メリークリスマス!の時期ですが、大学バスケをプレーする選手達も大学生、実は期末試験の季節でもあります。そんなこんなでここ最近は週1くらいのペースでゲームが行われておりました。「さすがに <お役ご免で出番がなくなった> ゲームの終盤にはテストのことを思い出して暗い気分になったよ」というメイ選手のコメントも聞かれましたが、去年は不調に悩まされた Postexam syndrome を今年のターヒールズは無事に乗り越えることができたようです。
○ 109-60 vs Loyola-Chicago ま、こんなもんでしょ。
○ 85-51 at Virginia Tech ACCマッチ開幕戦でしたが、さすがの貫禄勝ちでした。フットボール強化でACCに加入したマイアミとVTは、バスケでは安パイでしょう。ふてぶてしい男ラシャド選手が3点だけだったのが心配です。ファウルトラブルかなぁ? ま、たまには不発の試合があっても勝負を左右しないのならよしとしましょう。ジャワッド選手がしっかりと効いているようだし。
○ 93-65 vs Vermont ふてぶてしい男ラシャド選手が渋滞で遅刻して、罰としてスタメンから外れたそうです。これっ。しかしチャペル・ヒルで渋滞って、いったいどの道を通っていたの、ラシャドくん?
というわけで、我らがUNCターヒールズは、開幕戦をカリフォルニアで落とした後、怒濤の9連勝です。ようーっしゃ。ランキングも4位まで上昇。調子を上げて年明けから始まるACCマッチに突入してください。がんばれ!
ちなみに、現在のランク1位はイリノイで2位がカンザス。この2校とUNCは、1年半くらい前に我らが男ドアティの解任から始まったヘッドコーチ移籍の玉突き現象に関わった3校です(ロイ様 カンザスからUNC、ビル・セルフ氏 イリノイからカンザス)。今考えるとあれってすごい人事異動だったのね。(ひ)
残念ながらNCAAバスケ不毛の地・日本に帰国したため、テレビで観戦しているわけではなく情報源はオフィシャルサイトの記事とBox Scoreだけで正確なレポートはできませんが、2〜3週間に一度を目標に少しでも今年のターヒールズの足跡を(ひ)も自分なりに辿ってみたいと思っています。で、今週のカロライナ・ターヒールズの戦績は、、、
○ 97-65 vs USC (ひ)の親友Kちゃんが在籍しているUSCですが、爆勝させていただきました。悪しからず〜。
○ 70-63 at Indiana メイ選手の故郷凱旋の試合でしたが、調子は今一つだった模様。チームも何とか勝てたというような内容だったそうですが、それでもこの ACC-Big10 challenge で勝星を取れたのは嬉しいですね。
○ 91-78 vs Kentucky うっしゃ!ようーっしゃ!勝ったで〜!!やっと、ケンタッキーに勝ちました。ちょうどランキングも同じような(8位と9位)チームの対戦で、前半のヤマであると同時に3月以降を占うにも見逃せない試合でしたが、オフェンス・ディフェンス噛み合った会心の勝利だったようです。チェストォ!
さて、ここまでのターヒールズは、ジャワッド選手・さぶちゃんことジャッキー選手・メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の5人が不動のスタメンとして固定しています。ふてぶてしい男ラシャド選手は相変わらずのポイントリーダー。ジャワッド選手がこれに続きますが、ディフェンス面での貢献がそれ以上に大きいようです。頼りになるぜ!プロからドラフトされるといいですね、ジャワッド選手は今まで人一倍一生懸命がんばってきたのですから。これにメルビン兄貴選手・ノエル選手といった不可欠なベンチ陣に、マービン選手・クエンティン選手が一年生ながら期待通りの活躍、控えとして申し分ない働きをしてくれているようです。なかなかいいやん!レイショーン選手は残念ながらロイ様からミニッツがもらえていないよう。2分出場で3TOとかもあったし。う〜ん、ファイト。
というわけでまずまずの調子でシーズンインしたターヒールズですが、同時に気がかりなこともあります。メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の主力3年生トリオが、来年残留するとしたらそれは今年のチーム成績が良くなかった時で、良かったらプロへ行くだろうという「ビッグ・ジレンマ」です。4年生と合わせて主力の6人がごっそり抜けたら、新人4人の入学が決まったとは言っても相当大きな戦力ダウンですからね。ふてぶてしい男ラシャド選手とか1日でも早くプロに行きたそうだし。う〜ん、以前のディッキーのコメントでも紹介しましたが、これは本当に憂慮すべき事態です。まあ、3年間プレーしてくれたのでどうにか許容範囲ではあるのだが。しかしここは気を取り直して後のことは考えずに躍進を願いましょう。Go Heels Go!
これからの予定は、Loyola-Chicago、Virginia Tech(ACCマッチ開幕)、Vermont、UNC Wilmington、Cleveland St(ジャワッド選手の homecoming)、William & Maryと、来年1月8日のMaryland戦(以後は厳しいACCマッチ。ちなみに今現在Top25ランクにACC校が7校も入ってます。なんてこった)までは比較的楽な対戦が続きます。ここは全勝で乗り切っておきましょう!できるはず。あーっ、試合が見たいぞー!!(ひ)
エキシビション・マッチを爆勝で連勝し、いよいよレギュラーシーズンが始まりました。開幕戦は、ハワイへ向かう途中に時差ボケ対策で立ち寄ったカリフォルニアでのサンタクララとの一戦。この開幕戦を、こともあろうに UNC は 77-66 で落としてしまいました。あらら。レイモンド・フェルトン選手が出場停止だったとはいえ、この程度の相手に負けちゃいかんでしょ負けちゃぁ、もう。まあ、ビシッと気を引き締めてくれい。
そしてハワイでの Maui Invitational Championship。この大会では、いつもスーツ姿のコーチがアロハを着て指揮を執ったりするのだけど、ロイ様はどうだったのかなぁ。試合の方は、BYU、テネシー、アイオワを軽く退けて狙い通り優勝を果たすことができました。まあ、相手が相手なので当然と思いたい。MVP はレイモンド選手。スタッツに見える数字以上にリーダーシップが評価されたそうです。いいぞいいぞ。リーディングスコアラーのふてぶてしい男ラシャド選手は面白くないかもしれないけど。とにかく、まずはおめでとう!
来週はホームでの USC 戦の後、ACC-Big10 チャレンジでインディアナ戦(メイ選手の homecoming になります)、続いてホームでケンタッキーとの交流戦と、前半の山場とも言うべき注目の試合が組まれています。特にケンタッキーには4連敗中なので、5年契約最後の今年はいっちょう雪辱を晴らしておきましょうや。Let's Go Heels !! (ひ)
ほらほら、ちょっとお兄さんお姉さん、今年のスポーツイラストレイテッド誌のシーズンプレビューで、なーんと我らが UNC ターヒールズが1位予想ですよ1位! しかもふてぶてしい男ラシャド選手が表紙ですよ表紙! ちょっと、あらまぁ、どうしましょーっ!?<左の写真は、Sports Illustrated誌より引用です>
冷静になってランキングを見直してみると、3位に入っているウェイクや5位のジョージアテックの方が自力も選手層の厚さもカロライナより一枚上手なのは明らかなので、こりゃお約束の贔屓目予想かな〜とも思えますが、それもそれだけ期待が大きいからということなのでしょう。
このスポ欄でもたびたびお伝えしているように、思い返せば2001-2003年の2年間はランキングとは全く無縁の冬の時代でした。その間のデュークの快進撃は指をくわえて見ているしかありませんでした。それが、主力の3・4年生はこの3年間顔ぶれが変わっていないのにこの高評価ということは、すなわち各選手がレベルアップしているということを意味します。これはすごいよ!特に4年生のジャワッド選手・メルビン兄貴選手・さぶちゃんことジャッキー選手の3人は、どん底の冬の時代を経験しそれに耐えていただけに、彼らの気持ちを思うと本当に感無量です。とうとう本当にこんな日がきたのですね、しみじみ。人気チームだけに overrated に評価されがちで、それがまた攻撃材料にされることもしばしばですが、そんな批判を跳ね返すように、思う存分に暴れて威風堂々とシーズンを乗り越えてほしいものです。来週はマウイで試合だけど(うらやましいぞ)まずはこのプレシーズン・トーナメントで優勝を取っておきましょう!Let's Go Heels!アイラブ・カロライナ!
