2012-13のシーズンは終了しましたが、結局スポ欄は更新できずじまいでした。
25勝11敗(ACC 12勝6敗)ACC3位、ACCトーナメント準優勝、NCAAトーナメント2回戦敗退 (ひ)
って、まだ負けてないのですが…。
ことの成り行きはこうです。まず、ACCトーナメントの初戦で、開始早々 主力FWのヘンソン選手が足首を負傷してしまいました。飛車落ちか角落ちのような状況でACCトーナメントは決勝まで勝ち上がったものの、決勝では準決でデュークを破って勢いに乗った FSU に僅差で敗れてしまいました。まあ、ACCトーナメントは毎年こんな具合で、今年はまだ上手く行った方です。
それでも NCAAトーナメントでは第1シードされ、回復しつつあったヘンソン選手は温存して初戦を難なく勝ちました。2回戦の相手は侮れない Creighton だったので、満を持してヘンソン選手が復帰。早速13得点10リバウンドの活躍、このあたりまでは全く予定通りでした。
と・こ・ろ・が、この2回戦の後半に事件が起きます。相手選手に突き飛ばされたPGのマーシャル選手が、フロアに手をついた弾みで右手首を骨折してしまいました。Chapel Hill に戻って手術したそうで、当然試合に出るのはムリ。これは飛車角落ちどころの話ではなく、PGはチームの心臓・かつ控え選手もいないので、マーシャル選手がいなければ王落ちのようなものです。これでハードなトーナメントを勝ち上がれるはずがありません。次のオハイオ戦は何とかなるかもしれませんが、その次(おそらくカンザス)は絶対ムリです。
というわけで最後は残念な結末でしたが、今年も楽しいシーズンでした。iTunes Store でダウンロードしたデューク戦でも見て(まだ見ていない)、余韻にひたろうと思います。そういえばデュークは初戦で格下に負けました。みんなありがとう! というわけでまた来年会いましょう。(ひ)
追記(3.29.2012)
オハイオ戦はOTの末勝ち上がったものの、カンザス戦では善戦及ばず終了間際に力尽きて、残念な結果となりました。マーシャル選手の代役は、海山コンビの海ことホワイト選手(奨学金選手ではなく walk on です)。自身はほとんどシュートをすることなくがんばりました。で、ヘンソン選手、バーンズ選手、マーシャル選手が NBAドラフトにエントリー。卒業のタイラーZ選手と合わせて、ほぼスタメン総入れ替えになりそうです。
新入生の方は、PG Marcus Paige 選手、SF J.P. Tokoto 選手、PF Brice Johnson 選手、C Joel James 選手。4名とも1年でNBA入りが予想されるほど Top prospect ではないけれどそこそこ評価の高い選手たちで、ポジションもバランスがいいので1年目から全員がスタメン入りを狙えるでしょう。(ひ)は名前がかわいい トコトコ選手(そう見える)をプッシュ。
ちなみにファイナル4では、ケンタッキー vs ルイビル の対戦となり盛り上がっています。さらに追記: で、結局ケンタッキーが優勝。
勝った! 結局ライブでは見れなかったけど、注目の最終戦は キャメロンでのアウェイ戦ながら 前半終了の時点でほぼ勝負あり(48-24)だったようです。MVP は 20得点・10アシストのマーシャル選手。解説ではシーズンMVPもマーシャル選手で決まりみたいなことを言っていて、かなり評価が高いようです。
というわけで2年連続で ACCのタイトルを獲りました! これで NCAAトーナメントでの1位シードの可能性があります(ケンタッキー、シラキュースは当確、UNC、Duke、カンザス、ミズーリあたりが当落線上)。シーズン開幕前は優勝が期待されていましたが、現実的にはファイナル4入りを目標にするくらいが妥当なところでしょう。ガード陣もフォワード陣も控えが1枚ずつしかいないので、ファウルトラブルが一番のネックだと思います。
