旅するふたりの東西南北・Key West～Orland, FL

ファイル11 Keywest～Orlando, FL（12/23-30/2001）

なんとクリスマス休暇。まずはシャーロットまでフットボールの試合を見に行きました。パンサーズの試合に来るのは２度目ですが、今回も見応えのある好試合ながらミスが出てラムズに敗退、結局このシーズンは初戦に快勝して以後はほぼ全ての試合で善戦そして決定的なミスというパターンを繰り返し15連敗、非常に残念な結果のシーズンとなってしまいました。試合後は本格的にフロリダへ向けて出発、フロリダ州境近くの Kingsland という町まで走って一泊。

翌日は朝６時に出発して、実に約10時間のドライブの後、ついにキーウェストに到着！道中は雨模様でお天気が心配でしたが、日頃の行いが良いせいかフロリダ・キーズに入る頃にはもってこいの晴天でした。道中では、地図を広げては海の上を走っている道を見て「どんなところだろう？」と幼い（ひ）が思いを馳せていた国道１号線を気持ちよ～くドライブしました。感無量です。セブンマイルブリッジ、Keys の島々、最高の気分でした。
ドライブの間は南下するにつれてどんどん温かくなり、衣服を一枚また一枚と脱いでキーウェストに到着した頃にはＴシャツ一枚になってました。断っておきますが、本日はクリスマス・イブです。おっと、今日はクリスマス・イブでした。というわけで、海に向かってオープンテラスになっているレストランに入り、ロブスターとキーウェスト名物コンク貝のフライというちょっと豪華なクリスマス・ディナーを決めました。

その後はキーウエスト中を歩き回って、南国の雰囲気を満喫しました。夕食付きのサンセット・クルーズに行くかどうかかなり迷いましたが、結果的には曇り空で夕陽は見れなかったのでパスして正解でした。また、（ひ）の野望「クリスマスに泳ぐ」を、海とホテルのプールで少しずつですが泳いで達成。クリスマスに泳いだという事実が手に入ればそれでいいんです、はい。それにしてもとってもいいところでしたキーウエスト、もう一度来てみたいけど、いかんせんちょっと遠いかな？

次の目的地・オーランドへ向かう途中、エバーグレーズ国立公園に立ち寄りました。何という光景なのでしょう。沼地と呼べる場所は東海岸随所で見ることができます。しかし、これほどまでに見渡す限りの、もはや沼地とは呼べないようなスケールの大きな沼地はまさに驚きです。そしてこの沼地は鳥やワニ（一度気づいてしまうと隠し絵のようにいたるところにうじゃうじゃといる）など、多くの動物たちが暮らす舞台となっており、自然の懐の深さを感じさせます。聞けば本来はフロリダ半島全体がこういう地形で、言わば大きな川のような沼地だったそうです。またとない温暖な気候を活かして、多くの都市や人の集まる施設を造るのはそれはそれでまた大事なことだろうけど、この光景を見るとそのために払った代償がいかに大きなものだったか考えさせられます。せめてこの公園だけは、たとえ地下に巨大油田が見つかったとしてもそのまま保存してほしいものです。ちなみに残念ながら（ま）期待のアンヒンガ食事シーンは見れず。

さてさて、次の目的地はオーランド。エバーグレーズを見た後に悪の枢軸のようなディズニーワールドへ向かうのも節操がありませんが、ちゃっかり楽しんでしまうところがちっぽけな存在の human ならでは。東京ディズニーランドにも行ったことのない初心者（ひ）でしたが、（ま）の的確なガイドでディズニーワールドとユニバーサルスタジオを楽しんできました。（ひ）の一押しはアニマル・キングダムのサファリ（朝イチで出かけましょう）と、ターザンロックス、ライオンキングのショー。聞けばこのショーはシルク・ド・ソレイユが演じているそうだ。お家芸のフライングマンでターザンが飛んだ時には確信しました。さすがは圧巻のパフォーマンス、人形が動いているのと一流のパフォーマーが演じているのとでは興奮の度合いが段違いです。アニマル・キングダムでは人気アトラクションももちろんですが、いたるところに黒板に描いた動物のスケッチなどが展示してあり（ひ）は興味深く観察しました。ユニバーサル・スタジオではブルース・ブラザースと一緒に歌ったり、マリリン・モンローと腕を組んで記念撮影したりと、これまたいい思い出になりました。

それにしても、どのパークでもファースト・パスを上手く使ったりしてほとんど並ぶことなくほぼ全てのアトラクションに入れたのは良かったです（しかも有名どころは２回ずつ）。満喫！
というわけですが、こんなに一週間以上も仕事をしなかったのは何年ぶり？だったので嘘みたいな話ですが帰る頃には（ひ）は仕事がしたくなっていました。しかし帰りの車の中で練ったアイディアも続く大雪のせいでパア。人生こんなもんです。（ひ）

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