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旅行の友シリーズ・その3

旅の Tips 9.12.2003



最初はドキドキの長距離ドライブ旅行でも、数を重ねるうちにコツを覚えてだんだんと慣れてきます。このページでは、(ひ)(ま)家が経験した安全で楽しい旅の「コツ」を、キーワード形式でご紹介。
<このページは思いつき次第ちょこちょこ改訂していきます>

あ行

安全運転 Safety Driving
全てのドライブ旅行の基本中の基本です。楽しく旅をするために最も重要なキーワードですので、是非とも安全運転を心がけましょう。一部大都市を除いてドライブマナーはおおむね良好なので、他のアメリカ人ドライバーと共存する心づもりさえあったら大丈夫。

インターステート Interstate Highway
アメリカ版の高速道路で、有難いことに一部を除いて無料のため、ドライブ旅行での主役となります。有料(Toll Road)でも、拍子抜けするくらいの安さです。基本的に偶数だと東西に、奇数だと南北に走り、それぞれ East・West、North・South で上下線を区別します。アメリカ全土で西・南の方から若い番号がついており、中でも10の倍数(I-40など)と5の倍数(I-95など)は幹線で横断・縦断道路となっています。3桁(I-440など)の場合は下2桁のインターステートに付随する環状線や枝線になります。基本的に州の西端・南端からのマイル数で出口の番号がつけられており、その出口で交差する道路の名前がそのまま出口の名称です(書いてある町の名前は必ずしもその出口がある町ではなく、その道を通って行ける何10マイルも離れた町ということもあるので要注意)。標識は小さくて一見分かりにくいですが、慣れてくれると実は非常に正確なので大いに頼りになります。ちなみにフリーウェイ(後述)とは厳密には同義ではなく、信号のない高速道路(Traffic Signal Free Highway)に分類される高速道路です。日本もこのインターステートを見習ってインフラを整備すると経済も活気づくだろうに、といつも思います。

インターネット Internet
もはや日常生活とは切っても切り離せないインターネットですが、旅の計画にあたっても大いに力になります。ホテルなどをあらかじめ予約しないで出かける放浪旅行もまた一興でしょうが、長距離ドライブで疲れている上にホテルを探すのは結構な体力の消費を強いられ、また多くの場合で向こうもアシモトを見ているのか安くて良い宿を見つけられることは困難なので、体力とお金の節約のためにも(ひ)(ま)家ではほぼ必ず滞在するホテルを前もって予約します。限られた時間を有効に遣うため、またドライブの目的地が明確になること、そして料金を事前に把握できる意味でも安心です。その予約の際に大いに役立つのがインターネット。AAA をはじめExpedia.com、Hoteldiscount.com、Travelocity.com などで一通り調べてから予約を入れます。面白いことに同じホテルでも値段が違うことも。どのウェブサイトでもトラブルが起きることはまずありませんが、(ひ)(ま)家ではコスト・パフォーマンスと信頼性のバランスで Expedia .com を結果的によく利用しています。期せずして「光栄にも Expedia.com では(ひ)(ま)様を VIP customer とさせていただくことになりました」というメールが来ましたが、結局 VIP 専用の電話窓口があってその番号に電話して質問やトラブル処理の依頼ができるという特典だけで、今のところ全く利用していません(後日談・予約の変更のために電話しました。するとオペレーターは「きみ、本当にアメリカ人?」と錯覚するほど対応が良くて仕事も信頼できました。以来大のお気に入りとなり大いに活用しています)。また、ホテルに限らず、これらのウェブサイトから航空券やレンタカーの予約もできます。人気のサウスウエスト航空は Expedia.com などには出てこずにサウスウエスト独自のHPからしか予約できませんのでご注意を。

ウェルカム・サイン Welcome Sign
ドライブ中に州境を越えると、ほぼ必ず「Welcome to North Carolina」「North Carolina welcomes you」などのウェルカム・サインがあります。その州を訪れた良い記念になるので、なるべく写真に撮るようにしていました。ところが、多くの場合で高速道路をぶっ飛ばしている真っ最中なので、確実にシャッター・チャンスをものにするのは至難の業。そんな苦境を乗り越えて残った写真を<ウェルカム・サイン>に披露していますのでお楽しみください。
たまーにウェルカム・センターや、空港・地下鉄の駅など意外なところでも見つけることもできます。