というわけで、次のACCトーナメントは去年購入した iPad/iPhone app でライブ観戦が可です。試合開始が日本時間の午前4時とかなので、たぶん寝てしまうでしょうが。(ひ)
日本全国3人くらいのターヒールズファンの皆様、お久しぶりでございます。我らが UNCターヒールズの今シーズンも、いつの間にか大詰めになってきました。そして今年もまたカロライナでは盛り上がっていることだと思います。
というわけで、今年も今季の流れをめっちゃ簡単におさらいしておきましょう。
・全米ランキング1位でシーズンイン。スタメンはタイラーZ選手、ヘンソン選手、バーンズ選手、ストリックランド選手、マーシャル選手の5人。
・夏にカロライナ・ブルワリーで隣の若者に聞いた噂は本当で、マクドナルド選手は膝を手術してシーズン絶望。
・MSUとの開幕戦は、なんと海軍の空母の上に特設された屋外コートでの一戦でした(史上初)(ユニフォームも迷彩柄の特別仕様)。
・シーズン序盤で UNLV にまさかの敗戦を喫し、ランク1位から転落。
・代わりに1位となったケンタッキーとの対戦は、大接戦の末 72-73 で惜敗。
・その後調子を取り戻して9連勝。
・ACC 3戦目、FSU にまさかの大敗(57-90)。記憶にある限り、ラシャド選手たちが1年目のメリーランド戦(50-90)(この年はメリーランドがNCAAを制覇)以来の大負けだと思います。
・次の Virginia Tech 戦でストリックランド選手が膝を負傷。マクドナルド選手と同じくハムストリングを手術して今季絶望。このあたりが調子の底でした。
・代役のスタメンは2年目のバロック選手。スタメン+1年生2人の7メン・ローテーションとなり薄い選手層がちょっと心配だけど、チームは調子を取り戻して5連勝。
・ホームでのデューク戦は息詰まる大接戦。しかし Rivers選手にブザービーターの3ポイントを決められてまさかの逆転負け(84-85)。さすがのロイ様も「This one hurts…」としょんぼりだったようです。
・その後6連勝で、最終のデューク戦を前に ACC 13勝2敗はデュークと同率首位。
というわけで、まるで去年のビデオテープでも見ているかのように、3月3日 キャメロンでの最終戦がACCタイトル決戦の舞台となりました。もしかしたら iPad or iPhone のACCアプリケーションで見れるのかなあ?。ちょっと試してみようかと思います。(ひ)
追記・iTunes Store の ESPN instant classics で、ホームでのデューク戦をダウンロードできます・もちろん即購入・負け試合だけど・解説はディッキー♡・
ノースカロライナを再訪し、スミスセンター横に新しくできた Tar Heels Museum にも行ってきて満足度120%の(ひ)です。
本日は小ネタを2つほど。
・ディッキー・コート
デトロイト大学がホームコートの名前を改めて、なんと「Dick Vitale Court at Calihan Hall」と名付けたそうです。このデトロイト大学で、ディッキーはかつてコーチと Athletic Director を務めていたそうです(知らんかったぞ)。初戦はディッキーの出身校である St John's との試合が組まれているとか。ディッキーの喜んでいる顔が目に浮かびます。
・え?!あの男ドアティが??
(ひ)が情報源にしている Rivals.com に、「Former TCU coach Dougherty dead at 50」という見出しがありました。確か 男ドアティ はテキサスの大学でコーチをしていたはず、年の頃も近いし、(プレス発表した)カンザスでも昔コーチしてたし、、、と一瞬背筋が凍りましたが、記事を読むと別の人のようでした。そして男ドアティがコーチをしているのはテキサスのSMUだったということを思い出しました。それにしても男ドアティは、今頃元気にしているのでしょうか?
