れるような位置に回り込んで観察することにした。するとやっぱり両親はその私の行動を見てひどく喜んでいる。いつものように私は私が思うように行動しているだけなのに。まったく不可解ではあるが、兎にも角にもそれで両親が喜んでいる。私の大好きな両親である。今回は両親に免じて受け入れることにした。(K)
エビバリ・ウルトラマン 8.25.2006
(ひ)(ま)家の住む職員住宅の敷地内に小さな公園がある。(K)も大好きで、ハイハイ時代から砂場で砂を蹴散らして遊んでいる。さて、公園にいる幼稚園生を見れば皆、腕にはGショックらしき時計。「最近の幼稚園生は忙しいのね。」と思いきや、何と超小型の虫除けデバイスなのだ。改めて見れば、子供を遊ばせている母親達も一人残らず腰にぶら下げていて、パイロット(動作確認)ランプが、ウルトラマンのカラータイマーよろしく小さく赤く光っている。この機械の仕組みは、シート状の薬剤をセットし、単4乾電池2本でファンを動かし拡散させるというもの。これで1人分のスペースの虫除け効果があるらしい。蚊にめっぽう弱い(ま)も、早速購入することに。半信半疑だったが、確かに蚊に刺される回数が減っている。薬剤ということで、さすがに(K)にはハッカ油を使った手作り虫除けスプレーを使っているが、中にはベビーカーに乗った赤ちゃんの上に無造作に置いている人も。この不思議な機械はすっかり市民権を得ているようだ。
陽も暮れ始めた午後7時、今日も小さなウルトラマン達が、カラータイマーを光らせながら、家路を駆けてゆく。(ま)
ささやかなガソリン代節約法 8.23.2006
今年は祖母の初盆だったので、長崎で精霊流しに参加してきた。このガソリン高騰の折である。節約できるものはしよう、とETC※の通勤割引(指定の時間内に100キロ以内で利用すると、高速代が半額になる)をしっかり活用しての帰省だった。
それにしても、お盆の時期の高速道路は車が多い。そしてサービスエリア(以下SA)もやたらと人が多いのだ。普段は無駄に多いと思える女子トイレの個室の数も、どうやらこの時期を予想して作ってあるようだ。料金が高くて有名なSA内のガソリンスタンドにも長蛇の列。「ちゃんと前もって給油してきたらいいのに。」と言いつつ、SAを出たところで、突如(ひ)が「あっ!何でガソリンスタンドに車が多いのか、分かった!」と叫ぶ。(ひ)によると、高速道路のSAにあるガソリンスタンドはもともと割高だが、価格の上限は定められており、この急激なガソリン高騰により一般のガソリンスタンドより価格が安くなるという逆転現象が起こっているそうだ。次のSAで確認すると値段はレギュラーで137円。街中の142円より 、リッターあたり5円も安い。「高い高速代を払っているんだから、この恩恵に預からない話はないだろう。」と言うことで、帰りのSAで給油をした。帰省ラッシュも終わった平日の夜9時頃というのに、スタンドは長蛇の列。15分ほど待って順番がきた。髪を金色に染めたアルバイトのお兄ちゃんたちがテキパキと働いている。聞けば、給油待ちの列は朝から途切れること無いのだとか。「売れるほど赤字」というのも大変な話ではあるが、まあ、普段が儲かり過ぎだからね。ガソリンは30リッター入って150円の節約。ささやかな満足をかみしめつつ、「それにしても、テキサス出身のブッシュ父子が大統領になる度に、中東で戦争が起きてガソリンが高くなるというのもどんなもんかね〜。」と社会的会話をしつつSAを後にした。(ま)
※しばらく日本に帰っていない人のために。ETCとは、Electronic Toll Collection Systemの略で、高速道路料金の自動支払機のこと。これを車に搭載すると、料金所での渋滞にはまらないで済む。都市部では5割以上の車が導入しているとか。しかしながら、そんなサービスを開発するより高速道路をタダにしろ、と思うのは、アメリカ生活経験者なら誰でも思うことである。
ゴールデン・アーチの流儀 8.20.2006
