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 NC27517ライブラリー・Cardboard Ensemble



「ゆうがたクインテット」や「OMURA室内合奏団」のおかげで、クラシック音楽に親しみ、よく聴くようになった(K)。次は当然「演奏する」というステップに興味が移るわけですが、実際に楽器を演奏するとなるとなかなか敷居が高いものです。なので、単純に段ボールで楽器を作ってみました。子どもたちの頭は創造力のかたまりなので、そんな音の出ない段ボールの楽器でも、実に楽しそうに演奏の真似をして遊びます。このコーナー「Cardboard Ensemble」では、そんな段ボール楽器を簡単に紹介します。


cardboard   Strings (弦楽器)
  Woodwinds (木管楽器)
  Brass (金管楽器)
  Percussions (打楽器)
  Mo 41057 〜 父と子のバイオリン 〜


 弦楽器 Strings



cardboard Violin (#1)
バイオリン(第1作)。いちばん最初に作った段ボール楽器です。柄の部分はサランラップの芯、模様は(ひ)がマジックで描きました。あまり細かさを要求しなかったのが成功の秘訣だったらしく、このスタイルは次の第2作目やビオラにもそのまま引き継がれました。
「糸巻き付けて」という(K)のリクエストに応えて、ペグ部分についてはいろいろ試行錯誤してみたけれど、遊んでいるうちにすぐに壊れてしまうので、結局あきらめることにしました。写真は実験で使うピペットのチップを使っていた時に撮影したものですが、すでに外れてしまっています。
cardboard Viola
ビオラです。実は第2作目のバイオリンとして、いくつかの改良点の中の一つとして少し大きめに作ってみたものです。すると(K)が「バイオリンより少し大きいからビオラだねえ」と言うので、なるほどその通りというわけでビオラになりました。
ラップの芯を取り付ける位置や、厚み部分の段ボールの形を工夫して、本体強度の向上を図りました。子どもが少々手荒く扱っても壊れません(大事なポイント)。
cardboard Violin (#2)
大きさを第1作目に合わせて作った2個目のバイオリン(作ったのは3個目)。(K)は第1作目を「第1バイオリン」、この第2作目を「第2バイオリン」と呼んで、4重奏の時にも使い分ける細かい性格ぶりを発揮しています。

ちなみに、以上3つの楽器は同じ1つの段ボール箱から作りました。仕事で必要だったので仕方なく購入した DELL のノートパソコンの箱です。かなりしっかりとした箱だったので素材として最適だったのですが、全部使ってしまったのでもう残っていません。
次の4個目以降を作るのは、また適した素材の段ボール箱を見つけた後になりそうです。
cardboard String Quartet
バイオリンとビオラを並べてみました。この3本に、チェロに見立てた(ひ)のギターを加えて String Quartet になります。音は適当に口で歌います。2歳の(T)ももちろん加わります。
cardboard 一家で大ファンの「OMURA室内合奏団」の方々が、なんと段ボール楽器を演奏するふりをしてくださいました。
皆さん、プロの演奏家なのに申し訳ありません。ありがとうございました。
cardboard Bows
弓です。最初は適当に細長いものを使っていましたが、カメラの3脚が壊れたので捨てる前に脚の部分を加工して弓に見立てることにしました。時に指揮棒や打楽器のバチになったりもします。




 木管楽器 Woodwinds



cardboard Flutes
実はラップの芯に黒くマジックで点を描いただけの前作がありましたが、もうちょっと工夫して新しいフルートを作りました。2つに分解できるのが大きな特徴です。
実際のフルートは手が小さくて押さえられないので、(K)の指の位置に合わせてシールを貼っています。
歌口部分は iPod の dock アダプターです(形がちょうどよく見えた)。
下段は(T)仕様の小型。小型なので「ピッコロ」と呼んでいます。
cardboard フルートを演奏する(K)。演奏する姿はなかなか様になってますが、音は口から出しています。
左手だけは親指も押さえる部分があるそうで、OMURA室内合奏団のフルート奏者、濱砂さんに位置を教えていただきました。
cardboard OMURA室内合奏団の方々が、なんと段ボール楽器にサインしてくださいました。
クラリネット奏者のYoppyさんからは、「大きくなって本物の楽器を吹けると良いねえ〜」と温かいメッセージをいただきました。
とても良い思い出・大切な宝物になりました。
cardboard Clarinet
元の素材は、チビテツ(K)のために(ひ)が買ってきたお土産「さよなら500系のぞみ・バームクーヘン」です。
先頭車両の形が「クラリネットみたいだね〜」と(K)が言うので、ラップの芯で補強してクラリネット化しました。
そういえば、このクラリネットを作るずっと以前から、斜めになっている「割り箸」の頭部分を見て「クラリネットみたいだね〜」と(K)が言っていました。その親玉のような形に見えたようです。
リードは後から(K)が自分で付け加えました。
後の金管楽器にも同じことが言えますが、段ボール&ラップの芯での工作だと、朝顔管部分の製作が最も苦手です。
cardboard Basoon
OMURA室内合奏団のファゴット奏者、池田さんの演奏を間近で見た直後に、指の部分のシールも含めて(K)が全て自分1人で作りました。
しかし歌口部分をまだ作っていないので演奏不可。
どのようにして作りましょうかね?(←このように考えるのが楽しみです)
cardboard こちらは(T)作のファゴット。
(T)が1人で作りました(本当です)。少々演奏のしかたが違いますが、2歳児ですので大目に見てください。
cardboard Oboe
(K)が自分1人で作ったオーボエです。
ラップの芯にリード部分をくっつけただけですが。。