追加情報・カロライナ・ターヒールズの貴重なガード&アウトサイドシューターのレスリー・マクドナルド選手が、膝を故障して(ハムストリング)もしかしたら来シーズン丸々プレーできないかもしれないそうです。カロライナ・ブルワリーで飲んでいた隣のグループの若者が話していました。事実なら大ショック!!(ひ)
昨シーズンの絶不調から見事立ち直り、14勝2敗で ACC のシーズン・タイトルを奪取した我らがターヒールズ。これだけでも十分な戦績なのですが、せっかくなのでトーナメントの記録も残しておきましょう。
<ACC トーナメント>
2nd Round 3/11 ○ 61-59 Miami (FL)
SemiFinal 3/12 ○ 92-87 Clemson
Final 3/13 ● 58-75 Duke
実はこの ACC トーナメントを Live streaming で見るために、400円で iPhone アプリケーションを購入してしまいました。が、実のところ、試合開始が日本時間の午前2時とか午前4時とかだったので、がんばって起きていたはいいけど試合開始5分後には熟睡、のような状況でした。まあ、来年も使えるでしょう。レギュラーシーズンの試合もこのアプリケーションで見れるといいなあ。内容の方は、決勝でデュークに乾杯、じゃなくて完敗。
<NCAA トーナメント>
1st Round 3/18 ○ 102-87 Long Island
2nd Round 3/20 ○ 86-83 Washington
Sweet 16 3/25 ○ 81-63 Marquette
Elite 8 3/27 ● 69-76 Kentucky
こちらの方は数年前から無料で全試合ストリーミングされています。今年は少しシステムが変わったようで、解像度が低かったり終わった試合は見れなかったりと、少々改悪な部分もありました。一方で、無料の iPad アプリケーションがリリースされていたので、試合を iPad で見ることができたのは非常に良かったです。iPad って、こういう用途には最適なデバイスだと思います。
で、我らがターヒールズは東地区第2シードでの出場でしたが、期待以上に勝ち上がって Final 4 まであと一歩のところまで行きました。ケンタッキーも今季は一度勝っていた相手なので、Henson 選手のファウルトラブルがなかったら勝てていたかもしれません。そんな惜しい試合でしたが、結局はずっと懸念だった選手層の薄さが敗因となってしまったようです。
というわけで、とても簡単に今季のターヒールズを振り返ってみると、とにかく選手層が薄くなってしまったことが弱点でした。ウェア兄弟の転校に始まって、グレイブス選手の離脱、ドリューJr選手の離脱、そしてバロック選手の負傷。結局シーズン後半からトーナメントにかけてはスタメン5人+マクドナルド選手・Knox選手の 6.5人ローテーションで戦う状況になってしまいました。これは正直、厳しかったです。中でも、ガード陣(特にPG)のコマ不足が否めず、こればかりは来年以降もしばらく尾を引きそうな課題です。
逆に言えば、このような状態でベスト8まで勝ち進んだので、本当にポテンシャルのあったチームだったと言えるでしょう。タイラーZ選手と Henson 選手は残留を表明しているので、来季はより経験値の高いチームになりそうです。ちなみに、バーンズ選手はまだ正式には態度を表明していませんが、高確率でプロに出て行きそうな気配です。同じポジションには、おそらくまた1年でプロ行きになる McAdoo 選手が入学予定です。
こんな感じで、タレント選手が短期間に入れ替わるような最近の大学バスケですが、そんな流れに強烈な風穴を開ける快挙が今年起こりました。なんと Butler、VCU という下位シードのチームがファイナル4に進出したのです。特に Butler は2年連続の決勝進出で、したがって決してまぐれではないと断言できます。いずれのチームも、良いコーチの指導の下で、大学バスケらしいチームプレイ(特にディフェンス)を武器にトーナメントを勝ち進みました。タレント選手をかき集めてインスタントにチームを構成する近年の大学バスケに対する、強烈なアンチテーゼになったと思います。我らがターヒールズも、どちらかといえばこのインスタントな方に分類されるパワーハウスですが、優勝しているときには必ず主力の経験値が高くなっています。
というわけで、来季がまた楽しみになりました。
新入生は、スーパールーキーの James McAdoo 選手(6-8 PF)、シューターの P.J. Hairston 選手(6-4 SF)、NC枠で Jackson Simmons 選手(6-7 PF)と Stilman White 選手(6-1 PG)の4人が入学予定です。特に McAdoo 選手と PJ選手は主力候補で、1年目からスタメン入りも含めて出場機会は多いと思われます。その一方(ひ)は、スモーキーマウンテン高校出身の Simmons 選手と、ウィルミントン出身の White 選手という2人の白人選手に、「海幸山幸コンビ」と名付けて注目することにしました。今からとても楽しみです。(ひ)
