いよいよターヒールズの 2005-6 シーズンが本格的にスタートしました! シーズンイン直前に4人の Walk on メンバーを加えた、総勢14名のターヒールたちが新しいシーズンに臨んでいます。現在のところ、リーダーのノエル選手、Jr レイショーン選手に、タイラー・ハンズブロー選手、マーカス・ギンヤード選手、ボビー・フレイザー選手という フレッシュマン3人を加えた5人が先発メンバーとして固定しているようです。もう一人の期待のフレッシュマン、ダニー・グリーン選手や Sr のバイロン・サンダース選手がオフベンチのサブ要員として控え、Qちゃんことクエンティン選手は今故障していますが ウェス・ミラー選手が控えPGとしてその穴を補って余りある活躍をしています。で、ここまでの戦績はというと、、
○ 83-80 vs Gardner-Webb 冷や冷やだったけど、昨シーズン Atrantic Sun 優勝というタフな相手に、ノエル選手が終了間際決勝3ポイントを決めて開幕戦勝ちました!
○ 112-55 vs Cleveland St 去年よりも大きい点差で圧勝!
○ 83-66 vs UCSB また圧勝!
● 64-68 vs (12) Illinois だあ惜しい! 恒例の ACC-Big10チャレンジは昨シーズン NCAA決勝のrematchとなりましたが(まあこう言うことにあまり意味はないのだが)、4点差で無念の惜敗。
○ 83-79 vs (10) Kentucky うひょー! ケンタッキーに勝っちゃいましたよー! しかもアウェイで。
というわけで、期待以上に新生ターヒールズ、がんばっております! 「優勝メンバーから7人のトップスコアラーが抜けて・・・」という記事の書き出しにはもう飽き飽きしていましたが、そんな枕詞はもはやいらないくらいに、選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せております。ロイ様もチームの仕上がりには満足しているようで、さらにチームケミストリーが働いてターヒールズ躍進につながりそうな気配です。素晴らしい! ゴールデンルーキーのタイラー・ハンズブロー選手はインサイドで得点にリバウンドにモンスターぶりを発揮し、その結果もらうファールの後でもフリースローを確実に決めて、勝利に大きく貢献しています。7フッター3人を擁するケンタッキーには封じられましたが、そんな状況ではレイショーン選手やウェス・ミラー選手が替わって活躍しアップセットを達成するなど、チームとして非常に評価できる内容を見せています。いいねー!
〜ここで新生ターヒールズの陣容を、非常に簡単にですがご紹介〜
・デビッド・ノエル選手 (F・Sr) 昨シーズン主力から唯一の残留選手。キャプテンとして若いチームを引っ張ります。女装が得意。
・バイロン・サンダース選手 (F・Sr) インサイドの控え選手。ミシシッピ州ガルフポート出身で実家はハリケーンの被害を受けたらしい。しかしその分新生ターヒールズに不屈の精神を吹き込んでくれ!
・レイショーン・テリー選手 (F・Jr) 派手好きでスロッピーなところはあるけれど、去年まででも他のチームだったらスタメン級の選手。ミニッツが間違いなく増える今年は、キミの出番です。
・ウェス・ミラー選手 (G・Jr) 高校時代はふてぶてしい男ラシャド選手とのコンビを組んでいました。その縁あってか UNC に転校、RS明け2年目の今年は控えPGとして申し分ない働きを見せています。バハマの試合あたりから成長ぶりが伺えて、頼もしいばかり。
・ジェシー・ホリー選手 (G・Jr) 11月にボストンへ行って久しぶりに見た UNC フットボールの試合で大活躍してました。フットボール・シーズンの後は、バスケでもよろしく頼みます。
・Qちゃんことクエンティン・トーマス選手 (G・So) Terryさんのレポートによると、いい動きを見せているそうです。行けQちゃん!
・「Psyco-T」ことタイラー・ハンズブロー選手 (F/C・Fr) ゴールデンルーキー。かつてロイ様が多く輩出したクレバーな白人インサイドプレーヤーのリストにその名を加えることは間違いないでしょう。頼むからせめて3年くらいはターヒールズでプレーしてください。
・マーカス・ギンヤード選手 (G/F・Fr) (ひ)的に最も注目しているフレッシュマン。試合に出れば出るほど経験を積み重ねて成長できるので、スタメンとして起用されている現状は彼にとっては非常に大きなチャンスです。
・ボビー・フレイザー選手 (G・Fr) ルーキーながらスタメンPGとしてがんばっています。来季のタイワン選手とのポジション争いが楽しみ。
・ダニー・グリーン選手 (F/G・Fr) 3ポイントが打てる貴重なウイングプレーヤー。6マンとしても不可欠な存在(本人はスタメンで出たいだろうけど)。
・マイク・コープランド選手 (F・Fr) 残念ながら練習試合で故障。しかしインサイドの控えとして大きな役割を期待されています。
・Dewey Burke選手、Will Robinson選手、Thomas Wilkins選手、Surry Wood選手 Junior Versity チームから抜擢の4人。練習相手として控え選手として、チームと帯同します。彼らも不可欠な存在です。
今年もターヒールズが楽しみだー! Let's Go Heels!
(ひ)
先の週末に「Late Night with Roy」が開催され、ついに大学バスケのシーズンが始まりました。我らがノースカロライナ・ターヒールズは、Sr のC ダミアン・グラント選手が膝の故障のためキャリア・オーバーという少し寂しいニュースからのスタートとなりました。彼は今後もバスケチームに帯同しながら卒業とロースクールへの入学を目指すそうです。がんばってね、ジャマイカン・ビッグマン!
一方で、明るいニュースも続々と飛び込んで来ています。まず、新たに3人の選手が来年ターヒールズに入部することが決定しました! いずれも PF/C のフロントコート陣で、特に Brandan Wright 選手は PF部門ポジションランク1位の逸材、さらに Deon Thompson 選手はその体つきからメイ選手2世となる予感。Alex Stepheson 選手もPFらしくふてぶてしい面構えで頼もしい限り。先のスポ欄にも書いたフォワード不足がこれで一気に解消! この学年のロースターはえらいことになりそうです。C部門で1位の Spencer Hawes 選手は土壇場で彼の地元ワシントン大にさらわれましたが、それにしても恐るべしロイ様のリクルーティング。やはり男ドアティと違って評判のいいコーチは得なのか。まあ、高校生のポジションランクが必ずしも正しい訳ではないので、ロイ様の目を信じて、ロイ様のコーチングによる彼らの成長を楽しみに見守ることにしましょう。
そして個人的には Best なニュースが、ジャワッド選手のサンアントニオ・スパーズのロースター入りです。プレシーズン限定の契約で、真のロースター入りには激しい競争を勝ち抜かなければならないことは田臥雄太選手と同じですが、とくかくがんばれジャワッド選手! ちなみに田臥選手の競争相手とは、デュークを蹴ったショーン・リビングストン選手や昨年までデュークで大活躍していたダニエル・ユーイング選手といった面々。こりゃ厳しいわ〜。2人ともがんばれ!<と言っていたそばからジャワッド選手は切られちゃいました。も〜、ちゃんと契約する気はあったんかいスパーズよ?!>(ひ)
Season is right around the corner! シーズンオフ中は、ロイ様の「聖なる掟」破り騒動などありましたが(うやむやにされた模様)、今季のスケジュールも公式に発表されて、いよいよ新しいシーズンが間近に近付いてきました。
本来だったら、Late Night with Roy が開催される解禁日まで練習開始は待たないといけないのですが、今年のターヒールズはレイバーデイ・ウイークエンドにバハマ遠征を行う予定になっており、この遠征に備えて10日間のチーム練習が許されるそうです(海外遠征は4年に1回できるとか)。これは、ガラリとメンツが入れ替わる今季のターヒールズにとっては非常に有益な練習・遠征になるでしょう。ナイス!ロイ様。
