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ファイル29 Outer Banks, NC(5/9-11/2003)



ここ最近はずっと春の陽気が気持ちよく、自宅アパートにいてものんびり楽しく過ごせていたせいか、旅に出るのは約2か月半ぶりになってしまいました。今回の目的地はアウターバンクス。のんびりし過ぎて5月末のメモリアル・デイを過ぎてしまうと、資本経済の原則により(ひ)(ま)家のような庶民では手が届かない値段設定になってしまうので、あわててオーシャン・フロントの宿を確保して出かけてきました。

また来よう来ようと思いながら、後回し後回しになって約2年ぶりのアウターバンクスです。前回は試練のキャンプだったので、今回は Kill Devil Hill にホテルを確保しました。オーシャン・フロントとは言ってもしょせん安宿、いつもの「お部屋でのーんびり」という感じに耐えられるほどいい部屋ではなかったのがちょっぴり残念でした。ビーチの美しさもサウスカロライナの海に比べると今一つ。砂も柔らかくて、自転車はちょっと無理だわと早速断念。何だかがっかりしてばかりですが、やっぱりビーチはビーチ、朝日と光を受けてピンク色に見える海は相変わらずの美しさでした。
この朝日を眺めていたときに、波打ち際から10メートルくらいのところで、サメのようなイルカのような生物がピョンと一跳ねしたのを目撃。逆光に眠たい目だったので確信はありませんが、あれはサメだったような気がします。。そういえば2年前に人がサメに襲われた事件がこのへんでありましたっけ。。やっぱりサメだ。

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というわけで、まずはノースカロライナの原風景とも言えるハテラス灯台へ向かいました。前回果たせなかった「灯台登り」が再開されていたので、満願成就とばかりに大はしゃぎで登りました。灯台のてっぺんからハテラス島を眺めてみると、現在の地図では島でも、短い周期・長い周期で水に覆われては顔を出すことを繰り返し、刻々とその地形を変えていった様子が手に取るようによく分かりました。ご存じの通りハテラス灯台は迫り来る海岸線から守るために一度移動していますが、このままではまた移動しないといけなくなりそうです。それは分かってるんだけど今度は誰が費用を出すのかしら?とはレンジャーのお姉さんの弁。

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そしてぼちぼち Nags Head, Kill Devil Hill 方面へ戻りながら、ビーチに出たり Pea Island Wild Life Refuge に立ち寄ったりしました。このあたりは Cape Hatteras National Seashore といって国立公園局に指定されており、商業的な開発の手が入っていないので、ビーチはうっとりするほどきれいです。Pea Island の Refuge(保護区)では、豊かな自然の中に多くの水鳥を観察することができます。あまりの数の多さに、鹿児島県出水市のツル保護区を思い出しました。また、覚悟していたことではありましたが、歩いている30分足らずのうちに何カ所か蚊に刺されてしまいました <(ま)4カ所、(ひ)11カ所、(ひ)の血液の方が甘いようです>。アメリカの蚊は超強力で、刺されると何日間も痛痒いので厄介者ですが、このような場所では、神様が自然を守るため人間が近付かないように配置した「門番」のような存在にも感じられました。そして夕食は地元のシーフード・レストランでたらふくいただきました。やっぱシーフードっしょ。

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さてさて、最終日はチェックアウトの時間までのんびりした後、Wright Brothers National Memorial に再訪。今年 2003 年は、ライト兄弟がこの地で初飛行した年(1903年)からちょうど 100 周年にあたります。何か盛大に記念行事をしているかと期待していたら、12月17日の100周年イベントへ向けて準備をしていただけでした。ちょっと残念。
その後、Jockey's Ridge 州立公園という砂丘へ向かいました。目的は何と言っても凧揚げ。このために小さくてよく揚がる凧を買ったので、これからビーチに行ってもしばらくこれで遊べそうです。さて、この砂丘は思ったよりも大きくて凄い迫力でした。まさに見渡す限りの砂漠。細長い島の上にあるこの砂丘でこんなにすごいのだから、ホワイトサンズやモノホンの砂漠はどんなところなんだろう?。なんかすぐ干上がってしまいそうで生命の危機を感じるぞ。閉所恐怖症の(ひ)ですが、逆にこういうだだっ広いところでも恐怖を感じるようです。

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そして Manteo のレストランで食事をし、家路へと就きました。お目当てにしていたローカル・シーフードのレストランは残念ながら日曜日でお休み。ここに限らず日曜日は多くのレストランが閉まっているので要注意です。本日5月11日は母の日なので、特別に営業しているレストランもありました(バフェのみだったので断念)。アウターバンクス・エリアへはトライアングル地区から64号線をひた走りますが、この全線をフリーウェイ化するために道中は沢山工事をしていました。このフリーウェイが完成したら、もっと身近にアウターバンクスを楽しめるので待ち遠しいところですが、(ひ)(ま)家がアメリカにいるうちは出来上がらないだろうな、絶対。
また、もしかすると今回でアウターバンクスを訪れるのは最後になってしまうかもしれない、ということで、旅行中は(ひ)(ま)にしては珍しく太っ腹でたくさん買い物をしました。これも楽しい思い出となりそうです。(ひ)




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