日本では、小さい子連れだと外食も楽しめない、と思い込んでいたけれど、トライしてみると意外に大丈夫なことに気づいた。どこに行っても子供用の椅子はあるし、何も言わずとも取り分け用のお皿とスプーンが出てくる。しかし、アメリカ発のあのお店はレベルが違った。
ショッピングセンターの前にある、ゴールデンアーチ。そう、それはアメリカのマクドナルド一号店の外観を模した、巨大な黄色いアーチ(通称ゴールデンアーチ)も目に鮮やかな日本のマクドナルド。(K)にマックは食べさせたくない、と思ってはいるが、親は別(特に(ひ))。ある日曜日、ドアを開けて親子3人で入ると、スタッフの女の子達が一斉にこちらを向くやいなや、当時8ヶ月の(K)を見て「かっわい〜!!」と声を上げ、奥のスタッフまで出てきて(K)をあやしだした。すかさず一人が小さなおもちゃを取り出し、「はい、どうぞ。」と渡してくれる。「あ、私の方見て笑った。」「あんたの顔がおかしいからだよ。」と(K)を中心にして盛り上がるアルバイトの女の子達に、取り残された(ひ)(ま)は唖然。しばらくすると、奥から責任者らしき女性が出てきた。アルバイトを叱るのかと思いきや、「今、何ヶ月?そう、今は大変だけど、あっという間だから子育て楽しんでね。」と我々に話しかけてくる。おずおずと「あのー、注文してもいいですか。」と(ま)が言った時は、入店から裕に5分は過ぎていた。何せ初めてのことだったので「このおもちゃ、本当に頂いていいんですか?」と念を押すと、「どうぞ、どうぞ」とのこと。当然ながら(K)の分は何も注文していない。お子様セットにおもちゃがついてくるのは知っていたけれど、両親と一緒に来た赤ちゃんにまでおもちゃが用意されているとは。そして、あの歓待ぶり。これが日本マクドナルドの標準なのかどうかは不明だけど、やっぱり「子連れに優しいアメリカ」資本のサービスは一枚上手だねぇ、と話しながらポテトをかじったのだった。(ま)from Kitchen
コレール、こわれーる 7.28.2006
アメリカから持ち帰った数少ない食器の中に、「CORELLE(コレール)」の白い豆皿がある。豆皿といっても、アメリカサイズなので小鉢ぐらいの大きさで、副菜を盛るのにちょうどよい。また、(k)が離乳食を食べるようになってからは、コレール豆皿は益々活躍の頻度を増している。投げたり落としたりの離乳食に陶器?!と思うなかれ。「コレール」はコーニングという会社のブランドのひとつで、「欠けない、割れない食器」としてアメリカの一般家庭で幅広く使われている食器なのだ。アジア系アメリカ人のJに言わせると「的確な角度に、的確な力を加えないと割れない」のだそうだ。
先日、クレジットカードのポイント・プレゼントのカタログを見ていると、クマのプーさんの絵がついたコレールがあったので、(K)のために申し込むことに。早速届いたコレールを洗ってテーブル(高さ30cm)に置いて5分もしただろうか、突然ガチャーンと音が、、、、、、見るとそこには、(K)と無数の破片になったコレールが。慌てて(ま)が(K)を抱き上げ、(ひ)が掃除機を持って清掃活動。幸い怪我はなかったが、しかし、どうしてコレールが割れるんだ〜?!(K)が「的確な角度に、的確な力を加え」たか? ちなみにこの「プーさんコーレル」は、日本の会社イワキが製造しているもので(ブランド契約しているんだろう)、そもそも質が違うのかもしれない。そいういえば、厚みも多少違った気がする。コレールを買うなら、やっぱり本家本元のMade in USAに限る、というのが今回の結論。(ま)from Kitchen
長い間 〜ウインドウズ〜 7.23.2006
私は、パソコンの前に正座をして言いたい。「ウインドウズさん。10年もの長い間、本当にお世話になりました。」
そう、(ま)もついに、マッキントッシュに鞍替えなのだ。2000年に買った東芝DynaBookは、アメリカでも活躍してくれたけど、何せOS