さて、スポーツイラストレイテッド誌のこのプレシーズン予想、昨年の一位 UConn は予想通り見事優勝、一昨年のアリゾナは振るわず沈みました。さて今年はどうなることか? それにしても上位11位までにACCが5校って、何ちゅうレベルの高さやねん。
ちなみに、(ひ)もスポーツイラストレイテッド誌の表紙を飾ったことがあります。ほらほら! アトランタで撮ったのでブレーブスのユニフォームだけど、この写真にターヒールズのジャージを着て写りたかったな〜。(ひ)
先のK口さんからのメールの中にもあるように、大学スポーツ、特にフットボールやバスケットのような人気スポーツでは、ホームゲームで大きな勝利を収めると歓喜した学生くん達がフィールドになだれ込んできます(実は非常に危険なので気持ちは分かりますが一緒になってなだれ込むのはやめましょう)。フットボールの場合、たいていそのままゴールポストによじ登り、ボキッと折れるまで揺らします。大学側はまた新しいのを設置しなくてはならないので出費ですが、まあ儀式のようなものなので容認しているようです。
そんなこんなで先日の「チャペル・ヒルの奇跡」でも多分に漏れずゴールポストが折られました。すると、こんな <記事> が。大学(公立の大学です)が、その折られたゴールポストの一部約18cmを200個限定で150ドルで売りに出しています。ご丁寧にシリアルナンバー付きで。なんと、商魂たくましい。いらんけど。
困ったことに?ウイニングボールとなった公式球までオークションに出ています。そう言えば、最近は試合の後に「Instant Classic」と題して試合の模様を収録したDVDが販売されるようにもなりました。これは、バスケットでいい試合があったら(ひ)も欲しいかも。友達に頼んじゃおっかな。それにしても本当に商魂たくましい、公立大学なのにね。(ひ)
2004年10月30日、その奇跡は起きました。今年からACCに加入した現在全米ランキング3位、フットボールの横綱マイアミ大学を、UNCが破ってしまったのです。記事は <こちら> でどうぞ。なんと!これは奇跡でっせ旦那!!どれくらいの奇跡かというと、7-0で勝つと誰もが予想していたサッカーの日本代表チームが3-4でベトナム代表に負けてしまったくらいの奇跡です。まあ前戦でNCステートにも勝っていたので、調子は確かに良かったようです。実を言うと(ひ)は、以前のスポ欄でもお伝えしていた通り、今のターヒール・フットボールチームは何は無くとも現ヘッドコーチをクビにして根本的な建て直しの必要があると思っていたのに、これじゃあまた 奴(John Bunting氏) のクビがしばらくつながってしまうやんか〜、とちょっと複雑なニュースでもありました。
が、そんなことは言わずに、まずは我らがターヒールズの大金星をお祝いしましょう!おめでとう!!
〜〜デューク大にお勤めのK口さんからのメールが回ってきましたので、掲載させていただきます〜〜
ところで、土曜日にチャペルヒルでは奇跡が起こりました。あのUNCターヒールズがランキング3位のマイアミ大に勝ってしまいました。しかも劇的な勝利でした。野球で言えばサヨナラ勝ち。僕はテレビでたまたま見つけて第四クオーターの途中から見ていましたが、残り5分のところでマイアミ大に追いつかれ、勢いはまだマイアミ大でしたがターヒールズは着実にファーストダウンを取り続け、敵陣残り約40ヤードのところで時間が残り約10秒、ここでターヒールズはフィールドゴールを狙うためキックのスペシャルチームを投入、時計が残り時間0を告げるとともに見事フィールドゴールが決まりました。
この試合、UNCのケナン・スタジアムでやっていたので、スタンドは狂乱し観客の一部はグランドになだれ込み両方のフィールドゴールのポストを倒してしまうという暴れようでした。今回のランキング5位以内のチームに勝利を収めたのはターヒールズの歴史始まって以来のことだそうです。まさにハロウィンの奇跡と言ったところでしょうか。ちなみに、ほぼ同じ時間我らがDukeはWakeforestに負けていました。フットボールもいいもんですね。ターヒールズファンの(ひ)さんにも教えてあげて下さい。では、また。(K口)
K口さんありがとうございました!(ひ)
今年も「Late Night with Roy Williams」のイベントが行われ、いよいよノースカロライナ・ターヒールズの2004-05シーズンが始まりました! 試合は11月からですが、シーズン開幕前のこのゾクゾク感は何ともたまりません。ちなみに昨年の Late Night with Roy の模様はこちらからどうぞ。
さて、今年のターヒールズは、正直言って期待のボルテージ最高潮です。主力は全員残留、監督も2年目で戦術も浸透し、期待のフレッシュマンが入ったとあれば、マイナス材料なんてありませんがな旦那!今年は間違いなくファイナル4、どうかしたらNCAAチャンピオンシップまで狙えちゃうかもよ。あー、生で見たい!せめてテレビで見せてくれ!無理か。
シーズン開幕を記念して、ターヒールズの布陣を簡単に解説です。
・ジャワッド・ウイリアムス選手(Sr)(ひ)がアメリカにいた頃に1年生として入学してきたこの学年ももう4年生ですか。Time flies。大学最後の年、チームリーダーとしてがんばってください。肘鉄に気を付けて。
・メルビン・スコット選手(Sr) 昨年は後半やや持ち味のアウトサイドシュートが不調だったけど、今年はSGに専念できそうなのでよろしく頼りにしてまっせ兄貴!
・さぶちゃんことジャッキー選手(Sr)何と言ってもゲームの流れを変えるハッスル・ディフェンスが最大の持ち味の、まさに Joker。今年最も improve した選手との評判で、チームメイトからの信頼もますます厚くなった模様。
・レイモンド・フェルトン選手(Jr) 以下3人はおそらく今年いっぱいでプロに抜けるでしょう。そのためにもPGとして中心になって納得のいくシーズンにすること。Everybody loves Reymond だけどその一方でファンは厳しくもあります。
・ショーン・メイ選手(Jr) インサイドの核、良くも悪くもターヒールズの運命を一番大きく握っているのは彼か。Good Handの復活と、ディフェンス面の成長が鍵。
・ふてぶてしい男ラシャド選手(Jr) ターヒールズのポイントゲッター。調子に乗った時の爆発ぶりは魅力ながら、好不調の波が大きいのが課題か。去年はだいぶ良かったけど。ま、あまり気にせず存分に暴れてくれい!
・デビッド・ノエル選手(Jr) 昨年は怪我に泣きました。しかしチームにはなくてはならない存在です。がんばれ!
・バイロン・サンダース選手(Jr) インサイドの控えとして期待しています。
・ダミアン・グラント選手(Jr) 彼も昨年は膝の怪我に泣きましたが、完治した今年はメイ選手の控えとしての役割を果たしてくれるでしょう。チーム一番のビッグマン、ジャマイカ出身。
・レイショーン・テリー選手(So) 2年目、ロイ様からミニッツがもらえたら活躍は間違いなし!と思う。
・ジェシー・ホリー選手(So) フットボールとかけもちの人気選手。試合の流れを変えられる裏Joker。
・ウェス・ミラー選手(So) Red Shirt 明けのシーズン。レイモンド選手の控えとしての役割は大きな意味を持ちます。がんばって!
・マービン・ウイリアムス選手(Fr) 期待の新星フレッシュマン!スタメンも取りそうな勢いです。もうすでにターヒール・ブルーのジャージが似合っています。よしよし、期待してるぜ〜!
・クエンティン・トーマス選手(Fr) すみません、よく知りませんが名前がかっこいいので期待しましょう。
(ひ)の予想スタメンは、ジャワッド選手・マービン選手・メイ選手・レイモンド選手・ふてぶてしい男ラシャド選手の5人。これにメルビン兄貴選手、サブちゃんことジャッキー選手、ノエル選手、レイショーン選手などが Depth を加えます。こりゃ強いがな〜! Let's Go Heels!!