新チームと言えば、ウインストン・セーラム出身の 6-8 PF、Mike Copeland選手が、高校のサマークラスで無事に学業成績の要件をクリアーしたそうで、5人目の新1年生メンバーとしてターヒールズに加わることになりました。Instant impact にはならないまでも、手薄なフォワード陣の控えとして機能してくれることを望みます。そういえばジャスティン・ボーランダー選手は結局今季も戻ってこなかったな〜、残念。
それから、右の写真はメルビン兄貴選手の卒業式の模様ですが(APより)、このメルビン兄貴選手、昨シーズンの All-ACC Academic Team に選出されました。おめでとう!。この先プロ選手として活動するかどうかは不明ですが、後々の人生にこういうアワードは非常にプラスになるだろうから、良かった良かった。自分でビジネスをしたいとかも言っていたしね。
そういえば、さぶちゃんことジャッキー選手は卒業後俳優になりたいなんて言っていたけど、どうなんでしょう? 愛嬌のあるキャラはもってこいだと思うのだが。BETのファミリー系番組に出ている姿とかが目に浮かびます。
ま、とにかく今年のターヒールズは ACC 5割と NCAA トーナメント出場が目標。ESPN の予想ランクは40位だったけど、ACC4位フィニッシュも可能という下馬評でした。堅いPGがいないのが不安ながら(早く来年になってタイワンくんが入ってこないかな〜)、それ以外は戦闘力のあるチームにロイ様が仕上げてくれるでしょう。選手たちもチーム一丸、がんばってくれ! Let's Go HEELS !! (ひ)
ノースカロライナ大学からはマービン選手が1巡目2位でアトランタに、フェルトン選手とメイ選手が同5位と13位でシャーロットに、ふてぶてしい男ラシャド選手が同14位でミネソタにドラフトされました。はあ、そーすか。良かったっすね。
ところが、2巡目の指名が終了しても、そのリストの中にジャワッド選手の名前はありませんでした。なんでやねーん。そりゃないぜ〜。先の4人は1巡目指名が確実に予想されてのエントリーでした。その一方で、4年生までプレーしたジャワッド選手が指名されないのは、何というか、怒りを覚える前に哀しいです。
思い返せば、期待に胸膨らませて入学した1年目にシーズン8勝20敗という空前絶後の悪夢を経験し、2年目はワガママし放題の下級生をなだめすかしてチームをまとめ <この役割は以後3年間続きます>、飛躍を誓った3年目は肘鉄を3発連続で喰らって100%調子が上がらず <実は高校生時代のマクドナルド・オールアメリカンでも肘鉄を浴びていたらしい>、4年目にやっと NCAA チャンプという華々しい舞台に上がったかと思うと主力下級生たちの影に隠れてドラフトではこの仕打ち。ジャワッド選手のプレーと真面目でひたむきな性格を思えば、実力の世界という一言で片付けてしまうにはあまりにも酷な気がします。(ひ)がオーナーだったらイの一番で獲得するのに。。
ドラフトに漏れたことを受けて、この先はサマーリーグでのロースター入りを目指すか、他の下部リーグもしくはヨーロッパでの所属先を探すことになるでしょう。どのチームに行っても、カロライナでいつもしていたようなひたむきなプレーを見せてください。NBA 以外だと日本じゃ見れないけど、心はいつでも君を応援しているよ。がんばれ、ジャワッド選手! アイラブユー!!!
さてさて、ドラフトに関連して・・・新しい労使協定が合意に至り、19歳以下の選手は NBA でプレーできないことになりました。つまり今年のドラフトを最後に、高校生が直でプロ入りすることは少なくとも今後6年間はないということです。
これは、とってもいいことなんじゃないかな? 逆に1年だけでアーリーエントリーする選手が急増するのではないかという心配の声もあります。もっともです。選手にとっては、1年でも大学でのプレーを経験することは、長い目で見るとプラスでしょう。反面、コーチからするとたまったもんじゃない気持ちもよーく分かります。1年でいなくなることが分かっている選手を大変な労力をかけてリクルートするつもりはない、とはアラバマ大HCのコメント。確かに。ま、とりあえず試してみて、選手・大学・NBA それぞれに有益な方法を探す第一歩にはなるのではないでしょうか。(ひ)
今年もNBAドラフトが近付いてきましたが、このドラフトに主力選手がごっそりアーリーエントリーしたことで、来季ターヒールズのロースターが大幅戦力ダウンを危惧されているのは以前からお伝えしている通りです。この状況を受けて、ロイ様は Class of 2005 の有力選手の中ではほぼ唯一進学先が決定していなかった Uche Echefu 選手(PF)の獲得に動きました。しかーし、彼が選んだ大学は何とフロリダ・ステート。あっさりフラれちゃいました。アメリカ国内ではもうさすがに遅すぎるので、ヨーロッパまで触手を伸ばして選手を探しているそうですが、状況は厳しいようです。が、4人のフレッシュマンズの出場機会が増えるということでポジティブに考えておきましょう。新人4人+ノエル選手というスタメンもアリ。このメンバーで、ACC5割、NCAA トーナメント出場を果たしてくれたら、もう万々歳です。
Class of 2006 の方は、ここまで3人の選手が UNC 入学を表明しました。中でも PG の Tywon Lawson 選手と SG の Wayne Ellington 選手は、2人ともポジションランク1位の有望株です。レイモンド・フェルトン選手とふてぶてしい男ラシャド選手のコンビが戻ってくるようなイメージでしょうか。そう期待したい。くれぐれも直でプロには行かないように。
また、以前の記事でも紹介していた、Tywon Lawson 選手とは同じ高校のチームメイト、PF Kevin Durant 選手も揃って UNC 入りが有力視されていましたが、なんと彼はテキサス大への進学を選択してしまいました。だあああっ、どいつもこいつも何故にフロリダ・ステートやらテキサスやらに行ってしまうのかのう? カロライナはビッグマンが欲しいので出場機会もちゃんとあるのに。。
来年・再来年に向けて、ガード陣は順調にコマが揃いつつありますが、インサイドを担うフォワード陣がこんな調子で今一つ(Tyler Hansbrough 選手だけ?)。ああ、ビッグマン欲しい!カモーン、ビッグマン!!(ひ)
あまりにも男ドアティらしい見事な写真だったのでついAPから引用してしまいましたが、かつてこの3行スポ欄(その1、その2)でもお伝えしていたように、(ひ)(ま)家はノースカロライナ大学ターヒールズの前監督、Matt Dougherty 氏の大ファンでした。
テレビ中継でも、試合そっちのけで男ドアティに注目する「男ドアティ・ウォッチャー」だった訳ですが <特に(ま)>、何故それほどに好きだったのかというと、その理由は1にも2にも、彼の「熱いアクション」です。デカい身体でコートに半歩踏み入れては選手と一緒にディフェンスし、選手達や時には審判に向かって烈火の如く怒鳴りまくるそのアクションは、テレビ画面の隅っこでも圧倒的な存在感で迫力十分。冷静沈着でかわいげのないコーチKのそれとは対照的に、すっかり目を釘付けにされてしまっていたのでした。
残念ながら 2002-3年シーズン終了後に解雇されてしまい、以来男ドアティを見る機会を失ってしまって少々寂しく思っていた(ひ)(ま)家にとって、UNC の NCAA トーナメント優勝に勝るとも劣らない素晴らしいグッドニュースがコレ!
「祝・男ドアティ、Florida Atlantic 大学 ヘッドコーチ就任」
そうこなくっちゃ! やっぱり男ドアティはコートサイドで吠えていてこそ男ドアティですからね。行けー!男ドアティ!
新天地の Florida Atlantic 大学は、バスケット的には無名の大学ですが、ヘタなプレッシャーを受けずにコーチングに専念できるので、良い選択だったと思います。地元でも歓迎ムードのようで、きっとあと数年もしてドアティ色のチームが出来上がると、熱い旋風が巻き起こるでしょう。楽しみです。NCAAトーナメントで、ターヒールズと対戦できるといいですね。
というわけで、この記念に(ひ)(ま)家所蔵のアルバムから、男ドアティに捧げるギャラリーをお届けいたします。しばし男ドアティの熱いアクションを、ゆっくりとお楽しみください。(ひ)
<こちら> からどうぞ。もしくは右上の写真をクリック!