このように、木管楽器は、わりと子どもたちが親しみを持って、自由な発想で楽しんでくれています。
ラップの芯で作りやすいという利点があるのかもしれません。

※ちなみに、(ひ)(ま)家ではラップの芯をかなりの数ストックしています。




 金管楽器 Brass



cardboard Trumpet
朝顔管・曲線が多い、という金管楽器のウイークポイントを克服するため、似たような形の素材を活用して遂に会心の作品ができあがりました。
練習用のマウスピース、ホース、漏斗 を組み合わせて作ったトランペットです。
他の段ボール楽器とは違って、本当に音が出るのも特徴です。
持ち方次第では、ホルンにもなります。
(2012年2月)
cardboard (K)、ホルン・バージョンの持ち方で演奏中。
ちなみに(K)(T)は、このトランペットを与えると「糸電話」にして遊びだしました(確かによく聞こえる)。
子どもの想像力は無限です。
cardboard French Horn
見ての通り、プールに空気を入れる空気入れのホースです。
「アンサンブル・ベガ」のホルン奏者 池田重一氏が、ホルンと同じ長さのホースにマウスピースを付けて演奏していたのを見た(K)が作製しました。
ただし朝顔管はそのへんの材料で作るのが非常に困難です。
cardboard (T)と(K)、ホルンを演奏中。
持ち方は(K)の方がなんとなく(T)よりも正しいように思えます。
cardboard これ、まだ作製途中なのですが、どの楽器を作っていると思いますか? 答えは「トロンボーン」です。
アイディアが行き詰まって作製が進まず、まだ全然トロンボーンには見えません。

上のホルンでも同じですが、金管楽器には共通して
 ・曲がっている部分(曲線)が多い
 ・朝顔管
という、段ボールやラップの芯で作るには決定的に苦手な部分が多くて、作製が非常に困難です。

でもトロンボーンはスライドを前後して演奏するのがとても楽しそうなので、
いつかがんばって完成にこぎつけたいと思います。(←このように考えるのが楽しみです)

 




 打楽器 Percussions



cardboard Sand Paper
アメリカにいた昨夏、シリウス(衛星ラジオ)のクラシックチャンネルで、まるで本当に機関車が走っているように聞こえる楽しい曲を聞きました。
デンマークの作曲家ルンビーによる、その「コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ」という曲を、なんと 今年のニューイヤーコンサートで ウイーンフィルが演奏したのです。そして「シュッシュッシュッシュッ」という蒸気機関車の音は、打楽器奏者がヤスリを使って出していました。
これなら段ボールで作れそう。というわけで、ホームセンターで紙ヤスリを買ってきて作ったのがこの楽器です。なかなかいい音が出ます。
(2012年4月)
cardboard (K)(T)、ウイーンフィルと夢の共演中。
写真にはありませんが、出発の鐘の音や 車掌の笛の音なども、指揮者の合図で一緒に演奏しました。
ちなみに笛は指揮者のマリス・ヤンソンス氏が自ら担当。この曲の後にも、ヤンソンス氏は自ら指揮台の横に設置された打楽器(鍛冶屋をイメージ)を演奏するなど、今年はとても楽しいニューイヤーコンサートでした。
cardboard Percussions
こんな感じで、そのへんのものは何でも打楽器に早変わりします。
先述の3脚の脚や、細めのラップの芯がバチです。
(T)が1歳の誕生日にいただいた、ペンタトニック の鉄琴も活用しています。

※実は、最近つとに出てきた(ひ)のお腹が最も身近な打楽器だったりします。。




 Mo 41057 〜 父と子のバイオリン 〜



cardboard Mo 41057
いい年こいてきたからか、音楽といえば ほぼクラシックしか聴かなくなった(ひ)。とりわけ String Quartet に代表される室内楽が大好きだ。OMURA室内合奏団のアウトリーチコンサートなどで、弦楽器の響きの中にいるとたまらなく幸せな気分になる。なので自分でも演奏したくなるのが自然な流れだけれど、これがなかなか敷居が高い。実は「バイオリンを弾いてみたい」というのは長年の夢だったのだが、それと同じ年数だけ実際に弾いてみようという行動に移れなかった。その理由を考察すると、簡単に思いつくだけでも…
 ・演奏するのが難しそう
 ・楽器の扱いが難しそう
 ・小さい頃から習ってないと無理そう
 ・上手くなるまで時間がかかりそう
 ・楽器の値段が高そう
 ・レッスン料が高そう
 ・音がでかいのでアパートでは練習できなさそう
 ・練習する時間がなさそう
と列挙することができる。これだけ「一歩目を踏み出せない理由」があれば、なるほど敷居は相当に高い。
しかし、よくよく見てみると、どれも末尾が「…そう」という想像に過ぎない。つまり、想像だけで何年も夢をあきらめていたわけだ。もったいなくないか??
忙しいやら時間がないやら言っていたら、いつまでたっても一歩目が出るわけがない。このままでいいのか??
 ・もうそれほど若くない
 ・お金なら 少しは ある
 ・ギターを弾いていた経験から、ある程度 指は動く
 ・息子(K)もバイオリンを弾きたがっている
ほら、少しは「踏み出す一歩目の背中を押ししてくれる理由」だってあるじゃないか。もう一つ、ほんの少しの勇気があれば、それで十分。
今がその時。さあ、夢の世界へと第一歩を踏み出そう!

・First Violin and First Mentor(2012.11.30)
・マサコ先生・ライバルは子どもたち(2012.12.18)
・弦楽器講座 for Juvenile(2012.12.21)
・Angel Encounter(2013.1.20)
・Nomenclatura(2013.3.8)
・Maestro Liutaio(2013.4.26)
・石井�眄萓�(2019.5.1)



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