ライバル勢としては、今年のACCでは何と言ってもウェイクフォレストが要注意。ターヒールズとACCチャンプを競うでしょう。そう期待したい。デュークは控え陣が手薄ながらやっぱり大きなライバルです。NCステートもバランスいいし、GTやメリーランドも相変わらず強そうだし、こりゃ今年もACCは超ハイレベルだわ。新規参入陣(マイアミとVT)は安パイか。
とにかく、行くところまで行っときましょう!今年は本気でっせ。Let's Go Heels!誠の名のもとに。(ひ)
したことでしょう、ここ数日。デューク大学のコーチKが、よりにもよってあの「悪の枢軸」LAレイカース監督に就任か、という噂が流れたのですから。結果から言うと、予想通り且つ期待通りにコーチKはデュークに残留することになりました。めでたしめでたし。しかしローカル・ニュースとか大騒ぎになっていただろうなぁ。今日も残留決定にお祭り騒ぎでもしてそうです。
コーチKと言えば、24年間の在任中で621勝179敗、NCAAタイトル3回に Final4 が10回という大学バスケ界屈指の名コーチ中の名コーチ。記録はもちろんのこと、何と言ってもコーチKの存在はデューク大学バスケットボールチームそのもののような存在ですから。コーチKのいないデュークなんて「クリープの無いコーヒー」どころか「コーヒーの無いコーヒー」のようです。UNCターヒールズのファンにとっては永遠のライバルとはいえ、やっぱりデュークにはコーチKがいてくれないと困るのは、ノースカロライナ全ての大学バスケットボールファンにとって同じ気持ちだったことでしょう。
確かに今年のデュークからは、ドゥーハン選手が抜け、おでんことデン選手が抜け、さらに入学予定だった期待のショーン・リビングストン選手までプロ行きが決まって、来季の戦力低下が予想されていました。タイミング的に残留を100%確信できなかったのは事実です。加えて、よりにもよってあの「悪の枢軸」LAレイカースがコーチKを誘っていたのですから、もし決まっていたら人類のスポーツ史上歴史に残る悪夢となっていたことでしょう。よかったよかった、まだコーチKには人間としての心が残ってくれていて本当に良かったです。ありがとう、コーチK。また来年からも素晴らしいバスケットを、そしてターヒールズとの名勝負をみせてくださいね。期待しています。(ひ)
〜〜(追記)ダーラム在住F氏からのメールです〜〜
いやー、残ってくれてほっと一息。何しろ、先週の木曜日にレイカーズがコーチKにオファーを出したという情報が流れてから(どうやらレイカーズ側からのリーク、パブリックにしてコーチKにプレッシャーをかける作戦だったみたい)毎日毎日すごい報道だったよ。ローカルニュースと言わずESPNのSCも1時間中15分以上この話題でした。しかも今回は、かなりシリアスな会話がなされたなんて報道が流れて、キャメロンクレイジー達はその日からKビレッジでコーチKコールを繰り返しておりました。いや、でも昨日のコーチKの残留会見がまた泣かせるね、なんていってもあのコーチKが"I love Duke"っすからね。ディッキーおじさんもこれはDukeだけではなく大学バスケの勝利だと相変わらずの調子で絶叫してました。いやいやほんとに良かった。今年もLet's go Devils!(F)
すっかり遅くなってしまいましたが今年のNCAAトーナメントはUConn(コネチカット大)の優勝で幕を閉じました。なんと女子でもUConnが優勝し、男女同時のアベック優勝は史上初の快挙だとか。おめでとう。君たちは本当に素晴らしかったよ。
Final4まで全く危なげなく勝ち上がってきたUConnでしたが、準決勝のDuke戦は手に汗握る大接戦でした。序盤に許したリードを前半のうちに追いつき逆転したDukeが試合終了間際までリードを保っていた展開でしたが、シェルデン・ウイリアムス選手、シャブリク・ランドルフ選手といったDukeのフロントコート陣がファウルトラブルに襲われるのと同時にじわじわとボディブローを浴びるように追い上げられ、終了間際に逆転を食らうというDukeにとってはとても残念な敗戦でした。よく見るとACCトーナメント決勝でメリーランドに敗れたのと全く同じパターンです。選手達は悔しくて眠れなかったでしょうが、間違いなくこのゲームは今年の、いや(ひ)が今まで見た大学バスケの試合の中で最高のゲームだったと思います。こんな素晴らしいゲームを見せてくれて、両校の選手たちには感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとう。
Duke戦を勝ち上がったUConnは、決勝のジョージア・テック戦はこれまた危なげのない試合展開での堂々とした優勝でした。(ひ)(ま)家は当日NYに滞在しておりミュージカルを見終わってホテルに戻り、後半のみ観戦しました。それにしてもエメカ・オカファー選手すごすぎ。バスケに負けず劣らず学業成績も極めて優秀で、この5月に3年で大学を卒業する予定だとか。そのため早々と来季のプロ入りを表明しましたが、バスケット選手としてのキャリアがこの先も長く素晴らしいものになることを心から期待します。プロでもがんばれ!エメカ選手!!もちろん、エメカ選手以外にもUConnには素晴らしい選手ばかりでした。それにしてもなんでUNCは勝てたんだろう?不思議だわ。(ひ)
UNC ターヒールズが2回戦で敗退して以来、(ひ)のマーチマッドネスも終了して熱狂のボルテージもすっかり冷めていましたが、NCAAトーナメントはいよいよファイナル4の4チームが出揃いました。デューク、UConn、オクラホマステイト、ジョージアテックという顔ぶれで、今年はなんとジョージアテック以外の4校中3校も予想が見事に的中しちゃいました<UNC優勝なんていう裏予想もしていましたが>。Sweet16の段階では的中率5割以下だったのですけどね、まよかろう。
それにしてもここまで危なげなく勝ち上がって来たのはUConnのみで、それ以外はことごとく手に汗握る接戦の連続、いかに最近の大学バスケットが実力が伯仲しているかを反映しているようです。そんな戦況の中で、ACCのチームがファイナル4に2校も残ったのは評価されるべきでしょう。UNCも来年はここまで来てね。
というわけで4月3・5日、テキサス州サンアントニオにていよいよファイナル4です。デュークはまずUConnとの対戦、手強い相手だけどがんばってね。エメカ・オカファー選手のことは初めから抜きにして考えておいていいですよ、他の選手を抑えるのだ。3年ぶりのファイナル4、今年も3年前のようにチャンピオンまで獲れるように、君たちだったら可能なのでがんばってくれたまえ。うらやましいぞ。(ひ)
ここ最近つとにテレビで見かける機会が多くなったのが、どういうわけかこのポーカー番組。時にESPNで放送したりするのでSports欄に書いてはいるが、個人的には断じてポーカーはスポーツではないと思う。
初めはゲームの進行がよく分からなかったので敬遠していた。いろいろなルールの遊び方があるらしいとは知っていたが、そもそもポーカーはカード5枚なのに各プレーヤーに2枚しか配らない。これじゃブラック・ジャックみたいじゃん。しかし意外と簡単なこともすぐに分かった。各プレイヤーに配られた2枚プラス、コミュニティと呼ばれる場の5枚のカード(最初の3枚をフロップ、次の1枚をターン・最後の1枚はリバーと呼ぶ)の計7枚からいいカード5枚で高い役ができた者が勝ち、さらに賭け金のアップ及び勝負から降りることは各段階で可能(時に全額勝負のAll inというのもアリ)というものだ。
ここまで分かると番組も十分に楽しめる。何度もテレビに登場する馴染みのプレーヤーも出来てきた。どうも勝負のポイントは高い役を作ることそのものではなく、勝負に参加するか・勝負するか降りるかどうかの見極めが90%以上のように思える。残りの10%以下は完全に運まかせ、しかし最後のリバーでどんでん返しの逆転勝利というケースも結構目にするので面白い。
しかしやっぱりどう考えても、かなり単純なゲームである。日本のケーブルテレビの、MONDO21というディープなチャンネルで放送されていたプロ雀士たちの麻雀番組の方が1万倍くらいは複雑で面白かった。俳優の萩原聖人が異常に強くて(プロと堂々と勝負していた)驚いたものだ。4人の打ち手の手の中を見れるというのは本当に面白くて、テレビ桟敷で眠れぬ夜を過ごしていたのを思い出す。どうしてもギャンブルのイメージが強いが、プロの雀士たちは間違いなく他のプロスポーツと同様に天賦の才能を与えられていないとなれないと思う。そういう意味ではある意味ポーカーよりかなりSportsに近い。
さてここで断言しよう。アメリカ人はぜーったいに麻雀はできない。彼らには複雑すぎるし、覚えようとしてもその複雑さにすぐ匙を投げる様子が手に取るように目に浮かぶ。ポーカーくらいのごく簡単なお子ちゃまのゲームが彼らにはちょうどいいのだ。この勝負間違いなくぶっちぎりで麻雀の勝ち。(ひ)
初戦を無事に突破したカロライナ・ターヒールズ、迎えた2nd Roundは第3シードのTexasがお相手です。解説陣によるとディッキー氏以外は軒並みテキサス有利の予想。んなこたなかろうと思ったのですがカロライナにはメイ選手1人しかいないビッグマンがテキサスには豊富に揃っているというのがその根拠らしい。で、試合が始まってみると、そのフロントコート陣に早い段階でファウルを取らせてベンチに追いやるところまでは思惑通りながら、しかしベンチから出てくるわ出てくるわ、ドデカい男どもがうじゃうじゃうじゃと次から次に湧いて出てくるわ出てくるわ。さすがはテキサス、座布団ステーキばっかり食べてると育ちもいいのね。で、なんと前半はFGパーセンテージ60%を許してしまう苦しい展開、それでも5点ビハインドに踏みとどまっての前半折り返しとなりました。後半に入り巻き返しを図りたいところを逆に相手にペースを握られ13点差。加えて解説者はテキサスファンなのかそれともカロライナに末代までの恨みを誓っているのか、ターヒールズの面々をことごとくこき下ろす納得いかない解説で(ひ)の怒りのボルテージは最高潮。おい、きしゃん(キサマ)何者やねん。タダでさえ普段からCBSの解説陣にはいい印象がないのにアッタマきたぞ〜!タイムアウトでロイ様が烈火の如く怒っているのを「彼がカロライナの今の状態を反映している」げなきしゃーん何様のつもりでそげな悪言抜かしよーとやキシャーーンっ!!!あー腹が立つ!! ま、実はその通りだったのだが。
さて、そのロイ様のカツが効いたのか何とここから9連続ポイントで4点差まで追い上げるターヒールズ、しかし譲らないテキサスも攻勢をしのいで再び10点差。解説はしてやったりとばかりにカロライナをこき下ろし続けて<特にメイ選手とフェルトン選手が矢面でした、かわいそうに。いくら本当に不調だとは言っても(ひ)はいつまでも君たちの味方だよ>、怒りのあまり(ひ)は音声をミュートしてしまいました。おいヘボ解説者、きさん絶対忘れんからな、おぼえとけよワレ。
それはそうとタッカー選手というテキサスの1年生は、ノースカロライナ出身でなんとジェリー・スタックハウス選手のいとこ、さらにふてぶてしい男ラシャド選手とは小さい頃からの親友で、ターヒールズでプレーするのがずっと夢だったけれど学業の成績が足りずにUNCには入学できなかったそうです。ターヒールズと対戦することが次の夢となり、皮肉にもかなったその夢の試合で大活躍することとなりました。それにしてもラシャド選手の成績が良かったようには見えんけどな、ま、深くは考えまい。
で、試合は大詰め残り6秒、4ファウルで後がないメイ選手をこまめに出し入れするなどロイ様の采配も光ってカロライナが再び追い上げ3点差、この3ポイントが入ったら同点!というふてぶてしい男ラシャド選手の最後のシュートが無情にも空を切ってカロライナ・ターヒールズの長かったチャレンジもついにここに終了しました。テレビ桟敷でうなだれる(ひ)(ま)<(ま)も、というところがポイント>。しかしどういうわけか(ひ)の心はすぐに爽やかな満足感で満たされました。期待が大きかっただけにがっかりさせられる試合も多かったけれど(そしてその鉾先は(ひ)(ま)家ではロイ様に向けられていましたが)、実況も指摘していた通り全米でも最もタフだったスケジュールを、ロイ様と14人の誇らしいターヒールズたちは懸命に戦い抜けてきたのだというその事実だけで、ファンは本当に満足です。ありがとうターヒールズ。立派に胸を張ってチャペルヒルに帰ってきてください。今年のこの経験は、必ず来年以降に活きるでしょう。(ひ)も地球の裏側からいつまでも応援しているからね、また思う存分がんばってくれ!Let's Go Heels!!!