東部時間の金曜午後(日本時間土曜日深夜)に、フェルトン選手・メイ選手・マービン選手の3人が合同で記者会見を開くというので何事かと思ったら(ちょっとしらじらしいか)、やっぱりというか予想通りというか、3人揃っての正式なプロ行き表明となりました。これで卒業する3人と先のふてぶてしい男ラシャド選手と合わせて、7人のターヒールズが大学を去ることになります。1人だけでも残ってくれたらいいと思っていたけど、残念な結果となりました。(ひ)にとってのカロライナ・ターヒールズとはこの選手たちそのものなので、正直寂しい気持ちは拭えませんが、と同時に彼らには感謝の気持ちもいっぱいです。バスケット選手としてのキャリアが長く誇らしいものとなりますように。カロライナ・ブルーのジャージを着てチャペルヒルでプレーした誇りと、いつまでもファミリーの一員であることを忘れないでね。Good Luck and Good Bye, Boys! (あ、(ひ)の泣き声が聞こえましたか?気のせいですよ)
でも、寂しい話題ばかりでもないです。間もなく、アッと驚く(マニアックな)企画をお届けいたしますのでお楽しみに!(ひ)
届きましたよ〜、ヨーロッパからDVDが。ぶっちゃげ一枚1900円ナリ。見たいゲームはたくさんあるけれど、キリがないのでぐっとこらえて4枚ほどご購入。
で早速、チャンピオンシップ・ゲームの対イリノイ戦を観戦しました。いやはや、イリノイはいいチームです。前半からジェームス・オーガスティン選手が不運な笛を吹かれて、ノーポイントのままファウルアウトしてしまったのが唯一の、そして結果メイ選手のインサイドでの Domination を許してしまったということで最大の敗因となったようです。ちょっと気の毒でした。
また、解説も途中で気付いて指摘していましたが、スクリーナーが静止しないイリーガル・スクリーンを再三にわたってイリノイが仕掛け、その反則をレフェリーが取らず、結果オープン3を決められまくっていたのが終盤に追い上げを許した理由のようにも見えました。ま、先のオーガスティン選手のことと合わせてプラマイゼロですかね。
しかししかーし、やっぱりとにかく今年のターヒールズは強かった! 昨シーズンと比べると本当に逞しくて堅実で素晴らしいバスケットをするモンスターチームに成長していました。ロイ様ありがとう。(ひ)がカロライナで3年も4年も見続けてきた、馴染みのプレーヤー達のこういう姿を見れただけでも、投資のしがいがあったというものです。試合終了後の、その場から立ち去りたくない雰囲気は、勝者としての余韻にひたるとても素晴らしい瞬間でした。One Shining Moment。おめでとう。特にシニアの3人がネットカットをしている姿を見ると、こみ上げてくるものがあります。
<実は(ひ)も学部学生最後の学年で、Q大歯学部準硬式野球部オールデンタル7連覇を達成した決勝戦に勝った後は、本当にその場から立ち去りたくない思いでした。レベルはまるきり違うけど(ひ)の One Shining Moment なのだ。>
さてさて、優勝の夢から10日ほどが経ちました。そろそろ、心配していたことを忘れるわけにもいかなくなってきました。ちょっと前の記事でも紹介した「ビッグ・ジレンマ」です。これ以上ない「National Champion」という結果を受けて、ふてぶてしい男ラシャド選手はすでにプロ行きを表明。フェルトン選手はもはや時間の問題。メイ選手はチャペル・ヒルでのセレブレーションの際に「来年もカロライナでプレーするぜ!」と宣言してファンを湧かせましたが、「来年のチーム状態のことも考慮して決断する」と態度が怪しくなってきました。1年生のマービン選手もどうやら噂通りプロ行きの気配。決まり文句「自分にとってベストの決断をする」という言葉を吐いている時点でもうあかんです。
まあ、しかたのないことです。この4人の中から1人でも残ってくれたら儲けものだと思うしかないでしょう。4人全員がプロに行ってしまうと、卒業するシニア3人衆と合わせて、チームのトップスコアラー7人がごっそりと抜けてしまうことになります。ターヒールズにとっては非常に厳しい局面ですが、しかたがないです。奇跡的に今年のチームが組織できて、そのチームで優勝できたのだから、それ以上を望んだら欲張りだと神様から怒られるでしょう。男ドアティの時のように、ケンカ別れではないだけで十分。ノエル選手やテリー選手などの残留組にフレッシュマン4人を合わせて、来シーズンはまた新しいターヒールズを暖かく見守るのも悪くないことです。
でもマービン選手とかもう一年ロイ様の下で勉強するのも悪くないかもよ〜。メイくんもカレッジバスケが好きなら卒業してからでも遅くないかもよ〜。我ながら未練がましい。。(ひ)
ターヒールズ優勝後、燃え尽き症候群のようにもぬけの殻になっていた(ひ)ですが、このコーナーの趣旨は「今年のカロライナ・ターヒールズの足跡を記録する」ということなので、この最後の決勝戦についても記憶が fade する前に書き残しておきます。
相手のイリノイは、まずディフェンスが素晴らしく、オフェンスでも堅実なパスワークと小気味よいシュートが持ち味の、とても統率の取れた「美しい」バスケットボールを展開するチームです。ファイナル4をかけた Regional Final の対アリゾナ戦では、終了間際に奇跡の同点劇を演じ延長で勝利をものにするという、土壇場の勝負強さも持っていました。トーナメントのそういう展開ではコロッと負けるチームが多いのだ。さすがにシーズンの大半をランク1位で通してきたチームだけあります。ちょっと前にもお伝えした、男ドアティの解任とロイ様の UNC 移籍にともなうヘッドコーチ玉突き現象で着任したブルース・ウェバー監督の戦術も、ロイ様ヒールズが2年目で実を結んだようにイリノイでも実ったのでしょう。強敵です。
というわけで、文字通り頂上決戦となったこのトーナメント決勝戦、まず前半を 40-27 と 13 点ものリードをつけて折り返しました。メイ選手がインサイドで優位に立っていたと同時に、カロライナのDも奮闘してイリノイの攻撃を封じることができており、これはカロライナにとって理想的な展開だったと言えます。
しかし後半の開始と同時に、イリノイのオフェンスが冴え渡りました。終盤 65-55 から 10連続得点を許して同点とされ、さらに残り1分半で 70-70 という手に汗握る緊迫の展開。こういう局面では得てして追い上げたチームの方に勢いがあるもので、(ひ)もリアルタイムで見ていたら半分以上は逆転負けを覚悟していたでしょう。しかし、その窮地を救ったのはスーパールーキーのマービン選手。ふてぶてしい男ラシャド選手が苦し紛れ?にペネトレイトして放ったシュートを、なんとティップイン。マービン選手はこういう土壇場での働きが素晴らしく、これは生まれ持ったスーパースターとしてのタレントでしょう(やっぱもう来年はプロかな〜)。さらにレイモンド選手がスティールして攻撃の芽を摘み、最後はメイ選手がリバウンドを確保した瞬間、ターヒールズの National Champion が決定しました。
今年は本当に素晴らしいシーズンでした。本当に痛快でした。去年、一昨年、そしてどん底だった3年前と、苦虫を噛みつぶし続けていただけになおさらです。あのターヒールズが、こうしてネットカットをしているとは。。こみ上げてくるものがあります。特に、3年前のシーズンを経験しているシニア諸君には、心の底からの思いを込めてありがとうと言いたいです。このターヒールズの優勝で一番うれしかったのは、ジャワッド選手の右のような表情だったりします(写真・AP)。君のその笑顔のおかげで、今までの苦労が全て忘れ去られるようです。泣いていたら泣いていたでその写真を見ると、やっぱりこっちまで涙が出てくるのですが。笑顔の方がいいですね。ジャワッド選手、メルビン選手、さぶちゃんことジャッキー選手、本当にお疲れさまでした。おめでとう! チャペルヒルでの思い出が、素晴らしいものになって本当に良かったです。君たちのことは決して忘れません。
というわけで、まずは決勝戦の記録でした。(ひ)
National Championship Final ○ 75-70 vs Illinois
VENI,VIDI,VICI. 来た、見た、勝った。
終わったぁ〜。。。はぁ。勝ったぁ。勝ちましたぁ。勝ってしもたがなぁ〜。え、マジ?夢かい?ホンマ?夢じゃなかろうね?? そう、勝ったの?勝った?勝った??勝ったああああ〜〜!! なんと、我らがノースカロライナ・ターヒールズが、チャンピオンですよみなさ〜ん!