は驚くなかれ「ウィンドウズ98」。メモリやハードを増設しても、フリーズだ再起動だと、使うたびにトラブルシューティングにばかり時間がかかって、ブロードバンドの意味さえなさない状態。なかなかものを買わない(ま)も、ついに新しいパソコン購入を検討することにしたが、時代がワープロからパソコンに変化した時からの長いおつきあいのOS「ウインドウズ」を再購入する以外は考えられなかった。しかし、我が家のマック営業担当者(ひ)に猛攻をかけられ、連日連夜のデモンストレーションを見ていると、思わず「まあ、マックでもいいか。」と。。。 で、処分価格で出ていた、(ひ)の推薦機種iBook G4をあっさり購入。というわけで、
「幸せになります!再起動とウイルスのない世界に行きます!さよなら、ウインドウズ!!」(ま)
長い道のり 〜マッキントッシュ〜 7.24.2006
(ま)のマック生活は、なかなか快適に始まっている。
一番のお気に入りは無線でネットができること。((ひ)のAir Macを共用) 今までは、(K)がイーサーコードを引っ張ったりキーボードを触るのを防御しながらPCを使っていたのが(それだけでクタクタになっていた。)、今では、棚の中でちょいと電源をつければメールもネットもさくっと済ませてしまえる。これにより、メールチェックの頻度がずいぶん上がった。(以前は1〜2週間に1度。もっぱらハガキの方が早いと友人たちは呆れていた。)そして、お楽しみはiTunesでのネットラジオ。これもAirMacをステレオにつないでもらい、NCにいた頃聞いていたジャズチャンネルやNPRをリビングのステレオで楽しめるというのはなかなか良いものである。ネットも早くて快適。動画もどんどん楽しめる。久しぶりにマーサスチュワートのショーを見て、「マーサも老けたなあ。」などとつぶやいている。
しかし、ここまで読んで賢明な皆さんはお気づきのように、これらの機能は、実はウインドウズでも可能なものばかり。何でマックなのか、と言えば、マックを偏愛する(ひ)が、マックのことになれば何でも嬉々としてセッティングしてくれるからだ。我が家に「マックパーソン」がいるメリットをたっぷり享受している。ただ、困ったことも無い訳ではなく、(ひ)がマックについて丁寧に教えてくれるのはありがたいのだが、その半分以上が「どうカスタマイズするか。」(例えば、一番最初に習ったのは、ドックを右上端に縦に移動させ、サイズを小さくする方法。次は、OS9のクラシック環境でもワードが使える方法。)「そんなマニアックなことはいいよ。」と言うと「マックをカスタマイズしないでどうする。標準装備で使うなんて、馬鹿ユーザーのすることだ。」とのこと。馬鹿ユーザーで悪かったね。思ったよりマックは使いやすいけれど、マック馬鹿への道のりは遠い。(ま)
1歳になりました!〜(K)くんの12ヶ月 6.5.2006
(ひ)(ま)家の新しい家族(K)くんが、おかげさまで元気に1歳の誕生日を迎えました。長いようで短かった、短いようで長かったこの12ヶ月、(K)くんを加えた3人での生活は本当に幸せでした。
そこで、この機に「NC27517 ミニアルバム 〜 絶好調親バカ特別企画・(K)くんの12ヶ月」 <新しいウインドウで開きます> と題して特集をお届けいたします。本当に親バカで申し訳ありません。でもやっぱりカワイイのだ〜。こうして並べると、今ではパワー全開でいたずらばかりの(K)くんですが、12ヶ月の成長ぶりがよく分かります。こちら からどうぞ!<新しいウインドウで開きます>(ひ)(ま)
懐かしの我が家 5.25.2006
(ま)が福岡市で社会人生活を送っていた7年間ずっと住んでいた、13階建てのひょろ長いマンションが、この1年間で2度もテレビに映った。
最初は昨年4月の福岡西方沖地震の時。「住民に避難勧告」という見出しの映像に、見覚えのある建物が。 倒壊の危機?!…と思いきや、倒壊したのは近所の銭湯の煙突だった。そういえば近所に、営業しているのかさえ不明な銭湯があったような記憶が。当然だが、銭湯の煙突より高い(ま)のマンションに避難勧告は出されなかった。