英語のガイドブック English Travel Guide
図書館に行って最新版を借ります。よく使うのは"Fodor's"と"Frommer's"。写真や地図は期待できませんが、ひとつの街についてまるごと一冊分の情報があるのは心強いものです。ホテルやレストランの評価も辛口で、誉めてばかりの日本語版より信用できます。お気に入りはFrommer'sの"The Best of(都市名)"のページ。「この街で体験したいことベスト10」(この場所からミシシッピ川を眺めてボーっとする、など、お金をかけずとも街を堪能する秘策が多数。)や、高級ホテルからB&B、ロマンチック・ディナーからピザまで「〜ならここが一番」を様々なジャンル別に紹介しています。その他、その街が舞台になった本や映画のリストも興味深いものです。ジョージア州のサバンナで、フォレスト・ガンプが人生を語ったベンチのあった場所に立ったときは感激しました。

MDプレーヤー Mini Disc Player
ノートパソコン以外では日本から持ってきた唯一の家電製品がコレ。意外にもドライブ中が活躍の舞台となりました。難点はソフトが限られていること。スカパラとスピッツとなぜかダパンプだけではちょっと飽きてきます。

オーシャン・フロント・スイート Ocean Front Suites
東海岸に住んでいる特典・美しいビーチを楽しむためには、何はともあれ海に面したオーシャン・フロントの、それもスイートのホテルに泊まることをぜひともオススメいたします。(ひ)(ま)家では十分な量のビールと食材、そしてラジカセとエルビス・プレスリーのCDに読書用の本を持ち込んでこれでもかというほどにリラックスします。夏のシーズン<メモリアルデイからレイバーデイまで>は目玉が飛び出るほど高いので、秋などにレートが下がったところを抑えるのがポイント。結果的に外食をしないで済むので意外にも安くあがってしまいます。


か行

黄色い線 Yellow line、Center line
アメリカの道路は一見分かりにくそうですが、実は標識や道路上の線などは感心するくらいに正確です。黄色い線は道路の中央を意味する線で、進行中はこれを越えないように、分かりにくい交差点でも黄色い線が左手に見えるように曲がると大丈夫。たかだか黄色い線ですが、安全運転のためには非常に重要な目印です。

クーラーボックス Cooler Box
ビールや食料を持っていくことが多い(ひ)(ま)家では旅の必需品。氷はホテルにもモーテルにも必ず製氷器があります。

現金 Cash, Bill
旅行には現金を多めに持ってゆきます。ファーストフード店はじめカードが使えないお店も結構ありますし、急いでいるときや、カード詐欺がまかり通るようなNYのお土産店などではカードが使えても現金で払います。1ドル札とクオーター(25セント硬貨)も必需品。1ドル札はチップ用に多めに用意、クオーターは都会のパーキングメーター用に。と言うのは建前で、多くの場合はペニープレスに使用。

見物渋滞 Yajiuma Traffic
(ひ)(ま)が勝手に名付けた名称ですが、インターステートで事故などが起こると、事故車両は路肩に片付けられて車線はクリアーになっているにもかかわらずに見物のためにみんなのろのろ通過するため部分的な渋滞が生じます。時に60マイル以上の速度から急に渋滞することもあるので、普段から車間距離は十分に。

コーリングカード Calling card
旅先で公衆電話やホテルの電話などから長距離電話をかけようとすると、びっくりするほど高くついてしまいます。コーリングカードを一枚持っておくと、どの電話からでも 1-800 番でかけられるので安心度が段違いです。ありがたいことに、(ひ)(ま)家では契約しているロングディスタンスコールの電話会社が毎月一定量のコーリングカードサービスをおまけで付けてくれているので、携帯電話を持っていない(ひ)(ま)はとーっても重宝しています。


さ行

スピード違反 Speeding Tickets
「安全運転」の項でも触れましたが、楽しく旅をするためにもスピード違反には気をつけましょう。インターステートではかなりの頻度で速度取締りをしています。(ひ)も一度捕まってしまいました<Reduced Speed Ahead で Speed Limit が 65 マイルから 55 マイルに下がったのに 70 マイルで走り続けていたところを警察が待っていました。まさに飛んで火にいる夏の虫>。Speed Limit プラス5マイルくらいだと大丈夫のようですが、スピード違反は後々面倒なことになるので急いでいても焦らずに。時速5マイルの違いでも1時間で5マイル(5分以下)の違いにしかならないのですから。


た行

地球の歩き方
ご存じ、定番ガイドブックですが、率直な印象としていらんことばかり書いてあって肝心の欲しい情報が書いていない<もしくは確信的にごまかしている>ケースが多いので、(ひ)(ま)家では参考程度にのみ利用しています。中でもホテル情報は他の日本語ガイドと同様に高すぎるので全滅。レストランは AAA のツアーガイドもしくは現地ホテルの従業員に訊く方が高確率で的中します。とはいえ貴重な日本語での情報源なので、英語のガイドと上手に使い分けるのがコツでしょうか。「アメリカの国立公園編」は比較的よくできており、(ひ)(ま)家でも大いに活用させてもらっています。それでもやっぱりプラスアルファがあると旅行がぐっと楽しくなります。また、一般的に英語のガイドブックの方が情報が新しいようです。