(ひ)は今、脱力して頭がボーっとしております。飛び上がるほどにうれしいのに、力が抜けてふにゃ〜と座りこんでしまっています。とにかくおめでとう、ターヒールズ。ありがとう、ターヒールズ。本当に優勝したのね〜。今年は優勝優勝と(ひ)もうるさく書いたけど、本当に優勝したんだね。君たちは誇りです。心を込めて、ありがとう。早くチャペルヒルに帰っておいで。しばらく一緒に、余韻にひたろう。それからゆっくり、ターヒールズの今年(から数年前まで)を振り返ってみたいと思います。(ひ)
National Semifinal ○ 87-71 vs Michigan St
やりました!我らがターヒールズ が、決勝進出ですよみなさーん! 迎えたファイナル4、まず準決勝のお相手はミシガン・ステート。伝統的にインサイドがゴリゴリ強いようなイメージですが、名将イゾー監督率いるこのチーム、めちゃ強敵です。シーズン後半、特にトーナメントに入ってから調子を上げ、Sweet 16 ではデュークを破りました。事実、前半は 33-38 とリードを許す展開で、さぶちゃんことジャッキー選手はファウルトラブル(おそらくはファウル覚悟の積極Dを仕掛けたのでしょう)、主力のジュニア三羽烏も得点が伸びず、ミシガン・ステートが主導権を握った前半だったようです。しかし特筆すべきは、その中でも前半 12 得点と奮闘したジャワッド選手。ここ数試合、Box Score からは調子が今一つのように見えていましたが、チームが苦しい時のこのパフォーマンスは本当にありがたい!さすがは頼れる兄貴です。
後半に入ると期待通りジュニア三人衆が爆発。中でもショーン・メイ選手は 22 得点と、またもこの UNC 快進撃の立て役者 <人はこれをモンスターと呼ぶ> ぶりを発揮する活躍でした。フェルトン選手のアシストが冴え渡り、ジャワッド選手もトータル 20 得点、手強い相手に前半の苦戦を跳ね返した、会心のゲームだっと言えるのではないでしょうか。やったぜ、強いぞターヒールズ!うおおぉぉぉぉっ!!
よっしゃ来たで!いよいよ決勝、相手はシーズン中ずっとランク1位だった目の上のたんこぶ、イリノイです。メディアでは「実質トップチームはノースカロライナ」と書かれたりもしていたので、イリノイ側の方も真のトップチームであることを見せたいと気合いが入っていることと思います。相手にとって不足無し! まさに雌雄を決するこれぞ決戦、身震いしてきました。参考にはならないでしょうが、昨年の ACC - Big10 Challenge では楽勝した相手でもあります。行くぞターヒールズ!賽は投げられた。(ひ)
Regional semifinal ○ 67-66 vs Villanova あっぶねー! いつもの勝ちパターンとは逆に序盤からリードを許し、なんとか追い上げて4点ビハインドで前半折り返し。後半逆転し一時は10点ほどのリードを築いたものの、食い下がられながら何とかぎりぎり逃げ切ったという薄氷の勝利でした。ゲームがちょうど土曜日のお昼の時間だったので、(ま)とふたりで Game Tracker の前でハラハラドキドキ。Game Tracker では分からなかったけれど、最後に「疑惑のトラベリング」の笛が吹かれて勝ちをもらったようなものだったそうです。CBS Sportsline.com のハイライトでは、いちおう解説は「Right call だ」とは言っていましたが、スローを見るとどう見ても誤審だなありゃ。しかし まちっとしっかりせい! 確かに Villanova はいいチームだし、心配していたように会場がアウェイのような雰囲気だったのかもしれないけど、ディフェンスとかもっときちっとがんばれるだろうに。去年も一番悪いときは(フロリダST戦の後半など)、ボケッとつっ立ったままで全くディフェンスできずに攻められ放題なんていう場面もあったけど、この試合の終了間際は文字だけの情報からでもそんな雰囲気を感じたぞよ。しかしテレビで見ていたら心臓が止まっていたかも、いやマジで。ちなみにこのラウンドでデュークとNCステートは残念ながら敗退。
Regional final ○ 88-82 vs Wisconsin ファイナル4をかけた運命のゲームはNCステートを破ったウィスコンシンがお相手。ランク1位のイリノイ、先にデュークを破ったミシガンSTといった Big 10 校に雪辱を期す意味でも、唯一残った ACC 勢として負けるわけにはいかない気合いのこもった一戦でした。前半は同点で折り返すなどまたも接戦。このレベルになると本当に力の差はないも同然ですね。後半に入り、大事な局面でふてぶてしい男ラシャド選手が3ポイントを決めたことと、インサイドを Dominate して29得点を叩き出したメイ選手の活躍で、なんとかこの大事な一戦をものにすることができた試合だったようです。実は淡々と書いていますが、(ひ)の心は今、涙を流してむせび喜んでおります。おめでとう、ターヒールズ。 UNC は全米一のファイナル4進出 15 回を誇る常連校ではありますが、今現在プレーしている選手達にとっては、最もつらかった時期を乗り越えた上での大きな大きな勲章です。これまでのどのファイナル4よりも、価値のあるものに思えます。タレント溢れる主力選手達をリクルートしてきた男ドアティと、男ドアティがまとめられなかったその荒削りな選手達を見事にモンスターチームへと彫り上げたロイ様にも、感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。この2試合を通じて、ディフェンスが今一つとかシニア陣に元気がないとかいろいろ問題もありますが、まずは予想通り且つ期待通りにここまで勝ち進んでくれたターヒールズの面々に祝福と感謝の気持ちを送りましょう。おめでとうターヒールズ、そしてありがとう。
というわけでファイナル4進出は UNC、ミシガンST、イリノイ、ルイビルの4校です <(ひ)の予想は2勝2敗でした>。実は UNC 以外の3校は全てオーバータイム(延長)までもつれた接戦を制して勝ち上がってきました (しかも10点も20点もの点差をひっくり返してます。マジかよ〜)。いや、ほんと、実力の差はほんのわずかですぞ。そんな中でタフな接戦をものにできるのは、よりタフなハートを持ったチームなのでしょう。もうそこまで来ている National Title を、がっちりもぎ取ってください。ここまでがんばってくれたら、あとはオマケのお祭り騒ぎみたいなものなので、(ひ)は安らかな心で応援することにします。LET'S GO TAR HEELS ! HEELS #1 !!(ひ)
春分の日の3連休は(ま)の実家に遊びに行ったり福岡県地方は地震があったりして、すっかり更新が遅くなってしまいましたが、我らが North Carolina Tar Heels は危なげなく1・2回戦を突破し、Sweet 16 進出を果たしました。ええで〜、ターヒールズ〜! 今年は去年のように全員が頭をツンツルテンにはしていないようです。ロイ様のツンツルテンが見たかったな〜
1st Round ○ 96-68 vs Oakland
2nd Round ○ 92-65 vs Iowa State
今年の NCAA トーナメントは、アッと驚くアップセット(番狂わせ)の連続で話題が持ちきり、目立つところではウェイクフォレストや UConn が2回戦で敗れ、カンザスにいたっては初戦で消えてしまいました。そんな中、UNC の話題が少ないのは実力通り順当に勝ち上がっているということで、今の段階ではいい方に解釈できるでしょう。
Box Score を覗いてみると、ふてぶてしい男ラシャド選手がスタメンに復帰してまずまずいい感じ、フェルトン選手やメイ選手もしっかり働いて、そしてスーパールーキーのマービン選手が連戦の 20 得点と爆発しています。得意のモーション・オフェンスで早い段階にリードを築いてクッションをキープするという、シーズン中調子が良かった時の勝利の方程式がしっかり機能しているようで、これはとってもいい感じですぞ! シニア陣が今一つ元気が無さそうに見えることと、去年のおでんことデン選手のようにトーナメントで活躍してマービン選手が1年でプロに出ていってしまわないかが少々不安ですが。
というわけで、次のラウンドは予想通り Villanova との対戦となりました。普通に戦えば負ける相手ではないけれど、カロライナの方が会場のシラキュースまでの距離が倍以上遠いので、それだけが要注意です。ここをきっちり取ると、向こうの山の強敵だったカンザスや UConn がすでに敗退しているため、ウィスコンシンと NC State(なんと UConn を破りました!ジュリアス・ホッジ選手が大活躍)の勝者という思いのほか与しやすい相手とファイナル4をかけて戦うことになります。そのため目の届くメディアでは「もう UNC のファイナル4は決定」とも言われていますが、気を抜かずにその通りになるようにがんばるのだよ。そして我々の目指すところはまだその向こうだ! GO TAR HEELS!!
