いい年こいてきたからか、音楽といえばほぼクラシックしか聴かなくなった(ひ)。とりわけ String Quartet に代表される室内楽が大好きだ。OMURA室内合奏団のアウトリーチコンサートなどで、弦楽器の響きの中にいるとたまらなく幸せな気分になる。なので自分でも演奏したくなるのが自然な流れだけれど、これがなかなか敷居が高い。実は「バイオリンを弾いてみたい」というのは長年の夢だったのだが、それと同じ年数だけ実際に弾いてみようという行動に移れなかった。その理由を考察すると、簡単に思いつくだけでも…
・演奏するのが難しそう
・楽器の扱いが難しそう
・小さい頃から習ってないと無理そう
・上手くなるまで時間がかかりそう
・楽器の値段が高そう
・レッスン料が高そう
・音がでかいのでアパートでは練習できなさそう
・練習する時間がなさそう
と列挙することができる。これだけ「一歩目を踏み出せない理由」があれば、なるほど敷居は相当に高い。
しかし、よくよく見てみると、どれも末尾が「…そう」という想像に過ぎない。つまり、想像だけで何年も夢をあきらめていたわけだ。もったいなくないか??
忙しいやら時間がないやら言っていたら、いつまでたっても一歩目が出るわけがない。このままでいいのか??
・もうそれほど若くない
・お金なら 少しは ある
・ギターを弾いていた経験から、ある程度 指は動く
・息子(K)もバイオリンを弾きたがっている
ほら、少しは「踏み出す一歩目の背中を押ししてくれる理由」だってあるじゃないか。もう一つ、ほんの少しの勇気があれば、それで十分。
今がその時。さあ、夢の世界へと第一歩を踏み出そう!
「Cardboard Ensemble」の 新コーナー「Mo 41057 〜父と子のバイオリン〜」へ(ひ)
Lessons from Star Trek 7.24.2012
アップル社の iPad がスタートレックの PADD に似ているという記事は 以前 書いた。実際の PADD はもう少し小さくて軽いので、ここ最近の小型 iPad のウワサはあながち的外れではないと思う。ただし現状ではバッテリーがネックなのか、重さの方はまだまだ近づきそうにない。余談だが、PADD は1人で同時に複数枚を使うことも多く、その枚数が「忙しさ」の象徴のように描写されることもある。
そんなスタートレック劇中のコンピューターシステムは、マザーコンピューターと PADD のみで完全にクラウド化されており、いわゆる「パソコン」は存在しない。したがって キーボードもマウスも存在せず、インターフェイスはタッチパネルと音声が使い分けられている。iPad に加えて Siri をアップル社が導入した時には、その少しウイットに富んだ返答も含めて「これでまたスタートレックの世界に一歩近づいた」というのが(ひ)の最初の感想だった。アップル社は絶対意識していると思う。先日のWWDC基調講演での冒頭で、Siri が「as you can tell, my emotions haven't been encoded yet. 」と言ったのも、データ少佐の台詞からの引用に違いない。
ならば、反対にスタートレックの世界の方からアップル社が目指す方向が予想できるかもしれない。というわけで、半分冗談だけど、楽しいので少し考えてみたいと思う。続きを「別冊(ひ)とマック」で読む (ひ)