地図 Road Map、Tour Atlas
円滑なドライブ旅行のためにも必携なのが地図です。地形などの情報が盛り込まれている本格的な地図ではなく、いわゆる道路地図<Road Map>がドライブに必要な情報をすぐに引き出せるので便利です。National Geographics 社発行のものなどが本屋さんで売っていますが、AAA の道路地図が会員だと無料で手に入りしかも正確(ほぼ100%)なので重宝しています。全米地図、全米区域地図、州地図、市街地図があるので、必要に応じて使い分けましょう。ドライブ旅行にあたって当面必要なのは州地図と市街地図で、これらを組合わせれば全米のどこにでも行くことができます。州地図では大まかな道順と距離(インターステートの出口番号に加えて各区間のマイル数が書いてある)のほかに道沿いの町やレストエリアの位置を、市街地図では細かい道順や一方通行、インターステートの入口・出口の情報(右の車線から乗るか、左車線にいるべきか)など読み取ることができ、これらの地図により道に迷うリスクを最小限にとどめることができます。(ひ)は地図を何時間見ていても飽きないくらいの地図好きなのですが、(ま)も最近は上手に読めるようになってナビゲーターとしての腕前もなかなかのものになってきました。おっと忘れていましたが、運転中に地図を見るのは極めて危険なので、地図を読むのは助手席のナビゲーターに100%任せましょう。また、AAA の州地図にはオススメの景色が良いシーニック・ドライブが点々で示されていますが、そのためにわざわざ遠回りしても「こんなものか」で終わることが度々です。ケンタッキーのシーニックドライブはきれいだったなぁ。

地図夫 Chidzuo
地図が大好きな(ひ)が地図を眺めているときの別称。

都会担当 Tokai-tantou
旅行の行き先が大都市になると、突然下調べに熱心になる(ま)の別称。

トリプル・エー AAA
という訳でこれまでにも何度か出てきた AAA です。本来は故障や事故の際のロードサイドサービスを請け負う JAF のような存在なのですが、同時に旅行代理店(それも最大手)としての顔を持っています。ゴールド会員だと夫婦2人で年に会費は100ドル、決して安くはないですが、地図やツアーブックを無料でいくらでももらえるので何とか元は取れそうです。これらはウェブサイトからも注文できます。正確な道路地図はもちろん、ツアーブックは見どころ(解説に加え Open Hours や料金も)やホテル・レストラン情報がかなり充実しているのでドライブ旅行には必需品です。


な行

2時間ルール 2 Hours Rule
(ひ)(ま)家でのドライブ旅行の鉄則です。疲れが出る前に、2時間経ったら「必ず」運転を交代します。ドライバーはこの2時間を責任もって運転し、休んでいる方がナビゲーター役になりますが、基本的には寝ようが何をしようが勝手です。車内にかける音楽を選ぶのはドライバーに優先権があります。疲れている場合には2時間よりも小刻みに交代することもありますが、2時間を超えることは決してありません。トイレ休憩にもちょうど良いですし、レストエリアやファーストフードでの食事、ガソリンスタンドでの給油といったタイミングで交代します。これまで(ひ)(ま)家ではこの2時間ルールのおかげで無理のないドライブ旅行ができているので、ドライバーが2人以上いるご家庭では是非とも導入をご検討ください。また、結果的に航行距離を伸ばすことにも一役買っています。


は行

ビジターセンター Vistor Center
州境などを越えるとレストエリアにウェルカム・センターがあります。市内でもビジターセンターはほぼ必ずあり、地図や各種クーポンなど有効な情報が手に入りますので上手に利用しましょう。

ファーストフード Fast Food Restaurants
ドライブ旅行の際の心強い味方です。ホテルやガソリンスタンド情報とともに、インターステートの出口の前には必ず看板が出ていますので、入りたいファーストフードがあったらチェックしましょう。双眼鏡があると、このチェックに有効だったりします。各チェーン店については<旅行の友シリーズ・ファーストフード編>もご参照ください。

フリーウェイ Freeway
信号のない高速道路(Traffic Signal Free Highway)、という意味でインターステートと似ていますがインターステートでなくてもフリーウェイである場合もあります。ダーラム・フリーウェイ(NC147号線)、アウターバンクスへの道(NC64号線)など。AAA の地図では、「フリーウェイ」「信号はあるが片側2車線で上下線が分かれたハイウェイ(Devided 2 lanes highway、US70号線などがこれにあたります)」「片側2車線のハイウェイ」「片側1車線のハイウェイ」が区別できるようになっています。