さて、UNC と NC State に加えてデュークも順当に残っており、トライアングル・エリアの3校が Sweet 16 に揃い踏むのは 1989 年以来 のことだそうです。この NCAA トーナメント、喉から手が出るほどにオンタイムで見たいのはヤマヤマですが、仕事中だったり夜中の放送だったりするので CBS のストリーミング放送はあえて申し込みませんでした。しかし尊敬する WOG 様のHPでヨーロッパから DVD を購入できることを知り、トーナメント終了後に見たい試合をセレクトして申し込んでやろうと今からワクワクしています。しかし散財やわぁ〜、「新選組!」の DVD セットも買わんといかんし。(ひ)
というわけで、いよいよ NCAA トーナメントの ブラケット が発表されました。我らが UNC ターヒールズは期待通り第1シード! これこれ、こんなブラケットが見たくて何年も待っていたのだよ。でもブラケットだけが第1シードじゃしかたがないので、ちゃんときっちり勝ち上がってくださいね〜!。
シャーロットで行われる初戦・2回戦は問題なく勝ち上がるでしょうが、3回戦・4回戦(Final 4 をかけた地区準決と決勝)で Villanova や UConn と対戦するようなことがあると、会場のシラキュースからは UNC よりもホームが近いので厳しい戦いになるかもしれません。しかしとにかく、ファイナル4を最低限の目標にして(本当にファイナル4まで進んでくれたらめちゃくちゃ嬉しいけど)、ここは一気に National Championship Title を目指してがんばるぞ〜! どわ〜〜 LET'S GO HEELS!!
・4つの第1シード校は UNC の他にはイリノイ、デュークとワシントン。それぞれカンファレンス・トーナメントを制して調子は上向きです。イリノイなどは試合会場が最後まで飛行機での移動も必要ないほど近い距離なので超ラッキー。いいなー。しかし(ひ)のファイナル4予想は可能性の高そうな順に UNC、ケンタッキー、オクラホマST、ルイビル(!) というところでいかがでしょう。(ファイナル会場の St Louis は NC からも飛行機で3時間、近い近い)。
・On the Bubble だった NC ステートもトーナメント出場が決まりました(よかったよかった)。ACCトーナメント初戦でウェイクに勝ったのが効いたのかな。でもそれだったら2年前のターヒールズもメリーランドを倒していたから選ばれて良かったはずなのにぃ。ぶう。
・(ひ)もよく記事を見る CBS の Sportsline.com で、「NCAA トーナメント・ハイライト」と称して昨年のファイナル4、Duke vs UConn の試合の模様がほんの少しですが紹介されています。このゲームは(ひ)が今まで見たカレッジ・バスケの試合の中でも最も印象に残っているゲームです。こういうのを見ると、いよいよ興奮のボルテージが高まってきて、まさにマーチマッドネス。くうぅ、アメリカにいて見たかったな〜。(ひ)
○ 88-81 vs Clemson ACC トーナメント初戦は(ひ)の願いどおりメリーランドを下して勝ち上がってきたクレムソンがお相手。こういう勢いに乗ったチームは要注意なのが世の常ですが、ご多分に漏れず残り9分まで13点差をつけられるという厳しい展開でした。しかしこういう逆境をも跳ね返せてしまうのが今のターヒールズの強さ。本日のヒーローはレイモンド・フェルトン選手、29得点の大爆発でチームを勝利へと導きました。やってくれるやん! ふてぶてしい男ラシャド選手が病気から復帰し、15分間の出場で13得点をマークしたのもうれしいニュースです。
さてこのラウンドでは、なんと NCステートがウェイクを下して準決勝へと勝ち上がりました。シーズン最終戦でウェイクに因縁つきの悔しい負け方をしていたので、雪辱を果たせて痛快だったでしょう。ゲンがいいのか NCステートは毎年このACCトーナメントでは非常に高いパフォーマンスを見せます。UNC もウェイクに勝って雪辱したかったけど、まあ仕方がないですね。今日は NCステートにおめでとうです。
● 75-78 vs Georgia Tech だあ、負けてもーたがな〜。今年もまーたGTにやられっしもてからほんなことやおいかんです。これが本番の NCAA トーナメントでなかったからよかったようなものの、、だあ、ここで負けるか?!。ま、兜の緒を締めて NCAA トーナメントに備えてください。Box Score では、フェルトン選手・メイ選手・ふてぶてしい男ラシャド選手のジュニア三羽烏がそろって17得点をマーク。ラシャド選手はだいぶん調子が戻ってきたようだけど、安心していいのかなあ。ジャワッド選手・メルビン兄貴選手・サブちゃんことジャッキー選手のシニア三羽烏が今一つ不調に見えるのが気がかりです。これから一度チャペル・ヒルに帰って、また調子を戻してください。去年もロイ様の「ACC トーナメントなんてどうでもいい」発言 がありましたが、大事な調整の時期に連戦して疲れが溜まらずにすんだと、考えうる限りにポジティブに考えておきましょう。はあ、残念。
で、結局決勝はデュークがGTを下して優勝しました。去年メリーランドに決勝で負けた以外は、ここ7年で6回目の優勝です。つえー。GTもシーズンは調子が今一つで、NCAA トーナメント出場が危ぶまれておりましたが、この決勝進出で間違いないでしょう。準決で UNC を下したのも、アップセットとは言えないほどのポテンシャルはあるチームですから。はあ、しかしなんで負けるかな〜。(ひ)
レギュラーシーズンを終えた大学バスケット、これからはポストシーズンです。まず今週は所属するカンファレンスのトーナメントが行われ、来週の日曜日にいよいよ NCAA トーナメントのブラケットが発表されます。
その前にいくつか。
・ACC レギュラーシーズン・チャンピオンを決めた UNC ターヒールズ(チャンピオン記念Tシャツ欲しい。。日本までShipしてくれんかなー)、迎える ACC トーナメントは当然第1シードですが、初戦の相手は第8シードのメリーランドと第9シードのクレムソンの勝者ということになりました。開催地はワシントンDC、メリーランドのホームに近いので、初戦とはいえタフなゲームになることが予想されます。がんばれ!クレムソン!!
・先日のデューク戦では、リクルート活動の一環として目を付けていた高校生くん2人がスミスセンターに招待されていたそうです。同じ高校でコンビを組む2人(Tywon Lawson 選手・PG と Kevin Durant 選手・SF/PF )は、どちらもかなり評価が高い有望な選手らしい。この素晴らしいゲームを見て2人とも UNC に入学を決めただろうと言われています。待ってるぜ! Future Tar Heel Guys !
・彼らは2006年の卒業生です。今年の卒業生(つまり来シーズンから加入する新1年生)は、実は4人の選手の入学がすでに決定しています。その4人とは Tyler Hansbrough 選手、Bobby Frasor 選手、Danny Green 選手、Marcus Ginyard 選手 の面々。このうちの3人(Ginyard 選手以外)が高校生選手のオールスターゲーム「マクドナルド・オールアメリカン」に選出されています。もちろん Ginyard 選手も含めて、大いに期待される新入生たちです。Tyler Hansbrough 選手は 6-10 の身長を活かしたインサイドの白人選手(クリスチャン・レイトナー - ポテンシャルらしい。本当だったらすごいけど)、それ以外の3人は全て SG の選手ですが、これまた全員 PG のスキルも練習中だそうです。まあ、ロイ様が適性をしっかり見極めてポジションを決めてくれるでしょう。来季はがらっとチームの顔ぶれが変わることも予想されるので、みんな、期待してまっせ!