次は、秋の耐震強度偽装問題の時。姉歯氏(どうでもいいが、(ひ)は「『歯』がつく珍しい名前を持っているんだから、歯医者になればよかったのに…。」とコメントしていた。)が設計した、耐震強度不足のマンションが福岡市にも数件あり、そのうちの1件がテレビに映った。「あ、この建物は!」と思いきや、映像が少し移動し、(ま)のマンションの数件先にあった、同じ「ダイナコート」シリーズのマンションが映った。それこそが問題の物件だったのだ。思い出したぞ。そのマンションは、完成した後も1年以上閉鎖されたままで、素人目にもトラブルの臭いがした、いわく付きの物件だったのだ。ああ、やっぱりね、と思いつつ、同じ会社の物件なんだから、もしかしたら我が家も…と思うと背筋が寒くなった。(ま)
産後ってやつは… 4.12.2006
妊娠中も順調に過ごし、出産も帝王切開ながら無事に終えた(ま)だったが、試練はその後にやってきた。手を中心にした、恐ろしく激しい湿疹がやってきたのだ。皮膚科に通っても一向に改善せず、塗るだけでは埒があかずにステロイドを服用するも、こんどは薬疹が全身に出る悪循環。夜も痒みで目を覚まし、包帯だらけの指でまともな料理も出来ず、弱った爪は(K)の服のスナップを留めるだけではがれる始末。原因があるはずだと言われて考え出すと、お風呂に入るのも水を飲むのも怖くなった。もう、まともな社会復帰は無理だとさえ思った日々。それが、エストロゲンの増加(つまり生理再開)と共に、みるみる改善の方向に。今も完治ではないけれど、随分楽になりました。という訳で、(ま)のコラムもぼちぼち再開できそうです。それにしても恐るべし、産後。今回の教訓、『女の体はホルモンに支配されている』。(ま)
ハリウッドスターのコマーシャル出演 最新情報 4.11.2006
アメリカで時々、日本通の友人から「日本ではプラッド・ピットがテレビのコマーシャルに出ているってホント?」と聞かれることがあった。うん、出ているよ、と『リーバイス501』の歌を歌うと妙に感心されたものだ。アメリカ国内ではイメージを大切にするハリウッド・スターも、高額なギャラにつられ「日本国内のみ」という条件でCF出演するというのは有名な話。(ま)が帰国して以降、大物登場は『ダンディハウス』(エステ)のリチャード・ギア位だったが、ここにきてビッグな2人が連続登場!
その1)セクシーといえばこの人、歌手で女優のジェニファー・ロペスが『ラックス・シャンプー』のCFに登場。パーティー会場にて、流れるように美しい髪を披露するというもの。古くはジェニファー・コネリー(娘のほうです、念のため。)から、ハリウッド若手女優の起用が定番のラックスではあるが、天下のJ・Loですよ、ジェイロー。1本500円しないシャンプーを、彼女が使っているわけないじゃん、と思うのですが。
その2)メン・イン・ブラックでお馴染みのトミー・リー・ジョーンズ。「宇宙人ジョーンズ」が牛丼の「吉野家」で地球偵察をしている。「吉野家もお金をかけたなー」と思いきや、夜明けを見ながら缶コーヒーをゴクリ。『サントリー・ボス』のCMでした。彼のインタビュー映像を見たことがあるけれど、あんな気難しいオジサンが缶コーヒーを飲むとは思えない。あの缶は、きっと空だろうな。(ま)from Discover
RENT the movie DVD 3.24.2006
(ひ)が大好きなミュージカル「RENT」の映画版が制作されたことは以前の記事にも少し書きました <下の方を見てください>。そのDVDが発売されたので早速 Amazon.com より購入しましたよパンパカパーン! 余談ですが他にも欲しかったDVD数本と合わせて送料は約11ドル、International shippingは1ヶ月を覚悟していたら1週間ほどで届いて、なぜ今まで利用しなかったのか後悔するくらいに快適なお買い物でした。アマゾンえらい!