それにしてもやねえ、おいこらヘボ解説者、思い知ったか!よくもまあオレのターヒールズをけちょんけちょんに言ってくれたもんやな。きさんが手放しに誉めたテキサスも、きさんがあらぬ限りの悪言を並べたターヒールズに3点差って、こげなもんかいねえ。2度と(ひ)の前に現れるでないぞ。地獄にでも行って帰ってくるな!お前のかーちゃんでーべーそ!こんなFな奴を見るとESPNのディッキーとかブラッド・ドアティ氏とかRJ(ローカル)の解説者が天使に見えちゃうわ、ホントに。
さて、デュークはシートン・ホール(ディッキーの出身校)にまたも楽勝。ドゥーハン選手は相変わらず肋骨が痛そうだったけど何日か待てば治るような痛みでもないらしい。次の試合は5日後なので少しでも和らぐといいね。ウェイクはまたも4点差で辛勝。メリーランドはカロライナと同じく最後のシュートが外れて2点差でシラキュースに惜敗。追い上げは見応えあったけど、来年はまた大人しくしといてね。ジョージア・テックとNCステートは明日2回戦だけどまあ順当に勝つでしょう。また、西地区1位シードのスタンフォードと中西部地区2位シードのゴンザガが揃って2回戦で姿を消しました。ざまーみろ!ってどちらの大学にも恨みはないのだがバスケに関しては良い印象がないのだ。実はテキサス含むビッグ12やパック10の各校はどう逆立ちしても好きにはなれないのだよ。カロライナから見ると外国なのでライバル意識と言うことでご勘弁を。(ひ)
いよいよマーチマッドネスも本番、NCAAトーナメントが始まりました。カロライナブルーの帽子・ジャージ・靴下で完全武装してテレビ桟敷に陣取ると、なんと我がカロライナ・ターヒールズの面々は全員スキンヘッドで登場。チームの結束を示すため、らしいのですがなんか高校球児みたいでかわいー。ベンチにもつるつる頭が首を揃えて並んでいたのはちょっと怖かったよ。ロイ様もスキンヘッドにしてくれてたら見直したけどさすがにそりゃないか。
で、試合の方はAir Forceがなかなかに健闘して前半は5点ビハインドのまずーい展開。早いパス回しと正確なアウトサイド・シュートで完全に相手ペースでした。しかし後半に入ってふてぶてしい男ラシャド選手やレイモンド選手も本来の動きを取り戻し、さぶちゃんことジャッキー選手も持ち前のハッスル・ディフェンスを遺憾なく発揮(今日はPlayer of the gameでした。さぶちゃんおめでとう!)、加えてAir Forceは肘を故障して2度ほどロッカールームに戻った選手以外のスタメン4人が40分間出ずっぱりで疲労の色が隠せず、何とか後半はカロライナ・ペースに持ち込み余裕を持って勝利することができました。やったー! それにしてもdepth(選手層の薄さ)はカロライナの弱点だけど、もっと弱いチームもあるのねぇ。プリンストン出身という監督は自チームのフリースローの時には後ろを向いて見ないようにするゲン担ぎをしてたし、面白いチームもあるものです。会場のデンバーからは1時間の距離ということで予想通りアウェイのような雰囲気、チームカラーが紺色でクレイジーな学生もたくさんいてなんだかデュークと試合をしているようでした。ま、とにかく1つ勝って一安心です。次の2回戦はテキサス・ロングホーンズがお相手、去年はファイナル4まで進出してロイ様率いるカンザスと対戦しています。シード的には格上だけど勝てないことはないハズ、行けるところまで行っときましょう!レッツゴー・ヒールズ!!!ウワーオッ!
デュークはAlabama Stに楽勝、ドゥーハン選手がACCトーナメント決勝で負傷した肋骨が痛そうだったのが心配です。ウェイクフォレストはVirginia Commonwealthに1点差の薄氷の勝利。グレイ選手のコメント「今日はウォームアップさ」ってあんた、勝ったから言えるようなもんだけどまちっとしっかりせい。ま、負けたら負けたでよかったけどね、ウェイクなんて。昨年、一昨年のチャンピオン、シラキュースとメリーランドも揃って薄氷の勝利で2回戦で対戦します。ま、どっちが勝っても別にいいけどね。毎年必ずいくつか起こる番狂わせ、今日はフロリダとイゾー監督率いるミシガンステイトがいきなり姿を消しました。大学バスケの選手たちは負けるとオイオイと涙を流して泣く選手が意外と多いのですが、特にNCAAトーナメントではそれも一つの風景かな。君たちのがんばりとプレーはこの(ひ)が一生忘れないから大丈夫だよ。(ひ)
ACCトーナメントも終了し(デューク6連覇ならず!延長の末なんとメリーランドが逆転勝利、ACC6位で当落線上の微妙なところだったけど有無を言わさせずもぎ取りました)、いよいよNCAAトーナメントのブラケットが昨日発表されました。
UNC ターヒールズは6位シードで3年ぶりの出場。あああ、この日を長い間待ってたよ〜。今度はモノホンの本番なので、ACCトーナメントでの Heartbreak Loss を奮起材料に爆発してください。というわけで 3月18日、コロラド州デンバーにて Air Force(空軍士官学校)と初戦。なんか相手のホームに近いのでアウェイのような雰囲気になるでしょうが、まあがんばってくれたまえ。勝ち上がると2回戦・3回戦はおそらくテキサス、ミシシッピ・ステイトという相手になるでしょう。そこまでがんばると、アトランタでファイナル4をかけてデュークと対戦、という可能性があります。なんかくさいけど、そうなるようにがんばるのだ!レッツゴー・ヒールズ!!!(ひ)
レギュラーシーズンは終了してACCトーナメント初戦<準々決勝>です。実は前日にロイ様が「ACCトーナメントなんて関係ないからどうでもいい」みたいな意味の発言をして、あわててコーチKとNCステートの監督がフォローする、というシーンがありました。ま、確かにその通りと言えばその通りですが、しかしロイ様この時期にそんなチームの勢いを落とすようなこと言っちゃいかんでしょ。それとも苦戦は間違いないだろうから負けてもいいように今から伏線を張っておいたか??
で、ゲームは金曜日の2時半からという時間だったので、(ま)に録画を頼んでおりました。しかーし、デュークの試合が始まった12時くらいから何だか歓声が聞こえるなあと思ったら、隣のラボのラムジーが研究室にセミナー用のプロジェクターを設置してゲームの模様をホワイトボードに大写ししておりました。なんとまあ、これじゃまるでスポーツバーやん。君たち仕事はどうした?!しかもボスまでふんぞり返ってテレビ見てるし。ま、こういうことが許されてしまうのがノースカロライナのいいところかな。(ひ)もちょっぴり観戦させてもらいました。ちょっぴりですよ、ちょっぴり。
で、ゲームの方は10点リードを守れないまずーい展開。なんと今日は前半のうちに追いつかれてしまいました。あらら。さらに10点ほどのリードを取られて、こりゃもうダメだと仕事に集中しておりましたが、パソコンの画面に出しておいたGame Trackerをふと見てみると、試合も大詰め残り1分で同点に追いついているじゃありませんか!早速ラムジーの部屋に駆け込んでしまいました。同点の残り9秒、ファウルを受けたメイ選手がフリースローを1本外して1点差でリード。残り7秒、ここを守りきれば!という局面でしたがあっさりと逆転シュートを決められ何事も起こらなかったかのような静かな逆転負け。どあ〜あ〜あ〜あ〜あ〜!ちょっと待て!だからディフェンスはどうした???一番肝心なところやんか〜!!そらファールはしたらいかん局面だったけど、なんで手を伸ばさんのや?なーんで身体を張らんのや??なーーんでシュートを打たせんように努力せんとや???めっちゃ楽にシュート打たせてたやん最後!!!あー腹がたつ!こーんな負け方ばーっかり!どうにかならんのかーっ!!もう何度目やねん!!!何度同じことをしたら気が済むねん??君たち同じことを繰り返すばっかりで成長するということを知らんのかい???えーっ!!!!