※後日談・4/19 なんとバーンズ選手がターヒールズ残留を表明しました。来季はケンタッキーと並んで優勝候補だそうです。
勝った〜!!前回のキャメロンでのデューク戦は、前半の16点リードをあっという間にひっくり返されてしまう残念な敗戦でしたが、ホームでの最終戦は、14点リードをぴったりと守り続けました。終始、UNCペースの試合だったそうです。とりあえず YouTube でハイライトならば見ることができます(良い世の中になったもんだ)。タイラーZ選手もバーンズ選手もスタメンPGを奪取したマーシャル選手も、みんなかっこいいです。
なんと、これで ACC レギュラーシーズン優勝。前年に5割以下だったチームでは史上初だそうです。今年の目標は ACC5割キープでNCAA出場だったので、恐ろしく期待以上の好結果となりました。ありがとう、ターヒールズ! 試合後はネットカットもしたそうです。これからトーナメントが楽しみです。
一方、これでおそらくバーンズ選手が1年でプロへ行ってしまうでしょう。来年はスーパールーキーの McAdoo選手が入ってきますが、好結果だったらまた1年でプロ行きでしょう。これが近年の大学バスケの現実だけど、どうにかならんものかのう。(ひ)
日本全国3人くらいのターヒールズファンの皆様、お久しぶりでございます。ターヒールズの今シーズンが、いよいよ大詰めです。そしておそらく、今現在カロライナでは大騒ぎになっていることだと思います。
今季の流れを、めっちゃ簡単におさらいしましょう。
・スタメンはタイラーZ選手、ヘンソン選手、新人バーンズ選手、ストリックランド選手、ドリューJr選手の5名でスタート。
・ランキング8位でシーズンインも、序盤でミネソタとバンディーに連敗してTop25ランキング圏外に転落。
・序盤からタイラーZ選手が好調を維持。今季はとりあえず負傷なし。
・イリノイに完敗、ケンタッキーとは接戦を見事勝利、テキサスには最後のシュートを決められて惜敗。(このへんが前半のハイライト)
・ACCマッチが始まった3戦目、アウェイとはいえ格下のGTに20点差の完敗。
・直後、ロイ様としては珍しく、スタメンPGをドリューJr選手から新人のマーシャル選手に変更。
・その采配が見事的中して5連勝。(このあたりで再びTop25にランクイン)
・納得いかないドリューJr選手がチームを離脱。シーズン途中のドロップアウトはUNCでは珍しいと思います。
・キャメロンでのデューク戦は後半一気に逆転されて完敗。
・次のクレムソン戦では調子が上がらず辛勝、その後何とか勝ち続けて6連勝。
・最終のデューク戦を前に、ACC 13勝2敗はデュークと同率首位。
ということは、つまり3月5日の最終戦に勝った方が ACCレギュラーシーズンのタイトルを獲ることになるわけで、絵に描いたような盛り上がる展開になってきました。内容によっては歴史に残る試合になるかもしれません。
というわけで、今季のターヒールズはそれなりにがんばってくれて、結果を残してくれています。今季の目標、NCAAトーナメント出場は確実にクリアです。よかったよかった。
タイラーZ選手に加えて、後半はヘンソン選手やバーンズ選手も調子が上がってきました。つまりフロントコートは充実しているのですが、レジー・バロック選手が負傷離脱して、ガード陣は少々駒不足な状況なのがちょっと心配です。
兎にも角にも、最終のデューク戦に加えて、ポストシーズンもとても楽しみです。ありがとう!ターヒールズ!! よかったよかった。
#ターヒールズ関連ではありませんが、元祖タイラー選手の弟、ベン・ハンズブロー選手がノートルダムで、Run TMC の一角ティム・ハーダウェイ選手の息子、ティム・ジュニア選手がミシガンで活躍しています。やっぱり日本でも大学バスケが見たいなあ(時間ないけど)。(ひ)
おそらく1・2年生中心の若い編成となる今年のターヒールズの中で、5年目の経験豊かなリーダー的存在として期待していたウイリアム・グレイブス選手が、なんとチームから離脱することが 発表 されました。
何でも UNC のフットボール・チームが、improper benefit や academic misconduct でNCAAから取り調べを受けているそうです。直接的な関係は否定されているものの、2年前の出場停止と考え合わせて、しかたのない理由があるのでしょう。
戦力的に痛いのは確かですが、その分バーンズ選手やバロック選手の出場機会が増えると思うので、この2人の1年生に期待しましょう。期待通りに活躍されてしまったら、すぐNBAに行っちゃいそうですが(だいぶん慣れてきたけど、どうにかならんものかのう?)。