・Marcus Ginyard 選手は、(ひ)(ま)も出かけた 昨シーズンの Late Night with Roy の時点ですでに UNC への入学を決めており、このイベントを見に来ていました。写真 をよく見ると、Ginyard 選手へのメッセージ(名前入りのカロライナブルーのでかいTシャツ)を彼に見えるように掲げる学生くん達が確認できます。
・現在の1年生で大活躍しているマービン・ウイリアムス選手も、昨年は当然マクドナルド・オールアメリカンに選ばれていました。実はもう一人、JRスミスという選手も出場しており、UNC への入学も決まっていたのですが、彼はこのマクドナルド・オールアメリカンでたまたま活躍しMVPに輝いてしまったことで、大きな勘違いをして何を血迷ったか UNC を蹴って直接プロへと入団してしまいました。なんたる大失態。お金はもらえるかもしれないけど、こんなことばかりではNBAのレベルは下がり続けて面白くなくなるのは当然です。実は当時は、JRスミス選手よりもマービン選手の方が直接プロへ行くだろうと噂されていました。しかし彼は UNC に入学し、いいコーチに付いて学び、そしてこの3行スポ欄でもお伝えしているように素晴らしいシーズンを送っています。彼の場合も大学でのプレーは1年か2年でのプロ入りとなるでしょうが(残ってくれると本当に嬉しいけど)、この大学での経験はバスケットボール選手のキャリアとして何事にも代え難いものになるでしょう。先の新人4人が、来シーズンは全員ターヒールブルーのジャージを着てプレーしてくれることを心から望みます。(ひ)
○ 75-73 Duke やりました!デュークに勝ちましたよ! もっと楽に勝てるだろうと高をくくっていたら、なんとまたもや2点差の接戦、やっぱりテレビで見たかったなぁ。両チームとも前半に比べて後半の得点が極端に少ないので、前半は UNCペース、後半はまたコーチKの作戦が奏功したデュークペースだったのでしょう。実際、後半に逆転したデュークが終了間際の残り3分まで 64-73 と9点差でリードしていたそうだ。ところが、カロライナはなんとここから11連続得点(!)をあげての見事な逆転勝利を演じます。
この日はジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手のシニアナイトでもありました。チームを支えてきた3人の、スミスセンターでの最後の試合を負け試合にするわけにはいきませんでした。9点ビハインドの状態からまず、メイ選手のシュートがこぼれたところをジャワッド選手がティップして7点差。ここでロイ様はタイムアウトを取り、選手達にはただ一言「Believe. 」と伝えたそうです。しかし相手はデューク、残り2分40秒での7点差は永遠にも近い点差にすら感じられたことでしょう。ところが、まずマービン選手がフリースローを2本決めて5点差、さらにメイ選手の3ポイントプレイが決まって何とアッという間に2点差。ここでダニエル・ユーイング選手がターンオーバー、ボールを奪ったフェルトン選手は焦らずにタイムアウトを取る見事なゲームコントロールを見せて影のファインプレー。続いてフェルトン選手がファウルを受けて1本目のフリースローは成功(1点差)、2本目を落としたところをマービン選手がリバウンドを奪い、ついに逆転のシュートを決めて逆転!。この時、ファウルを受けていたため審判の吹いた笛の音が、盛り上がる歓声で聞こえなかったほどだったそうです。これはマービン選手の「The Shot」として語り継がれるプレーになるかもしれませんね。この時点で残り17秒、デュークはJJレディック選手が観客を一瞬沈黙させる3ポイントシュートを放つものの入らず(かなり遠い距離からだったらしい。彼も人の子だ、とはコーチKの弁)、そして最後はダニエル・ユーイング選手のシュートが落ち、メイ選手がリバウンドをもぎ取って試合終了となりました。
何というドラマチックな幕切れでしょう。何という素晴らしい試合なのでしょう。正直言って信じられません。残り3分のスコアが 11-0 だなんて、これは奇跡の3分間です。ジャワッド選手のコメントは「飛べる限り高く飛んで喜びたい」。おめでとう、どこまでもジャンプしていいよ。メイ選手のコメント「去年のチームだったらあきらめていただろう」。今年のチームの充実ぶりがうかがえます。この試合でもメイ選手は26得点・24リバウンド(!)の大活躍。なんだかすごいモンスターになってきました。コーチKのコメント「自分のチームを誇りに思う」。スポーツでは時に相手チームの選手達にも心からの歓声と尊敬を送りたくなるような試合がありますが、まさにこの試合はカロライナとデュークの双方にとってそのような試合だったことでしょう。ああ、やっぱり見たかったな〜。JJレディック選手は17得点。これが全て前半に得点したもので、後半は無得点に抑えたらしい。時に35点も36点もたたき出すJJレディック選手をうまく抑えられたのも、一つの勝因ですね。最後の3ポイントは外したものの、「アウェイでは観客をシーンと黙らせることがこれ以上ない喜びだ」というふてぶてしいコメントを残しています。生意気なヤツめ。そんなJJとは親友というふてぶてしい男ラシャド選手は今日も欠場。これからの ACC トーナメントもしくは NCAA トーナメントの早いラウンドで調子を戻せるといいが。
さてさて、これで単独での ACC シーズンチャンピオンを決めました。おめでとうターヒールズ! そしてジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手はお疲れさまでした。この劇的な勝利をバネに、トーナメントでもがんばってください。次なるミッションは、ACC トーナメント決勝でウェイクフォレストを破って雪辱を果たすこと、そして NCAA トーナメントでは、ズバリ「ナショナル・タイトル」を獲るっ! ファイナル4は最低の目標です。ファイト!ターヒールズ!!(ひ)
<小ネタ>
・なんと、無敗で突っ走っていたイリノイが、最終戦でオハイオステートに敗れるという大波乱がありました。ざまーみろ! おっとっとはしたない言葉で失礼。イリノイのおかげでランク1位を逃していたので憎かったのさ。最終戦での負けは去年のスタンフォードと全く同じパターンなので、やっぱり同じくトーナメントでも2回戦あたりでコロッと負けてくれることでしょう。ざまーみろ! おっとっと失礼。
UConn 戦以後の5試合の結果です。期待通り5連勝!
○ 85-61 Virginia スーパールーキーのマービン選手が足の怪我で欠場。「turf toe」だそうですが、どんな怪我だろう? 芝に足をひっかけた? フットボール選手のようなハムストリングでなかったらいいが。
○ 88-56 Clemson マービン選手は怪我から復帰。ふてぶてしい男ラシャド選手が「upset stomach」で後半ほとんど出場せず、9得点に終わったことが少し心配でした。
○ 81-71 NC State 結局、ふてぶてしい男ラシャド選手は「intestinal disorder」(腸の不調)で欠場。ラーレイまで25マイルの trip も同行しなかったそうです。ドクターのコメントは「いつ復帰できるか分からない」だそうで、かなり悪そう。聞けば以前の UConn 戦(アウェイ)あたりからお腹の調子がずっと悪かったらしい。コネチカットで古い牡蠣でも食べ過ぎたか。いや冗談じゃなく心配だよ〜、トーナメントに間に合うといいけど。ゲームの方は、代わって出場したメルビン兄貴選手が12得点の活躍で何とか危なげなく勝利。
○ 85-83 Maryland あっぶねー! 前半は10点差で勝っていたので安心してたら、追い上げを許して最後は薄氷の勝利、なんだか去年の試合みたいじゃん。試合終盤は、遂にリードを許した UNC がジャワッド選手の起死回生の3ポイントで再逆転。再び同点の後、メイ選手の Beautiful screen からレイモンド選手がレイアップを決めて2点リード。最後はメリーランドのシュートをメイ選手がブロックして試合終了、というドラマチックな展開だったようです。いいねー、メイ選手。まさに The Bigman is standing だわ。ああ、言葉ではなく映像で見たかったなぁ。去年のこういう試合展開ではことごとく逆転負けを喰らって苦虫をかみつぶすばかりだったので。ふてぶてしい男ラシャド選手はこのゲームも欠場。大丈夫かなぁ? リーディングスコアラーを欠いてもアウェイでの強豪との試合に競り勝ったということは評価したい。
○ 91-76 Florida St よしっ!これで ACC レース13勝2敗(トータル25勝3敗)、最終デューク戦を残して少なくとも ACC レギュラーシーズンタイトル1位タイ以上を決めました。おめでとう、ターヒールズ。2001-2 年の 8勝20敗という屈辱的なシーズンを知っているだけに、本当に感無量です。よくがんばったよ、君たちは誇りです。おめでとう、そしてありがとう。さて、この試合でもふてぶてしい男ラシャド選手は欠場。なんと前半から後半残り13分まではフロリダSTにリードを許していたらしい。しかしメイ選手の32得点(!)などの活躍で逆転。メイ選手、このところ7試合連続でダブルダブルを続けていてOもDも絶好調。いいぞ!がんばれ! メイ選手に限らず、ジャワッド選手やレイモンド選手が役割を果たし、マービン選手はこの上ない6マンとしての働きを見せ、サブちゃんことジャッキー選手やノエル選手はハードDで応酬し、メルビン兄貴選手・クエンティン選手はバックアップとして機能する。これは素晴らしいチーム状態ですぞ。リーディングスコアラー欠場の穴を感じさせないです。ラシャド選手が100%戻るともう完璧やん!。いやマジで、NCAAタイトルに最も近いのはターヒールズですよ。イリノイが何だ? ケンタッキーがどうした? ウェイクもデュークもカンザスでもどこでもかかって来い!!