ハァハァハァハァ、ちょっと落ち着きましょう。なんかこう、ロイ様があんな発言するから最後に一番大事な力をふりしぼれなかったような気もします。それからこの時期では間違いなく去年のチームの方が勢いがあったと思う。男ドアティはお調子者のお祭り男で勢いに乗るとどこまでも行きそうな雰囲気だったし。NCAAトーナメントに出ていたらどんなにか爆発していたかと思うと残念でしかたなかったのを思い出します。今年はNCAAトーナメントには出れそうだけど、この状態だったら出てもいいとこ初戦くらいしか勝てないかもね。はあ、なんだか男ドアティと一緒になって熱狂のボルテージも最高潮に興奮しまくっていた去年が懐かしいなぁ。もう来年はないんだよ。ああ、ターヒールズ、こんな思いのまま僕を日本に帰さんでくれ〜。いやマジで。(ひ)
映画「フォレスト・ガンプ」でケネディ大統領やジョン・レノンとトム・ハンクスが話していたのが記憶にある限り最初でしょうか? この手の異なる映像を組合わせる映像技術は以来格段の進歩を遂げたようで、かつてのモハメド・アリと今現在現役ボクサーの娘がリング上で対戦しているCMなど、かなりの頻度で見かけるようになりました。中でも極めつけなのが最近オンエアされ始めたナイキのCMで、有名スポーツ選手たちが別のスポーツで活躍しているというもの。このCMに登場するのは、
・ランス・アームストロング選手(自転車)--- ボクサー
・アンドレ・アガシ選手(テニス)--- ボストン・レッドソックスの大リーガー
・マリオン・ジョーンズ選手(陸上短距離)--- 体操
・マイケル・ヴィック選手(NFLアトランタのQB)--- アイスホッケー
・セリーナ・ウイリアムズ選手(テニス)--- ビーチバレー
・ランディ・ジョンソン選手(大リーガー投手)--- ボウリング
という面々で、どの選手もまるで本物かと見まがうほどにびったりハマっています。多分に選手たちの方もこのようなCMを作ってもらって喜んでいるのではないでしょうか。アガシとかかなり嬉しそうだし、ランディ・ジョンソンはまるきりそのまま引退後はプロボウラー転向でもしてしまいそうな勢いです。
そしてもし、(ひ)がこのCMに出演させてもらえるならどんなスポーツがいいかな〜、などとついいらんことを考えてしまいます。大リーグでセンターを守って大飛球を背走ナイスキャッチとか、かっこいー! まるきりできないものに憧れるならアイスホッケーもいいなぁ。でもやっぱり、1つだけ選べと言われたら、カロライナ・ターヒールズの青いジャージを着て、デュークとの試合で苦戦をしつつも終了間際に逆転の決勝3ポイントシュートをスカッと決めるところ(もちろんバックにはディッキーの「アンビリーバボー」という絶叫付き)を選んでしまいそうです。我ながらアホだわ。。(ひ)
と、いうわけでレギュラーシーズン最終戦、今度はデューク大のホーム、キャメロンインドアスタジアムにて恒例のダービーマッチ第2ラウンドです。今回はESPNが驚くほどに気合いが入っていて、学生くん達がキャンプアウトをしているコーチK村に特設カウンターを設置したり、試合の前には延々とこのライバル対決を特集したりしておりました。これもターヒールズが横綱デューク相手に何とか戦えるような力をつけて、宿敵のライバル対決らしい好試合が期待できるようになったことの表れでしょうか。ここ数年苦汁をなめ続けたターヒールファンとしてはうれしい限りです。我が家では(ひ)がターヒールズのジャージ、(ま)がデュークのパーカーを着てテレビ桟敷に陣取りました。
で、実際の試合の方も期待通りに手に汗握る接戦の好ゲームで、解説のディッキー氏は舌も滑らかに水を得た魚の如く絶好調。ターヒールズの面々は、相変わらずオフェンスでは今一つながらメイ選手がディフェンスではなかなかのプレーを見せて復調の兆し。これからのトーナメントは期待しましょう。フェルトン選手が脇腹を痛めたのはちょっと心配です。ふてぶてしい男ラシャド選手は相変わらずの好調ぶり、頼りにしてまっせ。デュークのポイントゲッターJJレディック選手を復帰したさぶちゃんことジャッキー選手が持ち味の好ディフェンスで封じて、チームとしてもディフェンスを踏ん張れたのが今日のターヒールズには大収穫でした。
しかーし、結局接戦を制したのはやっぱりデューク。おでんことデン選手がノリノリの絶好調で、こいつのおかげで今日は負けました。ドゥーハン選手も今年は本当に良いプレーを随所に見せて、去年の不調がウソのよう。今の主力の中で唯一全国制覇の味を知っている彼はやっぱり素晴らしい選手です。ユーイング選手はいつもいつも試合の大事な局面でちゃんとシュートを決めるので、スタッツに見える数字以上に彼の貢献度は大きいでしょう。やっぱデュークは強いわ。
さて、今日デュークに勝っていればACC3位タイというところしたが、結局8勝8敗の5位という戦績でレギュラーシーズンを終了しました。期待が大きかっただけにファンにとっては満足できる成績とは程遠いけれど、まあ百歩譲って新監督1年目にしてはよくがんばったということにしておいてあげましょう。マービン・ウイリアムス選手、JRスミス選手という期待のフレッシュマンが入ってくる来年はまたがんばってください。 来週のACCトーナメントでは準決勝でまたデュークと当たる可能性があります。そのためにはまず初戦(ジョージア・テック)を取ること。しっかりがんばるのだよ、Let's Go Heels!!!(ひ)
ラシャド最高! さて、いよいよ3月の声を聞き、マーチマッドネスへとまっしぐらな季節になりました。レギュラーシーズンはもう土曜日のデューク戦を残すのみ。で、ターヒールズのここ2試合の試合結果はというと、、
2/29 ○at NC State なーんと、ハナから負けるつもりだったアウェイでのNCステート戦に勝っちゃいました!やたー!ACCマッチ5割の夢(5割ぽっちで夢かぁ?)はバージニアに負けた時点であきらめていたけど、これでまた何とかイケそうだと元気復活。
3/2 ○vs Clemson よしよしっ!これでACCマッチ8勝7敗、5割キープを決めました。よかったよかった。ACCで負け越しているのにNCAAトーナメント出場じゃ、ちょっと恥ずかしいですからね。ESPN やスポーツイラストレイテッドなどの予想によると、No.5 シードくらいでNCAAトーナメント出場はほぼ確実のようです。よかったよかった、足かけ3年もこの日を待っていたのですからね。
さてさて、この2試合、6マンのさぶちゃんことジャッキー選手が負傷のため欠場していました。試合の流れを変えたい時などに投入されて、特にディフェンス面で良い働きを見せてくれるさぶちゃんことジャッキー選手がいなかったのはやっぱり痛かったです。が、そんなハンデを吹き飛ばしてくれたのがふてぶてしい男ラシャド選手。悪い冗談のような話ですが、今はホントにこの男が頼りなのです。シーズン前半はふてぶてしさがなりを潜めていて心配したけれど、去年のような好不調の波もなくなって、いつの間にか本当に頼れる男に成長しました。聞けばACCのスコアリング・リーダーだそうです。この調子でシーズンの残りもがんばってくれ!