追記・アラバマ大を卒業した院生(graduate student)の Justin Knox 選手が、今季のターヒールズのラインナップに加わりました。NCAAのルールで今季に限り出場可だそうです。未知数ながら(ヘンソン選手はインターネットで検索したけど、全く手がかりがなかったらしい)4年間プレーした経験と、手薄なフォワード陣の貴重な控え選手(身長は 6-9)としての役割に期待したいところです。(ひ)
という言葉とともに、とあるおっちゃんの表情画が研究所の廊下の壁に貼ってありました。「誰やねん?このおっちゃん」くらいにしか思っていなかった渡米直後(2001年1月頃)の(ひ)だったのですが、何を隠そうこの「おっちゃん」が、実はかの「ディーン・スミス元ヘッドコーチ」だったということに気が付くまで、そう長い時間はかかりませんでした。
このスミス氏、1997年に引退するまで、UNCのヘッドコーチとして36年間で879勝(2007年にボブ・ナイト氏に更新されるまで歴代最多)、NCAA優勝2回、Final4進出11回という、地元NCではほぼ「神様」に近い伝説の存在でした。その名はUNCターヒールズの本拠地「ディーン・スミス・センター」にも刻まれています。ジェームズ・ウォージー選手やマイケル・ジョーダン選手など、育てたスター選手は数知れず。引退後も、2005年優勝時の「One Shining Moment」には主役よろしく目立って出演していたことからも分かるように、チームのアイコン的存在として、地元NCのみならず広く全米の大学バスケファンから愛され続けていた存在でした。
そんなスミス氏、御年取って79歳。ウッデンじいさんに比べたらまだまだ若造だと思っていましたが、家族によると「進行性の記憶の喪失」のため、この先コメント等の発表は一切行わないということが 発表 されました。
というわけで、あれから約10年の時を経て本当に「The End of an Era」です。先のウッデンじいさんに続いて、大学バスケファンにはちょっと寂しい報道が続きました。(ひ)
追記:2011年6月 再び研究所を訪れたら、この「The End of an Era」の言葉とスミス氏の絵がまだ飾ってありました。
日本全国3人くらいのターヒール・ファンの皆様、おはようございます。大学バスケはすっかりとシーズンオフモードですが、来季に備えてこれまでの動きを記録しておきましょう。
・エド選手、プロへ
シーズン後半は負傷で出場できなかったエド選手(So)ですが、なんとアーリーかましてプロ行きしてしまいました。ドラフトでは全体13位でトロントが指名。そうすか。それだけ。
・ウェア兄弟、転校
今ひとつ不可解なのですが、起用法に不満を持った父親が強引に転校させてしまったそうです。本人達とロイ様の間では何も話し合われなかったとか。結局、秘技・分身の術は全くもって不発に終わってしまいました。
・新一年生は3人
ハリソン・バーンズ選手(6-6 SF)得点力、リバウンド、IQ、運動能力、全てに優れた全米ランク総合1位の超逸材。おでんことデン選手のようなイメージだそうです。したがって1年後にはおそらくプロ行き。レジー・バロック選手(6-6 SG)バーンズ選手とかぶりますが、彼もポジションランク2位の逸材。地元NC出身、ポイントゲッターとしてターヒールズに貢献してくれそうです。ケンドール・マーシャル選手(6-3 PG)Top prospect ではないものの、かなりクレバーなPGだそうです。得点力が課題ながら期待大。
・ジャワッド選手、NBA定着
(ひ)の愛するジャワッド選手が、控えながらシーズンを通してクリーブランドに在籍して活躍しました!(53試合に出場、224得点)。長く現役でプレーできますように。
・イゾー監督、MSU残留
ターヒールズ関連ではありませんが、そのクリーブランドがイゾー監督にHC就任を正式にオファーしました。イゾー監督も99%その気だったようですが、最後の最後でMSU残留を決断。右の写真はその記者会見の模様ですが、イゾー監督が如何に選手から愛されているか、よく分かります。何も説明がいらない、とても感動的な写真だったので、記録に残しておきます。
というわけで、来季の布陣を簡単にご紹介。まず予想スタメンから、
PF ジョン・ヘンソン選手(So)(中心選手として期待)
SF/PF タイラーZ選手(Jr)(スタメン定着で飛躍の予感)
WG/WF ウイリアム・グレイブス選手(RS Sr)(地元枠ももはや中心選手。キャプテン指名か)
SG デクスター・ストリックランド選手(So)(ポイントゲッター)
PG ラリー・ドリューJr選手(Jr)(昨シーズンはシニアナイトを除く全試合で先発)
続いて控え選手