というわけで、ふてぶてしい男ラシャド選手のことは依然心配ながら、いよいよ最後のデューク戦を調子良く迎えられそうです。シーズン1位タイ以上は確定しているものの、万が一負けて3敗でウェイクと並んでしまうようなことがあると、直接対決で負けているので ACCトーナメント1位シードはウェイクになってしまいます。こりゃ何が何でもデュークに負けるわけにはいきません。前戦の雪辱も是が非にも果たしとかんといかんしね。最近デュークの方もJJレディック選手や伏兵のメルキオーニ選手まで3ポイントが絶好調でがんがん入れまくっていますが、こっちにはサブちゃんことジャッキー選手やノエル選手がいるので彼らを封じてくれるでしょう。シェルデン選手もメイ選手が完封するから覚悟しとくように。がんばれ〜、ターヒールズ!!(ひ)
〜勝負はまず敵を知ることから。運命の決戦を前に宿敵デューク主力の陣容を簡単にご紹介〜
・ダニエル・ユーイング選手(G・Sr) スタッツに見える数字以上に、いつも大事なところで活躍するシブさが光る。
・JJレディック選手(G・Jr) 大学バスケ界きっての名シューター。3ポイントをボコボコ決める破壊力は恐怖。
・シェルデン・ウイリアムス選手(F・Jr) インサイドを固める野獣。今年はリバウンド・FG%でACCリーダー。
・シャヴリク・ランドルフ選手(F・Jr) ポジショニングなどやや非力なところがあるものの侮れないエリート選手。しかし今は単核症(EBウイルスのいわゆる Kissing Disease ね)がまだ完治してないらしい。
・ショーン・ダッカリー選手(G・Jr) ポイントガードとしてチームを引っ張るアスリート。UNC戦は膝の故障で欠場の予定だとか。
・リー・メルキオーニ選手(F・Jr) 伏兵ながら昨年後半あたりから頭角を現してきたシューター。要注意かも。
・デマーカス・ネルソン選手、デビッド・マクルーア選手(Fr) すんません、1年生選手たちのことはよく知りません。
○ 77-70 Connecticut シーズン終盤では唯一のオーバーカンファレンス・ゲーム、恒例の UConn との対戦は今年もターヒールズが勝ちました! 去年の最強 UConn にまさかの金星を勝ち取ったときには狂喜乱舞でしたが、今年は貫禄の勝利を演じてくれたようです。デューク戦の敗戦のショックもないようで安心しました。デューク戦といえば、ラスト1分53秒の詳細なレポートがありました。ラストはボールをポゼッションしておきながらレイモンド選手からノエル選手へのパスが通らずに終わったようで、、これはさみしい負け方だなぁ。無念。レフェリーのクロック管理も問題になっているとかで、うーん。
さてさて、これからのシーズン終盤、バージニア、クレムソン、NCステート、メリーランド、フロリダST と続く5戦は軽く5連勝しておきましょう。ちなみに次のバージニア戦は、Retro Nightと称して両チームとも1980年当時のユニフォームでプレーするそうだ。見たいぜ! そしてレギュラーシーズン最終戦、3月6日ホームでのデューク戦は気合いで勝利をもぎとりましょう。すると自然に念願の ACC タイトルもついてくるはず。んで勢いつけて ACC トーナメント、NCAA トーナメントで爆発だ! いよいよマーチマッドネスの気配がしてきましたね。レッツゴー・ヒールズ!(ひ)
● 70-71 Duke だあ、負けてもうた〜。終盤 Game Tracker の前に張り付いていると、残り3分、7点差から追い上げていながら1点差で届かず、という展開でなんとも惜しい。Yahoo sports の記事によれば、カロライナの得意な展開 fast break をデュークが徹底して封じたそうだ。最後に1点差に詰め寄ったふてぶてしい男ラシャド選手のレイアップが唯一の points off fast break だったそうで、そりゃいかんわな。せめて、そういう他人の土俵でも勝ち負けになる試合ができたという点を評価したい。Box score を覗いてみると、デュークの 21-22 に対してカロライナは 17-23 というフリースローの確率の低さも敗因の一つのよう。フリースローで負けるのは数年前のデュークの黄金負けパターンだったんですけどね。うーむ、残念。
キャメロンは盛り上がっただろうな〜、ちくしょーう。ああテレビで見たかった。選手たちはロッカールームでやっぱり泣いていたのかな? 負けたものはしかたがないので、レギュラーシーズン最終戦、ホームで雪辱を晴らしてください。がんばれー、ターヒールズ!(ひ)
前回ウェイク戦以来のターヒールズ・レポートです。
○ 77-58 Clemson クレムソンも決して弱いチームではないのだけど、なーんで去年はアウェイで負けたかなあ?
○ 87-67 Miami (FL) 予想以上の健闘を見せている新参入組 <2/6 現在でACC4位と5位> ですが、今のターヒールズの相手じゃねーなー、ウフッ。
○ 110-76 Virginia なんとアウェイでのバージニア戦は5連敗中だったらしい。もう負ける気はしないが、ウフッ。
○ 95-71 NC State うーん、ターヒールズが勝ったのはうれしいけれど、今年のNCステートは元気がなくて心配です。シーズン当初はまだ良かったのに、この調子だとNCAAトーナメントは危ないかもよ。がんばれ!
○ 81-60 Florida St 去年は前半の24点リードを守れずまさかの逆転負けを喰らったアウェイでのこのカード。まあ、普通に戦ったらこんなもんっしょ、ウフッ。
どの試合も20点ほどのリードで勝っていますが、試合開始直後に Jump Start してクッションをキープするという勝利の方程式が出来上がっているそうです。去年は、リードは築くものの後半バテて追いつかれるパターンでしたが、個々の選手の成長とマービン選手の加入で厚みが増したdepthで克服できているようです。それは誰かが不調の場合でも、それを補って余りある活躍を他の選手がしてカバーできていることにも現れており、今のターヒールズはまさに理想的なチーム状態。うっしゃ、いいぞ!!
というわけで、期待通りの5連勝、トータルでは 19勝2敗の全米ランク2位、ACCでも 8勝1敗でトップを走っております! く〜うぅ、ちぇすとぉ〜!!
いよいよ次(2月9日)は運命のデューク戦、この調子で爆勝してもらいましょう。その日はサッカー日本代表のW杯予選・北朝鮮戦ですが、(ひ)にとってはこっちの UNC vs Duke ダービーマッチの方がずっと運命の決戦です。いくぞ!ターヒールズ!! JJが何だ!シェルデンがなんぼのもんじゃい? ターヒールズ命ぃぃぃぃ!!!
