アメリカでは、日本より気軽に車での旅行が楽しめます。大きな理由の一つは道路事情が良いということ。高速道路網が張り巡らされ、渋滞も少なく、通行は無料。次に、気軽に泊まれるホテルがたくさんあること。大都市はもちろん、どんな田舎でも高速道路沿いには数件のホテルがあり、２人でも１泊100ドル以下で泊まることができます。

さて、日本語で言うところの「ホテル」には、いくつかの種類がありランクによって呼び名が違ってきます。例外もありますが、大まかに言うと、、、
　「ホテル」立地がよい。ルームサービスやベルボーイ、レストラン併設などフルサービス。値段もそれなりに高い。駐車場代もかかる。
　「イン」ホテルよりランクがやや下がるが、ホテルに準ずると考えてよい。日本でも有名な「ホリデイ・イン(Inn)」の語源はこれ。
　「モーテル」日本語のような怪しい意味はない。モータリゼーション（車）で泊まることを基本としたホテルで従業員は受付にひとりいるのみ。車を部屋に横付けにして荷物を降ろせるつくりになっている場合が多い。値段は安め。さらに無料の朝食付き。チェーン店がほとんどだが、そのなかでもひそかに「格」がある。間違うと安全性に関わるので、選ぶ時は真剣に。（ちなみに８と６と赤い屋根は避けます）

（ひ）（ま）家の場合、車での旅行がほとんどなので便利で安いモーテルは大変ありがたいものです。おまけに最近のモーテルは「朝食つき」を売りにしていて、朝の貴重な時間と空腹を満たしてくれるので、「高いお金を出して不便な思いをするホテルに泊まる必要はないね。」というのが我が家の意見。そして我が家の定番モーテルと言えばここ。

マイクロテル Microtel

我が家の定番中の定番。新しいチェーンゆえ施設が比較的きれいで値段も良心的。無駄が無いつくりで、事務処理も早い。戸口が外に向いていない造りなので安全性も申し分なし。朝食も、一通り揃っている。

フェアフィールド・イン Fairfield Inn

マリオット系、安心して泊まれるモーテル/インです。比較的立地が良く、朝食はコンチネンタルながらこれも比較的いい感じ。

安いのがよいと言っても、決めるときには決めるのが（ひ）（ま）家。あちこち泊まった「ホテル」で特に印象深かったものをいくつか紹介。

ディズニー・ヒルトンヘッド・アイランド・リゾート Disney's Hilton Head Island Resort

本来は会員制のホテル。各種アクティビティも充実しており、ホテル内だけでも十分に楽しめる。ディズニーらしくサービスもフレンドリーかつ行き届いている。ゲストだけが使えるビーチハウスは最高に気持ちよい。ヒドゥン・ミッキーも多数。専属エンターテイナーMr.クラビーの手品に（ま）は失神寸前の驚きよう。

ハートブレイク・ホテル Elvis Presley's Heartbreak Hotel

メンフィスにあるエルビス・プレスリーのテーマ・ホテル。部屋には随所にエルビスの写真が飾られ、24時間エルビスの映画が楽しめるチャンネルもあり。ファンにはたまらない。グレースランドに隣接。結婚式を挙げているカップルも目撃。

シェラトン・フォールズ・ビュー・ナイアガラ Sheraton Falls View Niagala

さすが日本人に人気の観光地。フォールズ・ビュー（滝向き）でカナダ滝を一望できる超贅沢なロケーションのベランダで愛を語らうはず（？）が、１年半ぶりの日本語のテレビチャンネルに釘付けで夜も眠れず。

何を隠そう最近（ひ）（ま）家がハマっているのが「スイート・ホテル Suites」。全館いわゆる「スイート・ルーム」で、部屋にキッチンが付き、リビングと寝室が分かれている豪華版。少々値は張りますが、まるで自分の部屋のようなくつろぎ感は何事にも代え難いのです。

ホームウッド・スイート　Homewood Suites

マリオット系列。平日は夕方に軽食やアルコールも無料サービス。ニューオリンズで泊まったのはオープンして２ヶ月目の超新品。広い部屋でまるで自宅アパートにいるかのようにリラックス。朝食もフル・ホットでその日の活動に向け満足感いっぱいになって出陣可。上手く探せたら値段もリーズナブルなので、最近はどこに行くにもまず初めにここを探す。

エンバシー・スイート Embassy Suites

噂に名高いエンバシーはスポンサー（（ま）の両親）付きで初体験。オムレツの具まで指定できる豪華朝食バフェに感激。ワシントンDCでは、窓からワシントン・モニュメントをバックに上がる花火まで見えたのもよい思い出。

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