F ハリソン・バーンズ選手(Fr)(ストリックランド選手の位置でスタメン奪取の可能性大)
G レジー・バロック選手(Fr)(スーパーサブもミニッツはかなりもらえるはず。地元NC出身)
G レスリー・マクドナルド選手(So)(PG/SGどっちも可)
G ケンドール・マーシャル選手(Fr)(控えPG)
G ジャスティン・ワッツ選手(Jr)(地元枠の愛すべき存在)
こうしてみると、昨季とはうってかわってフォワード陣がコマ不足で、ウェア兄弟の転校がかなり痛手です。控えはイヤだったのかもしれないけど(父親が)、チームには必要な2人でした。それから実は、class of 2011 の James McAdoo選手(6-8 PF)が1年早く今年大学に入学できるかも、という噂があったのですが・・・まあ、あんまり欲張りするのは止めておきましょう(結局もう1年高校に通うそうです)。
というわけで、フォワード不足とはいえ、それなりに経験もあるいいチームに仕上がると思います。目標は、ACC 5割で NCAAトーナメントに出場。初戦は勝てるだろうから、2回戦を勝って Sweet16 に進めたら more than 100点満点でしょう。
今年はスミスセンターも改修して新しくなるそうです。とういわけで、今年もがんばりましょう!! Let's Go Heels!(ひ)
大学バスケの祖、かのWoodenじいさんが、去る6月4日にとうとう亡くなってしまいました。没年なんと99歳。これで、以前の記事「大学バスケファンならば死ぬ前に一度はしたいこと」の第1位が本当にかなわぬ夢になってしまいました。Woodenじいさんこと John Wooden 氏といえば、バスケット以外にも当てはまる人生の教訓「Pyramid of Success」が有名ですが、NCAA優勝10回(!)などの詳しい功績は Wikipedia でご確認ください。
ちなみに(ひ)の場合、「ケンタッキーのシニアナイトで My Old Kentucky Home を歌い、愛しのアシュリーと一緒にゲームを観る」というのが、相変わらず「死ぬ前にしたいこと第1位」です。我らがターヒールズよ、愛しのアシュリーに浮気してゴメン!。ケンタッキーにはこの先しばらくシニアがいなくなりそうだけど。(ひ)
日本全国3人くらいのターヒールズ・ファンのみなさま、こんにちは。思ったより早く3行スポ欄に記事を書いています。本日のニュースは、「 Jason Capel 氏、アパラチアンSt の HC に就任 」。
この Jason Capel 元・選手、(ひ)がアメリカにいて UNC 史上最も残念なシーズンだった 2001-2年に、シニアとして孤軍奮闘していた選手です。見事なライオネル・リッチー顔で、卒後は日本でプレーしていたこともあります。父(現ボブキャッツのAC)・兄(デューク出身、現オクラホマ大のHC)に続いて、ジェイソン元選手も大学のヘッドコーチに就任しました。30歳といえば、全米で最年少の大学 HC だそうです。うまくいけば Southern Conference の bit を取って、NCAAトーナメント出場も可能でしょう。それからアパラチアンStと言えば、(ひ)の元ボスS氏の娘、メラニーちゃんが在学中の大学でもあります。というわけで、おそらく日本で唯一 Mountaineers のNCAAトーナメント出場を応援する日本人になりそうな(ひ)です。(ひ)
日本全国3人くらいのターヒールズ・ファンの皆様、お久しぶりでございます。いつの間にか(でもないけど)、すでに2009-10年のカレッジバスケ・シーズンが終了してしまいました。で、Duke が NCAAトーナメント優勝だそうです。そうですか、おめでとうございます。で、我らがターヒールズも準優勝です。ただし NCAA ではなくて NITトーナメントですが・・・。そうなんです、今年のターヒールズは、NCAAトーナメントにも出場できないくらいに絶不調だったのです。
シーズン当初はまだ期待通りに勝っていたのですが、ケンタッキーやテキサスに力負けし、格下のチャールストンにまさかの敗北を喫したあたりから調子が落ち始め、とどめに主力のエド選手が負傷離脱すると、ACCも始まって連敗街道まっしぐら。というわけで、ACCでは5勝11敗、ビリとは1ゲーム差のドン2という、とても寂しいシーズンでした(トータル 20勝17敗)。注目のウェア兄弟は、シーズン途中でデビッド選手が負傷離脱し、秘技・分身の術は不発に終わってしまいました。
まあ、それでも(ひ)がカロライナにいた2001年頃と同じか、まだマシなくらいです。それから現在までの間に、2度もNCAAで優勝しています。きっとまた来年以降は、再び良いシーズンが来るでしょう。というわけで、来年も人知れず応援することにいたします。がんばれ、ターヒールズ! それではまた来年。皆様どうぞお元気で。(ひ)