さてさて、小ネタ集です。
・DukeのコーチKが、昨日のGT戦で気を失って倒れたそうです。すぐに起きあがって本人も「心配ない。今まで何度もあったことだ」と言っているので心配ないようです。が、ちょっと待って、今まで何度もあったって、本当に大丈夫かい?。頼むよコーチK、あなたは大学バスケット界の宝です。健康には本当に気を付けてください。
・以前の記事で少しお伝えしていた、UNCターヒールズ に入団が内定していながらマリファナ・パーティでガサ入れにあって入学を取り消された JamesOn Curry 選手が、その後 Oklahoma State に入学しバスケットでもがんばって活躍しているようです。まあ、心を入れ替えてがんばってくれたまえ。もしトーナメントで対戦した時には大人しくしているように。
・無敗だったイリノイとカンザス、カンザスは Villanova にまさかの敗戦、イリノイは未だ無敗でランク1位を突っ走っています。ミシガンStもホームで異常に強いウィスコンシンも勝てなかったし、こりゃ最後まで無敗で行っちゃいそうです。もう一校、来年からの ACC 加入が決まっているボストン・カレッジが無敗でメディアも驚いていますが、来年は例年通り大人しくしておいてくださいね。(ひ)
本日行われたスーパーボウルで、サムライQBドノバン選手を擁する Philadelphia が、にっくき New England に3点差で敗れてしまいました。だあああ、惜しい!悔しい!!腹が立つ!!!
去年のカロライナ・パンサーズも本当に惜しかったけど、4年越しのスーパー出場を果たした Philadelphia に勝ってほしかった。。あー New England むかつく〜、くやし〜〜っ。来年は絶対負かしてやるからな、覚えとけよーー! くやし〜〜いっ!! ブレイディめ、にやがるなよっ!
はしたない記事で申し訳ありませんでした。だああー悔しい!!(ひ)
● 82-95 Wake Forest ううっ、負けちゃいました。いけると思ってたのに、無念。15連勝ならず。ACC が11校にエクスパンジョンした関係で、今季のウェイクとの対戦はこのアウェイのゲーム1試合だけでした。つまり雪辱のチャンスもないということで2度がっかり。
さすがのレベルの高い好ゲームだったようです。Box Score に見えるスタッツから察するに、得点の割にミニッツが少ないのでふてぶてしい男ラシャド選手が前半でファウルトラブルだったかな?ということ以外は、ポイントやリバウンドなど取るべき選手は取っているし、さぶちゃんのファウルアウトはファウルアウト覚悟でディフェンスした結果だろうし、ノエル選手やマービン選手といったベンチ陣も活躍したようだし、ターヒールズの主力陣はいつも通りそこそこの活躍をしているように思えました。しかししかーし、ウェイクのクリス・ポウル選手の26点って、何やねん!? 彼1人にやられちゃいましたかね。憎いヤツだ。
まあ、連勝ストップの惜しい一敗ではあるのだが、ここはスパッとあきらめて次につなげてもらいたい。イリノイやカンザスは未だ無敗で、この先のスケジュールを見てもそう強そうな相手はいないので無敗のままトップシードでトーナメント入り、という可能性も大いにあるのだが、そんなチームの方が意外と早いラウンドでスコッと負けたりするのがトーナメントでもあります。去年のスタンフォードもセントジョーもそんな感じだったし。ACC は厳しい戦いが続くので、結果星を潰し合って見かけのランキングは下がることもあるだろうけど、それだけタフネスが身につくのでトーナメントでは本物の強さを発揮できるでしょう。そう願いたい。
さて、この先は2月9日のデューク戦までの5戦(クレムソン、バージニア、マイアミ、NCステート、フロリダステート)は5連勝で行っときましょう。NCステート <調子が落ちていたけどGTに勝って復調傾向> やマイアミ <最近やけに調子いいので安パイから昇格> も強敵だけど、まあ今のターヒールズの相手ではないと見た。いけいけ〜 Go Heels Go !!(ひ)
更新は週末のウェイク戦が終わってからにしようと思っていましたが、もう我慢できませんでした。いよいよ本格的にはじまったカンファレンス・ゲーム、我らがターヒールズはというと、、、
○ 109-75 Maryland ほら、もうメリーランドなんて敵じゃないかも〜 <ウフッ>
○ 91-69 Georgia Tech ほらほら〜!GTにも楽勝しちゃいましたよ〜!!チェストォ〜! BJエルダー選手が故障でいなかったけど。
これで14連勝。GTに勝ったことで「こりゃ本物だ」と評価がグンと高まり、目の届くメディアでは軒並みターヒールズを特集する記事が見られるようになりました。象徴される内容は「blend of speed and precision」、つまりPGのフェルトン選手を中心としたスピードバスケと、O・Dともに質の高いプレーを兼ね備えているという点で、これはこれ以上ない誉め言葉ですぞ。あんまり嬉しかったのである記事の一文をそのまま引用してしまいますが、「The Tar Heels are a rare combination of speed and size, bulk and beauty, experience and energy.」つまり、強いバスケットボールチームに必要な要素が全て今のターヒールズには揃っているということです。選手層の厚さも言うこと無しだし。
しかしちょっと待って、なんてこった〜! 冷静に考えると、にわかには信じ難し。これが昨年も一昨年もカロライナのファンをヤキモキさせた、あのターヒールズと同じチームなのかい? 忘れちゃならんのは、チームのメンバーはほとんど変わってないということ。なのにこの快進撃。このスポ欄では今季のターヒールズにかける期待と意気込みをお伝えしていますが、正直に言ってここまでだとは思ってもみませんでした。が、嬉しい悲鳴ならいくらでもオッケーオッケーOK牧場、3年前の状態と比べたら、本当に天国と地獄のようで感無量です。嗚呼ターヒールズ、もう何も躊躇せずに完全復活だと胸を張れますね、チェストォ〜!
メルビン兄貴選手の「We've gone from being the most selfish team I've ever been a part of, to the most selfless team I've seen.」という言葉に見えるように、昨年のチームと比べて選手達の意識が向上したことが最も大きな原因のようですが、そのようにチームを仕上げた監督のロイ様の手腕もまた見逃せないファクターでしょう。「Williams has molded this team into a monster.」うーむ、ロイ様あっぱれなり! 昨シーズン、この3行スポ欄ではチーム不振の主犯として批判の鉾先を向けられていましたが、申し訳ありませんでした、ロイ様にはどこまででもついていきます。こりゃまじで、カンザスで獲り損ねたチャンピオンシップを、今年はとれちゃうかもよっ! Let's Go Heels !!!
ちなみに、テレビで中継を見れないので今まで知りませんでしたが、スミスセンターでのターヒール・バンドが陣取る位置が、今までのホーム側コートサイドから反対側のアウェイ側コートサイドに移動したそうです。実はこのレイアウトの方が普通で他のアリーナではほとんどそうらしい。理由は、タイムアウトの時に相手チームの横でガンガン演奏してコーチにあらぬ限りのシャウトをさせる、ということでこりゃ立派なホームコート・アドバンテージですね。今までターヒールズの選手たちはアウェイでもホームでもすぐ近くにバンドがいて、不利を感じていたとか。ロイ様の指示が聞こえやすくなったことも、今年のターヒールズ躍進の理由かもしれません。(ひ)
新年明けましておめでとうございます。年が明けると大学バスケは中盤を迎えて一段と熱くなってきます。我らがターヒールズは、
○ 96-75 vs UNC-Wilmington 負けるような相手ではないものの、去年もジャワッド選手が肘鉄を食らったりしてタフなチームなのは分かっていました。ちょっと汚い面もあったのでしょうか、ターヒールズの選手が3人もテクニカル・ファールを取られてロイ様はおかんむりだった模様。
○ 107-64 vs Cleaveland St ま、こんなもんでしょ。
○ 105-68 vs William & Mary ま、こんなもんでしょ。
というわけで期待通りの12連勝。ランキングも3位まで上昇!初戦に負けてなかったら1位だったのかなぁ? というわけで、いよいよ本番の ACC マッチ、今週から来週にかけては Maryland、Georgia Tech、Wake Forest とタフなタフな3連戦が組まれています。こりゃ目が離せませんな〜。がんばれ!ターヒールズ!!
*ちなみに前のコラムでお伝えした1年半前のヘッドコーチ玉突き現象、そのような事態の後のこの状況はやっぱり極めて珍しいようです。記事は<こちら>でどうぞ。ほら、彼も言っているように君たちの可能性は limitless だ!行け〜 ターヒールズ!!(ひ)