そういえば、このスポ欄では絶不調とこき下ろされているレイモンド・フェルトン選手(高速ドリブルは確かにNCAAナンバーワンのスピードだけど最近よくお手玉してスティールされて敗戦につながる)とショーン・メイ選手(シュートは入らずディフェンスも止められず試合終盤は決まって狙われて敗戦につながる)ですが、実はそれぞれアシストとリバウンドのスタッツでACCリーダーなんだそうです。まあ、やるべき仕事はちゃんとしているということが記録には表れているのでしょうか。テレビ中継では必ずこのことに触れて一通り褒めるのですが、絶不調だとはほとんど言われません。本当に不調ではないのか、それとも3年ぶりのターヒールズNCAAトーナメント出場を期待するメディアに騙されているのか?どっちだ?? が、とにかく、確かに不調と言えど2人とも調子は上向きなので、肘鉄の悪夢から醒めて調子が上向いてきたジャワッド選手も一緒に、シーズン大詰めに向けブレイクを期待します。そうして熱く盛り上がるのがマーチマッドネスですからね。次はいよいよレギュラーシーズン最終のデューク戦。いっちょう、暴れときましょう!Let's Go Heels !!(ひ)
前回のウェイク戦後のターヒールズです。
2/10 ●at Georgia Tech だあ。だからなぜにそんなにアウェイで負けるかな〜?こないだのウェイク戦はまぐれだったか。展開的にはリードを追いつかれる黄金の負けパターン。でもウェイクの時は踏ん張れたやーん。はあ。これでACCマッチ4勝6敗、NCステートとデュークのアウェイ戦は間違いなく落とすので、それ以外のカードは全勝しないと5割キープはできない状況になってしまいました。1つでも負けた時点で、NCAAトーナメント出場は無くなりそうです。
2/15 ○vs Maryland まあ、今年のメリーランドには勝たなくちゃ。しかしなぜアウェイで負けたんだろう。。
2/21 ○vs Florida State ほら、ホームじゃちゃんと接戦も取れるのにね。やっとこACCの星を6勝6敗の5分に戻しました。今考えたら前回フロリダステートとのアウェイ戦の、前半が今年最高のターヒールズ、後半が今年最低のターヒールズだったなあ。
2/24 ●at Virginia あああ、まーたアウェイで終了間際に3ポイントを食らって逆転負けしてしもた〜。何度こんなシーンを見たことか。少なくとも4度目以上かな。ああ、喜ぶ相手チームの狂喜乱舞が痛いぜ。はあ。まあ去年とあまり変わらない状態なのだが、期待が大きかっただけに精神的なダメージは大きい。というわけで、この敗戦でACCマッチの勝ち越しは絶望、3年ぶりのNCAAトーナメント出場という期待も終了いたしました。もちろんACCトーナメント優勝で出場権獲得というウルトラCの可能性も残っていないわけではないけれど、普通に考えたら無理だわな。しかしなぜこんな状態でも12位とか14位とかのランクが付いているのだろうか??まあ、それでNCAAトーナメントに出してもらえるのならそれでもオッケーか。
しかしシーズン前はターヒールズ躍進にあんなに期待していたのに、結局去年と変わらないか良くても毛が生えた程度の体たらく。これだったら監督は男ドアティでも良かったのにね〜、などと最近は(ま)と話しています。去年はシーズンの3分の2以上を故障で戦線離脱していたショーン・メイ選手の復帰が一番の期待ポイントだったけど、結局メイくんもそれほどの活躍ではなくむしろ期待ハズレの感の方が強し。シーズン当初は良かったのに、当時良く言われていた「Good Hands」が最近はとんと見られなくなりました。大事な局面でシュートを落としまくるわ相手には決められまくるわで、まちっとどうにかならんのかのう。レイモンド・フェルトン選手は誰もが100%信頼していたのですが、ここ最近、後半のリードしている局面なのにやけに焦ってボールを運んでスティールを食らうという場面が目立ちすぎます。しかも決まってそういう展開の後に追い上げを食らってそれが敗戦につながっています。まちっとどうにかならんのかのう。というわけで目下のところ最も(ひ)が信頼しているのはふてぶてしい男ラシャド選手という悪い冗談のような状態です。さぶちゃんことジャッキー選手が、出場してはハッスル・ディフェンスで流れを呼び込み、6マンとしてはこれ以上ない働きをしてくれているのが救いかな。とにかく、シーズンも大詰めでチームもファンも一番苦しい時だけど、真のファンとしてターヒールズの行く末を最後までしっかり見届けることにしましょう。NITだったらまたディーンドームに見に行こうかな。
デュークの方はACC全勝かという勢いでしたがNCステートとウェイクにアウェイでまさかの連敗を喫してしましました。だからUNCにも負けてくれたら良かったのに〜。(ひ)
ACC マッチも2巡目に入りました。今日のお相手はウェイク。前回スミスセンターでの対戦は3オーバータイム(延長)の末に惜しくも敗れていました<この熱闘を(ひ)(ま)は事もあろうにジャマイカに行っていて見逃す>。リベンジのアウェイ戦、ウェイクのホームはオフキャンパスのジョエル・コロシアムなのでデュークのキャメロンほど雰囲気で圧倒されることはさほど無いのが救いです。実際(ひ)(ま)が見に行った去年の試合でも結構な数のターヒールファンが堂々と空色のTシャツを着て応援してたし。
で、試合の方は期待通り前半からターヒールズ優勢で進んで行きました。しかし10点20点というリードが、パッタリとシュートが入らなくなったかと思うとアッという間に追いつかれてしまうのが今年のターヒールズのまず〜いパターン。実際、完敗だったのはクレムソン戦くらいで<3ポイントが13分の11という大まぐれを食らったにしても、よりによってクレムソンに完敗とはこれいかに?!>、残りはことごとく終盤に追いつかれての苦い敗戦でした。今日も例に漏れずまるでお約束のように2点差まで追い上げを食らうまず〜い展開。が、先日デュークに負けたのがよっぽどこたえたのか厳しく険しい表情のターヒールズの面々、ピンチを何とか持ちこたえて勝利をおさめることができました。やったー! 最近のウェイクも UNC と同じで調子を落としていたのですが、それでも今シーズン初とも言えるこういう勝ち方ができたのは大きい、とーっても大きいです。後半戦に向けてちょっと期待できる内容は大きな収穫と言えるでしょう。ふんばるのだターヒールズ!(ひ)がついているぞ!って(ひ)がついていてもしょうがないか
今年は冗談のようにレベルの高い ACC 各校でしたが、堂々のランク1位を突っ走るデューク(強すぎ)以外はじわじわと下がってきて UNC・ウェイク・ジョージアテックが15位くらいに固まっています。しかしこれはおそらくカンファレンス・ゲームが始まって星の潰し合いをしているのが影響しているのでしょう。NCステートとフロリダステートもランクインしてきそうな勢いだし、依然レベルが高いのは間違いなし。ACC では何とか五分を保って、NCAAトーナメントで大爆発、なんて青写真はちょっと虫が良すぎるかな??(ひ)
南部地域のスポーツネタを扱う FOX SPORTS NET のとある番組に、期待のフットボール選手という初々しい高校生くんが生出演していました。彼の前にはジョージア大とアラバマ大の帽子が2つ。聞けば彼はどちらの大学に進学するか真剣に悩んでいるところだそうです。2人のコメンテーターと共に両校の良い点や持ち味などを論ずることしばし数分。苦しい表情の高校生くんでしたが、意を決した様子でアラバマ大の帽子をかぶりました。するとテレビには「ロレンソ・ワシントン選手、アラバマ大学進学決定」というテロップが。周りからも「おめでとう」の声(しかも妙に冷静)。そう、彼はこの場で大学を決めてしまったのです。なんともはや。南部の田舎ではプロよりも大学スポーツが人気ですが、こんなことまでテレビで起こってしまうのね。恐るべし。高校生とはいえ素晴らしい体格の好青年だったこのワシントン選手、おそらくフットボール選手としてのキャリアは大学に限らず長く華々しいものになるでしょう。今後も注目させていただきます。ちなみに、アラバマ大を選んだ選択は、(ひ)も正しかったと思うぞ。存分にがんばってね。(ひ)
ちょっとした小ネタをいくつか、、
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先日の UNC vs Duke 戦に、スーパーボウルを終えたジュリアス・ペッパース選手が観戦に来ていました。このスポ欄でも何度かお伝えしていますが、彼は UNC ターヒールズ時代、フットボールとバスケットボールの両方をプレーしていました。バスケットでは(ひ)がカロライナに来る1年前の2000年シーズンにファイナル4進出(2001年シーズン終了までプレー)、フットボールでは押しも押されぬディフェンスの中心選手で、2年前にディフェンス強化を図っていたパンサーズから1巡目2位でドラフトされました。そしてこのスーパーボウル進出という快挙を遂げ、何とファイナル4とスーパーボウルの両方をプレーした歴史上初の選手になったそうです。こりゃすごい。フットボールとバスケットを両方プレーする選手というのは珍しくないので意外でしたが、それだけにすごいです、おめでとうジュリアス。出場するだけではなくて、いつかはちゃんとリングも獲ってね。
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さてさてその UNC ターヒールズのバスケットチームに、来年入部することが内定していたジェイムソン・カリー選手という高校生くんが、マリファナ・パーティのガサ入れで逮捕されてしまったそうです。何ばしよーとや!今は亡き男ドアティがスカウトしたという彼のこの不祥事に、「情報が少なすぎて何とも言えない。会ったことすらないんだから」とロイ様は冷たいコメント。「ターヒールズの一員になるからには注目されないわけはない。自覚が足りない」とのコメントはふてぶてしい男ラシャド選手。おやまあなーんてまともなコメントなの?!ラシャドくん!成長したのね〜、(ひ)はうれしいよ。さておいて、来年NBAへ行ってしまうかもしれない頼れる男レンモンド・フェルトン選手(行かないで〜〜っ!)の穴を埋める役割を期待されていたジェイムソン・カリー選手、やっぱり痛いです。どうなることやら。。空いた1枠でドワイト・ハワード選手を獲ったりして。そんなウルトラCはさすがにないか。
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バイクの事故で左足を負傷していたジェイソン・ウイリアムズ選手の続報です。母校デューク大学病院でリハビリに励んでおり、車椅子姿でフットボールの応援に来ていた場面などがありましたが(ドゥーハン選手が車椅子を押していました)、ここ最近で松葉杖も外れて自立歩行ができるまでに快復したそうです。もうすぐ走る練習も始めるとか。スポーツイラストレイテッド誌に切々と復活へかける思いを綴っていて、(ひ)も胸が熱くなりました。事故当日に(本当にコロラドから)飛んできたコーチKに、次にコートでプレーした時に返すと約束したペンダントを、ちゃんと返せるときが早く来るといいね。でも焦るのは禁物だよ。ブーザー(髭を生やしてワイルドになった)とかダンリービー(長髪にしてワイルドになった)とかがんばってるけど、君(大学時代から見た目変わらず)は焦らないでしっかりゆっくり治してください。