さてさて、RENTが大好きな(ひ)は、いつでも好きな時にRENTが見れる喜びの方が何より大きいので、映画がどんな出来でも満足すると決めておりました。この手の映画化は必ず舞台との違いが目につくものなので、別のものと思っておいた方が安全でもありますし。というわけで今回はちょこっとマニアックな視点から。
・メインキャスト8人のうち、ミミちゃんとジョアンヌ以外の6人はブロードウェイ・オリジナルキャストだそうです。したがって舞台初日前日での作者 Jonathan Larson の急死という衝撃を経験した本人たちが演じているわけです。そのスピリッツは映画からビシビシ伝わってきます。
・ちなみにロジャー役はジャスティン・ティンバーレイク、ミミちゃん役はビヨンセなんて噂もあったそうですが、そうでなくてよかったよかった、いやマジで。
・初演は1996年だったため、したがってオリジナルキャスト陣は年齢を10年重ねています。その後もいい役者を多く輩出しただけに議論の分かれるところでしょう。
・モーリーン役の役者さんは、絶好調上演中のミュージカル「Wicked」の主役を降りてまで、この映画に出演したそうです。しかも最終日に舞台で負傷して、映画の撮影が遅れたとか。
・なんと! 歌詞中でのみ言及される April が映画では堂々の初登場。
・これまたなんと! Alexi Darlingも登場、しかも台詞付き。
・さすがに Alison と秋田犬は登場せず。
・なんと! ミミちゃんが Cat Scratch Club で踊ります。手錠は無し。
・な、なんと! モーリーンがちゃんと本物のバイクで登場します。
・メロディーが消えた歌もけっこうあり。
・なんと! ジョアンヌとモーリーンが結婚式(婚約式?)を挙げて2人の両親が登場し、祝福のコメントまで聞かれます。この両親の関係がまた微妙です。
・またまたなんと! ニューメキシコの砂漠でロジャーが歌います。
・(ひ)が好きなコリンズとエンジェルのラブラブぶり?もいい感じです。
・留守電の応答メッセージ と言えるのかなあ 、やっぱり好きです。
・ボーナス版に収録されていた Alternate Ending が、舞台版に近い演出でした。ま、どちらでも楽しめます。
実は、(ひ)は知らなかったのですが、日本でもゴールデン・ウイークに上映されることが決まっているそうです。アメリカでの興行成績が決して良かったわけではなく、日本でもどれくらいの客が入るか??でありますが、(ひ)にとっては大事な大事な一枚です。大好き!RENT!!(ひ)
・「ほぼ日刊イトイ新聞・ぼくは見ておこう」を読む。
私の決意 2.21.2006
夢の世界ながらもいかんせん手狭になったため、私(K)が母の胎内より外へ出て来てから8ヶ月が経過した。その間、私は目覚ましいスピードで種々の能力を獲得した。中でも最も満足すべきは移動能力を身に付けたことだ。まずは長軸回転つまり側方への移動から始まり、そして旋回を経て、ついに先週には四肢を交互に協調動作することで前方への移動が可能となった。いまや私はどこへでも行ける。こんな極上の自由を得たとは何とも心地よい。しかし大人たちというのは、どうしてもこの私の自由を抑制しなければ気がすまない人種らしい。大好きな電源コードのところへ行き、今現在の私が持つ最も高感度かつ高精度な感覚器である舌で形状を確かめようとすると、途端に威嚇とも思えるような大きな声とともにやって来て、私がせっかく新しい能力をもって歩を進めた努力を否定するかの如く後退させられるのだからやりきれない。私は元来ひも状のものが大好きな性分だが、電源コードは形状や固さがすでに上下顎乳切歯も萌出してきた私の口にほどよく馴染むため大好きなのだ。母の洋服の首の部分から垂れている紐ならいつまでもくわえさせてくれるのに、なぜ電源コードはあんなに血相を変えて私から強奪するのだろうか。まったく理解に苦しむ。しかたがないので、最近覚えた青いコードをいただくことにした。なんでもイーサーネット・ケーブルとか言うらしいが、母の洋服の紐よりは腰があって舌触りが良い。何より大人たちが困った顔を見せるものの私から奪おうとしないのが気に入った点だ。今日はこのイーサー何某かで我慢しておくが、明日はまた大人たちの目を盗んで電源コードにトライしてやろうと思う。大人たちによる理不尽な抑圧との戦いに勝利を得るまで、私は私の自由をかけた挑戦をあきらめない。(K)
お茶の間 Genetics その1 1.30.2006
左は3?年前の(ま)、右は現在の(K)くん。
まだまだ生命科学では完全に説明できない現象が、身近なお茶の間にあるもんです。(ひ)
お茶の間 Genetics その2 1.30.2006
生命科学では説明できない遺伝学その2。行動編。
(ひ)