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ファイル15 Niagala Falls, Canada(5/11-12/2002)



こんな話は聞いたことがあるでしょうか?「ナイアガラだけなら週末で十分」。調べてみるとあながちウソでもなさそうです。そんなわけでNCから飛行機を乗り継いで3時間、ナイアガラ・フォールズへの週末旅行へ行ってきました。
週末の限られた時間を有効に使うため、まだ暗いうちから家を出ました。行きの中継地ピッツバーグでは、コンコースの搭乗口の間に「3分間で30軒以上のお店」というウリで高級ブランドなど華やかなショップがずらりと並んでいました。普段こういうところにはほとんど縁がない(ひ)(ま)家ですのでゆっくり見てまわりたいところでしたが、「いかに早くナイアガラまで辿り着くか」が重要課題だった今回の旅、乗継ぎ時間が40分の便を選んでいたため泣く泣く素通り。「次はピッツバーグで3時間くらい乗換え時間がある旅行に行ってもいいよ」と、期せずして(ま)から次の旅行の許可をもらってしまいました。
そんなこんなで途中機内でナイアガラから舞う水しぶきを見たりしながら、無事バッファローに到着、レンタカーを借りていよいよ針路はナイアガラです。

まずはアメリカ側から滝を望みました。アメリカ側からは滝は横からしか見えませんが、その分滝に近いのでものすごい轟音がします。そしてやはり滝に近い分だけ、水しぶきに浮かんでは消えるたくさんの虹が見えました。本当にたくさんでとてもきれいでした。特にカナダ滝の流量はアメリカ滝の約9倍、水しぶきの量も半端じゃありません。すぐ真横まで近づけくことができ、これだけ近いと本当に音がすごいです。そしてアメリカ側でのメインイベントは「風の洞窟(Cave of the wind)」ツアー。水よけのレインコートを着てエレベーターで下り滝つぼのすぐ真横まで近づくのですが、名物「Hurricane deck」では、まさに「嵐の中で滝に打たれる」状態で、目も開けられないほどでした。アメリカ側では滝近辺は州立公園になっていて、その分手入れも行き届いており緑も気持ちよく、とてもきれいなところでした。

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そしていよいよカナダへと出国。今回は奮発して滝の見える部屋を予約していました。まずはホテルにチェックイン(なんとフロントで日本人のお姉さんが出てきました。さすがは観光地)、車を駐車場に置いて再び滝に向かいました。カナダ側からは両方の滝が正面からきれいに見えますが、名所テーブルロックハウスではカナダ滝の水しぶきがすごくて、雨だか水しぶきだかよく分からない状態でした。次は名物アトラクション霧の乙女号に乗って両滝の滝つぼすぐまで近づきました。カナダ滝に接近したときのナレーションは「Ladis and Gentleman, this・is・Niagala Falls!!」まるでスポーツの試合のような歓声が起こりました。浴びる水の量もハンパではないのですが、このために用意していったゴーグルが外人さん達にオオウケで、記念撮影をするから貸してくれとギャルズ集団から頼まれたほどでした。再び陸に戻り滝を落ち着いて眺めてみると、カナダ滝はすごすぎてもう何が何だか分からず、滝が見えるのは本当に隅っこの方だけなので、全体がきれいに見えるアメリカ滝も捨てたものではないと思いました。夜はスカイロンタワーのレストラン(階上のバフェ)を予約しており、ライトアップされた滝を見下ろしながらの食事は、ささやかなハネムーンのロマンチックな雰囲気を演出してくれました。余談ですがこのタワーに登るエレベータ内で日本人観光ツアー客に遭遇。レストランでの料金に15%以上のチップをつけることを説明していたガイドさんに向かって「あたしゃ貧乏人だからチップとかやりきらん」と食い下がるおばさまが一人。興味深くガイドさんの答えを聞いていたところ「そうですね、でも逆に考えるとお金持ちな人でもそうでない人でも同じ料金で同じサービスが受けられるということなのですよ」さすがは本職、見目麗しき模範回答でした。しかしそれでも納得のいかないご様子のおばさま、ぶつぶつと文句を言いながらもタワーに2つあるレストランのうち、階下の割高な高級レストランの方でエレベーターを後にしました。なんだ、金持ちじゃん。

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さて、朝早くから行動したので、食事を終えて、夜の滝を見てホテルに戻ると2人ともずいぶんと疲れていました。また明日に備えて早く寝ようとしていた(ひ)(ま)をしかし寝かさなかったのは、ホテルのテレビに映る「TVジャパン」というチャンネルでした。存在は知っていましたが(ひ)(ま)が住んでいるチャペルヒル・ダーラムエリアでは見られません。ナイアガラはやはり日本人観光客が多いので用意してあったのでしょうか。せっかく窓には広いテラスもあって滝が見えるのに、雨が降り出していたせいもありますが、滝もそこそこに久しぶりの日本語テレビについつい夜遅くまでかじりついてしまいました。ラインナップは「利家とまつ」「男の食彩」「サタデースポーツ」「クイズ日本人の質問」などなど。本当に約1年半ぶりだったので違和感を感じつつテレビに流れる日本語の懐かしさに釘付けにされてしまいました。

そして明けて日曜日、残念ながら昨夜から続いてあいにくの雨でした。が、予定通りにナイアガラ河沿いに走る「ナイアガラ・パークウェイ」をドライブして、メリッサの旦那様バーンくん(カナダ人)から勧められていたオンタリオ湖畔にあるナイアガラ・オン・ザ・レイクという小さな町までお出かけです。オンタリオ湖では晴れていたら向こう側にレン君の故郷トロントが見えるはずでしたが、残念ながら見えずじまい。またトロントには行く機会もあるでしょう。ナイアガラ・オン・ザ・レイクは小さいながらもとてもきれいな町で散策していて気持ち良かったです。噂に名高いアイスワインはあまりにも高価で手が出ず。昼食を済ませ、再びナイアガラ・パークウェイを今度はエリー湖のすぐ近くの終点まで下り、そこに架かる橋からアメリカに戻りました。それにしてもこのナイアガラ・パークウェイはなんと景色のきれいな道、ああ、晴れていたらどんなに美しかったことでしょう!!またもう一度来てやる。

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というわけで、1泊2日の飛行機の旅、駆け足でしたが楽しい旅行でした。滝自体はもう十分見たので、その周りの小さな町など、ナイアガラ・オン・ザ・レイクだけではなくもう一度ゆっくり時間をかけて回ってみたいところです。(ひ)


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