ホームウッド・スイート Homewood Suites
最近の(ひ)(ま)家でのお気に入りホテルで、主に2泊以上する時などに利用します。文字通り全室スイートで、キッチンも大型冷蔵庫から食器洗い機、食器までフル装備。そしてフル・ホットの朝食が何と言っても大きな魅力です。このホームウッド・スイートも含めて、最近は新設のスイート・ホテルが多く、値段も上手く探せたら通常のモーテルよりもほんの少し高い程度で見つかります。家族連れにもいいかも。<旅行の友シリーズ・ホテル編>も合わせてご参照ください。

ホリデイ渋滞 Holiday Traffic
サンクスギビングやクリスマスのホリデイシーズンに主にインターステート等で起きる渋滞です。(ひ)(ま)家では、ゴールデンウイークの東京で「東名高速渋滞20キロ」とよくいうような単なる渋滞ではなく、全く通常通り運転していても何の前触れもなく突然渋滞することをこの「ホリデイ渋滞」と定義しています。(ひ)(ま)家でもクリスマス休暇にフロリダに行った I-95 で経験しましたが、本当に時速70マイルから突然車の進みが止まります。3、4台後方で衝突事故が起こったのかバックミラーに煙が見えたこともありました。やっぱり車間距離は十分に、特にホリデイシーズンには十分すぎるほどに取りましょう。


ま行

マイクロテル Microtel
(ひ)(ま)家では、一泊のみの素泊まりの時などによく利用するモーテルのチェーンです。ホリデイイン・エクスプレスやベスト・ウエスタンなどのモーテル・チェーンに比べて、確実に2枚も3枚も安いです。安いだけではなく、安心して泊まれるところも大きな理由の一つ(ちなみにいくら安いとは言っても8と6と赤い屋根は絶対に避けるようにしております)。
<旅行の友シリーズ・ホテル編>もご参照ください。

マイル Mile
1マイル=1.6キロという距離の単位ですが、アメリカでは車の時速、車で移動することを前提とした距離など全てこのマイルで表示されます。慣れてしまうと、高速道路での標準の時速が時速約60マイル(96km/h)で、1分1マイルと計算できるので非常に便利です。そしていつもほぼ計算通りにドライブ時間が収まります。

マップクエスト Mapquest
ドライブ情報を提供してくれるウェブサイト。目的地のホテルなどピンポイントで住所を入力すると、全ルートのナビゲーションに加えて走行距離と目安となる所要時間を計算してくれます。特に初めて通るルートではっきりと目的地となる住所が分かっている場合には重宝します。www.mapquest.com

モーテル Motel
日本語のような怪しい意味はなく、モータリゼーション(車)で泊まることを基本としたホテルで従業員は受付にひとりいるのみ。値段は安めで無料の朝食付き。チェーン店がほとんどだが、そのなかでもひそかに「格」がある。間違うと安全性に関わるので、選ぶ時は真剣に。<旅行の友シリーズ・ホテル編>もあわせてご参照ください。


や行


ら行

Reduced Speed Ahead
(ひ)が一度スピード違反で警察に捕まってしまったのは、この Reduced Speed Ahead で Speed Limit が 65 マイルから 55 マイルに下がったのに 70 マイルで走り続けていたところを警察が待っていたからです。まさに<飛んで火にいる夏の虫>とはこのこと。以来必ず速度を落とすようにしています。

レスト・エリア Rest Area
インターステートなどのフリーウェイに点在する休憩所。トイレ休憩や2時間ルールでのドライバー交代に有効です。ファシリティとしてはトイレと簡単な自動販売機のみのことがほとんど。AAA の地図では、緑色で丸印に三角形の記号で示されていおり、上下線のどちらかにしかない場合でもちゃんと分かるようになっており便利です。

レンタカー Rent-A-Car
飛行機で遠出した時には、大都市の場合を除いて空港でレンタカーを借りて旅行を続けることになります。いろいろなレンタカー会社がありますが大差ないようです。決して安くはありませんがメリットは計り知れません。アメリカ在住の場合は、通常自分の車にかけている保険がそのままレンタカーでも適用されるので、保険の分は節約できます。保険会社に問い合わせてみましょう。(ひ)(ま)家ではグランドサークル旅行の際には大自然をジープ・グランドチェロキーで、イエローストーン旅行の際にはやっぱり大自然をコンバーチブルで走るなど、意外とレンタカーには奮発してます。その方がやっぱり気持ちいいですからね。


わ行


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