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WUSA に再開の兆しあり!以前のコラムやさよならカレッジでもお伝えしたように活動を休止していた女子サッカープロリーグWUSAが、来年にエキシビションマッチを企画、さらに2006年シーズンからの完全復活を目指して活動を再開していくそうです。よかったよかった。
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最後はモーリス・クラレット選手。2年前のオハイオ・ステート全国制覇に貢献した1年生RBは、テストを5分で抜け出したことを TA が新聞投稿したことから始まってブースターから車をもらっていたなど次々と不祥事が発覚、処分として今年のシーズン1年間出場停止でした。現在のルールでは(体力的な成長のことなど考えて)高校卒業後3年間はプロ入りが認められていないフットボールの世界、少なくともあと1年は大学でプレーしなければいけませんでしたが、「プロでプレーする選手の権利を何人も拒むことはできない」という予想のもとに NFL を訴えて(バスケットで悪い前例があったのだ)、案の定まんまと今年のドラフトで指名される権利を手中にしました。なんとまあ。まあフットボールでは、これでバスケットのような悪しき風習(1年2年でアーリーや高校から直でプロ入り)は加速しないとは思うけど。。後ろに悪徳弁護士とかいるんだろうなあ。ゴネてルールを変えるなんてやり過ぎじゃないかい? キサマらのせいでNBAが面白くなくなったと言えなくもないんだぞ。NFLには魅力を失くしてほしくないので、ちょっと大人しくしといてください。いやマジで。(ひ)
しゅん。。またオーバータイムで負けてもうた〜。あああ〜。それにしても最後にドゥーハン選手にあんなシュート打たせるかい??まだ時間はあったので(10秒くらいだけど)ファールでも止められたろうに。リプレイ見たらノエル選手とかスルーさせてるやん。ぬあああ〜。それじゃ勝てんわ。残念だけどこれが実力やね。2時間以上の熱戦が最後の10秒の違いで勝負がついたわけだけど、これこそが勝てるチームとそうでないチームの違いだったのでしょう。はあ
メイ選手が絶不調とかジャワッド選手もまだまだとかメルビン選手もイマイチとかいろいろあるけれど、ACC カンファレンスゲームがちょうど一巡して3勝5敗。このままではランクからも外れるだろうし NCAAトーナメントも後半よっぽどがんばらないとヤバいよ。今日みたいにコンペティティブなゲームができるということは自信にもなるだろうけど、ロイ様が監督に就任しただけで状況が全て好転するほど甘くはなかったのだということを早く認識して、後半は心機一転がんばってくれたまえ。しかしロイ様も男ドアティよろしく試合中はわめきまくっていたな〜。控え選手に説教かましまくっていたのも男ドアティと同じじゃん。このチームはどんな監督にでもそうさせてしまうのか??(ひ)
こーんなにパンサーズがメディアに取り上げられるとは!とそんな状態には慣れていないファンには戸惑いの感すらあったスーパーボウル・ウイークでしたが、そんなわけで迎えたスーパーボウル、今年は本当にいい試合でした。思い入れがあったこともあるかもしれませんが、歴代でも最も面白い試合だったと言えるでしょう。試合結果は皆様ご存知の通り残り7秒で決勝FGを決められ惜しくも3点差で力及ばず。しかしパンサーズの面々、本当によく頑張りました。君たちは本当に誇りです。ファンからも心を込めて、ありがとう。
しかしやねぇ、それにしてもやねぇ、最後でちょろっとFG蹴って勝つって、2年前と全く同じやんか。NEはこんな勝ち方ばっかりで、これでボストン野郎どもがぎゃーぎゃー騒いで喜んでいるかと思うと虫酸が走るわっ!ちくしょう!!それにやねぇ、こんなんでやねぇ、よく知らないくせに知名度だけで「NE 有利」とか勝手な記事を書いていた日本のメディアが「思いのほか接戦だったけど最後はやっぱりねー」とかまた適当なことを言っているかと思うと、またまた余計に腹が立つっ!ちくしょーーーう!!
いつの世も勝利者の引き立て役というのはつらいものです。それだけに今日の試合は本当に勝ちたかった。今シーズンずっと耐えに耐えて耐え抜いてきた彼らに、最後の檜舞台でそんな思いをさせたくはなかったし、堂々とチャンピオンリングを手にしてほしかったのです。両チームとも100%力を出し切って、その結果が3点差に表れたのだと納得しようとしたけれど…。パンサーズの面々が本当に素晴らしかったことに全く疑問がないことが、せめてもの救いか。(ひ)
前回レポート以来の UNC ターヒールズの戦績は、● at Florida State(なんと20点以上のリードをまさかの逆転負け)、○ vs Virginia、○ vs NC State(2点差でひやひやの逃げ切り)、● at Clemson(アウェイとは言ってもクレムソンに負けるか?)。ここは4連勝していてもおかしくなかっただけになんとも痛い!というわけで ACC マッチでの戦績は3勝4敗、もはやデュークが5敗もするとは思えないので ACC のタイトルは絶望、どうかしたらまた NCAA トーナメント出場も危ないかも〜、本当にヤバいです。メイ選手の不調などターヒールファンにはつらいニュースもありますが、シーズンも後半に突入、そして2月5日の木曜日にはいよいよデュークとの第1ラウンドなので、またこれからがんばるのだ〜! GO Heels GO !!
さて、金曜日の夜に行われたテニスのオーストラリア・オープン女子決勝では、昨年の全仏・全米に続いて実に3度目のジャスティン選手対キムちゃん選手の両ベルジアン対決となりました。過去2回はいずれもジャスティン選手が制していますが、オーストラリア人ヒューイット選手と婚約中ということもあってか今回はキムちゃん選手が大人気。全米オープン表彰式での悔しそうな顔が非常に印象的だったので、(ひ)も今度はちょっとキムちゃんびいきでした。が、試合の方はフルセットの大接戦ながら結局今回もまたジャスティン選手が優勝。キムちゃん選手の雪辱はいつ果たされるのでしょうか? 今後も女子テニスは目が離せませんな。ウイリアムズ姉妹が帰ってくるまでだけど。(ひ)
うふっ。きゃー。むははははは!なーんと、我らがカロライナ・パンサーズが、1995年のチーム創設以来初めてのスーパーボウル進出を決めました!!やったー!
ファンの健康をむしばみながらも快進撃を続けていたパンサーズですが、迎えた NFC Championship のお相手はサムライQBドノバン選手を擁するフィラデルフィア。適地で前日には雪が降っていたほどの寒さでしたが、そんなハンデも雪も吹っ飛ばしてしまう熱〜い試合でした。ボールをコントロールし、強力ディフェンスを活かした Low Score ゲームに持ち込む得意の試合展開での快勝。敵ながらドノバン選手がちょっと可愛そうだったかな。実況もファンだったのか微妙にフィラデルフィア寄りのコメントでカロライナ猫呼ばわり。だからもう猫じゃないってば!しかしシーズン開幕前には誰がパンサーズがスーパーまで進むと予想したでしょう。本当によくがんばりました。2年前の1勝15敗という屈辱からディフェンス重視のチーム作りを進め、ここまでチームを持ってきたジョン・フォックス監督をはじめ、コーチ陣のいい仕事にも本当にあっぱれです。このジョン・フォックス監督、勝った時には子供のように喜び、負けた時には子供のように悔しがり、とにかく憎めない人柄で笑顔がカワイイのです。また今日の笑顔は本当に最高でした。語りたいことは尽きませんが、とにかくパンサーズ、ファンからも心をこめて、ありがとう。そしておめでとう!
さーて、Next Station is Houston。相手は試合巧者のニューイングランド。強力ディフェンスは互角、オフェンス力でちょっと劣るかな?でも勝負は勝負。もうすでにこれ以上ないほどにいい思いをさせてもらったので、(ひ)も胃が痛いとか言わずに、パンサーズの面々のスーパーボウルでの勇姿を目に焼き付けることにしましょう。ありがとう、パンサーズ!!(ひ)
ACC マッチも開幕し、タフでチャレンジングなスケジュールまっただ中の UNC、先日のメリーランド戦は惜しくも惜しくも接戦を落としてしまいました。あららんらん。3ゲーム連続で肘鉄を食らい、脳震盪に目の上3針縫合に鼻骨骨折とこれ以上ない不運が続いている色男ジャワッド選手は、オペラ座の怪人ばりの防護マスクを付けて痛々しく登場。こりゃ「ファントムことジャワッド選手」に改名かなぁ。彼の力は不可欠なので無理はしかたがないけれど、せっかくの色男が隠れてしまってもったいないよ〜。ってそんな問題じゃないでしょう
で、今日は何とランキング1位のコネチカット大学(UConn)が相手です。それにしても UConn、アホみたいにバリ強。エメカ・オカファー選手、ブーン選手、眉なしチャーリー選手などの超強力インサイド陣に加え、ゴードン選手、タリーク選手はじめガード陣も憎たらしいほどに強いし、高さ強さ巧さで1枚も2枚も上だと敵ながらあっぱれでした。特にオカファー選手、オフェンスもディフェンスも完璧で、(ひ)も「キミそれ反則だよ〜」と唸る以外に結局何もできずじまい。彼の29得点とブロックショットは初めから抜きにして考えとかんといかんですな。カロライナの誇るビッグマン、メイ選手は見事に完封されてディフェンスも全く歯が立ちませんでした。メイくん今日は悔しくて眠れないだろうな〜。
と、まあそんな UConn 戦でしたが、どっこいどっこい、UNC の大健闘でなんと前半は14点リードで折り返し。後半に入って予想通り逆転されたものの、リードを広げられずに食い下って驚くことに残り30秒で同点!そして残り6秒でふてぶてしい男ラシャド選手の起死回生の3ポイントが決まって再逆転!!そしてそのままターヒールファン狂喜乱舞の大勝利となりました〜!!!。いやいやホント、こんなにハラハラドキドキ興奮したのは去年のデューク戦以来です。今年はチームの戦術もあって今一つ活躍できず、ふてぶてしさもなりを潜めていたふてぶてしい男ラシャド選手が決勝の3ポイントも含めて今日は大爆発。よくがんばった!これを転機にまたがんばってね。それにしても勝っても負けてもハラハラドキドキで胃もキリキリ。大勝利に雄叫びを上げひとしきり飛び上がって喜んだ後はもぬけの殻のような放心状態。こんなんばかりじゃ身がもたんわ〜。はあ。いやマジで。日本に帰ったらターヒールズの試合が見れなくなると残念に思っていましたが、インターネットで結果のみをチェックするくらいの方が健康のためにはちょうどいいかもしれません。
大学バスケはぼちぼちカンファレンスゲームも行われるようになって、シーズン前半もたけなわを迎えました。なんと今年は ACC 勢が揃いも揃って絶好調で、驚くことにベスト10 ランキングに4校も5校も入っているような状態です。中でも赤丸急上昇で売出し中なのがこのジョージア・テック。ウェイク戦を惜しくも落としている UNC にとっては、ACC マッチ連敗を避けるためにも是非とも落とせない Big match up、大事な大事な一戦です。
両チームとも前半から目にも止まらないほどのスピーディな試合でしたが、レイモンド・フェルトン選手を中心とした速攻では一枚上回ってリードを築いた UNC。しかしこういう展開では、得てして追い上げられる方がつらかったりします。
何とかクッションをキープしながら試合を進めることができたので103-88での勝利となりましたが、(ひ)は前日のパンサーズ戦に続いてテレビ桟敷の前でハラハラドキドキの連続。もうホント、健康に悪いわ〜。しかしとにかく、今日の勝利は大きい、非常に大きいです、いいぞ!ターヒールズ!!
