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ファイル23 Great Smoky Mountains National Park(10/25-27/2002)



季節はまた秋になりました。やっぱり秋はグレート・スモーキー・マウンテンまで紅葉を見に行かなくては。(ひ)(ま)家ではこの10月最後の週末に狙いを定めて、約半年前からテネシー州側のピージョン・フォージ(Pegion Forge)という町にホテルを確保していました。いつものようにホンダCR-Vに荷物を詰め込んで、さあ出発です。

グレートスモーキーマウンテン国立公園から、バージニアのシェナンドー国立公園まで、「ブルーリッジ・パークウェイ Blue Ridge Parkway」という国立公園局が整備した景色のきれいな道が通っています。まずはこのブルーリッジ・パークウェイに入って、グレートスモーキーマウンテンを目指しました。
この週末は、強い雨ではないながらも霧に包まれるあいにくのお天気。が、霧のかかった景色が多く見られ、それがまた美しいことから「グレートスモーキーマウンテン」と名付けられているわけです。それもまたよし、と言いたいところだけどスモーキー過ぎ。

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そして公園に着いてまず目指したのは「Clingman's Dome」と呼ばれる地点。ノースカロライナとテネシーの州境となるアパラチアの尾根の、さらにこの辺りで最も高い地点に展望台が設けられています。そこからノースカロライナ側の景色を見下ろしながら歩くトレイル(Andrews Bold Trail)に挑戦するつもりでした。しかーし、標高が高いだけに丸ごと雲に覆われてしまい、景色も何もないあいにくのお天気のため本日は断念。

しかし、広い広いグレートスモーキーマウンテン国立公園、予定していたトレイルコースは歩けなくても、他にもいろいろなトレイルがあります。雲の中から降りてきたところで、Alum Cave Trail というコースに挑戦しました。片道5マイル(8キロ)でル・コント峰の頂上まで続くコースですが、さすがに長すぎるので Alum Cave Bluff という岩塩の崖がある地点まで、往復4.4マイルの踏破を目指しました。このトレイルでは黄色に色づいた木がたくさんあり、黄色い景色の中を歩いている印象でした。
Alum Cave Bluff は、南北戦争時代に岩塩を採掘した跡だそうです。すれ違ったある親子が「一目見る価値あり!」と太鼓判を押していましたが、到着してみると巨大な岩と霧に包まれた景色が何ともおどろおどろしい雰囲気を醸し出しており、一見の価値あり。霧にかすむ景色は神秘的でした。あいにくのお天気も違った表情を見せてくれてこれまた一興、ためしに岩塩をなめてみましたが全然しょっぱくありませんでした。よいこのみんなはまねしないように。

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というわけで、無事往復4.4マイル(約7キロ)の行程を踏破。このトレイルの往路では、ル・コント峰頂上付近にある公園内唯一の宿泊施設ル・コント・ロッジから下山されていた宿泊客の方々とたくさんすれ違いました。このロッジ、記憶が正しければ車ではアクセスできず、この片道5マイルの道を歩いて行かないと到着できません。なので、とっても静かに過ごすことができるでしょうね。一度は訪れて泊まってみようと固く決意しました。<後日談・1月に春と秋の予約を入れようと電話したところ、今年いっぱいの週末は全て already taken、すでに満室とのことでした。なんともはや。。春は平日でも空室は1日のみ。ズル休みしてでも行くか??>

さて、この日の宿泊は車で15分ほどのピージョン・フォージという町です。去年泊まったギャトリンバーグは、夜でも人がうじゃうじゃ歩いているまるで日本の親不孝通りのような町だったので、かなり戸惑いました。このピージョン・フォージも、道は広く整備されて町の雰囲気もきれいな印象を受けたものの、やっぱりかなり観光地化されていました。夜のカントリー・ミュージックのショーやアウトレット・ショップなどが盛りだくさんです。が、(ひ)(ま)はこういう町での遊び方には今一つ慣れていないので、特にお金を落としてくることもなく帰ってきてしまいました。巨大なアウトレットも噂には聞いていましたが、3か所ほど行ったモールどこに行っても結局、何故か「全く」購買意欲をそそられないままでした。冬物の衣服を買おうと気合いは入っていたのに。。<翌週スミスフィールドでリベンジの鬼買いとなりました>
特筆すべきは夕食を食べた「Golden Corral」というレストラン。全米チェーンのバッフェ・レストランで、研究所の近くにもあるのですが、これまで行ったことはありませんでした。今回たまたまホテルの目の前にあったので挑戦してみましたが、なんとびっくり!一人10ドルほどの料金で、ステーキでもフライドチキンでもピザでもサラダでもデザートでも何でもござれの食べ放題。2人で動けなくなるほどに食べに食べに食べまくってかなり反省してしまいましたが、もう遅し。まあ、今日はトレイルでかなりカロリーを消費したのでいいことにしましょう。

明けて日曜日も公園に入りました。やっぱり少し霧が出ていて神秘的な雰囲気です。日本の景色よりもよっぽど繊細な美しさを醸し出していました。その景色に惚れ惚れしながら目指すはもう一度 Clingman's Dome。お天気は相変わらずの曇り空でしたが、着く頃にはだいぶん雲も晴れてきました。しかし晴れてきたとは言っても、それは尾根から分かれたテネシー側の方だけ。ノースカロライナ側は相変わらずの雲の中で、ほとんど視界ゼロ。というわけで残念ながら Andrews Bold Trail は次回以降に延期です。せっかくここまで来たので、アパラチアン・トレイルに入って数メートルだけ歩いて帰ってきました。

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天気にはあまり恵まれませんでしたが、紅葉は満喫してグレートスモーキーマウンテン国立公園を後にしました。お疲れさま!(ひ)


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