それにしても、ここ4試合で3回目の肘鉄を食らって流血の色男ジャワッド・ウイリアムズ選手(肘鉄ジャワッド選手と改名か)が心配で夜も眠れません。ノエル選手も復帰したとは言え故障明け、メイ選手もフェルトン選手も怪我を押しながらプレーしているし、シーズンはまだまだ長いので無理は禁物だけど、この先もメリーランド、コネチカット、フロリダステート、NCステートとタフなスケジュールが続くので、本当にこの上ない正念場です。頼む!がんばれ!がんばってくれ!!Go HEELS GO!!!(ひ)
<しかしデュークの楽勝なスケジュールは何なんだ?!>
だああああああああああああ〜。はああぁ。カロライナ・パンサーズのプレーオフ第2戦、今回はアウェーでのセントルイス戦でしたが、これぞカロライナ!と言える胃がキリキリ痛む試合展開となりました。前半は1点リードでの折り返し、後半も終盤残り2分まで 11 点リードしていたものの、タッチダウン・2ポイントコンバージョン・オンサイドキック成功・フィールドゴールで同点と絵に描いたような追い上げを食らってなんとまさかの延長突入。加えて前戦の反則ゼロがウソのような反則・罰退のオンパレードで、まちっとどうにかしてたら楽に勝てただろうに、、と胃がキリキリでした。
さらに迎えた延長では、決勝フィールドゴールが決まったかと思いきや Delay of Game の反則でぬか喜び、しかもその蹴り直しが失敗<ここで(ひ)は床中をのた打ち回る>。相手にもフィールドゴール失敗(何とショート)に付き合ってもらって<ここで(ひ)はあわや呼吸停止>、さらにその後またフィールドゴール・レンジまで攻め込まれ<ここで(ひ)は早くも勝負をあきらめ放心状態>、しかし起死回生のインターセプト<ここで(ひ)は家中を奇声を上げながら走り回る>で徳俵一枚、直後まさかのスティーブ・スミス選手への70ヤード独走タッチダウン・パスが決まって<何と事もあろうにこの肝心のシーンを(ひ)は見逃す>、なんとカロライナ・パンサーズ、1996年以来の NFC Championship 進出を決めました。だああああああ、こんなに薄氷を踏む思いの試合を演出し、ファンの健康をむしばんでくれるとはさすがはカロライナ。しかしこれもチームカラーなので、ある意味会心の勝利かな。はあ、ファンもつらいぜ
というわけでスーパーボウルまであと一つ。NFC Championship の相手は同じく延長で逆転勝ちしたフィラデルフィアですが(GBが勝っていたらホームだったのにぃ)、勝てない相手ではないので行くところまで行っときましょう。実は AFC で残っているニューイングランドとインディアナがどちらもめちゃくちゃ強いのでさすがに優勝は無理かもしれないけど、勝負はやってみないと分かりませんからね。とにかく、来週もまた健康状態を整えて息も絶え絶えになりながら応援することにしましょう。がんばれ!パンサーズ!!(ひ)
なんと!ついに(ひ)(ま)がデュークのキャメロン・インドア・スタジアムに上陸!(?)。UNC のスミスセンターに比べキャパが少なく、さらに学生さんが多く入るデュークの試合は99%以上あきらめていましたが、幸運なことにお友達のM人くんからチケットを譲っていただいての満願成就となりました。もうこれで何も思い残すことは無いです。M人くん、どうもありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
で、試合の方は、まあ相手がタフな相手ではなかったので当然の如く楽勝。今回も(ひ)にムリヤリ連れられて行った(ま)によると、デュークのチームは UNC よりも各プレーがきちんとしていて、シュートもちゃんと入って、そこそこがんばった相手に堂々の横綱相撲だったので素人目でも楽しかったそうです。ま、確かに<そうはっきり言われるとちょっと複雑な気分だが>そりゃそうだわな。UNC ではメイ選手のみ<でかいので>識別可能な(ま)が、デュークではドゥーハン選手だけはプレー中でも分かるようになったそうです。共通点は何だろうね??
また、相手の Fairfield には、デュークの1年生で野獣候補・おでん選手ことデン選手のお兄さんがいるとの事前情報でした。ラストネームは違うけど、よく似た選手ならいたので彼がお兄さんかなぁ?アフリカ出身だと名前が長くてみんな適当に縮めているからね〜。また、(ひ)の方がずっと背が高いのではないかと思わせるようなおちびちゃん選手がいて、ドゥーハン選手やドッカリー選手を相手にがんばっておりました。まるで大人と子供のようなマッチアップでしたが、健気なくらいにチョコマカチョコマカ走り回る奮闘ぶり。フリースローで入れた1点は彼の人生で最高の得点となるでしょう。君はよくがんばったよ。
(ま)が注目していたコーチKはさすがの貫禄。完璧すぎて可愛げが無いほどだワ。家に帰って写真を見ていると、偶然何やら微笑んでいる写真が撮れていたのでお届けいたします。
そして、キャメロン・インドア・スタジアムでの試合は、聞きしに勝る狂気と興奮で熱気ムンムンムンでした。UNC vs デュークの試合とか、どうなってしまうんだろう???。でもやっぱり大学スポーツはこうでなくちゃね。これでもう本当に思い残すことはないです。あとはテレビ桟敷でこの熱気を思い出しながら残りのシーズンを楽しむことにしましょう。もう一度、M人くんありがとうございました。(ひ)
試合の模様は<こちら>からどうぞ
というわけでダラスとのプレーオフ初戦、後にも触れますがスポーツ三昧だったこの日もテレビ桟敷から胃薬を用意して観戦しました。が、なーんと嬉しいことに 29-10 で快勝!やったぜパンサーズ!もうカロライナ猫なんて言わせないぞ〜。胃薬も必要ありませんでした。あっぱれあっぱれ。ディフェンスもオフェンスもがっちり機能しての快勝。いつも悩まされる反則とターンオーバーがどっちもゼロで(反則罰退無しはスゴイ)、ほーら、こういうきちんとした試合をしたらちゃんと楽に勝てるやん!ということをカロライナファンのみならず全米の皆様に示すことができた会心の好ゲームでした。UNC 出身で学生時代はフットボールとバスケットボール両方をプレーしていたご贔屓のジュリアス・ペッパーズ選手も、本職のラッシングに加え大事な局面でインターセプトも決めるなどの活躍ぶり。いやー、まことにあっぱれあっぱれです。来週のセントルイス戦もこの調子でゴリっと決めてくださいませ。行け行けパンサーズ!
また、この日は大学バスケの UNC 戦、デューク戦も行われたので(ひ)はテレビ桟敷にへばりついておりました。デュークは問題なくクレムソン大に快勝しましたが、UNC の方はケンタッキー大とのここ一番大勝負を残念ながら接戦の末落とし、同じく大接戦だったウェイクフォレスト戦に続いて今シーズン2敗目を喫してしまいました。格下の相手に取りこぼすことは無くなったけど、ランキング上位校とはイリノイに勝って以来の連敗で、ちょっと残念です。UNC も最高で4位にランクされるなど常に一ケタランクは保っているのですが、接戦でもその接戦を取るチームが本当に強いチームなので、もう一ふんばりが必要といったところでしょうか。次のジョージア・テック戦がシーズン前半のヤマになりそうなので、こちらもゴリっとがんばってくれたまえ。Go Heels!!
他にも開幕から無敗の絶好調なジョージア・テックとフロリダ・ステートがそろって負けたり(それにしても今年の ACC はレベル高すぎ!)、女子でもデュークが UConn のホーム69連勝(何てこった!)を止めたりと、話題に絶えないスポーツ三昧な一日でした。こんなんが3月まで続いたら身がもたんわ〜。(ひ)